JPH05141665A - 加熱調理器 - Google Patents

加熱調理器

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JPH05141665A
JPH05141665A JP31066991A JP31066991A JPH05141665A JP H05141665 A JPH05141665 A JP H05141665A JP 31066991 A JP31066991 A JP 31066991A JP 31066991 A JP31066991 A JP 31066991A JP H05141665 A JPH05141665 A JP H05141665A
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heating
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 入力手段により入力された加熱方法,加熱時
間等の加熱情報に基づいて加熱調理を行い、この実際に
行われた加熱調理の加熱方法,加熱時間の加熱情報を加
熱停止後に記憶手段に簡単に記憶させることができ、そ
の後同一調理を行うときに記憶手段に記憶されている加
熱情報を呼び出すだけの簡単な操作で良好な仕上がり状
態を得ることを目的とする。 【構成】 レンジ強キー7,レンジ弱キー8,タイマー
ボリューム9,スタートキー11を備えた操作部1を設
け、加熱手段2を設け、加熱手段2を加熱方法,加熱時
間等の制御情報により制御し、調理時間を計時する計時
手段を有した制御部3を設け、加熱調理停止後、所定時
間が経過するまで加熱方法,実際の加熱時間からなる加
熱情報をメモリ6に記憶させるメモリキー13を設け、
加熱時間を表示する表示部4を設けている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、加熱方法,加熱時間,
加熱停止信号,加熱開始信号,取り消し信号の制御情報
を入力する入力手段と、食品を加熱調理する加熱手段
と、該入力手段により入力された制御情報に基づいて該
加熱手段を制御する制御部とからなる加熱調理器に関
し、特に使用者が行った加熱調理の実際の加熱情報(加
熱方法,加熱時間)を記憶させて操作性を向上させるも
のに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の加熱調理器は特開平1−1595
32号公報にありますように、使用者が調理キーを操作
して調理方法を設定し、次にタイマーボリーウムを操作
して調理時間を設定し、調理方法と調理時間を設定する
とメモリキーを操作してこの調理方法および調理時間か
らなる加熱情報を記憶手段に記憶させ、この加熱情報が
必要なときにメモリキーを操作して記憶手段から加熱情
報を呼び出して、加熱調理を行っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記構成の加熱調理器
であれば、使用者が経験により得た加熱方法や加熱時間
を記憶手段にメモリキーによりメモリするため、最適な
加熱時間を得るためには多くの経験回数が必要となり、
最適加熱時間を知り得るまでに加熱時間を毎回メモして
おくなり覚えておく必要があり、非常に使い勝手の悪い
ものであった。
【0004】また、使用者の経験により設定した加熱時
間により加熱調理を開始した後、加熱調理を途中で停止
して所望の仕上がり状態になるように更に加熱時間を追
加した場合や、加熱調理を開始した後、設定した加熱時
間が全て経過するまでに所望の仕上がり状態になったと
きに、加熱調理を途中で停止させた場合のように、実際
の加熱調理で行った加熱時間が使用者が設定した加熱時
間と異なったときに、実際に行われた加熱時間を認識す
るのは非常に困難であり、良好な仕上がり状態を得るた
めの加熱時間を記憶させておくことが非常に困難であっ
た。
【0005】本発明の加熱調理器は上記の問題に鑑みな
されたものであり、入力手段により入力された加熱方
法,加熱時間等の加熱情報に基づいて加熱調理を行い、
この実際に行われた加熱調理の加熱方法,加熱時間の加
熱情報を加熱停止後に記憶手段に簡単に記憶させること
ができ、その後同一調理を行うときに記憶手段に記憶さ
れている加熱情報を呼び出すだけの簡単な操作で良好な
仕上がり状態を得ることを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の加熱調理器は上
記の目的を達成するために、加熱方法,加熱時間,加熱
停止信号,加熱開始信号,取り消し信号の制御情報を入
力する入力手段を設け食品を加熱調理する加熱手段を設
け、該入力手段により入力された制御情報に基づいて該
加熱手段を制御する制御部を設け、上記入力手段からの
加熱信号による加熱開始後の加熱時間を計時する計時手
段を設け、上記入力手段により入力された加熱方法およ
び該計時手段の計時時間により構成する加熱情報を記憶
する加熱情報記憶部を設け、加熱停止時に該加熱情報記
憶部に上記加熱情報を記憶させ、かつ該加熱情報記憶部
に記憶された加熱情報を呼び出すためのメモリキーを設
けている。
【0007】また、該メモリキーを、加熱停止後、所定
時間内は加熱情報を加熱情報記憶部に記憶させるための
キーとして働き、所定時間経過後は該加熱情報記憶部に
記憶されている加熱情報を呼び出すためのキーとして働
くよう構成している。
【0008】そして、加熱時間を減算して表示する残時
間表示部を設け、上記メモリキーを、加熱停止後、該残
時間表示部の残時間の表示が0のときは所定時間内だけ
加熱情報を加熱情報記憶部へ記憶させるキーとして働
き、残時間の表示が0以外のときは入力手段から取り消
し信号が入力されるまで加熱情報を加熱情報記憶部へ記
憶させるキーとして働き、上記以外は加熱情報を呼び出
すためのキーとして働くよう構成している。
【0009】
【作用】上記構成においては、入力手段により加熱方
法,加熱時間を入力し、加熱開始信号を制御部に入力す
ると、制御部がこの加熱方法,加熱時間に基づいて加熱
手段を制御して加熱調理を行い、計時手段により加熱開
始後の加熱時間の計時を行う。
【0010】そして、加熱調理が終了して加熱が停止
し、メモリキーを操作すると加熱調理が行われた加熱方
法と計時手段により計時された実際の加熱時間からなる
加熱情報が加熱情報記憶部に記憶する。
【0011】また、加熱調理が終了して加熱が停止し、
この加熱停止時より所定時間内にメモリキーが操作され
ると、加熱方法と計時手段により計時された実際の加熱
時間からなる加熱情報を加熱情報記憶部に記憶する。
【0012】そして、加熱時間が経過して残時間表示部
の時間表示が0になり加熱調理が終了して加熱が停止
し、この加熱停止から所定時間内にメモリキーを操作す
ると加熱情報を加熱情報記憶部に記憶、残時間表示部の
時間表示が0以外のとき、すなわち、加熱時間が経過す
るまでに途中で加熱を停止させて加熱調理を終了させ、
取り消し信号を入力するまでの間にメモリキーを操作す
ると加熱情報を加熱情報記憶部に記憶する。
【0013】
【実施例】本発明の加熱調理器の一実施例を図1乃至図
5とともに説明する。本発明の加熱調理器は、加熱方
法,加熱時間,加熱停止信号,加熱開始信号,取り消し
信号等の制御情報を入力する入力手段である操作部1
と、食品を加熱するマグネトロン若しくはヒータ等の加
熱手段2と、該入力手段1により入力された制御情報に
基づいて該加熱手段2を制御し、加熱調理開始からの加
熱時間を計時する計時手段を有した制御部3と、加熱方
法,加熱時間等を表示する表示部4と、ドア(図示せ
ず)の開閉状態を検出するドア開閉検出手段であるドア
スイッチ5と、加熱方法,加熱時間等からなる加熱情報
を記憶する加熱情報記憶手段であるメモリ6とから構成
している。
【0014】上記操作部1は、加熱方法を設定するため
の例えばレンジ強キー7およびレンジ弱キー8と、加熱
時間を設定するためのタイマーボリューム9と、該レン
ジ強キー7,レンジ弱キー8,タイマーボリューム9に
より入力された制御情報を取り消す取消キー10と、加
熱調理を開始させるためのスタートキー11と、加熱調
理を停止させるためのストップキー12と、加熱方法,
加熱時間等からなる加熱情報を上記メモリ6に記憶さ
せ、かつ、該メモリ6に記憶されている加熱情報を呼び
出すためのるメモリキー13とを備えている。
【0015】上記表示部4は、現在時刻および加熱調理
時間を表示する時間表示部14と、設定された加熱方法
を表示する加熱方法表示部15と、メモリキー13の現
在の状態すなわち該メモリキー13が記憶用として働い
ているか、若しくは呼び出し用として働いているかを表
示するメモリキー機能表示部16とを備えている。
【0016】そして、上記メモリキー13は、タイマー
ボリューム9により設定された加熱時間が経過して加熱
調理が終了し加熱が停止後(すなわち、上記表示部4の
時間表示部14の表示が0のとき)所定時間以内は加熱
情報を上記メモリ6へ記憶するための記憶用として働
き、所定時間経過後は該メモリ6から加熱情報を呼び出
すための呼び出し用として働く。
【0017】また、加熱時間が経過するまでに加熱調理
の途中で上記ストップキー12により加熱調理を途中で
停止した場合(すなわち、表示部4の時間表示部14の
表示が0以外のとき)には、該ストップキー12の操作
による加熱調理停止後上記取消キー10を操作するまで
の間は記憶用として働き、該取消キー10の操作後(す
なわち、当該取消キー10の操作により調理器は初期状
態に戻り上記表示部4の時間表示部14の表示内容が加
熱時間の残時間の表示から現在時刻の表示になったと
き)には、呼び出し用として働くものである。
【0018】上記構成の加熱調理器の動作を説明する。
まず、使用者がレンジ強キー7若しくはレンジ弱キー8
により加熱方法(加熱出力)を設定するとともに、タイ
マーボリューム9により加熱時間Tを設定する。ドアス
イッチ5によりドアが閉じているかどうかを検出し、ド
アが閉じられていることを確認し、スタートキー11を
操作すると制御部3が上記加熱方法に基づいて加熱手段
2を制御して加熱調理を開始する。
【0019】加熱調理が開始されると該制御部3の計時
手段が加熱時間T1を計時するとともに上記で設定され
た加熱時間Tより経過した加熱時間T1を減算した残時
間T2を表示部4の時間表示部14で表示する。
【0020】そして、加熱時間Tが経過して加熱調理が
終了して加熱が停止すると(上記表示部4の時間表示部
14の残時間T2の表示が0)、上記制御部3がメモリ
キー13の受付時間T3を計時し、この計時時間T3が
所定時間T4を経過するまでに上記メモリキー13が操
作されると、上記レンジ強キー7若しくはレンジ弱キー
8で設定された加熱方法および制御部3で計時を行った
実際の加熱時間T1からなる加熱情報をメモリ6に記憶
する。
【0021】この加熱停止後、所定時間内は上記表示部
4のメモリキー機能表示部16に「記憶」の文字が表示
され、該メモリキー13が記憶用として働いていること
を表示する。該メモリキー13の操作により加熱情報が
メモリ6に記憶されると、上記表示部4の時間表示部1
4の表示内容が「0」から現在時刻の表示に変わる。
【0022】そして、加熱停止後、上記メモリキー13
が操作されず所定時間T4を経過すると、今回行われた
加熱調理の加熱情報は上記メモリ6に記憶されることな
く取り消され、該メモリキー13が加熱情報の記憶用か
ら呼び出し用に変わり、上記メモリキー機能表示部16
の「記憶」の文字が消え「呼出」の文字が表示され、現
在のメモリキー13が加熱情報の呼び出し用の働きをし
ていることを表示し、上記時間表示部14の表示内容が
「0」から現在時刻の表示に変わる。
【0023】また、加熱停止後、上記取消キー10が操
作されると、今回行われた加熱調理の加熱情報は上記メ
モリ6に記憶されることなく取り消され、該メモリキー
13が加熱情報の記憶用から呼び出し用に変わり、上記
メモリキー機能表示部16の「記憶」の文字が消え「呼
出」の文字が表示され、現在のメモリキー13が加熱情
報の呼び出し用の働きをしていることを表示し、上記時
間表示部14の表示内容が「0」から現在時刻の表示に
変わる。
【0024】次に、加熱調理を途中で停止させて終了さ
せたときの動作を説明をすると、加熱方法,加熱時間の
設定、加熱調理の開始までは上記と同様に行い、加熱調
理が開始された後、設定された加熱時間Tが経過するま
での間にストップキー12を操作して加熱調理を停止さ
せ、その後スタートキー11を操作することなく加熱調
理を終了させてドアを開けて食品を取り出し、上記メモ
リキー13を操作すると加熱方法,実際の加熱時間T1
からなる加熱情報を上記メモリ6に記憶し、上記時間表
示部14の表示内容を「0」以外の表示(すなわち、設
定された加熱時間の残時間)から現在時刻の表示に変わ
る。
【0025】上記メモリキー13ではなく取消キー10
が操作されると、今回行われた加熱調理の加熱情報は上
記メモリ6に記憶されることなく取り消され、該メモリ
キー13が加熱情報の記憶用から呼び出し用に変わり、
上記メモリキー機能表示部16の「記憶」の文字が消え
「呼出」の文字が表示され、現在のメモリキー13が加
熱情報の呼び出し用の働きをしていることを表示し、上
記時間表示部14の表示内容が「0」以外の表示から現
在時刻の表示に変わる。
【0026】そして、上記メモリキー13ではなくスタ
ートキー11が操作されると、ドアが閉じているかどう
かを判断し、ドアが閉じていると加熱調理を残りの加熱
時間T2で再度開始する。
【0027】尚、上記の動作で加熱調理が停止した後、
若しくは加熱調理中に加熱時間を追加すると、加熱時間
の残時間が増加して加熱調理を行いするだけで、他の動
作は上記の動作と同様の動作を行う。
【0028】
【発明の効果】本発明の加熱調理器は上記のような構成
であるから、使用者が設定した加熱時間と実際に行った
加熱時間が異なる場合、例えば、加熱調理を途中で停止
したときや加熱時間を追加したときのような場合であっ
ても、加熱調理停止後にメモリキーが加熱方法,実際に
行った加熱時間からなる加熱情報を記憶部に記憶する働
きとなるため、使用者が実際に加熱調理にかかった時間
をメモしたり覚えておく必要なく、非常に簡単な操作で
最良の調理状態を得るための加熱情報を記憶させること
ができ、使用性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の加熱調理器の一実施例を示すブロック
図である。
【図2】本発明の加熱調理器の操作部を示す正面図であ
る。
【図3】本発明の加熱調理器の表示部を示す正面図であ
る。
【図4】本発明の加熱調理器の動作を示す第1フローチ
ャートである。
【図5】本発明の加熱調理器の動作を示す第2フローチ
ャートである。
【符号の説明】
1 操作部 2 加熱手段 3 制御部 4 表示部 5 ドアスイッチ 6 メモリ 7 レンジ強キー 8 レンジ弱キー 9 タイマーボリューム 11 スタートキー 12 ストップキー 13 メモリキー 14 時間表示部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加熱方法,加熱時間,加熱停止信号,加
    熱開始信号,取り消し信号の制御情報を入力する入力手
    段と、 食品を加熱調理する加熱手段と、 該入力手段により入力された制御情報に基づいて該加熱
    手段を制御する制御部とからなる加熱調理器において、 上記入力手段からの加熱開始信号による加熱開始後の加
    熱時間を計時する計時手段と、 上記入力手段により入力された加熱方法および該計時手
    段の計時時間により構成する加熱情報を記憶する加熱情
    報記憶部と、 加熱停止時に該加熱情報記憶部に上記加熱情報を記憶さ
    せ、かつ該加熱情報記憶部に記憶された加熱情報を呼び
    出すためのメモリキーとを備えたことを特徴とする加熱
    調理器。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の加熱調理器において、 メモリキーを、加熱停止後、所定時間内は加熱情報を加
    熱情報記憶部に記憶させるためのキーとして働き、所定
    時間経過後は該加熱情報記憶部に記憶されている加熱情
    報を呼び出すためのキーとして働くよう構成したことを
    特徴とする加熱調理器。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の加熱調理器において、 加熱時間を減算して表示する残時間表示部を設け、 メモリキーを、加熱停止後、該残時間表示部の残時間の
    表示が0のときは所定時間内だけ加熱情報を加熱情報記
    憶部へ記憶させるキーとして働き、残時間の表示が0以
    外のときは入力手段から取り消し信号が入力されるまで
    加熱情報を加熱情報記憶部へ記憶させるキーとして働
    き、上記以外は加熱情報を呼び出すためのキーとして働
    くよう構成したことを特徴とする加熱調理器。
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