JPH06320590A - 押出成形機を利用した大容量射出方法およびその装置 - Google Patents

押出成形機を利用した大容量射出方法およびその装置

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JPH06320590A
JPH06320590A JP5113120A JP11312093A JPH06320590A JP H06320590 A JPH06320590 A JP H06320590A JP 5113120 A JP5113120 A JP 5113120A JP 11312093 A JP11312093 A JP 11312093A JP H06320590 A JPH06320590 A JP H06320590A
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arm
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 大きな面積を有するフォークリフト用パレッ
ト等の場合も、均一な厚さを持った成形品がたやすく得
られる。 【構成】 摺動移動する計量シリンダー4の溶融樹脂出
口4bに伸縮自在とした二重パイプ構造のノズルアーム
17を設け、ノズルアーム先端に90°回転させること
により開閉する回転バルブ16を介してノズルバルブ1
9を備えた先細で、先の広がった扇形状ノズルヘッド1
8を設け、計量シリンダー出口部に先端のノズルアーム
を回転させるアクチュエーター25とアーム26からな
るノズルアーム回転装置を設け、計量シリンダーとノズ
ルアームの後退同調装置を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は押出成形機を利用した大
容量射出成形機構において、大容量の溶融樹脂を下金型
キャビティ上に射出配布する大容量射出方法およびその
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、押出成形機を利用した大容量射出
成形機構には、本件出願人の発明に係る特願平3−32
7970号がある。
【0003】前記発明は押出成形機により溶融し、計量
シリンダーにチャージされた溶融樹脂を、射出時にはノ
ズル部分が下金型のセンター上に移動し、ノズルが射出
開始から完了までそのセンターを維持するようにされて
いた。
【0004】そのために計量シリンダーが射出を行うと
き、油圧シリンダーによって後退するストローク分を補
うため、伸縮する二重構造のパイプを計量シリンダーと
ノズルアームの回転式バルブとの間に連結し、常にノズ
ルが下金型のセンター位置を維持するように装置してい
た。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の押出成形機を利
用した大容量射出成形機構では、ノズルから射出される
樹脂は渦巻状に旋回し、下金型のセンター部分に円錐状
に盛り上がって供給される。
【0006】そして射出完了時のノズルから射出される
最後の樹脂はノズル先端部に設備したノズルバルブによ
って切り離され、盛り上がった円錐部分に落下するが、
その樹脂量はかなりの量になる。
【0007】それに均一な円錐状の供給樹脂上へ落下す
るため、その柔らかい樹脂の円錐が崩れ、縦型型締機構
で上金型を下金型上にプレスしても、正常な放射状には
広がらず、成形品の4コーナー部の厚さが均一でなくな
るという難点があった。
【0008】本発明は大きな面積を有するフォークリフ
ト用パレット等の場合も、均一な厚さを持った成形品が
たやすく得られる押出成形機を利用した大容量射出方法
およびその装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明は押出成形スクリューを挿嵌した固定ピスト
ンに対して計量シリンダーを摺動自在とした大容量射出
成形機構において、摺動移動する計量シリンダーの溶融
樹脂出口に伸縮自在とした二重パイプ構造のノズルアー
ムを設ける。
【0010】そしてノズルアーム先端に、90°回転さ
せることにより開閉する回転バルブを設け、その先端に
厚みが先細で、先端が広がった扇形状ノズルヘッドを連
結して設ける。
【0011】また前記計量シリンダー出口部に伸縮自在
の二重パイプ構造をしたノズルアームを回転させるノズ
ルアーム回転装置を設ける。
【0012】そしてノズルアーム回転装置によりノズル
アームを下金型センター位置に回転させ、回転バルブを
開き、押出成形機の押出成形スクリューにより供給され
る溶融樹脂を回転バルブを介して計量シリンダーからノ
ズルアームに導く。
【0013】さらに射出による計量シリンダーの後退と
射出時に下金型センター上に伸びたノズルアームの後退
を同調させ、大、中、小のフォークリフト用パレット等
の場合に、溶融樹脂の射出配布ストロークの調整を行う
同調装置を設ける。
【0014】
【作用】計量シリンダー4の溶融樹脂出口4bに設けた
回転バルブ16はノズルアーム17が待機位置にある時
は閉となっているから、計量シリンダー4は押出機の押
出成形スクリュー2からの溶融樹脂をチャージし、前進
する。
【0015】そして計量シリンダー4の全ストロークに
近い位置に来たとき、竪型型締機構のタイバー28に干
渉しない長尺寸法でノズルアーム17が回転を始め、型
締機構に取り付けられた下金型29上へ回転する。
【0016】次にノズルアーム17が下金型29の左右
方向センターライン上へ来たとき、回転バルブ16は開
となるから、回転バルブ16を介して計量シリンダー4
にチャージされた溶融樹脂はアクチュエーター6のピス
トン7の低速、低圧、後退作動による樹脂圧によりノズ
ルアーム17の二重パイプを一杯に延伸する。
【0017】そして扇形状ノズルヘッド18に設置され
た圧力センサー22よりの感知信号によりノズルバルブ
開閉装置のアクチュエーター23が作動し、ラック24
とノズルバルブ19の弁棒20側端のギヤー20bとの
噛合によりノズルバルブ19は開となる。
【0018】そのときアクチュエーター23のノズルバ
ルブ19が開となる作動端に設けたセンサー30よりの
信号で前記アクチュエーター6のピストン7の前進作動
を開始させて射出開始が行われる。
【0019】そして射出が進むにしたがって、計量シリ
ンダー4は後退を続行し、下金型29のセンターポイン
トを中心として前後方向に同じストロークだけ溶融した
樹脂を均一に射出配布することができる。
【0020】また前記アクチュエーター23のセンサー
30よりの信号で射出開始が行われるが、その時点での
計量シリンダー4の位置、即ち加圧可動板5に設けた指
針14の位置をマグネスケール13又はエンコーダーに
よってその原点を読み、射出進行中のシリンダー4の位
置を読み、射出容量を設定したストロークに達したとき
に信号を制御装置31に送り、アクチュエーター6のピ
ストン7の前進をストップさせる。
【0021】
【実施例】本発明実施の一例を示した添付図面について
詳細に説明する。
【0022】図1は押出成形機を利用した大容量射出成
形機構を示すもので、図2、図3はノズルヘッドのもの
で、図4は各サイズの下金型に対する計量シリンダーと
ノズルアームとの後退の同調装置を示したものである。
【0023】図5は同調装置を平面方向から見たもの
で、図6は下金型上を移動するノズルの動きを示したも
ので、図7は同ノズルの軌跡と配布された溶融樹脂の範
囲を示したものである。
【0024】1は押出成形機のベッド27上に設けた加
熱シリンダーで、外面周囲にシリンダー1加熱用のバン
ドヒーター21を巻き付けたものである。
【0025】2は加熱シリンダー1の内面に回転自在に
挿嵌した押出成形スクリューで、該スクリュー2のスク
リュー溝に原料ホッパー(図示せず)からの熱可塑性樹
脂を収容移送し、該移送中に熱可塑性樹脂を溶融するも
のである。
【0026】3は後述の計量シリンダー4内に挿嵌する
固定ピストンで、外径が前記加熱シリンダー1のバンド
ヒーター21に接触しないように大きくし、内径を加熱
シリンダー1の内径と同一とし、先端部を先細のテーパ
3aとしたものである。
【0027】4は外周に前記同様のバンドヒーターを巻
き付けた計量シリンダーで、固定ピストン3の外径を嵌
入し、ピストン3を隙間なく摺動自在とし、先端部に固
定ピストン3先端部の先細のテーパ3aを嵌入するテー
パ孔4aを穿設し、先端に溶融樹脂出口4bを付設した
ものである。
【0028】そして計量シリンダー4の基端にシリンダ
ー4の内径と等しい孔5aを穿設した加圧可動板5を固
定し、加圧可動板5の先端側面の左右に射出用アクチュ
エーター6,6を固定する。
【0029】それぞれのアクチュエーター6のピストン
7に固定したタイバーシャフト8を、アクチュエーター
6先端の孔6aと加圧可動板5の孔5bに挿嵌し、該両
側のタイバーシャフト8を押出成形機のベッド27の先
端部と加熱シリンダー1の中間部とに固定したタイバー
固定板9,10に装着したものである。
【0030】11は射出用給油孔で、加圧可動板5の両
側より各アクチュエーター6の計量シリンダー4の基端
側と連通したもので、加圧可動板5とピストン7間に油
を供給し、加圧可動板5を計量シリンダー4と共に、固
定ピストン3が計量シリンダー4に挿入する方向に移動
させるものである。
【0031】12は射出後退用給油孔で、各タイバーシ
ャフト8の先端からシャフト8の中心を通り、ピストン
7の直前で計量シリンダー4と連通したもので、アクチ
ュエーター6先端部とピストン7間に油を供給し、加圧
可動板5を計量シリンダー4と共に、固定ピストン3が
計量シリンダー4から抜出する方向に移動させるもので
ある。
【0032】13はマグネスケールで、押出成形機のベ
ッド27に設備したもので、加圧可動板5に付設した指
針14の動きを感知し、計量シリンダー4の射出前の原
点位置と射出進行中の位置を読み、設定射出量に対応す
るストロークに達したときに、信号を発し、それぞれの
アクチュエーター6の作動を停止するもので、エンコー
ダーを利用することもできる。
【0033】15は計量シリンダー4の溶融樹脂出口4
bに固定した回転バルブ枠体で、周囲に前記同様のバン
ドヒーターを巻き付け、該出口4bと連続する開口15
aを有し、開口15aと連続する孔16aを穿設した回
転バルブ16を後述の下部支えセンター軸32に挿嵌し
たものである。
【0034】17は二重パイプ構造のノズルアームで、
外筒17aに内筒17bを抜出不能に、かつ摺動自在に
挿嵌したもので、内筒17bを回転バルブ枠体15の開
口15aと連続する回転バルブ16の孔16aに連結し
たものである。
【0035】また外筒17aの外面に前記同様の加熱用
バンドヒーター21を巻き付けたもので、溶融樹脂を加
熱して溶融状態を保持するものである。
【0036】18はノズルヘッドで、図2、図3に示す
ように先細の、先端部の広がった扇形状としたもので、
基部に固定したフランジ18aをノズルアーム17の外
筒17a先端に固定したフランジ17cに固定し、上下
面に前記同様のバンドヒーター21貼り付けたものであ
る。
【0037】そしてノズルヘッド18の先端にその先端
の開口18bと長さと幅の等しいスリット19aを穿設
したノズルバルブ19を固定し、該バルブ19内にスリ
ット19aと長さと幅の等しいスリット20aを穿設し
た弁棒20を挿嵌する孔19bを穿設したものである。
【0038】22はノズルヘッド18内に設置した圧力
センサーで、23はノズルヘッド18に固定した取付板
23a等に設備したエアーシリンダーよりなるアクチュ
エーターであり、弁棒20側端に固定したギヤー20b
と噛合するラック24を先端に固定したものである。
【0039】そして該ノズルヘッド18内に溶融樹脂が
充填されると、圧力センサー22で感知してアクチュエ
ーター23を作動させ、ラック24,ギヤー20bを介
して弁棒20を回転させ、ノズルバルブ19を開とす
る。
【0040】25は計量シリンダー4の先端部に付設し
たノズルアーム回転装置としてのアクチュエーターで、
前記回転バルブ16の回転バルブ枠体15への支持軸で
ある下部支えセンター軸32に固定したアーム26の先
端にその先端部を回動自在に取り付けたものである。
【0041】そしてアクチュエーター25を作動させる
ことによってアーム26を介して下部支えセンター軸3
2を回転させ、回転バルブ16を回転バルブ枠体15内
で旋回させる。
【0042】33はスラストベアリングで、後述の3段
ギヤーの支持軸32a先端を挿嵌した回転台33aを押
出成形機のベッド27上を摺動する摺動台33bに回転
自在に支持するものである。
【0043】34は二重パイプ構造のノズルアーム17
の先端部に取り付けた取付具35にユニバーサルジョイ
ント36で固定した丸棒状の移動ラックで、表裏にラッ
クギヤー34a,34bを刻設したものである。
【0044】37,38,39はそれぞれ大、中、小の
ギヤーで、3段ギヤーとして一体としたもので、3段ギ
ヤー支持軸32aに回転自在に挿嵌したもので、移動ラ
ック34のラックギヤー34a,34bと噛合し、小ギ
ヤー39と押出成形機のベッド27上に固定した固定ラ
ック40を噛合させ、計量シリンダー4の射出時の後退
量と例えば大、中、小のパレットを成形する場合等のそ
れぞれノズルアーム17の後退量を同調させるものであ
る。
【0045】41は移動ラック34を挿嵌する滑り軸受
け42にそのピストン41aを固定したエアーシリンダ
ーよりなるアクチュエーターで、移動ラック34を大、
中、小のギヤー37,38,39に押し付け、又は引き
離し、噛合させたり、噛合を解除するものである。
【0046】このとき小ギヤー39は常に前記固定ラッ
ク40と噛合させているので、歯幅を大、中のギヤー3
7,38の2倍以上とし、移動ラック34と固定ラック
40を同時に噛合可能とする。
【0047】ここで移動ラック34の裏面のラックギヤ
ー34bは、パレットの下金型には製品デザインによっ
て、どうしても従来の下金型のセンターポイントで射出
しなければ、成形しにくい製品もあり、その場合射出時
に計量シリンダー4は固定シリンダー3に対して後退動
作を行うため、ノズルアーム17は逆に前進(延伸)動
作をして下金型のセンター位置を維持するように、大、
中、小のギヤー37,38,39の反対側から押し付け
るためのものである。
【0048】またアクチュエーター41は計量シリンダ
ー4が溶融樹脂のチャージによって前進して来るときに
は、移動ラック34との噛合を解除しておき、射出前の
ノズルアーム17の収縮ストローク寸法を大きくするた
めに、射出用アクチュエーター6,6を低圧、低速で作
動させることによって、計量シリンダー4が後退してノ
ズルアーム17を延伸させた後、アクチュエーター41
が移動ラック34を大、中、小のギヤー37,38,3
9に押し付けて噛合し、射出開始を行うようにする。
【0049】43は前記ノズルヘッド18の扇形状内部
に設けた多数の流線型状邪魔板で、先細でノズル口幅の
広いノズルヘッド18先端部に溶融樹脂を均等に配布す
るためのものである。
【0050】また邪魔板43にはノズルヘッド18の上
下面に張りつけたバンドヒーター21の熱が伝達され、
溶融樹脂の流れと混練を良くする働きもある。
【0051】44は前記弁棒20のスリット20aに設
けた数個のリブで、スリット20a内を数個の長孔に区
分するもので、該リブ44のノズル口幅の両側方向に傾
いた傾斜面45を成形する。
【0052】本発明を使用するに当たっては、押出成形
機の加熱シリンダー1で溶融された樹脂が押出成形スク
リュー2の回転により計量シリンダー4内にチャージさ
れる。
【0053】このときノズルヘッド18は図1(図7の
下金型29外の位置)に示すように待機位置にあり、回
転バルブ16は閉の状態にあるため、計量シリンダー4
は樹脂のチャージ圧力によって前進してゆく。
【0054】そして計量シリンダー4が全ストロークに
近い位置まで伸長したとき、竪型型締機構のタイバー2
8に干渉しない長尺寸法となり、二重パイプ構造のノズ
ルアーム17が回転を始める。
【0055】ノズルアーム17の回転はアクチュエータ
ー25を作動することにより、アーム26を介して回転
バルブ枠体15内に回転バルブ16を回転することに行
われる。
【0056】そしてノズルアーム17の先端のノズルヘ
ッド18が型締機構に取り付けられた下金型29の面上
を旋回し、下金型29のセンターポイントに来たとき、
ノズルアーム17がアクチュエーター6,6の低速、低
圧の後退作動による樹脂圧で大、中、小のパレット等の
下金型29の面上を設定位置まで延伸する。
【0057】そこでノズルヘッド18内に設けた圧力セ
ンサー22が、ヘッド18内が溶融樹脂で充満されたこ
とを感知すれば、その信号によりアクチュエーター23
を作動させる。
【0058】アクチュエーター23の作動はラック2
4、ギヤー20bを経て弁棒20を回転させ、ノズルバ
ルブ19を開とする。
【0059】さらにアクチュエーター23を作動させる
信号を同時に制御装置31で感知し、アクチュエーター
6,6を作動させる射出開始を行う。
【0060】射出が開始されると、ノズルアーム17の
先端のノズルヘッド18からは図7に示すように広い面
積に亘り薄く、均一な射出ができる。
【0061】そして射出が進むに従って、計量シリンダ
ー4は後退を続け、それに伴って3段ギヤーの小ギヤー
39が固定ラック40上を走行するから、3段ギヤーと
噛合した移動ラック34が後退し、図7に示すように下
金型29のセンターポイントを中心として前後方向に等
ストロークずつ溶融樹脂を均一に射出配布することがで
きる。
【0062】
【発明の効果】本発明は以上のような構成を有するか
ら、従来の押出成形機を利用した大容量射出成形機構に
おける射出配布する溶融樹脂を広い面積に亘り、薄くか
つ均一にできるから、大きな面積を有するフォークリフ
ト用パレット等でも、均一な厚さの製品がたやすく得る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の押出成形機を利用した大容量射出成形
機の要部中央横断面図である。
【図2】ノズルヘッドのみの側面図である。
【図3】ノズルヘッドのみの正面図である。
【図4】計量シリンダーとノズルアームとの同調装置の
概略を示す側面図である。
【図5】計量シリンダーとノズルアームとの同調装置の
概略を示す要部平面図である。
【図6】ノズルアームとノズルヘッドの動きの概略を示
す要部側面図である。
【図7】ノズルヘッドの軌跡と射出された溶融樹脂の範
囲を示す平面図である。
【符号の説明】
1 加熱シリンダー 2 押出成形スクリュー 3 固定ピストン 3a テーパ 4 計量シリンダー 4a テーパ孔 4b 溶融樹脂出口 5 加圧可動板 5a,5b 孔 6 アクチュエーター 6a 孔 7 ピストン 8 タイバーシャフト 9,10 タイバー固定板 11 射出用給油孔 12 射出後退用給油孔 13 マグネスケール 14 指針 15 回転バルブ枠体 15a 開口 16 回転バルブ 16a 孔 17 ノズルアーム 17a 外筒 17b 内筒 17c フランジ 18 ノズルヘッド 18a フランジ 18b 開口 19 ノズルバルブ 19a スリット 19b 孔 20 弁棒 20a スリット 20b ギヤー 21 バンドヒーター 22 圧力センサー 23 アクチュエーター 23a 取付板 24 ラック 25 アクチュエーター 26 アーム 27 押出成形機ベッド 28 型締機構のタイバー 29 下金型 30 センサー 31 制御装置 32 下部支えセンター軸 32a 3段ギヤー支持軸 33 スラストベアリング 33a 回転台 33b 摺動台 34 移動ラック 34a,34b ラックギヤー 35 取付具 36 ユニバーサルジョイント 37 大ギヤー(3段ギヤー) 38 中ギヤー(3段ギヤー) 39 小ギヤー(3段ギヤー) 40 固定ラック 41 アクチュエーター 41a ピストン 42 滑り軸受け 43 邪魔板 44 リブ 45 傾斜面
【手続補正書】
【提出日】平成5年5月21日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項3
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0047
【補正方法】変更
【補正内容】
【0047】ここで移動ラック34の裏面のラックギヤ
ー34bは、パレットの下金型には製品デザインによっ
て、どうしても従来の下金型のセンターポイントで射出
しなければ、成形しにくい製品もあり、その場合射出時
に計量シリンダー4を固定ピストン3に対して後退動作
を行うため、ノズルアーム17は逆に前進(延伸)動作
をして下金型のセンター位置を維持するように、小のギ
ヤー39の反対側から押し付けるためのものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // B29C 47/00 8016−4F

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 押出成形スクリューを挿嵌した固定ピス
    トンに対して計量シリンダーを摺動自在とした大容量射
    出成形機構において、計量シリンダー出口の伸縮自在の
    二重パイプ構造をしたノズルアームを回転させることに
    より開閉する回転バルブを介して溶融樹脂を計量シリン
    ダーからノズルアームに導き、ノズルアーム先端にノズ
    ルバルブを備えた先の広がった扇形状ノズルから下金型
    キャビティ上に広い面積に亘り、薄くかつ均一に射出配
    布することを特徴とする押出成形機を利用した大容量射
    出方法。
  2. 【請求項2】 押出成形スクリューを挿嵌した固定ピス
    トンに対して計量シリンダーを摺動自在とした大容量射
    出成形機構において、摺動移動する計量シリンダーの溶
    融樹脂出口に90°回転させることにより開閉する回転
    バルブを、その一方口を連結して設け、他方口に伸縮自
    在とした二重パイプ構造のノズルアームを設け、ノズル
    アームの先端にノズルバルブを設備した先端部の広がっ
    た扇形状ノズルヘッドを設け、ノズル待機位置から下金
    型センターにノズルを回転させるノズルアーム回転装置
    を設け、扇形状ノズルヘッド内に計量シリンダーよりノ
    ズルアームを介して供給される溶融樹脂の圧力センサー
    を設け、圧力センサーよりの信号を受けて前記ノズルバ
    ルブを開閉するノズルバルブ開閉装置を設け、ノズルバ
    ルブ開閉装置よりのノズルバルブ開の信号を受けて射出
    開始を行う制御装置を設けたことを特徴とする押出成形
    機を利用した大容量射出装置。
  3. 【請求項3】 計量シリンダーの溶融樹脂出口に固定し
    た回転バルブ枠体内の回転バルブに下部支えセンター軸
    を一体に回転するように設け、センター軸先端に固定し
    た回転台を押出成形機のベッドに摺動するようにした摺
    動台に回転自在としたスラスト軸受けを設け、該センタ
    ー軸に成形品のサイズに対応して例えば大、中、小のギ
    ヤーを一体とした3段ギヤーから成る多段ギヤーを支持
    軸に挿嵌して設け、該多段ギヤーの小ギヤーと噛合する
    固定ラックを押出成形機のベッドに設け、回転バルブの
    一方口に連結した伸縮自在の二重パイプ構造をしたノズ
    ルアーム先端にユニバーサルジョイント取付具を介して
    ユニバーサルジョイントを設け、ユニバーサルジョイン
    トに一端を固定した前記大、中、小のギヤーと噛合する
    移動ラックを設け、移動ラック他端に滑り軸受けを介し
    て該ラックを大、中、小のギヤーに押し付けるアクチュ
    エーターを設け、移動ラックを大、中、小のそれぞれ選
    定した一つのギヤーの反対側から噛合するようにしたこ
    とを特徴とする請求項2記載の押出成形機を利用した大
    容量射出装置。
  4. 【請求項4】 伸縮自在の二重パイプ構造のノズルアー
    ム先端に上下金型の竪型型締機構のタイバーに干渉しな
    い寸法範囲で、厚みが先細の、ノズル口幅を広くするた
    めに形状を扇形にした、下向き傾斜角を大きくしたノズ
    ルヘッドを設け、ノズルヘッド先端の厚みと口幅に等し
    いスリットを穿設した弁棒を挿嵌したノズルバルブをノ
    ズルヘッド先端部に回転自在に設け、口幅側端への弁棒
    突出部にギヤーを挿嵌して設け、突出部のギヤーに噛合
    するラックを、ノズルヘッド基部に取り付けた取付部に
    設備したアクチュエーターにより進退自在として設け、
    ノズルヘッド内に流線型状の多数の邪魔板を設け、弁棒
    のスリット内に口幅側端方向に傾斜面を有するリブを設
    けたことを特徴とする請求項2又は請求項3記載の押出
    成形機を利用した大容量射出装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0976316A (ja) * 1995-09-18 1997-03-25 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 射出成形方法及びその装置
EP1749648A3 (en) * 2005-08-04 2007-10-24 The Goodyear Tire & Rubber Company Method and apparatus for applying a strip of elastomeric component to a surface
US7780809B2 (en) 2005-08-04 2010-08-24 The Goodyear Tire & Rubber Company Method for forming elastomeric tire component and a tire
CN106466903A (zh) * 2015-08-14 2017-03-01 英格拉斯股份公司 用于塑料材料注射模制设备的注射器的喷嘴末端

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