JPH05139156A - 作業機の空調用ダクトのグリルドア - Google Patents

作業機の空調用ダクトのグリルドア

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JPH05139156A
JPH05139156A JP3303557A JP30355791A JPH05139156A JP H05139156 A JPH05139156 A JP H05139156A JP 3303557 A JP3303557 A JP 3303557A JP 30355791 A JP30355791 A JP 30355791A JP H05139156 A JPH05139156 A JP H05139156A
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grill door
duct
air conditioning
air
working machine
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Masahiko Yoshino
正彦 芳野
Hideo Watanabe
日出男 渡辺
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Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
Original Assignee
Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 作業機の空調用グリルの中間部に開口孔を設
けて、キャビン内の室温を均一にする。 【構成】 グリル18の中間部に開口孔21を設け、グ
リルドア22の一端部22aを枢着してグリルドア22
を開閉自在に形成する。グリルドア22の両側面24,
24は一端部22aから他端部22bに向けて末広がり
にし、拡開された他端部22bに吹き出し口25を開穿
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は農作業や建築、土木作
業機の空調用ダクトに関するものであり、特に、ダクト
の中間部に設けるグリルドアに関するものである。
【0002】
【従来の技術】トラクタ等の農作業機や、ブルドーザや
パワーショベル等の建築、土木作業機のキャビン内部を
図12に示す。シート1の下部に空調機ユニット2が載
置され、空調用のダクト3を接続して冷房のエア又は暖
房のエアを送り出すようにしてある。前記ダクト3はシ
ート部分からフロア4へ下がり、前面パネル5の近傍で
左右に分岐して立ち上げて前部吹き出し口6,6を設け
てある。
【0003】前記ダクト3の中間部にグリル7,7…を
設け、このグリル7,7…からエアを吹き出すように構
成してある。図13はグリル7の断面を示し、複数の回
転式のルーバー8,8…が取り付けられ、之等ルーバー
8,8…の傾斜角度を変えることによって前記グリル
7,7…を開閉し、吹き出されるエアの風量を調節する
ものである。
【0004】例えば、暖房時には前記ルーバー8,8…
を回転してグリル7,7…を開放すれば、オペレータの
足元へ暖いエアが吹き出される。一方、冷房時には前記
ルーバー8,8…を逆転してグリル7,7…を閉鎖すれ
ば、前部吹き出し口6,6からのみ冷たいエアが吹き出
される。斯くの如く、ダクト3の中間部に設けたグリル
7,7…を開閉することにより、キャビン内の室温を均
一にしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の作業機の空調用
ダクトは、ダクト3の中間部にグリル7,7…を設けて
あるが、回転式ルーバー8,8…の傾斜角度を変えるこ
とによってグリル7,7…の開閉を行っている。従っ
て、多数のルーバー8,8…の取り付け及び角度の初期
調整の作業が煩雑であり、部品コストもアップする。
【0006】そこで、空調用ダクトの中間部に開口孔を
設けてキャビン内の室温を均一にするとともに、安価に
開口孔の開閉を行えるようにするために解決すべき技術
的課題が生じてくるのであり、本発明はこの課題を解決
することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は上記目的を達
成するために提案されたものであり、作業機の空調用ダ
クトに於いて、ダクトの中間部に開口孔を設け、この開
口孔にグリルドアの一端部を枢着し、グリルドアの両側
面をグリルドアの一端部から他端部に向けて末広がりに
し、該グリルドアの拡開された他端部に吹き出し口を開
穿するとともにストッパを設けて前記開口孔の他側面に
当接し、該グリルドアを開閉自在にしたことを特徴とす
る作業機の空調用ダクトのグリルドアを提供するもので
ある。
【0008】
【作用】空調用のダクトの中間位置に設けた開口孔には
グリルドアが枢着されており、該グリルドアの両側面は
末広がりになっている。該グリルドアを開放すれば、末
広がりに開放されたグリルドアの他端部が前記開口孔よ
り突出し、この突出した他端部の吹き出し口からダクト
内のエアの一部がキャビン内へ流出する。
【0009】又、該グリルドアを閉鎖すれば、前記拡開
されたグリルドアの他端部が開口孔からダクト内へ収納
される。該グリルドアの他端部には吹き出し口が開穿さ
れているため、グリルドアを閉鎖して該他端部がダクト
内に収納された状態でも、ダクト内のエアの流通の妨げ
とはならない。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1乃至図11に従
って詳述する。尚、説明の都合上、従来と同一構成部分
も説明する。図1はトラクタ等作業機のキャビン11の
内部を示したものであり、フロントガラス12の下部に
前面パネル13を設け、シート14の左右両側にフェン
ダ15,15を取り付けるとともに、シート14の上方
を天井板16で蓋装する。この天井板は開口部を設けて
開閉自在にしてもよく、或いはガラス張りにしてもよ
い。
【0011】前記シート14の下部に空調機ユニット1
7が載置され、図示は省略するが冷房用ユニットと暖房
用ユニットを内蔵してある。空調機ユニット17には空
調用のダクト18が接続され、該ダクト18はシート1
4の前端部からフロア19へ下がり、フロア19上を前
方へ延設してある。そして、フロア19の前部でダクト
18は左右に分岐して立ち上げられ、左右夫々に前部吹
き出し口20,20を設ける。 前記ダクト18の中間
部に開口孔21,21…を開穿し、開閉自在なグリルド
ア22,22…を取り付けてある。
【0012】図2及び図3はグリルドア22が開放され
た状態を示し、該グリルドア22の一端部22aにピン
23を設けて開口孔21の図中上縁側に枢着する。グリ
ルドア22の両側面24,24は図中下方へ向けて末広
がりに拡開されており、グリルドア22の拡開された他
端部22bに吹き出し口25を開穿する。更に、グリル
ドアの他端部20bへストッパ26を設け、取手27を
突設する。尚、グリルドア22の裏面側には開口部28
を広く開穿し、図3の矢印Aに示すように、ダクト18
内部を通過するエアを一定量ダクト18の外部へ吹き出
すように構成してある。又、グリルドア22の裏面側の
下端にもストッパ29を設けて、グリルドア22の開放
角度を規制する。
【0013】図4及び図5はグリルドア22が閉鎖され
た状態を示し、グリルドアの一端部22aに設けたピン
23を中心にグリルドア22がダクト18の内側方向へ
回動して、前記グリルドアの他端部22bに設けたスト
ッパ26が、ダクト18の開口孔21の図中下縁側に当
接している。前述したように、グリルドア22の裏面側
には開口部28を広く開穿してあり、図5の矢印Bに示
すように、ダクト18内部を通過するエアはグリルドア
22の開口部28及び吹き出し口25を通過する。従っ
て、グリルドア22を閉鎖した状態であっても、グリル
内のエアの流通の妨げとはならない。
【0014】ここで、図1に示したように、フロア19
に載置されたダクト18の四隅に突出孔30,30…を
設けてあり、フロア19に開穿した水抜き用の孔31,
31…へ挿入してある。図6は突出孔30の拡大断面を
示し、前記空調機ユニット17から送風される。エアの
温度とキャビン11内の温度差によってダクト18内に
水滴が発生した場合、該突出孔30からフロア19の外
部へ水滴が排水される。斯くして、従来のようにドレン
パン等を設けて水滴を貯水しておく必要がなくなり、ダ
クト18内の水抜きが容易となる。そして、ダクト18
を取り付けるに当っては、該突出孔30,30…をフロ
ア19の孔31,31…へ挿入すれば、ダクト18の位
置決めを正確且つ簡易迅速に行うことができる。
【0015】図7及び図8はキャビン11内のフェンダ
15の要部を示し、フェンダ15の上部にフェンダ15
の湾曲形状に合せたレバーガイドカバー32が設けら
れ、左右夫々のフェンダ15,15の後部に左右のリヤ
ピラー33,33を垂設する。そして、このリヤピラー
33近傍位置のレバーガイドカバー32の外側面にシー
ル部材34を取り付けて、サイドドア35のシール部材
36と弾着させている。
【0016】図9乃至図11は前記キャビン11を取り
外してオープン形にしたときのフェンダ15の要部を示
し、レバーガイドカバー32の外側位置にハンドキャッ
チャ37を取り付ける。ハンドキャッチャ37は前後方
向へ長く形成し、その前端部37aをフェンダ15へ直
接当接してフェンダ15の裏面からボルト締めする。図
10に示すように、ハンドキャッチャ37の後端部37
bには雌螺子部38を設けてあり、前記レバーガイドカ
バー32を外側へ延設して取付座39を設け、フェンダ
15の裏面からボルト40にて緊締すれば、レバーガイ
ドカバー32とハンドキャッチャ37が一体的に共締め
される。
【0017】図9及び図11に示すように、ハンドキャ
ッチャ37の後部下面にプレート41を垂設してフェン
ダ15に当接し、該プレート41に孔42を開穿する。
そして、該プレート41の外側から方向指示灯43を孔
42へ挿入してナット締めし、方向指示灯43のケーブ
ル44をプレート41の孔42からフェンダ15の内部
へ配線する。更に、レバーガイドカバー32とプレート
41との間にカバー45を取り付ける。
【0018】而して、このカバー45により前記方向指
示灯43のケーブル44を被蔽できるとともに、該カバ
ー45を離脱すれば、前述したシール部材34を装着し
てキャビン11を取り付けることができる。尚、この発
明は、この発明の精神を逸脱しない限り種々の改変を為
すことができ、そして、この発明が該改変されたものに
及ぶことは当然である。
【0019】
【発明の効果】この発明は上記実施例に詳述したよう
に、グリルドアの構成が簡素化され、該グリルドアを開
放したときはダクト内を通過するエアの一部を開口孔か
ら一定量吹き出すことができる。又、該グリルドアを閉
鎖したときもダクト内を通過するエアの流通を妨げるこ
とはない。斯くして、空調用ダクトの中間部から暖風或
いは冷風を任意に吹き出すことができ、作業機のキャビ
ン内の温度を均一にして快適な作業環境が実施できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例なる作業機のキャビン内の空
調用ダクトを示す一部切欠側面図。
【図2】ダクトのグリルドアを開放した状態を示す要部
斜視図。
【図3】ダクトのグリルドアを開放した状態を示す要部
縦断面図。
【図4】ダクトのグリルドアを閉鎖した状態を示す要部
斜視図。
【図5】ダクトのグリルドアを開放した状態を示す要部
縦断面図。
【図6】ダクトの突出孔とフロアの孔との係合状態を示
す要部縦断面図。
【図7】キャビン内のフェンダの要部斜視図。
【図8】図7のX−X断面図。
【図9】キャビンを取り外してハンドキャッチャを取り
付けたときのフェンダの要部斜視図。
【図10】図9のY−Y断面図。
【図11】図9のZ−Z断面図。
【図12】従来型なる作業機のキャビン内の空調用ダク
トを示す一部切欠側面図。
【図13】従来型のダクトのグリルを開放した状態を示
す要部縦断面図。
【符号の説明】
18 ダクト 21 開口孔 22 グリルドア 22a 一端部 22b 他端部 24 グリルドアの両側面 25 吹き出し口 26,29 ストッパ 28 開口部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 作業機の空調用ダクトに於いて、ダクト
    の中間部に開口孔を設け、この開口孔にグリルドアの一
    端部を枢着し、グリルドアの両側面をグリルドアの一端
    部から他端部に向けて末広がりにし、該グリルドアの拡
    開された他端部に吹き出し口を開穿するとともにストッ
    パを設けて前記開口孔の他側面に当接し、該グリルドア
    を開閉自在にしたことを特徴とする作業機の空調用ダク
    トのグリルドア。
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