JPS5976233A - 成形機の型締板位置制御装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は合成樹脂を射出成形する場合に使用される型
締装置に取付けられた型締板制御装置の制御機構に関す
るものである。

閉鎖した金型内に溶融樹脂を射出充填し、次に金型の閉
鎖位置を変更して上記溶融樹脂を膨張または圧縮する射
出発泡または圧縮成形法では、金型の閉鎖位置を２段に
変更する手段が必要とされている。

上記金型の閉鎖位置の変更手段として、可動プレートと
型締シリンダとの間に、型締シリンダ側に固定した保持
部材と、型締ラムの可動プレート側周囲に設けた制御部
材とからなり、それら部材はいずれか一方の回動により
互に接して射出時にお幻る可動プレートの後退を一定範
凹に制御する型締板制御装置（特願昭５６−１１．３３
０６号）を先に開発した。しかしこの装置では型厚調節
リングを可動プレート側の固定部に取付けてはいるが、
制御部拐の位置変更装置有せぬことから、可動フ０レー
トの位置を犬ｌＪに変更することができず、型厚が著し
く異なる金型を取付けることができない欠点があった。

この発明は上記欠点を除去するために考えられたもので
あって、固定板側に設けた制御機構の移動により、型厚
調節はもとより、型締板の大巾な位置変更をもきわめて
容易に行うことができる装置を提供しようとするもので
ある。

上記目的によるこの発明は、型締板と固定板とにわたり
固定部材と回転部材とを配設し、両部材の当接により型
締板の後退位置を制御する装置において、上記回転部材
を周側面にねじを施した本体内に回動自在に設けるとと
もに、上記固定部材を型締板側に取付け、周縁に調整リ
ングを回転自在に設けた固定板中央の取付穴に、上記本
体を移動自在に嵌装し、かつ本体と調整リングとを螺合
して、上記固定部材に対し回転部材を接離自在に設けて
なり、上記調整リングによる回転部材の軸方向移動によ
り、型厚調整や型締板の位置変更を容易にできるように
してなるものである。

以下この発明を図示の竪型の型締装置を例として詳細に
説明する。

１は台盤で側部に複数の型締シリンダ２．２を縦方向に
有する。この型締シリンダ２．２には台盤１より上方に
突出した中空で所要長さの型締ピストン３．３が設けて
あり、その型締ピストン３．３の上端部に型締板４が連
結しである。

また型締ピストン内には下端部を型締シリンダ側に固定
したタイロッド５．５が貫挿してあり、そのタイロッド
５．５の上端部に上記型締板４を受ける固定板６が連結
しである。

上記型締板４と固定板６との間には、型締板上に住設し
た一定長さの固定部材７と、固定板中央に昇降自在に取
付けた制御機構８とによる型締板制御装置が設けである
。

上記制御機構８は、固定板６の中央部に形成した取付穴
に、キー９を用いて昇降自在に嵌装された筒状形の本体
１０と、その本、体】０の内部に組込んだ筒形状の回転
部材１１と、本体頂部の座板１２に設置され、かつ駆動
軸】３を上記回転部材１１に接、読したロータリアクチ
ュエタ１４とから構成され、本体１０の下部周側面には
昇降用のねじが施しである。

このねじは取付穴の下部周縁に受部材１５をもって回転
自在に設けた調整り／グ１６の内側に施したねじと螺合
し、これにより制御機構全体が固定板６に装置されてい
る。

上記固定部材７の周側及び回転部材１１の内周側には、
四方に交互に形成され、かつ互に嵌合する同形状の凸条
１７と凹溝１８とが設けてあり、それら凸条１７と凹溝
［８が、第２図に示すように、相互に嵌合した状態に、
上記固定部材７と回転部材１１とがあるとき、型締板４
は制御機構８に関係なく、第１図に示す位置まで型締ピ
ストン５．５により後退移動させることができる。

また上記回転部材１１がロータリアクチュエタ１４によ
り４５°回動したときには、第３図に示すように、両方
の凸条１７．１７が端面にて互に接し、型締板４の後退
を第４図に示す位置に制御する。そして型締ピストン３
．３を介しての型締力の強さに関係なく、型締板４に加
わる射出圧力は制御機構８を介して固定板６に受は止め
られ、射出時における型開きが防止される。

更に寸だ使用金型の厚みによって、台盤１と型締板４と
の間の金型取付スペース１９を変えたいときには、調整
リング１６を）・ンドル操作により回動する。その回動
方向によって本体１０がねじにより上下いずれかの方向
に垂直移動する。

第５図は制御機構８を上昇させた場合であって、本体１
０と共に回転部材１１も上昇し、固定部材７との間に移
動ス被−ス２０が生じ、その分だけ型締板４を移動して
、金型取付ス啄−スを拡大することができる。

なお図中２１．２２は金型取付板、２３．２４は油圧作
動の突出ピンである。

この発明は上述のように、固定部材１１を周側面にねじ
を施した本体】０内に回転自在に設けるとともに、固定
部材７を型締板４側に取付け、周縁に調整リング１６を
回転自在に設けた固定板６の中央の数句穴に、本体１０
を移動自在に嵌装し、本体１０と調整リング１６とを螺
合して、上記固定部材７に対し回転部拐】６を接離自在
に設けたことから、調整リングの回動により制御機構８
の位置をいかようにも変更できる。したがって、型締板
と固定板との間に型締板制御装置が設けられていても、
型締板の後退位置が制御されず、型厚が著しく異なる金
型をも取付けることができる。

また固定板に制御機構を嵌装し、本体と調整リングを螺
合するだけでよいから、制御機構の取付けにも手数を要
せず、また竪型の型締装置には勿論のこと横型のものに
も応用できるなどの特長を有する。

【図面の簡単な説明】

図面はこの発明に係る型締板制御装置の制御機構の１実
施例を示すもので、第１図は型開時における型締装置の
半部縦断正面図、第２図は制御機構の横断平面図、第３
図は回転部材を回動した際の制御機構の横断平面図、第
４図は型締時の型締装置の半部縦断正面図、第５図は型
締制御装置の半部縦断正面図である。 １・・・・台盤、　　　　　　２・・・・型締７リング
、３・・・・型締ピストン、　　４・・・・・型締板、
５・・・・・タイロッド、　　　６・・・・・・固定板
、７・・・・・固定部材、　　　　８　・・・制御機構
、９・・・・・・キー、１０・・・・本体、１１・・・
・回転部材、 １４・・・・・・ロータリアクチュエタ、１６・・・・
・・調整リング、　　１７・・・・・・凸条、１８・・
・凹溝。 特許出願人　　日精樹脂工業株式会社

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 台盤側の型締ピストンに連結しだ型締板と、一端を台盤
   側に固定したタイロッドの他端に連結した固定板とにわ
   たり、固定部材と回転部材とを配設し、両部材の当接に
   より型締板の後退位置を制御する装置において、上記回
   転部材を周側面にねじを施した本体内に回動自在に設け
   るとともに、上記固定部材を型締板側に取付け、周縁に
   調整リングを回転自在に設けた固定板中央の取付穴に、
   上記本体を移動自在に嵌装し、かつ本体と調整リングと
   を螺合して、上記固定部材に対し回転部材を接離自在に
   設けてなる型締板制御装置の制御機構。