JPH0976316A - 射出成形方法及びその装置 - Google Patents
射出成形方法及びその装置Info
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- JPH0976316A JPH0976316A JP7238282A JP23828295A JPH0976316A JP H0976316 A JPH0976316 A JP H0976316A JP 7238282 A JP7238282 A JP 7238282A JP 23828295 A JP23828295 A JP 23828295A JP H0976316 A JPH0976316 A JP H0976316A
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Abstract
型内圧保持の工程中も可塑化を可能としてショットサイ
クル時間を短縮し、かつ品質が向上せしめられた成形品
が得られる射出成形方法及びその装置を提供する。 【解決手段】 射出スクリュを回転して樹脂を送りなが
ら加熱・可塑化し後進させて射出スクリュ先端部に溶融
樹脂を溜め、次いで射出スクリュを高速で前進させて、
溶融樹脂を射出ノズルから金型内に射出し、射出圧を保
持しながら金型内の樹脂を冷却固化するようにした射出
成形機の工程において、上記金型キャビティに樹脂を充
填した後の射出圧保持冷却工程のとき、金型キャビティ
の圧力を所定圧力に保持したまま射出スクリュを回転し
て樹脂を可塑化しながら後退、回転停止、前進樹脂押出
の動作を繰り返して、上記金型内に樹脂を補完する。
Description
填後の樹脂圧保持冷却工程中において樹脂の可塑化を可
能とする射出成形方法及びその装置に関する。
脂を充填し、その後の樹脂の収縮分を補充する圧力保持
作用と、樹脂を溶融可塑化する作用との2つの機能を備
えている。然るに、近年金型の内外の冷却技術が発達し
たことから、成形品重量の大きな厚肉成形品でもハイサ
イクル成形が実現しており、かかるハイサイクル成形に
おいては、厚肉成形品のひけや気泡を防止するため、成
形品が冷却されて、ある程度固まるまで射出保持圧を長
く加えておく必要がある。
ユニットの1例が示されている。この射出ユニット10
においては、図6に示される射出工程ブロック図の工程
の順番に、射出シリンダ5内に往復動自在に設けられた
射出スクリュ6をスクリュ駆動モータ26に連動される
油圧シリンダ8により前進して押出すことによって、射
出シリンダ5先端部5bに貯蔵されている溶融樹脂が、
金型2、3が型締めされて形成されたキャビティ33内
にノズル5aの射出口5cを介して射出される。その
後、射出スクリュ6の回転を止めたまま油圧シリンダ8
に油圧を加えて樹脂圧力を保持し、キャビティ33内の
成形品(樹脂)を冷却し、ある程度樹脂が固まった時に
油圧シリンダ8の油圧を抜いて樹脂圧力を解放する。さ
らに続いて射出スクリュ6を回転し、樹脂原料の送り込
みと可塑化、射出シリンダ5先端部5bへの溶融樹脂貯
蔵の工程が始められる。
おいては、上記のように、成形品が冷却されてこれの樹
脂が固まるまで射出スクリュ6は可塑化の工程を行うこ
とができないので、成型の高速化の障壁となり、反面、
上記の点を解消して可塑化工程の時間を短縮するには、
射出スクリュ6及びシリンダ5が大型とならざるを得な
い。尚、図4において、1は固定型盤、4はベース、3
4はホッパである。
て、射出ユニットを可塑化スクリュ部と射出専用のプラ
ンジャ部とに分けたものが提供されている。かかる射出
成形機の1例を図5に示す。図5において、可塑化スク
リュ13先端の樹脂溜め室5bと、射出加圧専用の射出
プランジャ18先端の樹脂溜め室15aとの両室を連通
する樹脂通路11が設けられ、同樹脂通路11には逆流
防止弁12が設けられている。ノズル19内に形成され
た金型キャビティ33への射出通路19aは射出専用の
射出プランジャ18の先端の樹脂溜め室15aから直結
されている。
て溶融可塑化した樹脂は、一旦射出プランジャ18先端
の樹脂溜め室15aへ送り込まれる。そして、所要量の
樹脂が前記プランジャ18先端の樹脂溜め室15aに溜
められると、油圧シリンダ16と油圧ピストン17とに
より作動されるプランジャ18が前進して、この樹脂を
金型キャビティ33内に射出する。射出後において、プ
ランジャ18側の樹脂は逆流防止弁12によって可塑化
スクリュ13側へ逆流することを防止され、これによっ
て射出圧が保持される。
図7の工程順ブロック図に示されるように、可塑化スク
リュ13は、射出、型内圧保持の工程中も、可塑化を行
うことができるので、これにより、ショットサイクル時
間を短縮することができる。
トにおいては、可塑化スクリュ13と別置きの射出加圧
ピストン部は、堅牢かつ複雑な構造の押出シリンダ1
5、押出シリンダ15の加熱装置、及び油圧シリンダ1
6、油圧ピストン17等の油圧駆動機構、並びに制御装
置によって構成されており、構造が複雑で設置スペース
が大きく、高コストで、さらには、維持作業が複雑であ
る等の問題点を抱えている。かかる問題点に対処するた
め、一般の射出成形機の構造を殆ど変えずに、樹脂の可
塑化時間を長くして、しかも射出サイクルを短縮可能な
射出ユニットが特公平1−28692号等で提案されて
いる。
可塑化制御方法の概略を図8の工程ブロック図を参照し
て説明すると、この射出成形機における射出成形の工程
は、可塑化時間よりも冷却時間の方が長い場合に、射出
・保圧後、射出・保圧完了時から作動する冷却時間設定
タイマーが満了するまでの時間に第1回目の可塑化を行
い、さらに型開が完了後の成型品取出工程の時間中に第
2回目の可塑化を行う。そしてこの2回目の可塑化は、
成形に必要な溶融樹脂量を予め設定した計量リミットス
イッチの作動で終了させる。
に、射出ユニットの動力の出力時と型締シリンダの動力
の大出力時とが重ならぬように、可塑化工程を2回に分
けて設けたことである。即ち、第1回目の可塑化は型閉
保圧中に行い、第2回目の可塑化は型が開き、動力を必
要としない成形品取出工程に行って、充分に可塑化の時
間を採るようにしている。
射出ユニットを、可塑化スクリュ部と、射出及び加圧専
用のプランジャ部とに分けたものにあっては、ショット
サイクルの短縮は可能であるが、折れ曲がった樹脂通路
11が設けられており、また、可塑化スクリュ部と別置
きの射出加圧プランジャ部においても、堅牢、複雑構造
のシリンダ、加熱装置や、強力な駆動機構及び制御装置
が必要であり、構造が複雑で設置スペースが大きく、ま
た高コストであり、さらには維持作業・色変え作業が複
雑化する。
塑化工程を2回に分けて設けた特公平1−28692号
の射出成形方法は、射出量と射出シリンダ内の可塑化樹
脂の量とを合わせるのみであり、1種類の金型で多数の
成形品を同時に処理するため、多くの樹脂分岐通路を持
ち、多量の樹脂を必要とするような射出成形の場合、シ
ョートショットに対する樹脂補完ができず、また射出サ
イクルの短縮も困難である。
置で以って、射出、型内圧保持の工程中も可塑化を可能
としてショットサイクル時間を短縮し、かつ品質が向上
せしめられた成形品が得られる射出成形方法及びその装
置を提供することである。
決するもので、その要旨とする手法は、射出シリンダ内
の射出スクリュを回転して樹脂を送りながら加熱・可塑
化し、同射出スクリュを後進させて射出スクリュ先端部
に溶融樹脂を溜め、次いで射出スクリュを高速で前進さ
せて、溶融樹脂を射出ノズルから金型キャビティに射出
し、射出圧を保持しながら金型キャビティ内の樹脂を冷
却固化した後、金型を開いて成形品を取り出すようにし
た射出成形機の工程において、上記金型キャビティに樹
脂を充填した後の射出圧保持冷却工程のとき、金型キャ
ビティの圧力を所定圧力に保持したまま射出スクリュを
回転して樹脂を可塑化しながら後退、回転停止、前進樹
脂押出の動作を繰り返して、上記金型内に樹脂を補完す
る射出成形方法にある。
の手段は、射出シリンダ内の射出スクリュを回転して樹
脂を送りながら加熱・可塑化し、同射出スクリュを後進
させて射出スクリュ先端部に溶融樹脂を溜め、次いで射
出スクリュを高速で前進させて、溶融樹脂を樹脂通路を
経て射出ノズルから金型のキャビティに射出し、射出圧
を保持しながらキャビティ内の樹脂を冷却固化した後、
金型を開いて成形品を取り出すようにした射出成形装置
において、上記樹脂通路を開閉する開閉弁と、上記開閉
弁の下流側の樹脂通路内の樹脂圧力を検出する樹脂圧セ
ンサと、同樹脂圧センサからの樹脂圧力の検出信号が入
力され、同検出信号に基づき上記開閉弁に開閉信号を出
力するとともに、上記射出スクリュを駆動するスクリュ
駆動モータに射出スクリュの駆動信号を出力する制御装
置とを備えたことを特徴とする射出成形装置にある。
置からの制御により、射出シリンダ内の射出スクリュを
回転しながら後退させて樹脂を可塑化し、射出スクリュ
先端に溶融樹脂を溜め、射出スクリュを一気に前進させ
て、樹脂通路を通して金型のキャビティ内に射出充填す
る。そして、その後の射出圧保持冷却工程の際、金型キ
ャビティ内の圧力を保持したまま射出スクリュを回転し
樹脂を可塑化しながら後退、回転停止、前進の動作を1
回乃至複数回繰り返すことにより、金型内の樹脂を補完
する。
は冷却収縮によって生じるひけ等の成形品の欠陥の発生
が防止される。また、上記圧力を保持しながら金型内の
樹脂を冷却固化した後、金型を開いて成形品を取り出す
金型開閉の作業中においても、射出スクリュは樹脂の可
塑化作業を継続することができる。
側と射出シリンダ側とを接続する樹脂通路は、溶融樹脂
射出直後に閉じられ、射出ユニットにおいては、この時
点より独自に射出スクリュを回転して樹脂原料を取り込
み、これを加熱、溶融、可塑化するので、可塑化に充分
の時間をかけることができる。このように、射出スクリ
ュによる可塑化回転は、射出充填された成形品が冷却、
固化されるまで待つ必要がないので、ショットサイクル
時間を短縮することができる。
て、上記制御装置が、樹脂射出後に上記開閉弁を一旦閉
じ、射出圧保持冷却工程時において、上記樹脂圧力が規
定保持圧力以下に低下したとき上記射出スクリュの回転
を停止するとともに上記開閉弁を開き、次いで上記射出
スクリュを前進せしめて樹脂を加圧し、上記樹脂圧力が
一定圧力を超えたとき上記開閉弁を閉じ、上記射出スク
リュを回転して可塑化せしめるように構成されたことに
ある。
弁を一旦閉じ、射出圧保持冷却工程の途中で樹脂圧力が
必要な保持圧以下に低下したとき、射出スクリュの回転
を停止し、開閉弁を開き、射出スクリュを樹脂加圧のた
め前進し、樹脂圧が充分上昇したとき開閉弁を再び閉
じ、その後射出スクリュを回転して樹脂の可塑化をする
ように制御する。
が、射出口側から射出スクリュ側への樹脂の逆流を阻止
する逆流防止弁により構成され、上記制御装置が、射出
圧保持冷却工程時において、上記射出スクリュを所定圧
力以下の低圧下で回転せしめて可塑化しながら後退せし
め、金型側の樹脂圧力が規定保持圧力以下に低下したと
き上記射出スクリュの回転を停止しこれを前進せしめて
樹脂を加圧し、樹脂圧力が一定圧力以上に上昇した後、
射出スクリュを再回転して樹脂を可塑化することを繰り
返し行わしめるように構成したことにある。
程の際において、射出スクリュを一定圧力以下の低圧下
で回転、後退して可塑化するが、このとき逆流防止弁の
作用で樹脂は射出スクリュ側に逆流せず金型側の樹脂圧
が保持される。そして、樹脂圧力が必要な樹脂保持圧以
下に低下したとき、制御装置は、射出スクリュの回転を
停止した後、これを前進して樹脂を加圧せしめ、樹脂圧
力が充分に上昇した後、射出スクリュを再回転して樹脂
を可塑化せしめる。
形態を詳細に説明する。図1は本発明の実施の第1形態
に係る射出成形機の射出ユニットの要部構成図であり、
図4に示される従来の射出ユニットの改良部分のみを示
したものである。
同射出シリンダ35内に往復動自在に嵌挿された射出ス
クリュ、37はノズル筐体、37aは射出口、1は固定
型盤、2は固定金型、3は可動金型、33は両金型2、
3により形成されるキャビティ、29は射出シリンダ3
5加熱用のヒータである。
5aには、同通路を開閉する回転式2方弁36が設けら
れ、さらに同2方弁36の下流側即ち射出口37a側の
ノズル筐体37内には上記樹脂通路35aに連通される
保圧チャンバ38が形成されている。
Pを検出する樹脂圧センサ、30は同センサ39からの
樹脂圧力Pの検出信号が入力され、上記回転式2方弁3
6及びスクリュ駆動モータ26等に制御信号を出力する
制御装置である。
えた射出成形機の作用について説明する。上記射出成形
機における射出作業工程は、図3の射出ユニットの射出
工程ブロック図に示された通りである。上記射出シリン
ダ35内の樹脂は、これに巻き付けられた加熱用ヒータ
29により射出シリンダ35を介して加熱され、射出ス
クリュ6の回転により溶融可塑化される。この樹脂を射
出シリンダ35の先端に貯蔵し、金型2、3を型締め
後、回転を停止した射出スクリュ6を一気に前進させて
溶融樹脂を、樹脂通路に設けられた2方弁36と保圧チ
ャンバ38を通し、ノズル筐体37の射出口37aから
押出し、金型のキャビティ33内に射出充填する。
保持圧を保持したまま、制御装置30からの指令により
2方弁36を回転して樹脂通路35aを閉じる。上記樹
脂圧センサ39は保圧チャンバ38内の圧力の検出信号
を制御装置30に送る。同制御装置30は射出圧保持冷
却工程の途中で樹脂圧力Pが徐々に下がって、必要保持
圧即ち図3の検出圧以下に低下したとき、スクリュ駆動
モータ26に射出スクリュ6の回転停止の指令を出力
し、2方弁36を開弁せしめる。さらに、上記制御装置
30は、上記スクリュ駆動モータ26を介して射出スク
リュ6を樹脂加圧のため前進させ、樹脂圧力Pが充分上
昇したとき、上記2方弁36を再び閉じ、その後射出ス
クリュ6を回転して樹脂の可塑化を再開するように指令
制御する。
リュ6の作動制御は、成形品(樹脂)を冷却し、ある程
度樹脂が固まる時まで続けられ、圧力保持の必要がなく
なった時点で上記作動制御が解かれた後は、2方弁36
は閉じたままとなり、射出スクリュ6は可塑化を行い、
一方の型締シリンダ側においては、型開、成形品取出、
型閉、が行われる。
力Pが高い間は、2方弁36により射出シリンダ35側
との樹脂通路35aが閉じられるので、射出ユニットに
おいては、この時点には独自に射出スクリュ6を回転し
て樹脂原料を取り込み、これを加熱、溶融、可塑化し、
また、射出スクリュ6の後退により射出充填所要量の樹
脂の貯蔵をすることができ、従って、樹脂の可塑化に充
分の時間を採ることができる。従ってショットサイクル
時間を短縮することができる。
トは、樹脂射出後の圧力保持冷却工程中に、射出スクリ
ュ6を回転して樹脂を可塑化したり、後退、回転停止、
前進の動作を複数回繰り返すことができるので、金型キ
ャビティ33内の樹脂を確実に補完し、樹脂のショート
ショット或いは冷却収縮によって生じるひけ等の成形品
の欠陥の発生を防止することができる。
金型キャビティ33内の樹脂を冷却固化した後、金型を
開いて成形品を取り出すが、この金型開閉の作業中も射
出スクリュ6は樹脂の可塑化作業を継続することができ
る。
ている。図2において、射出シリンダ45の先端の樹脂
通路45aには、逆流防止弁46及びノズル筐体37に
保圧チャンバ38が設けられている。同保圧チャンバ3
8が形成されるノズル筐体37には、保圧チャンバ38
内の樹脂圧力を検出する樹脂圧センサ39を取り付けら
れ、これの検出信号が制御装置30に入力するようにな
っている。尚、この場合は金型側に樹脂通路45aを遮
断するゲート弁47を設けるのが望ましい。このゲート
弁47は金型2、3を開いて成形品を取出すとき、樹脂
の通路を閉じて未固化の樹脂の流下を防止する作用をな
す。
射出作業工程は、第1形態(図1)と同様であり、図3
の射出ユニットの射出工程順ブロック図に示した通りで
ある。ただし、この実施形態においては、図1に示され
る第1形態と異なり、樹脂の射出充填後、制御装置30
からの指令なしで射出圧(図3の最高保持圧)を保持し
たまま、逆流防止弁46により自動的に樹脂通路45a
が閉じる。また、保圧チャンバ38内の圧力Pが規定値
より低下して、樹脂圧センサ39からの検出信号に基づ
く制御装置30の指令で、射出スクリュ6により加圧樹
脂が押出される際にも、自動的に逆流防止弁46が開
く。尚、この実施形態の場合は、射出スクリュ6による
サックバックを効かせることができないので、樹脂が洩
れぬようにするため、上記ゲート弁47を装備すること
が必須となる。
請求項1〜4の発明によれば、射出充填完了後直ちに射
出スクリュの回転が可能となるので、射出圧保持冷却工
程と可塑化とをラップして行うことができることによ
り、ショットサイクル時間を短縮でき、従来の一般的な
射出スクリュ、射出シリンダの構造を殆ど変えることな
く、またスクリュ回転数を増加することなく、ハイサイ
クル成形が可能となる。
処理するために多くの樹脂分岐通路を持ち、多量の樹脂
を必要とするような射出成形の場合でも、確実に樹脂の
補完ができるので、ショートショット発生の虞れはな
く、また冷却時の収縮に伴う成形品のひけの心配もな
い。要するに本発明によれば、コンパクトな装置で、コ
ストも殆ど増加せず、設置場所もメンテナンスも一般の
設備と同じ程度の装置で以って、高能率かつ良好な品質
の成形品が得られる射出成形装置を提供することができ
る。
部分断面図。
部分断面図。
程ブロック図。
図。
面図。
程ブロック図。
ブロック図。
図。
Claims (4)
- 【請求項1】 射出シリンダ内の射出スクリュを回転し
て樹脂を送りながら加熱・可塑化し、同射出スクリュを
後進させて射出スクリュ先端部に溶融樹脂を溜め、次い
で射出スクリュを高速で前進させて、溶融樹脂を射出ノ
ズルから金型キャビティに射出し、射出圧を保持しなが
ら金型キャビティ内の樹脂を冷却固化した後、金型を開
いて成形品を取り出すようにした射出成形機の工程にお
いて、上記金型キャビティに樹脂を充填した後の射出圧
保持冷却工程のとき、金型キャビティの圧力を所定圧力
に保持したまま射出スクリュを回転して樹脂を可塑化し
ながら後退、回転停止、前進樹脂押出の動作を繰り返し
て、上記金型内に樹脂を補完することを特徴とする射出
成形方法。 - 【請求項2】 射出シリンダ内の射出スクリュを回転し
て樹脂を送りながら加熱・可塑化し、同射出スクリュを
後進させて射出スクリュ先端部に溶融樹脂を溜め、次い
で射出スクリュを高速で前進させて、溶融樹脂を樹脂通
路を経て射出ノズルから金型のキャビティに射出し、射
出圧を保持しながらキャビティ内の樹脂を冷却固化した
後、金型を開いて成形品を取り出すようにした射出成形
機において、上記樹脂通路を開閉する開閉弁と、上記開
閉弁の下流側の樹脂通路内の樹脂圧力を検出する樹脂圧
センサと、同樹脂圧センサからの樹脂圧力の検出信号が
入力され、同検出信号に基づき上記開閉弁に開閉信号を
出力するとともに、上記射出スクリュを駆動するスクリ
ュ駆動モータに射出スクリュの駆動信号を出力する制御
装置とを備えたことを特徴とする射出成形装置。 - 【請求項3】 上記制御装置が、樹脂射出後に上記開閉
弁を一旦閉じ、射出圧保持冷却工程時において、上記樹
脂圧力が規定保持圧力以下に低下したとき上記射出スク
リュの回転を停止するとともに上記開閉弁を開き、次い
で上記射出スクリュを前進せしめて樹脂を加圧し、上記
樹脂圧力が一定圧力を超えたとき上記開閉弁を閉じ、上
記射出スクリュを回転して可塑化せしめるように構成さ
れた請求項2記載の射出成形装置。 - 【請求項4】 上記開閉弁が、射出口側から射出スクリ
ュ側への樹脂の逆流を阻止する逆流防止弁により構成さ
れ、上記制御装置が、射出圧保持冷却工程時において、
上記射出スクリュを所定圧力以下の低圧下で回転せしめ
て可塑化しながら後退せしめ、金型側の樹脂圧力が規定
保持圧力以下に低下したとき上記射出スクリュの回転を
停止しこれを前進せしめて樹脂を加圧し、樹脂圧力が一
定圧力以上に上昇した後、射出スクリュを再回転して樹
脂を可塑化することを繰り返し行わしめるように構成さ
れた請求項2記載の射出成形装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23828295A JP3605195B2 (ja) | 1995-09-18 | 1995-09-18 | 射出成形方法及びその装置 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23828295A JP3605195B2 (ja) | 1995-09-18 | 1995-09-18 | 射出成形方法及びその装置 |
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Publication Number | Publication Date |
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JPH0976316A true JPH0976316A (ja) | 1997-03-25 |
JP3605195B2 JP3605195B2 (ja) | 2004-12-22 |
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ID=17027879
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JP23828295A Expired - Fee Related JP3605195B2 (ja) | 1995-09-18 | 1995-09-18 | 射出成形方法及びその装置 |
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JP (1) | JP3605195B2 (ja) |
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