JP3201420B2 - メモリ試験装置 - Google Patents

メモリ試験装置

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JP3201420B2 JP30730491A JP30730491A JP3201420B2 JP 3201420 B2 JP3201420 B2 JP 3201420B2 JP 30730491 A JP30730491 A JP 30730491A JP 30730491 A JP30730491 A JP 30730491A JP 3201420 B2 JP3201420 B2 JP 3201420B2
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    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11CSTATIC STORES
    • G11C29/00Checking stores for correct operation ; Subsequent repair; Testing stores during standby or offline operation

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は例えばグラフィック画
面の表示用等として利用するメモリの試験装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】画像信号の取込及び画像信号の発生用と
して用いられるメモリとしてシリアル信号を高速で取込
むことができ、またメモリに記憶したデータをシリアル
信号として高速で読出が可能なメモリがある。このメモ
リは図8に示すようにランダムアクセスメモリ部(以下
RAM部と称す)と、シリアルアクセスメモリ部2(以
下SAM部と称す)とを具備し、RAM部1とSAM部
2は独立して読書できる外に、図9に示すようにRAM
部1にデータD1 ,D2 ,D3 …を書込み、データ転送
サイクルでRAM部1に書込まれているデータD1 ,D
2 ,D3 …をSAM部2に転送し、この転送されたデー
タD1 ,D2 ,D3 …をSAM部2からシリアルに高速
で読出す動作(以下これをリード転送動作と称す)と、
図10に示すようにSAM部2に高速でシリアルデータ
1 ,D2 ,D3 …を取込み、この高速で取込んだシリ
アルデータD1 ,D2 ,D3 …をRAM部1にパラレル
に転送してRAM部1の任意のアドレスに書込み、RA
M部1からデータD1 ,D2,D3 …をパラレルに読出
す動作(以下これをライト転送動作と称す)を行なうこ
とができる。
【0003】この種のメモリは更に複雑な動作を行なう
ことができるが、この発明と直接関係のない機能である
から、ここではその説明は省略する。図11に従来のこ
の種メモリを試験する試験装置の概略の構成を示す。図
中MUTは被試験メモリを示す。被試験メモリMUTは
上述したようにRAM部1とSAM部2とを有してい
る。
【0004】RAM部1に対してメインタイミング発生
器11、メインパターン発生器12及びメイン論理比較
器13とが設けられる。メインタイミング発生器11は
タイミング信号TA ,TB を出力し、タイミング信号T
A をメインパターン発生器12に入力し、メインパター
ン発生器12からメインパターン信号PA と、メイン期
待値信号PB を出力する。メインパターン信号PA はR
AM部1に入力され書込まれる。RAM部1の読出出力
はメイン論理比較器13に与えられ、メイン論理比較器
13でメインパターン発生器12から与えられるメイン
期待値信号PB と比較され、不一致の検出により不良個
所有りと判定する。
【0005】ここまではRAM部1の単独試験であるか
ら、メインパターン発生器12はRAM部1に与えるメ
インパターン信号PA と、メイン期待値信号PB とを出
力すればよく、メインパターン信号PA と期待値信号と
は対応関係を有し、メイン期待値信号PB を発生させる
ためのプログラムは比較的簡単に作ることができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】これに対し、先にも説
明したリード転送動作及びライト転送動作を試験する場
合に必要となる期待値信号を発生させるプログラムはか
なり複雑になる欠点がある。つまりリード転送動作を試
験するには、メインパターン発生器12からメインパタ
ーン信号PA を発生し、このメインパターン信号PA
RAM部1に一時記憶させ、この記憶したアドレスから
SAM部2に転送し、SAM部2からシリアル信号とし
て読出し、このシリアル信号をサブ論理比較器23で論
理比較する動作を指す。
【0007】サブ論理比較器23に与えるサブ期待値信
号PD はサブパターン発生器22から与えなくてはなら
ない。これはRAM部1とSAM部2が異なるタイミン
グ(非同期)でも試験を可能にするためである。またメ
インパターン発生器12とサブパターン発生器22との
間には信号の授受を行なう手段がないから、サブパター
ン発生器22は独自にメインパターン発生器12から出
力されるメインパターン信号PA に対応付けされたサブ
期待値信号PD を発生しなければならない。つまりメイ
ンパターン信号PA として何を出力したかを考慮してサ
ブ期待値信号P D を発生させなくてはならない。このた
めにサブパターン発生器22からサブ期待値信号PD
発生させるためのプログラムの作成が面倒なものとなっ
ている。
【0008】また逆にライト転送動作を試験する場合は
サブパターン発生器22からサブパターン信号PC をS
AM部2に書込むと共に、SAM部2からRAM部1に
サブパターン信号PC を転送し、RAM部1の任意のア
ドレス(この書込アドレスはメインパターン発生器12
から与えられる)にサブパターン信号PC を書込と共
に、このサブパターン信号PCを読出してメイン論理比
較器13に入力し、メイン論理比較器13でメインパタ
ーン発生器12から出力されるメイン期待値信号PB
比較する。
【0009】従ってこの場合もメインパターン発生器1
2はサブパターン発生器22が出力したサブパターン信
号PC の内容を考慮してメイン期待値信号PB を発生し
なければならないから、このメイン期待値信号PB を発
生させるためのプログラムの作成が面倒である。このよ
うに従来はリード転送試験とライト転送試験に使う期待
値信号を発生させるプログラムの作成が面倒で、そのプ
ログラムの作成に要する手間と、時間は大きい。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明では被試験メモ
リMUTと同等に動作するエミュレータを設け、このエ
ミュレータに被試験メモリMUTに与える試験パターン
信号と同じ試験パターン信号を与え、エミュレータにお
いて被試験メモリと同様にリード転送及びライト転送動
作を行なわせ、そのリード転送出力又はライト転送出力
を期待値信号として論理比較器に与える構造としたもの
である。
【0011】この発明の構成によればエミュレータにお
いて、リード転送したデータ及びライト転送したデータ
を得ることができるから、このリード転送動作したデー
タ及びライト転送したデータを期待値信号として利用す
ることができる。従ってメインパターン発生器及びサブ
パターン発生器は試験パターン信号だけを発生すればよ
く、期待値パターン信号を発生する必要がない。よって
期待値信号を発生させるプログラムを作成する必要がな
いから、この種のメモリ試験装置を動作させるプログラ
ムを安価に作ることができる。
【0012】
【実施例】図1にこの発明によるメモリ試験装置の概要
を示す。図1において図11と対応する部分には同一符
号を付して示す。図1に示すEMLはエミュレータを示
す。このエミュレータEMLは被試験メモリMUTと同
等の機能を有する装置によって構成する。機能は同等で
あっても書込、読出速度は被試験メモリMUTの数倍は
速い高速メモリ素子を使って構成する。
【0013】つまり被試験メモリMUTのRAM部1と
同等乃至はそれ以上の記憶容量を持つRAM部(以下疑
似RAM部と称す)31と、被試験メモリMUTのSA
M部2と同等の機能を具備したSAM部(以下疑似SA
M部と称す)32とによって構成し、被試験メモリMU
Tに与える試験パターン信号PA ,PC と全く同じ試験
パターン信号PA ,PC をエミュレータEMLの疑似R
AM部31及び疑似SAM部32に与え、被試験メモリ
MUTと全く同一の動作を行なわせる。
【0014】従って例えば被試験メモリMUTのRAM
部1だけの動作試験を行なう場合は、被試験メモリMU
TのRAM部1と、疑似RAM部31にメインパターン
発生器12からメインパターン信号PA を与え、被試験
メモリMUTのRAM部1と疑似SAM部31の所望の
アドレスにメインパターン信号PA を書込み、これを読
出す。
【0015】疑似RAM部31から読出したパターン信
号PB をメイン期待値信号PB としてメイン論理比較器
13に与え、メイン論理比較器13において、被試験メ
モリMUTのRAM部1から読出されて来る読出出力P
RAM と比較し、良否を判定する。この比較動作により被
試験メモリMUTのRAM部1の良否を試験することが
できる。
【0016】リード転送動作の試験は次のようにして行
なう。主パターン発生器12から主パターン信号PA
発生させる。主パターン信号PAは被試験メモリMUT
のRAM部1と、疑似RAM部31に与えられる。RA
M部1と疑似RAM部31に与えられたパターン信号P
A にはリード転送コマンドが含まれており、このリード
転送コマンドによりRAM部1と疑似RAM部31はそ
れぞれ同一アドレスからSAM部2及び疑似SAM部3
2にデータを転送する動作を実行する。
【0017】この転送動作の実行によりSAM部2と疑
似SAM部32にはRAM部1と疑似RAM部31の同
一アドレスから読出されたデータが格納される。格納さ
れたデータはSAM部2と疑似SAM部32とから信号
SAM 及びPD として読出され、サブ論理比較器23に
入力される。サブ論理比較器23において、疑似SAM
部32から読出される信号PD をサブ期待値信号とし、
SAM部2から読出される信号PSAM と比較し、良否を
判定する。この比較動作により被試験メモリMUTのR
AM部1に書込んだデータがSAM部2に正しく転送さ
れ、SAM部2から正しく読出されたか否かを試験する
ことができる。
【0018】ライト転送試験はサブパターン発生器22
から出力されるサブパターン信号P C をSAM部2と疑
似SAM部32とに与え、各SAM部2と32からRA
M部1と疑似RAM部31のそれぞれの指定したアドレ
スにデータを転送する。RAM部1と疑似RAM部31
に転送され記憶されたデータはそれぞれRAM部1と疑
似RAM部31からそれぞれPRAM 及びPB として読出
されメイン論理比較器13に入力される。このとき疑似
RAM部31から読出される信号PB はメイン期待値信
号PB とされ、このメイン期待値信号PB とRAM部1
から読出された信号PRAM とを比較し、良否を判定す
る。この判定により被試験メモリMUTのライト転送動
作の試験を行なうことができる。
【0019】以上の説明によりエミュレータEMLが疑
似的に期待値信号の発生器として動作することが理解で
きよう。この発明では更にエミュレータEMLの構成に
ついて提案する。ここでエミュレータEMLを構成する
場合に、発生する問題点について説明する。被試験メモ
リMUTにおいてリード転送及びライト転送が行なわれ
た場合、エミュレータEMLにおいて、被試験メモリM
UTと同様に、一度にデータの転送を実行することはむ
ずかしい。
【0020】例えば試験メモリMUTのRAM部1が例
えば256Kワード×4ビット(1Mビット)の構成と
なっている場合、ロウアドレスとカラムアドレスが共に
9ビットとすると、一度に転送されるデータは1ロウア
ドレス分、すなわち512ワード×4ビット=2048
ビットのデータを一度に送らなければならないからであ
る。
【0021】換言すると被試験メモリMUTでは204
8ビットのデータバスが形成されているものと見ること
ができる。従ってエミュレータEMLにおいても本来は
被試験メモリMUTと同様に2048ビットのデータバ
スを設けなくてはならない。然し乍ら集積回路以外の実
配線で2048ビットのデータバスを形成するとエミュ
レータが大きく高価になってしまう。さらに被試験メモ
リの世代が進むにつれて容量も増加し、それに合わせて
転送データ量も増加するのでエミュレータは益々大きく
高価なものとなってしまう。
【0022】このような理由からエミュレータEMLは
疑似RAM部31と疑似SAM部32との間の転送用デ
ータバスは可及的にビット数を少なくしなくてはならな
い。この発明は可及的に少ないビット数で多ビットデー
タを高速転送することができるエミュレータEMLの構
成を合せて提案する。この発明で提案するエミュレータ
EMLは転送すべき全データをこのデータビット数の整
数分の1のビット数に分割し、この分割したビット数の
データをデータブロックとして時分割して逐次転送する
構成としたものである。
【0023】図2にこの逐次転送方式を採るエミュレー
タEMLの構成を示す。エミュレータEMLは、疑似R
AM部31と、疑似SAM部32とによって構成される
点は上述した通りである。疑似RAM部31はRAMバ
ッファメモリ31Aと、アドレスセレクタ31Bと、ア
ドレスコントローラ31Cと、マスクコントローラ31
Dと、データマルチプレクサ31Fと、ライトデータフ
ォーマッタ31Eとによって構成される。
【0024】RAMバッファメモリ31Aは複数のメモ
リによって被試験メモリMUTのRAM部1と同等の記
憶容量乃至はそれ以上の容量を具備する。データの転送
時には全メモリを一度にアクセスして読出し、書込を行
なう。例えばRAMバッファメモリ31Aをデータ幅1
ビットのメモリ64個で構成した場合、一度に64ビッ
トで読出、書込を行ない転送することができ、これが1
データブロックに相当する(以後特にことわらない限り
64ビットで説明する)。
【0025】RAMコントローラ31Hはエミュレータ
EMLの全体を制御し、メインパターン発生器12(図
1参照)からの1番最初の転送命令により図3に示す様
にエミュレータEMLの動作サイクルをn+1個に分割
し、この1つ目のサイクルでRAMバッファメモリ31
Aをランダムアクセスするサイクルとし、残りn個のサ
イクルはデータ転送用にRAMバッファメモリ31Aを
アクセスするサイクルとする様に各コントロール部に制
御信号を送る。nの値はMUTのテストサイクルに比例
して0から適当な値まで採ることができる。
【0026】アドレスセレクタ部31Bはメインパター
ン発生器12から与えられるアドレス信号MARを図4
に示す様なフォーマットに並べ換え、RAMバッファメ
モリ31Aをアクセスするアドレスとしてアドレスコン
トローラ部31Cに送り、メモリセレクトアドレスビッ
ト分はRAMコントローラ31Hを介してSAMコント
ローラ32Aに与える。
【0027】マスクコントローラ31DはRAMバッフ
ァメモリ31Aのライトパービット(多ビットデータメ
モリにおいてマスクを掛けたビットは書込を行なわず、
マスクの掛っていないビットのみ書込を行なう)機能用
のマスクデータの発生や、ライトマスク転送時のマスク
データの発生を行なう。疑似SAM部32はSAMコン
トローラ32Aと、ライトデータフォーマッタ32E
と、データマルチプレクサ32Bと、SAMバッファメ
モリ32Cと、リードデータフォーマッタ32Dとによ
って構成される。
【0028】SAMバッファメモリ32Cは図5に示す
ように複数のレジスタファイルRF A 〜RFD によって
構成される。図5の例では4個のレジスタファイルRF
A 〜RFD と、マルチプレクサMUXとによって構成し
た場合を示す。各レジスタファイルRFA 〜RFD はそ
れぞれRAMバッファメモリ31Aにおいて1度に読出
及び書込を行なうことができるビット数分(この例では
64ビット)の容量を持ち、疑似RAM部31と疑似S
AM部32との間のデータ転送に際して1度に読出及び
書込を行なう。各レジスタファイルRFA 〜RFD はそ
れぞれSAMコントローラ32Aに設けられたSAMラ
イトポインタSWPと、SAMリードポインタSRPに
より何れか一つが指定されて読出及び書込が行なわれ
る。
【0029】SAMコントローラ32AはRAMコント
ローラ31Hの制御下でSAMバッファメモリ32Cの
制御を行なう。データマルチプレクサ32Bはリード転
送状態と、リード転送以外の状態のデータの流れを切換
る動作を行なう。ライトデータフォーマッタ32Eとリ
ードデータフォーマッタ32Dは被試験メモリMUTの
データ幅に合せてエミュレータのデータ幅を合せる動作
と、RAMバッファメモリ31Aが多数のメモリで構成
されるのでそれらにデータを加えたり、選択する動作を
行なう。
【0030】リード転送動作は以下のようにして実行さ
れる。テストが開始されて最初のリード転送命令でRA
Mコントローラ31HはエミュレータEMLの動作サイ
クルを図3に示すようにランダムアクセスサイクルT
RAM と、データ転送サイクルT 1 ・・・・Tn に分割す
る。(以後転送動作でないサイクルでも分割は行なわれ
る)。
【0031】データ転送アドレスはアドレスコントロー
ラ31Cでラッチされ、メモリセレクトアドレスはSA
Mコントローラ32Aでラッチされる。リード転送命令
はRAMコントローラ31HからSAMコントローラ3
2Aに送られる。SAMコントローラ32Aは内部に図
5に示すように各レジスタファイルRFA 〜RFD 毎に
ステータスフラグレジスタRF−SFRを具備し、この
ステータスフラグレジスタRF−SFRの状態からRA
Mコントローラ31Hにデータ転送要求信号を送る。R
AMコントローラ31Hはこのデータ転送要求信号RE
Qを受けてデータ転送サイクルT1 〜Tn にRAMバッ
ファメモリ31Aの64個のメモリ全ビットを読出し、
疑似SAM部32Cに送る。SAMコントローラ32A
はレジスタファイルRFA 〜RFD の中の例えばレジス
タファイルRFA のステータスフラグレジスタRF−S
FRをセット(データ有効)し、このレジスタファイル
RFA に送られて来たデータを1度に書込を行なう。R
AMコントローラ31Hは1回データ転送をすると図4
に示す転送ブロックアドレスを1つ進め、次のデータブ
ロックをアクセスする為のアドレスを作る。
【0032】この例ではSAMバッファメモリ32Cに
4個のレジスタファイルRFA 〜RFD を設けたから、
その全てにデータが送られるまでSAMコントローラ3
2Aはデータ転送要求信号REQを出し続ける。4個の
レジスタファイルRFA 〜RFD の全てにデータが書込
まれるとデータ転送要求信号REQ(図2参照)の出力
は停止される。
【0033】SAMバッファメモリ32Cにデータが送
られると、サブパターン発生器22(図1参照)からS
AMコントローラ32Aにサブ制御信号SUBCが与え
られ、このサブ制御信号SUBCによってSAMバッフ
ァメモリ32C内のレジスタファイルRFA 〜RFD
読出し、この読出したデータをサブ論理比較器23にサ
ブ期待値信号PD として与える。
【0034】ここでこの発明では1つのレジスタファイ
ル例えばRFA を読出したら、次のレジスタファイルR
B を読出すためにSAMリードポインタSRPを1つ
進め、読み終ったレジスタファイル例えばRFA のステ
ータスフラグレジスタをリセットする。このステータス
フラグレジスタのリセットによってSAMコントローラ
32Aはデータ転送要求信号REQをRAMコントロー
ラ31Hに出力する。データ転送要求信号REQが出力
されるとRAMコントローラ31HはRAMバッファメ
モリ31Aから分割された転送サイクルT1 〜Tn の内
どれかでデータ転送を行なう。
【0035】このようにしてSAMバッファメモリ32
C内のレジスタファイルRFA 〜RFD の1つでも空に
なると、その空になったレジスタファイルに逐次データ
を転送し、疑似SAM部32からサブ期待値の発生を可
能としている。本例では1度に64ビットのデータをレ
ジスタファイルに送り擬似SAM部32より4ビットづ
つ読みだすので1回の転送でSAM部2の16ワード分
の期待値を作れることになる。つまりSAM部2の期待
値16回出力に対して1度データ転送が行われるだけで
良い事になる。レジスタファイルRFA 〜RFD の読出
はメインパターン発生器側の制御で行なうのではなく、
被試験メモリMUTと同様にサブパターン発生器22の
制御で行なうのでメインパターン発生器12側のタイミ
ングと非同期で読出が可能となる。
【0036】被試験メモリMUTは転送後RAM部1及
びSAM部2は別々のタイミングで非同期にアクセスさ
れる。エミュレータEML側もバッファメモリ31A及
び32Cのアクセスは分割されたランダムアクセスサイ
クルに被試験メモリMUTと同様にアクセスされるの
で、非同期のエミュレータEMLが実現される。このエ
ミュレータEMLの疑似RAM部31及び疑似SAM部
32を読出すことによりメイン期待値信号と、サブ期待
値信号を得ることができる。つまり、被試験メモリMU
TのSAM部2からリード転送出力PSAM を出力し、ま
た疑似SAM部32からサブ期待値信号PD を出力して
いる状態では、被試験メモリMUTのRAM部1とエレ
ミュレータEMLの疑似RAM部31は任意に読出、書
込を行なうことができる。従ってリード転送動作の試験
中でもSAM部2及び疑似SAM部32が読出中の合い
間にRAM部1及び疑似RAM部31に書込読出を独自
に実行することができるから、RAM部1の書込、読出
試験を実行することができる。
【0037】ライト転送動作は以下のようにして実行さ
れる。リード転送動作と同様にテストが開始されて最初
のライト転送命令でRAMコントローラ31H(図2参
照)はエミュレータEMLの動作を図3に示すようにラ
ンダムアクセスサイクルTRAM とデータ転送サイクルT
1 〜Tn に分割を行なう。
【0038】メインパターン発生器12からのライト転
送命令でデータ転送先のアドレスはアドレスコントロー
ラ31Cでラッチされる。メモリセレクトアドレスはS
AMコントローラ32Aにラッチされる。マスクデータ
はマスクコントローラ31Dにラッチされる。データ転
送先のアドレスがアドレスコントローラ31Cにラッチ
されると、SAMバッファメモリ32Cに設けたレジス
タファイルRFA 〜RFD (図5参照)にサブパターン
発生器22からデータの入力が可能となる。レジスタフ
ァイルの例えばRFA のメモリセレクトアドレス(図4
参照)によって示される書込開始アドレスからデータの
書込を開始する。1つのレジスタファイル例えばRFA
がデータで満されると、ステータスフラグレジスタRF
−SFRをセット(データ有効)し、SAMライトポイ
ンタSWPの状態を1つ進め、次のレジスタファイルR
B にデータを入力する。爾後レジスタファイルR
C ,RFD ,RFA ,RFB ・・・の順に繰返され
る。
【0039】ステータスフラグレジスタ(RF−SF
R)が1個でもセットされていると、SAMコントロー
ラ32AはRAMコントローラ31Hに対して転送要求
信号REQを出力する。RAMコントローラ31Hはこ
の転送要求信号REQを受けて、分割された転送サイク
ルT1 ・・・Tn (図3)中に一度に64ビットのデー
タをRAMバッファメモリ31Aに書込を行なう。この
書込が終了すると書込を行なったデータのステータスフ
ラグレジスタ(RF−SFR)をリセット(データ無
効)し、SAMリードポインタSRP(図5)の状態を
1つ進める様にSAMコントローラ32Aに信号を送
る。
【0040】各レジスタファイルRFA 〜RFD にはサ
ブパータン発生器22より4×16ビットのデータの入
力が行なわれる毎に、書込データ(4ビット)の他に1
ビットのフラグビットを各データ毎に持ち、データが入
力される毎にこのフラグビットをセットして行く。これ
により疑似SAM部32から疑似RAM部31に一度に
64ビット同時に転送しても、このフラグビットがセッ
トされていないデータはRAMバッファメモリには書込
を行わなければSAM部2へのデータ入力のスタートア
ドレスが16ワード毎(本例のデータ幅4ビットの場
合)にならず任意とすることが可能となる。
【0041】RAMバッファメモリ31Aにライト転送
動作によりデータの書込を行なうとき、マスクコントロ
ーラ31Dにセットされているマスクデータによりデー
タビット方向のマスクをかける。図6にリード転送時の
レジスタファイルRFA 〜RFD とSRP、SWPの動
作状況を示す。また図7にライト転送時のレジスタファ
イルRFA 〜RFD とSRP、SWPの動作状況を示
す。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれば
被試験メモリMUTと同等に動作するエミュレータEM
Lを設けたから、被試験メモリMUTに書込む試験パタ
ーン信号をエミュレータに書込み、これをリード転送動
作及びライト転送動作によって転送し、その転送したデ
ータを被試験メモリMUTの読出動作と連動して読出す
ことにより、メイン期待値信号PB 及びサブ期待値信号
D を発生させることができる。
【0043】この結果、メインパターン発生器12及び
サブパターン発生器22は試験パターン信号だけを発生
すればよく、期待値信号を発生させる必要がない。よっ
てパターン発生に関わるプログラムの作成が容易とな
り、プログラム作成に要するコストの低減が期待でき
る。またリード転送後に、被試験メモリMUTはRAM
部1に対して自由にアクセスが可能な状態になるから、
この発明ではこの点を考慮して、リード転送後に被試験
メモリMUTのRAM部1とエミュレータEMLの疑似
RAM部31に書込を行ない、これを読出して比較する
ことによりリード転送動作の試験中であってもRAM部
1の書込、読出試験を行なうことができる。よって異種
の試験を同時平行して実行できるから試験に要する時間
を短縮することができる利点も得られる。また被試験メ
モリMUTの世代が進んでSAM部2の容量(ワード
数)が増加しても本装置はデータブロック転送の回数が
ふえるだけで対応されるので本装置はそのまま使用可と
なる利点も得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を説明するためのブロック
図。
【図2】この発明の要部の実施例を説明するためのブロ
ック図。
【図3】この発明の動作状態を説明するためのタイミン
グチャート。
【図4】この発明の実施例に用いるアドレス信号の形態
を説明するための図。
【図5】この発明の実施例に用いるレジスタファイルの
構造を説明するためのブロック図。
【図6】この発明の要部のリード転送動作を説明するた
めの図。
【図7】この発明の動作を説明するための図。
【図8】被試験メモリの構成を説明するためのブロック
図。
【図9】被試験メモリのリード転送動作を説明するため
の図。
【図10】被試験メモリのライト転送動作を説明するた
めの図。
【図11】従来の技術を説明するためのブロック図。
【符号の説明】
MUT 被試験メモリ 1 RAM部 2 SAM部 11 メインタイミング発生器 12 メインパターン発生器 13 メイン論理比較器 21 サブタイミング発生器 22 サブパターン発生器 23 サブ論理比較器 31 疑似RAM部 31A RAMバッファメモリ 32 疑似SAM部

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ランダムアクセスが可能なRAM部と、
    このRAM部に書込まれた一部のデータが転送され、こ
    の転送されたデータを記憶し、この記憶されたデータを
    逐次シリアルデータとして高速度に読出すことができ、
    また高速度シリアルデータを外部から取込むことがで
    き、この取込んだシリアルデータを一度に上記RAM部
    に転送しRAM部に記憶することが可能なSAM部とを
    具備したメモリを試験するメモリ試験装置において、 複数のビットにわたって同時に読出及び書込が可能な複
    数のメモリによって上記試験すべきメモリのRAM部と
    同等の容量のメモリを構成して成る疑似RAM部と、上
    記疑似RAM部の複数のメモリを一度にアクセスした時
    のデータ量と同等の容量のレジスタファイルが複数設け
    られて構成され、上記複数のレジスタファイルが逐次上
    記疑似RAM部のメモリとデータの転送を可能とし、上
    記疑似RAM部のメモリから転送されたデータを順次各
    レジスタファイルから読出すことができ、1つのレジス
    タファイルが読出中に他のレジスタファイルに上記メモ
    リからデータの転送を実行するリード転送動作と、各レ
    ジスタファイルに書込まれたデータを逐次上記疑似RA
    M部を構成するメモリに転送して記憶させるライト転送
    動作を実行することができる疑似SAM部とを具備し、
    疑似RAM部と疑似SAM部とによって試験すべきメモ
    リと同等の動作を実行し、疑似RAM部から疑似SAM
    部に転送したデータを疑似SAM部から読出すことによ
    り被試験メモリのリード転送動作を試験するためのサブ
    期待値信号を発生させ、疑似SAM部から疑似RAM部
    にデータを転送し、この転送されたデータをRAMバッ
    ファメモリに記憶し、この記憶したデータを読出すこと
    により、試験すべきメモリのライト転送動作を試験する
    メイン期待値信号を発生させるように構成したことを特
    徴とするメモリ試験装置。
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