JPH08223398A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH08223398A
JPH08223398A JP7029654A JP2965495A JPH08223398A JP H08223398 A JPH08223398 A JP H08223398A JP 7029654 A JP7029654 A JP 7029654A JP 2965495 A JP2965495 A JP 2965495A JP H08223398 A JPH08223398 A JP H08223398A
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JP
Japan
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JP7029654A
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English (en)
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Hiroyasu Sumita
浩康 住田
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 剥離紙等のカット紙に対して正確に、簡単に
画像を連続複写することを可能とし、コピー作業の効率
を向上させる。 【構成】 プリントスタートキーを押下すると、コンタ
クトガラス上の原稿画像を読み込み、メモリユニット2
92に格納された画像データを、剥離紙の分割エリアの
大きさに読み込み、原点から分割エリア以外の画像ピク
セルデータをPPU310によって白画像とし、再度メ
モリユニットに格納する。プリント状態に移行すると、
制御回路はメモリユニット292の画像を、所定の主走
査及び副走査位置から書き出すように指示し、さらに主
走査及び副走査方向に所定ピッチでメモリユニットの画
像のくり返し出力を指示する。画像処理ユニットは書き
込みピクセル数をカウントするカウンタ値を、ピッチに
対応するピッチ毎にリセットし、所定回数主走査方向と
副走査方向に書き込み、スキャナ制御回路に繰り返し出
力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、デジタル的に画像を一
時記憶するための画像メモリを持ち、転写紙上に分割さ
れたエリアを持つ分割転写紙上にくり返し出力する際の
画像出力時の処理技術に特徴のある画像形成装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、市販の定型サイズ用紙サイズで規
定数面のカット(20面カット、16面カット等)が施
された剥離紙等の様に、転写紙上で分割されたエリアに
同一の画像を連続して複写する際は、転写紙上の分割エ
リアの大きさに作成した原稿を基にして転写紙のカット
面数分のコピーを作成し、コピーを切り抜き、面数分切
り貼りして原稿を作成していた。また、パーソナルコン
ピュータ、ワードプロセッサ等で画像をカットアンドペ
ーストして、一枚のプリント用紙に多数の画像を連続し
て作成し、プリントアウトして原稿として使用してい
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】これらの原稿作成時に
は、mm単位の画像レイアウトが必要とされ、作成に時
間がかかると共に、原稿作成の為に何枚もコピー、プリ
ントを繰り返さなければならない。また、上記何れも、
原稿作成の手間が非常にかかるばかりでなく、出来上が
った原稿を転写紙である剥離紙等の規定のカット面積、
位置に丁度合致させてコピーするには、原稿を置く位置
等を微調整しながら、何度も試し刷りコピーを実行する
必要があった。このようにすることで、結局、作成する
までに多大な時間と労力が必要となり、決して効率的な
作業とは言えなかった。
【0004】本発明は、このような背景に鑑みてなされ
たもので、その目的は、剥離紙等のカット紙に対して正
確に、簡単に画像を連続して複写することを可能とし、
コピー作業の効率を向上することができる画像形成装置
を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、第1の手段は、スキャナ読み込み画像を記憶する画
像メモリと、該画像メモリ中のデータの一部あるいは全
てをあらかじめ均等な面積で複数分割された一枚の分割
転写紙上にくり返し画像出力する画像リピート出力手段
と、分割転写紙を給紙選択することができる用紙選択手
段と、分割転写紙の分割情報を記憶する記憶手段と、分
割転写紙の分割された面積及び位置に応じて繰り返して
画像出力するように画像リピート出力手段を制御する制
御手段とを備えたことを特徴とする。
【0006】また、第2の手段は、第1の手段におい
て、制御手段に、分割転写紙の分割された面積に応じて
スキャナで読み込まれた原稿画像を変倍し、分割転写紙
の分割された位置に画像リピート出力手段の画像出力に
より作像する制御を行わせることを特徴とする。
【0007】また、第3の手段は、第1の手段におい
て、制御手段に、分割転写紙の各分割されたエリアの周
囲に非作像領域を設けながら分割された面積および位置
に応じて画像リピート出力手段により画像出力する制御
を行わせることを特徴とする。
【0008】また、第4の手段は、第3の手段におい
て、制御手段に、各分割されたエリアの周囲の非作像領
域を除く作像領域の面積に応じて、スキャナで読み込ま
れた原稿画像を変倍し、分割転写紙の分割された作像領
域に画像リピート出力手段の画像出力により作像する制
御を行わせることを特徴とする。
【0009】
【作用】第1の手段においては、分割転写紙が選択され
た時、その分割転写紙の分割情報として、分割エリアは
何面あるか、分割位置はどこか等の分割情報を読み出
し、この各分割位置に画像を繰り返し作像することで、
連続して複写したい原稿から、剥離紙等のカット紙に対
して正確に、簡単に画像を連続して複写することを可能
としている。
【0010】第2の手段においては、原稿画像の大きさ
を判断し、上記分割情報から得られた分割面積に合わせ
て、原稿画像を拡大、縮小し、分割エリア内に原稿画像
が合致する大きさで作像することで、カット紙の大きさ
に機械側が自動的に画像を合わせて出力することがで
き、原稿画像を作成する際に必ずしもカット面積と同じ
原稿を用意しなくても良くなる。
【0011】第3の手段においては、分割転写紙の分割
位置ずれを考慮して、分割後のエリアの4辺周囲の任意
の範囲は作像禁止とし、画像を消去する画像処理を施す
ことで、隣の分割エリアに画像がはみ出さないように
し、各分割位置に画像を繰り返し作像することができ
る。
【0012】第4の手段においては、分割転写紙の分割
位置ずれを考慮して、各分割エリアの4辺周囲の任意の
範囲は作像禁止とし、画像作像面積をこの周囲を除いた
面積とし、この面積と原稿画像の大きさで自動的に変倍
率を計算し、各分割エリアに作像することで、隣の分割
エリアに画像がはみ出さないように各分割位置に画像を
繰り返し作像することができる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例を項別に分け、図面を
参照して説明する。
【0014】1.実施例に係るデジタル複写機の概略構
成 1.1 全体構成 図1は実施例に係るデジタル複写機の全体構成図、図2
及び図3はそのデジタル複写機における書き込み部の平
面図及び側面図である。
【0015】まず、図1を用いてデジタル複写機の概略
構成について説明する。デジタル複写機は同図に示すよ
うに複写機本体(I)と、自動原稿送り装置〔ADF〕
(II)と、ステープラ付きのソーターであるソータステ
ープラ(III)と、両面反転ユニット(IV)との4つのユニ
ットから構成されている。前記複写機本体(I)は、ス
キャナ部、書き込み部、感光体部、現像部ならびに給紙
部などを備えている。以下、各部の構成、動作などにつ
いて説明する。
【0016】1.2 スキャナ部 スキャナ部は、反射鏡1と光源3と第一ミラー2とを装
備して一定の速度で移動する第一スキャナと、第二ミラ
ー4ならびに第三ミラー5を装備して前記第一スキャナ
の1/2の速度で、第一スキャナに追従して移動する第
二スキャナを有している。この第一スキャナならびに第
二スキャナにより、コンタクトガラス9上の原稿(図示
せず)を光学的に走査し、その反射像を色フィルタ6を
介してレンズ7に導き、一次元固体撮像素子8上に結像
させる。
【0017】前記光源3には、蛍光灯やハロゲンランプ
などが使用されており、波長が安定していて寿命が長い
などの理由から、一般的に蛍光灯が使用されている。こ
の実施例では、1本の光源3に反射鏡1が取り付けられ
ているが、2本以上の光源3を使用することもある。前
記固体撮像素子8が一定のサンプリングクロックを持っ
ているため、蛍光灯はそれより高い周波数で点灯しない
と画像に悪影響を与える。
【0018】前記固体撮像素子8としては、一般的にC
CDが用いられている。固体撮像素子8で読み取った画
像信号はアナログ値であるので、アナログ/デジタル
(A/D)変換され、画像処理基板10にて種々の画像
処理(2値化、多値化、階調処理、変倍処理、編集処理
など)が施され、スポットの集合としてデジタル信号に
変えられる。カラーの画像情報を得るために本実施例で
は、原稿から固体撮像素子8に導かれる光路途中に、必
要色の情報だけを透過する色フィルタ6が出し入れ可能
に配置されている。原稿の走査に合わせて色フィルタ6
の出し入れを行い、その都度多重転写、両面コピーなど
の機能を働かせ、多種多ようのコピーが作成できるよう
になっている。また、R(レツド)、G(グリーン)、
B(ブルー)の3つの情報を同時に得るために3ライン
のCCD等を用いて、カラー原稿の読み取りを行う場合
もある。
【0019】1.3 書き込み部 画像処理後の画像情報は、光書き込み部においてレーザ
ー光のラスター走査にて光の点の集合の形で感光体ドラ
ム40上に書き込まれる。前述したように、図2、図3
は書き込み部を示す平面図及び側面図である。半導体レ
ーザー20から発せられたレーザー光はコリメートレン
ズ21で平行な光束に変えられ、アパーチャー32によ
り一定形状の光束に整形される。整形されたレーザー光
は第一シリンダーレンズ22により副走査方向に圧縮さ
れた形でポリゴンミラー24に入射する。このポリゴン
ミラー24は正確な多角形をしており、ポリゴンモータ
25により一定方向に一定の速度で回転している。この
回転速度は感光体ドラム40の回転速度と書き込み密度
とポリゴンミラー24の面数により決定される。ポリゴ
ンミラー24に入射されたレーザー光は、その反射光が
ポリゴンミラー24の回転により偏向される。偏向され
たレーザー光はfθレンズ26a,26bに順次入射す
る。fθレンズ26a,26bは、角度一定の走査光を
感光体ドラム40上で等速走査するように変換されて、
感光体ドラム40上で最小光点となるように結像し、さ
らに面倒れ補正機構も有している。
【0020】fθレンズ26a,26bを通過したレー
ザー光は、画像領域外で同期検知ミラー29により同期
検知入光部(同期検知板)30に導かれ光ファイバーに
よりセンサ部に伝搬され、主走査方向の頭出しの基準と
なる同期検知を行い、同期信号を出す。同期信号が出て
から一定時間後に画像データが1ライン分出力され、以
下これを繰り返すことにより1つの画像を形成すること
になる。なお、図2において、27はミラー、31はレ
ンズ保持ユニツトである。
【0021】1.4 感光体部 感光体ドラム40の周面には感光層が形成されている。
半導体レーザ(波長780nm)に対して感度のある感
光層として有機感光体(OPC)、α−Si,Se−T
eなどが知られており、本実施例では前記有機感光体
(OPC)を使用している。一般にレーザ書き込みの場
合、画像部に光を当てるネガ/ポジ(N/P)プロセス
と、地肌部に光を当てるポジ/ポジ(P/P)プロセス
の2通りがあり、本実施例では前者のN/Pプロセスを
採用している。
【0022】帯電チャージャ41は感光体側にグリッド
を有するスコロトロン方式のもので、感光体ドラム40
の表面を均一に(−)帯電し、画像形成部にレーザ光を
照射してその部分の電位を落とす。そうすると感光体ド
ラム40表面の地肌部が−750〜−800V、画像部
が−500V程度の電位となって、感光体ドラム40の
表面に静電潜像が形成される。これを現像器42a,4
2bで現像ローラに−500〜−600Vのバイアス電
圧を与え、(−)に帯電したトナーを付着して前記静電
潜像を顕像化する。
【0023】1.5 現像部 本実施例の装置は、主現像器42aと副現像器42bの
2つの現像器を備えている。黒一色の場合は、前記副現
像器42bとトナー補給器43bを取り外すようになっ
ている。現像器を2つ有する本実施例では、主現像器4
2aとペアになるトナー補給器43aに黒トナーを入
れ、副現像器42bとペアになるトナー補給器43bに
カラートナーを入れることにより、1色の現像中には他
色の現像器の主極位置を変えるなどして選択的に現像を
行う。
【0024】このような現像器を用い、スキャナの色フ
ィルタ6の切り換えによる色情報の読み取り、さらに紙
搬送系の多重転写、両面複写機能等を組み合わせること
によって多機能なカラーコピー、カラー編集が可能とな
る。3色以上の現像は感光体ドラム40の周囲に3つ以
上の現像器を並べる方法、3つ以上の現像器を回転して
切り換えるリボルバー方式などによって達成できる。
【0025】現像器42a,42bで顕像化された画像
は、感光体ドラム40にシンクロして送られた紙面上に
紙の裏面から転写チャージャ44により(+)のチャー
ジをかけられて転写される。転写された紙は、転写チャ
ージャ44と一体に保持された分離チャージャ45にて
交流除電され、感光体ドラム40から分離される。紙に
転写されずに感光体ドラム40に残ったトナーは、クリ
ーニングブレード47により感光体ドラム40から掻き
落とされ、付属のタンク48に回収される。さらに感光
体ドラム40に残っている電位のパターンは、除電ラン
プにより光を照射して消去される。
【0026】現像がなされた直後の位置に、フォトセン
サ50が設けられている。このフォトセンサ50は発光
素子と受光素子とのペアからなり、感光体ドラム40表
面の反射濃度を検出している。これは光書き込み部で一
定のパターン(例えば真っ黒または網点のパターン)
を、フォトセンサ読み取り位置に対応した位置に書き込
み、これを現像した後のパターン部の反射率とパターン
部以外の感光体ドラム40の反射率の比から画像濃度を
判断し、薄い場合はトナー補給信号を出す。また、補給
後も濃度が上がらないことを利用してトナー残量不足を
検知することもできる。
【0027】1.6 給紙部 本実施例では複数のカセット60a,60b,60cを
持ち、1度転写した紙を再給紙ループ72に通し、両面
コピーまたは再給紙が可能になっている。
【0028】複数のカセット60a,60b,60cの
うちから1つのカセット60が選択された後、スタート
ボタンが押されると、選択されたカセット60の近傍に
ある給紙コロ61(61a,61b,61c)が回転
し、紙の先端がレジストローラ62に突き当たるまで給
送される。レジストローラ62はこの時止まっている
が、感光体ドラム40に形成された画像位置とタイミン
グをとって回転を開始し、感光体ドラム40の周面に対
して紙を送る。その後紙は転写部でトナー像の転写が行
われ、分離搬送部63にて吸引搬送されて、ヒートロー
ラ64と加圧ローラ65の対からなる定着ローラによっ
て、転写されたトナー像を紙面上に定着する。
【0029】このようにして転写された紙は通常のコピ
ー時は、切換爪67によりソータ(III) 側の排紙口へ導
かれる。一方、多重コピー時は、切換爪68,69によ
り方向を変えられソータ(III) 側に排出されることなく
下側の再給紙ループ72を通過して、再度レジストロー
ラ62へ導かれる。
【0030】両面コピーの場合について説明する。切換
爪67で下方に紙導かれ、次の切換爪69で再給紙ルー
プ72よりさらに下のトレー70へ導かれる。そしてロ
ーラ71の反転により逆方向に再度送られ、切換爪69
の切り換えにより再給紙ループ72へ導かれて、レジス
トローラ62に給送される。
【0031】1.7 原稿自動送り装置(ADF) 原稿テーブル100の上に載せられた原稿は、呼出しロ
ーラー104により呼び出される。呼び出された原稿は
互いに圧接するプルアウトローラー105,106及び
プルアウトローラー105に巻掛けられる分離ベルト1
07の作用により重送を防止され、1枚宛ガイド板10
8に沿って送られる。ガイド板108に沿って送られる
原稿はベルト搬送装置125によりコンタクトガラス9
の上を所定の露光位置まで送られ停止する。
【0032】ベルト搬送装置125は駆動ローラー10
9及び従動ローラー110に巻掛けられ、固定ローラー
111により原稿の挿入位置を設定し、加圧ローラーに
より原稿をコンタクトガラス9に圧接されるベルト10
2を有する。以下、公知の動作説明は省略する。
【0033】1.8 ソーターステープラ(III) 複写機より排出されたコピー上の受け入れ口Aには入口
ガイド板1101,1102が設けられ、入口ガイド板
1101,1102に続いてコピー上を搬送するため切
換爪1103が設けられている。切換爪1103より上
側の経路は、入口ガイド板1101、ガイド板111
0,1114、搬送コロ1108、従動コロ1109、
排出コロ1111、従動コロ1115及びプルーフトレ
イ1116が設けられた上搬送部1100となってい
る。また切り換え爪1103より下側の経路は、斜向部
ガイド板1205、斜向部従動ガイド板1217、下搬
送部ガイド板1308、従動ガイド板1309,131
0、斜向部受け入れコロ1201、斜向コロ1202、
斜向部排出コロ1203、従動コロ1214,121
6、球1215、搬送コロ1301,1302、従動コ
ロ1305,1306を通り偏向部B経路に続く傾斜部
1200となっている。
【0034】前記偏向部B経路の各ビン1350に対応
する位置には偏向爪1312及び偏向部排出コロ130
4が各々設けられており、偏向部排出コロ1304とコ
ピー縦搬送経路を挟んで従動コロ1307が圧接してい
る。前記搬送コロ1108、排出コロ1111はプルー
フモータ1117によって駆動され、また斜向部受け入
れコロ1201、斜向コロ1202、斜向部排出コロ1
203、搬送コロ1301,1302、及び偏向部排出
コロ1304はドライブモータ1313により駆動され
る。
【0035】なお、ステープラ機構、パンチ機構などの
後処理ユニット及び両面反転ユニットについては説明を
省略する。また、46は分離爪、80はメインモータ、
81はファンモータである。
【0036】1.9 電装制御部 図4及び図5は複写機の制御ユニットを示すブロック
図、図6及び図7は複写システム全体の制御ブロック図
である。図4及び図5において制御ユニットは2つのC
PUを有しており、CPU(a)200はシーケンス関
係の制御、CPU(b)201はオペレーション関係の
制御をそれぞれ行っている。CPU(a)200とCP
U(b)201とは、シリアルインターフエース(RS
232C)によって接続されている。また、同図におい
て、202は画像制御回路、203は信号切換ゲートア
レイ、204は操作部ユニット、205はエディター、
206はスキャナ制御回路、207はページメモリ、2
08は画像処理ユニット、209はカレンダIC、21
0はアプリケーションシステム、211はレーザビーム
スキャナユニットである。
【0037】図6及び図7において、220はメイン制
御板、221は給紙制御板、222はソータ制御板、2
23は両面制御板、224はADF制御板であり、上記
と同一個所には同一符号を付し、説明は省略する。
【0038】1.9.1 シーケンス制御 シーケンスは紙の搬送のタイミング及び作像に関する条
件設定、出力を行っており、紙サイズセンサ、排紙検知
やレジスト検知など紙搬送に関するセンサ、両面ユニッ
ト、高圧電源ユニット、リレー、ソレノイド、モータな
どのドライバー、ソータユニット、レーザユニット、ス
キャナユニットなどが接続されている。
【0039】センサ関係では給紙カセットに装着された
紙のサイズ及び向きを検知し、検知結果に応じた電気信
号を出す紙サイズセンサ、レジスト検知や排紙検知など
紙搬送に関するセンサ、オイルエンドやトナーエンドな
どのサプライの有無を検知するセンサ、ならびにドアオ
ープン、ヒューズ断など機械の異常を検知するセンサな
どからの入力がある。
【0040】また、両面ユニットでは紙の幅を揃えるた
めのモータ、給紙クラッチ、搬送経路を変更するための
ソレノイド、紙の有無検知センサ、紙の幅を揃えるため
のサイドフェンスホームポジションセンサ、紙の搬送に
関するセンサなどがある。
【0041】高圧電源ユニットは、帯電チャージャ、転
写チャージャ、分離チャージャ、現像バイアス電極の出
力をPWM制御によって得られたデューティだけそれぞ
れ所定の高圧電力を印加する。PWM制御はそれぞれの
高圧電力の出力のフィードバック値をA/D変換するこ
とによってデジタル値にして、目標値と等しくなるよう
に制御されている。ドライバー関係は給紙クラッチ、レ
ジストクラッチ、カウンター、モータ、トナー補給ソレ
ノイド、パワーリレー、定着ヒータなどがある。ソータ
ユニットとはシリアルインターフエースで接続されてお
り、シーケンスからの信号により所定のタイミングで紙
を搬送し、各ビンに排出されている。
【0042】アナログ入力には、定着温度、フォトセン
サ入力、レーザダイオードのモニタ入力、レーザダイオ
ードの基準電圧、各種高圧電源からの出力値のフィード
バック値等が入力されている。定着部にあるサーミスタ
からの入力により、定着部の温度が一定になるようにヒ
ータのオン/オフ制御もしくは位相制御が行われる。フ
ォトセンサ入力は所定のタイミングで作られたフォトパ
ターンをフォトトランジスタにより入力し、パターンの
濃度を検知することにより、トナー補給のクラッチをオ
ン・オフ制御してトナー濃度の制御を行っている。ま
た、この濃度により、トナーエンドの検知も行う。
【0043】レーザダイオードのパワーを一定にするた
めに調整する機構として、A/D変換器とCPUのアナ
ログ入力が使用される。これは予め設定された基準電圧
(この電圧は、本実施例ではレーザダイオードを点灯し
たときのモニタ電圧が一致するように制御されている。
【0044】次に、オペレーション関係の制御について
説明する。メインCPU(b)201は複数のシリアル
ポートとカレンダーIC209を制御する。複数のシリ
アルポートにはシーケンス制御CPU(a)200の他
に、操作部ユニット204、スキャナ制御回路206、
アプリケーションシステム210、エディター205な
どが接続されている。操作部ユニット204では操作者
のキー入力及び複写機の状態を表示する表示器を有し、
キー入力の情報をメインCPU(b)201にシリアル
通信により知らせる。メインCPU(b)201はこの
情報により操作部ユニット204の表示器の点灯、消
灯、点滅を判断し、操作部ユニット204にシリアル送
信する。操作部CPUはメインCPU(b)201から
の情報により表示器の点灯、消灯、点滅を行う。さら
に、得られた情報から機械の動作条件を決定してコピー
スタート時に、シーケンス制御を行っているCPU
(a)200にその情報を伝える。
【0045】スキャナ部(スキャナ制御回路206)で
は、スキャナサーボモータ駆動制御及び画像処理、画像
読み取りに関する情報をメインCPU(b)201にシ
リアル送信処理し、またADF(ADF制御板224)
とメインCPU(b)201のインターフエース処理が
行われる。
【0046】アプリケーション(アプリケーションシス
テム210)は、外部機器(ファクス、プリンター、
等)とメインCPU(b)201のインターフエースで
あり、予め設定されている情報内容をやりとりする。エ
ディター205は、編集機能を入力するユニットであ
り、操作者の入力した画像編集データ(マスキング、ト
リミング、イメージシフト,等)をメインCPU(b)
201にシリアル送信する。カレンダーIC209は、
日付と時間を記憶しており、メインCPU(b)201
にて随時呼び出せるため、操作部表示器への現在時刻の
表示や機械のオン時間、オフ時間を設定することによ
り、機械の電源のオン・オフをタイマー制御することが
可能となる。
【0047】1.9.2 画像データの処理 次に、画像データの処理の流れについて説明する。ゲー
トアレイ203はCPU(b)201からのセレクト信
号により下記3方向に画像データ(DATA0〜DAT
A7)と同期信号を出力する。 1)スキャナ制御回路206→画像制御回路202 この場合、スキャナからの8ビットデータ(ただし4ビ
ット、1ビットにもできる)で連送される画像信号をレ
ーザビームスキャナユニット211よりの同期信号PM
SYNCに同期させ、画像制御回路に出力する。 2)スキャナ制御回路206→アプリケーション210 この場合、スキャナからの8ビットデータ(ただし4ビ
ット、1ビットにできる)で連送されてくる画像信号を
アプリケーション210にパラレル出力を行う。アプリ
ケーション210は入力した画像データを外部に接続さ
れているプリンタ等の出力装置に出力する。 3)アプリケーション210→画像制御回路202 この場合、アプリケーション210が外部に接続されて
いる入力装置(ファクス等)からの8ビットデータ(た
だし4ビット、1ビットにできる)で連送される画像信
号をレーザビームスキャナユニット211よりの同期信
号PMSYNCに同期させ、画像制御回路に出力する。
この場合、外部からの画像信号が1ビット、4ビットの
場合には、8ビットデータに変換する処理を行う必要が
ある。
【0048】図8はイメージスキャナ部のブロック図で
ある。CCDイメージセンサ250から出力されるアナ
ログ画像信号は、イメージプリプロセッサ(IPP)2
51内部の信号処理回路252で増幅及び光量補正さ
れ、A/D変換器253によってデジタル多値信号に変
換される。この信号はシェーディング補正回路254に
よって補正処理を受け、イメージプロセスユニット(I
PU)255に印加される。
【0049】イメージプロセスユニット(IPU)25
5の概略ブロック図を図9に示す。IPU255に印加
された画像信号はMTF補正回路270で高域強調さ
れ、変倍回路271で電気変倍され、γ変換回路272
に印加される。γ変換回路272は入力特性を機械の特
性に合わせて最適になるようにする。γ変換回路272
から出力された画像信号は、データ深さ切り換え機構の
SW1で所定の量子化レベルに変換される。この切り換
え機構は図10に示す3つのデータタイプに切り換え
る。4ビット化回路273では4ビットデータが出力さ
れ、2値化回路274では、入力される8ビットの多値
データを予め設定された固定しきい値によって2値デー
タに変換し、1ビットデータを出力する。ディザ回路2
75は1ビットデータで、面積階調を作り出す。SW1
は3つのデータタイプの1つを選択しDATA0〜DA
TA7として出力する。
【0050】再び図8に戻り、スキャナ制御回路206
はメインCPU(b)201からの指示に従って蛍光灯
安定器(ランプ制御回路)256、タイミング制御回路
257、IPU255の電気変倍回路、並びにスキャナ
駆動モータ258を制御する。蛍光灯安定器256は、
スキャナ制御回路206からの指示に従って蛍光灯1の
オン、オフ及び光量制御を行う。スキャナ駆動モータ2
58の駆動軸にはロータリーエンコーダ259が連結さ
れており、位置センサ260は副走査駆動機構の基準位
置を検知する。電気変倍回路は、スキャナ制御回路20
6によって設定される主走査側の倍率に従って電気変倍
処理を行う。
【0051】タイミング制御回路257はスキャナ制御
回路206からの指示に従って各信号を出力する。即
ち、読み取りを開始すると、CCDイメージセンサ(C
CD)250に対しては1ライン分のデータをシフトレ
ジスタに転送する転送信号と、シフトレジスタのデータ
を1ビットずつ出力するシフトクロックパルスとを与え
る。像再生系制御ユニットに対しては、画素同期クロッ
クパルスCLK、主走査同期パルスLSYNC及び主走
査有効期間信号LGATEを出力する。
【0052】この画素同期クロックパルスCLKは、C
CDイメージセンサ250に与えるシフトクロックパル
スとほぼ同一の信号である。また、主走査同期パルスL
SYNCは、画像書き込みユニットのビームセンサが出
力する主走査同期信号PMSYNCとほぼ同一の信号で
あるが、画素同期クロックパルスCLKに同期して出力
される。主走査有効期間信号LGATEは、出力データ
DATA0〜DATA7画有効なデータであるとみなさ
れるタイミングで高レベルHになる。
【0053】なお、この例ではCCDイメージセンサ2
50は、1ラインあたり4800ビットの有効データを
出力する。スキャナ制御回路206はメインCPU
(b)201から読み取り開始指示を受けると、照明用
蛍光灯1を点灯し、スキャナ駆動モータ258を駆動開
始して、タイミング制御回路257を制御し、CCDイ
メージセンサ250の読み取りを開始する。また、副走
査有効期間信号FGATEを高レベルHにセットする。
この信号FGATEは、高レベルHにセットされてから
副走査方向に最大読み取り長さ(この例では、Aサイズ
長手方向の寸法)を走査するに要する時間を経過すると
低レベルLとなる。
【0054】図11は本装置のメモリシステムのブロッ
ク図である。CCD250からの画像信号は、シェーデ
ィング補正と黒レベル補正と光量補正の機能を持つイメ
ージプリプロセッサ(IPP)251を通して8ビット
データで出力される。このデータはマルチプレクサ
(1)(MUX1)280で選択されて、空間周波数高
域強調(MTF補正)機能、速度変換機能(変倍)、γ
変換機能、データ深さ変換機能(8ビット/4ビット/
1ビット変換)を持つイメージプロセスユニット(IP
U)255で処理されて、MUX(3)282を通して
プリンタPRに出力される。281はMUX(2)、2
83はメモリ装置(MEM)である。
【0055】画像データ用のフレームメモリを持ったシ
ステムでは、図12のようにIPU255からのイメー
ジデータを一旦メモリ装置(MEM)283に格納し、
必要なときにメモリ装置(MEM)283から取り出し
てプリンタ(PR)に出力する構成にしていた。また、
IPU255からのイメージデータをプリンタ(PR)
に出力しながら、同時にメモリ装置(MEM)283に
格納して2枚目以降のコピーをメモリ装置(MEM)2
83からのイメージデータで行う方法も一般的であっ
た。
【0056】本装置は、IPU255からの処理された
データと生のデータのどちらもメモリ装置283に取り
込めるように、図13に示すデータフローが可能な構成
になっている。つまり、図11の3つのマルチプレクサ
(MUX1,MUX2,MUX3)280,281,2
82の切り換えでデータフローを変えられるように構成
している。例えば、1回のスキャナの走査で複数枚のI
PU255のパラメータを変えたコピーを出力する場合
は、次に示す手順で達成できる。 スキャナ走査時にMUX(1)をAにして、MUX
(2)をBにMUX(3)をAにして1枚目を出力す
る。このとき生データがMUX(2)を通してメモリ装
置(MEM)283に入る。 2枚目以降はMUX(1)をBにして、メモリ装置
(MEM)283からのデータをIPU255に入れて
MUX(3)を通してプリンタ(PR)に出力する。こ
のとき1枚コピーする毎にIPUパラメータを変更でき
る。
【0057】また、1ビットデータのようなコンパクト
なデータを保持する場合は、MUX(2)をAにしてI
PU255の出力をメモリ装置に取り込む。この場合は
プリンタ装置は2値データ(1ビット)モードに切り換
えてコピーする。図11のEXTIN、EXTOUTは
外部からのイメージデータ入力信号と外部への出力信号
である。
【0058】図14は、圧縮器(COMP)290と伸
長器(EXP)291をメモリユニット(Memory
Unit)292の前後に入れて、実データ以外に圧
縮されたデータも格納できるようにしたものである。こ
の構成では圧縮器(COMP)290はスキャナの速度
に合わせて、また伸長器(EXP)291はプリンタの
速度に合わせて動作する必要がある。実データを格納す
る場合はマルチプレクサMUX(4)293とMUX
(5)294をそれぞれAにし、圧縮データを使う場合
はそれぞれBにする。295はエラー検知器である。
【0059】図14のメモリユニット292の中は図1
5のような構成になっている。図14の3つのイメージ
データタイプと、圧縮データであるコードデータを扱う
ためにデータ幅変換器300,301をメモリブロック
(Memory Block)302の入出力に持って
いる。ダイレクトメモリコントローラ(DMC1,DM
C2)303,304は、パックされたデータ数とメモ
リデータ幅に応じてメモリブロック302の所定のアド
レスにデータを書き込み、読み取り動作を行う。
【0060】図16は前述したようにイメージデータの
データタイプを示したものである。通常スキャナから、
またはプリンタへのイメージデータの速度は、8ビット
データ、4ビットデータ、1ビットデータに関わらず一
定である。つまり、1ピクセルの周期は、装置において
固定されている。本装置では、8本のデータラインのM
SB側から1ビットデータ、4ビットデータ、8ビット
データとMSB詰めで定義している。このデータをメモ
リブロックのデータ幅(16ビット)にパック、アンパ
ックするブロックが入力データ幅変換器と出力データ幅
変換器である。パックすることによってデータ深さに応
じてメモリを使えるようになり、メモリ装置の有効利用
が可能になる。
【0061】図17は圧縮器(COMP)290と伸長
器(EXP)291の代わりにピクセルプロセスユニッ
ト(PPU)310をメモリユニット292の外に配置
したものである。PPU310の機能はイメージデータ
間のロジカル演算(例えばAND、OR、EXOR、N
OT)を実現するユニットでメモリ出力データと入力デ
ータを演算してプリンタに出力することと、メモリ出力
と入力データ(例えばスキャンデータ)を演算して再び
メモリユニット292に格納することができる。出力先
のプリンタとメモリユニット292の切り換えはMUX
(6)311とMUX(7)312で行う。この機能は
一般的には画像合成に使われ、例えばメモリユニット2
92にオーバーレイデータを置いておいてスキャナデー
タにオーバーレイをかぶせることなどに使用される。
【0062】図18は外部記憶装置を使用してイメージ
データを保存する構成を示したものである。イメージデ
ータをフロッピーディスクに保存するときは、図9のE
XTOUTからインターフェイス(I/F)320を通
してファイルコントローラ(File Control
ler)321が制御するフロッピーディスクコントロ
ーラ(FDC)322に出力し、フロッピーディスクド
ライブ(FDD)323上のフロッピーディスクに記憶
する。ファイルコントローラ321の制御下には、ハー
ドディスクコントローラ(HDC)324と、ハードデ
ィスクドライブ(HDD)325があり、ハードディス
クの記憶媒体上にもリード、ライトできる構成にしてい
る。ハードディスクドライブ(HDD)325は通常よ
く使うフォーマットデータやオーバーレイデータを記憶
しておき必要に応じて使用できるようにしている。
【0063】図19は圧縮と伸長の処理速度が間に合わ
なかったときに100%リカバリーできるようにした構
成である。メモリユニット292にはスキャナ走査と同
時に圧縮されたデータとイメージデータがメモリユニッ
ト292に入る。入ってきたデータはそれぞれ別のメモ
リエリアに格納されるが、圧縮データはそのまま伸長器
(EXP)291へ入り伸長される。1ページのデータ
が全てメモリユニット292に入るまでに圧縮器(CO
MP)290と伸長器(EXP)291の処理時間が間
に合って正常終了した場合は圧縮データのメモリエリア
だけが残り、生データのエリアは取り消される。もし、
エラー検出回路(Error Detect)295が
圧縮器(COMP)290又は伸長器(EXP)291
からのエラー信号を検出した場合は、直ちに圧縮データ
エリアが取り消され生データが採用される。
【0064】メモリ管理ユニット(MMU)330は、
メモリユニット292に対して2つの入力データと1つ
の出力データが同時に入出力できるようにメモリを制御
するユニットである。このリアルタイムで圧縮と伸長の
検定をすることで、高速性と確実性とメモリエリアの有
効利用が可能となった。本実施例でのこの構成はメモリ
管理ユニット(MMU)330によってメモリエリアの
ダイナミックなアロケーションができるようにしたが、
生データ用と圧縮データ用の2つのメモリユニットを持
たせてもよい。
【0065】図19の構成は、電子ソーティングのよう
に複数のページを格納し、リアルタイムでプリンタに出
力するような、格納ページ数とプリント速度を両立させ
なければならないような用途に最適である。
【0066】2.本発明の要部 2.1 第1の詳細な実施例(請求項1に対応する実施
例) 本発明の操作部、特にユーザーインターフェース部につ
いてまず詳しく説明をする。本発明の操作部204(図
7参照)はフルグラフィック操作部である。外部から、
キー描画コマンドを受け、操作部のLCD画面上にキー
を描画し、LCDの前面にある、タッチパネルの座標
と、描画したキーの座標を見比べて、オペレータがキー
を押下したか否かを操作部は判断する。キーが押下され
たならば、そのキーイベント名称をメイン制御に発行す
る仕組みになっている。電源オンにより、操作部は自ら
基本画面と呼ばれる、画面を描画する。
【0067】この基本画面内の給紙選択キー押下によ
り、キーイベント「給紙選択キー押下情報」がメインC
PUに発行され、メインCPUは、選択された給紙段
が、予めオペレータの入力した機械の給紙状態設定で剥
離紙か否かを判断する。機械の給紙段状態は、別画面で
入力出来る構成となっており、給紙状態設定画面では以
下の項目を給紙段毎に入力する。 転写紙サイズ [A3][A4][A5][B4][B
5][B6] 転写紙属性 [普通紙] [メーカー指定剥離紙20面カット] [メーカー指定剥離紙16面カット] 上記いずれかのサイズ、属性を入力する。この入力値は
不揮発メモリに記憶され、電源が切られても、バックア
ップ電源で値が保持されている(図20参照)。
【0068】メーカー指定の剥離紙(分割転写紙)は例
えば次の様なカットになっている。これをA4サイズの
20面カット剥離紙を例に取り図21に基づいて説明す
る。A4の大きさ297mm×210mmの四辺から1
0mmは余白エリアとなっており、この余白エリアはロ
ーラー等への巻き付き防止のための余白枠となってい
る。その余白枠を除いた、277mm(横)×190m
m(縦)のエリアが、横4分割、縦5分割、されてお
り、分割された剥離紙一枚の大きさは、69.25mm
×38mmの大きさとなっている。A4サイズの剥離紙
の左上を原点として、各分割された剥離紙の左上の位置
は以下のようになる。 これらの座標位置あるいは、エリア1の座標と各分割さ
れた剥離紙片の縦、横の寸法がデータエリアに記憶され
ている。
【0069】20面カットの剥離紙がセットされた給紙
段を選択し、図示しないプリントスタートキーを押下す
ると、コンタクトガラス上の図22に示す原稿画像を図
14のメモリユニット292に読み込む。メモリユニッ
ト292に格納された原稿画像データは、剥離紙の分割
エリアの69.25mm×38mmの大きさに読み込
み、原点(コンタクトガラスの原稿セット位置)から抽
出するために、原点から69.25mm×38mm以外
の画像ピクセルデータをPPU310によって白画像と
し(マスクし)、再度メモリユニット292に格納す
る。格納終了によって、プリントシーケンスが起動し、
画像のプリント状態に移行する。紙搬送、作像条件等は
通常のコピーシーケンスと同じであり、ここでは省略す
る。
【0070】画像の書き込みデータは、メモリユニット
292の画像を、主走査10mm、副走査10mmの位
置から書き出すように図5で示す画像制御回路202が
指示する。さらに主走査方向に38mmピッチ、副走査
方向に69.25mmピッチでメモリユニット292の
画像をくり返し出力するよう指示する。この指示によっ
て、画像処理ユニット208は書き込みピクセル数をカ
ウントするカウンタ値を38mmピッチあるいは69.
25mmピッチ毎にリセットし、主走査方向に5回、副
走査方向に4回書き込みデータをスキャナ制御回路20
6に繰り返し出力する。図23は剥離された分割エリア
紙を示している。
【0071】上記一連のゼネラルフローを図24に示
す。図24において、まず原稿の読み込み処理を行い
(S1)、次いで剥離紙選択の有無を判断する(S
2)。剥離紙が選択されていなければ、即ち通常の用紙
が選択されていれば、通常のコピーシーケンスに移る
(S3)。剥離紙が選択されていれば、メモリ画像のマ
スク処理を行い(S4)、書き込み開始位置設定を行う
(S5)。次に副走査が4回繰り返されたか否かを判断
する(S6)。繰り返されていればこのフローを抜け
る。繰り返されていなければ次に主走査が5回繰り返さ
れたか否か判断する(S7)。繰り返されていなけれ
ば、5回の繰り返しが終了するまでメモリ画像の出力を
行う(S8)。
【0072】2.2 第2の詳細な実施例(請求項2に
対応した実施例)原稿サイズ検出するセンサーによっ
て、原稿サイズを得る。この動作は、自動原稿送り装置
(II)から送られた原稿であれば、自動原稿送り装置か
ら情報を得、圧板でセットされた原稿であればスキャナ
ユニット内に設置された原稿サイズ検出センサによって
知ることができる。これら情報を得る動作は、近年の複
写機が機能として持っている自動用紙選択(原稿サイズ
と同じ転写紙を自動的に選択する)、用紙指定変倍(選
択した用紙サイズに原稿画像をはめ込む為に自動的に最
適な変倍率を決定する)等で既知技術である。本実施例
では、自動原稿送り装置あるいは、スキャナユニットの
原稿サイズセンサから得られた原稿サイズと、剥離紙の
分割されたエリアの大きさに応じて自動的に変倍率を決
定する。剥離紙の分割されたエリアの大きさが目的の転
写紙サイズの場合は、従来の自動用紙選択の処理フロー
が流用可能である。
【0073】以下、原稿としてA4、A5、A6、B
5、B6サイズが検出された時で、用紙として剥離紙
(20面カット紙)が選択された場合の変倍率を示す。
通常は主走査、副走査独立に変倍率を決定するが、縦横
比が変化しない様にするために、画像欠けが生じないよ
うに変倍率の小さい方を選択してもよい。 原稿サイズ 主走査方向変倍率 副走査方向変倍率 主副同変倍率時 A4 18% 23% 18% A5 26% 33% 26% A6 36% 47% 36% B5 21% 27% 21% B6 30% 38% 30% 上記変倍率でスキャナから読み込まれた原稿画像は、第
1実施例で述べたのと同じように、メモリユニットに格
納される。その後の処理も第1実施例と同様、分割され
た剥離紙の大きさに画像がマスクされ、プリントシーケ
ンス時に決められたピッチで主走査方向、副走査方向に
くり返し書き込み出力される。
【0074】上記一連のゼネラルフローを図25に示
す。図25において、まず剥離紙選択か否か判断する
(S11)。剥離紙選択でなければ、通常のコピーシー
ケンスを行い(S12)、このフローを抜ける。剥離紙
が選択されていれば、原稿の読み込み処理を行い(S1
3)、原稿サイズを取得する(S14)。次に分割片
(分割エリア紙)サイズ/原稿サイズ×100によって
変倍率の決定を行う(S15)。そしてメモリ画像のマ
スク処理を行って(S16)、以下、図24のステップ
S5以降の処理を実行する(S17〜20)。
【0075】2.3 第3の詳細な実施例(請求項3に
対応する) 20面カットの剥離紙がセットされた給紙段を選択し、
プリントスタートキーを押下すると、コンタクトガラス
上の原稿画像を図14のメモリユニット292に読み込
む。メモリユニット292に格納された原稿画像は、剥
離紙の分割エリアの69.25mm×38mmの大きさ
に読み込み原点(コンタクトガラスの原稿セット位置)
から抽出するために、原点から69.25mm×38m
m以外の画像ピクセルデータをPPU310によって白
画像とし(マスクし)、再度メモリユニット292に格
納する。格納終了によって、プリントシーケンスが起動
し、画像のプリント状態に移行する。紙搬送、作像条件
等は通常のコピーシーケンスと同じでありここでは省略
する。
【0076】本実施例では、分割された分割紙の各周囲
に作像禁止領域を作成する(図23参照)。例えば分割
された剥離紙(分割エリア紙)それぞれの周囲2mmに
書き込み禁止エリアを作成すると、20面カット紙では
各分割された分割エリア紙の69.25mm×38mm
の内65.25mm×34mmが有効作像範囲となる。
また書き込み開始位置は、剥離シート(A4サイズ)の
周囲10mmに、各剥離片の2mmが加算されるため、
主走査、副走査共書き出し位置が原点から12mmにな
る。
【0077】画像の書き込みデータは、メモリユニット
292の画像を、主走査12mm、副走査12mmの位
置から書き出す様、図5で示す画像制御回路202が指
示する。さらに主走査方向に38mmピッチで、副走査
方向に69.25mmピッチでメモリユニット292の
画像をくり返し出力するよう指示する。この指示によっ
て、画像処理ユニット202は書き込みピクセル数をカ
ウントするカウンタ値を、38mmピッチあるいは6
9.25mmピッチ毎にリセットし主走査方向に5回、
副走査方向に4回書き込みデータをスキャナ制御回路2
06にくり返し出力する。
【0078】上記一連のゼネラルフローは図24と同様
に処理で、画像マスクと書き込み開始位置データが異な
るだけである。
【0079】2.4 第4の詳細な実施例(請求項4に
対応する実施例) 原稿サイズの検出等は前述の2.2の項における実施例
で述べた。本実施例では、分割エリア紙の各周囲に作像
禁止領域を作成する。実施例として、2.3の項で説明
した実施例で述べたのと同様に、例えば分割エリア紙そ
れぞれの周囲2mmに書き込み禁止エリアを作成する
と、20面カット紙では各分割エリア紙の69.25m
m×38mmの内65.25mm×34mmが有効作像
範囲となる。
【0080】以下、原稿としてA4、A5、A6、B
5、B6サイズが検出された時で、用紙として20面カ
ット紙が選択された場合の変倍率を示す。通常は主走
査、副走査独立に変倍率を決定するが、縦横比が変化し
ない様にするために、画像欠けが生じないように変倍率
の小さい方を選択してもよい。 原稿サイズ 主走査方向変倍率 副走査方向変倍率 主副同変倍率時 A4 16% 22% 16% A5 23% 31% 23% A6 32% 44% 32% B5 19% 25% 19% B6 27% 36% 27% 上記変倍率でスキャナから読み込まれた原稿画像は、第
1実施例に述べたのと同じように、メモリユニット29
2に格納される。その後の処理も第3実施例と同様、分
割エリア紙の大きさに画像がマスクされ、プリントシー
ケンス時に決められたピッチで主走査方向、副走査方向
にくり返し書き込み出力される。上記一連のゼネラルフ
ローは図25と同様の処理で、変倍率決定時の分割片の
サイズと、画像マスク処理と書き込み開始位置データが
異なる。
【0081】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、分割転写
紙が選択された時、その分割転写紙の分割情報として、
分割エリアは何面あるか、分割位置はどこか等の分割情
報を読み出し、この各分割位置に画像を繰り返し作像す
ることで、連続して複写したい原稿から、剥離紙等のカ
ット紙に対して正確に、簡単に画像を連続して複写する
ことを可能としているため、切り貼り等の作業をなくし
規定面数のカットが施された剥離紙等(分割転写紙)に
対するコピー作業の効率の向上を図ることができる。ま
た、剥離紙等の周囲の余白部の幅等を考慮しなくても正
確な位置にコピーすることが可能になる。
【0082】請求項2記載の発明によれば、原稿画像の
大きさを判断し、上記分割情報から得られた分割面積に
合わせて、原稿画像を拡大、縮小し、分割エリア内に原
稿画像が合致する大きさで作像することで、カット紙の
大きさに機械側が自動的に画像を合わせて出力すること
ができ、原稿画像を作成する際に必ずしもカット面積と
同じ原稿を用意しなくても良いので、原稿作成の自由度
が増し、原稿作成作業の効率を高めることができる。
【0083】請求項3記載の発明によれば、分割転写紙
の分割位置ずれを考慮して、分割後のエリアの4辺周囲
の任意の範囲は作像禁止とし、画像を消去する画像処理
を施すことで、隣の分割エリアに画像がはみ出さないよ
うにし、各分割位置に画像を繰り返し作像することがで
きるので、ミスコピー等の無駄を防止することができ
る。
【0084】請求項4記載の発明によれば、分割転写紙
の分割位置ずれを考慮して、各分割エリアの4辺周囲の
任意の範囲は作像禁止とし、画像作像面積をこの周囲を
除いた面積とし、この面積と原稿画像の大きさで自動的
に変倍率を計算し、各分割エリアに作像することで、隣
の分割エリアに画像がはみ出さないように各分割位置に
画像を繰り返し作像することができるので、ミスコピー
等の無駄を防止することができる。また、必ずしもカッ
ト面積と同じ原稿を用意しなくても済むので、原稿作成
の自由度が増し、原稿作成作業の効率を高めることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係るデジタル複写機全体の構
成図である。
【図2】デジタル複写機の光書き込み部の平面図であ
る。
【図3】デジタル複写機の光書き込み部の側面図であ
る。
【図4】デジタル複写機の制御ユニットの一部を示すブ
ロック図で、図5のブロック図と一体となって1つのブ
ロック図を形成する。
【図5】デジタル複写機の制御ユニットの一部を示すブ
ロック図で、図4のブロック図と一体となって1つのブ
ロック図を構成する。
【図6】デジタル複写機の電装制御の一部を示すブロッ
ク図で、図7のブロック図と一体となって1つのブロッ
ク図を構成する。
【図7】デジタル複写機の電装制御の一部を示すブロッ
ク図で、図6のブロック図と一体となって1つのブロッ
ク図を構成する。
【図8】イメージスキャナ部のブロック図である。
【図9】イメージプロセスユニットの概略ブロック図で
ある。
【図10】データ切り換え機構により切り換えられるデ
ータを示す説明図である。
【図11】メモリシステムのブロック図である。
【図12】メモリシステムのブロック図である。
【図13】メモリシステムのブロック図である。
【図14】メモリ装置のブロック図である。
【図15】メモリ装置のメモリユニットの内部ブロック
図である。
【図16】3つのイメージデータタイプを示す説明図で
ある。
【図17】メモリ装置の内部ブロック図である。
【図18】外部記憶装置を使用したメモリシステムのブ
ロック図である。
【図19】メモリ装置の内部ブロック図である。
【図20】操作表示部のLCD画面の一例を示す図であ
る。
【図21】剥離紙(分割転写紙)の一例を示す図であ
る。
【図22】剥離紙の各エリアに画像出力される原稿の一
例を示す図である。
【図23】図19に示す剥離紙から剥離された各分割エ
リア紙を示す図である。
【図24】第1の実施例に係る繰り返し画像出力制御の
フローチャートである。
【図25】第2の実施例に係る繰り返し画像出力制御の
フローチャートである。
【符号の説明】
200,201 CPU 202 画像制御回路 203 信号切り換えゲートアレイ 204 操作部ユニット 207 ページメモリ 208 画像処理ユニット 210 アプリケーションユニット 220 メイン制御板 283 メモリ総(MEM) 290 圧縮器 291 伸長器 292 メモリユニット 293,294 マルチプレクサ 310 ピクセルプロセスユニット(PPU)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スキャナ読み込み画像を記憶する画像メ
    モリと、 該画像メモリ中のデータの一部あるいは全てをあらかじ
    め均等な面積で複数分割された一枚の分割転写紙上にく
    り返し画像出力する画像リピート出力手段と、 分割転写紙を給紙選択することができる用紙選択手段
    と、 分割転写紙の分割情報を記憶する記憶手段と、 分割転写紙の分割された面積及び位置に応じて繰り返し
    て画像出力するように画像リピート出力手段を制御する
    制御手段と、 を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、分割転写紙の分割され
    た面積に応じてスキャナで読み込まれた原稿画像を変倍
    し、分割転写紙の分割された位置に画像リピート出力手
    段の画像出力により作像させることを特徴とする請求項
    1記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、分割転写紙の各分割さ
    れたエリアの周囲に非作像領域を設けながら分割された
    面積および位置に応じて画像リピート出力手段により画
    像出力させることを特徴とする請求項1記載の画像形成
    装置。
  4. 【請求項4】 前記制御手段は、各分割されたエリアの
    周囲の非作像領域を除く作像領域の面積に応じて、スキ
    ャナで読み込まれた原稿画像を変倍し、分割転写紙の分
    割された作像領域に画像リピート出力手段の画像出力に
    より作像させることを特徴とする請求項3記載の画像形
    成装置。
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