JP6947522B2 - 成形機用スクリュ - Google Patents

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Description

本発明は、成形機用スクリュに関する。
従来の射出成形機では、射出装置のスクリュは溶融能力を上げるために、シングルフライトに付加的にサブフライトを設置する(例えば特許文献1)。
特開2002−283421号公報
ハイサイクルによる搬送能力の要求は高い。要求を満たすためにスクリュの回転数を上げていくと、熱の供給が追い付かなくなり、溶融されないままの樹脂(未溶融樹脂)がノズルから出てくることになる。すなわち溶融能力が低下する。
熱の供給を上げるために設定温度を上げることが考えられるが、設定温度を上げると未溶融樹脂の問題は解消するが、樹脂温度が高くなって冷却時間が長くなってしまう。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、溶融能力を向上でき、かつ、搬送する成形材料の樹脂温度を低くできる成形機用スクリュを提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の一態様に係る成形機用スクリュは、多条のメインフライトと、それぞれが、前記メインフライトのうち対応する一のメインフライトから分岐して、当該成形機用スクリュの先端側に延在し始め、先端側の隣接する他のメインフライトに接続するよう設けられる多条のサブフライトと、を備える。当該成形機用スクリュの基端側には、一条の基端フライトが設けられる。前記メインフライトと前記基端フライトとの間には、フライトが無い領域が設けられている。
本発明の一態様によれば、溶融能力を向上でき、かつ、搬送する成形材料の樹脂温度を低くできる成形機用スクリュを提供することができる。
一実施形態による射出成形機の型開完了時の状態を示す図である。 一実施形態による射出成形機の型締時の状態を示す図である。 第1実施形態に係る成形機用スクリュの概略構成を示す図である。 スクリュの軸まわりにおけるメインフライトとサブフライトとの位置関係を示す断面図である。 スクリュの軸方向におけるメインフライトとサブフライトとの位置関係を示す断面図である。 第1実施形態のスクリュと従来のシングルフライトスクリュの搬送能力を比較した図である。 第1実施形態のスクリュと従来のシングルフライトスクリュの樹脂温度を比較した図である。 第2実施形態に係る成形機用スクリュの概略構成を示す図である。
以下、添付図面を参照しながら実施形態について説明する。説明の理解を容易にするため、各図面において同一の構成要素に対しては可能な限り同一の符号を付して、重複する説明は省略する。
[第1実施形態]
図1〜図7を参照して第1実施形態を説明する。なお、図1〜図5において、X方向、Y方向、Z方向は互いに垂直な方向である。X方向及びY方向は水平方向、Z方向は鉛直方向である。X方向は、本実施形態に係る射出成形機1の可動プラテン120や射出装置300の移動方向や型開閉方向と同一方向であり、Y方向は射出成形機1の幅方向である。
まず図1及び図2を参照して、本実施形態に係る射出成形機1の全体の概略構成について説明する。
(射出成形機)
図1は、一実施形態による射出成形機1の型開完了時の状態を示す図である。図2は、一実施形態による射出成形機1の型締時の状態を示す図である。図1〜図2に示すように、射出成形機1は、型締装置100と、エジェクタ装置200と、射出装置300と、移動装置400と、制御装置700とを有する。以下、射出成形機1の各構成要素について説明する。
(型締装置)
型締装置100の説明では、型閉時の可動プラテン120の移動方向(図1および図2中右方向)を前方とし、型開時の可動プラテン120の移動方向(図1および図2中左方向)を後方として説明する。
型締装置100は、金型装置10の型閉、型締、型開を行う。型締装置100は例えば横型であって、型開閉方向が水平方向である。型締装置100は、固定プラテン110、可動プラテン120、トグルサポート130、タイバー140、トグル機構150、型締モータ160、運動変換機構170、および型厚調整機構180を有する。
固定プラテン110は、フレームFrに対し固定される。固定プラテン110における可動プラテン120との対向面に固定金型11が取付けられる。
可動プラテン120は、フレームFrに対し型開閉方向に移動自在とされる。フレームFr上には、可動プラテン120を案内するガイド101が敷設される。可動プラテン120における固定プラテン110との対向面に可動金型12が取付けられる。
固定プラテン110に対し可動プラテン120を進退させることにより、型閉、型締、型開が行われる。固定金型11と可動金型12とで金型装置10が構成される。
トグルサポート130は、固定プラテン110と間隔をおいて連結され、フレームFr上に型開閉方向に移動自在に載置される。尚、トグルサポート130は、フレームFr上に敷設されるガイドに沿って移動自在とされてもよい。トグルサポート130のガイドは、可動プラテン120のガイド101と共通のものでもよい。
尚、本実施形態では、固定プラテン110がフレームFrに対し固定され、トグルサポート130がフレームFrに対し型開閉方向に移動自在とされるが、トグルサポート130がフレームFrに対し固定され、固定プラテン110がフレームFrに対し型開閉方向に移動自在とされてもよい。
タイバー140は、固定プラテン110とトグルサポート130とを型開閉方向に間隔Lをおいて連結する。タイバー140は、複数本(例えば4本)用いられてよい。各タイバー140は、型開閉方向に平行とされ、型締力に応じて伸びる。少なくとも1本のタイバー140には、タイバー140の歪を検出するタイバー歪検出器141が設けられる。タイバー歪検出器141は、その検出結果を示す信号を制御装置700に送る。タイバー歪検出器141の検出結果は、型締力の検出などに用いられる。
尚、本実施形態では、型締力を検出する型締力検出器として、タイバー歪検出器141が用いられるが、本発明はこれに限定されない。型締力検出器は、歪みゲージ式に限定されず、圧電式、容量式、油圧式、電磁式などでもよく、その取付け位置もタイバー140に限定されない。
トグル機構150は、可動プラテン120とトグルサポート130との間に配設され、トグルサポート130に対し可動プラテン120を型開閉方向に移動させる。トグル機構150は、クロスヘッド151、一対のリンク群などで構成される。各リンク群は、ピンなどで屈伸自在に連結される第1リンク152および第2リンク153を有する。第1リンク152は可動プラテン120に対しピンなどで揺動自在に取付けられ、第2リンク153はトグルサポート130に対しピンなどで揺動自在に取付けられる。第2リンク153は、第3リンク154を介してクロスヘッド151に取付けられる。トグルサポート130に対しクロスヘッド151を進退させると、第1リンク152および第2リンク153が屈伸し、トグルサポート130に対し可動プラテン120が進退する。
尚、トグル機構150の構成は、図1および図2に示す構成に限定されない。例えば図1および図2では、各リンク群の節点の数が5つであるが、4つでもよく、第3リンク154の一端部が、第1リンク152と第2リンク153との節点に結合されてもよい。
型締モータ160は、トグルサポート130に取付けられており、トグル機構150を作動させる。型締モータ160は、トグルサポート130に対しクロスヘッド151を進退させることにより、第1リンク152および第2リンク153を屈伸させ、トグルサポート130に対し可動プラテン120を進退させる。型締モータ160は、運動変換機構170に直結されるが、ベルトやプーリなどを介して運動変換機構170に連結されてもよい。
運動変換機構170は、型締モータ160の回転運動をクロスヘッド151の直線運動に変換する。運動変換機構170は、ねじ軸171と、ねじ軸171に螺合するねじナット172とを含む。ねじ軸171と、ねじナット172との間には、ボールまたはローラが介在してよい。
型締装置100は、制御装置700による制御下で、型閉工程、型締工程、型開工程などを行う。
型閉工程では、型締モータ160を駆動してクロスヘッド151を設定速度で型閉完了位置まで前進させることにより、可動プラテン120を前進させ、可動金型12を固定金型11にタッチさせる。クロスヘッド151の位置や速度は、例えば型締モータエンコーダ161などを用いて検出する。型締モータエンコーダ161は、型締モータ160の回転を検出し、その検出結果を示す信号を制御装置700に送る。
型締工程では、型締モータ160をさらに駆動してクロスヘッド151を型閉完了位置から型締位置までさらに前進させることで型締力を生じさせる。型締時に可動金型12と固定金型11との間にキャビティ空間14が形成され、射出装置300がキャビティ空間14に液状の成形材料を充填する。充填された成形材料が固化されることで、成形品が得られる。キャビティ空間14の数は複数でもよく、その場合、複数の成形品が同時に得られる。
型開工程では、型締モータ160を駆動してクロスヘッド151を設定速度で型開完了位置まで後退させることにより、可動プラテン120を後退させ、可動金型12を固定金型11から離間させる。その後、エジェクタ装置200が可動金型12から成形品を突き出す。
型閉工程および型締工程における設定条件は、一連の設定条件として、まとめて設定される。例えば、型閉工程および型締工程におけるクロスヘッド151の速度や位置(速度の切替位置、型閉完了位置、型締位置を含む)は、一連の設定条件として、まとめて設定される。尚、クロスヘッド151の速度や位置などの代わりに、可動プラテン120の速度や位置などが設定されてもよい。また、クロスヘッドの位置(例えば型締位置)や可動プラテンの位置の代わりに、型締力が設定されてもよい。
ところで、トグル機構150は、型締モータ160の駆動力を増幅して可動プラテン120に伝える。その増幅倍率は、トグル倍率とも呼ばれる。トグル倍率は、第1リンク152と第2リンク153とのなす角θ(以下、「リンク角度θ」とも呼ぶ)に応じて変化する。リンク角度θは、クロスヘッド151の位置から求められる。リンク角度θが180°のとき、トグル倍率が最大になる。
金型装置10の交換や金型装置10の温度変化などにより金型装置10の厚さが変化した場合、型締時に所定の型締力が得られるように、型厚調整が行われる。型厚調整では、例えば可動金型12が固定金型11にタッチする型タッチの時点でトグル機構150のリンク角度θが所定の角度になるように、固定プラテン110とトグルサポート130との間隔Lを調整する。
型締装置100は、固定プラテン110とトグルサポート130との間隔Lを調整することで、型厚調整を行う型厚調整機構180を有する。型厚調整機構180は、タイバー140の後端部に形成されるねじ軸181と、トグルサポート130に回転自在に保持されるねじナット182と、ねじ軸181に螺合するねじナット182を回転させる型厚調整モータ183とを有する。
ねじ軸181およびねじナット182は、タイバー140ごとに設けられる。型厚調整モータ183の回転は、回転伝達部185を介して複数のねじナット182に伝達されてよい。複数のねじナット182を同期して回転できる。尚、回転伝達部185の伝達経路を変更することで、複数のねじナット182を個別に回転することも可能である。
回転伝達部185は、例えば歯車などで構成される。この場合、各ねじナット182の外周に受動歯車が形成され、型厚調整モータ183の出力軸には駆動歯車が取付けられ、複数の受動歯車および駆動歯車と噛み合う中間歯車がトグルサポート130の中央部に回転自在に保持される。尚、回転伝達部185は、歯車の代わりに、ベルトやプーリなどで構成されてもよい。
型厚調整機構180の動作は、制御装置700によって制御される。制御装置700は、型厚調整モータ183を駆動して、ねじナット182を回転させることで、ねじナット182を回転自在に保持するトグルサポート130の固定プラテン110に対する位置を調整し、固定プラテン110とトグルサポート130との間隔Lを調整する。
尚、本実施形態では、ねじナット182がトグルサポート130に対し回転自在に保持され、ねじ軸181が形成されるタイバー140が固定プラテン110に対し固定されるが、本発明はこれに限定されない。
例えば、ねじナット182が固定プラテン110に対し回転自在に保持され、タイバー140がトグルサポート130に対し固定されてもよい。この場合、ねじナット182を回転させることで、間隔Lを調整できる。
また、ねじナット182がトグルサポート130に対し固定され、タイバー140が固定プラテン110に対し回転自在に保持されてもよい。この場合、タイバー140を回転させることで、間隔Lを調整できる。
さらにまた、ねじナット182が固定プラテン110に対し固定され、タイバー140がトグルサポート130に対し回転自在に保持されてもよい。この場合、タイバー140を回転させることで間隔Lを調整できる。
間隔Lは、型厚調整モータエンコーダ184を用いて検出する。型厚調整モータエンコーダ184は、型厚調整モータ183の回転量や回転方向を検出し、その検出結果を示す信号を制御装置700に送る。型厚調整モータエンコーダ184の検出結果は、トグルサポート130の位置や間隔Lの監視や制御に用いられる。
型厚調整機構180は、互いに螺合するねじ軸181とねじナット182の一方を回転させることで、間隔Lを調整する。複数の型厚調整機構180が用いられてもよく、複数の型厚調整モータ183が用いられてもよい。
尚、本実施形態の型厚調整機構180は、間隔Lを調整するため、タイバー140に形成されるねじ軸181とねじ軸181に螺合されるねじナット182とを有するが、本発明はこれに限定されない。
例えば、型厚調整機構180は、タイバー140の温度を調節するタイバー温調器を有してもよい。タイバー温調器は、各タイバー140に取付けられ、複数本のタイバー140の温度を連携して調整する。タイバー140の温度が高いほど、タイバー140は熱膨張によって長くなり、間隔Lが大きくなる。複数本のタイバー140の温度は独立に調整することも可能である。
タイバー温調器は、例えばヒータなどの加熱器を含み、加熱によってタイバー140の温度を調節する。タイバー温調器は、水冷ジャケットなどの冷却器を含み、冷却によってタイバー140の温度を調節してもよい。タイバー温調器は、加熱器と冷却器の両方を含んでもよい。
尚、本実施形態の型締装置100は、型開閉方向が水平方向である横型であるが、型開閉方向が上下方向である竪型でもよい。竪型の型締装置は、下プラテン、上プラテン、トグルサポート、タイバー、トグル機構、および型締モータなどを有する。下プラテンと上プラテンのうち、いずれか一方が固定プラテン、残りの一方が可動プラテンとして用いられる。下プラテンには下金型が取付けられ、上プラテンには上金型が取付けられる。下金型と上金型とで金型装置が構成される。下金型は、ロータリーテーブルを介して下プラテンに取付けられてもよい。トグルサポートは、下プラテンの下方に配設され、タイバーを介して上プラテンと連結される。タイバーは、上プラテンとトグルサポートとを型開閉方向に間隔をおいて連結する。トグル機構は、トグルサポートと下プラテンとの間に配設され、可動プラテンを昇降させる。型締モータは、トグル機構を作動させる。型締装置が竪型である場合、タイバーの本数は通常3本である。尚、タイバーの本数は特に限定されない。
尚、本実施形態の型締装置100は、駆動源として、型締モータ160を有するが、型締モータ160の代わりに、油圧シリンダを有してもよい。また、型締装置100は、型開閉用にリニアモータを有し、型締用に電磁石を有してもよい。
(エジェクタ装置)
エジェクタ装置200の説明では、型締装置100の説明と同様に、型閉時の可動プラテン120の移動方向(図1および図2中右方向)を前方とし、型開時の可動プラテン120の移動方向(図1および図2中左方向)を後方として説明する。
エジェクタ装置200は、金型装置10から成形品を突き出す。エジェクタ装置200は、エジェクタモータ210、運動変換機構220、およびエジェクタロッド230などを有する。
エジェクタモータ210は、可動プラテン120に取付けられる。エジェクタモータ210は、運動変換機構220に直結されるが、ベルトやプーリなどを介して運動変換機構220に連結されてもよい。
運動変換機構220は、エジェクタモータ210の回転運動をエジェクタロッド230の直線運動に変換する。運動変換機構220は、ねじ軸と、ねじ軸に螺合するねじナットとを含む。ねじ軸と、ねじナットとの間には、ボールまたはローラが介在してよい。
エジェクタロッド230は、可動プラテン120の貫通穴において進退自在とされる。エジェクタロッド230の前端部は、可動金型12の内部に進退自在に配設される可動部材15と接触する。エジェクタロッド230の前端部は、可動部材15と連結されていても、連結されていなくてもよい。
エジェクタ装置200は、制御装置700による制御下で、突き出し工程を行う。
突き出し工程では、エジェクタモータ210を駆動してエジェクタロッド230を設定速度で待機位置から突き出し位置まで前進させることにより、可動部材15を前進させ、成形品を突き出す。その後、エジェクタモータ210を駆動してエジェクタロッド230を設定速度で後退させ、可動部材15を元の待機位置まで後退させる。エジェクタロッド230の位置や速度は、例えばエジェクタモータエンコーダ211を用いて検出する。エジェクタモータエンコーダ211は、エジェクタモータ210の回転を検出し、その検出結果を示す信号を制御装置700に送る。
(射出装置)
射出装置300の説明では、型締装置100の説明やエジェクタ装置200の説明とは異なり、充填時のスクリュ330の移動方向(図1および図2中左方向)を前方とし、計量時のスクリュ330の移動方向(図1および図2中右方向)を後方として説明する。
射出装置300は、フレームFrに対し進退自在なスライドベース301に設置され、金型装置10に対し進退自在とされる。射出装置300は、金型装置10にタッチし、金型装置10内のキャビティ空間14に成形材料を充填する。射出装置300は、例えば、シリンダ310、ノズル320、スクリュ330、計量モータ340、射出モータ350、圧力検出器360などを有する。
シリンダ310は、供給口311から内部に供給された成形材料を加熱する。供給口311はシリンダ310の後部に形成される。シリンダ310の後部の外周には、水冷シリンダなどの冷却器312が設けられる。冷却器312よりも前方において、シリンダ310の外周には、バンドヒータなどの加熱器313と温度検出器314とが設けられる。
シリンダ310は、シリンダ310の軸方向(図1および図2中左右方向)に複数のゾーンに区分される。各ゾーンに加熱器313と温度検出器314とが設けられる。ゾーン毎に、温度検出器314の検出温度が設定温度になるように、制御装置700が加熱器313を制御する。
ノズル320は、シリンダ310の前端部に設けられ、金型装置10に対し押し付けられる。ノズル320の外周には、加熱器313と温度検出器314とが設けられる。ノズル320の検出温度が設定温度になるように、制御装置700が加熱器313を制御する。
スクリュ330は、シリンダ310内において回転自在に且つ進退自在に配設される。スクリュ330を回転させると、スクリュ330の螺旋状の溝に沿って成形材料が前方に送られる。成形材料は、前方に送られながら、シリンダ310からの熱によって徐々に溶融される。液状の成形材料がスクリュ330の前方に送られシリンダ310の前部に蓄積されるにつれ、スクリュ330が後退させられる。その後、スクリュ330を前進させると、スクリュ330前方に蓄積された液状の成形材料がノズル320から射出され、金型装置10内に充填される。
スクリュ330の前部には、スクリュ330を前方に押すときにスクリュ330の前方から後方に向かう成形材料の逆流を防止する逆流防止弁として、逆流防止リング331が進退自在に取付けられる。
逆流防止リング331は、スクリュ330を前進させるときに、スクリュ330前方の成形材料の圧力によって後方に押され、成形材料の流路を塞ぐ閉塞位置(図2参照)までスクリュ330に対し相対的に後退する。これにより、スクリュ330前方に蓄積された成形材料が後方に逆流するのを防止する。
一方、逆流防止リング331は、スクリュ330を回転させるときに、スクリュ330の螺旋状の溝に沿って前方に送られる成形材料の圧力によって前方に押され、成形材料の流路を開放する開放位置(図1参照)までスクリュ330に対し相対的に前進する。これにより、スクリュ330の前方に成形材料が送られる。
逆流防止リング331は、スクリュ330と共に回転する共回りタイプと、スクリュ330と共に回転しない非共回りタイプのいずれでもよい。
尚、射出装置300は、スクリュ330に対し逆流防止リング331を開放位置と閉塞位置との間で進退させる駆動源を有していてもよい。
計量モータ340は、スクリュ330を回転させる。スクリュ330を回転させる駆動源は、計量モータ340には限定されず、例えば油圧ポンプなどでもよい。
射出モータ350は、スクリュ330を進退させる。射出モータ350とスクリュ330との間には、射出モータ350の回転運動をスクリュ330の直線運動に変換する運動変換機構などが設けられる。運動変換機構は、例えばねじ軸と、ねじ軸に螺合するねじナットとを有する。ねじ軸とねじナットの間には、ボールやローラなどが設けられてよい。スクリュ330を進退させる駆動源は、射出モータ350には限定されず、例えば油圧シリンダなどでもよい。
圧力検出器360は、射出モータ350とスクリュ330との間で伝達される圧力を検出する。圧力検出器360は、射出モータ350とスクリュ330との間の力の伝達経路に設けられ、圧力検出器360に作用する圧力を検出する。
圧力検出器360は、その検出結果を示す信号を制御装置700に送る。圧力検出器360の検出結果は、スクリュ330が成形材料から受ける圧力、スクリュ330に対する背圧、スクリュ330から成形材料に作用する圧力などの制御や監視に用いられる。
射出装置300は、制御装置700による制御下で、充填工程、保圧工程、計量工程などを行う。
充填工程では、射出モータ350を駆動してスクリュ330を設定速度で前進させ、スクリュ330の前方に蓄積された液状の成形材料を金型装置10内のキャビティ空間14に充填させる。スクリュ330の位置や速度は、例えば射出モータエンコーダ351を用いて検出する。射出モータエンコーダ351は、射出モータ350の回転を検出し、その検出結果を示す信号を制御装置700に送る。スクリュ330の位置が設定位置に達すると、充填工程から保圧工程への切替(所謂、V/P切替)が行われる。V/P切替が行われる位置をV/P切替位置とも呼ぶ。スクリュ330の設定速度は、スクリュ330の位置や時間などに応じて変更されてもよい。
尚、充填工程においてスクリュ330の位置が設定位置に達した後、その設定位置にスクリュ330を一時停止させ、その後にV/P切替が行われてもよい。V/P切替の直前において、スクリュ330の停止の代わりに、スクリュ330の微速前進または微速後退が行われてもよい。
保圧工程では、射出モータ350を駆動してスクリュ330を前方に押し、スクリュ330の前端部における成形材料の圧力(以下、「保持圧力」とも呼ぶ。)を設定圧に保ち、シリンダ310内に残る成形材料を金型装置10に向けて押す。金型装置10内での冷却収縮による不足分の成形材料を補充できる。保持圧力は、例えば圧力検出器360を用いて検出する。圧力検出器360は、その検出結果を示す信号を制御装置700に送る。保持圧力の設定値は、保圧工程の開始からの経過時間などに応じて変更されてもよい。
保圧工程では金型装置10内のキャビティ空間14の成形材料が徐々に冷却され、保圧工程完了時にはキャビティ空間14の入口が固化した成形材料で塞がれる。この状態はゲートシールと呼ばれ、キャビティ空間14からの成形材料の逆流が防止される。保圧工程後、冷却工程が開始される。冷却工程では、キャビティ空間14内の成形材料の固化が行われる。成形サイクル時間の短縮のため、冷却工程中に計量工程が行われてよい。
計量工程では、計量モータ340を駆動してスクリュ330を設定回転数で回転させ、スクリュ330の螺旋状の溝に沿って成形材料を前方に送る。これに伴い、成形材料が徐々に溶融される。液状の成形材料がスクリュ330の前方に送られシリンダ310の前部に蓄積されるにつれ、スクリュ330が後退させられる。スクリュ330の回転数は、例えば計量モータエンコーダ341を用いて検出する。計量モータエンコーダ341は、計量モータ340の回転を検出し、その検出結果を示す信号を制御装置700に送る。
計量工程では、スクリュ330の急激な後退を制限すべく、射出モータ350を駆動してスクリュ330に対して設定背圧を加えてよい。スクリュ330に対する背圧は、例えば圧力検出器360を用いて検出する。圧力検出器360は、その検出結果を示す信号を制御装置700に送る。スクリュ330が計量完了位置まで後退し、スクリュ330の前方に所定量の成形材料が蓄積されると、計量工程が完了する。
尚、本実施形態の射出装置300は、インライン・スクリュ方式であるが、プリプラ方式などでもよい。プリプラ方式の射出装置は、可塑化シリンダ内で溶融された成形材料を射出シリンダに供給し、射出シリンダから金型装置内に成形材料を射出する。可塑化シリンダ内にはスクリュが回転自在にまたは回転自在に且つ進退自在に配設され、射出シリンダ内にはプランジャが進退自在に配設される。
また、本実施形態の射出装置300は、シリンダ310の軸方向が水平方向である横型であるが、シリンダ310の軸方向が上下方向である竪型であってもよい。竪型の射出装置300と組み合わされる型締装置は、竪型でも横型でもよい。同様に、横型の射出装置300と組み合わされる型締装置は、横型でも竪型でもよい。
(移動装置)
移動装置400の説明では、射出装置300の説明と同様に、充填時のスクリュ330の移動方向(図1および図2中左方向)を前方とし、計量時のスクリュ330の移動方向(図1および図2中右方向)を後方として説明する。
移動装置400は、金型装置10に対し射出装置300を進退させる。また、移動装置400は、金型装置10に対しノズル320を押し付け、ノズルタッチ圧力を生じさせる。移動装置400は、液圧ポンプ410、駆動源としてのモータ420、液圧アクチュエータとしての液圧シリンダ430などを含む。
液圧ポンプ410は、第1ポート411と、第2ポート412とを有する。液圧ポンプ410は、両方向回転可能なポンプであり、モータ420の回転方向を切り替えることにより、第1ポート411および第2ポート412のいずれか一方から作動液(例えば油)を吸入し他方から吐出して液圧を発生させる。尚、液圧ポンプ410はタンクから作動液を吸引して第1ポート411および第2ポート412のいずれか一方から作動液を吐出することもできる。
モータ420は、液圧ポンプ410を作動させる。モータ420は、制御装置700からの制御信号に応じた回転方向および回転トルクで液圧ポンプ410を駆動する。モータ420は、電動モータであってよく、電動サーボモータであってよい。
液圧シリンダ430は、シリンダ本体431、ピストン432、およびピストンロッド433を有する。シリンダ本体431は、射出装置300に対して固定される。ピストン432は、シリンダ本体431の内部を、第1室としての前室435と、第2室としての後室436とに区画する。ピストンロッド433は、固定プラテン110に対して固定される。
液圧シリンダ430の前室435は、第1流路401を介して、液圧ポンプ410の第1ポート411と接続される。第1ポート411から吐出された作動液が第1流路401を介して前室435に供給されることで、射出装置300が前方に押される。射出装置300が前進され、ノズル320が固定金型11に押し付けられる。前室435は、液圧ポンプ410から供給される作動液の圧力によってノズル320のノズルタッチ圧力を生じさせる圧力室として機能する。
一方、液圧シリンダ430の後室436は、第2流路402を介して液圧ポンプ410の第2ポート412と接続される。第2ポート412から吐出された作動液が第2流路402を介して液圧シリンダ430の後室436に供給されることで、射出装置300が後方に押される。射出装置300が後退され、ノズル320が固定金型11から離間される。
尚、本実施形態では移動装置400は液圧シリンダ430を含むが、本発明はこれに限定されない。例えば、液圧シリンダ430の代わりに、電動モータと、その電動モータの回転運動を射出装置300の直線運動に変換する運動変換機構とが用いられてもよい。
(制御装置)
制御装置700は、図1〜図2に示すようにCPU(Central Processing Unit)701と、メモリなどの記憶媒体702と、入力インターフェース703と、出力インターフェース704とを有する。制御装置700は、記憶媒体702に記憶されたプログラムをCPU701に実行させることにより、各種の制御を行う。また、制御装置700は、入力インターフェース703で外部からの信号を受信し、出力インターフェース704で外部に信号を送信する。
制御装置700は、型閉工程や型締工程、型開工程などを繰り返し行うことにより、成形品を繰り返し製造する。また、制御装置700は、型締工程の間に、計量工程や充填工程、保圧工程などを行う。成形品を得るための一連の動作、例えば計量工程の開始から次の計量工程の開始までの動作を「ショット」又は「成形サイクル」とも呼ぶ。また、1回のショットに要する時間を「成形サイクル時間」とも呼ぶ。
制御装置700は、操作装置750や表示装置760と接続されている。操作装置750は、ユーザによる入力操作を受け付け、入力操作に応じた信号を制御装置700に出力する。表示装置760は、制御装置700による制御下で、操作装置750における入力操作に応じた操作画面を表示する。
操作画面は、射出成形機1の設定などに用いられる。操作画面は、複数用意され、切り替えて表示されたり、重ねて表示されたりする。ユーザは、表示装置760で表示される操作画面を見ながら、操作装置750を操作することにより射出成形機1の設定(設定値の入力を含む)などを行う。
操作装置750および表示装置760は、例えばタッチパネルで構成され、一体化されてよい。尚、本実施形態の操作装置750および表示装置760は、一体化されているが、独立に設けられてもよい。また、操作装置750は、複数設けられてもよい。
次に、図3〜図5を参照して、第1実施形態の要部である、射出装置300のスクリュ330(成形機用スクリュ)の構成について詳細に説明する。図3は、第1実施形態に係る成形機用スクリュ330の概略構成を示す図である。図4は、スクリュ330の軸まわりにおけるメインフライト371,372とサブフライト375,376との位置関係を示す断面図である。図5は、スクリュ330の軸方向におけるメインフライト371,372とサブフライト375,376との位置関係を示す断面図である。
図3に示すように、スクリュ330は、基端から先端に向けて配置された供給部A、圧縮部B、計量部Cに区分される。
供給部Aは、シリンダ310の供給口311から供給された固体状の樹脂ペレット(成形材料)をスクリュ330の先端に向けて加熱しながら輸送する領域である。圧縮部Bは、供給部Aにて予熱され、一部溶融した樹脂を加圧及び圧縮して、機械的エネルギを供給することで樹脂の溶融を促進する領域である。計量部Cは、圧縮部Bにてほぼ溶融が完了した樹脂の均質化を促進して整流する領域である。
スクリュ330は、第1メインフライト371及び第2メインフライト372から成る二条のメインフライトを備える。第1メインフライト371及び第2メインフライト372は、スクリュ330の供給部A、圧縮部B、計量部Cの全域に亘って設けられている。第1メインフライト371及び第2メインフライト372は共に、スクリュ330の基端から先端に向けて等しいピッチ間隔にてらせん状に設けられており、180度の位相差を以て配置されている。なお、第1メインフライト371及び第2メインフライト372を変ピッチとしてもよい。
第1溝373は、第1メインフライト371の押しフライト側と、第2メインフライト372の引きフライト側で構成される。第2溝374は、第2メインフライト372の押しフライト側と、第1メインフライト371の引きフライト側で構成される。言い換えると、第1溝373は、基端側の第1メインフライト371と先端側の第2メインフライト372との間に形成されるスクリュ溝であり、第2溝374は、基端側の第2メインフライト372と先端側の第1メインフライト371との間に形成されるスクリュ溝である。
供給部A及び計量部Cでは、第1溝373及び第2溝374の深さは一定であり、供給部Aの溝深さは計量部Cより大きい。圧縮部Bでは、第1溝373及び第2溝374の深さはスクリュ330の先端に向けて徐々に小さくなっている。
また、スクリュ330は、第1サブフライト375及び第2サブフライト376から成る二条のサブフライトを備える。
第1サブフライト375は、第1溝373において、第1メインフライト371の押しフライト側から派生し、第2メインフライト372の引きフライト側で終了するように構成される。第2サブフライト376は、第2溝374において、第2メインフライト372の押しフライト側から派生し、第1メインフライト371の引きフライト側で終了するように構成される。
より詳細には、第1サブフライト375は、第1メインフライト371よりピッチが大きく、第1メインフライト371から分岐して、第1メインフライト371より大きいリード角でスクリュ330の先端側に延在し始め、先端側の隣接する第2メインフライト372に接続するよう設けられている。同様に、第2サブフライト376は、第2メインフライト372よりピッチが大きく、第2メインフライト372から分岐して、第2メインフライト372より大きいリード角でスクリュ330の先端側に延在し始め、先端側の隣接する第1メインフライト371に接続するよう設けられている。
第1サブフライト375と第2サブフライト376は、スクリュ330の圧縮部Bの軸方向の同じ位置からスクリュ330の先端側に延在し始め、計量部Cの入口付近の位置で終了するよう設けられている。第1サブフライト375と第2サブフライト376は、180度の位相差を以って配置されている。
したがって、メインフライト371,372とサブフライト375,376との位置関係は図4のようになる。図4では、スクリュ330の軸方向の異なる位置におけるメインフライト371,372とサブフライト375,376との位置関係を(a)〜(f)の6段階で図示している。図4の各図は、スクリュ330の所定の軸方向位置において基端側から視たときのスクリュ330及びシリンダ310の断面を示している。図4では、説明の便宜上、第1メインフライト371及び第2メインフライト372の位置を各図で同一位置としている。図4(a)が最も基端側の位置であり、まだサブフライトが派生していない位置である。第1サブフライト375及び第2サブフライト376は、図4(a)と図4(b)の間の位置にて、それぞれ第1メインフライト371及び第2メインフライト372から派生し、図4(b)〜(f)に示すようにそれぞれ第1メインフライト371及び第2メインフライト372に対して時計回り方向に離れると共に、それぞれ第2メインフライト372及び第1メインフライト371に接近する。そして、図4(f)より先端側の位置にて、第1サブフライト375及び第2サブフライト376は、それぞれ第2メインフライト372及び第1メインフライト371と合流して終了する。
図5に示すように、第1溝373は、第1サブフライト375によって、先端側を未溶融部分(ソリッドベッド)の領域377、基端側を溶融部分(メルトプール)の領域378に区分される。第2溝374は、第2サブフライト376によって、先端側を未溶融部分の領域379、基端側を溶融部分の領域380に区分される。図5に示すように、これらの未溶融部分の領域377,379は、スクリュ330の先端側へ向かって次第に狭くなっている。反対に、溶融部分の領域378,380は、スクリュ330の先端側へ向かって次第に広くなっている。
第1サブフライト375及び第2サブフライト376は、第1溝373及び第2溝374に沿って前方へ搬送される樹脂を、溶融部分(メルトプール)と未溶融部分(ソリッドベッド)とに分離させる(バリア効果)。さらに、樹脂が第1サブフライト375および第2サブフライト376を乗り越える際にせん断力がかかるため、分散が良くなる。
次に第1実施形態に係るスクリュ330の効果について説明する。第1実施形態のスクリュ330は、二条のメインフライト371,372と、二条のサブフライト375,376とを備える。サブフライト375,376は、メインフライト371,372のうち対応する一方から分岐して、スクリュ330の先端側に延在し始め、先端側の隣接する他方に接続するよう設けられる。より詳細には、第1サブフライト375は、第1メインフライト371から分岐して、スクリュ330の先端側に延在し始め、先端側の隣接する第2メインフライト372に接続するよう設けられる。第2サブフライト376は、第2メインフライト372から分岐して、スクリュ330の先端側に延在し始め、先端側の隣接する第1メインフライト371に接続するよう設けられる。
メインフライトを二条化することで、流路幅が狭くなってより早く旋回するため、シリンダからの熱が効率良く樹脂に伝達される。このため、熱伝達の効率が上がり、より早く溶融できるようになる。さらに、スクリュ330の基端側から先端側への搬送経路上において各メインフライトにサブフライトを設けることにより、樹脂の最終的な溶融と混練が行われて樹脂を均質化できるため、未溶融状態のまま樹脂が射出装置300から排出されることが少なくなる。これにより射出装置300の溶融能力を向上できる。
なお本実施形態では、「未溶融状態」とは、射出装置300内の樹脂が未溶融樹脂を所定以上含む状態を意味する。未溶融状態と判定するための閾値は、例えば正常な成形品を製造できた成形条件でパージしたときの撮影画像中の、パージ樹脂に対する未溶融樹脂の割合(面積や数など)を予め算出しておき、この割合を閾値とすることができる。また、「未溶融樹脂」とは、粘度が所定以上であり溶融樹脂に対して相対的に硬い状態の樹脂を意味する。

このように射出装置300の溶融能力が向上するので、未溶融樹脂の排出を抑制しながらスクリュ330の回転数を上げて成形材料の搬送能力を上げることができる。これにより、計量時間を短くすることができ、ハイサイクル成形が可能となる。
また、上記構成により樹脂の混練性が良くなるため、シリンダ310の設定温度を下げて、排出される樹脂の平均温度を下げても、樹脂の温度ムラがなく未溶融樹脂が出難くなる。これにより、射出装置300から金型に射出される樹脂の温度を低くすることができ、金型での冷却時間を短縮でき、この点でもハイサイクル成形に効果がある。
以上より、第1実施形態のスクリュ330は、溶融能力を向上でき、かつ、搬送する成形材料の樹脂温度を低くできる。
ここで図6及び図7を参照して第1実施形態のスクリュ330の効果をさらに説明する。図6は、第1実施形態のスクリュ330と従来のシングルフライトスクリュの搬送能力を比較した図である。図7は、第1実施形態のスクリュ330と従来のシングルフライトスクリュの樹脂温度を比較した図である。
図6の横軸は射出装置300の搬送能力(kg/h)を示し、縦軸は樹脂の溶融状態を示す。溶融状態とは、上記の未溶融状態と同様に、射出装置300内の樹脂が未溶融樹脂をどの程度含んでいるかを示す指標である。溶融状態の数値が小さいほど未溶融樹脂の割合が少なく、溶融状態の数値が大きいほど未溶融樹脂の割合が多い。本実施形態では、射出装置300から排出されるパージ樹脂の画像を用いた官能評価に基づき、2.5を溶融状態許容値として設置した。つまり、溶融状態の数値が2.5以下のときに適切な溶融状態であると判断できる。
スクリュ330の回転数を2種類設定し、各回転数における溶融状態の数値と、搬送能力とを算出した。図6には、第1実施形態のスクリュ330を用いたときの実験結果をグラフAで示し、比較例としてのシングルフライトスクリュを用いたときの実験結果をグラフBで示した。また、溶融状態許容値を点線で示す。図6に示すように、グラフAはグラフBに対して略平行かつ下方(溶融状態が良い方向)に配置されているので、溶融状態許容値を満たす範囲における搬送能力の最大値が相対的に高くなっている。つまり、図6の結果から、第1実施形態のスクリュ330を用いた場合には、シングルフライトスクリュを用いた場合よりも射出装置300の搬送能力が向上することが示された。
図7の横軸は射出装置300の樹脂温度(℃)を示す。図7の縦軸は図6と同じく樹脂の溶融状態を示す。
シリンダ310の設定温度を3種類設定し、各設定温度における溶融状態の数値と、樹脂温度とを算出した。図7には、図6と同様に、第1実施形態のスクリュ330の実験結果をグラフCで示し、シングルフライトスクリュの実験結果をグラフDで示し、溶融状態許容値を点線で示す。図7に示すように、グラフCはグラフDに対して下方(溶融状態が良い方向)に配置されているので、溶融状態許容値を満たす範囲における樹脂温度の最小値が相対的に低くなっている。つまり、図7の結果から、第1実施形態のスクリュ330を用いた場合には、シングルフライトスクリュを用いた場合よりも射出装置300の樹脂温度を低減できることが示された。
また、第1実施形態のスクリュ330では、第1サブフライト375と第2サブフライト376は、相互に同じ180度の位相差をとって配置されており、また、スクリュ330の軸方向の同じ位置からスクリュ330の先端側に延在し始めるよう設けられている。これらの構成により、スクリュ330のメインフライト及びサブフライトの配置のバランスが良くなり、スクリュ330の振れ回り安定性を向上させることが可能となる。
[第2実施形態]
図8を参照して第2実施形態を説明する。図8は、第2実施形態に係る成形機用スクリュ330Aの概略構成を示す図である。
図8に示すように、第2実施形態のスクリュ330Aは、二条のメインフライト371,372が供給部Aの途中の位置A1からスクリュ330Aの先端側に設けられる点、供給部Aの基端側に一条の基端フライト381が設けられる点、基端フライト381とメインフライト371,372との間にフライトが無い領域R(フライト無し領域R)が設けられる点で、第1実施形態のスクリュ330と異なる。
第1メインフライト371及び第2メインフライト372は、スクリュ330Aの軸方向の同じ位置A1からスクリュ330Aの先端側に延在し始めるよう設けられている。
一条の基端フライト381は、位置A1よりスクリュ330Aの基端側の位置A2から、供給部Aの基端側端部までの区間に設けられている。上述のとおり、スクリュ330Aは射出装置300のシリンダ310内で進退自在に配設されているが、基端フライト381は、スクリュ330Aがシリンダ310内の進退方向のどの位置にあるときでも、常にその一部が供給口311の直下にあるように設けられている。
二条のメインフライト371,372と一条の基端フライト381との間、すなわちスクリュ330Aの軸方向の位置A1から位置A2までの区間には、スクリュ330Aにフライトが形成されていないフライト無し領域Rが設けられている。
第2実施形態では、シリンダ310の供給口311から供給された固体状の樹脂ペレット(成形材料)は、基端フライト381によって先端側に搬送されて、位置A2にてフライト無し領域Rに到達すると、この領域Rに一旦滞留する。ペレットは、位置A1にて第1溝373または第2溝374に進入し、第1メインフライト371または第2メインフライト372によって圧縮部Bに搬送される。
このように、第2実施形態のスクリュ330Aは、シリンダ310の供給口311の直下の部分に設けられる基端フライト381を一条とすることで、供給口311から供給された直後の樹脂流路を広くとることができ、搬送能力を高くできる。これにより供給口311付近にペレットが滞留するのを防止できる。
また、基端フライト381とメインフライト371,372との間にフライト無し領域Rを設け、この領域Rの先端側の位置A1にて二条のメインフライト371,372を同時に始める構成とすることで、基端フライト381により搬送されたペレットをフライト無し領域Rにて一旦滞留させてから第1溝373と第2溝374に均等にペレットを投入できる。第1溝373と第2溝374に均等にペレットを投入することで、第1溝373及び第2溝374における成形材料の溶融を同様の条件で行うことができ、最終的な溶融樹脂の均質化を促進できる。
以上、具体例を参照しつつ本実施形態について説明した。しかし、本開示はこれらの具体例に限定されるものではない。これら具体例に、当業者が適宜設計変更を加えたものも、本開示の特徴を備えている限り、本開示の範囲に包含される。前述した各具体例が備える各要素およびその配置、条件、形状などは、例示したものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。前述した各具体例が備える各要素は、技術的な矛盾が生じない限り、適宜組み合わせを変えることができる。
上記実施形態では、第1サブフライト375と第2サブフライト376は、スクリュ330,330Aの軸方向の同じ位置から派生し、かつ、180度の位相差で配置される構成を例示したが、第1サブフライト375と第2サブフライト376の開始位置がスクリュ330,330Aの軸方向でずれていてもよい。また、第1サブフライト375と第2サブフライト376の位相差が180度以外でもよい。
メインフライト及びサブフライトは三条以上の多条でもよい。例えば三条の場合、サブフライトは、第1メインフライトと第2メインフライトとの間、第2メインフライトと第3メインフライトとの間、第3メインフライトと第1メインフライトとの間に個別に3つ設けられる。
サブフライト375,376がスクリュ330,330Aに設けられる位置は、上記実施形態のように圧縮部Bであることが好ましいが、計量部Cや供給部Aに跨って設けることもできる。
上記実施形態のスクリュ330,330Aは、射出成形のみならず押出成形でも適用可能である。
330,330A スクリュ(成形機用スクリュ)
371 第1メインフライト
372 第2メインフライト
375 第1サブフライト
376 第2サブフライト
381 基端フライト
A 供給部
B 圧縮部
C 計量部
R フライト無し領域

Claims (5)

  1. 成形機用スクリュであって、
    多条のメインフライトと、
    それぞれが、前記メインフライトのうち対応する一のメインフライトから分岐して、当該成形機用スクリュの先端側に延在し始め、先端側の隣接する他のメインフライトに接続するよう設けられる多条のサブフライトと、
    を備え
    当該成形機用スクリュの基端側には、一条の基端フライトが設けられ、
    前記メインフライトと前記基端フライトとの間には、フライトが無い領域が設けられている、成形機用スクリュ。
  2. 当該成形機用スクリュは、基端側から先端側に向けて、溝深さが一定である供給部、溝深さが基端側から先端側に向けて徐々に小さくなる圧縮部、溝深さが一定である計量部に区分され、
    前記供給部の溝深さは、前記計量部の溝深さよりも大きく、
    前記フライトが無い領域は、前記供給部の途中に設けられ、
    前記供給部の前記途中の位置から、当該成形機用スクリュの先端側に、前記メインフライトが設けられる、請求項1に記載の成形機用スクリュ。
  3. 前記サブフライトのそれぞれは、相互に同じ位相差をとって配置されている、
    請求項1又は2に記載の成形機用スクリュ。
  4. 前記サブフライトのそれぞれは、当該成形機用スクリュの軸方向の同じ位置から当該成形機用スクリュの先端側に延在し始めるよう設けられる、
    請求項1〜3のいずれか1項に記載の成形機用スクリュ。
  5. 前記メインフライト及び前記サブフライトが二条である、
    請求項1〜4のいずれか1項に記載の成形機用スクリュ。
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