JPH05144298A - メモリ試験装置 - Google Patents

メモリ試験装置

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JPH05144298A
JPH05144298A JP3307305A JP30730591A JPH05144298A JP H05144298 A JPH05144298 A JP H05144298A JP 3307305 A JP3307305 A JP 3307305A JP 30730591 A JP30730591 A JP 30730591A JP H05144298 A JPH05144298 A JP H05144298A
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memory
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Kenichi Fujisaki
健一 藤崎
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 RAM部に記憶した画像データを映像信号と
して出力するためにシリアル出力ポートを具備したメモ
リを試験するメモリ試験装置において、リード転送時或
はライト転送時に発生させる期待値パターンを簡単に発
生させることができるメモリ試験装置を構成する。 【構成】 被試験メモリと同様に動作するエミュレータ
を設け、エミュレータに被試験メモリに書込むデータと
同じデータを書込み、リード転送又はライト転送を実行
し、エミュレータから期待値信号を生成させるように構
成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は例えばグラフィック画
面の表示用等として利用するメモリの試験装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】画像表示用メモリとして高速書込及び高
速読出が可能なメモリがある。このメモリは図8に示す
ようにランダムアクセスメモリ部1(以下RAM部と称
す)と、シリアルメモリ部2(以下SAM部と称す)と
を具備し、RAM部1とSAM部2は独立して読書でき
る外に、図9に示すようにRAM部1にデータD1 ,D
2 ,D3 ,…を書込み、データ転送サイクルでRAM部
1に書込まれているデータD1 ,D2 ,D3 ,…をSA
M部2に転送し、この転送されたデータD1 ,D 2 ,D
3 ,…をSAM部2からシリアルに高速で読出す動作
(以下これをリード転送動作と称す)と、図10に示す
ようにSAM部2に高速でシリアルデータD 1 ,D2
3 ,…を取込み、この高速で取込んだシリアルデータ
1 ,D2 ,D3 ,…をRAM部1にパラレルに転送し
てRAM部1の任意のアドレスに書込み、RAM部1か
らデータD1 ,D2 ,D3 ,…を読出す動作(以下これ
をライト転送動作と称す)を行なうことができる。
【0003】この種のメモリは更に図11に示すように
RAM部1のカラムアドレスを2分割し、またSAM部
2も上位側SAMと下位側SAMとに分割し、これを交
互に動作させ通常の半分のデータを、データを出力して
いる方とは反対に停止している方のSAMにリード転送
し、またSAM部2からRAM部1に通常の半分のデー
タを、データを入力している方とは反対に入力しおわっ
て停止しているSAM側のデータをRAM部にライト転
送することができる。この動作をスプリット転送動作と
言う。
【0004】このスプリット転送時SAM部2では図1
2及び図13に示すように任意のアドレスS1 ,S2
スタートアドレスとし、このスタートアドレスS1 ,S
2 から読出の開始を行なうことができ、図12に示す上
位側SAM及び下位側SAMの各最終アドレスまで読出
し、又は書込む動作と、図13に示すようにスタートア
ドレスS1 ,S2 から任意のストップアドレスまでを読
出し、又は書込む動作を実行することができる。
【0005】このスプリット転送動作は、非スプリット
転送では転送サイクル中にSAM部2のアクセスを停止
させなければならないという欠点を解決するもので、2
つに分割されたSAM部2を交互に動作させ、動作が停
止している方のSAMにデータ転送を行うことによりS
AM部2のアクセスを停止することなくずっと連続的に
データの入力または出力を可能にするために付加された
機能である。
【0006】この発明の目的は上述したリード転送動作
及びライト転送動作を試験する場合の期待値信号の発生
を簡易化すると共に、スプリット転送動作を試験する場
合の期待値信号の発生も簡易化することができるメモリ
試験装置を構成しようとするものである。図14に従来
のこの種メモリを試験する試験発生の概略の構成を示
す。図中MUTは被試験メモリを示す。被試験メモリM
UTは上述したようにRAM部1とSAM部2とを有し
ている。
【0007】RAM部1に対してメインタイミング発生
器11、メインパターン発生器12及びメイン論理比較
器13とが設けられる。メインタイミング発生器11は
タイミング信号TA ,TB を出力し、タイミング信号T
A をメインパターン発生器12に入力し、メインパター
ン発生器12からメインパターン信号PA と、メイン期
待値信号PB を出力する。メインパターン信号PA はR
AM部1に入力される。
【0008】RAM部1に入力された試験パターン信号
はリード転送動作によりSAM部2に転送され、SAM
部2からシリアルに読出されてサブ論理比較器23に入
力される。サブ論理比較器23にはサブパターン発生器
22からサブ期待値信号PD が入力され、このサブ期待
値信号PD とSAM部2からシリアルに読出されたデー
タとが論理比較される。
【0009】一方ライト転送動作の試験時にはサブパタ
ーン発生器22からサブパターン信号PC を出力させ、
このサブパターン信号PC をSAM部2に書込む。SA
M部2に書込まれたサブパターン信号PC はライト転送
動作によりRAM部1に転送され、RAM部1から読出
されてメイン論理比較器13に入力される。このときメ
イン論理比較器13にはメインパターン発生器12から
メイン期待値信号PB が与えられ、このメイン期待値信
号PB とRAM部1から読出されたデータとが論理比較
される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上述のしたように、従
来はリード転送動作を試験するにはメインパターン発生
器12から被試験メモリMUTのRAM部1に書込んだ
メインパターン信号に基ずいてサブパターン発生器22
からサブ期待値信号PD を発生させなくてはならず、ま
たライト転送動作を試験するにはサブパターン発生器2
2から被試験メモリMUTのSAM部2に書込んだサブ
パターン信号に基ずいてメインパターン発生器12から
メイン期待値信号PB を発生させなくてはならない。
【0011】メインパターン発生器12とサブパターン
発生器22との間にはパターン信号の授受を行なう手段
がないから、サブパターン発生器22は独自にメインパ
ターン発生器12から出力されるメインパターン信号P
A に合致したサブ期待値信号PD を発生しなければなら
ない。つまりメインパターン信号PA として何を出力し
たかを考慮してサブ期待値信号PD を発生させなくては
ならない。このためにサブパターン発生器22からサブ
期待値信号PD を発生させるためのプログラムの作成が
面倒なものとなっている。
【0012】また逆にライト転送動作を試験する場合は
サブパターン発生器22からサブパターン信号PC をS
AM部2に書込むと共に、SAM部2からRAM部1に
サブパターン信号PC を転送し、RAM部1の任意のア
ドレス(この書込アドレスはメインパターン発生器12
から与えられる)にサブパターン信号PC を書込と共
に、このサブパターン信号PCを読出してメイン論理比
較器13に入力し、メイン論理比較器13でメインパタ
ーン発生器12から出力されるメイン期待値信号PB
比較する。
【0013】従ってこの場合もメインパターン発生器1
2はサブパターン発生器22が出力したサブパターン信
号PC の内容を考慮してメイン期待値信号PB を発生し
なければならないから、このメイン期待値信号PB を発
生させるためのプログラムの作成も面倒である。このよ
うに従来はリード転送試験とライト転送試験に使う期待
値信号を発生させるプログラムの作成が面倒で、そのプ
ログラムの作成に要する手間と、時間は大きい。
【0014】更に図11で説明したスプリット転送動作
の試験に用いる期待値信号を発生させるプログラムは更
に一層複雑になり、プログラムの作成は極めて面倒なも
のになる。
【0015】
【課題を解決するための手段】この発明では被試験メモ
リのRAM部と同等の容量を複数のメモリによって構成
したRAMバッファメモリと、被試験メモリのSAM部
の整数分の1の容量を持つ一対のSAMバッファメモリ
とによって被試験メモリと同等に動作するエミュレータ
を構成し、RAMバッファメモリと一対のSAMバッフ
ァメモリを交互に使って被試験メモリと同等のリード転
送動作及びライト転送動作を行なわせると共に、スプリ
ット転送モード及びクロススプリット転送モード、リア
ルタイムリード転送モード等の複雑な転送モードにも対
応して期待値信号を発生できるようにして構成したもの
である。
【0016】この発明の構成によれば期待値信号はエミ
ュレータが発生するからメインパターン発生器及びサブ
パターン発生器はそれぞれ試験パターンだけを発生すれ
ばよい。従ってパターン発生器において期待値信号に関
わるプログラムは簡素化され、その作成は容易に行なう
ことができる利点が得られる。
【0017】
【実施例】図1を用いてこの発明の概略の構成及び動作
を予め説明する。この発明では被試験メモリMUTと同
等に動作するエミュレータEMLを設ける。エミュレー
タEMLは被試験メモリMUTのRAM部1と同等のメ
モリ容量を具備した疑似RAM部31と、被試験メモリ
MUTのSAM部2の容量の整数分の1の容量を持った
疑似SAM部32とによって構成される。疑似RAM部
31と疑似SAM部32との間で被試験メモリMUTと
同様にリード転送動作及びライト転送動作を可能とす
る。
【0018】つまり被試験メモリMUTのRAM部1に
メインパターン発生器12からメインパターン信号PA
を書込むとき、疑似RAM部31にもメインパターン信
号P A を書込む。被試験メモリMUTにおいて、リード
転送動作があると、このリード転送動作に連動してエミ
ュレータEML側でも疑似RAM部31から疑似SAM
部32にデータの転送が実行される。
【0019】疑似RAM部32に転送されたデータはシ
リアルに読出されサブ論理比較器23にサブ期待値信号
D として与えられ、被試験メモリMUTのSAM部2
から読出されるシリアル信号と比較される。この比較動
作によってリード転送動作の良否が試験される。一方被
試験メモリMUTのSAM部2にサブパータン発生器2
2からサブパターン信号Pc を書込むとき、このサブパ
ターン信号Pc を疑似SAM部32にも書込む。被試験
メモリMUTにおいてライト転送動作があると、このラ
イト転送動作に連動してエミュレータEML側でも疑似
SAM部32から疑似RAM部31にデータの転送が実
行される。疑似RAM部31に転送されたデータは疑似
RAM部31から読出され、メイン期待値信号TB とし
てメイン論理比較器13に与えられる。
【0020】このように、この発明によれば期待値信号
B ,TD をそれぞれエミュレータEMLから発生させ
るから、メインパターン発生器12及びサブパータン発
生器22で期待値信号を発生させる必要がない。従って
この発明によればメインパターン発生器12及びサブパ
ターン発生器22は期待値信号を発生しなくて済むた
め、そのプログラムの作成は容易となり、プログラムの
作成を簡素化することができる利点が得られる。
【0021】ところで被試験メモリMUTがリード転送
動作時又はライト転送動作時に一度に転送するデータ量
は例えば256Kワード×4ビットのメモリの場合、ロ
ウアドレス9ビット、カラムアドレス9ビットとする
と、一度に転送されるデータは1ロウアドレス分なので
512ワード×4ビット=2048ビットのデータを一
度に転送することが可能である。このことは被試験メモ
リMUTの内部に多ビット(2048本)のデータバス
が存在することを意味する。
【0022】エミュレータEMLにおいてこのような多
ビットの一括転送を実現するには回路規模の増大をうな
がし、実現はむずかしく、たとえ実現しても非常に高価
なものとなってしまう。また疑似SAM部32が単一の
メモリ構成ではデータ出力中に次のデータを転送するよ
うな図11で説明したスプリット転送の試験を行なうた
めの期待値を発生させることはむずかしい。
【0023】このためこの発明ではエミュレータEML
は多ビットのデータを整数分の1のビット容量に分割
し、分割したデータを時分割して転送させ、回路規模を
減縮すると共に、疑似SAM部32にSAMバッファメ
モリを2組設け、この2組のSAMバッファメモリによ
ってスプリット転送に対応できるエミュレータEMLを
構成しようとするものである。
【0024】このための構成を図2乃至図7を使って説
明する。疑似RAM部31は図2に示すように、アドレ
スセレクタ31Aと、アドレスコントローラ31Bと、
RAMバッファメモリ31Cと、リードデータフォーマ
ッタ31Dと、ライトデータフォーマッタ31Fと、マ
ルチプレクサ31Gと、RAMコントローラ31Hとに
よって構成される。
【0025】この実施例では2048(512ワード×
4ビット)ビットを例えば8分割し、256(64ワー
ド×4ビット)ビットのデータを8回に分けて転送して
被試験メモリMUTと同等の転送動作を行なわせるよう
に構成した場合を説明する。このためにRAMバッファ
メモリ31Cは256ビットを1度にアクセスできる複
数のメモリによって構成する。つまりカラムアドレス領
域を8等分し、1ロウアドレス分のデータを8回に分割
して読出及び書込を行なうように構成する。このために
アドレスコントローラ31Bが設けられ、このアドレス
コントローラ31Bによって分割転送動作時のアドレス
制御が実行される。RAMコントローラ31Hはエミュ
レータEMLの全体を制御し、メインパターン発生器1
2から転送命令が出される毎にエミュレータEMLの動
作サイクルを図3に示すように8分割する。
【0026】アドレスセレクタ31Aはメインパターン
発生器12から与えられるアドレス信号を図4に示すよ
うなフォーマットに並べ換え、RAMバッファメモリ3
1Cをアクセスするアドレスとしてアドレスコントロー
ラ31Bに送り、カラムアドレス分はSAMコントロー
ラ32Gに送られる。SAMコントローラ32GにはS
AMアドレスポインタSAPが設けられ、このSAMア
ドレスポインタSAPに転送命令が来たときロードされ
る。
【0027】SAMバッファメモリ32C及び32Dは
それぞれ図5に示すように512(64×8)ワード×
4ビット=2048ビットのメモリAと、512(64
×8)ワード×1ビット=512ビットのメモリBとで
構成され、メモリA,BともRAMバッファメモリとの
データ転送時は64ワード方向も一度にアクセス可能で
各々メモリAは転送すべきデータ又は転送されてきたデ
ータを格納し、メモリBはライト転送時にデータをRA
Mバッファメモリ31Cに書込むか否かを決めるフラグ
を格納する。
【0028】2つのSAMバッファメモリ32C,32
Dは一方がRAMバッファメモリ31Cからデータを入
力中(リード転送時)又は出力中(ライト転送時)の非
アクティブなとき、他方はアクティブの状態に制御さ
れ、SAM部よりデータ出力(リード転送時)またはS
AM部にデータ入力(ライト転送時)の動作を行う(非
アクティブの方がRAM−SAM間のデータ転送を行
う)。
【0029】リード転送動作を試験する場合、非アクテ
ィブ側のSAMバッファメモリにRAMバッファメモリ
31Cから読出されたデータ書込みを行い、アクティブ
側のSAMバッファメモリを読出しマルチプレクサ32
Eとリードデータフォーマッタ32Fを通じてサブ論理
比較器23にサブ期待値信号PD を送出する。非アクテ
ィブ側に次のデータが転送済となり、かつ、図13また
は図14のスプリット切り換えアドレスに達すると、ア
クティブと非アクティブの状態が切換られ、アクティブ
の状態に切換られたSAMバッファメモリからサブ期待
値信号の読出が実行され、この間アクティブ側のSAM
バッファメモリにRAMバッファメモリ31Cからのデ
ータ転送が可能となり、メインパターン発生器により次
のスプリットリード転送命令が送られると書込まれる。
【0030】ライト転送動作を試験する場合はアクティ
ブ側のSAMバッファメモリにサブパターン発生器22
が出力するサブパターン信号を書込む。このとき非アク
ティブ側のSAMバッファメモリからRAMバッファメ
モリ31Cにデータ転送が可能となり、メインパターン
発生器12より次のスプリットライト転送命令が送られ
るとこのライト転送データがRAMバッファメモリ31
Cに書込み、これが読出されてメイン期待値信号PB
してメイン論理比較器13に入力される。非アクティブ
側のデータがRAMバッファメモリ31Cに転送済で、
かつ図13または図14のスプリット切り換えアドレス
に達すると、2つのSAMバッファメモリ32Cと32
Dのアクティブと非アクティブの状態が切換られ、アク
ティブ状態に切換られたSAMバッファメモリにサブパ
ターン発生器23から出力されるサブパターン信号PC
が書込まれる。
【0031】以上により2つのSAMバッファメモリ3
2Cと32Dの概略の動作が理解されよう。以下にエミ
ュレータEMLの構成及び動作の詳細を説明する。リー
ド転送動作は以下のようにして行なわれる。メインパタ
ーン発生器12からリード転送命令が出されると、RA
Mコントローラ31Hはその命令サイクルだけエミュレ
ータEMLのサイクルを8分割し、各サイクルで図4に
示すロウアドレスと3ビットの転送ブロックアドレスに
よってアクセスされる全メモリから256ビットのデー
タを読出し、この256ビットのデータを疑似SAM部
32に転送する。RAMコントローラ31Hには3ビッ
トのカウンタが用意されており、このカウンタが#0〜
#7へ順次インクリメントし、図4に示す転送ブロック
アドレスとしてカラムアドレスの3ビットに割り込むこ
とによりカラムアドレス領域が8分割され、順にアクセ
スされる。カラムアドレスの歩進に従って1ロウアドレ
ス分のデータが8回に分けられて疑似SAM部32の非
アクティブの状態にあるSAMバッファメモリ例えば3
2Cに送られる。
【0032】RAMコントローラ31Hに設けられた3
ビットのカウンタの出力はSAMコントローラ32Gに
送られ非アクティブの状態にあるSAMバッファメモリ
32Cのアドレスとして印加される。一方アクティブ状
態にあるSAMバッファメモリ32Dの読出動作のスタ
ートアドレスはRAMバッファメモリ31Cのカラムア
ドレス分がSAMコントローラ32Gに設けられたSA
MアドレスポインタSAPにロードされ、サブパターン
発生器22からインクリメント命令が出される毎にSA
MアドレスポインタSAPは+1のインクリメント動作
を行ない、SAMバッファメモリ32Dからデータが読
出される。SAMバッファメモリ32Dから読出された
データはリードデータフォーマッタ32Fで被試験メモ
リMUT側のデータの形態にフォーマットし、サブ期待
値信号PD としてサブ論理比較器23に入力され、被試
験メモリMUTのSAM部2から出力されるシリアル信
号と比較されリード転送動作の試験が行なわれる。
【0033】ライト転送動作は次のようにして実行され
る。ライト転送時はRAMバッファメモリ31Cの非ア
クティブ状態にあるSAMバッファメモリから1ロウア
ドレス分のデータ(SAMバッファメモリ32の全デー
タ)を256ビットずつに区切ってRAMバッファメモ
リ31Cに転送する。ここでサブパターン発生器22か
らアクティブ状態にあるSAMバッファメモリ例えば3
2Dにサブパターン信号を書込む際に、SAMバッファ
メモリ32Dのデータを書換えたアドレスにだけフラグ
メモリB(図5参照)にフラグ「1」をセットする。R
AMバッファメモリ31Cに256ビットずつデータを
転送し、RAMバッファメモリ31Cにデータを書込む
とき、フラグ「1」がセットされているアドレスのデー
タだけRAMバッファメモリ31Cに書込を行なうこと
により、図12及び図13に示すように任意のアドレス
からデータの転送を開始しても正しくデータの転送が実
行され、RAMバッファメモリ31Cからデータを読出
すことによりメイン期待値信号PB を出力することがで
きる。
【0034】尚、データの転送が終れば疑似RAM部3
1及び疑似SAM部32はメインパターン発生器12及
びサブパターン発生器22の双方により独立して制御さ
れるので非同期で期待値信号の発生が可能となり、スプ
リット動作では非アクティブの疑似SAMとRAMで転
送を行うので転送サイクルでもSAM部の動作を停止さ
せることなく非同期の期待値発生が可能となる。
【0035】従って例えばリード転送動作の試験中に、
データの転送終了後に、被試験メモリMUTのRAM部
1と疑似RAM部31Cにメインパターン発生器12か
らメインパターン信号を書込み、これを読出してメイン
論理比較器13で比較し、RAM部1を独自に試験する
ことができる。図6にSAMコントローラ32G内に設
けられるSAMバッファメモリ切換制御回路を示す。S
AP1及びSAP2はデータ転送命令(リード転送命令
及びライト転送命令)で非アクティブ側のSAMバッフ
ァメモリに印加するアドレスの内のカラムアドレス分を
取込んで記憶するカウンタを示す。
【0036】REG1はストップレジスタとして設けら
れ、被試験メモリMUTを試験している最中に任意に設
定が可能なレジスタである(被試験メモリMUTも同様
のレジスタを具備している)。SAMバッファメモリ3
2Cと32Dの切換をこのレジスタREG1の設定値に
よって制御する(被試験メモリMUTでは図11に示し
たように下位側SAMと、上位側にSAMとを切換
る)。
【0037】REG2はスプリット転送モード時のスプ
リット幅を設定するために設けられたスプリット設定レ
ジスタを示す。スプリット幅は被試験メモリMUT固有
であるので試験開始前に被試験メモリMUTの規格に応
じて設定する。つまりスプリット幅はカラムアドレスの
半分の幅で規定され、カラムアドレスの最上位ビットを
使用しないことで指定される。
【0038】マルチプレクサMUXは信号Aにより、レ
ジスタREG1とREG2のデータを選択する。信号A
は通常レジスタREG2側のデータを選択するが、レジ
スタREG1に値が設定され、かつ非アクティブ側のS
AMバッファメモリに対してスプリット転送命令が出さ
れている場合にのみレジスタREG1側を選択する。コ
ンパレータCOMP1とCOMP2はSAP1及びSA
P2に記憶したアドレスとレジスタREG1又はREG
2に設定した値とが一致したことを検出する。一致検出
モードは全ビット一致検出モードと、特定ビット間の一
致検出モードとが選択される。特定ビット間検出モード
はレジスタREG1の設定を下位桁側つまりLSB側よ
り例えば「1」論理をつめて設定し、「0」論理のビッ
トは一致を取らず「1」論理が設定されているビット間
だけ一致を取る方式である。例えば16進数で3Fを設
定した場合はSAP1又はSAP2のビット0〜5の間
だけオール「1」になることを検出する。これにより6
4ワード毎に一致ポイント=SAMストップポイントが
発生することになる。
【0039】信号BはコンパレータCOMP1及びCO
MP2の出力をイネーブル、非イネーブルを制御する信
号でスプリット転送命令時にイネーブルとなり、コンパ
レータCOMP1とCOMP2の一致検出出力をフリッ
プフロップFF1に与える。信号CはレジスタSAP
1,SAP2及びレジスタREG1,REG2の値に関
係なくSAMバッファメモリ32C及び32Dをアクテ
ィブと非アクティブに切換るための信号で、被試験メモ
リMUTの非スプリットリード転送の最中にリアルタイ
ムリード転送動作(SAM部2から読出しながら、次の
ロウアドレスからデータをSAM部2に送り書換を行な
う動作)をエミュレートするときに用いる。リアルタイ
ムリード転送は非スプリットリード転送動作であるにも
かかわらず、特定のタイミングにて転送させることによ
り、SAM部2のデータを途切れさすことなく、新しい
ロウアドレスのデータを特定のタイミングで出力させる
ことが可能な機能である。この被試験メモリMUTにお
いて、特定のタイミングはエミュレータEML側では検
出できないので、サブパターン発生器23からエミュレ
ータEML専用の信号として信号Cを発生させ、SAM
バッファメモリ32Cと32Dのアクティブ及び非アク
ティブの切換制御を行なう。信号DはアクティブSAM
を指定する信号でマルチプレクサ32Bと32E(図2
参照)の切換信号である。 〔変形実施例〕上述した実施例ではSAMバッファメモ
リ32C及び32Dを図5に示したように4×64×8
=2048ビットの容量を持つメモリAと64×8=5
12ビットの容量を持つフラグ用メモリBとによって構
成した場合を説明したが、例えば図7に示すように64
ビットの容量を持つレジスタファイルを4個FRA 〜F
D 設け、この4個のレジスタファイルFRA 〜FRD
を順次利用して64ビットずつデータをリード転送又は
ライト転送するように構成することもできる。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれば
エミュレータEMLから期待値信号を発生させるからメ
インパターン発生器12及びサブパターン発生器22は
期待値信号を発生する必要がない。よって期待値信号を
発生させるプログラムが必要ないため、プログラムの作
成を簡素化することができ、プログラムを安価に作るこ
とができる。
【0041】然もこの発明によればSAMバッファメモ
リを32Cと32Dの2組設けたから、スプリット転送
でも期待値信号を発生させることができる。よって多く
の機能が付加された画像用メモリの試験を行なう試験装
置を比較的簡単に作ることができる利点が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の概要を説明するためのブロック図。
【図2】この発明の一実施例を説明するためのブロック
図。
【図3】この発明の実施例に用いたエミュレータの動作
を説明するための波形図。
【図4】この発明の動作を説明するための図。
【図5】この発明の実施例に用いたSAMバッファメモ
リの一例を説明するための図。
【図6】2組のSAMバッファメモリを切換制御する回
路の一例を示す接続図。
【図7】この発明に用いることができるSAMバッファ
メモリの他の例を説明するためのブロック図。
【図8】被試験メモリの構造を説明するためのブロック
図。
【図9】被試験メモリのリード転送動作を説明するため
のブロック図。
【図10】被試験メモリのライト転送動作を説明するた
めのブロック図。
【図11】被試験メモリが具備した他の機能を説明する
ための図。
【図12】被試験メモリのスプリット転送動作時のSA
Mバッファメモリの動作を説明するための図。
【図13】被試験メモリのスプリット転送動作時のスト
ップレジスタによる制御機能を付加した場合のSAMバ
ッファメモリの動作を説明するための図。
【図14】従来の技術を説明するためのブロック図。
【符号の説明】
MUT 被試験メモリ EML エミュレータ 31 疑似RAM部 32 疑似SAM部 31C RAMバッファメモリ 32C,32D SAMバッファメモリ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年9月18日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0002
【補正方法】変更
【補正内容】
【0002】
【従来の技術】画像表示用メモリとして高速書込及び高
速読出が可能なメモリがある。このメモリは図8に示す
ようにランダムアクセスメモリ部1(以下RAM部と称
す)と、シリアルアクセスメモリ部2(以下SAM部と
称す)とを具備し、RAM部1とSAM部2は独立して
読書できる外に、図9に示すようにRAM部1にデータ
1 ,D2 ,D3 ,…を書込み、データ転送サイクルで
RAM部1に書込まれているデータD1 ,D2 ,D3
…をSAM部2に転送し、この転送されたデータD1
2 ,D3 ,…をSAM部2からシリアルに高速で読出
す動作(以下これをリード転送動作と称す)と、図10
に示すようにSAM部2に高速でシリアルデータD1
2 ,D3 ,…を取込み、この高速で取込んだシリアル
データD1 ,D2 ,D3 ,…をRAM部1にパラレルに
転送してRAM部1の任意のアドレスに書込み、RAM
部1からデータD1 ,D2 ,D3 ,…を読出す動作(以
下これをライト転送動作と称す)を行なうことができ
る。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】変更
【補正内容】
【0015】
【課題を解決するための手段】この発明では被試験メモ
リのRAM部と同等の容量を複数のメモリによって構成
したRAMバッファメモリと、被試験メモリのRAM部
の整数分の1の容量を持つ一対のSAMバッファメモリ
とによって被試験メモリと同等に動作するエミュレータ
を構成し、RAMバッファメモリと一対のSAMバッフ
ァメモリを使って被試験メモリと同等のリード転送動作
及びライト転送動作を行なわせると共に、スプリット転
送モード及びリアルタイムリード転送モード等の複雑な
転送モードにも対応して期待値信号を発生できるように
して構成したものである。
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図14
【補正方法】変更
【補正内容】
【図14】

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ランダムアクセスが可能なRAM部と、
    このRAM部に書込まれた一部のデータが転送され、こ
    の転送されたデータを記憶し、この記憶されたデータを
    逐次シリアルデータとして高速度に読出すリード転送動
    作を実行することができ、また高速度シリアルデータを
    外部から取込むことができ、この取込んだシリアルデー
    タを一度に上記RAM部に転送しRAM部に書込むライ
    ト転送動作を実行することが可能なSAM部とを具備し
    たメモリを試験するメモリ試験装置において、 複数のビットにわたって同時に読出及び書込が可能な複
    数のメモリによって上記試験すべきメモリのRAM部と
    同等の容量のメモリを構成して成る疑似RAM部と、こ
    の疑似RAM部のメモリから読出されるデータを逐次リ
    ード転送することができ、上記メモリを同時に全てアク
    セスして読み書き可能なビット容量と同等量のデータを
    逐次ライト転送することができるSAMバッファメモリ
    を2組備えた疑似SAM部とによって上記被試験メモリ
    と同等に動作することができるエミュレータを構成し、
    このエミュレータに設けた2組のSAMバッファメモリ
    を交互にアクティブ状態と、非アクティブ状態に制御
    し、非アクティブ状態にあるSAMバッファメモリ側で
    リード転送時及びライト転送時共に疑似RAM部とのデ
    ータ転送動作を実行し、アクティブ状態にあるSAMバ
    ッファメモリ側でリード転送時は読出動作によりサブ期
    待値信号を発生し、ライト転送時はサブパターン発生器
    が出力するサブパターン信号の取込動作を行ない、スプ
    リット転送を擬似的に実行し、擬似RAM部からメイン
    期待値信号を、また擬似SAM部からサブ期待値信号を
    発生させるように構成したメモリ試験装置。
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