JPH05138669A - 薄肉プラスチツクシエルを成型するための装置及び方法 - Google Patents
薄肉プラスチツクシエルを成型するための装置及び方法Info
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- JPH05138669A JPH05138669A JP3287258A JP28725891A JPH05138669A JP H05138669 A JPH05138669 A JP H05138669A JP 3287258 A JP3287258 A JP 3287258A JP 28725891 A JP28725891 A JP 28725891A JP H05138669 A JPH05138669 A JP H05138669A
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- mold
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- B29C41/00—Shaping by coating a mould, core or other substrate, i.e. by depositing material and stripping-off the shaped article; Apparatus therefor
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- B29C41/34—Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
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- B29K—INDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASSES B29B, B29C OR B29D, RELATING TO MOULDING MATERIALS OR TO MATERIALS FOR MOULDS, REINFORCEMENTS, FILLERS OR PREFORMED PARTS, e.g. INSERTS
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- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10S—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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- Y10S425/047—Seal ring
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
- Moulding By Coating Moulds (AREA)
Abstract
(57)【要約】 （修正有）
【目的】パウダーボックスと深い凹型鋳型表面を有する
鋳型ボックスを用いる薄肉プラスチックシェルの成形装
置及び方法を提供。 【構成】パウダーを受入れ、排出するための開口１８を
有するパウダーボックス１２と、プラスチックシェルの
周縁に対応する所定の周縁２２を有する鋳型表面２０を
備えた鋳型ボックス１４と、パウダーボックス１２の開
口１８と鋳型表面２０が互いに離隔される中立位置と、
開口１８と鋳型表面２０が互いに近接する作動位置との
間で位置づけるための位置づけ手段から成り、開口１８
に接近する引込み位置と、鋳型表面２０の周辺２２に密
封係合して開口１８と鋳型表面の周辺２２ととの間に密
封された通路を設定する伸張位置との間で伸縮する伸縮
自在の密封手段２８を有する。
鋳型ボックスを用いる薄肉プラスチックシェルの成形装
置及び方法を提供。 【構成】パウダーを受入れ、排出するための開口１８を
有するパウダーボックス１２と、プラスチックシェルの
周縁に対応する所定の周縁２２を有する鋳型表面２０を
備えた鋳型ボックス１４と、パウダーボックス１２の開
口１８と鋳型表面２０が互いに離隔される中立位置と、
開口１８と鋳型表面２０が互いに近接する作動位置との
間で位置づけるための位置づけ手段から成り、開口１８
に接近する引込み位置と、鋳型表面２０の周辺２２に密
封係合して開口１８と鋳型表面の周辺２２ととの間に密
封された通路を設定する伸張位置との間で伸縮する伸縮
自在の密封手段２８を有する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、薄肉プラスチックシェ
ルを成型するための装置及び方法に関し、特に、パウダ
ーボックス（粒状又は粉末状材料収容箱）と深い凹型鋳
型表面を有する鋳型ボックス（以下、単に「鋳型」とも
称する）を用いる成型するための装置及び方法に関す
る。
ルを成型するための装置及び方法に関し、特に、パウダ
ーボックス（粒状又は粉末状材料収容箱）と深い凹型鋳
型表面を有する鋳型ボックス（以下、単に「鋳型」とも
称する）を用いる成型するための装置及び方法に関す
る。
【０００２】
【従来の技術】薄肉プラスチックシェルを成型する工程
においては、樹脂材料は、パウダーボックスの開口を通
して鋳型ボックスの鋳型表面上へ供給される。一般に、
パウダーボックスと鋳型ボックスとは、鋳型ボックスの
鋳型表面をパウダーボックスの開口に近接させるように
作動的に連結されている。樹脂材料は、加熱された鋳型
ボックスの鋳型表面の上に供給され、溶融して溶融樹脂
フィルムとなる。このフィルムを冷却することによって
薄肉プラスチックシェルが得られ、それを鋳型表面から
剥取る。
においては、樹脂材料は、パウダーボックスの開口を通
して鋳型ボックスの鋳型表面上へ供給される。一般に、
パウダーボックスと鋳型ボックスとは、鋳型ボックスの
鋳型表面をパウダーボックスの開口に近接させるように
作動的に連結されている。樹脂材料は、加熱された鋳型
ボックスの鋳型表面の上に供給され、溶融して溶融樹脂
フィルムとなる。このフィルムを冷却することによって
薄肉プラスチックシェルが得られ、それを鋳型表面から
剥取る。
【０００３】現在、この成型方法は、パウダーボックス
と鋳型ボックスをそれらの合致面において密封した状態
で実施されている。即ち、パウダーボックスの開口の周
りに設けられたライナーの頂面と、鋳型ボックスの鋳型
表面の周縁近辺との間を密封する。しかしながら、この
方法では、粉末樹脂をそれが接触するのが好ましくない
鋳型の表面領域に接触させてしまい、材料の無駄を生じ
るとともに、得られた成型部品をトリミングすることを
必要とする。鋳型表面からの樹脂材料のはみ出しを防止
するための他の周知の方法、例えば鋳型表面にいろいろ
な遮断材を設ける方法も、やはり、そのような遮断材を
清浄に保つために特殊な衝撃及び、又は冷却及び、又は
ブラシ掛け方法を採用しなければならないという問題が
ある。
と鋳型ボックスをそれらの合致面において密封した状態
で実施されている。即ち、パウダーボックスの開口の周
りに設けられたライナーの頂面と、鋳型ボックスの鋳型
表面の周縁近辺との間を密封する。しかしながら、この
方法では、粉末樹脂をそれが接触するのが好ましくない
鋳型の表面領域に接触させてしまい、材料の無駄を生じ
るとともに、得られた成型部品をトリミングすることを
必要とする。鋳型表面からの樹脂材料のはみ出しを防止
するための他の周知の方法、例えば鋳型表面にいろいろ
な遮断材を設ける方法も、やはり、そのような遮断材を
清浄に保つために特殊な衝撃及び、又は冷却及び、又は
ブラシ掛け方法を採用しなければならないという問題が
ある。
【０００４】例えば、米国特許第４，７９０，５１０号
は、自動車の内装部品の表面被覆のようなフィルム成形
品を成型するためのスラッシ成型装置及び方法を開示し
ている。この装置のパウダーボックスは、鋳型表面の周
縁に接触する下縁を連結されたスカート部分を備えてい
る。このスカート部分は、各特定の形状の鋳型表面に合
致させなければならない中実部材である。
は、自動車の内装部品の表面被覆のようなフィルム成形
品を成型するためのスラッシ成型装置及び方法を開示し
ている。この装置のパウダーボックスは、鋳型表面の周
縁に接触する下縁を連結されたスカート部分を備えてい
る。このスカート部分は、各特定の形状の鋳型表面に合
致させなければならない中実部材である。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来技術の
欠点を解決することを課題とするものであり、成型され
る薄肉シェルの実際の周縁の周りにおいて鋳型を密封す
るための装置及び方法を提供することを目的とする。更
に、本発明は、パウダーボックスの移動行程によっては
届かない深い鋳型内へ突入させることができ、パウダー
ボックスの開口と鋳型表面の周縁との間に密封を設定す
るための装置及び方法を提供することを目的とする。
欠点を解決することを課題とするものであり、成型され
る薄肉シェルの実際の周縁の周りにおいて鋳型を密封す
るための装置及び方法を提供することを目的とする。更
に、本発明は、パウダーボックスの移動行程によっては
届かない深い鋳型内へ突入させることができ、パウダー
ボックスの開口と鋳型表面の周縁との間に密封を設定す
るための装置及び方法を提供することを目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために、薄肉プラスチックシェルを成型するため
の装置であって、パウダーを受入れ、それを排出するた
めの開口を有するパウダーボックスと、成型すべきプラ
スチックシェルの周縁に対応する所定の周縁を有する鋳
型表面を備えた鋳型ボックスと、該パウダーボックスと
鋳型ボックスを、該パウダーボックスの開口と鋳型ボッ
クスの鋳型表面とが互いに離隔される中立位置と該開口
と鋳型表面が互いに近接する作動位置との間で位置づけ
るための位置づけ手段とから成り、前記パウダーボック
スの開口の周りに配設されており、該開口に近接する引
込み位置と、前記鋳型表面の周縁に密封係合して該開口
と鋳型表面の周縁との間に密封された通路を設定する伸
張位置との間で伸縮する伸縮自在の密封手段を有するこ
とを特徴とする成型装置を提供する。
決するために、薄肉プラスチックシェルを成型するため
の装置であって、パウダーを受入れ、それを排出するた
めの開口を有するパウダーボックスと、成型すべきプラ
スチックシェルの周縁に対応する所定の周縁を有する鋳
型表面を備えた鋳型ボックスと、該パウダーボックスと
鋳型ボックスを、該パウダーボックスの開口と鋳型ボッ
クスの鋳型表面とが互いに離隔される中立位置と該開口
と鋳型表面が互いに近接する作動位置との間で位置づけ
るための位置づけ手段とから成り、前記パウダーボック
スの開口の周りに配設されており、該開口に近接する引
込み位置と、前記鋳型表面の周縁に密封係合して該開口
と鋳型表面の周縁との間に密封された通路を設定する伸
張位置との間で伸縮する伸縮自在の密封手段を有するこ
とを特徴とする成型装置を提供する。
【０００７】本発明は、又、薄肉プラスチックシェルを
成型するための方法であって、所定の周縁を有する鋳型
表面と、樹脂パウダーを収容したパウダーボックスの開
口を互いに離隔した中立位置から互いに近接する作動位
置に位置づけし、ベローズ部材を、前記開口の周りの収
縮位置から前記鋳型表面の周縁に密封係合し、開口と鋳
型表面の周縁との間に密封された通路を設定する伸張位
置へ伸張させ、前記鋳型表面上に前記樹脂パウダーから
シェルを成型し、前記ベローズ部材を収縮位置へ引込
め、前記成型された部品を鋳型表面から取出すことから
成る成型方法を提供する。
成型するための方法であって、所定の周縁を有する鋳型
表面と、樹脂パウダーを収容したパウダーボックスの開
口を互いに離隔した中立位置から互いに近接する作動位
置に位置づけし、ベローズ部材を、前記開口の周りの収
縮位置から前記鋳型表面の周縁に密封係合し、開口と鋳
型表面の周縁との間に密封された通路を設定する伸張位
置へ伸張させ、前記鋳型表面上に前記樹脂パウダーから
シェルを成型し、前記ベローズ部材を収縮位置へ引込
め、前記成型された部品を鋳型表面から取出すことから
成る成型方法を提供する。
【０００８】本発明によれば、成型される薄肉シェルの
実際の周縁の周りにおいて鋳型を密封するので、ほとん
どあるいは全く材料の無駄を生ぜず、成型品のトリミン
グを必要としない。又、本発明の密封手段は、パウダー
ボックスの移動行程によっては届かない深い鋳型内へ突
入させることができるので、浅い鋳型だけでなく、深い
鋳型に対しても、パウダーボックスの開口と鋳型表面の
周縁との間に密封を設定することができる。従って、本
発明は、浅い鋳型に対しても、深い鋳型に対しても適用
することができる。
実際の周縁の周りにおいて鋳型を密封するので、ほとん
どあるいは全く材料の無駄を生ぜず、成型品のトリミン
グを必要としない。又、本発明の密封手段は、パウダー
ボックスの移動行程によっては届かない深い鋳型内へ突
入させることができるので、浅い鋳型だけでなく、深い
鋳型に対しても、パウダーボックスの開口と鋳型表面の
周縁との間に密封を設定することができる。従って、本
発明は、浅い鋳型に対しても、深い鋳型に対しても適用
することができる。
【０００９】
【実施例】添付図を参照して説明すると、本発明に従っ
て構成された、薄肉プラスチックシェルを成型するため
の装置１０は、基本的に、樹脂パウダー（粉末）を収容
したパウダーボックス１２と、鋳型ボックス（以下、単
に「鋳型」とも称する）１４とから成る。パウダーボッ
クス１２と、鋳型ボックス１４とは、斯界において周知
の適当な手段によって締め合わされる。
て構成された、薄肉プラスチックシェルを成型するため
の装置１０は、基本的に、樹脂パウダー（粉末）を収容
したパウダーボックス１２と、鋳型ボックス（以下、単
に「鋳型」とも称する）１４とから成る。パウダーボッ
クス１２と、鋳型ボックス１４とは、斯界において周知
の適当な手段によって締め合わされる。
【００１０】パウダーボックス１２の開口１８を鋳型ボ
ックス１４の鋳型表面２０に心合させるのに斯界におい
て周知の形式の調心機構１６が用いられる。この心合操
作は、パウダーボックス１２を、その開口１８と鋳型表
面２０とが互いに引離されている第１図の中立位置から
開口１８と鋳型表面２０を互いに近接させる第２図の作
動位置へ上昇させる際に行われる。パウダーボックス１
２を位置づけするための手段は、斯界において一般に使
用されている昇降機であってよい。あるいは別法とし
て、鋳型ボックス１４を固定のパウダーボックス１２に
対して位置づけする可動部材としてもよい。
ックス１４の鋳型表面２０に心合させるのに斯界におい
て周知の形式の調心機構１６が用いられる。この心合操
作は、パウダーボックス１２を、その開口１８と鋳型表
面２０とが互いに引離されている第１図の中立位置から
開口１８と鋳型表面２０を互いに近接させる第２図の作
動位置へ上昇させる際に行われる。パウダーボックス１
２を位置づけするための手段は、斯界において一般に使
用されている昇降機であってよい。あるいは別法とし
て、鋳型ボックス１４を固定のパウダーボックス１２に
対して位置づけする可動部材としてもよい。
【００１１】鋳型表面２０は、斯界において周知のよう
に適当な伝導性を有するニッケルの電鋳鋳型であってよ
い。鋳型表面２０は、成型すべき部品の形状を画定す
る。図に示されるように、鋳型表面２０は、深い凹型鋳
型表面であり、それによって成型される部品２１は、第
４図に示されるように、内方へ、即ち、鋳型表面２０の
実際の周縁２４（第１図）に対して鋳型１４内へ引込ん
だ周縁を有する。換言すれば、成型すべき部品２１の所
定の周縁は、鋳型表面２０の実際の周縁２４から内方へ
離隔している。成型操作において、パウダーボックス１
２と鋳型ボックス１４を近接させても、パウダーボック
ス１２の開口１８は、成型すべき部品２１の所定の周縁
から離隔している。
に適当な伝導性を有するニッケルの電鋳鋳型であってよ
い。鋳型表面２０は、成型すべき部品の形状を画定す
る。図に示されるように、鋳型表面２０は、深い凹型鋳
型表面であり、それによって成型される部品２１は、第
４図に示されるように、内方へ、即ち、鋳型表面２０の
実際の周縁２４（第１図）に対して鋳型１４内へ引込ん
だ周縁を有する。換言すれば、成型すべき部品２１の所
定の周縁は、鋳型表面２０の実際の周縁２４から内方へ
離隔している。成型操作において、パウダーボックス１
２と鋳型ボックス１４を近接させても、パウダーボック
ス１２の開口１８は、成型すべき部品２１の所定の周縁
から離隔している。
【００１２】成型装置即ち鋳型組立体１０は、熱可塑性
樹脂パウダーから薄肉プラスチックシェル２１を成型す
るためのものである。そのために、パウダーボックス１
２は、熱可塑性樹脂パウダー１３を収容するためのチャ
ンバー２６を有している。
樹脂パウダーから薄肉プラスチックシェル２１を成型す
るためのものである。そのために、パウダーボックス１
２は、熱可塑性樹脂パウダー１３を収容するためのチャ
ンバー２６を有している。
【００１３】本発明によれば、開口１８の周りに伸縮自
在の密封手段２８を配設する。密封手段２８は、第１図
に示されるように開口１８に近接する引込み位置と、第
２〜４図に示されるように鋳型表面２０の周縁２２に密
封係合し、開口１８と鋳型表面２０の周縁２２との間に
密封された通路を設定する伸張位置との間で伸縮する。
詳述すれば、パウダーボックス１２に連結ボルト３２に
よって支持部材３０が連結されている。パウダーボック
ス１２と支持部材３０とは、それらの間から樹脂パウダ
ーが漏出するのを防止するように密封結合されている。
支持部材３０の端部にベローズ部材３４の第１開放端３
６が密封結合されており、ベローズ部材３４の第２開放
端３８には、フレーム部材４０が取付けられ、フレーム
部材４０にガスケット部材４２が取付けられている。ガ
スケット部材４２は、鋳型表面２０の周縁２２に係合し
たとき周縁２２に対して密封を設定する。
在の密封手段２８を配設する。密封手段２８は、第１図
に示されるように開口１８に近接する引込み位置と、第
２〜４図に示されるように鋳型表面２０の周縁２２に密
封係合し、開口１８と鋳型表面２０の周縁２２との間に
密封された通路を設定する伸張位置との間で伸縮する。
詳述すれば、パウダーボックス１２に連結ボルト３２に
よって支持部材３０が連結されている。パウダーボック
ス１２と支持部材３０とは、それらの間から樹脂パウダ
ーが漏出するのを防止するように密封結合されている。
支持部材３０の端部にベローズ部材３４の第１開放端３
６が密封結合されており、ベローズ部材３４の第２開放
端３８には、フレーム部材４０が取付けられ、フレーム
部材４０にガスケット部材４２が取付けられている。ガ
スケット部材４２は、鋳型表面２０の周縁２２に係合し
たとき周縁２２に対して密封を設定する。
【００１４】ガスケット部材４２は、フレーム部材４０
によって所定の形状に保持され、パウダーボックス１２
が持上げられた後、伸張され鋳型表面２０に圧接せしめ
られる。第２〜４図に示されるように、ベローズ部材３
４のこの伸張は、パウダーボックス１２の移動行程がガ
スケット部材３４を鋳型表面２０の周面２２に密封係合
させるのに十分でない場合に必要とされる。
によって所定の形状に保持され、パウダーボックス１２
が持上げられた後、伸張され鋳型表面２０に圧接せしめ
られる。第２〜４図に示されるように、ベローズ部材３
４のこの伸張は、パウダーボックス１２の移動行程がガ
スケット部材３４を鋳型表面２０の周面２２に密封係合
させるのに十分でない場合に必要とされる。
【００１５】ベローズ部材３４は、引込め行程中収縮さ
れ、伸張されたときパウダーボックスのチャンバー内に
樹脂パウダーを保持することができる可撓性材料で形成
することができる。又、ベローズ部材は、ひだ付部材で
形成してもよく、あるいは、伸縮自在のフード又はその
他の形態とすることができる。
れ、伸張されたときパウダーボックスのチャンバー内に
樹脂パウダーを保持することができる可撓性材料で形成
することができる。又、ベローズ部材は、ひだ付部材で
形成してもよく、あるいは、伸縮自在のフード又はその
他の形態とすることができる。
【００１６】鋳型組立体１０は、更に、ベローズ部材３
４の第２開放端３８を伸張位置と引込未位置との間で伸
縮させるための手段を備えている。この伸縮手段は、シ
リンダ本体４６とシリンダ本体内に往復動自在に配設さ
れたピストンから成る複数基の液圧式又は空気圧式ピス
トン・シリンダ４４である。ピストンは、液圧又は空気
圧によってシリンダ本体内で往復動される。このピスト
ンにロッド部材４８が連結されており、シリンダ本体か
ら突出している。シリンダ本体４６は、支持部材３０に
固定されており、それによってシリンダ本体をパウダー
ボックス１２に連結している。ロッド部材４８の端部
は、ベローズ部材３４の第２開放端３８に連結されてお
り、ロッド部材４８をシリンダ本体４６から伸張させる
と、ベローズ部材３４がその伸張位置へ張出され、ロッ
ド部材４８をシリンダ本体４６内へ引込めると、ベロー
ズ部材３４がその引込み中立位置へ戻されるようになさ
れている。
４の第２開放端３８を伸張位置と引込未位置との間で伸
縮させるための手段を備えている。この伸縮手段は、シ
リンダ本体４６とシリンダ本体内に往復動自在に配設さ
れたピストンから成る複数基の液圧式又は空気圧式ピス
トン・シリンダ４４である。ピストンは、液圧又は空気
圧によってシリンダ本体内で往復動される。このピスト
ンにロッド部材４８が連結されており、シリンダ本体か
ら突出している。シリンダ本体４６は、支持部材３０に
固定されており、それによってシリンダ本体をパウダー
ボックス１２に連結している。ロッド部材４８の端部
は、ベローズ部材３４の第２開放端３８に連結されてお
り、ロッド部材４８をシリンダ本体４６から伸張させる
と、ベローズ部材３４がその伸張位置へ張出され、ロッ
ド部材４８をシリンダ本体４６内へ引込めると、ベロー
ズ部材３４がその引込み中立位置へ戻されるようになさ
れている。
【００１７】本発明に従って薄肉プラスチックシェルを
成型するための方法においては、まず、成型すべきシェ
ル２１の外周縁に対応する所定の外周縁２２を有する鋳
型表面２０と、樹脂パウダーを収容したパウダーボック
ス１２の開口１８を互いに離隔した中立位置（第１図）
から互いに近接する作動位置（第２、３図）に位置づけ
する。次いで、ベローズ部材３４を、開口１８の周りの
収縮位置（第１図）から鋳型表面２０の周縁２２に密封
係合し、開口１８と鋳型表面２０の周縁２２との間に密
封された通路を設定する伸張位置（第２〜４図）へ伸張
させる。次いで、パウダーボックス１２を斯界において
周知のクランプ手段で締めつける。第３図に示されるよ
うに、成型装置１０を上下逆に回転し、それによってパ
ウダーボックス１２内のプラスチゾルパウダーを重力に
より鋳型１４内へ落下させ、鋳型表面２０上に均一に分
配する。加熱された鋳型表面２０が、プラスチゾルパウ
ダーを薄肉シェル２１として成型する。再び、成型装置
１０を上下に回転し、第４図に示されるように元の位置
へ戻す。次いで、ベローズ部材３４を収縮位置へ引込
め、成型された部品２１を鋳型表面２０から取出す。
成型するための方法においては、まず、成型すべきシェ
ル２１の外周縁に対応する所定の外周縁２２を有する鋳
型表面２０と、樹脂パウダーを収容したパウダーボック
ス１２の開口１８を互いに離隔した中立位置（第１図）
から互いに近接する作動位置（第２、３図）に位置づけ
する。次いで、ベローズ部材３４を、開口１８の周りの
収縮位置（第１図）から鋳型表面２０の周縁２２に密封
係合し、開口１８と鋳型表面２０の周縁２２との間に密
封された通路を設定する伸張位置（第２〜４図）へ伸張
させる。次いで、パウダーボックス１２を斯界において
周知のクランプ手段で締めつける。第３図に示されるよ
うに、成型装置１０を上下逆に回転し、それによってパ
ウダーボックス１２内のプラスチゾルパウダーを重力に
より鋳型１４内へ落下させ、鋳型表面２０上に均一に分
配する。加熱された鋳型表面２０が、プラスチゾルパウ
ダーを薄肉シェル２１として成型する。再び、成型装置
１０を上下に回転し、第４図に示されるように元の位置
へ戻す。次いで、ベローズ部材３４を収縮位置へ引込
め、成型された部品２１を鋳型表面２０から取出す。
【００１８】
【発明の効果】叙上の説明から明らかなように、本発明
によれば、パウダーボックス１２からのパウダーが、鋳
型表面２０のうちの、成型すべき部品の外周に正確に一
致する周縁２２によって画定される部分だけに分配され
るので、従来の成型装置を用いた場合とは異なり、成型
された部品２１のトリミングをほとんどあるいは全く必
要としない。又、従来の固定壁式成型装置とは異なり、
本発明は、ベローズ部材３４の伸張度合をシリンダ本体
からのロッド部材４８の張出し度合に応じて変更するこ
とができるので、深さの異なるいろいろな鋳型に使用す
ることができるように適合させることができる。従っ
て、本発明は、従来のパウダーボックスの移動行程では
届かない深い鋳型内へも突入させることができる密封チ
ャンバーを提供することができる。
によれば、パウダーボックス１２からのパウダーが、鋳
型表面２０のうちの、成型すべき部品の外周に正確に一
致する周縁２２によって画定される部分だけに分配され
るので、従来の成型装置を用いた場合とは異なり、成型
された部品２１のトリミングをほとんどあるいは全く必
要としない。又、従来の固定壁式成型装置とは異なり、
本発明は、ベローズ部材３４の伸張度合をシリンダ本体
からのロッド部材４８の張出し度合に応じて変更するこ
とができるので、深さの異なるいろいろな鋳型に使用す
ることができるように適合させることができる。従っ
て、本発明は、従来のパウダーボックスの移動行程では
届かない深い鋳型内へも突入させることができる密封チ
ャンバーを提供することができる。
【００１９】以上、本発明を実施例に関連して説明した
が、本発明は、ここに例示した実施例の構造及び形態に
限定されるものではなく、本発明の精神及び範囲から逸
脱することなく、いろいろな実施形態が可能であり、い
ろいろな変更及び改変を加えることができることを理解
されたい。
が、本発明は、ここに例示した実施例の構造及び形態に
限定されるものではなく、本発明の精神及び範囲から逸
脱することなく、いろいろな実施形態が可能であり、い
ろいろな変更及び改変を加えることができることを理解
されたい。
【図１】第１図は、本発明に従って構成された装置の断
面図であり、伸縮自在の密封手段が引込み位置にあると
ころを示す。
面図であり、伸縮自在の密封手段が引込み位置にあると
ころを示す。
【図２】第２図は、本発明に従って構成された装置の断
面図であり、伸縮自在の密封手段が伸張位置にあるとこ
ろを示す。
面図であり、伸縮自在の密封手段が伸張位置にあるとこ
ろを示す。
【図３】第３図は、第２図と同様な図であるが、上下逆
に回転されたところを示す。
に回転されたところを示す。
【図４】第４図は、第１図と同様な図であるが、部品を
成型した後上下に回転して元の状態に戻したところを示
す。
成型した後上下に回転して元の状態に戻したところを示
す。
１０：成型装置（鋳型組立体） １２：パウダーボックス １４：鋳型ボックス １８：開口 ２０：鋳型表面 ２１：成型部品 ２２：周縁 ２８：伸縮自在の密封手段 ３０：支持部材 ３２：連結ボルト ３４：ベローズ部材 ３６：第１開放端 ３８：第２開放端 ４０：フレーム部材 ４２：ガスケット部材 ４４：ピストン・シリンダ ４６：シリンダ本体 ４８：ロッド部材
Claims (7)
- 【請求項１】薄肉プラスチックシェルを成型するための
装置であって、 パウダーを受入れ、それを排出するための開口（１８）
を有するパウダーボックス（１２）と、 成型すべきプラスチックシェル（２１）の周縁に対応す
る所定の周縁（２２）を有する鋳型表面（２０）を備え
た鋳型ボックス（１４）と、 該パウダーボックス（１２）と鋳型ボックス（１４）
を、該パウダーボックスの開口（１８）と鋳型ボックス
の鋳型表面（２０）とが互いに離隔される中立位置と該
開口（１８）と鋳型表面（２０）が互いに近接する作動
位置との間で位置づけるための位置づけ手段とから成
り、 前記パウダーボックスの開口（１８）の周りに配設され
ており、該開口（１８）に近接する引込み位置と、前記
鋳型表面（２０）の周縁（２２）に密封係合して該開口
（１８）と鋳型表面（２０）の周縁（２２）との間に密
封された通路を設定する伸張位置との間で伸縮する伸縮
自在の密封手段（２８）を有することを特徴とする成型
装置。 - 【請求項２】前記伸縮自在の密封手段（２８）は、第１
及び第２開放端（３６，３８）と、第１開放端と第２開
放端の間に延長した収縮自在の壁を有するベローズ部材
（３４）を備え、ベローズ部材（３４）の第１開放端
（３６）はパウダーボックス（１２）にその開口（１
８）の周りに密封結合されており、第２開放端（３８）
には、鋳型表面（２０）の周縁（２２）に係合したとき
該周縁に対して密封を設定するためのガスケット部材
（４２）が連結されており、該密封手段（２８）は、更
に、ベローズ部材（３４）の第２開放端（３８）を前記
伸張位置と引込未位置の間で伸縮させるための伸縮手段
を有することを特徴とする請求項１に記載の成型装置。 - 【請求項３】前記鋳型表面（２０）の周縁（２２）に対
応する前記ベローズ部材（３４）の所定の形状を保持す
るために前記ガスケット部材（４２）を支持するフレー
ム部材（４０）が、該ベローズ部材（３４）の第２開放
端（３８）の全周を囲繞し該第２開放端に連結されてい
ることを特徴とする請求項１に記載の成型装置。 - 【請求項４】前記伸縮手段は、少くとも１つのシリンダ
本体（４６）と、該シリンダ本体内に流体圧により往復
動自在に配設されたピストンと、該ピストンに連結さ
れ、シリンダ本体から突出したロッド部材（４８）から
成り、該シリンダ本体（４６）は、前記開口（１８）に
近接したところでパウダーボックス（１２）に連結さ
れ、該ロッド部材（４８）は、前記ベローズ部材（３
４）の第２開放端（３８）に連結されていることを特徴
とする請求項３に記載の成型装置。 - 【請求項５】前記伸縮自在の密封手段（２８）を支持す
るための支持手段（３０）が、連結手段（３２）により
前記開口（１８）に近接したところでパウダーボックス
（１２）に連結されていることを特徴とする請求項４に
記載の成型装置。 - 【請求項６】パウダーボックス（１２）の開口（１８）
と鋳型ボックス（１４）の鋳型表面（２０）の周縁（２
２）の間に密封チャンバーを形成するための密封装置で
あって、 連結手段（３２）により前記開口（１８）に近接したと
ころでパウダーボックス（１２）に連結された支持手段
（３０）と、 該支持手段（３０）によって支持されており、該支持手
段（３０）に近接する引込み位置と、前記鋳型表面（２
０）の周縁（２２）に密封係合して該開口（１８）と鋳
型表面（２０）の周縁（２２）との間に密封された通路
を設定する伸張位置との間で伸縮する伸縮自在の密封手
段（２８）とから成る密封装置。 - 【請求項７】薄肉プラスチックシェル（２１）を成型す
るための方法であって、 所定の周縁（２２）を有する鋳型表面（２０）と、樹脂
パウダー（１３）を収容したパウダーボックス（１２）
の開口（１８）を互いに離隔した中立位置から互いに近
接する作動位置に位置づけし、 ベローズ部材（３４）を、前記開口（１８）の周りの収
縮位置から前記鋳型表面（２０）の周縁（２２）に密封
係合し、開口（１８）と鋳型表面（２０）の周縁（２
２）との間に密封された通路を設定する伸張位置へ伸張
させ、 前記鋳型表面（２０）上に前記樹脂パウダー（１３）か
らシェル（２１）を成型し、 前記ベローズ部材（３４）を収縮位置へ引込め、 前記成型された部品（２１）を鋳型表面（２０）から取
出すことから成る成型方法。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| US07/597,200 US5127818A (en) | 1990-10-10 | 1990-10-10 | Apparatus for extending contour gaskets |
| US597200 | 1990-10-10 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05138669A true JPH05138669A (ja) | 1993-06-08 |
Family
ID=24390520
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3287258A Withdrawn JPH05138669A (ja) | 1990-10-10 | 1991-10-08 | 薄肉プラスチツクシエルを成型するための装置及び方法 |
Country Status (11)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5127818A (ja) |
| EP (1) | EP0480218A3 (ja) |
| JP (1) | JPH05138669A (ja) |
| KR (1) | KR920007771A (ja) |
| AU (1) | AU646499B2 (ja) |
| CA (1) | CA2051743A1 (ja) |
| CS (1) | CS307691A3 (ja) |
| HU (1) | HUT62513A (ja) |
| MX (1) | MX9101494A (ja) |
| PL (1) | PL291995A1 (ja) |
| RU (1) | RU2027601C1 (ja) |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5290499A (en) * | 1992-05-21 | 1994-03-01 | Davidson Textron Inc. | Apparatus and method for sealing a mold box |
| US5288103A (en) * | 1992-09-28 | 1994-02-22 | Davidson Textron Inc. | Airbag cover and apparatus for producing an invisible tear seam therein |
| DE10157394A1 (de) * | 2001-11-23 | 2003-06-05 | Volkswagen Ag | Pulverkasten |
| WO2007071207A2 (en) * | 2005-12-22 | 2007-06-28 | Cadence Innovation K.S. | Mask for manufacturing of multicolour elastomer skins |
| JP5538008B2 (ja) | 2010-03-16 | 2014-07-02 | 株式会社細川洋行 | 金型コアに対する薄肉筒状部材の取付方法、筒状容器の製造方法及び金型コア |
| DE102014003826B3 (de) * | 2014-03-18 | 2015-08-20 | Faurecia Innenraum Systeme Gmbh | Verfahren und Vorrichtung zur Herstellung eines Verkleidungsteils sowie Produktionsanlage |
| CN104057566A (zh) * | 2014-06-16 | 2014-09-24 | 启东万达机电科技有限公司 | 双面一体成形涂塑模具及其工艺 |
| DE102015008138A1 (de) * | 2015-06-25 | 2017-01-12 | Faurecia Innenraum Systeme Gmbh | Werkzeugvorrichtung zur Herstellung eines Kunststoff-Hautstücks |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| JPS59156710A (ja) * | 1983-02-25 | 1984-09-06 | Inoue Mtp Co Ltd | 多色表皮材の成形方法および成形型 |
| JPS6124419A (ja) * | 1984-07-14 | 1986-02-03 | Toyota Motor Corp | スラツシユ成形型 |
| NL8502909A (nl) * | 1985-10-24 | 1987-05-18 | Dsm Resins Bv | Werkwijze voor het aanbrengen van een coating op een warme mal en een inrichting hiervoor. |
| JPS62144913A (ja) * | 1985-12-19 | 1987-06-29 | Inoue Mtp Co Ltd | パウダ−スラッシュ成形装置 |
-
1990
- 1990-10-10 US US07/597,200 patent/US5127818A/en not_active Expired - Fee Related
-
1991
- 1991-09-18 CA CA002051743A patent/CA2051743A1/en not_active Abandoned
- 1991-09-20 EP EP19910116010 patent/EP0480218A3/en not_active Withdrawn
- 1991-09-24 AU AU84743/91A patent/AU646499B2/en not_active Expired - Fee Related
- 1991-10-08 JP JP3287258A patent/JPH05138669A/ja not_active Withdrawn
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- 1991-10-09 HU HU913198A patent/HUT62513A/hu unknown
- 1991-10-09 CS CS913076A patent/CS307691A3/cs unknown
- 1991-10-09 RU SU915001691A patent/RU2027601C1/ru active
- 1991-10-09 MX MX9101494A patent/MX9101494A/es not_active IP Right Cessation
- 1991-10-10 PL PL29199591A patent/PL291995A1/xx unknown
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19990107 |