JPH02117434A - 車両のブレーキエネルギー回生装置 - Google Patents

車両のブレーキエネルギー回生装置

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JPH02117434A
JPH02117434A JP27152588A JP27152588A JPH02117434A JP H02117434 A JPH02117434 A JP H02117434A JP 27152588 A JP27152588 A JP 27152588A JP 27152588 A JP27152588 A JP 27152588A JP H02117434 A JPH02117434 A JP H02117434A
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pressure
engine
hydraulic
motor
brake
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JP27152588A
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Koji Tanaka
浩二 田中
Takashi Shima
高志 島
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Isuzu Motors Ltd
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Isuzu Motors Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、車両の減速エネルギーを回収して発進/加速
エネルギーとして利用する車両のブレーキエネルギー回
生装置に関する。
〔従来の技術〕
車両の減速時に失われる運動エネルギーの内、主として
熱として発散(ブレーキ、エンジン)される分を作動油
圧として回収してアキュムレータに蓄圧し、この蓄圧し
たエネルギーを車両の発進エネルギー及び加速エネルギ
ーとして利用するPT O(Power−Lake−o
ff)出力装置又はトランスファーを併設したアクスル
を備えた車両の減速エネルギー回収装置は従来より知ら
れており、最も古くは1976年にイギリスのC,J、
  ローレンス社がプリティッシュレイランド社のバス
を使って開発中であることが発表され、以来、欧米で種
々の研究・開発が為されて来ており、最近では特開昭6
2−15128号公報、特開昭62−37215号公報
及び特開昭62−39327号公報等に開示されている
後者の装置は、何れも、エンジンクラッチを介して駆動
されるカウンタシャフトと車輪駆動系に接続したメイン
シャフトとカウンタシャフトの回転をメインシャフトに
変速して伝える多段のギヤ列機構を有するトランスミン
シせン(以下、T/Mと略称する)、カウンタシャフト
にカウンタシャフトPTOギヤシンクロナイザを介して
横断可能に装着されたカウンタシャフトPTOギヤとこ
のPTOギヤにギヤ結合されメインシャフトにメインシ
ャフトPTOギヤシンクロナイザを介して横断可能に装
着されたメインシャフトPTOギヤとこのメインシャフ
トPTOギヤに結合された駆動ギヤを介して駆動される
PTO出力軸とを有する多段階変速式PTO装置、PT
O軸に連結されたポンプ・モータ、このポンプ・モータ
を介してアキュムレータとオイルタンクを接続する油圧
回路、この油圧回路とPTO軸とを横断可能にする電磁
クラッチ、及び電磁クラッチを制御しポンプ・モータと
高圧油回路で接続されたアキュムレータ、及びポンプ・
モータを車両の運転状態に応じて、ポンプ及びモータの
何れか一方として機能させる(即ち、減速時にはポンプ
として機能させ車輪の回転力によりPTO装置を介して
作動油をアキュムレータに蓄圧させることにより主とし
てブレーキ、エンジンの熱として失われる運動エネルギ
ー(以下、ブレーキエネルギーと呼ぶ)を回収するとと
もに発進/加速時にはアキュムレータに蓄圧していた作
動油により回転力を発生しPTO装置を介して車輪を回
転駆動させるモータとして機能させる)制御手段を主要
部として構成されたものである。
このような、減速エネルギー回収装置の制御手段は、 ■発進時、アキュムレータ内油圧が充分のとき、アクセ
ルペダルの踏込量に応じて可変容量型モータの容量(斜
板又は斜軸の傾転角)を制御し且つt磁りラッチを接続
して油圧回路により油圧力による発進を行い、その間に
運転者が選択したギヤ段に対応して設定された車速を越
えた時には、エンジンクラッチを接続してエンジン駆動
を行うとともにPTO装置の変速制御を行ってオンだっ
たカウンタシャフトシンクロナイザをオフにしメインシ
ャフトシンクロナイザをオンにし、更にその時のアクセ
ルペダルの踏込量が大きい時のみその踏込量に応じた油
圧力を加える制御を行う。
■ブレーキ時、電磁クラッチを接続するとともにブレー
キペダルの踏込に応じた傾転角制御信号(ポンプ容量制
御信号)をポンプ・モータに与えてポンプ動作を行い、
これと同時にエンジンのクラッチを切る制御を行う。
この場合、制御手段は、制御プログラムに基づいて、ブ
レーキエネルギー中のエンジンブレーキで消費する分も
回収するため、またモータによる走行時にはエンジンを
車輪の駆動系から切り離すため、エンジンのクラッチが
°“断”となるように制御するとともにモータとエンジ
ンを併用するが又はエンジンのみで発進/加速する時に
は゛接″゛になるように制御している。
〔発明が解決しようとする課題〕
このような従来技術の場合には、発進時はシフトされて
いるギヤ位置に対応して予め設定した車速に達するまで
モータ傾転制御を行って油圧力のみにより車両を駆動し
、その設定車速に達すると油圧力は用いずにPTO装置
のカウンタシャフトシンクロナイザとメインシャフトシ
ンクロナイザとを入れ替える変速制御を行い、エンジン
に実際のアクセル開度に対応した燃料を供給して車輪を
駆動する。この変速制御後の走行中は実際のアクセル開
度に対応した燃料をエンジンに供給してエンジンによる
駆動を行うとともに、このときのアクセル開度が所定値
を越えているときにはそのアクセル開度に対応するよう
にモータ傾転角の制御を行ってエンジン+モータの併用
制御により車輪を駆動させていた。
そして、この走行時のエンジン+モータの併用制御中に
油圧回路の油圧が所定値を下回った時にはPTO装置の
変速制御を行ってエンジンのみによる駆動制御を行うが
、このエンジン+モータ→エンジンへの切替は上記の所
定値を越えた瞬時に行われてしまうため、今までモータ
が分担していた駆動トルク分をエンジンが負担すること
になり、車両の走行状態にもたつき感が生じる虞がある
という問題点があった。
従って、本発明は、油圧+エンジン走行からエンジン走
行に移行するときのもたつき怒を緩和した車両のブレー
キエネルギー回生装置を実現することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記の目的を達成するため、本発明では、油圧回路と、
該油圧回路の圧力センサと、車速センサと、アクセル開
度センサと、ギヤ位置検出手段と、エネルギー再生モー
ド時に該圧力センサによる油圧が不足する基準圧力を該
車速に応じて設定し該基準圧力以下のときには該油圧回
路内のポンプモータのモータ容量を一定にするとともに
該アクセル開度及びギヤ位置に応じて必要な駆動トルク
をエンジンの併用制御で必要に応じて補う制御手段と、
を備えている。
〔作   用〕
本発明において、制御手段は、エネルギー再生モード時
、即ち第1図(a)に概略的に示すように、油圧回路を
構成するものとして周知の高圧アキュムレータ26から
回路弁25及びポンプ・モータ14を介して低圧アキュ
ムレータ27へ流れるオイルによる油圧トルクが電磁ク
ラッチ13及びPTo装置8を経て車輪へ伝達される油
圧発進時又は油圧走行時に、圧力センサによる油圧回路
の油圧が不足する基準圧力を該車速に応じて設定してお
き、この基準圧力を下回ったときにはまず油圧が低下し
て来たと判定してポンプ・モータ14のモータ容量を一
定にする。これにより油圧回路内のポンプ・モータ14
による駆動トルクも一定となるが、油圧が徐々に低下す
ればポンプ・モータの駆動トルクも低下する。
一方、アクセル開度センサ及びギヤ位置検出手段によっ
てそれぞれ示されるアクセル開度及びギヤ位置に応じて
必要な駆動トルクは上記のポンプ・モータの駆動トルク
によって供給するが、不足する場合には例えばエンジン
クラッチCLを制御してエンジン1を併用することによ
り補う。
このようにして油圧エネルギーが徐々に消耗されて行く
に連れて、その分をエンジンによって補給して行くこと
ができ、エンジン走行への移行を行う時の走行状態のも
たつき怒を緩和することができる。
〔実 施 例〕
以下、本発明に係る車両のブレーキエネルギー回生装置
の実施例を説明する。
第1図ら)は、本発明に係る車両のブレーキエネルギー
回生装置の一実施例の全体構成図であり、1はエンジン
、2はエンジン1の負荷センサ、3はアクセルペダル5
4の踏込に応答するステップモータ、4はステップモー
タ3により制御されエンジン1への燃料供給量を設定す
るとともに負荷センサ2に接続されたインジェクション
(噴射)ポンプレバー、5はエンジン1の回転を変速し
て出力するT/M(1−ランスミツシラン)、6はT/
M5のギヤ段(図示せず)を自動的にシフトするギヤシ
フトアクチュエータ、7はクラッチ(図示せず)を自動
的に横断するクラッチアクチュエータ、8はT/M5と
係合しているPTO装置、9はアクスル10及び車輪1
1とともに車輪の駆動系を形成するプロペラシャフト、
12はPTO装置8のPTO軸、13は電磁クラッチ、
14はPTO軸1軸支2電磁クラッチ13を介してPT
0装置8と係合しており傾転角制御用パイロンド配管1
5、傾転角制御電磁比例弁16及び傾転角制御ピストン
17と組み合わされた周知の可変容量斜軸式アキシャル
ピストンポンプ・モータであり、14aはその吸入口、
14bは吐出口である。
また、80はポンプ・モータ14の傾転角を検出する傾
転角センサである。
ここで、このポンプ・モータ14について第2図(a)
及び第2図(a)のA矢視図である第2図(b)に基づ
いて説明すると、第2図(a)に示すようにシリンダブ
ロック14fの中心孔に出力軸14cと係合しているシ
ャフト14dが差し込まれており、この反対側はボート
ブレー)14hを介して傾転角制御ピストン17と係合
している。また、このシリンダブロック14fの周辺に
は、複数のシリンダ14gが設けられており、このシリ
ンダ14gの一端には出力軸14cと係合しているピス
トン14eが慴動自在に差し込まれ、その反対側はボー
トプレート14hを介して第2図(b)に示す吸入口1
4aまたは吐出口14bと連通している。
上記の傾転角制御ピストン17は、傾転角制御電磁比例
弁16に供給する制御電流に比例して傾転角制御用パイ
ロット配管15からピストン17の下部に供給される作
動油又は油圧配管20又は21内の作動油に押されるこ
とによりその位置が図の上下方向に変化する。従って、
シリンダブロック14f、ピストン14e、シャフト1
4d及びボートプレート14hから成るアッセンブリは
出力軸14cに係合したシャフト14dの球形端部を中
心として傾転角制御ピストン17の上下移動に伴い角度
が変化する(この場合、出力軸14Cとシャフト14d
とが成す角度θを傾転角という)。
第2図(a)は傾転角制御電磁比例弁16に最大の制御
電流を与えた時を示しており傾転角が最大となることか
ら出力軸14cの1回転当たりの吐出量は最大となって
いる。傾転角制御電磁比例弁16の制御電流が00場合
は、点線で示すように傾転角がOとなり吐出量もOとな
る。
第1図(b)に戻って、18は後述の高圧アキュムレー
タ26の蓄圧が設定値を越えた時、これを逃がす高圧リ
リーフ弁、19aは補給回路の作動油の供給圧が設定値
を越えた時、これを逃がす低圧リリーフ弁、19bは傾
転角制御用パイロット配管15に、ポンプ・モータ14
を傾転作動せしめるのに必要なパイロット圧を発生させ
る低圧リリーフ弁、20はポンプ・モータ14の吸入側
配管、21はポンプ・モータ14の吐出側配管、22は
作動油の補給配管、22aは作動油の戻り配管、23は
高圧側配管、24は低圧側配管、25は上記の配管20
〜24を切り替える回路切替弁、26は高圧側配管23
を介して回路切替弁25に接続されている高圧アキュム
レータ、27は低圧側配管24を介して回路切替弁25
に接続され上記ポンプ・モータ14、回路切替弁25及
び高圧アキュムレータ26とともに油圧回路を形成する
低圧アキュムレータである。
尚、回路切替弁25は、ポンプ・モータ14の人出口を
固定して使用する場合、ポンプ時とモータ時の出力切替
を行うため必要なものであり、ポンプ・モータ14に反
転式ピストンポンプ・モータを使用すれば回路遮断弁を
使用することもできる。これら回路切替弁及び回路遮断
弁は回路弁と総称することができるものである。
ここで、回路切替弁25による配管の切替動作について
説明すると、その電磁石25a及び25bの何れも付勢
されていない時、弁位置は3つの弁位置の内の中心部に
示す位置となり4本の配管20.21.23及び24の
接続を絶っている。
ブレーキエネルギーを回収する場合には、電磁石25a
を付勢して弁位置を電磁石25a側に切り替える。する
と、低圧アキュムレータ27を配管24及び20を介し
てポンプ・モータ14の吸入口14aに連通させ、高圧
アキュムレータ26を配管23及び21を介してポンプ
・モータ14の吐出口14bに連通させることができる
。これにより、低圧アキュムレータ27に蓄えていた作
動油をブレーキエネルギーにより駆動されポンプとして
機能するポンプ・モータ14により吸入/吐出させ高圧
アキュムレータ26に蓄圧する。
反対に、ポンプ・モータ14をモータとして機能させる
場合は、回路切替弁25の電磁石25bを付勢し弁位置
をtif1石25石側5b側替える。
すると、低圧アキエムレータ27を配管24及び21介
してポンプ・モータ14の吐出口14bに連通させ、高
圧アキエムレータ26を配管23及び20を介してポン
プ・モータ14の吸入口14aに連通させることができ
る。これにより高圧アキュムレータ26に蓄圧されてい
た作動油が配管23及び20を通ってポンプ・モータ1
4をモータとして回転させた後、配管21及び24を通
って低圧アキュムレータ27に達し、ここで蓄えられる
ことになる。
28は作動油のドレインタンク、29は作動油のフィル
タ、30はエンジンlにより駆動される作動油の補給ポ
ンプ、31及び32は補給配管22上に設けられ前記油
圧回路からドレインタンクに戻った作動油を前記油圧回
路に供給するとともにポンプ・モータ14に傾転角制御
用パイロット配管15を介してパイロット油圧を供給す
る電磁弁である。
次に、33は直結冷房リレースイッチ、34はエンジン
lの水温センサ、35はエンジン10回転数センサ、3
6はインプットシャフト回転数センサ、37は77M5
のクラッチストロークセンサ、38はギヤ位置センサ、
39はギヤシフトストロークセンサ、40は車速センサ
、41は77M5の油温センサ、42は排気ブレーキ制
御弁、43は排気ブレーキ弁(図示せず)を駆動するシ
リンダ、44は排気ブレーキ制御弁42を介してシリン
ダ43に空気圧を供給するエア配管、45及び46はド
レインタンク2日に設けられたオイル量検出リミットス
イッチ、47は高圧アキュムレータ26に蓄圧された作
動油の圧力を検出する圧力センサである。尚、ギヤ位置
センサ3Bとギヤシフトストロークセンサ39とでギヤ
位置検出手段を構成している。
そして、4日はエキゾーストブレーキを作動させるハン
ドレバー、49はドライバーシート、50は運転者がド
ライバーシート49を離れたか否かを検出する離席検出
スイッチ、51はパーキングブレーキレバー、52はパ
ーキングブレーキスイッチ、53はブレーキエネルギー
回生装置(以下、RBSという)メインスイッチ、54
はアクセルペダル、55はアイドル位置検出スイッチ、
56はアクセル開度検出センサ、57はブレーキペダル
、58はブレーキペダル戻し位置検出スイッチ(以下、
単にブレーキペダルスイッチと称する)、59はブレー
キ踏込量センサ、60はギヤセレクトレバー、61は坂
道発進補助装置(以下、H3Aと略称する)スイッチ、
62はアイドルコントロールスイッチ、63はインジケ
ータ類、65はドアスイッチ、66はキースイッチ、6
7はブレーキエア配管、68はブレーキエアタンク、6
9はブレーキエア圧力センサ、10は電磁比例式圧力制
御弁、71及び73はエア圧力スイ・ンチ、72はH3
A弁、74はエアマスタ、64は上記のセンサ及びスイ
ッチ等の出力に基づきポンプ・モータ14及びアクチュ
エータを制御してブレーキエネルギーを回生ずる制御手
段としてのコントロールユニット(以下、C/Uと略称
する)である。尚、C/U64には下記に述べるプログ
ラム、マツプ及びフラグを記憶するメモリ(図示せず)
を含んでいる。
第3図は、第1図に示すC/1J64に記憶され且つ実
行されるプログラムのフローチャート図であり、このフ
ローチャートに基づいて第1図の実施例の動作を説明す
る。
プログラムがスタートするとC/U64は初期化サブル
ーチンを実行し、全出力をオフとし、内蔵するRAM 
(図示せず)のクリアチエツクを行う(第3図ステップ
S1)。
初期化を実行した後、前述のスイッチ33.45.46
.50.52.53.55.58.61.62.65.
66.71及び73並びにセンサ38からの信号の読み
込みサブルーチンを実行しく同ステップS2)、次にセ
ンサ35.36及び40から読み込んだ回転信号(パル
ス)の処理サブルーチンを実行してそれぞれエンジン回
転数、インプットシャフト回転数及び車速を算出する(
同ステップS3)。これらの処理においては、車速に応
じて後述する第12図のフラグFL−3PEEDを生成
する。
そして、センサ2.34.37.39.41.47.5
6.59.69から読み込んだアナログ信号の処理サブ
ルーチンを実行してそれぞれディジタル値のエンジン負
荷、クラッチストローク、シフトストローク、油温、圧
力、アクセル開度、ブレーキ踏込量及びブレーキエア圧
を求める(同ステップS4)。
これらの信号の読込及び処理は一回のC/U処理毎に更
新する。また、読み込んだ信号及び処理した信号により
ロジック中に使用されるフラグ(後述)をこれらのサブ
ルーチンの中で立てておく(制御履歴中、セット/リセ
ットされるフラグを除<)。
続いて、キースイッチ66がオンか否かチエツクしく同
ステップS5)、オフの時は、全制御停止サブルーチン
を実行する(同ステップS6)。
このサブルーチンは、停車時又は走行時にキ−スイッチ
66がオフとなっても安全を確保するため油圧系を全て
安全な状態に戻した後でステップS7でアクチュエータ
リレー(図示せず)をオフにしてC/U64の電源を断
つことにより全制御を停止させるものである。
ステップS5においてキースイッチ66がオンの時は、
RBSメインスイッチ53がオンか否かをチエツクしく
第3図のステップS8)、オフの時は、後述の通常ブレ
ーキ制御モードサブルーチンを実行する(同ステップ5
22)が、オンの時は、運転者がブレーキエネルギー回
生装置(以下、RBSという)動作を実行しようとして
いるとして、制御を続行する。
このため、C/U64は、運転者がパーキングブレーキ
51を作動させているか否かをチエツクしく同ステップ
S9)、作動させていない時(パーキングブレーキスイ
ッチ52a(P/Bl)がオフの時)は、RBS使用可
能としてステップS11に進むが、作動させている時(
パーキングブレーキスイッチ52aがオンの時)は、通
常ブレーキ制御モード(同ステップ522)に進んでR
BSの使用禁止とする。これは、パーキングブレーキレ
バー51を引いている時に不用意にアクセルペダル54
を踏んでも車両が飛び出さないようにするためである。
但し、坂道発進等でパーキングブレーキを作動させたま
まポンプ・モータ14の出力トルクを車輪11に伝える
時のためにもう1つのパーキングブレーキスイッチ52
bがオンか否かをチエツクする(同ステップ510)。
ここで、パーキングブレーキスイッチ52b(P/B2
)は、第11図に示すように、パーキングブレーキレバ
ー51のノブ51aを押している時にのみオンとなるも
のである。即ち、ノブ51aを押している状態はパーキ
ングブレーキを解除しようとする意志がある時であるか
ら、パーキングブレーキレバー51が引かれていてパー
キングブレーキスイッチ52aがオンであってもRBS
を使用可能とするものである。
次に、C/U64は、選択されているギヤ段をギヤ位置
検出センサ38及びギヤシフトストロークセンサ39に
よってチエツクしく同ステップ511)、ギヤ段がNに
ュートラル)又はR(リバース)であればRBSは使わ
ずに通常ブレーキ制御モードサブルーチン(同ステップ
522)に進むが、ギヤ段が1速乃至5速であればRB
Sは使用可能であるため制御を続行す″る。
そして、停車しているか否かを車速センサ40の出力か
らチエツクしく同ステップ512)、走行中であればス
テップS14に進んで現時点の速度がポンプ・モータ1
4の許容回転数以下に相当するか否かチエツクする。こ
の許容回転数は、ポンプ・モータ14が電磁クラッチ1
3、PTO軸12、PTO装置8、プロペラシャフト9
及びアクスル10を介して車輪11と接続されているこ
とからPTO装置8およびアクスル10のギヤ比が一定
であれば車速で判断でき、市販品であるポンプ・モータ
14の許容回転数からギヤ比、車輪外周長を掛は合わせ
ると、例えば、50km/h迄がRBSの使用可能範囲
であると条件付けできステップS14において、車速か
50km/h以下、即ち、ポンプ・モータ14の許容回
転数範囲内ならば制御を続けるが、許容回転数範囲を越
えていると判定した時は、ステップ322の通常ブレー
キ制j’lJモードサブルーチンを実行する。尚、この
サブルーチン(ステップ522)を実行した時には、第
13図のフラグFL−RBSのビット2に“1″を立て
ておく。
ステップS12において、停車中であった時、車両がバ
スの場合は、発進禁止サブルーチンを実行する(同ステ
ップ513)、このサブルーチンは、バスがドアを開け
ている時に油圧回路の使用を禁止するものであり、ドア
が開いている時は、乗客が乗降中であると見なして乗客
の安全確保のために不用意にアクセルを踏んでも車両が
動き出さないようにするために実行するものである。
次に、C/U64は運転者のペダル操作をブレーキ(同
ステップ515)、アクセル(同ステップ516)の順
でチエツクする(それぞれの信号処理はステップS4の
アナログ信号処理サブルーチンで処理済)。ブレーキ操
作のチエツクがアクセル操作のチエツクより優先される
のは、ブレーキペダル57とアクセルペダル54を同時
に踏んだ場合に車両の安全側としてブレーキを優先させ
るためである。
ステップS15でブレーキペダル57が踏まれている場
合、エネルギー回収モードサブルーチンを実行する(同
ステップ517)。このサブルーチンは、車両が一定値
以下の速度で走行している時に回収できるエネルギーが
少ない反面、渋滞時等の低速でのブレーキ使用が多い時
は油圧系の制御がその分頻繁になるために油圧を使わな
いようにするため、一定値以上の車速の時だけブレーキ
ペダル57の踏込■に応じて必要なブレーキトルクをブ
レーキトルクマツプ(図示せず)から求めて記憶してお
くルーチンである。
このエネルギー回収モードサブルーチンを実行した後、
C/U64は、今度はエンジンブレーキモードサブルー
チンをχ行する(第3図のステップ518)。このサブ
ルーチンは、通常の車両とフィーリングの差異をなくす
ためのもの、即ち、エキゾースト(排気)ブレーキ又は
エンジンブレーキに相当するブレーキ力を発生させるも
のである。
エキゾーストブレーキは、ブレーキペダル57を踏むこ
となく、運転席のハンドレバー48(又はスイッチ)に
よって操作される補助ブレーキであり、エンジンブレー
キは、車両がエンジンを駆動することによりその負荷と
して制動力を発生させる補助ブレーキである。
ここではエネルギー回収モードにおいて車両の持ってい
る運動エネルギーをできるだけ多く回収するため、エン
ジンクラッチを断としく第7図参照)、車輪11とエン
ジン1とを切り離して上記2つの補助ブレーキの代替制
御を行う。
このため、上記のエンジンブレーキモードサブルーチン
を実行し、2つの補助ブレーキの発生する制動力をポン
プ・モータ14で代用して発生させるものである。
ステップ31Bのサブルーチンへは、ブレーキペダル5
7を踏んでいる場合は、ステップS17のサブルーチン
から、アクセルペダル54を踏んでいない時(アクセル
ペダルがアイドル位置にある時)は、ステップ316か
らそれぞれ進んで行くが、エンジンブレーキモードサブ
ルーチン(第3図のステップ318)は、エンジンで発
生する補助ブレーキの代用モードであるため第3図のス
テップS17のブレーキペダル操作とは関係がない。即
ち、エキゾーストブレーキもエンジンブレーキも、アク
セルペダル54を踏んでいない限りハンドレバー4Bの
出力により制御されて代替の力が発生する。言い換える
と、ステップ5174でブレーキペダルの踏込量に対応
した制動力を求めた時に、車両が一定の速度以上で走行
していれば更にエキゾーストブレーキ又はエンジンブレ
ーキ相当の制動トルクを求めるものである。
続いて、C/U64は、前記ステップ317及びステッ
プ31Bのサブルーチンで検索され記憶された必要制御
トルクを発生するのに必要なポンプ・モータ14の容量
を油圧回路内圧力に応じて決定するポンプ計算サブルー
チンを実行する(第3図のステンブ519)。
即ち、前述のステップS17.518でポンプ・モータ
14を使った油圧ブレーキ制御を行っていれば、ステッ
プS17.51Bで検索した各ブレーキモードの必要制
動トルクを積算してポンプ・モータ14で発生する必要
のある全制動トルクを計算する。
そして、必要な全制動トルク値をファイナルギヤ及びP
TO装置のギヤ比で除したポンプ・モータ14でのトル
ク値Tから下記の理論式(1)によりポンプ・モータ1
4の容1v−を求める。
VP=200πT/P     (1)ここで、 P;圧力センサ47で検出される油圧回路内圧力(kg
/cm” )、 ■P :ポンプ・モータ14の容1t(cc)、T:必
要制御トルク(kg−m)。
本発明では、第2回に示すように斜軸式アキシャルピス
トン式(又は、斜板式アキシャルピストン式でも良い)
ポンプ・モータ14を用いることができるから、その容
量v2は斜軸(又は斜板)の傾転角を制御することによ
り制御される。
メインプログラムのステップS16に戻って、アクセル
ペダル54が踏まれている時、C/U 64は、第4図
に示すエネルギー再生モードサブルーチン(回収して高
圧アキュムレータ26に蓄積されている減速エネルギー
を利用して走行するもの)を実行する(第3図のステッ
プ520)。
このサブルーチンを始めると、まず、フラグFL  R
BSのビット4、即ちフラグPWRI(第13図参照)
が1(セットされている)か、0(リセットされている
)かをチエツクする(第4図のステップS201)、こ
れは、油圧走行可能状B(フラグPWR1= 1 )か
否かをチエツクするものであり、走行可能状態とは、■
RBSメインスイッチ53がオンであること、■パーキ
ングブレーキレバー51が非作動であること、■車速が
ポンプ・モータ14の許容回転数に対応する速度(例え
ば、50km/h)以下であること、■高圧アキュムレ
ータ26の内圧が最低作動圧(例えば、150kgf/
cm”)以上であること、が全て成立している時であり
、■〜■の条件が1つでも成立しなければフラグPWR
1=0にリセットされる。また、ステップ5205 (
後述)のように、油圧での走行が不可と判定された時も
フラグPWR1=0にリセットされる。フラグPWR1
−1にセットされるのは、■〜■の条件が成立し且つ油
圧でのブレーキ制御を経た時である。これは、前述の■
〜■が成立しても1.油圧での走行が不可と判定された
後、油圧でのブレーキ制御を経験すれば高圧アキュムレ
ータ内の圧力が上昇し、油圧での走行が可能となること
が期待されるからである。
ステップ5201においてフラグpWR1=00場合は
、ステップ8208に進み、エン゛ジン走行サブルーチ
ンにより、油圧回路オフの決定をし、アクセルペダル5
4の踏込量信号をステップモータ3へ送って1対lの対
応で処理し、ポンプ・モータ14によるモータカは使用
しない。
ステップ5201においてフラグPWRl −1の場合
は、既に油圧走行可能状か否かをチエツクする(同ステ
ップ5202)、この場合、フラグFL  RBSのビ
ット5 (PWR2)−0ならば未開始であるが、フラ
グPWR2=1であれば開始済なのでステップ5203
及び5204をスキップしてステップ5206に進む。
ステップ5202においてフラグPWR2=0の時は、
油圧走行開始可能か否かをチエ7りする必要がある。こ
の油圧走行開始可能の条件は、高圧アキュムレータ26
に蓄積されている圧力Pが車速、ギヤ段に対応した基準
圧20以上あることである。尚、P0決定において車速
を考慮に入れるのは、走行中でもブレーキ動作により油
圧が上昇してフラグPWRt=tとPWR2=Oの条件
を満たすことがあるからである。
そこで、初期圧P0決定サブルーチンを実行する(同ス
テップ3203)。このサブルーチンの実行を開始する
と、C/U64は、まず、その時点の車速か低速(例え
ば、10km/h以下)であるか否かをチエツクしく第
5図のステップ52031)、低速であれば、その時点
でシフト選択されているギヤ段をギヤ位置検出センサ3
8の出力によりチエツクする(同ステップ32032)
ギヤ段が1速であれば、初期圧P0を、例えば170k
gf/cm”に設定する(同ステップ52034)、こ
れは、1速の時は、車速が微速であるため油圧の下降が
少ないことから設定した値である。
ギヤ段が2速〜5速の時は、初期圧P0を200kgf
/cm”に設定する。但し、ギヤ段は車速とアクセルペ
ダル54の踏込量により自動的に決定されるため実際に
は4速、5速はない。
ステップ52031において車速が低速以上と判定され
た場合は、更に、その速度域をフラグFλ L  5PEEDのビット3(第1台図参照)により判
別する(同ステップ52033)。
車速か10km/h<v≦20km/hの場合は、初期
圧P o = 250 k g f / c m ”に
設定し(同ステップ32036)、20km/hを越え
ている場合は、初期圧Pa =300kgf/cm”に
設定する。これは、車速か上がると油圧の低下が早くな
るため、車速の高い速度領域程高い初期圧P、を設定す
るものである。
これに更に細かい条件を付けるならば、油圧低下はポン
プ・モータ14の容量と回転数によるので、この両者の
マトリックスにより初期圧P0を設定しても良い。
初期圧P0を設定すると、フラグPWR2= 1として
(同ステップ52038)エネルギー再生モードサブル
ーチンに戻る。
そして、ステップ5203で設定した初期圧P0と現在
の高圧アキュムレータ26に蓄積されている圧力Pとを
比較しく第4図のステップ3204)、P≦P0ならば
油圧が不足しているため油圧走行はしない、この時は、
フラグPWR1及びPWR2を共にリセットしく同ステ
ップ5205)、エンジンのみで走行する(同ステッ7
”320B)。
この圧力の比較は一旦油圧走行を開始すれば、上述の如
くステップ5202によりスキップされる。
ステップ3204において、P>P++と判定すると、
油圧走行開始可能となり、C/U64は、油圧走行フェ
ードアウト開始圧力(P、)決定サブルーチンを実行す
る(同ステップ5206)。
この油圧走行フェードアウトは、ポンプ・モータ14の
モータ容量を一定にしたまま、油圧低下に伴って油圧駆
動トルクを絞ることであり、この制御が始まる時点から
エンジン回転の立ち上げ、或いはエンジントルクの増加
を計る。これは、油圧走行からエンジン走行への切替を
円滑にするために行うものである。
このサブルーチンを開始すると、まず、フラグFL  
RBSのフラグビットFOをリセット(第13図参照)
しておく(第6図のステップ32061)。
次に、高圧アキュムレータ26の圧力Pをチエツクし、
例えば、P>185kgf/cm”ならばフェードアウ
ト開始圧力P、は設定しない(同ステップ32062)
が、圧力Pが残り少なく成れば(例えば、P≦185k
g f/cm” )、車速に応じたフェードアウト開始
圧力P、を設定する。
即ち、ステップ52063において、フラグFL  5
PEEDのビットθ〜3により車速か低速(例えば、2
0km/h以下)と判定されると開始圧力P、を例えば
、160kgf/cm”に設定する(同ステップ320
64)。同様に、フラグFL  5PEEDのビット4
により車速が例えば、20km/hから30km/h以
内であれば(同ステップ52065)、Pi =170
kgf/cm”としく同ステップ52066)、車速か
30km/hから40km/hならば(同ステップS 
2067 ) 、P E = 175 k ’g r 
/ c m ”としく同ステップ3206B)、それ以
上ならP。
=185kgf/cm” とする(同ステップ5206
9)、そして、フラグFOをセット(フェードアウト開
始)して(同ステップ52070)エネルギー再生モー
ドに戻る。
第4図のステップ5207ではフラグFOを見る。フラ
グFOが“0″の時はステップ5209のトルクマツプ
検索サブルーチンを実行し、圧力P1ギヤ段及びアクセ
ルペダル54の踏込量によりポンプ・モータ14のモー
タ容量を決定する。
この場合、エンジン1の出力とポンプ・モータ14の出
力との合流点は、第8図に示すようにメインシャフト上
であるので、メインシャフト上でのトルク値で制御する
第8図において、メインシャフト上での必要トルクTN
は下記の式(2)から求められる。
T N = T工X PTOギヤ比 +TEXT/Mギヤ比  (2) ここで、 TP、l:ポンプ・モータ14のトルク、TE :エン
ジン1のトルク。
第8図において、メインシャフト上の必要トルクTNは
各ギヤ段毎に最大値を設定してあり、この最大値は、ア
クセルペダル54の踏込量の最大値と対応している。車
速及びアクセルペダル54の踏込量によりギヤシフトが
行われる(第15図参照)と、この必要トルクT、は、
ギヤ段に応じて変更される。
第9図は、上記の式(2)より導いた変換された必要ト
ルクTNのマツプであり、77M5のギヤ比だけが可変
のため、各ギヤ段によって必要トルクTHの最大値が異
なっている。このマツプより、センサ38.39によっ
て検出された現在のギヤ段でのアクセルペダル54の踏
込量により必要トルクTNが検索される。
第10図は、ポンプ・モータ14のメインシャフト上で
の出力トルク(T PHX PTOギヤ比)のマツプで
あり、このマツプと第10図のマツプとを併用すること
により必要なポンプ・モータ14の容量を決めることが
できる。即ち、必要トルクT8がポンプ・モータ14の
最大出力トルク(任意の圧力に対し、ポンプ・モータ1
4が最大容量の時がその圧力に対する最大出力トルク)
以下であるときには、そのトルクT、によりモータ容量
を求め、必要トルクT、がポンプ・モータ14の最大出
力トルクを越える場合は、その最大出力トルクによるモ
ータ容量としく即ち、ポンプ・モータ14を最大容量と
する)、残りの分はエンジン出力により付勢する。
第4図に戻り、ステップ5207において、フラグFO
が1″のときは、P、が設定されており、フェードアウ
ト制御が実行されるか又は実行直前である。ステップ5
2010では斯かる状態の時の処理を行う、即ち、まず
、現在の圧力Pと設定した圧力Pcとを比較し、p>p
tであればフェードアウト制御の直前ではあるが、まだ
実行せず、ステップ5209と同様のサブルーチンでポ
ンプ・モータ14の容量を決定する。P≦Ptであれば
フェードアウト制御を実行するため、ポンプ・モータ1
4の容量を、このフェードアウト制御に入った時点(ス
テップ5207)での容量に固定(容量一定)しておく
ことにより、油圧Pが徐々に低下して行けば上記の式(
1)からトルクTが低下することになり、ステップ52
09と同様に第9図のマツプからアクセル踏込量に対応
した必要トルクTNを検索した時に生じる不足分のトル
ク(第10図参照)をエンジン出力により付勢する。従
って、油圧による駆動力が徐々に減少(フェードアウト
)するとともにエンジンによる駆動力が徐々に増加する
ことになる。
ここで、不足分のトルクをエンジン出力により補うため
には、トルクと燃料噴射ガバナを駆動するためのステン
ブモータの移動量とをギヤ段毎に求めておけばよい(第
9図のマツプから不足トルクに対応したアクセルペダル
の踏込量に換算して求めることと等価である)。
再び第3図のメインプログラムに戻ってステップS22
は通常ブレーキ制御モードサブルーチンであり、これは
油圧回路を不作動にし、ブレーキペダル57の踏込量に
応じて電磁比例式エア圧制御弁70を駆動することによ
りエアブレーキ又はエア・オイルブレーキだけでブレー
キをかけるモードである。
以上の制御の後、C/U64は、オイル量制御を行う(
第3図のステップS21)。このオイル量制御は、オイ
ル量検出リミットスインチ45がオンであるかオフであ
るかによりオイルの補給が必要であるか否かを判定して
電磁弁31.32に対する作動リクエストを発生するサ
ブルーチンである。
また、C/U64は、周知の特開昭60−11769号
公報と同様に車速センサ40からの車速信号、アクセル
開度検出センサ56からのアクセルペダル54の踏込量
に対応する信号及びギヤセレクトレバー60からのセレ
クト信号(マトリックス信号)を読み込み、車速及びア
クセルペダル54の踏込量に応じて作成した第15図に
示すマツプに基づき適正な77M5のギヤ段を選択する
(第3図のステップS23及び524)。
この動作は、クラッチアクチュエータ7及びギヤシフト
アクチエエータ6を駆動して、エンジンクラッチ(図示
せず)を切り→T/M5のギヤを中立状態にし→セレク
トし、シフトし→エンジンクラッチを接続することで行
い、これにより77M5のギヤ段は、車速及びアクセル
ペダル54の踏込量に応じた適切なものに自動的にシフ
トアップ/ダウンされる。
尚、C/U64は、第7図に示すクラッチ制御方法の決
定サブルーチンに基づき、油圧だけで走行している場合
、フラグFL  RBSのビット3=1になっているこ
と(第7図のステップ5241)からエンジンクラッチ
を断としている(同ステップ5242)。このフラグF
L  RBSのビット3は第13図に示すように、エネ
ルギー回収モードにあっては必ず、またエネルギー再生
モードにあっては油圧のみで走行する場合にセットセン
トされるものである。
尚、エンジンクラッチの接/断制御については現在では
自動フランチ式の自動変速機車両が既に知られており、
また自動変速機を待たない車両であってもエンジンクラ
ッチのみが自動的に接/断制御できればよい。更に、流
体式自動変速機車両の場合はエンジンとの切り離しはギ
ヤをニュートラル位置に制御すれば同様の効果が得られ
る。
続けて、上述のエネルギー回収モード、再生モード、通
常ブレーキ制御モード等で決定された、ポンプ・モータ
14の容量、電磁クラッチ13の断/接、回路切替弁2
5の切替位置に従い、実際にこれらを駆動する油圧回路
制御サブルーチンを実行する(第3図のステップ525
)。
このサブルーチンは上記の各種の判定・演算結果に基づ
いて油圧回路を構成する回路切替弁25やポンプ・モー
タ14並びに′t!1r11クラッチ13を実際に制御
するものである。
油圧回路制御(ステップ525)を行った後、直結冷房
リレースイッチ33及び水温センサ34からの信号を読
み込み、エンジン1の暖機運転時、冷房時のアイドル回
転の安定を図る他、補給用ポンプ30を駆動する時のア
イドル回転の安定を図るアイドル制御サブルーチンを実
行する(同ステップ526)。
その後、上述のエネルギー再生モード等で決定されたエ
ンジン1の出力トルクによりステップモータ3の目標位
置を設定し、これを駆動するエンジン制御サブルーチン
を実行する(同ステップ527)。この場合、上述の工
フルギー再生モード等で決定されたポンプ・モータ14
の容1vが、V<250CCの時はアイドリングとし、
V>250ccの時は、下記の式〔3)から求めたエン
ジン必要出力が発生するようにエンジンを制御する。
エンジン必要出力= ((T/M必要出力)−(ポンプ
・モータ最大出力) X (PTOギヤ比)〕 /(T/Mギヤ比)(3) このエンジン出力は上述の如くアクセルペダルの踏込量
に換算してから燃料噴射ガバナをステップモータが駆動
することにより得られる。
以上の制御・処理の後、油圧及び動力源(油圧、エンジ
ン)表示を含み、インジケータ類63の表示制御を行う
インジケータ制御サブルーチンを実行する(同ステップ
328)。
そして、車速がOで且つブレーキペダル57が踏まれて
いることを条件とじI S A弁72を閉じてブレーキ
状態を保持し、アクセルペダル54が踏まれるか、又は
ギヤセレクトレバー60がニュートラル位置になったこ
とによりブレーキ状態を解除するI S A制御サブル
ーチンを実行する(同ステンブ529)。
この後は、自己診断実行の時間になったか否かチェフク
しく同ステップ530)、時間になると定期的(例えば
、500m5)に自己診断を実行して(同ステップ33
1)、処理の時間を一定にするための時間待ちの後(同
ステップ532)、ステップS2に戻り上述の処理を繰
り返す。
尚、上記のサブルーチン(ステップS23〜31)は現
在既に知られている技術を用いることができる。
(発明の効果〕 以上のように、本発明によれば、第4図及び第6図に示
す如く、エネルギー再生モード時に油圧が不足する基準
圧力を車速に応じて設定し、油圧回路の蓄圧が基準圧力
を下回ったときにはモータ容量を一定にするとともにア
クセル開度及びギヤ位置に応じて必要な駆動トルクをエ
ンジンの併用制御で必要に応じて補うように構成したの
で、油圧+エンジン走行からエンジン走行へ移行すると
きの走行状態のもたつき感を緩和する効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)は、本発明に係る車両のブレーキエネルギ
ー回生装置の概念図、 第1図(b)は、本発明に係る車両のブレーキエネルギ
ー回生装置の実施例の構成を示す図、第2図(a)、(
ロ)は、本発明に使用する斜軸式アキシャルピストンポ
ンプ・モータのそれぞれ断面図及び斜視図、 第3図は、本発明の制御手段に記憶され且つ実行される
プログラムのフローチャート図、第4図は、エネルギー
再生モードサブルーチンのフローチャート図、 第5図は、油圧走行開始法定圧決定サブルーチンのフロ
ーチャート図、 第6図は、フェードアウト開始法定圧決定サブルーチン
のフローチャート図、 第7図は、クラッチ制=方法決定サブルーチンのフロー
チャート図、 第8図、エンジントルクとポンプ・モータトルクとの合
流を説明する図、 第9図は、ギヤ段毎のトルクマツプ図、第1O図は、ポ
ンプ・モータのメインシャフト上における最大発生トル
クマツプ図、 第11図は、パーキングブレーキレバーを説明する概略
図、 第12図は、フラグFL  5PEEDを説明する図、 第13図は、フラグFL  RBSを説明する図、第1
4図は、フラグFL  PEDALを説明する図、 第15図は、車速及びアクセルペダル踏込量に基づくギ
ヤシフトマツプ図−である・ 図において、1はエンジン、5は77M、8はPTO装
置、13は電磁クラッチ、14はポンプ・モータ、25
は回路遮断(切替)弁、26は高圧アキエムレータ、2
7は低圧アキュムレータ、38はギヤ位置センサ、39
はギヤシフトストロークセンサ、40は車速センサ、4
7は圧力センサ、54はアクセルペダル、55はアイド
ル位置検出スイッチ、56はアクセル開度センサ、64
は制御手段としてのC70、をそれぞれ示す。 尚、図中、同一符号は同−又は相当部分を示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 油圧回路と、該油圧回路の圧力センサと、車速センサと
    、アクセル開度センサと、ギヤ位置検出手段と、エネル
    ギー再生モード時に該圧力センサによる油圧が不足する
    基準圧力を該車速に応じて設定し該基準圧力以下のとき
    には該油圧回路内のポンプモータのモータ容量を一定に
    するとともに該アクセル開度及びギヤ位置に応じて必要
    な駆動トルクをエンジンの併用制御で必要に応じて補う
    制御手段と、を備えたことを特徴とする車両のブレーキ
    エネルギー回生装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109895624A (zh) * 2019-04-01 2019-06-18 长沙理工大学 一种四轮液压驱动车辆能量回收系统
CN109895625A (zh) * 2019-04-01 2019-06-18 长沙理工大学 一种分布式液压驱动车辆能量回收系统

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109895624A (zh) * 2019-04-01 2019-06-18 长沙理工大学 一种四轮液压驱动车辆能量回收系统
CN109895625A (zh) * 2019-04-01 2019-06-18 长沙理工大学 一种分布式液压驱动车辆能量回收系统
CN109895625B (zh) * 2019-04-01 2021-11-16 长沙理工大学 一种分布式液压驱动车辆能量回收系统
CN109895624B (zh) * 2019-04-01 2021-11-16 长沙理工大学 一种四轮液压驱动车辆能量回收系统

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