JPH045293Y2 - - Google Patents
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- JPH045293Y2 JPH045293Y2 JP1985076887U JP7688785U JPH045293Y2 JP H045293 Y2 JPH045293 Y2 JP H045293Y2 JP 1985076887 U JP1985076887 U JP 1985076887U JP 7688785 U JP7688785 U JP 7688785U JP H045293 Y2 JPH045293 Y2 JP H045293Y2
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- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
この考案は圧縮成形用金型に係り、その目的は
アンダカツトを有する合成樹脂成形品(以下成形
品と略)圧縮成形で成形することにより配向等に
よる残留応力が小さく、ねじれ等の変形の少ない
成形品を得るとともに、成形品の生産性が良くか
つ大きなアンダカツト部を有する成形品でも容易
に成形することができる金型を提供することにあ
る。
アンダカツトを有する合成樹脂成形品(以下成形
品と略)圧縮成形で成形することにより配向等に
よる残留応力が小さく、ねじれ等の変形の少ない
成形品を得るとともに、成形品の生産性が良くか
つ大きなアンダカツト部を有する成形品でも容易
に成形することができる金型を提供することにあ
る。
(従来の技術)
従来、アンダカツト50を有す成形品51を圧
縮成形で得るには第9図乃至第10図示する金型
52を用いて成形されていた。
縮成形で得るには第9図乃至第10図示する金型
52を用いて成形されていた。
この従来の金型52は固定型53と可動型54
と固定型53に予め載置する置中子55とからな
る。
と固定型53に予め載置する置中子55とからな
る。
この従来の金型52を用いて成形品51を成形
するには、予め置中子55を固定型53に載置
し、次いで熔融樹脂56を固定型53からキヤビ
イテイ57内に供給し直ちに可動型54を下降さ
せせて型締めする(第9図参照)。
するには、予め置中子55を固定型53に載置
し、次いで熔融樹脂56を固定型53からキヤビ
イテイ57内に供給し直ちに可動型54を下降さ
せせて型締めする(第9図参照)。
所要時間経過後可動型54を上昇させると成形
品51と置中子55とが上昇し(第10図参照)、
その後置中子 55を成形品51から取り除き成形が完了する。
品51と置中子55とが上昇し(第10図参照)、
その後置中子 55を成形品51から取り除き成形が完了する。
(考案が解決しようとする問題点)
この従来の金型52は、なるほどアンダカツト
50を内側に有する成形品を圧縮成形できるので
配向等による残留応力が小さく、ねじれ等の変形
の少ない成形品を得ることができる。
50を内側に有する成形品を圧縮成形できるので
配向等による残留応力が小さく、ねじれ等の変形
の少ない成形品を得ることができる。
しかしながら、成形品51を一個生産するごと
に常に置中子55を固定型53に載置しかつ型分
離時に置中子55を成形品から取り出さねばなら
ず生産性が悪いのみならず、置中子55が型分離
時に不安定であるので大型の置中子55は使用に
供さない即ち大きなアンダカツトのある成形品5
1は生産できないという問題点があつた。
に常に置中子55を固定型53に載置しかつ型分
離時に置中子55を成形品から取り出さねばなら
ず生産性が悪いのみならず、置中子55が型分離
時に不安定であるので大型の置中子55は使用に
供さない即ち大きなアンダカツトのある成形品5
1は生産できないという問題点があつた。
(問題点を解決するための手段)
この考案はこれらの欠点を解決せんとしてなさ
れたもので固定型と可動型とが対向して配設さ
れ、前記可動型の型締め及び型開き方向に、伸縮
装置により前記固定型もしくは前記可動型の外周
を摺動し固定型と可動型の間に配設される摺動型
と、この摺動型の前記伸縮装置が配設される側と
反対側の面を摺動し、成形品の内側へ向くアンダ
カツト部を形成するスライドコアとからなり、摺
動型と可動型若しくは固定型との摺動面は型締め
によつて成形される成形品の最外端より内側とさ
れ、摺動型には型締め方向と同方向の空洞部が設
けられこの空洞部内には一端が前記スライドコア
に連結された杆材が挿通され、この杆材の他端は
駆動杆に連結され、前記スライドコアは前記駆動
杆によつて摺動型の伸縮装置が配設される側とは
反対側の面上を摺動可能とされ、前記摺動型のス
ライドコアが設けてある面とこれに対向する金型
が当接する時には前記スライドコアによつて前記
空洞部の開口面が閉鎖されるとともに成形品のア
ンダカツト部が成形され、このスライドコアは固
定型と可動型の型開き時には成形品のアンダカツ
ト部より内方へ位置される圧縮成形用金型を提供
することにより前述の問題点を解決する。
れたもので固定型と可動型とが対向して配設さ
れ、前記可動型の型締め及び型開き方向に、伸縮
装置により前記固定型もしくは前記可動型の外周
を摺動し固定型と可動型の間に配設される摺動型
と、この摺動型の前記伸縮装置が配設される側と
反対側の面を摺動し、成形品の内側へ向くアンダ
カツト部を形成するスライドコアとからなり、摺
動型と可動型若しくは固定型との摺動面は型締め
によつて成形される成形品の最外端より内側とさ
れ、摺動型には型締め方向と同方向の空洞部が設
けられこの空洞部内には一端が前記スライドコア
に連結された杆材が挿通され、この杆材の他端は
駆動杆に連結され、前記スライドコアは前記駆動
杆によつて摺動型の伸縮装置が配設される側とは
反対側の面上を摺動可能とされ、前記摺動型のス
ライドコアが設けてある面とこれに対向する金型
が当接する時には前記スライドコアによつて前記
空洞部の開口面が閉鎖されるとともに成形品のア
ンダカツト部が成形され、このスライドコアは固
定型と可動型の型開き時には成形品のアンダカツ
ト部より内方へ位置される圧縮成形用金型を提供
することにより前述の問題点を解決する。
(実施例)
以下第1図乃至第6図に基づいてこの考案に係
る圧縮成形用金型の一実施例について詳説する。
る圧縮成形用金型の一実施例について詳説する。
図面において1は金型、2は固定型、3は可動
型、4は摺動型、5はスライドコア、6は伸縮装
置、7は移動機構である。
型、4は摺動型、5はスライドコア、6は伸縮装
置、7は移動機構である。
圧縮成形用金型1は固定型2と可動型3と摺動
型4とスライドコア5と伸縮装置6と移動機構7
とからなる。
型4とスライドコア5と伸縮装置6と移動機構7
とからなる。
この実施例では可動型3は上方に位置し公知の
昇降機構(図示せず)により支持され、上下に移
動可能である。
昇降機構(図示せず)により支持され、上下に移
動可能である。
固定型2は下方に位置し例えば4ヶ所の貫通口
8に伸縮装置6を備え中央に凸部9を有す。
8に伸縮装置6を備え中央に凸部9を有す。
摺動型4は伸縮装置6に支持され可動型3の型
締方向と同一方向に固定型2の凸部9外周面10
の全周に亙つて伸縮装置6により摺動する。摺動
型4はスライドコア5が移動する側の面に移動機
構7を内装する空洞部11の開口面12を有し、
この実施例では空洞部11は摺動型4の上下方向
に貫通する。
締方向と同一方向に固定型2の凸部9外周面10
の全周に亙つて伸縮装置6により摺動する。摺動
型4はスライドコア5が移動する側の面に移動機
構7を内装する空洞部11の開口面12を有し、
この実施例では空洞部11は摺動型4の上下方向
に貫通する。
スライドコア5は摺動型4の伸縮装置6が配設
される側と反対側の面即ちこの実施例では上面に
移動自在に摺動型4に具設され、成形品13の内
側に向けられたアンダカツト部14に挿入され
る。
される側と反対側の面即ちこの実施例では上面に
移動自在に摺動型4に具設され、成形品13の内
側に向けられたアンダカツト部14に挿入され
る。
スライドコア5にはその下方から移動機構7の
一部が内装される内装孔15が穿設されている。
一部が内装される内装孔15が穿設されている。
移動機構7は杆材と駆動杆とからなりこの実施
例ではリンク機構とされ、摺動型4内に支点16
を有すとともにスライドコア5内に作用点17を
有し、リンク18の前後動にともない支点16を
中心として杆材であるリンク19が回動してスラ
イドコア5が移動する。
例ではリンク機構とされ、摺動型4内に支点16
を有すとともにスライドコア5内に作用点17を
有し、リンク18の前後動にともない支点16を
中心として杆材であるリンク19が回動してスラ
イドコア5が移動する。
スライドコア5は型締時には開口面12が閉封
されかつ型分離時には成形品13のアンダカツト
部14より内方まで移動する。
されかつ型分離時には成形品13のアンダカツト
部14より内方まで移動する。
伸縮装置6は可動型3と摺動型4との歯合の際
に十分な反力を有し、可動型3と摺動型4との歯
合面からは熔融樹脂が漏れることがない。伸縮装
置6としては必要なストローク等に応じて公知の
油圧シリンダ、空圧シリンダ、空圧スプリング、
ウレタンスプリング、鋼製ばね等任意に採用され
る。
に十分な反力を有し、可動型3と摺動型4との歯
合面からは熔融樹脂が漏れることがない。伸縮装
置6としては必要なストローク等に応じて公知の
油圧シリンダ、空圧シリンダ、空圧スプリング、
ウレタンスプリング、鋼製ばね等任意に採用され
る。
図示していないがスライドコア5の移動距離即
ち移動端を規制するために移動機構7にストツパ
等を必要に応じて設ける。
ち移動端を規制するために移動機構7にストツパ
等を必要に応じて設ける。
この様な構成からなるこの実施例の圧縮成形用
金型1を用いて第6図示する様なアンダカツト部
14を有する成形品13が以下の様に成形され
る。
金型1を用いて第6図示する様なアンダカツト部
14を有する成形品13が以下の様に成形され
る。
まず第1図示する状態から可動型3が降下して
摺動型4に当接し摺動型4とスライドコア5とが
降下しやがて第2図示する如く略キヤビイテイ2
0が構成され、次いで、固定型2の凸部9外周面
10とスライドコア5との隙間をなくすため、リ
ンク機構によりスライドコア5を外周面10に押
圧し、この状態で可動型3若しくは固定型2に設
けられた熔融樹脂通路(図示せず)より熔融樹脂
21を供給する(第2図参照)。
摺動型4に当接し摺動型4とスライドコア5とが
降下しやがて第2図示する如く略キヤビイテイ2
0が構成され、次いで、固定型2の凸部9外周面
10とスライドコア5との隙間をなくすため、リ
ンク機構によりスライドコア5を外周面10に押
圧し、この状態で可動型3若しくは固定型2に設
けられた熔融樹脂通路(図示せず)より熔融樹脂
21を供給する(第2図参照)。
その後直ちに可動型3をさらに降下させると摺
動型4とスライドコア5とが固定型2の凸部9の
外周面10に摺動しつつ降下し、同時に熔融樹脂
21はキヤビイテイ20に流動して型締めが完了
する。この際、摺動型4の開口面12はスライド
コア5に閉封されているので熔融樹脂21が漏れ
ることがない(第3図参照)。
動型4とスライドコア5とが固定型2の凸部9の
外周面10に摺動しつつ降下し、同時に熔融樹脂
21はキヤビイテイ20に流動して型締めが完了
する。この際、摺動型4の開口面12はスライド
コア5に閉封されているので熔融樹脂21が漏れ
ることがない(第3図参照)。
また摺動型4と固定型2との摺動面は型締めに
よつて成形される熔融樹脂21(成形品)の最外
端より内側であるから、成形品の端縁にはバリが
生じないこととなり、離型後のバリ取り工程が省
け、さらに作業者がバリ取り工程が省け、さらに
作業者がバリの先端で手を切るなどの不都合がな
い。
よつて成形される熔融樹脂21(成形品)の最外
端より内側であるから、成形品の端縁にはバリが
生じないこととなり、離型後のバリ取り工程が省
け、さらに作業者がバリ取り工程が省け、さらに
作業者がバリの先端で手を切るなどの不都合がな
い。
所要時間経過後、昇降機構を作動させて可動型
3を上昇させると摺動型4とスライドコア5とが
伸縮装置6により固定型2の凸部10の外周面1
1に摺動しつつ上昇し、伸縮装置6は完全に伸
び、スライドコア5の下面即ち摺動型4の上面は
固定型2の上面と同一若しくはそれより上方に位
置する(第4図参照)。
3を上昇させると摺動型4とスライドコア5とが
伸縮装置6により固定型2の凸部10の外周面1
1に摺動しつつ上昇し、伸縮装置6は完全に伸
び、スライドコア5の下面即ち摺動型4の上面は
固定型2の上面と同一若しくはそれより上方に位
置する(第4図参照)。
可動型3はこの後さらに上昇するとともに、移
動機構7(リンク機構)によりスライドコア5を
固定型2の上面即ち成形品13のアンダカツト部
より内方に移動する(第5図参照)。
動機構7(リンク機構)によりスライドコア5を
固定型2の上面即ち成形品13のアンダカツト部
より内方に移動する(第5図参照)。
その後、成形品13を金型1から取り出して成
形工程が完了する。
形工程が完了する。
この様にこの金型1はアンダカツトを内側に有
する成形品13を圧縮成形で成形できるので、即
ち型締めが完全に終了する以前にアンダカツト部
14を構成するとともにキヤビイテイ20を外部
と区画するので、配向等による残留応力が小さ
く、ねじれ等の変形の小さい成形品13を得るこ
とができ、かつ成形品13の生産性が良く、さら
に大きなアンダカツト部を有する成形品13でも
容易に成形することができる。
する成形品13を圧縮成形で成形できるので、即
ち型締めが完全に終了する以前にアンダカツト部
14を構成するとともにキヤビイテイ20を外部
と区画するので、配向等による残留応力が小さ
く、ねじれ等の変形の小さい成形品13を得るこ
とができ、かつ成形品13の生産性が良く、さら
に大きなアンダカツト部を有する成形品13でも
容易に成形することができる。
この考案において、熔融樹脂21を供給する時
期は前述する時期に限定されるものではなく、要
するに型締めが完了する以前に供給すれば良い。
期は前述する時期に限定されるものではなく、要
するに型締めが完了する以前に供給すれば良い。
この考案において熔融樹脂21は金型1に設け
た熔融樹脂通路から供給する必要はなく、金型1
外部に設けた熔融樹脂通路から供給しても良い。
た熔融樹脂通路から供給する必要はなく、金型1
外部に設けた熔融樹脂通路から供給しても良い。
この考案において型締方向即ち固定型2と可動
型3とが対向する位置は必ずしも上下に限定され
るものではなく水平方向等であつても良い。
型3とが対向する位置は必ずしも上下に限定され
るものではなく水平方向等であつても良い。
この考案において、摺動型は必ずしも固定型2
に摺動する必要はなく、例えば下方に位置する可
動型側に伸縮装置を設けこの伸縮装置に支持され
る摺動型としても良い。
に摺動する必要はなく、例えば下方に位置する可
動型側に伸縮装置を設けこの伸縮装置に支持され
る摺動型としても良い。
この考案において移動機構7は実施例の機構、
形状に限定されるものではなく、第7図乃至第8
図示する移動機構7としても良い。
形状に限定されるものではなく、第7図乃至第8
図示する移動機構7としても良い。
第7図において、移動機構7は各種のシリンダ
22とこのシリンダ22に摺動自在な軸23(摺
動杆)とからなり、スライドコア5にはその下部
から空洞部11に挿通される杆材5aが連設さ
れ、この杆材5aが前記軸23に連結され、この
スライドコア5は空圧シリンダ22により摺動型
4の上面を摺動自在である。
22とこのシリンダ22に摺動自在な軸23(摺
動杆)とからなり、スライドコア5にはその下部
から空洞部11に挿通される杆材5aが連設さ
れ、この杆材5aが前記軸23に連結され、この
スライドコア5は空圧シリンダ22により摺動型
4の上面を摺動自在である。
空洞部11はこの変更例の如く、摺動型4に上
下方向に貫通していなくても良い。
下方向に貫通していなくても良い。
第8図において、移動機構7を先端に雄ネジ2
4を有す回動自在なスピンドル25(駆動杆)と
このスピンドル25のスラストを受ける固定片2
6とからなり、スライドコア5の下部には前記変
更例の如く杆材5aが連接されてなり、スピンド
ル25の回動により摺動型4の上面を摺動自在で
ある。
4を有す回動自在なスピンドル25(駆動杆)と
このスピンドル25のスラストを受ける固定片2
6とからなり、スライドコア5の下部には前記変
更例の如く杆材5aが連接されてなり、スピンド
ル25の回動により摺動型4の上面を摺動自在で
ある。
27はスライドコア5に螺設される雌ネジであ
る。
る。
(考案の効果)
以上詳述した如くこの考案は固定型と可動型と
が対向して配設され、前記可動型の型締め及び型
開き方向に、伸縮装置により前記固定型もしくは
前記可動型の外周を摺動し固定型と可動型の間に
配設される摺動型と、この摺動型の前記伸縮装置
が配設される側と反対側の面を摺動し、成形品の
内側へ向くアンダカツト部を形成するスライドコ
アとからなり、摺動型と可動型若しくは固定型と
の摺動面は型締めによつて成形される成形品の最
外端より内側とされ、摺動型には型締め方向と同
方向の空洞部が設けられこの空洞部内には一端が
前記スライドコアに連結された杆材が挿通され、
この杆材の他端は駆動杆に連結され、前記スライ
ドコアは前記駆動杆によつて摺動型の伸縮装置が
配設される側とは反対側の面上を摺動可能とさ
れ、前記摺動型のスライドコアが設けてある面と
これに対向する金型が当接する時には前記スライ
ドコアによつて前記空洞部の開口面が閉鎖される
とともに成形品のアンダカツト部が成形され、こ
のスライドコアは固定型と可動型の型開き時には
成形品のアンダカツト部より内方へ位置される圧
縮成形用金型に係るものであるから、アンダカツ
トを有する成形品を圧縮成形で成形できるので配
向等による残留応力が小さく、ねじれ等の変形の
小さい成形品を得ることが出来、かつ成形品の生
産性が良く、さらに大きなアンダカツトを有する
成形品でも容易に成形することができるという効
果を持つ。
が対向して配設され、前記可動型の型締め及び型
開き方向に、伸縮装置により前記固定型もしくは
前記可動型の外周を摺動し固定型と可動型の間に
配設される摺動型と、この摺動型の前記伸縮装置
が配設される側と反対側の面を摺動し、成形品の
内側へ向くアンダカツト部を形成するスライドコ
アとからなり、摺動型と可動型若しくは固定型と
の摺動面は型締めによつて成形される成形品の最
外端より内側とされ、摺動型には型締め方向と同
方向の空洞部が設けられこの空洞部内には一端が
前記スライドコアに連結された杆材が挿通され、
この杆材の他端は駆動杆に連結され、前記スライ
ドコアは前記駆動杆によつて摺動型の伸縮装置が
配設される側とは反対側の面上を摺動可能とさ
れ、前記摺動型のスライドコアが設けてある面と
これに対向する金型が当接する時には前記スライ
ドコアによつて前記空洞部の開口面が閉鎖される
とともに成形品のアンダカツト部が成形され、こ
のスライドコアは固定型と可動型の型開き時には
成形品のアンダカツト部より内方へ位置される圧
縮成形用金型に係るものであるから、アンダカツ
トを有する成形品を圧縮成形で成形できるので配
向等による残留応力が小さく、ねじれ等の変形の
小さい成形品を得ることが出来、かつ成形品の生
産性が良く、さらに大きなアンダカツトを有する
成形品でも容易に成形することができるという効
果を持つ。
また、摺動型と可動型若しくは固定型との摺動
面が成形品の最外端より内方であるから、圧縮成
形の特性である成形品端縁のバリ発生を防止する
ことを前提として、アンダカツト部を成形でき
る。
面が成形品の最外端より内方であるから、圧縮成
形の特性である成形品端縁のバリ発生を防止する
ことを前提として、アンダカツト部を成形でき
る。
第1図乃至第8図はこの考案に係る圧縮成形用
金型の実施例及び変更例を説明する図で、第1図
は実施例の金型の縦断面図、第2図は第1図の次
工程の縦断面図、第3図は第2図の次工程の縦断
面図、第4図は第3図の次工程の縦断面図、第5
図は第4図の次工程の縦断面図、第6図は実施例
の金型により成形される成形品の斜視図、第7図
は変更例の縦断面図、第8図は他の変更例の縦断
面図である。 第9図乃至第10図は従来例を説明する図で、
第9図は従来例の金型の縦断面図、第10図は第
9図の次工程の縦断面図である。 1……金型、2……固定型、3……可動型、4
……摺動型、5……スライドコア、6……伸縮装
置、7……移動機構。
金型の実施例及び変更例を説明する図で、第1図
は実施例の金型の縦断面図、第2図は第1図の次
工程の縦断面図、第3図は第2図の次工程の縦断
面図、第4図は第3図の次工程の縦断面図、第5
図は第4図の次工程の縦断面図、第6図は実施例
の金型により成形される成形品の斜視図、第7図
は変更例の縦断面図、第8図は他の変更例の縦断
面図である。 第9図乃至第10図は従来例を説明する図で、
第9図は従来例の金型の縦断面図、第10図は第
9図の次工程の縦断面図である。 1……金型、2……固定型、3……可動型、4
……摺動型、5……スライドコア、6……伸縮装
置、7……移動機構。
Claims (1)
- 固定型と可動型とが対向して配設され、前記可
動型の型締め及び型開き方向に、伸縮装置により
前記固定型もしくは前記可動型の外周を摺動し固
定型と可動型の間に配設される摺動型と、この摺
動型の前記伸縮装置が配設される側と反対側の面
を摺動し、成形品の内側へ向くアンダカツト部を
形成するスライドコアとからなり、摺動型と可動
型若しくは固定型との摺動面は型締めによつて成
形される成形品の最外端より内側とされ、摺動型
には型締め方向と同方向の空洞部が設けられこの
空洞部内には一端が前記スライドコアに連結され
た杆材が挿通され、この杆材の他端は駆動杆に連
結され、前記スライドコアは前記駆動杆によつて
摺動型の伸縮装置が配設される側とは反対側の面
上を摺動可能とされ、前記摺動型のスライドコア
が設けてある面とこれに対向する金型が当接する
時には前記スライドコアによつて前記空洞部の開
口面が閉鎖されるとともに成形品のアンダカツト
部が成形され、このスライドコアは固定型と可動
型の型開き時には成形品のアンダカツト部より内
方へ位置される圧縮成形用金型。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985076887U JPH045293Y2 (ja) | 1985-05-23 | 1985-05-23 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985076887U JPH045293Y2 (ja) | 1985-05-23 | 1985-05-23 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61192818U JPS61192818U (ja) | 1986-12-01 |
JPH045293Y2 true JPH045293Y2 (ja) | 1992-02-14 |
Family
ID=30619438
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1985076887U Expired JPH045293Y2 (ja) | 1985-05-23 | 1985-05-23 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH045293Y2 (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5625376A (en) * | 1979-08-03 | 1981-03-11 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | Direct current-to-direct current converting circuit |
-
1985
- 1985-05-23 JP JP1985076887U patent/JPH045293Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5625376A (en) * | 1979-08-03 | 1981-03-11 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | Direct current-to-direct current converting circuit |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61192818U (ja) | 1986-12-01 |
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