JPH05140008A - 1,3−ジクロロ−1,2,2,3,3−ペンタフルオロプロパンの製造方法 - Google Patents
1,3−ジクロロ−1,2,2,3,3−ペンタフルオロプロパンの製造方法Info
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- JPH05140008A JPH05140008A JP3306054A JP30605491A JPH05140008A JP H05140008 A JPH05140008 A JP H05140008A JP 3306054 A JP3306054 A JP 3306054A JP 30605491 A JP30605491 A JP 30605491A JP H05140008 A JPH05140008 A JP H05140008A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pentafluoropropane
- dichloro
- catalyst
- platinum
- reaction
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P20/00—Technologies relating to chemical industry
- Y02P20/50—Improvements relating to the production of bulk chemicals
- Y02P20/52—Improvements relating to the production of bulk chemicals using catalysts, e.g. selective catalysts
Landscapes
- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
- Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 1,1,3−トリクロロ−1,2,2,3,3−ペ
ンタフルオロプロパンを、白金に銀、銅、金、テルル、
亜鉛、クロム、モリブデン、タリウム、錫、ビスマス、
鉛及び鉄から成る群から選ばれる少なくとも1種の金属
を添加してなる水素化触媒の存在下、水素により還元し
て1,3−ジクロロ−1,2,2,3,3−ペンタフルオロ
プロパンを製造する。 【効果】 1,3−ジクロロ−1,2,2,3,3−ペンタ
フルオロプロパンが高収率で得られる。
ンタフルオロプロパンを、白金に銀、銅、金、テルル、
亜鉛、クロム、モリブデン、タリウム、錫、ビスマス、
鉛及び鉄から成る群から選ばれる少なくとも1種の金属
を添加してなる水素化触媒の存在下、水素により還元し
て1,3−ジクロロ−1,2,2,3,3−ペンタフルオロ
プロパンを製造する。 【効果】 1,3−ジクロロ−1,2,2,3,3−ペンタ
フルオロプロパンが高収率で得られる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、冷媒、発泡剤、溶剤と
して有用な化合物である1,3−ジクロロ−1,2,2,
3,3−ペンタフルオロプロパンの製造方法に関するも
のである。
して有用な化合物である1,3−ジクロロ−1,2,2,
3,3−ペンタフルオロプロパンの製造方法に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】1,3−ジクロロ−1,2,2,3,3−ペ
ンタフルオロプロパンの製造方法としては、テトラフル
オロエチレン及びジクロロフルオロメタンを塩化アルミ
などのルイス酸を用いて反応させる方法が知られている
が、異性体を多く生成し、収率が低い。また、1,1,3
−トリクロロ−1,2,2,3,3−ペンタフルオロプロパ
ンを原料として貴金属触媒を用い水素還元を行う方法
(特開平3−83938号公報)も知られているが、この
方法では塩素やフッ素の還元がさらに進行した副生成物
を多く生成し、収率が低い為、工業的に製造する場合は
さらにコストを低下させることが必要となる。
ンタフルオロプロパンの製造方法としては、テトラフル
オロエチレン及びジクロロフルオロメタンを塩化アルミ
などのルイス酸を用いて反応させる方法が知られている
が、異性体を多く生成し、収率が低い。また、1,1,3
−トリクロロ−1,2,2,3,3−ペンタフルオロプロパ
ンを原料として貴金属触媒を用い水素還元を行う方法
(特開平3−83938号公報)も知られているが、この
方法では塩素やフッ素の還元がさらに進行した副生成物
を多く生成し、収率が低い為、工業的に製造する場合は
さらにコストを低下させることが必要となる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上記
のような問題点が生じない接触還元による1,3−ジク
ロロ−1,2,2,3,3−ペンタフルオロプロパンの製造
方法を提供することにある。
のような問題点が生じない接触還元による1,3−ジク
ロロ−1,2,2,3,3−ペンタフルオロプロパンの製造
方法を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】発明者らは、上記課題を
解決すべく、1,1,3−トリクロロ−1,2,2,3,3−
ペンタフルオロプロパンの還元方法、特に接触還元にお
いては塩素、フッ素原子の還元が進みすぎ収率が低下さ
せる原因となるので、塩素原子1個のみを選択率よく還
元する方法について鋭意検討した結果、白金合金触媒の
存在下に水素化反応を行えば、選択率よく、高収率で目
的を達せられることを見いだし本発明を完成するに至っ
た。
解決すべく、1,1,3−トリクロロ−1,2,2,3,3−
ペンタフルオロプロパンの還元方法、特に接触還元にお
いては塩素、フッ素原子の還元が進みすぎ収率が低下さ
せる原因となるので、塩素原子1個のみを選択率よく還
元する方法について鋭意検討した結果、白金合金触媒の
存在下に水素化反応を行えば、選択率よく、高収率で目
的を達せられることを見いだし本発明を完成するに至っ
た。
【0005】すなわち、本発明の要旨は、1,1,3−ト
リクロロ−1,2,2,3,3−ペンタフルオロプロパン
を、白金に銀、銅、金、テルル、亜鉛、クロム、モリブ
デン、タリウム、錫、ビスマス、鉛及び鉄から成る群か
ら選ばれる少なくとも1種の金属を添加してなる水素化
触媒の存在下、水素により還元することを特徴とする
1,3−ジクロロ−1,2,2,3,3−ペンタフルオロプ
ロパンの製造方法に存する。
リクロロ−1,2,2,3,3−ペンタフルオロプロパン
を、白金に銀、銅、金、テルル、亜鉛、クロム、モリブ
デン、タリウム、錫、ビスマス、鉛及び鉄から成る群か
ら選ばれる少なくとも1種の金属を添加してなる水素化
触媒の存在下、水素により還元することを特徴とする
1,3−ジクロロ−1,2,2,3,3−ペンタフルオロプ
ロパンの製造方法に存する。
【0006】本発明では白金触媒に他の金属を添加する
ことが重要である。一般的に合金触媒においては、合金
組成に応じてその成分元素の特性が出現するといわれて
おり、添加金属成分の量は白金に対して0.01〜50
0重量%、特には0.1〜300重量%が白金の特性を
活かす意味で好適である。
ことが重要である。一般的に合金触媒においては、合金
組成に応じてその成分元素の特性が出現するといわれて
おり、添加金属成分の量は白金に対して0.01〜50
0重量%、特には0.1〜300重量%が白金の特性を
活かす意味で好適である。
【0007】合金の各種担体への担持濃度としては0.
05〜5%と幅広いものが使用可能であるが、通常0.
5〜2%担持品が推奨される。本発明において合金触媒
の担体としては、例えば、活性炭、アルミナ、ジルコニ
ア、チタニア等が好適である。また担体の粒径は、ほと
んど反応に影響を及ぼさないが、好ましくは、0.1〜
100mmが好適である。
05〜5%と幅広いものが使用可能であるが、通常0.
5〜2%担持品が推奨される。本発明において合金触媒
の担体としては、例えば、活性炭、アルミナ、ジルコニ
ア、チタニア等が好適である。また担体の粒径は、ほと
んど反応に影響を及ぼさないが、好ましくは、0.1〜
100mmが好適である。
【0008】1,1,3−トリクロロ−1,2,2,3,3−
ペンタフルオロプロパンの還元反応において、水素と原
料の割合は大幅に変動させ得る。しかしながら、通常少
なくとも化学量論量の水素を使用してハロゲン原子を脱
離する。出発物質の全モルに対して、化学量論量よりか
なり多い量、例えば4モルまたはそれ以上の水素を使用
し得る。反応圧力については常圧または常圧以上の圧力
が使用し得る。
ペンタフルオロプロパンの還元反応において、水素と原
料の割合は大幅に変動させ得る。しかしながら、通常少
なくとも化学量論量の水素を使用してハロゲン原子を脱
離する。出発物質の全モルに対して、化学量論量よりか
なり多い量、例えば4モルまたはそれ以上の水素を使用
し得る。反応圧力については常圧または常圧以上の圧力
が使用し得る。
【0009】反応温度は0〜450℃、好ましくは50
〜300℃とし、液相、または気相で反応を行うことが
適当である。接触時間は、反応を気相で行う場合には通
常0.1〜300秒、特には1〜30秒である。
〜300℃とし、液相、または気相で反応を行うことが
適当である。接触時間は、反応を気相で行う場合には通
常0.1〜300秒、特には1〜30秒である。
【0010】
【実施例】以下に本発明の実施例を示す。 実施例1 活性炭に0.5%濃度で担持された白金触媒に、活性炭
に対して0.3%の濃度になるCuCl2の水溶液を加
え、さらに0.2mlのホルマリンを滴下して50℃にて
5時間熟成させた後に、減圧下で水を留去し100℃に
て一昼夜乾燥した。
に対して0.3%の濃度になるCuCl2の水溶液を加
え、さらに0.2mlのホルマリンを滴下して50℃にて
5時間熟成させた後に、減圧下で水を留去し100℃に
て一昼夜乾燥した。
【0011】この触媒25ccを、内径2cm、長さ40cm
のSUS316製反応管に充填し、窒素ガスを流しなが
ら電気炉中で170℃に加熱した。所定の温度に達した
後、窒素ガスの流入を止め、気化させた1,1,3−トリ
クロロ−1,2,2,3,3−ペンタフルオロプロパンを1
2cc/分、水素を42cc/分の割合で導入した。反応温
度は170℃とした。生成ガスは水洗し、塩化カルシウ
ムで乾燥後ガスクロマトグラフィにより分析を行った。
結果を表1に示す。
のSUS316製反応管に充填し、窒素ガスを流しなが
ら電気炉中で170℃に加熱した。所定の温度に達した
後、窒素ガスの流入を止め、気化させた1,1,3−トリ
クロロ−1,2,2,3,3−ペンタフルオロプロパンを1
2cc/分、水素を42cc/分の割合で導入した。反応温
度は170℃とした。生成ガスは水洗し、塩化カルシウ
ムで乾燥後ガスクロマトグラフィにより分析を行った。
結果を表1に示す。
【0012】実施例2 実施例1と同様の調製法で、活性炭に0.5%濃度で担
持された白金触媒に、AgNO3を用いて0.1%濃度で
担持した合金触媒を調製した。この触媒25ccを、内径
2cm、長さ40cmのSUS316製反応管に充填し、窒
素ガスを流しながら電気炉中で170℃に加熱した。所
定の温度に達した後、窒素ガスの流入を止め、予め気化
させた1,1,3−トリクロロ−1,2,2,3,3−ペンタ
フルオロプロパンを22cc/分、水素を42cc/分の割
合で導入した。反応温度は170℃とした。結果を表1
に示す。
持された白金触媒に、AgNO3を用いて0.1%濃度で
担持した合金触媒を調製した。この触媒25ccを、内径
2cm、長さ40cmのSUS316製反応管に充填し、窒
素ガスを流しながら電気炉中で170℃に加熱した。所
定の温度に達した後、窒素ガスの流入を止め、予め気化
させた1,1,3−トリクロロ−1,2,2,3,3−ペンタ
フルオロプロパンを22cc/分、水素を42cc/分の割
合で導入した。反応温度は170℃とした。結果を表1
に示す。
【0013】実施例3 実施例1と同様の調製法で、活性炭に0.5%濃度で担
持された白金触媒に、TeCl2を用いて0.1%濃度で
テルルを担持した合金触媒を調製し、実施例1と同様の
方法で反応を行った。結果を表1に示す。
持された白金触媒に、TeCl2を用いて0.1%濃度で
テルルを担持した合金触媒を調製し、実施例1と同様の
方法で反応を行った。結果を表1に示す。
【0014】実施例4 実施例1と同様の調製法で、活性炭に0.5%濃度で担
持された白金触媒に、AuCl2を用いて0.1%濃度で
金を担持した合金触媒を調製した。この触媒25ccを、
内径2cm、長さ40cmのSUS316製反応管に充填
し、窒素ガスを流しながら電気炉中で170℃に加熱し
た。所定の温度に達した後、窒素ガスの流入を止め、予
め気化させた1,1,3−トリクロロ−1,2,2,3,3−
ペンタフルオロプロパンを14cc/分、水素を42cc/
分の割合で導入した。反応温度は170℃とした。結果
を表1に示す。
持された白金触媒に、AuCl2を用いて0.1%濃度で
金を担持した合金触媒を調製した。この触媒25ccを、
内径2cm、長さ40cmのSUS316製反応管に充填
し、窒素ガスを流しながら電気炉中で170℃に加熱し
た。所定の温度に達した後、窒素ガスの流入を止め、予
め気化させた1,1,3−トリクロロ−1,2,2,3,3−
ペンタフルオロプロパンを14cc/分、水素を42cc/
分の割合で導入した。反応温度は170℃とした。結果
を表1に示す。
【0015】実施例5 実施例1と同様の調製法で、活性炭に0.5%濃度で担
持された白金触媒に、ZnCl2を用いて0.2%濃度で
亜鉛を担持した合金触媒を調製し、この合金触媒25cc
を内径2cm、長さ40cmのSUS316製反応管に充填
し、窒素ガスを流しながら電気炉中で110℃に加熱し
た。所定の温度に達した後、窒素ガスの流入を止め、予
め気化させた1,1,3−トリクロロ−1,2,2,3,3−
ペンタフルオロプロパンを8.4cc/分、水素を42cc
/分の割合で導入した。反応温度は110℃とした。生
成ガスは水洗し、塩化カルシウムで乾燥後ガスクロマト
グラフィにより分析を行った。結果を表1に示す。
持された白金触媒に、ZnCl2を用いて0.2%濃度で
亜鉛を担持した合金触媒を調製し、この合金触媒25cc
を内径2cm、長さ40cmのSUS316製反応管に充填
し、窒素ガスを流しながら電気炉中で110℃に加熱し
た。所定の温度に達した後、窒素ガスの流入を止め、予
め気化させた1,1,3−トリクロロ−1,2,2,3,3−
ペンタフルオロプロパンを8.4cc/分、水素を42cc
/分の割合で導入した。反応温度は110℃とした。生
成ガスは水洗し、塩化カルシウムで乾燥後ガスクロマト
グラフィにより分析を行った。結果を表1に示す。
【0016】実施例6 実施例1と同様の調製法で、活性炭に0.5%濃度で担
持された白金触媒に、Cr(NO3)3・9H2Oを用いて2
%濃度でクロムを担持した合金触媒を調製し、この合金
触媒25ccを内径2cm、長さ40cmのSUS316製反
応管に充填し、窒素ガスを流しながら電気炉中で130
℃に加熱した。所定の温度に達した後、窒素ガスの流入
を止め、予め気化させた1,1,3−トリクロロ−1,2,
2,3,3−ペンタフルオロプロパンを14cc/分、水素
を41cc/分の割合で導入した。反応温度は130℃と
した。生成ガスは水洗し、塩化カルシウムで乾燥後ガス
クロマトグラフィにより分析を行った。結果を表1に示
す。
持された白金触媒に、Cr(NO3)3・9H2Oを用いて2
%濃度でクロムを担持した合金触媒を調製し、この合金
触媒25ccを内径2cm、長さ40cmのSUS316製反
応管に充填し、窒素ガスを流しながら電気炉中で130
℃に加熱した。所定の温度に達した後、窒素ガスの流入
を止め、予め気化させた1,1,3−トリクロロ−1,2,
2,3,3−ペンタフルオロプロパンを14cc/分、水素
を41cc/分の割合で導入した。反応温度は130℃と
した。生成ガスは水洗し、塩化カルシウムで乾燥後ガス
クロマトグラフィにより分析を行った。結果を表1に示
す。
【0017】実施例7 実施例1と同様の調製法で、活性炭に0.5%濃度で担
持された白金触媒に、TlCl3を用いて2%濃度でタリ
ウムを担持した合金触媒を調製し、この合金触媒25cc
を内径2cm、長さ40cmのSUS316製反応管に充填
し、窒素ガスを流しながら電気炉中で130℃に加熱し
た。所定の温度に達した後、窒素ガスの流入を止め予め
気化させた1,1,3−トリクロロ−1,2,2,3,3−ペ
ンタフルオロプロパンを4cc/分、水素を42cc/分の
割合で導入した。反応温度は130℃とした。生成ガス
は水洗し、塩化カルシウムで乾燥後ガスクロマトグラフ
ィにより分析を行った。結果を表1に示す。
持された白金触媒に、TlCl3を用いて2%濃度でタリ
ウムを担持した合金触媒を調製し、この合金触媒25cc
を内径2cm、長さ40cmのSUS316製反応管に充填
し、窒素ガスを流しながら電気炉中で130℃に加熱し
た。所定の温度に達した後、窒素ガスの流入を止め予め
気化させた1,1,3−トリクロロ−1,2,2,3,3−ペ
ンタフルオロプロパンを4cc/分、水素を42cc/分の
割合で導入した。反応温度は130℃とした。生成ガス
は水洗し、塩化カルシウムで乾燥後ガスクロマトグラフ
ィにより分析を行った。結果を表1に示す。
【0018】実施例8 実施例1と同様の調製法で、活性炭に0.5%濃度で担
持された白金触媒に、(NH4)6Mo7O24・4H2Oを用
いて2%濃度でモリブデンを担持した合金触媒を調製
し、この合金触媒25ccを内径2cm、長さ40cmのSU
S316製反応管に充填し、窒素ガスクロマトグラフィ
を流しながら電気炉中で200℃に加熱した。所定の温
度に達した後、窒素ガスの流入を止め、予め気化させた
1,1,3−トリクロロ−1,2,2,3,3−ペンタフルオ
ロプロパンを12cc/分、水素を56cc/分の割合で導
入した。反応温度は200℃とした。生成ガスは水洗
し、塩化カルシウムで乾燥後ガスクロマトグラフィによ
り分析を行った。結果を表1に示す。
持された白金触媒に、(NH4)6Mo7O24・4H2Oを用
いて2%濃度でモリブデンを担持した合金触媒を調製
し、この合金触媒25ccを内径2cm、長さ40cmのSU
S316製反応管に充填し、窒素ガスクロマトグラフィ
を流しながら電気炉中で200℃に加熱した。所定の温
度に達した後、窒素ガスの流入を止め、予め気化させた
1,1,3−トリクロロ−1,2,2,3,3−ペンタフルオ
ロプロパンを12cc/分、水素を56cc/分の割合で導
入した。反応温度は200℃とした。生成ガスは水洗
し、塩化カルシウムで乾燥後ガスクロマトグラフィによ
り分析を行った。結果を表1に示す。
【0019】
【表1】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B01J 23/64 103 X 8017−4G 23/89 X 8017−4G 27/10 C07C 17/00 9280−4H // C07B 61/00 300
Claims (1)
- 【請求項1】 1,1,3−トリクロロ−1,2,2,3,3
−ペンタフルオロプロパンを、白金に銀、銅、金、テル
ル、亜鉛、クロム、モリブデン、タリウム、錫、ビスマ
ス、鉛及び鉄から成る群から選ばれる少なくとも1種の
金属を添加してなる水素化触媒の存在下、水素により還
元することを特徴とする1,3−ジクロロ−1,2,2,
3,3−ペンタフルオロプロパンの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3306054A JPH05140008A (ja) | 1991-11-21 | 1991-11-21 | 1,3−ジクロロ−1,2,2,3,3−ペンタフルオロプロパンの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3306054A JPH05140008A (ja) | 1991-11-21 | 1991-11-21 | 1,3−ジクロロ−1,2,2,3,3−ペンタフルオロプロパンの製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05140008A true JPH05140008A (ja) | 1993-06-08 |
Family
ID=17952498
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3306054A Pending JPH05140008A (ja) | 1991-11-21 | 1991-11-21 | 1,3−ジクロロ−1,2,2,3,3−ペンタフルオロプロパンの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05140008A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07126197A (ja) * | 1993-02-01 | 1995-05-16 | Central Glass Co Ltd | フッ素化炭化水素の製造方法 |
EP0737661A1 (en) * | 1995-04-14 | 1996-10-16 | Asahi Glass Company Ltd. | Method for producing 1,1,1,3,3-Pentafluoropropane |
JP2005111366A (ja) * | 2003-10-08 | 2005-04-28 | Tokuyama Corp | 多塩素化アルカンの還元用触媒 |
JP2013505288A (ja) * | 2009-09-23 | 2013-02-14 | アストラゼネカ アクチボラグ | 方法及び触媒 |
-
1991
- 1991-11-21 JP JP3306054A patent/JPH05140008A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07126197A (ja) * | 1993-02-01 | 1995-05-16 | Central Glass Co Ltd | フッ素化炭化水素の製造方法 |
EP0737661A1 (en) * | 1995-04-14 | 1996-10-16 | Asahi Glass Company Ltd. | Method for producing 1,1,1,3,3-Pentafluoropropane |
JP2005111366A (ja) * | 2003-10-08 | 2005-04-28 | Tokuyama Corp | 多塩素化アルカンの還元用触媒 |
JP4519438B2 (ja) * | 2003-10-08 | 2010-08-04 | 株式会社トクヤマ | 多塩素化アルカンの還元用触媒 |
JP2013505288A (ja) * | 2009-09-23 | 2013-02-14 | アストラゼネカ アクチボラグ | 方法及び触媒 |
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