JPH05142902A - 複写機のページ連写方法 - Google Patents

複写機のページ連写方法

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JPH05142902A
JPH05142902A JP3303174A JP30317491A JPH05142902A JP H05142902 A JPH05142902 A JP H05142902A JP 3303174 A JP3303174 A JP 3303174A JP 30317491 A JP30317491 A JP 30317491A JP H05142902 A JPH05142902 A JP H05142902A
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JP3303174A
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English (en)
Inventor
Seiji Sakata
誠二 坂田
Shozo Miyawaki
省三 宮脇
Masao Moriya
正夫 守屋
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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  • Exposure Or Original Feeding In Electrophotography (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)
  • Facsimile Scanning Arrangements (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ADFを用いて連続コピーする際に、無駄の
ないページ連写コピーを可能とすること。 【構成】 ADFによりコンタクトガラス上に搬送セッ
トされる原稿の前半画像情報の有無を検出する前半画像
検出手段と後半画像情報の有無を検出する後半画像検出
手段とを備え、ページ連写モード選択時において、原稿
の前半又は後半の一方のみに画像情報を有する時には、
画像情報を有する半分のみについて複写処理を行なった
後、原稿をコンタクトガラス上から排紙させるように
し、原稿の前半及び後半の両方に画像情報を有する時に
は、半分ずつ順次複写処理を行なった後、原稿をコンタ
クトガラス上から排紙させるようにし、原稿の前半及び
後半の両方に画像情報を有しない時には、複写処理を行
なわずに原稿をコンタクトガラス上から排紙させ、実際
に画像を有する部分についてのみコピーするようにし
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複写機のページ連写方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、複写機にあっては、多機能・高級
化が進み、各種処理モードの活用が可能となっており、
その内の一つのモードとしてページ連写モードやページ
連写両面モードがある。これは、例えばA3サイズの原
稿の前半画像と後半画像とを、A4サイズの転写紙に順
に片面コピーとして、又は、両面コピーとしてコピーす
るといったものである。
【0003】また、近年の複写機にあっては、多機能の
有効活用を図るため、原稿をコンタクトガラス上に自動
的に搬送セットさせ、コピーに供し、コピー終了後には
コンタクトガラス上から自動的に排紙させる原稿自動搬
送装置(ADF)を備える傾向にある。よって、上記の
ページ連写についても原稿をADFで処理するようにす
れば、処理性が向上するものとなる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、コピーに供
される原稿は常にその前半及び後半部分に画像を有する
とは限らないが、従来にあっては、ページ連写モード時
であれば、画像の有無に関係なく、常に半分ずつのコピ
ー処理を行ない、ページ連写両面モード時であれば、常
に両面コピー処理を行なうようにしている。この結果、
画像を有しない分については、コピー速度(処理時間)
が遅くなるだけでなく、白紙コピーとなってしまうとい
った用紙の無駄も生ずるものである。極端な例では、A
DFにおける積載原稿中には白紙原稿が混ざっているこ
ともあるが、このような白紙原稿についても通常通りペ
ージ連写モードやページ連写両面モードの処理を実行し
てしまうといったことも発生する。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明で
は、ページ連写モードを選択するモードキーと、原稿自
動搬送装置によりコンタクトガラス上に搬送セットされ
る原稿の前半画像情報の有無を検出する前半画像検出手
段と後半画像情報の有無を検出する後半画像検出手段と
を備え、ページ連写モード選択時にこれらの前半画像検
出手段と後半画像検出手段との検出結果に応じてページ
連写モードの処理を異ならせるようにした。
【0006】具体的な処理としては、原稿の前半又は後
半の一方のみに画像情報を有する検出結果の時には、画
像情報を有する半分のみについて複写処理を行なった
後、原稿をコンタクトガラス上から排紙させるように
し、原稿の前半及び後半の両方に画像情報を有する検出
結果の時には、半分ずつ順次複写処理を行なった後、原
稿をコンタクトガラス上から排紙させるようにし、原稿
の前半及び後半の両方に画像情報を有しない検出結果の
時には、複写処理を行なわずに原稿をコンタクトガラス
上から排紙させるようにした。
【0007】また、請求項4記載の発明では、ページ連
写両面モードを選択するモードキーと、原稿自動搬送装
置によりコンタクトガラス上に搬送セットされる原稿の
前半画像情報の有無を検出する前半画像検出手段と後半
画像情報の有無を検出する後半画像検出手段とを備え、
ページ連写両面モード選択時にこれらの前半画像検出手
段と後半画像検出手段との検出結果に応じてページ連写
両面モードの処理を異ならせるようにした。
【0008】具体的な処理としては、原稿の前半又は後
半の一方のみに画像情報を有する検出結果の時には、画
像情報を有する半分のみについて両面コピーの片面コピ
ーとして複写処理を行なった後、原稿をコンタクトガラ
ス上から排紙させるようにし、原稿の前半及び後半の両
方に画像情報を有する検出結果の時には、半分ずつ両面
コピーの片面コピーとして順次複写処理を行なった後、
原稿をコンタクトガラス上から排紙させるようにし、原
稿の前半及び後半の両方に画像情報を有しない検出結果
の時には、複写処理を行なわずに原稿をコンタクトガラ
ス上から排紙させるようにした。
【0009】
【作用】前半画像検出手段と後半画像検出手段とを備え
て原稿の前半部分の画像情報の有無と後半部分の画像情
報の有無とを検出し、その検出結果に応じて処理を異な
らせることにより、画像情報を有しない部分についての
不要な複写処理をなくすことができ、コピー速度、用紙
に無駄のないページ連写処理が可能となる。
【0010】
【実施例】本発明の第一の実施例を図1ないし図9に基
づいて説明する。まず、本発明が適用されるデジタル複
写機の構成・作用について説明する。図2はデジタル複
写機の全体構成を示す概略図であり、大別すると、複写
機本体1に対して圧板兼用のADF2、ソータユニット
3、両面反転ユニット4等が付設されて構成される。
【0011】複写機本体1は、スキャナ部、光書込み
部、感光体部、現像部、給紙部などを備えて構成されて
いる。まず、スキャナ部は反射鏡付きの光源5と第1ミ
ラー6とを装備して一定速度で移動する第1スキャナ
と、第2,3ミラー7,8を装備して第1スキャナの1
/2の速度で第1スキャナに追従して移動する第2スキ
ャナとを有している。これらの第1,2スキャナにより
コンタクトガラス9上の原稿を光学的に走査し、その反
射像を色フィルタ10を介して常に位置固定の結像レン
ズ11に導き、CCD等の一次元固体撮像素子12上に
結像させる。この一次元固体撮像素子12で読取った画
像信号はアナログ値であるので、A/D変換され、画像
処理基板13にて種々の画像処理(例えば、2値化、多
値化、階調処理、変倍処理、編集処理など)が施され、
スポットの集合としてデジタル信号に変えられる。
【0012】画像処理後の画像処理は光書込み部15に
おいてレーザ光のラスタ走査により光の点の集合の形で
感光体16上に書込まれる。ここに、感光体16は帯電
チャージャ17により一様帯電済みであり、光書込みを
受けることにより静電潜像が形成される。この静電潜像
は現像装置18で顕像化される。顕像化された画像は、
複数段の給紙カセット19から選択給紙され、先端検知
センサ20による検知の下にレジストローラ21に一旦
保持されて、感光体16の回転に同期して給紙される転
写紙22上に転写チャージャ23によって転写される。
転写後、転写紙22は分離チャージャ24により交流除
電され、感光体16から分離される。転写後の感光体1
6はクリーニング装置25により残留トナーが掻き落し
除去され、残留電位は除電ランプ26の光照射により消
去される。一方、転写・分離後の転写紙22は分離搬送
部27により吸引搬送され、定着装置28を通り、ソー
タユニット3側、又は、必要に応じて両面反転ユニット
4或いは再給紙ループ29側に搬送される。
【0013】また、ADF2は原稿を1枚ずつコンタク
トガラス9上へ導き、コピー後に排出する動作を自動的
に行うものである。即ち、原稿テーブル30上に積載セ
ットされた原稿を搬送ローラ31、搬送ベルト32によ
りコンタクトガラス9上に給紙搬送セットし、コピー後
に搬送ベルト32を再び駆動させてコンタクトガラス9
上から排紙トレイ33上に自動的に排紙させるものであ
る。このようなADF2中には搬送される原稿の画像情
報の有無を検出するための画像センサ34が設けられて
いる。この画像センサ34は例えば照明光源付きCCD
等により構成されている。
【0014】つづいて、電装制御系について説明する。
まず、図3は電装制御全体のブロック図を示すもので、
メイン制御板36によりスキャナ制御回路37、ソータ
制御板38、両面制御板39、給紙制御板40の各制御
板が制御されるとともに、操作部41やアプリケーショ
ンシステム42等が制御されるように構成されている。
【0015】本実施例で用いるデジタル複写機の制御ユ
ニットとしてメイン制御板36中には、図4及び図5に
示すように、2つのCPU45,46を有しており、C
PU45がシーケンス関係の制御を受持ち、CPU46
がオペレーション関係の制御を受持つように構成されて
いる。CPU45,46同士は、シリアルインタフェー
ス(RS232C)により接続されている。
【0016】まず、シーケンス制御側について図4を参
照して説明する。シーケンス制御用のCPU45は、紙
の搬送タイミング、作像に関する条件設定、出力を行っ
ており、紙サイズ検知センサ、排紙検知やレジスト検知
などの紙搬送に関するセンサ47、両面反転ユニット、
高圧電源ユニット、リレー、ソレノイド、モータなどの
ドライバ48、ソータユニット3、スキャナユニット1
5、マスク、トリム処理などを行なう画像制御回路49
などが接続されている。これらに対しては、必要に応じ
てアドレスデコーダ50が接続されている。ここに、セ
ンサ47関係では、前述したように、給紙カセット19
に装着された転写紙22のサイズ・向きを検知し検知結
果に応じた電気信号を出す紙サイズセンサ、レジスト検
知や排紙検知に関するセンサ、オイルエンドやトナーエ
ンドなどサプライの有無を検知するセンサ、並びに、ド
アオープン、ヒューズ断など機械の異常を検知するセン
サなどからの入力がある。
【0017】ついで、オペレーション関係の制御を図5
を参照して説明する。ROM51及びRAM52が接続
されたメインCPU46は複数のシリアルポート(US
ARP)とカレンダIC53を制御するものであり、複
数のシリアルポートには、シーケンス制御用のCPU4
5の他に、操作部ユニット41、スキャナ制御回路3
7、FAX56、インタフェースユニット57等が接続
されている。
【0018】操作部ユニット41では、操作者のキー入
力及び複写機の状態を表示する表示器を有し、キー入力
の情報をメインCPU46にシリアル通信により知らせ
る。メインCPU46はこの情報により操作部ユニット
41の表示器の点灯、点滅を判断し、操作部ユニット4
1にシリアル送信する。操作部ユニット41はこのメイ
ンCPU46からの情報により表示器の点灯、消灯又は
点滅を行う。メインCPU46は、さらに、得られた情
報から機械の動作条件を決定してコピースタート時に、
シーケンス制御を行っているCPU45にその情報を伝
える。この操作部ユニット41中に、ページ連写モード
を指定するためのページ連写モードキーや、ページ連写
両面モードを指定するためのページ連写両面モードキー
(これは、単独にはなく、上記のページ連写モードキー
と両面モードキーとの組合せでよい)が設けられてい
る。
【0019】スキャナ制御回路37では、スキャナサー
ボモータ駆動制御及び画像処理、画像読取りに関する情
報をCPU46にシリアル送信処理するとともに、AD
F制御板58とシーケンス用のCPU45との間のイン
タフェース処理を行う。
【0020】また、信号切換えゲートアレイ59が設け
られている。この信号切換えゲートアレイ59はCPU
46からのセレクト信号により、画像データ(DATA
1,2なる2値、又は、DATA10〜13、DATA
20〜23なる多値)と各種同期信号とを次の3方向に
出力するものである。第1は、スキャナ制御回路37か
ら画像制御回路49へ出力される。この場合、スキャナ
から8ビットデータ(ただし、4ビットや1ビットにす
ることもできる)で転送されてくる画像信号をレーザビ
ームスキャナユニット15からの同期信号PMSYNC
に同期させて画像制御回路49に出力するものである。
第2は、スキャナ制御回路37からFAX56又はイン
タフェースユニット57へ出力される。この場合、スキ
ャナから8ビットデータで転送されてくる画像信号をF
AX56又はインタフェースユニット57にパラレル出
力する。第3は、FAX56又はインタフェースユニッ
ト57から画像制御回路49へ出力される。この場合、
外部に接続されている入力装置からの8ビットデータ
(ただし、4ビットや1ビットにすることもできる)で
転送されてくる画像信号をレーザビームスキャナユニッ
ト15からの同期信号PMSYNCに同期させて画像制
御回路49に出力するものである。なお、外部からの画
像信号が4ビット又は1ビットの場合には、8ビットデ
ータに変換する処理が必要である。
【0021】ついで、イメージスキャナ部の構成を図6
により説明する。CCD12から出力されるアナログ画
像信号は信号処理回路61で増幅及び光量補正され、A
/D変換器62によりデジタル多値信号に変換される。
この信号はシェーディング補正回路63により補正処理
を受け、信号分離回路64に出力される。信号分離回路
64では、入力された画像信号を処理して、文字などの
2値画像成分信号と中間調画像信号成分とに分離する。
2値画像成分信号は2値化処理回路65に入力され、中
間調画像信号成分は多値化処理回路66に入力される。
2値化処理回路65では、入力された多値データを、予
め設定されている固定閾値により2値データに変換す
る。多値化処理回路66では、走査位置毎に予め設定さ
れている閾値により入力データを判定して中間調情報を
含む16値データとして出力する。
【0022】ここに、スキャナ制御回路37はCPU4
6からの指示に従ってランプ制御回路67、タイミング
制御回路68、電気変倍回路69及びスキャナ駆動モー
タ70を制御する。ランプ制御回路67はスキャナ制御
回路37からの指示に従い光源5のオン・オフ及び光量
制御を行う。モータ70の駆動軸にはロータリエンコー
ダ71が連結されており、位置センサ72は副走査駆動
機構の基準位置(ホームポジション)を検知する。
【0023】タイミング制御回路68はスキャナ制御回
路37からの指示に従って各信号を出力する。即ち、読
取りを開始すると、CCD12に対しては1ライン分の
データをシフトレジスタに転送する転送信号と、シフト
レジスタのデータを1ビットずつ出力するシフトクロッ
クパルスとを与える。像再生系制御ユニットに対して
は、画素同期クロックパルスCLK、主走査同期パルス
LSYNC及び主走査有効期間信号LGATEを出力す
る。この画素同期クロックパルスCLKはCCD12に
与えるシフトクロックパルスとほぼ同一の信号であり、
主走査同期パルスLSYNCは画像書込みユニット15
のビームセンサが出力する主走査同期信号PMSYNC
とほぼ同一の信号であるが、画素同期クロックパルスC
LKに同期して出力される。また、主走査有効期間信号
LGATEは出力データDATA0〜7が有効なデータ
であるとみなされるタイミングでHレベルとなる信号で
ある。
【0024】スキャナ制御回路37はCPU46から読
取り開始指示を受けると、光源5を点灯させ、スキャナ
駆動モータ70を駆動開始させ、タイミング制御回路6
8を制御し、CCD12による読取りを開始させる。ま
た、副走査有効期間FGATEをHレベルにセットす
る。この信号FGATEはHレベルにセットされてから
副走査方向に最大読取り長(本例では、A3サイズ長手
方向の寸法)を走査するに要する時間を経過するとLレ
ベルとなるものである。
【0025】電気変倍回路69はスキャナ制御回路37
によって設定される主走査方向の倍率データに従い、多
値化処理された画像データ、2値化処理された画像デー
タについて、電気的に変倍処理を行なう。
【0026】また、ADF2側の制御系について、図7
により説明する。ADF2の制御プログラムを実行する
CPU75を主体として制御されるもので、アドレス、
コントロール及びデータバス76を介してROM77、
RAM78、NVRAM(不揮発性RAM)79、入出
力ポート80及びシリアル通信制御ユニット81が接続
されている。ADF2内のモータ、ソレノイド、クラッ
チ等の出力負荷、センサ等の入力素子は入出力ポート8
0を介してCPU75に接続されている。また、シリア
ル通信制御ユニット81は複写機本体1側のCPU46
との間で信号授受を行うためのものである。
【0027】しかして、本実施例では、ADF2には原
稿82を前半部分と後半部分とに2分した場合に、各々
の部分に画像情報があるか否かを前記CCDセンサ34
の検出情報に基づき自動的に識別するための画像検出回
路83が設けられている。この画像検出回路83はCC
Dセンサ34により検出される画像データ(多値デー
タ)をカウントする回路であり、検出精度をあげるため
に多値データをカウントする方式をとっているが、簡素
化するために2値データとしてもよい。
【0028】まず、CCDセンサ34から出力されるア
ナログ画像信号は図8に示すように信号処理回路84で
増幅され、A/D変換器85によりデジタル多値信号に
変換される。この信号はシェーディング補正回路86に
より補正処理を受け、多値化処理回路87に出力され、
原稿毎に予め設定された閾値によって入力データが判断
され、多値データカウント回路88に出力される。
【0029】この多値データカウント回路88の構成例
を図9に示す。この多値データカウント回路88は図9
に示すような回路88a,88bを2つ持ち、回路88
aが原稿の前半画像検出手段として機能し、回路88b
が原稿の後半画像検出手段として機能する。まず、CP
U75の設定による原稿82の前半、後半の読取り有効
エリアとして出力されるGATE信号とCCDセンサ3
4の読取りに使用されるクロック信号CLKとにより多
値データはフリップフロップ91にラッチされ、加算器
92に入力される。この加算器92においては後続のフ
リップフロップ93,94の内のフリップフロップ94
からフィードバックされる前の値と加算処理する。ここ
に、多値データはクロック信号CLKの立上りでフリッ
プフロップ91により信号Aとして出力され加算器92
に入る。この時、同時にフリップフロップ94より信号
Cとしてフィードバック信号が加算器92に入力され
る。最初に画像データが入力されるまでは、フリップフ
ロップ91からの信号Aとフリップフロップ93,94
からの信号B,Cとは何れも0である。加算器92では
信号Aと信号Cとの加算の結果、キャリーが出た場合、
カウンタ95に入力される。このカウンタ95は1,
2,〜,nで示すように、最大画像領域の画素数、即
ち、ドット数と同数をカウントできるだけのものが用意
されている。これらのカウンタ95は加算器92から出
力されたキャリーをカウントして画像データの検出を行
う。1〜nのカウンタ95のカウント値はGATEの終
了でフリップフロップ96にラッチされ、このデータを
CPU75が読取り、複写機本体1側のCPU46に送
信される。
【0030】このような方法により、原稿82の前半、
後半各々の部分について、画像情報の有無を検出し、そ
の検出結果がシリアル通信によって複写機制御系に送ら
れる。
【0031】なお、原稿82の前半、後半の画像情報の
有無の検出には、ADF2内にCCDセンサ34を設け
ることなく、複写機本体1側に設けてもよく、さらに
は、原稿情報読取り用のCCD12を兼用するようにし
てもよい。この場合には、図5に示すようにスキャナ制
御回路37側からの出力データをカウント回路97を介
して取込むようにすればよい。このカウンタ回路97は
図8に示したカウント回路88と同じものでよい。
【0032】このような構成において、ADF2を使用
してページ連写モードで連続コピーする場合の制御処理
を図1のフローチャートを参照して説明する。まず、C
PU46からスキャナを通してADF2に給紙信号を送
る。原稿82セット後、ページ連写モードをチェック
し、ページ連写モードでなければ通常のコピー処理を行
なう。ページ連写モードが選択されていれば、原稿82
における画像データの有無をチェックし(ADF2にC
CDセンサ34を搭載している場合には、ADF2側か
ら上記の処理により送られてくる画像情報データ、複写
機本体1側のCCD12を兼用使用する場合にはプレス
キャニングにより得られ上記の処理に準じて送られてく
る画像情報データ)、原稿82の前半部分にのみ画像情
報があると認識された場合はこの前半部分についてのみ
コピー処理を行ない、後半部分についてはコピー処理を
行なうことなく即座にADF2により排紙させ、次の原
稿82と入替える。即ち、ページ連写モードであるが、
2回のコピー動作を行なわず、1回のみのコピー動作と
する。原稿82の後半部分にのみ画像情報がある場合も
同様であり、前半部分についてはコピー動作を行なうこ
となく即座に後半部分のコピーを行ない、コピー終了
後、即座にADF2により排紙させ、次の原稿82と入
替える。また、前半、後半部分の何れにも画像がないと
認識された場合(白紙原稿)、コピー動作を行なうこと
なく、即座にADF2により排紙させ、次の原稿82と
入替える。さらに、前半、後半部分の双方に画像がある
と認識された場合には、通常通り、2回コピー動作が行
なわれる。即ち、前半部分についてコピーした後、後半
部分についてコピーし、コピー終了後に排紙させる。後
半部分を先にコピーし、前半部分を後にコピーするよう
にしてもよい。
【0033】このように、画像情報のない部分について
はコピー動作が行なわれないので、不必要となるコピー
分の処理時間を短縮できるとともに、転写紙22の無駄
な消費をなくすことができ、必要な分のページ連写コピ
ーを得ることができる。
【0034】ところで、画像検出濃度の検知レベルはユ
ーザ又はサービスマンが適宜変更設定できるように構成
するのがよい。これは、ユーザによっては例えば低濃度
の罫線が予め印刷されている定形用紙を原稿として用い
ることはよくあることであり、このような原稿の場合、
検知レベルによっては何も書かれていない原稿であって
も罫線により画像情報を有するものとしてコピー処理さ
れてしまうことがあるからである。また、近年では、省
資源化のために再生紙が利用されることも多く、地肌部
により画像情報を有するものとしてコピー処理されてし
まうことがあるからである。このためには、図8に示し
た画像検出回路83において、多値化処理回路87で濃
度毎に閾値を決定し、一定の濃度以上の場合にしか出力
しないようにすればよい。
【0035】また、画像情報が有ると判断するための情
報量(黒画素数)も、ユーザ又はサービスマンが適宜変
更設定し得るように構成するのがよい。これは、ユーザ
によっては高濃度の罫線付きの原稿を定形用紙として用
いることもあり、このような場合、画像情報がないとき
でも罫線画像により一定数計数してしまい、画像情報有
りと認識してしまうことを避けるためである。
【0036】つづいて、本発明の第二の実施例を図10
により説明する。本実施例は、ページ連写両面モードの
処理に関するものである。基本的には、前述したページ
連写モード時と同様であるが、まず、両面コピーに際し
て表面コピーであるか裏面コピーであるかを区別するた
めに両面コピーフラグが用いられ、このフラグがオンの
時には表面コピー、オフの時には裏面コピーとされる。
最初は、両面コピーフラグがオンされる。そして、CP
U46からスキャナを通してADF2に給紙信号を送
る。原稿セット後、ページ連写両面モードをチェック
し、ページ連写両面モードでなければ通常のコピー処理
を行なう。ページ連写両面モードが選択されていれば、
原稿82における画像データの有無をチェックし、原稿
82の前半部分にのみ画像情報があると認識された場合
はこの前半部分についてのみ両面コピーの片面コピー処
理(表面コピー又は裏面コピー)を行ない、両面コピー
フラグを反転させ(オンであれば、オフに切換え、オフ
であればオンに切換える)、後半部分についてはコピー
処理を行なうことなく即座にADF2により排紙させ、
次の原稿82と入替える。即ち、ページ連写両面モード
であるが、表裏2回のコピー動作を行なわず、1回のみ
のコピー動作とする。原稿82の後半部分にのみ画像情
報がある場合も同様であり、前半部分についてはコピー
動作を行なうことなく即座に後半部分について両面コピ
ーの片面コピーを行ない、両面コピーフラグを反転さ
せ、コピー終了後、即座にADF2により排紙させ、次
の原稿82と入替える。また、前半、後半部分の何れに
も画像がないと認識された場合(白紙原稿)、コピー動
作を行なうことなく、即座にADF2により排紙させ、
次の原稿82と入替える。さらに、前半、後半部分の双
方に画像があると認識された場合には、通常通り、表裏
2回のコピー動作が行なわれる。即ち、前半部分につい
て表面又は裏面にコピーした後、後半部分について裏面
又は表面にコピーし、コピー終了後に排紙させる。後半
部分を先にコピーし、前半部分を後にコピーするように
してもよい。
【0037】本実施例による場合も、画像情報のない部
分についてはコピー動作が行なわれないので、不必要と
なるコピー分の処理時間を短縮できるとともに、転写紙
22の無駄な消費をなくすことができ、必要な分のペー
ジ連写両面コピーを得ることができる。特に、本実施例
にあっては、画像情報を有する分について、表面コピ
ー、裏面コピーの順に前詰めで両面コピーを行なうた
め、空白ページのない両面コピーが得られるものとな
る。
【0038】
【発明の効果】本発明は、上述したように、原稿自動搬
送装置によりコンタクトガラス上に搬送セットされる原
稿の前半画像情報の有無を検出する前半画像検出手段と
後半画像情報の有無を検出する後半画像検出手段とを備
えて、原稿の前半部分の画像情報の有無と後半部分の画
像情報の有無とを検出し、その検出結果に応じて連写処
理を異ならせるようにしたので、画像情報を有する部分
のみのコピー処理として、画像情報を有しない部分の不
要な複写処理をなくすことができ、コピー速度、用紙に
無駄のないページ連写処理を可能とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施例を示すフローチャートで
ある。
【図2】デジタル複写機の概略構成図である。
【図3】電装系全体を示す概略ブロック図である。
【図4】シーケンス制御系を主体として示すブロック図
である。
【図5】メイン制御系を主体として示すブロック図であ
る。
【図6】スキャナにおける処理回路を示すブロック図で
ある。
【図7】ADFにおける制御系を示すブロック図であ
る。
【図8】その画像検出回路の構成を示すブロック図であ
る。
【図9】そのカウント回路の構成を示すブロック図であ
る。
【図10】本発明の第二の実施例を示すフローチャート
である。
【符号の説明】
2 原稿自動搬送装置 9 コンタクトガラス 82 原稿 88a 前半画像検出手段 88b 後半画像検出手段

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ページ連写モードを選択するモードキー
    と、原稿自動搬送装置によりコンタクトガラス上に搬送
    セットされる原稿の前半画像情報の有無を検出する前半
    画像検出手段と後半画像情報の有無を検出する後半画像
    検出手段とを備え、ページ連写モード選択時にこれらの
    前半画像検出手段と後半画像検出手段との検出結果に応
    じてページ連写モードの処理を異ならせるようにしたこ
    とを特徴とする複写機のページ連写方法。
  2. 【請求項2】 原稿の前半又は後半の一方のみに画像情
    報を有する検出結果の時には、画像情報を有する半分の
    みについて複写処理を行なった後、原稿をコンタクトガ
    ラス上から排紙させるようにしたことを特徴とする請求
    項1記載の複写機のページ連写方法。
  3. 【請求項3】 原稿の前半及び後半の両方に画像情報を
    有する検出結果の時には、半分ずつ順次複写処理を行な
    った後、原稿をコンタクトガラス上から排紙させるよう
    にしたことを特徴とする請求項1記載の複写機のページ
    連写方法。
  4. 【請求項4】 ページ連写両面モードを選択するモード
    キーと、原稿自動搬送装置によりコンタクトガラス上に
    搬送セットされる原稿の前半画像情報の有無を検出する
    前半画像検出手段と後半画像情報の有無を検出する後半
    画像検出手段とを備え、ページ連写両面モード選択時に
    これらの前半画像検出手段と後半画像検出手段との検出
    結果に応じてページ連写両面モードの処理を異ならせる
    ようにしたことを特徴とする複写機のページ連写方法。
  5. 【請求項5】 原稿の前半又は後半の一方のみに画像情
    報を有する検出結果の時には、画像情報を有する半分の
    みについて両面コピーの片面コピーとして複写処理を行
    なった後、原稿をコンタクトガラス上から排紙させるよ
    うにしたことを特徴とする請求項4記載の複写機のペー
    ジ連写方法。
  6. 【請求項6】 原稿の前半及び後半の両方に画像情報を
    有する検出結果の時には、半分ずつ両面コピーの片面コ
    ピーとして順次複写処理を行なった後、原稿をコンタク
    トガラス上から排紙させるようにしたことを特徴とする
    請求項4記載の複写機のページ連写方法。
  7. 【請求項7】 原稿の前半及び後半の両方に画像情報を
    有しない検出結果の時には、複写処理を行なわずに原稿
    をコンタクトガラス上から排紙させるようにしたことを
    特徴とする請求項1又は4記載の複写機のページ連写方
    法。
JP3303174A 1991-11-19 1991-11-19 複写機のページ連写方法 Pending JPH05142902A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009246620A (ja) * 2008-03-31 2009-10-22 Brother Ind Ltd イメージデータ作成装置

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