JPH0514312Y2 - - Google Patents

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JPH0514312Y2
JPH0514312Y2 JP977291U JP977291U JPH0514312Y2 JP H0514312 Y2 JPH0514312 Y2 JP H0514312Y2 JP 977291 U JP977291 U JP 977291U JP 977291 U JP977291 U JP 977291U JP H0514312 Y2 JPH0514312 Y2 JP H0514312Y2
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permanent magnet
bell
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ring
magnetic
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】 本考案は、目覚時計等に
利用される電磁式打鈴装置に関する。
【0002】
【従来の技術】 目覚時計等に利用される電磁式
打鈴装置として、例えば、特公昭57−35478号公
報に記載されたものがある。
【0003】 これは、電磁石内に挿入された磁芯
(鉄心)とシユモク中央部に取付けられた永久磁
石との間に働く磁気力を利用して、永久磁石を吸
引または反発させ、シユモクの先端部に取り付け
られた打玉でリンを打鈴するものである。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】 上記特公昭57
−35478号公報に記載された電磁式打鈴装置では、
磁芯(鉄心)と永久磁石との間に働く磁気力(吸
引力または反発力)のみによつて打鈴動作を行つ
ていたため、電磁石は強力な磁界を発生させる必
要があつた。従つて、電磁石のコイルには大量の
電流を流さなければならず、大型の電磁石が必要
であつた。
【0005】 本考案の目的は、シユモクのバネ力を
有効に利用して打鈴動作を行うことにより、電磁
式打鈴装置に用いる電磁石の消費電流を低減して
その小型化をはかることである。本考案の他の目
的は、磁芯と永久磁石との間に働く磁気力の調整
を可能にして、最適状態で打鈴動作を行うことが
できるようにすることである。
【0006】
【課題を解決するための手段】 本考案における
電磁式打鈴装置は、軸方向に移動可能な電磁石の
磁芯とシユモクに取付けられた永久磁石との間に
磁気力が働かない状態では、シユモクの有するバ
ネ力により打鈴部材がリンに弾接し、かつ、電磁
石の励磁コイルが非励磁状態のときには、磁芯と
永久磁石との間に働く磁気力により打鈴部材がリ
ンと非接触となるように位置決めし、励磁コイル
が励磁状態のときには、磁芯と永久磁石とが反発
関係となるようにし、磁芯と永久磁石との間に働
く反発力とシユモクのバネ力とを同方向に働かせ
ることにより、打鈴部材がリンを打鈴するように
したものである。
【0007】
【実施例】 以下、本考案の一実施例を図面を用
いて説明する。
【0008】 図1に電磁式打鈴装置の平面図を、図
2に図1A−A部断面図を、図3にシユモクの詳
細図を示す。
【0009】 図1において、1はリン支持板2の先
端に溶接等により固着されたリンであり、リン支
持板2をプラスチツク等で構成されたケース3上
の柱3aにネジ止めすることにより固定されてい
る。
【0010】 8はコイルボビン8aに巻かれた励磁
コイル、9は磁性体で構成されたヨーク、10は
やはり磁性体で構成され、コイルの中心に挿入位
置し、ヨーク9と螺合することにより軸方向に移
動可能な磁芯であり、8,8a,9,10により
電磁石を構成している。電磁石はヨークに設けら
れたツバ9aによりケース3にネジ止めされてい
る。
【0011】 4は図3に図示のように、バネ性を有
する薄板で形成されたシユモクである。
【0012】 シユモク4の先端部にはリン1を打鈴
する打鈴部材5すなわち打玉が固着されている。
シユモク4の磁芯10と対向する位置には永久磁
石6が固着されている。
【0013】 永久磁石6には、シユモク4が振動し
て磁芯10と衝突したときに、永久磁石6を破損
しないようにシヨツクを吸収し、また、衝突時の
雑音を減少させるためにウレタン等で形成した緩
衝部材7が張付けてある。
【0014】 シユモク4は図2に図示のように、磁
芯10と永久磁石6の軸が一致するようにケース
3上の柱3bにネジ止めされ、図1の上下方向に
振動可能なようにしてある。また、永久磁石6は
シユモク4の振動方向、例えば図1で上側がN
極、下側がS極となるように着磁してある。な
お、コイル8に通電しておらず、また、磁芯10
が挿入されていない状態、すなわち永久磁石6に
外力が働かない状態で、かつ、リン1を取り外し
た状態を想定すると、図1一点鎖線図示のよう
に、打鈴部材5の先端がリン1の下側の側面より
わずかに上方にくるように位置決めしてある。す
なわち、コイル8に通電しておらず、また、磁芯
10が挿入されていない状態、すなわち永久磁石
6に外力が働かない状態で、かつ、リン1が取付
けられている状態を想定すると、シユモク4のバ
ネ力により打鈴部材5がリン1に弾接しているこ
とになる。従つて、リン1と打鈴部材5との打鈴
関係を確実に保つことができる。一方、実際の使
用状態では、磁芯10を調整して適当な位置まで
挿入することにより、磁芯10と永久磁石6との
間に働く吸引力によりシヨモク4が曲げられ、図
1実線で示したように、打鈴部材5の先端とリン
1、および永久磁石6と磁芯10が、各々適当な
間隔をもつて釣り合うように構成されている。3
cはこの電磁式打鈴装置を時計のケース等に取付
けるための穴である。
【0015】 つぎに、上記電磁式打鈴装置を用いて
打鈴パターンを変える動作について説明する。
【0016】 図4に上記構成の電磁式打鈴装置を駆
動する回路ブロツク図を、図5に駆動波形の一例
を示す。今、説明を簡単にするため、4種類の打
鈴パターンを8秒毎に順次切換えて出力する場合
について説明する。
【0017】 図4において、12は水晶発振器、1
3は水晶発振器12からの信号を分周する分周回
路、14は時計回路である。時計回路14はアナ
ログでもデジタルでもよいが、これは本出願の目
的とするところではないので説明は省略する。
【0018】 15は分周回路13からの複数の周波
数をデコードして複数のパルス列を発生させる第
1のパルス列発生回路であり、実施例では図5の
P1〜P4波形を発生する、P1,P2は各々0.5秒、
0.25秒毎に16msだけ有効レベル(以下、有効レ
ベルをHレベル、無効レベルをLレベルと記す。)
となる信号であり、P3は1秒毎に0.5秒間だけ32
Hzを出力する信号、P4は32Hzの連続信号である。
【0019】 16はアラーム時刻の到来によりHレ
ベルとなり、鳴り止め手段(図示せず)によりL
レベルとなる信号Saによつてトリガされる第2
のパルス発生回路であり、図5a1〜a4に図示
のように8秒毎に順次Hレベルが出力される。な
お、波形a4は図5点線図示のように信号Saが
Hレベルの間、すなわち鳴止め操作がなされるま
でHレベルを保つようにしてもよい。
【0020】 17は波形切換え回路であり、a1が
HレベルのときはP1、a2がHレベルのときは
P2、a3がHレベルのときはP3、a4がHレベ
ルのときはP4が各々出力端子Oから出力され
る。
【0021】 18はトランジスタであり、波形切換
え回路17の出力OがHレベルのときON、Lレ
ベルのときOFF状態となる。11は図1に示し
た電磁打鈴装置である。8は前述の励磁コイルで
あり、通電時には、磁芯10の永久磁石側と永久
磁石6の磁芯側が同極性となるように接続されて
いるものとする。
【0022】 今、アラーム時刻が到来すると、最初
の8秒間はa1がHレベルであるため波形切換回
路17の出力Oからは波形P1が出力され、P1が
Hレベルのときはトランジスタ18がONとなる
ので、電源Vから励磁コイル8およびトランジス
タ18を通じて電流が流れ、電磁石が励磁され
る。
【0023】 前述のように、磁芯10は永久磁石6
と同極性となるため永久磁石6は反発力を受け、
シユモク4はその反発力と自分自身のバネ力によ
つて上方に動かされ、打鈴部材5がリン1を打鈴
する。
【0024】 P1がLレベルになると、トランジス
タ18がOFFして電磁石は励磁されなくなるの
で、永久磁石6が磁芯10に吸引され打鈴部材5
はリン1から離れる。
【0025】 従つて、最初の8秒間はP1波形に従
い2Hz周期で打鈴される。以下同様にして、波形
切換回路17の出力からは順次P2,P3,P4の波
形が8秒毎に順次出力され、その波形に従つてリ
ン1を打鈴する。従つて、P1〜P4の波形を変え
ることにより、最初はゆつくりと打鈴し、しだい
に早く打鈴するようにすれば、聴感上しだいに音
が大きく聞こえるようにすることができる。ま
た、励磁コイル8に電流が流れるのは、P1〜P4
の波形がHレベルのときだけであり、全体的な消
費電流が少なくなる。
【0026】 なお、上記振動系は、リンとシユモ
ク、および永久磁石と磁芯の距離によつて、周波
数特性および音圧が変化するので、磁芯を移動す
ることによつて、これらの距離が最適となるよう
調整できるようにしてある。
【0027】 また、打鈴パターンは上記に限らず、
何種類あつてもよいし、切換時間の長さも自由で
ある。
【0028】
【考案の効果】 本考案における電磁式打鈴装置
は、電磁石の磁芯と永久磁石との間に働く磁気力
による反発力とシユモク自身のバネ力とを同方向
に働かせることにより、打鈴動作を行うようにし
たものである。打鈴に際してバネ力も加わるた
め、従来に比べて電磁石のコイルに流れる電流を
大幅に低減することができる。従つて、電磁石の
小型化をはかることも可能となる。また、電磁石
の磁芯を軸方向に移動可能としたため、磁芯と永
久磁石との間に働く磁気力の調整が可能となり、
最適状態で打鈴動作を行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の平面図である。
【図2】図1のA−A断面図である。
【図3】シユモクの詳細図である。
【図4】図1の電磁打鈴装置の駆動回路のブロツ
ク図である。
【図5】図4の駆動波形のタイムチヤートであ
る。
【符号の説明】
1……リン 4……シユモク 5……打鈴部材 6……永久磁石 8……励磁コイル 10……磁芯。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通電により磁界を生じる励磁コイ
    ルと、 磁性体からなり、上記励磁コイル内に位置し、
    軸方向に移動可能な磁芯と、 バネ性を有し、一端が固定されたシユモクと、 上記シユモクの他端に固着された打鈴部材と、 上記磁芯の先端部と対向するように上記シユモ
    クに固着された永久磁石と、 上記シユモクの振動に応じて上記打鈴部材によ
    り打鈴されるリンとからなり、 上記磁芯と上記永久磁石との間に磁気力が働か
    ない状態では、上記シユモクのバネ力により上記
    打鈴部材が上記リンに弾接し、かつ、上記励磁コ
    イルが非励磁状態では、上記磁芯と上記永久磁石
    との間に働く磁気力により上記打鈴部材が上記リ
    ンと非接触となるように位置決めしてあり、 上記励磁コイルが励磁状態では、上記磁芯と上
    記永久磁石とが反発関係にあり、 上記磁芯と上記永久磁石との間に働く反発力と
    上記シユモクのバネ力とを同方向に働かせること
    により、上記打鈴部材が上記リンを打鈴するよう
    にした電磁式打鈴装置。
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