JPH0588522A - 複写機の頁連写方法 - Google Patents

複写機の頁連写方法

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JPH0588522A
JPH0588522A JP3247196A JP24719691A JPH0588522A JP H0588522 A JPH0588522 A JP H0588522A JP 3247196 A JP3247196 A JP 3247196A JP 24719691 A JP24719691 A JP 24719691A JP H0588522 A JPH0588522 A JP H0588522A
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JP3247196A
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Yasushi Takagi
保至 高木
Toshiki Yamashita
敏樹 山下
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 原稿セット操作性を損なうことなく、頁連写
モード時に各頁対応のコピーが得られるようにするこ
と。 【構成】 頁連写モードを選択するモードキーと、コン
タクトガラス上にセットされる原稿サイズを検知する複
数個のサイズ検知センサとを備え、コンタクトガラス上
にセットされて頁連写しようとする実際の原稿サイズを
検知して、スキャナ走査方向の原稿中心位置を演算し、
この原稿中心位置を分割位置として頁連写の振分けを行
ないスキャナ走査を制御して分割領域の各々に対して順
次複写動作を行なわせることにより、原稿を原稿端基準
にセットしても、順次行なわれる2回の複写動作におい
て、他方の頁画像の一部も複写されてしまうとか、その
頁の内容の一部が欠落してしまう、といったミスコピー
の発生がなく、各頁対応のコピーが得られるようにし
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、レンズ移動による変倍
を行なわない複写機の頁連写方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、複写機にあっては、多機能・高級
化が進み、各種処理モードの活用が可能となっており、
その内の一つのモードとして頁連写モードがある。これ
は、例えばB5縦サイズのブック状原稿について、その
見開き2頁分(=B4横サイズ)を1頁ずつ順にB5縦
サイズの転写紙に個別に複写するといったものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ここに、従来の頁連写
モードの処理をみると、転写紙サイズ(原稿サイズの半
分以下でなければならない…特開昭59−232367
号公報参照)を基準として、頁連写モード時の原稿の分
割位置を決めている。よって、例えば本などの見開き原
稿について頁連写コピーする場合(2頁分の情報を有す
る通常のシート状原稿でも同様ではある)、見開き原稿
の1頁分(半分)の長さと転写紙のスキャン方向の長さ
とが一致しないときには、1回目のスキャン時に次頁
(右半分)の一部までコピーされたり、2回目のスキャ
ン時にその頁の画像の一部が欠落してしまう、といった
ミスコピーが発生し得る。特に、厚手のブック状原稿の
場合には、継目位置がコンタクトガラス面から浮くの
で、定形サイズより小さめになってしまうため、定形サ
イズの転写紙を用いてもこのようなミスコピーを生じや
すい。
【0004】そこで、現状では、コンタクトガラス周辺
に設けられているセット位置マークを利用し、見開き原
稿の中心(スキャン方向)をこのマークに合わせてセッ
トさせるようにしているが(即ち、マーク基準に2分割
振分けする)、定形サイズから外れる場合には面倒なセ
ット操作となってしまう。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明で
は、頁連写モードを選択するモードキーと、コンタクト
ガラス上にセットされる原稿サイズを検知する複数個の
サイズ検知センサとを備え、頁連写モード選択時にサイ
ズ検知センサにより原稿サイズを検知し、検知された原
稿サイズに基づきスキャナ走査方向の原稿中心位置を演
算し、この原稿中心位置を頁連写の分割位置に設定して
スキャナ走査を制御し、分割領域の各々に対して順次複
写動作を行なわせるようにした。
【0006】請求項2記載の発明では、請求項1記載の
発明に加え、自動用紙選択モードを選択するモードキー
を備えたものとし、自動用紙選択モードを伴う頁連写モ
ード選択時にサイズ検知センサにより原稿サイズを検知
し、検知された原稿サイズに基づきスキャナ走査方向の
原稿中心位置を演算し、この原稿中心位置を頁連写の分
割位置に設定してスキャナ走査を制御するとともに、分
割領域サイズ及び倍率に適合する転写紙サイズを選択
し、分割領域の各々に対して順次複写動作を行なわせる
ようにした。
【0007】
【作用】コンタクトガラス上にセットされて頁連写しよ
うとする実際の原稿サイズを検知して、スキャナ走査方
向の原稿中心位置を演算し、この中心位置を分割位置と
して頁連写の振分けを行ないスキャナ走査を制御するの
で、原稿をセット操作性のよい原稿端基準でセットして
も、順次行なわれる2回の複写動作において、他方の頁
内容が複写されるとか、その頁の内容の一部が欠落して
しまう、といったミスコピーの発生が極減するものとな
る。
【0008】特に、請求項2記載の発明によれば、自動
用紙選択モードとの組合せにより、最適サイズの転写紙
が自動的に選択されるので、頁連写についてのミスコピ
ーがなくなる。
【0009】
【実施例】本発明の一実施例を図面に基づいて説明す
る。まず、本発明が適用されるデジタル複写機の構成・
作用について説明する。図2はデジタル複写機の全体構
成を示す概略図であり、大別すると、複写機本体1に対
して圧板兼用の自動原稿送り装置(ADF)2、ソータ
ユニット3、両面反転ユニット4等が付設されて構成さ
れる。
【0010】複写機本体1は、スキャナ部、光書込み
部、感光体部、現像部、給紙部などを備えて構成されて
いる。まず、スキャナ部は反射鏡付きの光源5と第1ミ
ラー6とを装備して一定速度で移動する第1スキャナ
と、第2,3ミラー7,8を装備して第1スキャナの1
/2の速度で第1スキャナに追従して移動する第2スキ
ャナとを有している。これらの第1,2スキャナにより
コンタクトガラス9上の原稿を光学的に走査し、その反
射像を色フィルタ10を介して常に位置固定の結像レン
ズ11に導き、CCD等の一次元固体撮像素子12上に
結像させる。この一次元固体撮像素子12で読取った画
像信号はアナログ値であるので、A/D変換され、画像
処理基板13にて種々の画像処理(例えば、2値化、多
値化、階調処理、変倍処理、編集処理など)が施され、
スポットの集合としてデジタル信号に変えられる。
【0011】画像処理後の画像処理は光書込み部15に
おいてレーザ光のラスタ走査により光の点の集合の形で
感光体16上に書込まれる。ここに、感光体16は帯電
チャージャ17により一様帯電済みであり、光書込みを
受けることにより静電潜像が形成される。この静電潜像
は現像装置18で顕像化される。顕像化された画像は、
複数段の給紙カセット19から選択給紙され、先端検知
センサ20による検知の下にレジストローラ21に一旦
保持されて、感光体16の回転に同期して給紙される転
写紙22上に転写チャージャ23によって転写される。
転写後、転写紙22は分離チャージャ24により交流除
電され、感光体16から分離される。転写後の感光体1
6はクリーニング装置25により残留トナーが掻き落し
除去され、残留電位は除電ランプ26の光照射により消
去される。一方、転写・分離後の転写紙22は分離搬送
部27により吸引搬送され、定着装置28を通り、ソー
タユニット3側、又は、必要に応じて両面反転ユニット
4或いは再給紙ループ29側に搬送される。
【0012】また、ADF2は原稿を1枚ずつコンタク
トガラス9上へ導き、コピー後に排出する動作を自動的
に行うものであるが、このADF2は原稿圧板兼用のも
のであり、ブック状原稿のような厚手の原稿、薄手の原
稿といった搬送に適さない原稿をコンタクトガラス9上
に直接セットさせ得るために、コンタクトガラス9面に
対して開閉自在に設けられている。ここでは、奥側に回
動支点を有し、手前側を把持して開閉操作を行なうよう
に構成され、このADF2の開閉を検知する圧板開閉検
知スイッチ30(構造は図示せず…図4参照)が設けら
れている。また、前記コンタクトガラス9の下部にはこ
のコンタクトガラス9上にセットされた原稿のサイズを
検知するための反射型フォトセンサ構造の複数個、例え
ば7個のサイズ検知センサ31(構造は図示せず…図4
参照)が設けられている。もっとも、ADF2自体もサ
イズ幅センサ等を有して原稿サイズ検知機能を有するも
のであり、ADF2利用によるコピー時にはADF2に
おいて原稿サイズ検知が行なわれる。
【0013】つづいて、電装制御系について説明する。
まず、図3は電装制御全体のブロック図を示すもので、
メイン制御板36によりスキャナ制御回路37、ソータ
制御板38、両面制御板39、給紙制御板40の各制御
板が制御されるとともに、操作部41やアプリケーショ
ンシステム42等が制御されるように構成されている。
【0014】ここに、スキャナ制御回路37について説
明すると、図4に示すように、ADF2用のADF制御
板43、前述した圧板開閉検知スイッチ30及びサイズ
検知センサ31、スキャナのホームポジション復帰を検
知するHPセンサ44、スキャナモータ45、メモリユ
ニット46等が接続されている。メモリユニット46に
対してはCCD(固体撮像素子)12からの読取り信号
がイメージプリプロセッサ(IPP)47、イメージプ
ロセスユニット(IPU)48を介して入力されてい
る。
【0015】また、給紙制御板65には図5に示すよう
に、トナー補給ソレノイド等のソレノイド類49、レジ
ストクラッチ等のクラッチ類50、第1〜3サイズセン
サ等の各種センサ類51や、吸気ファン52、搬送ファ
ン53が接続されている。
【0016】一方、このような電装制御系について別の
観点から説明する。本実施例で用いるデジタル複写機の
制御ユニットとしてメイン制御板36中には、図6及び
図7に示すように、2つのCPU61,62を有してお
り、CPU61がシーケンス関係の制御を受持ち、CP
U62がオペレーション関係の制御を受持つように構成
されている。CPU61,62同士は、シリアルインタ
フェース(RS232C)により接続されている。
【0017】まず、シーケンス制御側について図6を参
照して説明する。シーケンス制御用のCPU61は、紙
の搬送タイミング、作像に関する条件設定、出力を行っ
ており、紙サイズ検知センサ、排紙検知やレジスト検知
などの紙搬送に関するセンサ63、両面反転ユニット、
高圧電源ユニット、リレー、ソレノイド、モータなどの
ドライバ64、ソータユニット3、スキャナユニット1
5、マスク、トリム処理などを行なう画像制御回路65
などが接続されている。これらに対しては、必要に応じ
てアドレスデコーダ66が接続されている。ここに、セ
ンサ63関係では、前述したように、給紙カセット19
に装着された転写紙22のサイズ・向きを検知し検知結
果に応じた電気信号を出す紙サイズセンサ、レジスト検
知や排紙検知に関するセンサ、オイルエンドやトナーエ
ンドなどサプライの有無を検知するセンサ、並びに、ド
アオープン、ヒューズ断など機械の異常を検知するセン
サなどからの入力がある。
【0018】ついで、オペレーション関係の制御を図7
を参照して説明する。ROM66及びRAM67が接続
されたメインCPU62は複数のシリアルポート(US
ARP)とカレンダIC68を制御するものであり、複
数のシリアルポートには、シーケンス制御用のCPU6
1の他に、操作部ユニット41、スキャナ制御回路3
7、アプリケーションユニット42、エディタ69等が
接続されている。
【0019】操作部ユニット41では、操作者のキー入
力及び複写機の状態を表示する表示器を有し、キー入力
の情報をメインCPU62にシリアル通信により知らせ
る。メインCPU62はこの情報により操作部ユニット
41の表示器の点灯、点滅を判断し、操作部ユニット4
1にシリアル送信する。操作部ユニット41はこのメイ
ンCPU62からの情報により表示器の点灯、消灯又は
点滅を行う。メインCPU62は、さらに、得られた情
報から機械の動作条件を決定してコピースタート時に、
シーケンス制御を行っているCPU61にその情報を伝
える。この操作部ユニット41中に、頁連写モードを指
定するための頁連写モードキーや、自動用紙選択(AP
S)モードを指定するためのAPSモードキーが設けら
れている。
【0020】スキャナ制御回路37では、図4に示した
ように、スキャナサーボモータ駆動制御及び画像処理、
画像読取りに関する情報をCPU62にシリアル送信処
理するとともに、ADF制御板43とシーケンス用のC
PU61との間のインタフェース処理を行う。
【0021】また、信号切換えゲートアレイ70が設け
られている。この信号切換えゲートアレイ70はCPU
62からのセレクト信号により、画像データ(DATA
0〜7)と各種同期信号とを次の3方向に出力するもの
である。第1は、スキャナ制御回路37から画像制御回
路65へ出力される。この場合、スキャナから8ビット
データ(ただし、4ビットや1ビットにすることもでき
る)で転送されてくる画像信号をレーザビームスキャナ
ユニット15からの同期信号PMSYNCに同期させて
画像制御回路65に出力するものである。第2は、スキ
ャナ制御回路37からアプリケーションユニット42へ
出力される。この場合、スキャナから8ビットデータで
転送されてくる画像信号をアプリケーションユニット4
2にパラレル出力する。アプリケーションユニット42
では、入力された画像データを外部に接続されているプ
リンタ等の出力装置に出力する。第3は、アプリケーシ
ョンユニット42から画像制御回路65へ出力される。
この場合、アプリケーションユニット42が外部に接続
されている入力装置からの8ビットデータ(ただし、4
ビットや1ビットにすることもできる)で転送されてく
る画像信号をレーザビームスキャナユニット15からの
同期信号PMSYNCに同期させて画像制御回路65に
出力するものである。なお、外部からの画像信号が4ビ
ット又は1ビットの場合には、8ビットデータに変換す
る処理が必要である。
【0022】ついで、イメージスキャナ部の構成を図8
により説明する。CCD12から出力されるアナログ画
像信号はイメージプリプロセッサIPP47内部の信号
処理回路71で増幅及び光量補正され、A/D変換器7
2によりデジタル多値信号に変換される。この信号は、
シェーディング補正回路73により補正処理を受け、イ
メージプロセスユニットIPU48に出力される。
【0023】IPU48は図9に示すように構成されて
いる。即ち、このIPU48に印加された画像信号はM
TF補正回路74で高域強調され、変倍回路75で電気
変倍され(即ち、結像レンズ11の移動による変倍は行
なわないものであり、スキャナ制御回路37によって設
定される主走査方向の倍率データに従う)、γ変換回路
76に印加される。このγ変換回路76は入力特性を機
械の特性に合わせて最適になるように変換処理を施すも
ので、γ変換回路76から出力される画像信号は、デー
タ深さ切換え機構77のスイッチ78で所定の量子化レ
ベルに変換される。このデータ深さ切換え機構77は4
ビット化回路79と2値化回路80とディザ回路81と
スイッチ82とよりなり、図10(a)〜(c)に示すよう
に3つのデータタイプに切換えるものである。まず、4
ビット化回路79では同図(b)に示すような4ビットデ
ータを出力し、2値化回路80では入力される8ビット
の多値データを予め設定された固定閾値により2値デー
タに変換し、同図(c)に示すような1ビットデータを出
力する。ディザ回路81は同図(c)に示すような1ビッ
トデータで面積階調を作り出すものである。スイッチ7
8はこれら3つのデータタイプの一つを選択し、DAT
A0〜7として出力する。
【0024】再び、図8に戻ると、スキャナ制御回路3
7はCPU62からの指示に従ってランプ制御回路8
2、タイミング制御回路83、IPU48中の変倍回路
75及びスキャナ駆動モータ45を制御する。ランプ制
御回路82はスキャナ制御回路37からの指示に従い光
源5のオン・オフ及び光量制御を行う。モータ45の駆
動軸にはロータリエンコーダ84が連結されており、H
Pセンサ44は副走査駆動機構の基準位置(ホームポジ
ション)を検知する。
【0025】タイミング制御回路83はスキャナ制御回
路37からの指示に従って各信号を出力する。即ち、読
取りを開始すると、CCD12に対しては1ライン分の
データをシフトレジスタに転送する転送信号と、シフト
レジスタのデータを1ビットずつ出力するシフトクロッ
クパルスとを与える。像再生系制御ユニットに対して
は、画素同期クロックパルスCLK、主走査同期パルス
LSYNC及び主走査有効期間信号LGATEを出力す
る。この画素同期クロックパルスCLKはCCD12に
与えるシフトクロックパルスとほぼ同一の信号であり、
主走査同期パルスLSYNCは画像書込みユニット15
のビームセンサが出力する主走査同期信号PMSYNC
とほぼ同一の信号であるが、画素同期クロックパルスC
LKに同期して出力される。また、主走査有効期間信号
LGATEは出力データDATA0〜7が有効なデータ
であるとみなされるタイミングでHレベルとなる信号で
ある。
【0026】スキャナ制御回路37はCPU62から読
取り開始指示を受けると、光源5を点灯させ、スキャナ
駆動モータ45を駆動開始させ、タイミング制御回路8
3を制御し、CCD12による読取りを開始させる。ま
た、副走査有効期間FGATEをHレベルにセットす
る。この信号FGATEはHレベルにセットされてから
副走査方向に最大読取り長(本例では、A3サイズ長手
方向の寸法)を走査するに要する時間を経過するとLレ
ベルとなるものである。
【0027】このような構成において、操作パネル上で
頁連写モードキーが押下されて、頁連写モードによるコ
ピーを行なう場合の制御のついて、図1及び図11のフ
ローチャートを参照して説明する。頁連写モードに設定
した状態で、コンタクトガラス9上に原稿をセットし、
ADF2を閉じる。すると、これを検知する圧板開閉検
知スイッチ30により原稿セット完了とみなされ、サイ
ズ検知センサ31が原稿サイズ検知動作を行ない、スキ
ャナ制御回路37中のCPU(スキャナCPU)が原稿
サイズを検知する。スキャナCPUはこの原稿サイズデ
ータをメインCPU62に送信する。メインCPU62
ではこのデータを受けると、スキャナ走査方向の長さデ
ータを1/2にする演算を行ない、原稿中心位置(スキ
ャナ走査方向)を求める。この原稿中心位置を頁連写時
の分割位置として、スキャナ動作等を制御する。なお、
シート状原稿等をADF2を利用して用いる場合であれ
ば、ADF2側により原稿サイズを検知させるようにし
てもよい。
【0028】まず、プリント釦押下により、コピー動作
が開始されると、メインCPU62はスキャナCPUに
対して原稿画像読取り開始アドレス(mm)及びスキャン量
(mm)の情報を送信する。頁連写の1回目コピー時であれ
ば、画像読取り開始アドレス(SCNSTART1)=0mm、ス
キャン長(SCNLENGTH1)=(原稿長さ/2)mmとさ
れ、頁連写の2回目コピー時であれば、画像読取り開始
アドレス(SCNSTART2)=(原稿長さ/2)mm、スキャ
ン長(SCNLENGTH2)=(原稿長さ)mmとされる。図1
中の“ORGLENGTH”はスキャナCPUから受信した原稿
サイズ中の長さデータ、“OLDORGLENGTH”は1回前にス
キャナCPUから受信した原稿サイズ中の長さデータを
示す。
【0029】このようなスキャン量等の設定の下に、ス
キャナCPU側にスキャン量等のデータを送りスキャナ
の動作を図11に示すように制御しながら、1回目と2
回目の複写動作を順次行ない、頁連写コピーが作成され
る。つまり、頁連写コピーの動作自体は通常通りである
が、スキャン量や画像読取り開始アドレスが従来とは異
なるものとされている。
【0030】なお、スキャナ側の制御としては、メイン
CPU62側からスキャン量等のデータを受けると、図
11に示すように倍率データとの演算を行ない、スキャ
ン動作を制御するものとなる。即ち、頁連写の1回目の
スキャン動作については、画像読取り開始アドレス(SC
NSTART1)=0mm、スキャン長={(原稿長さ/2)/
倍率}mmとされ、頁連写の2回目コピー時であれば、画
像読取り開始アドレス(SCNSTART2)=(原稿長さ/
2)mm、スキャン長=(原稿長さ/2)mm+{(原稿長
さ/2)/倍率}mmとされる。ただし、スキャン長の最
大値は(原稿長さ)mmとする。
【0031】このように、本実施例によれば、頁連写モ
ード処理については、原稿サイズを検知してスキャン方
向中心位置を算出して分割位置として振分け、スキャナ
動作等を制御して行なうので、1回目のコピー時に次頁
側の画像の一部までコピーされてしまうとか、2回目の
コピー時にその頁の画像の一部が欠落したコピーとなる
ようなミスコピーが防止され、頁対応のコピーが得られ
るものとなる。
【0032】ところで、本実施例では、頁連写モード時
にAPSモードの併用が可能とされており、APSモー
ドも設定されている場合には、検知された原稿サイズ情
報から算出された分割領域サイズと倍率データとに基づ
き、表1に示すような原稿−倍率に応じた合致転写紙サ
イズ関係から、合致する転写紙サイズがチェックされ、
合致するサイズの転写紙22が給紙カセット19の何れ
の給紙段に有るか否かチェックされ、有ればそのサイズ
の転写紙22が選択される。合致するサイズの転写紙2
2がない場合にはその旨がオペレータに警告表示され
る。ただし、オペレータによってはサイズ合致を要せず
コピーしたいこともあるので、コピー禁止とはされずコ
ピー可能状態のままとされる。図12のフローチャート
はこのような処理を示すものである。
【0033】
【表1】
【0034】なお、表1に示す内容は、ROM66等に
予め格納されている。
【0035】
【発明の効果】本発明は、上述したように構成したの
で、請求項1記載の発明によれば、コンタクトガラス上
にセットされて頁連写しようとする実際の原稿サイズを
検知して、スキャナ走査方向の原稿中心位置を演算し、
この中心位置を分割位置として頁連写の振分けを行ない
スキャナ走査を制御することで、原稿をセット操作性の
よい原稿端基準でセットしても、順次行なわれる2回の
複写動作において、他方の頁内容が複写されるとか、そ
の頁の内容の一部が欠落してしまう、といったミスコピ
ーの発生が極減し、頁対応のコピーを得ることができ
る。
【0036】特に、請求項2記載の発明によれば、自動
用紙選択モードとの組合せにより、最適サイズの転写紙
を自動的に選択するようにしたので、頁連写についての
ミスコピーをなくすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すメインCPUにおける
コピー動作制御のフローチャートである。
【図2】デジタル複写機の全体構成を示す概略正面図で
ある。
【図3】電気的制御系の全体構成を示す概略ブロック図
である、
【図4】スキャナ制御系を主体として示すブロック図で
ある。
【図5】給紙制御系を主体として示すブロック図であ
る。
【図6】シーケンス制御系を主体として示すブロック図
である。
【図7】メイン制御系を主体として示すブロック図であ
る。
【図8】スキャナにおける処理回路を示すブロック図で
ある。
【図9】IPU構成を示すブロック図である。
【図10】IPU出力データ形式を示す模式図である。
【図11】スキャナCPUにおけるコピー動作制御を示
すフローチャートである。
【図12】APSモードを伴う動作制御を示すフローチ
ャートである。
【符号の説明】
9 コンタクトガラス 22 転写紙 31 サイズ検知センサ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 頁連写モードを選択するモードキーと、
    コンタクトガラス上にセットされる原稿サイズを検知す
    る複数個のサイズ検知センサとを備え、頁連写モード選
    択時にサイズ検知センサにより原稿サイズを検知し、検
    知された原稿サイズに基づきスキャナ走査方向の原稿中
    心位置を演算し、この原稿中心位置を頁連写の分割位置
    に設定してスキャナ走査を制御し、分割領域の各々に対
    して順次複写動作を行なわせるようにしたことを特徴と
    する複写機の頁連写方法。
  2. 【請求項2】 頁連写モードを選択するモードキーと、
    自動用紙選択モードを選択するモードキーと、コンタク
    トガラス上にセットされる原稿サイズを検知する複数個
    のサイズ検知センサとを備え、自動用紙選択モードを伴
    う頁連写モード選択時にサイズ検知センサにより原稿サ
    イズを検知し、検知された原稿サイズに基づきスキャナ
    走査方向の原稿中心位置を演算し、この原稿中心位置を
    頁連写の分割位置に設定してスキャナ走査を制御すると
    ともに、分割領域サイズ及び倍率に適合する転写紙サイ
    ズを選択し、分割領域の各々に対して順次複写動作を行
    なわせるようにしたことを特徴とする複写機の頁連写方
    法。
JP3247196A 1991-09-26 1991-09-26 複写機の頁連写方法 Pending JPH0588522A (ja)

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