JPH05142893A - 電子写真式プリンタの紙送りロツク機構 - Google Patents

電子写真式プリンタの紙送りロツク機構

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Publication number
JPH05142893A
JPH05142893A JP4121455A JP12145592A JPH05142893A JP H05142893 A JPH05142893 A JP H05142893A JP 4121455 A JP4121455 A JP 4121455A JP 12145592 A JP12145592 A JP 12145592A JP H05142893 A JPH05142893 A JP H05142893A
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JP
Japan
Prior art keywords
paper
driving force
shaft
lock mechanism
driven
Prior art date
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Pending
Application number
JP4121455A
Other languages
English (en)
Inventor
Tsutomu Sato
勉 佐藤
Masatoshi Takano
正寿 高野
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Pentax Corp
Original Assignee
Asahi Kogaku Kogyo Co Ltd
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Publication date
Application filed by Asahi Kogaku Kogyo Co Ltd filed Critical Asahi Kogaku Kogyo Co Ltd
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Priority to US07/872,834 priority patent/US5305068A/en
Priority to DE4213433A priority patent/DE4213433A1/de
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Abstract

(57)【要約】 【目的】画像形成待機時に連続紙が所定位置から移動す
ることを防ぎ、画像形成を正しい位置から再開すること
を可能とする。 【構成】画像形成待機時には、転写部を退避させる操作
レバー11のスライド移動によってブレーキレバー15
が揺動駆動され、このブレーキレバー15の先端部15
Bが、トラクタ9のトラクタベルト91が掛けられたプ
ーリ92Aが装着されたシャフト92に装着されたプー
リ98に当接係合し、シャフト92即ちトラクタベルト
91を周回移動不能とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子写真法を利用して
連続記録紙に画像形成する電子写真式プリンタに関し、
詳しくは画像形成待機時に連続記録紙の移動を規制する
紙送りロック機構に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、一様に帯電させた感光ドラム表面
の感光体を露光して電荷の抜け落ちた潜像を形成し、こ
の潜像に帯電させたトナーを付着させて現像(トナー像
化)し、このトナー像を記録紙に転写すると共に定着装
置によって定着させる所謂電子写真法を利用する画像形
成装置として、複写機やレーザビームプリンタ等が知ら
れている。このような電子写真法を利用する画像形成装
置の一つに、記録紙として、ページ毎に交互に折り畳ま
れた状態で供給され、側端部に送り穴を有すると共にそ
の折り畳み部分がミシン目となって簡単に切断可能な所
謂ファンホールド紙と呼ばれる送り穴付き折り畳み連続
紙(以下単に連続紙と略す)に印字する(画像を形成す
る)電子写真式プリンタがある。
【0003】ところで、このような連続紙上に印字する
電子写真式プリンタでは、記録紙(連続紙)上へトナー
を定着させる定着装置として最も一般的な方式である加
熱されたローラ(ヒートローラ)から加えられる熱でト
ナーを加熱融着させる所謂ヒートロール定着装置を用い
ると、印字待機中に記録紙がヒートローラと押圧ローラ
とに挟持されていると記録紙の同一箇所がヒートローラ
から加えられる熱で焦げ付いたり火ぶくれを起す等の不
具合が生じる可能性があり、特に、ヒートローラの温度
制御系(温度センサ,制御装置)に故障が生じた場合に
はこの虞が大きいものである。
【0004】又、露光位置と転写位置とが異なるという
電子写真法の構成上、連続紙のミシン目から一定の位置
から印字開始するには印字開始前に連続紙に対して感光
ドラムを相対的に移動させて頭出しをする必要がある
が、この頭出しの際、連続紙が転写状態にある(連続紙
が感光ドラム表面に当接している)と、連続紙によって
感光ドラム表面の感光体が傷付けられたり摩耗したり
し、更に、感光ドラム表面の残留トナーで連続紙が汚れ
るという問題がある。この為、本出願人は、先に、転写
チャージャを転写作用位置から退避可能とすると共に定
着ロール対の一方のローラ(ヒートローラが望ましい)
を退避可能に構成し、印字待機時には転写チャージャ及
び定着ロール対のローラを退避させるものを提案した。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし乍ら、印字(画
像形成)待機中に転写チャージャ及び定着ロール対のロ
ーラを夫々転写作用位置及び定着作用位置から退避させ
ると、連続紙を所定位置に保持することができなくな
り、印字終了して排紙された連続紙をミシン目から切り
離す際等に加えられる力で連続紙が移動してしまい、印
字再開時にその開始位置が狂ってしまうという問題があ
った。
【0006】
【発明の目的】本発明は、上記の如き事情に鑑み、画像
形成待機時に連続紙が所定位置から移動することを防
ぎ、画像形成を正しい位置からの再開することのできる
電子写真式プリンタの紙送りロック機構の提供、を目的
とする。
【0007】
【課題を解決する為の手段】上記目的達成の為、本発明
に係る電子写真式プリンタの紙送りロック機構は、画像
形成待機時には連続記録紙の移動を規制する、例えば連
続記録紙と係合して該連続記録紙と同期周回するトラク
タベルトの周回を規制する等の、記録紙移動規制手段を
設けて構成したものである。これにより、画像形成待機
時には記録紙移動規制手段によって連続記録紙の移動が
規制される。上記トラクタベルトの周回を規制する手段
として、トラクタベルトが夫々軸に装着された駆動プー
リ間に掛け渡され、少なくとも一方の軸が、画像形成待
機時に停止状態にあり所定の回転負荷を有する部材とク
ラッチ手段によって断続可能に連係され、画像形成待機
時にはクラッチ手段が係合されてトラクタベルトの周回
が規制されるよう構成されている。
【0008】又、上記トラクタベルトは、駆動軸に装着
された駆動プーリと従動軸に装着された従動プーリとの
間を連繋し、駆動軸に一方向係合手段を介して連続紙の
搬送方向の回転では係合して当該駆動軸に回転力を伝達
し逆方向には空転するよう装着された駆動力伝達部材を
介して上記連続紙搬送方向に周回駆動され、記録紙移動
規制手段は、駆動力伝達部材に一体形成された第一駆動
力伝達部材と、従動軸に一方向係合手段を介して連続紙
の搬送方向の回転では空転し逆方向の回転では係合して
回転力を伝達可能に装着された第二駆動力伝達部材と、
を連動手段によって連繋すると共に、第一駆動力伝達部
材と第二駆動力伝達部材は、トラクタベルトの周回時に
は第二駆動力伝達部材が従動軸より速い速度で回転する
よう設定して構成したものである。これによれば、印字
待機時に於て連続記録紙が搬送方向前方側へ移動するに
は、トラクタベルトが周回して第二駆動力伝達部材が回
転駆動され、該第二駆動力伝達部材の回転が連動手段を
介して第一駆動力伝達部材が回転されることが必要とな
るが、第一駆動力伝達部材は駆動源側と連繋されてお
り、この駆動源側の回転抵抗によって連続記録紙の移動
は阻止される。
【0009】又、前述の構成に於る第二駆動力伝達部材
を従動軸に一方向係合手段を介すことなく相対回転不能
に装着すると共に、その代り、トラクタベルトを連繋す
る従動プーリを従動軸に一方向係合手段を介して連続記
録紙の搬送方向の回転では係合して回転力を伝達可能で
あって逆方向の回転では空転するよう装着して構成した
ものである。本構成によっても、前述の構成と同様に作
用する。又、画像形成待機時には転写装置又は及び定着
装置が退避するものに於て、記録紙移動規制手段を、ト
ラクタベルトを連繋するプーリが装着された軸部材と係
合して該軸部材の回転を規制するストッパ部材により構
成し、転写装置又は及び定着装置の退避に連動してスト
ッパ部材が軸部材と係合するよう構成したものである。
これによれば、画像形成待機時に転写装置又は及び定着
装置が退避するとこれに連動してトラクタベルトが周回
不能となり、連続記録紙の移動が規制される。又、記録
紙移動規制手段を、定着装置より排紙側に連続記録紙を
挟むよう圧接配置され、少なくとも一方のローラが連続
記録紙の搬送駆動に同期して回転駆動されるローラ対に
より構成したものである。これによれば、連続記録紙の
移動はローラ対の回転を伴ない、該ローラ対の回転は当
該ローラ対の回転駆動源が回転抵抗となる為、この駆動
源側の回転抵抗によって連続記録紙の移動は阻止され
る。
【0010】
【発明の実施例】次に、本発明の実施例を図面に基いて
説明する。図1は、本発明に係る電子式プリンタの紙送
りロック機構の一実施例を適用したレーザビームプリン
タ装置の全体概略構成図である。該レーザビームプリン
タ装置は、入力される印字乃至画像情報に基いて変調さ
れたレーザ光で、回転する感光ドラム1の表面の感光体
を走査し、電子写真法を利用して連続紙であるファンホ
ールド紙20にプリント(画像形成)して出力するもの
であり、コンピュータ等の出力装置として用いられるも
のである。
【0011】感光ドラム1の周辺には、図中矢印で示す
感光ドラム1の回転方向に沿ってトナークリーニング部
2・除電部3・帯電部4・レーザビームを感光ドラム1
上に導く走査光学系5・現像部6及び転写部7が、夫々
所定順序で配置されている。転写部7は、感光ドラム1
の下側に位置し、そのファンホールド紙20の搬送方向
前方側(図中左側)に定着装置8が配置されると共に、
感光ドラム1から定着装置8へのファンホールド紙20
の搬送経路中にトラクタ9が配置されている。そして、
走査光学系5からのレーザー光で感光ドラム1の表面を
該感光ドラム1の回転軸方向に主走査(露光)すると共
に感光ドラム1を回転(副走査)させ、現像部6で感光
ドラム1表面に形成された潜像を現像してトナー像と
し、該トナー像を、感光ドラム1の下側を前方側から後
方側に向けて(図中右側から左側に)搬送されるファン
ホールド紙20に転写部7で転写すると共に、定着装置
8でファンホールド紙20上に転写されたトナー像を定
着させて出力する。
【0012】転写部7は、転写装置としてのコロナ帯電
器71を、当該レーザビームプリンタ装置の図1には示
さないシャーシに軸73で揺動可能に枢支されたアーム
72で保持して構成されており、このアーム72の揺動
によってコロナ帯電器71が、感光ドラム1表面と所定
間隔を有する転写作用位置と、該転写作用位置より感光
ドラム1から離れた図中想像線で示す退避位置と、に位
置し得るようになっている。アーム72は、図1には示
さないスプリングによってその保持したコロナ帯電器7
1が図中実線で示す転写作用位置となる側に付勢される
と共に、該アーム72の下側に突設された操作アーム7
2Aの側面に水平に植設されたピン72Bが、カム12
によってスライド移動駆動される操作バー11の端部に
立設された操作部11Aによって操作され、これによっ
て図中想像線で示す如く時計回り方向に揺動し、コロナ
帯電器71が退避位置に退避移動するようになってい
る。
【0013】操作バー11は、シャーシに前後方向(フ
ァンホールド紙20搬送方向と平行する方向)にスライ
ド可能に設けられ、そのファンホールド紙20導入側端
部に操作部11Aが立設されると共に他端側の立設部1
1Bにはカムフォロア11Cが装着され、シャーシとの
間に張設されたスプリング13による付勢力でカムフォ
ロア11Cがカム12の外周カム面に当接し、該カム1
2の回転によるその外周カム面の変位に従ってスライド
移動するようになっている。カム12は、当該レーザビ
ームプリンタ装置の図示しない制御装置によって回転制
御されるモータによって回転駆動され、プリント作用時
にはコロナ帯電器71を転写作用位置とすると共に、プ
リント待機時にはコロナ帯電器71を転写作用位置から
退避させるよう制御駆動されるものである。
【0014】定着装置8は、表面が所定硬度のシリコン
ゴム等により形成されたプレスローラ82がシャーシに
回転自在に支持されると共に、該プレスローラ82の上
側に内部に挿置されたハロゲンランプによって所定の温
度に加熱されるヒートローラ81が圧接配置された所謂
ヒートロール定着装置である。ヒートローラ81は、当
該レーザビームプリンタ装置のシャーシに揺動可能に枢
支されたレバー80に支持され、該レバー80の揺動に
よってプレスローラ82に所定の圧力で圧接された定着
作用位置から図中想像線で示す如く上方に退避可能とな
っている。その一方側端に固定された図示しないギア
が、当該レーザビームプリンタ装置の図示しない制御装
置によって駆動制御される図示しない駆動モータとギア
トレインを介して連係されており、該駆動モータによっ
て回転駆動され、プレスローラ82に圧接された定着作
用位置にある時、両ローラ81,82の間に通される未
定着のトナー像が乗ったファンホールド紙20を加圧,
加熱してトナーをファンホールド紙20上に融着固定さ
せるように作用(定着作用)すると同時にファンホール
ド紙20を搬送駆動し、本実施例構成では専らこの定着
装置8によってファンホールド紙20の搬送駆動が行な
われるようになっている。レバー80の揺動(即ちヒー
トローラ81の退避)駆動は、図1には示さない駆動手
段によって行なわれるようになっており、該駆動手段は
前述の転写部7のコロナ帯電器71と同様に図示しない
制御装置によって駆動制御されてプリント待機時にはヒ
ートローラ81が退避するようになっているものであ
る。
【0015】トラクタ9は、外周面にファンホールド紙
20の側端の送り孔に嵌合可能な突起91A…が送り孔
と等間隔で突設されたトラクタベルト91が、ファンホ
ールド紙20の搬送方向前後に所定間隔離して配置され
たプーリ92A,93A間に掛け渡されて、その突起9
1A…位置を搬送されるファンホールド紙20の送り孔
位置に一致させて設けられ、突起91A…がファンホー
ルド紙20の送り孔に嵌合して定着装置8により搬送駆
動されるファンホールド紙20の移動に従動して周回
し、これによってファンホールド紙20の搬送経路を規
制してスキューを防止するように作用するものである。
又、トラクタ9は、新しいファンホールド紙20を当該
レーザビームプリンタにセットする際に、その先端が定
着装置8に達する迄はファンホールド紙20を搬送すべ
く駆動可能に構成されている。
【0016】ここで、トラクタ9に設けられる本発明に
於る記録紙移動規制手段の第一実施例を説明する。トラ
クタベルト91は、図2にその概略構成拡大斜視図を示
す如く、ファンホールド紙20の搬送方向前後に所定間
隔離して配置された二本のシャフト(第一シャフト9
2,第二シャフト93)に夫々相対回転不能で軸方向に
は摺動移動可能として設けられた同径のプーリ92A,
93A間に掛け渡され、その上側の周回軌道をファンホ
ールド紙20の搬送経路に一致させて設けられている。
左右方向(ファンホールド紙20の幅方向)には、プー
リ92A,93Aが第一シャフト92,第二シャフト9
3の軸方向に摺動移動し、異る幅のファンホールド紙2
0に対応してその突起91Aがファンホールド紙20の
側端の送り孔21…と対応する位置と成し得るようにな
っている。
【0017】尚、図2はファンホールド紙20の一方側
端の送り孔21…と対応する一方のトラクタベルト91
のみ示すが、ファンホールド紙20の他方側端の送り孔
21…と対応する位置にも同様に配設されているもので
ある。又、トラクタベルト91は所謂歯付きベルトであ
ってその内周面には歯車状の歯が所定間隔で形成されて
おり、プーリ92A,92Bはその外周にこれと対応す
る歯が形成された歯付きプーリであって、両者(トラク
タベルト91とプーリ92A,93A)の間には滑りが
生じないようになっているものである。
【0018】第一及び第二シャフト92,93は、当該
トラクタ9のシャーシであって図示しない当該レーザビ
ームプリンタのシャーシに固定されるトラクタシャーシ
90の、側端の垂立部90Aに夫々回転自在に支持さ
れ、ファンホールド紙20の搬送方向後方側(上流側)
の第一シャフト92の図示側の端部はシャーシ垂立部9
0Aより外側に突出し、その突出端部に本第一実施例に
於る記録紙移動規制手段としての電磁クラッチ92Bを
介して駆動力伝達部材としての駆動ギア94が装着され
ている。駆動ギア94は、駆動源である図示しない駆動
モータとギアトレインを介して連結されており、この駆
動モータによって回転駆動されるようになっている。
【0019】電磁クラッチ92Bは、電磁アクチュエー
タによって係合離脱作動されて回転力の継断が可能なも
のであり、係合状態で駆動ギア94と第一シャフト92
が相対回転不能となって駆動ギア94の回転が第一シャ
フト92に伝達され、係合が解除される(クラッチが切
られる)と駆動ギア94と第一シャフト92は相対回転
自在となるようになっている。その継断は、当該レーザ
ビームプリンタ装置の図示しない制御装置によって制御
されるようになっている。
【0020】而して、上記の如く構成された駆動モータ
と電磁クラッチ92Bは、制御装置によって画像形成待
機時には駆動モータの回転が停止されると共に電磁クラ
ッチ92Bが係合されるよう作動制御される。これによ
り、第一シャフト92と駆動モータが電磁クラッチ92
B及びギアトレイン30を介して連係状態となり、停止
状態にある駆動モータが第一シャフト92の回転負荷
(即ち、トラクタベルト91の周回負荷)となる。この
為、トラクタベルト91の突起91Aに側端の送り孔2
1…が嵌合しているファンホールド紙20の移動はトラ
クタベルト91が負荷となって規制されることとなり、
画像形成を完了したファンホールド紙20部分をミシン
目から切断する際等に作用する力によって移動すること
が防がれる。
【0021】新しいファンホールド紙20を当該レーザ
ビームプリンタにセットする際には、駆動モータが回転
駆動されると共に電磁クラッチ92Bが係合状態とさ
れ、駆動モータによってトラクタベルト91が周回駆動
されてその先端が初期セット位置となる迄ファンホール
ド紙20を搬送駆動するように制御駆動され、又、画像
形成作用時には、電磁クラッチ92Bを断ち、これによ
ってトラクタベルト91は駆動モータと無関係に定着部
8によって搬送されるファンホールド紙20に従動して
周回可能となるように制御駆動されるものである。尚、
電磁クラッチ92Bは、ON・OFF何れで継断する構成のも
のであっても良いことは言う迄もない。
【0022】次に、トラクタ9の作動を規制してファン
ホールド紙20の移動を防ぐ本発明の他の実施例(第二
実施例)を説明する。本第二実施例は、一方方向には回
転力を伝達可能に係合すると共に逆回転では係合解除し
て相対回転を許容するワンウェイクラッチを利用してプ
リント待機時に於るトラクタ9のトラクタベルト91の
周回を規制するように構成したものである。尚、上記第
一実施例と同機能の部品乃至部分には同符号を付して説
明を省略する。トラクタベルト91は、図3にその概略
構成拡大斜視図を示す如く、ファンホールド紙20の搬
送方向前後に所定間隔離して配置された二本のシャフト
(第一シャフト92,第二シャフト93)に夫々固定さ
れた同径のプーリ92A,93A間に掛け渡されて設け
られている。
【0023】第一及び第二シャフト92,93は、トラ
クタシャーシ90の側端のシャーシ垂立部90Aに夫々
回転自在に支持されると共に、その図示側の端部はシャ
ーシ垂立部90Aより外側方に突出し、ファンホールド
紙20搬送方向後方側(上流側)の第一シャフト92の
突出端部に駆動力伝達部材としての駆動ギア94が一方
向係合手段としてのワンウエイクラッチ95を介して装
着され、このワンウエイクラッチ95は、第一シャフト
92が停止状態にあると仮定した時、駆動ギア94の回
転方向が図中実線の矢印で示す回転方向(ファンホール
ド紙20搬送方向の回転)では第一シャフト92を従動
駆動するように係合し、これと逆方向の図中破線の矢印
で示す駆動ギア94の回転では係合解除して当該駆動ギ
ア94は第一シャフト92に対して空転するように設定
されている。
【0024】駆動ギア94は、駆動源である図示しない
駆動モータとギア列を介して連係されており、この駆動
モータからのギア列を介した回転力によって回転駆動さ
れ、該駆動ギア94の回転によってワンウエイクラッチ
95を介して第一シャフト92が回転駆動され、これに
よってトラクタベルト91がその上面側の周回軌道をフ
ァンホールド紙20の搬送方向として周回駆動される
(駆動ギア94の回転によって第一シャフト92が回転
駆動される回転方向ではワンウエイクラッチ95は係合
側となって回転駆動可能)ものである。
【0025】このトラクタベルト91の周回速度は前述
の定着装置8によるファンホールド紙20の搬送速度よ
り僅かに遅く設定されており、従って、定着装置8によ
ってファンホールド紙20が搬送駆動される通常画像形
成時には、ファンホールド紙20の搬送速度がトラクタ
ベルト91の周回速度より速くなるが、この速度差はワ
ンウエイクラッチ95の係合が解除されることによって
吸収される。つまり、駆動モータからの回転力によるト
ラクタベルト91の周回駆動速度より定着装置8によっ
て搬送されるファンホールド紙20の速度の方が速い
と、ファンホールド紙20によってトラクタベルト91
が当該ファンホールド紙20の搬送方向に周回駆動さ
れ、これによって第一シャフト92は駆動ギア94より
速く回転することになるが、この回転方向は駆動ギア9
4が第一シャフト92に対して相対的にファンホールド
紙20の搬送方向と逆方向に回転する状態であることか
ら第一シャフト92の回転は許容され、定着装置8によ
るファンホールド紙20の搬送は妨げられないものであ
る。尚、本実施例に於てトラクタ9を駆動する(トラク
タベルト91を周回駆動する)駆動モータは定着装置8
のヒートローラ81の回転駆動も兼ねるように構成され
ると共に、駆動ギア94は常に駆動モータとギア列を介
して連結状態にあり、定着装置8によってファンホール
ド紙20が搬送駆動される画像形成時には、ファンホー
ルド紙20の搬送駆動に寄与するものではないが常時回
転駆動されるようになっている。
【0026】駆動ギア94には、そのシャーシ垂立部9
0A側に第一駆動力伝達手段としての歯付ベルト用の第
一歯付プーリ94Aが一体に形成されており、又、ファ
ンホールド紙20搬送方向前方の第二シャフト93のシ
ャーシ垂立部90A側より外側に突出する端部の前記第
一プーリ94Aと対応する位置に、一方向係合手段とし
てのワンウエイクラッチ97を介して第二駆動力伝達手
段としての歯付ベルト用の第二歯付プーリ96が装着さ
れ、両歯付プーリ94A,96間に歯付ベルト98が掛
け渡されて、記録紙移動規制手段が構成されている。ワ
ンウエイクラッチ97は、図中破線の矢印で示す駆動ギ
ア94(即ち第一歯付プーリ94A)のファンホールド
紙20搬送方向の回転が歯付ベルト98を介して伝達さ
れる回転方向では係合解除して第二歯付プーリが第二シ
ャフト93に対して空転し、実線の矢印で示す逆方向の
回転では係合して第二歯付プーリ96によって第二シャ
フト93を従動回転駆動するように設定されているもの
である。
【0027】又、第一歯付プーリ94Aと第二歯付プー
リ96とでは、第二歯付プーリ96の方が小径(即ち歯
数が少なく)で、更に、定着装置8によって搬送される
ファンホールド紙20によってトラクタ9が周回駆動さ
れた時、駆動モータによって駆動される駆動ギア94の
回転が第一歯付プーリ94A及び歯付ベルト98を介し
て伝達される第二歯付プーリ96の回転は、トラクタ9
の周回に伴う第二シャフト93の回転より速くなるよう
に設定され、従って、歯付ベルト98を介して同期回転
する第一歯付プーリ94Aと第二歯付プーリ96では、
第二歯付プーリ96の方が速く、然も、その回転は定着
装置8によって搬送されるファンホールド紙20によっ
てトラクタ9が周回駆動された際の第二シャフト93の
回転より速く、この時、ワンウエイクラッチ97が作用
して第二歯付プーリ96は第二シャフト93に対して空
転するようになっているものである。
【0028】而して、上記の如き構成によれば、転写部
7のコロナ帯電器71及び定着装置8のヒートローラ8
1が夫々転写作用位置乃至定着作用位置から退避した状
態にある印字待機時に於て、印字終了して排紙されたフ
ァンホールド紙20をミシン目から切り離すような際に
ファンホールド紙20をその排紙側に移動させるような
力が加えられた場合、下記の如く作用してファンホール
ド紙20の移動を阻止する。即ち、ファンホールド紙2
0にその排紙側に移動させるような力が加えられると、
このファンホールド紙20によって当該ファンホールド
紙20の送り孔にその突起91Aが係合しているトラク
タベルト91には、当該トラクタベルト91をファンホ
ールド紙20搬送方向に周回駆動する力が加わる。この
時、印字待機時である為に駆動ギア94は駆動されずに
停止状態にあるが、該駆動ギア94が装着された第一シ
ャフト92はワンウエイクラッチ95が係合解除側に機
能することから回転可能である。他方の第二シャフト9
3に装着された第二歯付プーリ96は、介設されたワン
ウエイクラッチ97が係合側に機能して第二シャフト9
3と共に回転することになるが、当該第二歯付プーリ9
6は歯付ベルト98によって第一歯付プーリ94Aと連
繋しており、第二歯付プーリ96が回転する為には第一
歯付プーリ94Aが第一シャフト92と同方向に回転し
なければならない。ここで、前述の如く第二歯付プーリ
96の歯数は第一歯付プーリ94Aより少なく、従っ
て、第二歯付プーリ96の回転によって歯付ベルト98
を介して回転駆動される第一歯付プーリ94Aの回転は
第二歯付プーリ96の回転より遅くなる。つまり、第二
歯付プーリ96は第二シャフト93と同じ速度で回転す
ると共に第一歯付プーリ94Aはこれより遅い速度で回
転することとなる。
【0029】一方、トラクタベルト91によって連繋さ
れる第一及び第二シャフト92,93に設けられたプー
リ92A,93Aは同径であることから両シャフト9
2,93は同速度で回転しなければならず、その結果、
第一シャフト92と第一歯付プーリ94Aとの間に速度
差が生ずる(回転方向は同じで第一歯付プーリ94Aの
方が遅い)。この回転状況は第一歯付プーリ94Aが第
一シャフト92に対して相対的に逆方向に回転すること
であってワンウエイクラッチ95は係合解除側に機能
し、第一歯付プーリ94Aと第一シャフト92は互いの
回転を妨げることはない。ところが、第一歯付プーリ9
4Aはその一体に形成された駆動ギア94が駆動源(駆
動モータ)とギアトレインを介して連結状態にあること
から、該ギアトレイン及び駆動モータの回転を伴わない
限り回転し得ないものであり、この駆動源側の抵抗によ
って第一歯付プーリ94Aは回転できず、従って、第二
歯付プーリ96,第二シャフト93,該第二シャフト9
3に設けられたプーリ93Aは回転することはなく、そ
の結果、トラクタベルト91は周回不能にロックされる
こととなってファンホールド紙20の移動が阻止される
ものである。
【0030】尚、上記実施例では、第一歯付プーリ94
Aと第二歯付プーリ96の径(歯数)を、トラクタベル
ト91側からの回転力の入力によって第一歯付プーリ9
4Aの方が遅く回転するよう設定して構成したが、これ
はトラクタベルト91によって連繋される第一及び第二
シャフト92,93に設けられたプーリ92A,93A
が同径であることに起因するものであり、プーリ92
A,93Aの径を異ならせ、トラクタベルト91の周回
によって第一及び第二シャフト93の回転が異なるよう
に(第二シャフト93より第一シャフト92の回転が速
くなるように)設定すれば、第一歯付プーリ94Aと第
二歯付プーリ96の径(歯数)を同一として構成できる
ものである。
【0031】又、上記実施例では、第一シャフト92と
第二シャフト93とを歯付ベルト98によって連繋した
が、ギア列によって連繋する構成としても良いことは勿
論であり、更に、画像形成時に於る第二歯付プーリ96
の高速回転を許容する為に第二シャフト93と第二歯付
プーリ96との間に一方方向係合手段としてのワンウエ
イクラッチ97を介設したが、この一方方向係合手段
は、第二シャフト93とトラクタベルト91によって連
繋されるプーリ93Aとの間に、該プーリ93Aのファ
ンホールド紙20の搬送方向への回転では係合して第二
シャフト93を従動駆動し、逆方向の回転では係合解除
するワンウエイクラッチを介設して構成しても、上記実
施例と同様に機能するものである。
【0032】次に、図4乃至図5により本発明の第三実
施例を説明する。本実施例は、転写部7のコロナ帯電器
71を退避駆動する操作バー11のスライド移動に、ス
トッパ部材としてのブレーキレバー15が揺動レバー1
4を介して連動し、トラクタ9の一方のシャフト(第一
シャフト92)に装着された摩擦プーリ92Cを係合固
定してトラクタ9の移動を阻止するものである。尚、図
4は画像形成時の状態を示し、図5は画像形成待機時の
状態を示している。又、図中ファンホールド紙は示して
ないが、図示矢印方向に搬送されるものである。
【0033】揺動レバー14は、その略中央でトラクタ
シャーシ90の上面にピン16によって水平方向に揺動
可能に枢支され、ファンホールド紙の搬送方向と直交す
る方向として配置されている。その一端にはクランク状
に屈曲されて操作部14Aが形成されると共に、該操作
部14Aがトラクタシャーシ90に形成された開口部9
0Bを介してトラクタシャーシ90の裏面側に至り、操
作バー11の垂立側面の切欠部11D内に位置してい
る。他端には、長手方向に沿う長孔14Aが形成されて
おり、この長孔14Aには、ファンホールド紙の搬送方
向と直交する方向に延設された支持バー17に支持され
たブレーキレバー15の、ファンホールド紙20の搬送
方向前方側の端に垂下形成された操作アーム15Aが挿
通されている。
【0034】ブレーキレバー15は、その長手方向を支
持バー17と直交する方向(ファンホールド紙20の搬
送方向と平行する方向)として該支持バー17を支点と
して垂直方向に揺動可能に支持されており、当該ブレー
キレバー15のファンホールド紙20の搬送方向後方側
の先端部15Bはトラクタ9のトラクタベルト91がプ
ーリ92A,93Aを介して連繋する一方の第一シャフ
ト92の下側に位置すると共に、該先端部15Bの上面
にはその長手方向と直交する方向に複数の山形の凹凸が
形成されている。又、このブレーキレバー15の先端部
15Bと対応する第一シャフト92の部位には、ゴム等
の弾性部材により形成された摩擦プーリ92Cが固定さ
れている。この摩擦プーリ92Cの外周面とブレーキレ
バー15の先端部15Bの凹凸上面とは、図4に示す画
像形成状態では所定間隔(X)離間し、ブレーキレバー
15の先端部15Bを上側とする揺動(図中反時計回り
方向)によって先端部15Bの凹凸上面が摩擦プーリ9
2Cの外周面に食込んで噛合状態となるように設定され
ている。
【0035】而して、上記の如き構成では、画像形成待
機時に於て操作バー11が図中左側にスライド移動して
転写部7のコロナ帯電器71を退避駆動すると、該操作
バー11の切欠部11Dの図中右側(ファンホールド紙
20の搬送方向後方側)の垂立側面端部11Eが揺動レ
バー14に当接し、当該揺動レバー14を長孔14A形
成側の先端を図3中矢印で示す如くファンホールド紙2
0の搬送方向後方側とする方向に揺動させる。この揺動
レバー14の揺動によって、長孔14Aに挿通されてい
るブレーキレバー15の操作アーム15Aはその先端が
ファンホールド紙20の搬送方向後方側に移動操作され
ることとなり、その結果、図4に示す如くブレーキレバ
ー15はその先端部15Bを上側とする方向に揺動して
先端部15Bの凹凸上面が摩擦プーリ92Cの外周面に
食込んで係合状態となり、摩擦プーリ92Cの回転(即
ち第一シャフト92の回転)を阻止するように作用する
ものである。つまり、第一シャフト92の回転が阻止さ
れることによってトラクタベルト91も周回することは
なく、従って、ファンホールド紙の移動が防がれるもの
である。
【0036】画像形成開始(再開)時には、転写部7の
コロナ帯電器71を転写作用位置に復帰させる操作バー
11のスライド移動に伴って、該操作バー11の切欠部
11Dの図中左側(ファンホールド紙の搬送方向前方
側)の垂立側面端部11Fが揺動レバー14に当接して
前記画像形成待機時とは逆側に揺動操作し、ブレーキレ
バー15の先端部15Bの凹凸上面が摩擦プーリ92C
の外周面から離間して摩擦プーリ92Cの回転阻止を解
除するものである。尚、揺動レバー14及びブレーキレ
バー15の揺動方向やその連動機構は上記実施例に限定
されるものではなく、適宜変更可能なものである。又、
摩擦プーリ92Cを第二シャフト93に装着して構成し
ても良い。更に、弾性部材により形成された摩擦プーリ
92Cに代えて歯車又は歯車状のホイールとすると共
に、ブレーキレバー15の先端部15Bの上面にこれと
噛合するラック又は凹凸を形成して両者が噛合するよう
に構成しても良く、そうすればより確実な回転阻止が可
能となる。
【0037】図6乃至図7は、本発明の第四実施例であ
り、本実施例は、転写部7のコロナ帯電器71を保持す
るアーム72の揺動に連動して、上記第二実施例に於る
ブレーキレバー15と同様のストッパ部材としてのスト
ップレバー18が揺動し、第一シャフト92に装着され
た摩擦プーリ92Cを固定してトラクタ9の移動を阻止
するように構成したものである。ストップレバー18
は、その略中央で垂直方向に揺動可能としてトラクタシ
ャーシ90に枢支され、そのファンホールド紙20の搬
送方向前方側の先端部15Bが第一シャフト92に装着
された摩擦プーリ92Cの下側に位置すると共に、ファ
ンホールド紙20の搬送方向後方側の端部が転写部7の
アーム72の下側に位置し、更に、当該レーザビームプ
リンタのシャーシ10との間に張設されたスプリング1
9によってアーム72の下側に位置する端部18Bがア
ーム72下面に当接する側に揺動付勢されている。そし
て、コロナ帯電器71を退避させるべくアーム72が揺
動すると、このアーム72の揺動によってストップレバ
ー18はスプリング19の付勢力に抗して図中時計回り
方向に揺動操作され、図6に示す如く端部18Aの凹凸
上面が摩擦プーリ92Cの外周面に食込んで係合状態と
なり、摩擦プーリ92Cの回転(即ち第一シャフト92
の回転)を阻止するものである。
【0038】更に、図8に第五実施例を示す。図示実施
例は、定着装置8の排紙側に、当該定着装置8から排紙
される定着後のファンホールド紙20を挟持すべく所定
の圧接力で当接配置した保持ローラ対30を設け、該保
持ローラ対30を定着装置8のヒートローラ81を回転
駆動する駆動源と同一の駆動源によってファンホールド
紙20の搬送速度と同期して回転駆動すると共に、この
駆動源と保持ローラ対30は画像形成時又は画像形成待
機時に拘らず常時連係状態にあるよう構成したものであ
る。本構成によれば、画像形成待機時に於てファンホー
ルド紙20は保持ローラ対30に挟まれた状態にあり、
この保持ローラ対30によってファンホールド紙20の
移動が阻止される。つまり、ファンホールド紙20が移
動する為には保持ローラ対30が回転しなければならな
いが、この保持ローラ対30は駆動源と連係状態にあ
り、この駆動源が回転抵抗となって保持ローラ対30は
回転することができず、従って、ファンホールド紙20
の移動を防ぐことができるものである。
【0039】
【発明の効果】以上述べたように、本発明に係る電子写
真式プリンタの紙送りロック機構によれば、電子写真法
を利用して連続紙に画像形成する電子写真式プリンタに
於て、画像形成待機中に転写チャージャ及び定着ロール
対のローラを夫々転写作用位置及び定着作用位置から退
避させるように構成し、排紙された連続紙をミシン目か
ら切り離す際等に力が加わった場合でも、連続紙が所定
位置から移動することを防ぐことができ、画像形成を正
しい位置から再開することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電子写真式プリンタの紙送りロッ
ク機構を適用したレーザビームプリンタの概略構成図。
【図2】紙送りロック機構の第一実施例を適用したトラ
クタ部分の概略構成拡大斜視図。
【図3】紙送りロック機構の第二実施例を適用したトラ
クタ部分の概略構成拡大斜視図。
【図4】本発明の第三実施例を示すトラクタ部分の概略
斜視図。
【図5】図4からの作用状態を示す図。
【図6】本発明の第四実施例を示す転写部及びトラクタ
部分の拡大断面図。
【図7】図6からの作用状態を示す図。
【図8】本発明の第五実施例を示す定着装置部分の断面
図。
【符号の説明】
7…転写部 8…定着装置 9…トラクタ 15…ブレーキレバー(ストッパ部材) 20…ファンホールド紙(連続記録紙) 30…保持ローラ対(記録紙移動規制手段) 71…コロナ帯電器(転写装置) 81…ヒートローラ 82…プレスローラ 91…トラクタベルト 92…第一シャフト(駆動軸),(軸部材) 92A…プーリ(駆動プーリ) 92B…電磁クラッチ(クラッチ手段) 93…第二シャフト(従動軸) 93A…プーリ(従動プーリ) 94…ギア(駆動力伝達部材) 94A…第一歯付プーリ(第一駆動力伝達部材) 95…ワンウエイクラッチ(一方方向係合手段) 96…第二歯付プーリ(第二駆動力伝達部材) 97…ワンウエイクラッチ(一方方向係合手段) 98…歯付ベルト(連動部材)

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電子写真法を利用して連続記録紙に画像形
    成する電子写真式プリンタであって、画像形成待機時に
    は前記連続記録紙の移動を規制する記録紙移動規制手段
    が設けられていること、を特徴とする電子写真式プリン
    タの紙送りロック機構。
  2. 【請求項2】上記連続記録紙と係合して該連続記録紙と
    同期周回するトラクタベルトを備え、上記記録紙移動規
    制手段がトラクタベルトの周回を規制するよう構成され
    ていること、を特徴とする請求項1に記載の電子写真式
    プリンタの紙送りロック機構。
  3. 【請求項3】上記トラクタベルトが夫々軸に装着された
    駆動プーリ間に掛け渡され、前記少なくとも一方の軸
    が、画像形成待機時に停止状態にあり所定の回転負荷を
    有する部材とクラッチ手段によって断続可能に連係さ
    れ、画像形成待機時には前記クラッチ手段が係合されて
    前記トラクタベルトの周回が規制されるよう構成されて
    いること、を特徴とする請求項2に記載の電子写真式プ
    リンタの紙送りロック機構。
  4. 【請求項4】上記トラクタベルトは、駆動軸に装着され
    た駆動プーリと従動軸に装着された従動プーリとの間を
    連繋し、前記駆動軸に一方向係合手段を介して前記連続
    紙の搬送方向の回転では係合して当該駆動軸に回転力を
    伝達し逆方向には空転するよう装着された駆動力伝達部
    材を介して、上記連続紙搬送方向に周回駆動され、 上記記録紙移動規制手段は、 前記駆動力伝達部材に一体形成された第一駆動力伝達部
    材と、 前記従動軸に、一方向係合手段を介して前記連続紙の搬
    送方向の回転では空転し逆方向の回転では係合して回転
    力を伝達可能に装着された第二駆動力伝達部材と、を連
    動手段によって連繋すると共に、 前記第一駆動力伝達部材と前記第二駆動力伝達部材は、
    前記トラクタベルトの周回時には前記第二駆動力伝達部
    材が前記従動軸より速い速度で回転するよう設定されて
    構成されていること、を特徴とする請求項2に記載の電
    子写真式プリンタの紙送りロック機構。
  5. 【請求項5】上記トラクタベルトは、駆動軸に装着され
    た駆動プーリと従動軸に装着された従動プーリとの間を
    連繋し、前記駆動軸に一方向係合手段を介して前記連続
    紙の搬送方向の回転では係合して当該駆動軸に回転力を
    伝達し逆方向には空転するよう装着された駆動力伝達部
    材を介して、上記連続紙搬送方向に周回駆動され、 上記記録紙移動規制手段は、 従動プーリが、前記従動軸に、一方向係合手段を介して
    前記連続紙の搬送方向の回転では係合して回転力を伝達
    可能であって逆方向の回転では空転するよう装着され、 前記駆動力伝達部材に一体形成された第一駆動力伝達部
    材と、 前記従動軸に、相対回転不能に装着された第二駆動力伝
    達部材と、を連動手段によって連繋すると共に、 前記第一駆動力伝達部材と前記第二駆動力伝達部材は、
    前記トラクタベルトの周回時には前記第二駆動力伝達部
    材が前記従動軸より速い速度で回転するよう設定されて
    構成されていること、を特徴とする請求項2に記載の電
    子写真式プリンタの紙送りロック機構。
  6. 【請求項6】上記第一駆動力伝達部材及び第二駆動力伝
    達部材が歯付プーリであり、上記連動手段が歯付ベルト
    であること、を特徴とする請求項3又は4に記載の電子
    写真式プリンタの紙送りロック機構。
  7. 【請求項7】上記第一駆動力伝達部材及び第二駆動力伝
    達部材が歯車であり、上記連動手段が歯車列で構成され
    ていること、を特徴とする請求項3又は4に記載の電子
    写真式プリンタの紙送りロック機構。
  8. 【請求項8】上記記録紙移動規制手段が、トラクタベル
    トを連繋するプーリが装着された軸部材の回転を規制す
    るストッパ部材により構成されていること、を特徴とす
    る請求項2に記載の電子写真式プリンタの紙送りロック
    機構。
  9. 【請求項9】画像形成待機時には転写装置が退避するも
    のであって、上記ストッパ部材が前記転写装置の退避に
    連動して上記軸部材と係合するよう構成されているこ
    と、を特徴とする請求項7に記載の電子写真式プリンタ
    の紙送りロック機構。
  10. 【請求項10】画像形成待機時には定着装置が退避する
    ものであって、上記ストッパ部材が前記定着装置の退避
    に連動して上記軸部材と係合するよう構成されているこ
    と、を特徴とする請求項7に記載の電子写真式プリンタ
    の紙送りロック機構。
  11. 【請求項11】上記記録紙移動規制手段が、定着装置よ
    り排紙側に上記連続紙を挟むよう圧接配置され、少なく
    とも一方のローラが前記連続記録紙の搬送駆動に同期し
    て回転駆動されるローラ対により構成されていること、
    を特徴とする請求項1に記載の電子写真式プリンタの紙
    送りロック機構。
JP4121455A 1991-04-23 1992-04-15 電子写真式プリンタの紙送りロツク機構 Pending JPH05142893A (ja)

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GB9208851A GB2257945B (en) 1991-04-23 1992-04-23 A continuous recording paper electrophotographic printer
US07/872,834 US5305068A (en) 1991-04-23 1992-04-23 Continuous paper feed prevention lock mechanism for printer
DE4213433A DE4213433A1 (de) 1991-04-23 1992-04-23 Papiertransport-sperrmechanismus fuer einen drucker

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