JPH018345Y2 - - Google Patents

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JPH018345Y2
JPH018345Y2 JP14619883U JP14619883U JPH018345Y2 JP H018345 Y2 JPH018345 Y2 JP H018345Y2 JP 14619883 U JP14619883 U JP 14619883U JP 14619883 U JP14619883 U JP 14619883U JP H018345 Y2 JPH018345 Y2 JP H018345Y2
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JP
Japan
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plate
mold clamping
control mechanism
receiving member
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JP14619883U
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JPS6053524U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は射出圧縮または発泡成形を行なうこ
とができる成形機の型締板位置制御装置に関する
ものである。
閉鎖した金型内に溶融樹脂を射出充填し、次に
金型の閉鎖位置を変更して溶融樹脂を膨張または
圧縮する成形方法では、金型の閉鎖位置を2段に
変更する手段が必要とされている。
そこで金型の閉鎖位置を2段に変更できる装置
(特開昭59−76233号公報参照)先に開発した。こ
の装置は型締板の後退位置を制御する制御機構内
の受け部材を、本体とともに移動できるようにし
て、制御位置を変えることができることから、そ
こに使用される金型の型厚がその都度異なつて
も、制御機構を他のサイズのものに交換すること
なく成形を行なうことができて頗る具合がよいの
であるが、制御機構の軸方向移動をネジリードに
より行なつているため、固定板側に取付けた回動
用の内側にねじを有する調整リングと、本体側部
に設けたねじとの噛合部分や、固定板と調整リン
グとの間などにに僅かな間隙が生じており、この
間隙があるために、位置制御後の型締力により本
体とともに受け部材が、間隙分だけ移動すること
になり、これが原因で微細な膨張代または圧縮代
の設定を正確に行ない難い場合があつた。
この考案は上記問題を解決するために考えられ
たものであつて、その目的は簡単な手段により上
記間隙を必要に応じて除去することができる新た
な型締板位置制御装置を提供することにある。
上記目的によるこの考案は、台盤に固定した複
数本のタイロツドの端部に固定板を連結し、台盤
と固定盤との間に型締板をタイロツドに挿通して
移動自在に設けるとともに、その型締板を台盤両
側の型締シリンダの型締ピストンに連結し、型締
板の固定盤側に突設した軸状の固定部材を受ける
制御機構を固定板中央部に備え、制御機構内と上
記固定部材の外周側とに互いに嵌合する複数の凸
条と凹溝とを長手方向に設け、上記制御機構を円
筒形で下側周囲にねじを有する本体と、円筒状で
内周側に上記凸条及び凹溝を有し、かつ本体内に
回動自在に篏装されて本体の一端部に開口を形成
した受け部材と、本体の他端部に設置された受け
部材の回動装置と、上記固定板の中央部に形成し
た穴部の内側開口端周縁に、受け金をもつて回動
自在に取付けられ、かつ軸方向に可動自在に穴部
内に挿入された上記本体と下部にて螺合する調整
リングとから構成し、上記固定板と制御機構とに
わたり上記本体を固定板外方へ押圧する調整シリ
ンダを設け、この調整シリンダにより上記ねじ噛
合部分などの間隙を除去しようとするものであ
る。
以下この考案を図示の堅型成形機を例として詳
細に説明する。
図中1は台盤で、側部両側に型締シリンダ2,
2が縦に取付けてある。この型締シリンダ2,2
から台盤1の上方には所要長さの中空の型締ピス
トン3,3が突出しており、その型締ピストン
3,3の上端部に型締板4が連結してある。
また型締シリンダ2と型締ピストン3には、そ
れぞれタイロツド5が貫設してあり、それらタイ
ロツド5,5の下端部は型締シリンダ側に止着さ
れ、また先端部には固定板6が連結してある。
上記型締板4の固定盤側中央には一定長さの軸
状の固定部材7が取付けてあり、また固定板6の
中央部には上記固定部材7を介して型締板4の後
退位置を制限する制御機構8が設けてある。
上記制御機構8は、円筒形で下側周囲にねじを
有する本体10と、その本体10内に上部を軸承
して回動自在に篏装され、本体10の下端部を開
口となした円筒状の受け部材11と、本体の上端
部に取付けた座板12の上に設置され、かつ駆動
軸13を受け部材11の上部に接続したロータリ
ーアクチユエータなどによる回動装置14と、上
記固定板の中央部に形成した穴部の内側開口端周
縁に、受け金16をもつて回動自在に取付けられ
た内側にねじを有する調整リング16とからな
る。
また上記固定部材7の外側と上記受け部材11
の内側には、互に嵌合する複数の凸条17及び凹
溝18が四方にそして長手方向に設けてある。
上記本体10は内部の受け部材11及び上端部
の回動装置14と共に、固定板6の穴部にキー9
を用いて軸方向にのみ移動するよう貫挿され、ま
た下側周囲を上記調整リング11に螺合して、調
整リング16の回動により上下移動するように固
定板6に設けられている。
型締板4側に固定部材7を、固定板6側に制御
機構8を備えたこの成形機では、固定部材7と受
け部材11の両方の凸条17と凹溝18が互いに
嵌合する状態(第2図参照)に、受け部材11の
向きがセツトされていると、固定部材7は受け部
材11内に受け入れられ、制御機構8に制限され
ることなく、第4図に示す位置まで充分に後退移
動して型開をなす。
しかし固定部材7と受け部材11の両方の凸条
が互いに衝合するような状態(第3図参照)に、
受け部材11がセツトされているときには、固定
部材7が受け部材11の開口端と衝合して第1図
に示す位置に後退移動が制限される。この受け部
材11のセツトは、上記回動装置14により受け
部材11を都度に所要角度(たとえば45゜)だけ
回動することによつて行なわれる。
したがつて射出圧縮成形を行なう場合には、圧
縮距離を残した位置まで型締を行ない、このごに
受け部材11を回動して型締板4の後退位置を制
御し、射出圧を固定部材7と制御機構8を介して
受けるようにする。そして射出充填が完了したの
ち、その制御位置から型締板4を前進移動して圧
縮を行なう。成形後の型開は、前述のように両方
の凸条17と凹溝18が互いに嵌合するように受
け部材11を回動によりセツトするだけ行なうこ
とができる。
また射出膨張成形の場合は、型締後に受け部材
11を回動して後退距離を設定し、射出充填が完
了したのち固定部材7が受け部材11と衝合する
位置まで金型を開けばよい。
これら成形における固定部材7と受け部材11
との間隔は、調整リング16の回動により行なわ
れる。調整リング16を回動すると、制御機構8
はキー9により回動が阻止されているため、穴部
内を上下いずれかの方向に移動し、固定部材7と
受け部材11とのスペースが増し或は減少する。
また僅かな金型の型厚変動に伴なう上記スペー
スの増減のみならず。そこに使用される金型に著
しい型厚の差があるときにも、上記調整リング1
6の回動をもつて台盤1と型締板4との間の金型
スペース19を拡大或は縮小することができる。
20は油圧または空気圧による調整シリンダで
制御装置8と平行にして固定板6の外側に設けて
ある。この調整シリンダ20のピストン21は、
本体上の座板12に連結してあり、これにより本
体10を受け部材11とともに、固定板外方へ押
圧して固定板6と調整リング16との間aや本体
11と調整リング16のねじ相互の噛合部分b
(第5図参照)の間隙を、必要に応じて除去する
ことができるようにしてある。
この間隙の除去は、調整リング16の回動をも
つて、本体10とともに受け部材11を軸方向に
移動し、所定の制御位置にセツトしたのち、上記
調整シリンダ20に油圧等を供給して行なわれ
る。
また型締板4の制御位置を変更する場合には調
整シリンダ20の圧抜きを行なつて、本体10に
対する押圧力を除く、これにより調整リング16
の回動は容易となり、本体10はキー9の介在に
より軸方向に移動する。
この考案は上述のように、調整リング16の回
動により制御機構8の位置を金型の型厚に応じて
自由に変更でき、したがつて型締板4と固定板6
との間に制御機構8が介在しているために使用金
型の型厚が限定されることとがなく、また後退制
御位置の調整及び変更も調整リング16の回動の
みをもつて行ない得るから、調整及び変更に際す
る操作も容易で手数がかからない。
更にこの考案では、固定板6と制御機構8とに
わたり上記本体10を固定板外方へ押圧する調整
シリンダ20を設けてなることから、ねじ相互の
噛合部分や固定板と調整リングとの間の間隙が原
因とされる位置決め精度の問題が解決され、微小
な膨張代や圧縮代が要求される成形品の場合にも
調整シリンダの操作のみをもつて容易に位置制御
ができる。また固定板に調整シリンダを設けて制
御機構側と連結するだけでよいから、構造も特に
複雑とならず、コスト高となるようなこともない
などの特長を有する。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案に係る成形機の型締板制御装置
の1実施例を示すもので、第1図は型締板の後退
位置制御時の成形機の半部縦断正面図、第2図は
固定部材受け入時の制御機構の横断面図、第3図
は後退位置制御時の制御機構の横断面図、第4図
は型開時の成形機の半部縦断正面図、第5図は成
形機上部の半部縦断正面図である。 1……台盤、2……型締シリンダ、3……型締
ピストン、4……型締板、5……タイロツド、6
……固定板、7……固定部材、8……制御機構、
9……キー、10……本体、11……受け部材、
14……回動装置、15……受け金、16……調
整リング、17……凸条、18……凹溝、20…
…調整シリンダ、21……ピストン。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 台盤に固定した複数本のタイロツドの端部に固
    定板を連結し、台盤と固定盤との間に型締板をタ
    イロツドに挿通して移動自在に設けるとともに、
    その型締板を台盤両側の型締シリンダの型締ピス
    トンに連結し、型締板の固定盤側に突設した軸状
    の固定部材を受ける制御機構を固定板中央部に備
    え、制御機構内と上記固定部材の外周側とに互い
    に嵌合する複数の凸条と凹溝とを長手方向に設
    け、上記制御機構を円筒形で下側周囲にねじを有
    する本体と、円筒状で内周側に上記凸条及び凹溝
    を有し、かつ本体内に回動自在に篏装されて本体
    の一端部に開口を形成した受け部材と、本体の他
    端部に設置された受け部材の回動装置と、上記固
    定板の中央部に形成した穴部の内側開口端周縁
    に、受け金をもつて回動自在に取付けられ、かつ
    軸方向向に可動自在に穴部内に挿入された上記本
    体と下部にて螺合する調整リングとから構成し、
    上記固定板と制御機構とにわたり上記本体を固定
    板外方へ押圧する調整シリンダを設けてなる成形
    機の型締板位置制御装置。
JP14619883U 1983-09-21 1983-09-21 成形機の型締板位置制御装置 Granted JPS6053524U (ja)

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JP14619883U JPS6053524U (ja) 1983-09-21 1983-09-21 成形機の型締板位置制御装置

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JPS6053524U JPS6053524U (ja) 1985-04-15
JPH018345Y2 true JPH018345Y2 (ja) 1989-03-06

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