JPH0651331B2 - 押出成形機を利用した大容量射出成形機構 - Google Patents

押出成形機を利用した大容量射出成形機構

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JPH0651331B2
JPH0651331B2 JP32797091A JP32797091A JPH0651331B2 JP H0651331 B2 JPH0651331 B2 JP H0651331B2 JP 32797091 A JP32797091 A JP 32797091A JP 32797091 A JP32797091 A JP 32797091A JP H0651331 B2 JPH0651331 B2 JP H0651331B2
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典次 関戸
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東海樹研工業株式会社
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/17Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C45/46Means for plasticising or homogenising the moulding material or forcing it into the mould
    • B29C45/53Means for plasticising or homogenising the moulding material or forcing it into the mould using injection ram or piston
    • B29C45/532Means for plasticising or homogenising the moulding material or forcing it into the mould using injection ram or piston using a hollow injection ram co-operating with a coaxial screw

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Processing And Handling Of Plastics And Other Materials For Molding In General (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Separation, Recovery Or Treatment Of Waste Materials Containing Plastics (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はプラスチック製のフォー
クリフトパレット等の大型製品を成形加工する射出成形
機構に関し、特に押出成形機を利用した大容量射出機構
と油圧プレス成形機とを組合せて射出圧縮成形とし、前
記大型製品の成形加工を安価な機械で可能とする、熱可
塑性プラスチックの廃棄物の再生利用に適した押出成形
機を利用した大容量射出成形機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、熱可塑性樹脂の成形で、三次元的
形状の複雑なものを成形する代表的成形法には射出成形
法がある。
【0003】該射出成形法は周知の通り、なるべく製品
肉厚を薄く、寸法精度を良好に、外観上も「ばり」や
「ひけ」等のない美しい成形品とするために、熱可塑性
樹脂原料を溶融し、型締された金型内に高射出圧力で射
出し、金型に射出された溶融樹脂は金型内で冷却され、
硬化して取出し、成形品を得ている。
【0004】そのために金型は高射出圧力に耐え得る竪
牢なものが使用され、成形機も該金型を締め付ける型締
力の強力なものが使用されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の射出成形機の射
出機構では、一回の最大射出量は(スクリュー断面積×
スクリューストローク)で決定されており、スクリュー
は加熱シリンダー内部で溶融された脂樹を押出すピスト
ンの役目を果しているため、溶融樹脂の蓄積量が比較的
少なく、大容量を計量するためにスクリュー断面積を大
きくすると、射出圧力を得る(該スクリューを一定圧力
で移動させる)ためには高圧力を出力し得る大型のアク
チュエーターか、超高圧力の油圧装置を必要とする欠点
がある。
【0006】またスクリューストロークを大きくする
と、溶融された樹脂が先端に蓄積される量に比例してス
クリューが後退するため、有効スクリュー長さが短かく
なり、熱可塑性樹脂原料の溶融温度や混練に安定性を欠
き、安定した成形品を得ることができないという欠点が
ある。
【0007】そのためにいずれの場合も大容量の射出成
形品を得るために、たとえ低圧成形を行うにしても、射
出機構の大型化はまぬがれず、高価な設備投資を必要と
する欠点がある。
【0008】さらに今日においてはプラスチックの使い
捨てが社会問題化しており、プラスチックの廃棄物をい
かに処理するかが重大な問題となっているが、そのよう
な廃棄プラスチック材料を使用して大型の成形品を製造
し、従来の射出成形法によって再生使用するには前記強
度の大きい金型と強大な型締力が出せる大型の射出機構
を備えた成形機が必要となり、過大な設備投資となり、
この種問題の有効な解決策とはなっていない。
【0009】また高温で溶融した樹脂は熱膨張やガスの
混入等のため、該樹脂を正確に計量して金型に移入する
ことは至難の技であり、溶融した樹脂の供給に過不足が
生じ、過剰の「ばり」を生じて後仕上げの工数を増加し
たり、「ひけ」等を生じて成形品の品質寸法をそこなう
等致命的な欠点がある。
【0010】本発明は熱可塑性樹脂原料が連続的に溶融
して押出されてくる押出成形機先端に計量射出シリンダ
ーを取付け、設定量の計測完了後、該シリンダーを駆動
させ、低圧でプレス成形機の下金型中央に大容量の溶融
した熱可塑性樹脂を各ショット毎に一定量ずつ供給でき
る押出成形機を利用した大容量射出成形機構を提供する
ことを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】熱可塑性樹脂を一定の温
度で連続的に可塑化し、混練押出供給する押出成形機の
ベッド先端を延長して固定し、回転式開閉バルブを固定
保持した固定圧受板と、押出成形機の加熱シリンダー先
端部のベッドに固定し、該加熱シリンダーを固定保持し
たタイバー固定板とを設け、該固定圧受板とタイバー固
定板との両側に平行に固定したタイバーシャフトを設け
る。
【0012】該タイバーシャフトをガイドとして摺動す
る加圧可動板と計量射出シリンダー支持アームを設け、
押出成形機の加熱シリンダーの外周に固定した加熱シリ
ンダー用ヒーター外径より大きな外径寸法と、加熱シリ
ンダー内径と同じ内径寸法穴を有する計量射出シリンダ
ー固定ピストンを設ける。
【0013】該固定ピストンの外径を嵌入する内径の計
量射出シリンダーと、該固定ピストンの先端部のテーパ
が嵌入する計量射出シリンダーヘッドとを固着して設
け、該計量射出シリンダーヘッドと計量射出シリンダー
とをそれぞれ前記加圧可動板と計量射出シリンダー支持
アームとに固定する。
【0014】各タイバーシャフトの加圧可動板或いは計
量射出シリンダー支持アームより先端に固定したアクチ
ュエーターピストンを設け、該加圧可動板或いは支持ア
ームの先端方向の面に固定してアクチュエーターピスト
ンを挿嵌するシリンダーより成るアクチュエーターを設
け、加圧可動板或いは支持アームの側面およびタイバー
シャフト先端より中心部に、アクチュエーター内をアク
チュエーターピストンで区分する前進油圧室および後進
油圧室とそれぞれ連通する射出前進給油孔と射出後退給
油孔とを設ける。
【0015】計量射出シリンダー内に溶融した熱可塑性
樹脂が設定値だけ供給されれば、計量設定リミットスイ
ッチを作動させ、電磁弁等により射出前進給油孔に高圧
の作動油を注入し、後述の射出ノズルより射出を行い、
計量射出シリンダー内が空になれば、射出完了リミット
スイッチを作動させ、同様に射出後退給油孔に油を供給
する油圧装置を設ける。
【0016】前記各タイバーシャフトをガイドとして摺
動する計量射出シリンダーヘッドの先端と、前記固定圧
受板に付設した回転角度の変化によって開閉する回転式
開閉バルブとにそれぞれの先端を連結した伸縮外、内筒
より成る伸縮自在の二重パイプを設け、該開閉バルブの
吐出口に圧縮成形用プレス機の下金型中央に達する射出
ノズルを連結する。
【0017】該射出ノズルの基端に開閉バルブ回転スプ
ロケット或いはギアーと、固定圧受板に固定した回転ア
クチュエーターとを設け、回転アクチュエーターに駆動
スプロケット或いはギアーを付設し、両スプロケット間
にチェーンを介在或いは両ギアーを相互に噛合したもの
である。
【0018】
【作用】図1において、押出成形機Aの原料ホッパー
(図示せず)から供給される熱可塑性樹脂は押出成形機
Aの押出成形スクリュー2の回転により、加熱シリンダ
ー用ヒーター21により昇温された加熱シリンダー1内
を移送され、スクリューヘッド25の溝26より溶融さ
れた該樹脂が計量射出シリンダー4内に押出され、計量
が開始される。
【0019】該押出された樹脂が計量射出シリンダー4
内に蓄積され、その圧力で固定ピストン5を挿嵌してい
た計量射出シリンダー4とシリンダーヘッド12が各タ
イバーシャフト11をガイドとする加圧可動板7、計量
射出シリンダー支持アーム8によりスクリューヘッド2
5から前方に移動し、シリンダー4内に設定された体積
だけの樹脂が計量されると、計量射出シリンダー支持ア
ーム8の突起8aが計量設定リミットスイッチ31に当
接し、同時に押出成形スクリュー2の駆動が停止し、計
量が完了する。
【0020】前記計量の開始から完了までの間に計量射
出シリンダー4は蓄積された溶融した熱可塑性樹脂の圧
力により加圧可動板7および計量射出シリンダー支持ア
ーム8と共に前進し、加圧可動板7或いは支持アーム8
に固定された各アクチュエーター5も前方に移動し、ア
クチュエーターピストン6によりアクチュエーター5の
前進油室32に収容されていた作動油が油タンクへ吐出
されるが、該作動油が吐出される射出前進給油孔18に
流量調節バルブを介在すると、吐出される作動油の抵抗
が調節でき、計量精度の再現性が達成できる。
【0021】計量射出シリンダー4で計量が完了する
と、計量設定リミットスイッチが作動し、油圧装置によ
りアクチューエーター5の射出前進給油孔18に高圧の
作動油を注油し、アクチューエーター5が計量射出シリ
ンダー4と共に押出成形スクリュー2のスクリューヘッ
ド25即ち固定ピストン3方向に前進することによっ
て、計量の完了した溶融樹脂は計量射出シリンダー4の
シリンダーヘッド12先端に連結した伸縮二重パイプB
の外筒13および内筒14を通り、回転式開閉バルブ1
6の吸入口に供給され、該バルブ16の吐出口に設けた
射出ノズル17の先端20が回転アクチュエーター28
によりチェーン29或いはギアーを介して開閉バルブ1
6の回転スプロケット30或いはギアーを回して金型外
のノズル待機位置からプレス成形機の金型の下型中央に
きた時、該バルブ16は開となって下金型上に射出され
る。
【0022】この場合、伸縮二重パイプBは外筒13と
内筒14とが伸縮自在となっているので、計量射出シリ
ンダー4が前後方向へ位置を移動するにもかかわらず、
回転式開閉バルブ16は移動せず、ノズル17の先端2
0は射出が完了するまで金型の中央位置を保持すること
ができる。
【0023】射出ノズル17は射出完了と同時に回転ア
クチュエーター28により前記と逆に金型外のノズル待
機位置にもどると、回転式開閉バルブ16は閉塞され、
計量射出シリンダー支持アーム8が射出完了リミットス
イッチ34に当接し、押出成形機の押出成形スクリュー
2の駆動が再開され、計量射出シリンダー4内に溶融樹
脂のチャージが開始される。
【0024】一方、プレス成形機の方では、金型内に供
給された溶融樹脂はプレス成形機の型締力によって圧縮
され、金型冷却水によって冷却が行われ、固化した成形
品はプレス成形機の型開きを行って取出すものである。
【0025】
【実施例】本発明実施に使用する押出成形機を利用した
大容量射出成形機構の一例を示した添付図面について詳
細に説明する。図1は本発明装置の全体構成を示すもの
で、図2は回転式開閉バルブの概略を示すもので、図3
は該バルブの中央縦断面図である。
【0026】Aは公知のスクリュー式押出成形機で、熱
可塑性樹脂の原料を連続的に安定した温度で可塑化し、
混練し、該溶融した熱可塑性樹脂を押出供給するもので
ある。
【0027】1は該押出成形機Aの加熱シリンダーで、
外面に該シリンダーを加熱するためのバンドヒーター2
1を巻付けたもので、内面に回転自在に押出成形スクリ
ュー2を挿嵌し、該スクリュー2の谷に当るスクリュー
溝26に原料ホッパー(図示せず)よりの熱可塑性樹脂
を収容して移送するもので、該移送中に熱可塑性樹脂を
溶融するものである。
【0028】3は後述の計量射出シリンダー4の固定ピ
ストンで、外径が該加熱シリンダー1の加熱用バンドヒ
ーター21の外径に接触しないよう大きくし、内径は該
加熱シリンダー1の内径と同一とし、先端部を先細のテ
ーパ3aとしたもので、加熱シリンダー1の先端にそれ
ぞれの内径を合致させて固定したものである。
【0029】4は計量射出シリンダーで、該固定ピスト
ン3の外径を嵌入し、ピストン3をすき間なく摺動自在
とするもので、先端に固定ピストン3の先端部のテーパ
3aを嵌入するテーパ孔12aを穿設した計量射出シリ
ンダーヘッド12を固着し、大容量の溶融樹脂を収容可
能としたものである。
【0030】5は後述の両側のタイバーシャフト11に
固定したアクチュエーターピストン6を挿嵌するシリン
ダー状アクチュエーターで、先端にタイバーシャフト1
1を挿嵌する孔5aを穿設し、基端を後述の加圧可動板
7に固定したもので、該ピストン6前方のアクチュエー
ター5内を後退油室33、該ピストン6後方のアクチュ
エーター5内を前進油室32としたものである。
【0031】9は押出成形機Aのベッド27先端延長部
に固定した固定圧受板で、10は該ベッド27上の加熱
シリンダー1先端部に、該シリンダー1を貫通して固定
したタイバー固定板で、該固定圧受板9とタイバー固定
板10の両側にタイバーシャフト11,11を挿嵌固定
したもので、前面両側に各アクチュエーター5を固定
し、その中央部に前記計量射出シリンダーヘッド12を
貫通して固定した加圧可動板7と、計量射出シリンダー
4の基部をその中央部に貫通して固定した計量射出シリ
ンダー支持アーム8とを該タイバーシャフト11,11
に摺動自在に支持するものである。
【0032】13は伸縮用外筒で、該計量射出シリンダ
ーヘッド12の先端に固定したもので、固定圧受板9に
付設した回転式開閉バルブ16の吸入口に連結した伸縮
用内筒14を摺動自在に挿嵌して伸縮二重パイプBを構
成するもので、計量射出シリンダー4がアクチュエータ
ー5,5により前後方向に移動しても、回転式開閉バル
ブ16を移動させないものである。
【0033】15は伸縮用外筒13の外面に巻付けた伸
縮二重パイプ用バンドヒーターで、伸縮二重パイプB内
の溶融樹脂を加熱し、溶融状態を保持するものである。
【0034】17は射出ノズルで、基端を回転式開閉バ
ルブ16の吐出口に連結したもので、回転により射出ノ
ズル17の先端20をプレス成形機の金型下型(いずれ
も図示せず)の中央に達するようにしたものである。
【0035】18は加圧可動板7の側方より穿設した各
アクチュエーター5のアクチュエーターピストン6後方
の前進油室32を連通する鉤形の射出前進給油孔で、後
述の計量設定リミットスイッチ31と結線した電磁弁を
介して油タンクよりのパイプに付設した油圧ポンプ等よ
り成る油圧装置を連結し、計量射出シリンダー4内に押
出成形スクリュー2の円弧状スクリューヘッド25と固
定ピストン3との間のスクリュー溝26から押出されて
該シリンダー4内に蓄積された溶融した樹脂が設定量に
達すると計量設定リミットスイッチ31が作動して該電
磁弁を開とし、該孔18に油圧ポンプよりの高圧の作動
油を注入すると、各アクチュエーター5により計量射出
シリンダー4が加圧可動板7と共に固定ピストン3方向
に移動し、該溶融樹脂を射出するものである。
【0036】19は各タイバーシャフト11の先端から
タイバーシャフト11の中心部に穿設し、各アクチュエ
ーター5のアクチュエーターピストン6に近接した前方
で後退油室33と連通する鉤形の射出後退給油孔で、前
記油圧装置により該孔19と油タンク等を連結し、射出
完了後に高圧の作動油を供給し、固定ピストン3の先端
のテーパ3aが計量射出シリンダー12のテーパ孔12
aに嵌入している状態から、強制的に数ミリ〜10数ミ
リ射出後退させることによって、射出完了後の太いノズ
ル17の中にある溶融樹脂が吸引後退され、ノズル17
の先端20からしまりなく落ちる樹脂を防ぐ役目をする
ものである。
【0037】21は加熱シリンダー1の外面に巻付けた
加熱シリンダー用バンドヒーターで、前記ホッパーから
供給される熱可塑性樹脂原料を押出成形スクリュー2で
加熱シリンダー1内に導き、加熱溶融するものである。
【0038】22および23はそれぞれ計量射出シリン
ダー4および計量射出シリンダーヘッド12の外面に巻
付けたバンドヒーターで、計量射出シリンダー4内に押
出成形機Aの加熱シリンダー1より押出されて蓄積され
た溶融樹脂を加熱し、溶融状態を保持するものである。
【0039】24は回転式開閉バルブ16の外面の適宜
箇所に貼着等した開閉バルブ用ヒーターで、溶融樹脂の
回転式開閉バルブ16での凝固を防止するものである。
【0040】28は固定圧受板9上面に取付台9aを固
定して設備した油圧モーターより成る回転アクチュエー
ターで、その回転軸に固定した駆動スプロケット28a
と回転式開閉バルブ16の吐出口に連結した射出ノズル
17の基部に固定した開閉バルブ回転スプロケット30
との間にチェーン29を架設し、射出ノズル17の先端
20をプレス成形機の金型外ノズル待機位置から金型中
央部まで、あるいはその逆に回転させるものである。
【0041】31は計量設定リミットスイッチで、計量
射出シリンダー4内に押出成形機Aの加熱シリンダー1
により加熱溶融された熱可塑性樹脂を押出成形スクリュ
ー2の回転で蓄積する量を設定するもので、該溶融樹脂
が設定量に達すればレバー31aに計量射出シリンダー
支持アーム8の側端に付設した突起8aが当接すること
により、押出成形スクリュー2の駆動を停止し、各アク
チュエーター5の射出前進給油孔18、射出後退給油孔
19に連結した前記油圧装置により溶融樹脂の射出を開
始するものである。
【0042】34は射出完了リミットスイッチで、前記
計量射出リミットスイッチ31が作動することにより計
量射出シリンダー4が固定ピストン5に対して前進を開
始し(射出を開始し)、射出を継続すると計量射出シリ
ンダーヘッド12のテーパ孔12aに固定ピストン5の
テーパ5aが嵌入して射出が完了したことを検出するも
ので、該シリンダーヘッド12のテーパ孔12aに固定
ピストン5のテーパ5aが嵌入した位置の計量射出シリ
ンダー支持アーム8の側部に設備し、該支持アーム8側
端の突起8aにレバー34aが当接することにより、押
出成形スクリュー2の駆動を再開し、押出成形機Aの押
出成形スクリュー2のスクリューヘッド25の溝26か
ら計量射出シリンダー4内に蓄積される溶融樹脂のチャ
ージ圧により該シリンダー4を後退させるものである。
【0043】なお、各タイバーシャフト11の計量シリ
ンダー支持アーム8より先端にアクチュエーターピスト
ン6を固定し、該支持アーム8の先端方向の面に各アク
チュエーターピストン6を挿嵌するシリンダーより成る
アクチュエーター5を設ける場合は、支持アーム8側端
に各アクチュエーター5内と連通する射出前進給油孔1
8を穿設し、各タイバーシャフト11先端から中心部に
アクチューエーターピストン6より先端部の各アクチュ
エーター5内と連通する射出後退給油孔19を穿設すれ
ばよいものである。
【0044】
【発明の効果】本発明は以上のような構成で、従来の射
出成形機の射出機構のように溶融された樹脂がスクリュ
ー先端部にチャージされる量に比例して有効スクリュー
長さが短縮される機構と異なり、スクリュー有効長さが
常に一定で、樹脂溶融温度と混練の安定性と溶融樹脂の
連続供給が可能であるという押出成形機Aを利用し、計
量射出シリンダー4として従来の射出成形機の(スクリ
ュー断面積×スリューストローク)の計量でなく、内径
が押出成形機Aの加熱シリンダー1と加熱シリンダー用
バンドヒーター21とを加えた径よりさらに大きな断面
積であり、そのストロークはほぼ計量射出シリンダー4
の長さとなり、溶融樹脂の大容量蓄積が可能となる。本
発明は押出成形機より溶融樹脂をプレス成形機の下金型
上に供給するか、プレス成形機にセットされた成形品寸
法厚さよりも少し開いた金型内に供給することにより射
出圧力が低圧力で金型内に溶融樹脂の充填が可能とな
り、充填完了後即金型の型締を行うことにより低圧力で
射出成形ができるから、金型を構成する金属も比較的軟
らかなものが利用でき、金型加工も容易となり、構造的
にも強度を必要としない設計でよく、金型を安価に作製
することができ、その上成形機の型締圧力も小さくて済
む等の種々の利点を存するものである。また、本発明の
射出機構は大型成形品の厚肉成形を行うため、圧縮成形
機での冷却時間が延長し、次の成形までに溶融樹脂のチ
ャージ時間が充分確保できるため、比較的小型の押出成
形機でも大容量の射出量が得られ、さらに成形時間のロ
スタイムを少なくすることが可能で、例えばフォークリ
フトパレット(1300mm×1300mm×150m
mH)の成形を行う場合、従来の射出成形機との設備費
を比較すると1/5〜1/6となる。さらに、今日社会
問題化しているプラスチック廃棄物公害を如何に解決す
るか、使用後のプラスチックを如何にリサイクルすれば
よいかという問題も、従来の射出成形機を使用したので
は、設備費が高価に付き、減価償却の採算がとれず、深
刻な問題として未だ打つ手がない有様であるが、本発明
の押出成形機を利用した大容量射出成形機構を利用すれ
ば、該深刻な問題は解決し、この種産業界に大いに寄付
できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の押出成形機を利用した大容量射出成形
機構の概略を示す要部中央横断面図である。
【図2】回転式開閉バルブの概略を示す要部平面図であ
る。
【図3】図2の中央縦断面図である。
【符号の説明】
1 加熱シリンダー 2 押出成形スクリュー 3 固定ピストン 3a テーパ 4 計量射出シリンダー 5 アクチュエーター 5a 孔 6 アクチュエーターピストン 7 加圧可動板 8 計量射出シリンダー支持アーム 8a 突起 9 固定圧受板 9a 取付台 10 タイバー固定板 11 タイバーシャフト 12 計量射出シリンダーヘッド 12a テーパ孔 13 伸縮用外筒 14 伸縮用内筒 15 伸縮二重パイプ用バンドヒーター 16 回転式開閉バルブ 17 射出ノズル 18 射出前進給油孔 19 射出後退給油孔 20 先端 21 加熱シリンダー用バンドヒーター 22 計量射出シリンダー用バンドヒーター 23 計量射出シリンダーヘッド用バンドヒーター 24 開閉バルブ用ヒーター 25 円弧状スクリューヘッド 26 スクリュー溝 27 押出成形機ヘッド 28 回転アクチュエータ 28a 駆動スプロケット 29 チェーン 30 開閉バルブ回転スプロケット 31 計量設定リミットスイッチ 31a レバー 32 前進油室 33 後退油室 34 射出完了リミットスイッチ 34a レバー A 押出成形機 B 伸縮二重パイプ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱可塑性樹脂の原料を連続的に安定した
    温度で可塑化し、混練、押出供給する押出成形機の先端
    の延長ベッド先端および加熱シリンダー先端部のベッド
    にそれぞれ固定圧受板とタイバー固定板とを設け、該固
    定圧受板とタイバー固定板との両側に固定したタイバー
    シャフトを設け、前記加熱シリンダーの先端に固定した
    外径が該加熱シリンダー用ヒーターより径が大きく、先
    端をテーパとし、内径が加熱シリンダー内径と等しい計
    量射出シリンダー固定ピストンを設け、該固定ピストン
    の外径を嵌入する内径を有する計量射出シリンダーと先
    端に該固定ピストンの先端のテーパが嵌入する計量射出
    シリンダーヘッドとを固着して設け、各タイバーシャフ
    トにそれぞれ挿嵌して移動自在とし、該シリンダーヘッ
    ドに固定した加圧可動板と、該計量射出シリンダーに固
    定した計量射出シリンダー支持アームとを設けたことを
    特徴とする押出成形機を利用した大容量射出成形機構。
  2. 【請求項2】 各タイバーシャフトの加圧可動板或いは
    計量射出シリンダー支持アームより先端に固定したアク
    チュエーターピストンを設け、加圧可動板或いは該支持
    アームに各アクチュエーターピストンを挿嵌するシリン
    ダーより成るアクチュエーターを設け、加圧可動板或い
    は支持アームに各アクチュエーター内と連通する射出前
    進給油孔を設け、各タイバーシャフト先端から中心部に
    アクチュエーターピストンより先端部の各アクチュエー
    ター内と連通する射出後退給油孔を設け、計量射出シリ
    ンダーが設定量になれば射出前進給油孔に加圧油を注入
    し、該シリンダーが空になれば射出後退給油孔に油を供
    給する油圧装置を設けたことを特徴とする請求項1記載
    の押出成形機を利用した大容量射出成形機構。
  3. 【請求項3】 計量射出シリンダーヘッドの先端に外筒
    を連結し、内筒を前記固定圧受板に付設した回転式開閉
    バルブの吸入口に連結した伸縮二重パイプを設けたこと
    を特徴とする請求項1又は請求項2記載の押出成形機を
    利用した大容量射出成形機構。
  4. 【請求項4】 回転式開閉バルブの吐出口にプレス成形
    機の金型中央部に達する射出ノズルを設け、該ノズル基
    端に開閉バルブ回転スプロケット或いはギアーを設け、
    固定圧受板にチェーン或いはギアーを介して該スプロケ
    ット或いはギアーを回転する回転アクチュエーターを設
    け、該ノズルを回転させることによってバルブの開閉を
    行うようにしたことを特徴とする請求項3記載の押出成
    形機を利用した大容量射出成形機構。
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