JPS6315127B2 - - Google Patents

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JPS6315127B2
JPS6315127B2 JP5171382A JP5171382A JPS6315127B2 JP S6315127 B2 JPS6315127 B2 JP S6315127B2 JP 5171382 A JP5171382 A JP 5171382A JP 5171382 A JP5171382 A JP 5171382A JP S6315127 B2 JPS6315127 B2 JP S6315127B2
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JP
Japan
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compression
mold
die plate
plate
adjustment mechanism
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JP5171382A
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JPS58167134A (ja
Inventor
Shunsuke Matsuda
Katsuaki Mitani
Hironori Yoda
Kesaji Nishizawa
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication of JPS6315127B2 publication Critical patent/JPS6315127B2/ja
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/17Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C45/46Means for plasticising or homogenising the moulding material or forcing it into the mould
    • B29C45/56Means for plasticising or homogenising the moulding material or forcing it into the mould using mould parts movable during or after injection, e.g. injection-compression moulding
    • B29C45/561Injection-compression moulding
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/17Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C45/46Means for plasticising or homogenising the moulding material or forcing it into the mould
    • B29C45/56Means for plasticising or homogenising the moulding material or forcing it into the mould using mould parts movable during or after injection, e.g. injection-compression moulding
    • B29C45/561Injection-compression moulding
    • B29C2045/5615Compression stroke, e.g. length thereof

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は射出圧縮成形装置に関する。
射出成形においては、金型構造によつて厳密に
固定されたキヤビテイー中へ溶融樹脂を射出充填
し、ゲート部の細い部分が固化するまで保圧と呼
ばれる操作によつて射出シリンダよりスプルやラ
ンナ部の樹脂を介して圧力を付加し、キヤビテイ
ー部の樹脂が逆流しないようにし、ゲート固化後
はキヤビテイー内樹脂のもつ熱量を金型へ伝熱し
て冷却させ製品とすることが行なわれる。
溶融した樹脂の密度は、固体の密度より小さい
のが通常であつて、溶融した樹脂が固化していく
につれて体積が小さくなつていき、すなわち、収
縮が起こる。一例としてφ100mm、肉厚10mmの製
品を考え、樹脂密度が溶融状態で1.17、固体状態
で1.20であるとして、溶融状態の体積がキヤビテ
イーの体積(78.54c.c.)と等しい状態から固化し
常温になると、76.57c.c.となる。仮にいまこの減
少した体積を厚さ方向だけに収縮が起こるとする
と、出来上つた製品の厚さは9.75mmとなり、0.25
mmの肉厚不足となる。
このような収縮に対処するため、金型がパーテ
イングラインでわずかに開くまでオーバパツクし
てやる方法が検討され、その際の金型開き量を制
御する方法(特開昭50−39351号)や、オーバパ
ツクしやすいようなキヤビテイーを用いる
Rolinx法(“New concept in injection
molding,Rolinx process extended
application of plastics”Plastics,30,330,
Apr.(1965))が提案されている。また金型内に
キヤビテイーコアを前進後退できるように小さな
油圧シリンダを埋めこんでおくか、エジエクタ用
シリンダを用いるかして、意識的にキヤビテイー
を大きくして射出し、充填完了後油圧シリンダを
前進させてキヤビテイーを小さくし、所定の厚さ
の成形品を得ることが提案され、マイクロモルダ
ー法として知られている(H.Holt:“New
techniques in shrinkage control”SPE J.P519.
Jun.(1964))。
勿論、最も初歩的な方法は、この収縮を見込ん
でキヤビテイーを大きく設計することであるが、
肉厚製品、偏肉であるような製品などの場合、こ
のような設計は事実上不可能であり、トライアン
ドエラーの繰り返しをおこなうことが必要であ
る。
前記のオーバパツクの方法も高射出圧を要する
という欠点とともに、製品が偏肉である場合には
収縮の小さい肉薄部で収縮補正効果が制限される
ことが認められている。マイクロモルダー法の場
合には、シリンダラムの前進は収縮にともなつて
起こり、移動コア側の製品面が精度良く出来上る
ものの対面の精度は充分でない。
かかる現況に鑑み、型締力を用いて圧縮操作を
行ないうる射出圧縮成形法がENGEL社
(LUDWIG ENGEL KGMACHINEN
FABRIK,A−4311 SCHWERTBERG
AUSTRIA)により提案されているが、この方
法はトグル式の型締力を圧縮圧として用いるよう
に、射出工程ではトグルを完全に伸ばしきらない
ように保持し、圧縮工程で伸ばしきるという画期
的なものである。
しかしながら、トグルによる圧縮方法では、圧
縮圧の制御ができないという欠点がある。圧縮圧
の制御が必要であることは「樹脂に付加される圧
力−樹脂の比容−樹脂の温度」の関係を示す
PVT曲線により次のようにして説明できよう。
横軸に樹脂温度Tをとり、縦軸に樹脂の比容Vを
とり、一定の付加圧力P(反作用としての樹脂の
圧力と考えても良い)のもとでの樹脂のV、Tの
関係を示したのが第1図のPVT曲線である。
前述のような射出圧縮成形装置を用いて、金型
のキヤビテイーに樹脂を射出し圧縮し取出すまで
をこのグラフの上で追つてみよう。射出一次圧終
了点を(V→P)Aで示すと、射出によつて樹脂
温度が下がりながら樹脂圧力が増大する過程A−
Bがあり、保圧が完了しても樹脂温度は下りつづ
け、外からの圧力がないので体積が収縮し圧力の
低い時の比容となるため過程B−Cをたどる。こ
こで逆流に配慮しつつトグルを伸ばし切つて圧縮
操作を行なうと、樹脂温度がほとんど冷えない間
に樹脂圧力が増大し、過程C−Dとなる。この時
トグルが伸び切つているとすると、その後は樹脂
温度が下り、圧力が減少するという過程がD−E
である。このとき比容が低下するので、樹脂は動
かされることになり、流動性が悪くなつた状態で
樹脂に圧力を付加するため歪を生じる。この後取
出し温度に達して金型を開くと、樹脂圧力は外部
圧力が減少するため比容を増大させる過程E−F
となり、大気圧の中で樹脂温度が常温となる過程
F−Gがそれに続き成形が完了する。
この場合の成形収縮率はEとGの比容の差から
求めることができる。トグルによる圧縮方法では
腕の長さが固定されているため位置決めによつて
圧力を調節するが、その圧力は金型温度、タイバ
ー温度、位置の設定によつて異なるためその圧力
を固定することが困難である。このため圧縮圧力
を制御するのが困難で、PVT曲線上で言えばト
グルを伸ばし切つた状態での終点がDであるのか
D′であるのか不明であり制御することもできな
い。
一方、直圧方式の油圧による圧縮方法では、そ
の最大圧縮圧は厳密に調整することができ、第2
図のように樹脂温度が低下するに伴ない樹脂の比
容が一定となるように圧縮圧力を低下させる制御
をするならば、固化していく過程で樹脂は全く変
形しないので歪が生じることもない。このことは
第2図の上のA〜Gの工程を追つていけば一定の
成形収縮率を有する成形が可能なことを示してい
る。この場合キヤビテイーと樹脂の体積の違いは
DとGの比容の違いになる。キヤビテイーの体積
を一定に保つ制御は可能なので、これによりサイ
クルからサイクルへ一定の成形収縮率を有する成
形が可能になる。
以上の考察から、本発明は直圧式の圧縮を可能
ならしめる射出圧縮成形装置を提案するもので、 (1) いかにしてキヤビテイーの体積を大きくする
か、またその制御をどうするか、 (2) いかにして製品を取出すための型の開閉をス
ムーズに行なうか、 (3) いかにして圧縮の制御が可能な圧縮工程を得
るか、 の問題点を解決することを目的としている。
本発明の射出圧縮成形装置は、通常の射出成形
装置の型締シリンダのほかに、可動側ダイプレー
トを2枚にし、金型側の1枚と固定側ダイプレー
トとに金型の型板を取付け、型締側の1枚または
前記金型側の1枚に圧縮用の短ストロークの油圧
シリンダを設け、射出後金型側のプレートまたは
型締側のプレートを圧縮用油圧シリンダで押して
圧縮操作を行なうものである。
第3図は本発明の射出圧縮成形装置における各
工程別のダイプレート間隔(デイライト)、射出
時および低圧(高圧)型締時の型締シリンダ固定
盤またはこれに固定されたタイバー支持板と可動
側ダイプレートとの距離、タイバー長の相関関係
を示し、これを用いて、本発明の概念を説明す
る。
第3図aは低圧型締時における各プレート間の
距離を示しており、タイバー長はlであり、固定
側ダイプレート1と可動側ダイプレートの金型側
プレート2の距離l′は金型厚さに対応する。可動
側ダイプレートの型締シリンダ側プレート3の距
離l″はシリンダラムの移動によつて可変できるよ
うになつている。
この状態から型締シリンダラムを高圧の油圧で
駆動前進させた高圧型締の状態が第3図bに示さ
れている。低圧型締で金型が充分に結合されてい
る時には、高圧型締ではl′はほとんど変化しない
と考えて良いが、タイバー長は△だけ伸びて、
(l+△)となり、その伸びた分はほぼl″の距離
の変化に対応し、(l″+△)となる。
本発明における射出圧縮成形装置では、射出時
の状態は型締を最後まで行なわずに、第3図cの
ように、金型をパーテイングラインP,Lまたは
他の型板間でわずかに開き、金型厚さは(l′+
δ)とする。このδを圧縮しろという。このとき
高圧型締は行なわれていない訳で、タイバー長は
lのままで圧縮しろδ分はl″の変化を招来し、
(l″−δ)となる。
射出後の圧縮工程では第3図dのように可動側
ダイプレートの金型側プレート2が前進するの
で、(l′+δ)はl′になるまで圧縮され所定の製品
厚さの製品が得られることになる。この圧縮操作
によつてタイバーはわずかに伸び、(l+△″)と
なり、(l″−δ)が固定されておれば、可動側ダ
イプレートの型締シリンダ側プレート3と金型側
プレート2の間に(δ+△″)の隙間ができる。
射出工程において射出圧が増大すると、(l″−
δ)が固定されている成形装置では、タイバー長
はわずかに伸び(l+△′)となるので、金型厚
さは(l′+δ+△′)となり、その状態からl′にな
るまで圧縮すると、実際に圧縮される量は、 (δ+△′) となる。
射出工程に先き立つて金型を開く量δは、製品
の形状、樹脂の温度、射出圧などを考慮して実験
的に求められねばならない。このため容易にδを
調整しなおすことができ、しかも精度の出る圧縮
しろ調整機構が極めて大切である。
本発明は、射出充填時に射出圧がかかつても、
また圧縮操作のときでも(l″−δ)を維持しうる
機構に関するもので、射出後2枚の可動側ダイプ
レートのうち型締シリンダ側プレート3または金
型側プレート2に油圧シリンダを設け、これによ
り金型側プレート2あるいは型締シリンダ側プレ
ート3を押し、圧縮操作を行なうようにした圧縮
機構を有し、かつ製品を取出すための型開や次の
サイクルのための型閉は自由にでき、さらに圧縮
しろをミクロン(μm)単位で設定できる機構を
設けたことを特徴とする射出圧縮装置に関するも
のである。
以下本発明の一実施例を図面に基づいて説明す
る。射出圧縮成形の原理と工程を満たす装置を第
4図に示す。第4図の上半分の断面図においては
タイバー支持板4に設けられた型寸開きシリンダ
5が後退し、圧縮しろ調整部7を有する微調機構
6が引き抜かれ、型締シリンダラム8により可動
側ダイプレートの型締シリンダ側プレート3と金
型側プレート2が後退し、型開きの状態を示して
いる。次に下半分の断面図のように型締シリンダ
ラム8を前進させ、一度型締めを行ない、型寸開
きシリンダ5を前進させ、微調機構6をタイバー
支持板4と可動側ダイプレートの型締側プレート
3の間に挿入し、微調機構6の圧縮しろ調整部7
を回転して必要とする圧縮しろに相当する寸法α
を調整することにより金型の圧縮しろδを設定す
る。
次に第5図上半分の断面図のように型締シリン
ダラム8を後退させると2枚構成の可動側ダイプ
レートが後退し、型締シリンダ側プレート3が微
調機構6の調整部7の端面に当接され、第4図の
圧縮しろδは金型の合わせ面に移行する。この時
タイバー支持板4と可動側ダイプレートの型締シ
リンダ側プレート3間の寸法は微調機構6が型締
側プレート3の後退限となり一定の寸法(l″−
δ)に維持規制される。そこで、次に金型のキヤ
ビテイ9に射出ノズル10から溶融された樹脂が
射出充填されて射出圧力がかかつても可動側ダイ
プレートは後退せず、タイバー11が伸びて金型
厚さがl′+δ+△′と変化し、圧縮しろはδ+
△′と変化する。射出後の圧縮工程の第5図下半
分の断面図では、2枚構成の可動側ダイプレート
の型締シリンダ側プレート3に埋設された圧縮用
油圧シリンダ12(金型側プレート2に埋設され
ても良い)により、金型側プレート2が押されて
前進し、金型厚さl′になるまで圧縮される。この
時も微調機構6が型締シリンダ側プレート3の後
退限となり、タイバー支持板4との間の寸法
(l″−δ)は維持され、金型合わせ面の圧縮しろ
δ+△′が型締側プレート3と金型側プレート2
の間に移行する。
このように、本発明の射出圧縮成形装置では、
2枚構成の可動側ダイプレートの後退限となる規
制機構と第2図のPVT曲線に従つた圧縮冷却工
程に必要な圧縮しろ設定機構を持ち、ミクロン単
位で精度良く調整できる特徴をもつている。
次に、本発明の射出圧縮成形装置に使用する後
退限規制機構と精密で精度よく圧縮しろを設定で
きる圧縮しろ設定機構を説明する。第6図は、第
4図、第5図に説明した微調機構で微調機構自身
が伸びちぢみして寸法変化するとともに後退限を
規制できる機構を有することを特徴とする。Aは
微調機構6の中にネジが切つてあり圧縮しろ調整
部7の外周にネジが切つてあり、このネジの回転
により調整部7が出入りする。この場合ネジのピ
ツチと直径と回転数により全体の長さをミクロン
単位で設定できる。この微調機構6の形状は円
筒、楕円、角、多角、円角組合せ等各種の形状で
良い。Bは微調機構の片端面がテーパー状になつ
たもので両端面がテーパー付きでも良い。
第8図は圧縮しろ設定機構と後退限規制機構が
別れていてその組合せにより圧縮しろの微調整と
後退限規制を行なう装置の数例を示し、Aは圧縮
しろ設定の微調機構6や可動側ダイプレートの型
締シリンダ側プレート3に取付け固定され、後退
限規制機構13は第4図、第5図のように型寸開
きシリンダ5により挿入ロ、引抜きイされる。ま
た形状は第6図Aと同様に各種の形状で良く、し
かも微調機構6と後退限規制機構13はf−f矢
視図のイに示すように同一形状でも異種形状の組
合せでも自由である。
Bはタイバー11に微調機構6を取り付けた場
合の構造を示し、後退限規制機構13はタイバー
11に当たらないような構造となつている。
Cは型締シリンダラム8に微調機構6を取付け
た場合の構造を示し、後退限規制機構13は微調
機構に当接し、型締シリンダラム8に接触しなけ
れば良い。
Dは後退限規制機構13の片側端面がテーパー
状になつたもので両端面テーパー付でも良い。
第9図はハーフナツトを後退限規制機構として
使用した場合の微調機構との組合せ構造を示し、
ハーフナツト14閉の状態でハーフナツト受け1
5を強固にだきしめ、可動側ダイプレートの型締
シリンダ側プレート3の後退限を微調機構6の圧
縮しろ調整部7の端面で受けている。第7図Aは
型締め時イと型開き時ロを示し、ロの型開き時で
ハーフナツト14が開の状態である。第7図Bは
型締シリンダラム8に微調機構6とハーフナツト
14を取りつけた場合の例を示し、イがハーフナ
ツト閉、bが開の状態を示す。
第10図は後退限規制機構が回転して後退限規
制と金型の開閉を自由に行なえるようにした方式
の図で、Aのように、圧縮しろの調整は微調機構
6の調整部7を回転させて行い、調整部7の端面
を後退限規制機構16を介して型締シリンダ側プ
レート3に当接させて後退限を規制する。金型の
開閉は、後退限規制機構16の突出部17がCの
ように調整部7の凹溝18に入る位置に回転した
時に、Bのように、金型の型開き動作が行なわ
れ、Dのように調整部7の凹溝18と後退限規制
機構16の突出部17が合致せず調整部7に当接
する位置に回転したときに後退限が規制される。
第11図は回転方式の他の実施例を示す。A,
Bは微調機構6をタイバー11や型締シリンダ側
プレート3、タイバー支持板4等に取り付け、後
退限規制機構の回転軸を別の位置に設けた時の機
構を示し、Aはモータにより後退限規制機構19
を回転させ、ロの状態で型開き型締めを行ない、
イの状態で後退限設定と圧縮しろ設定を行なう。
Bは油圧およびエアシリンダに取り付けられた回
転作動板21の前進後退により後退限規制機構2
0が当接されたり解除されたりする機構で、回転
作動板21が後退したときに後退限規制機構20
が自重で当接し、回転作動板21が前進したとき
にテーパー部21aにより押し上げられ、金型の
開閉ができる。
C,Dは後退限規制機構22に貫通孔23が設
けられ、圧縮しろ調整軸24や微調機構6の調整
部7が出入することによりロのように金型の開閉
ができ、当接する状態でイのように後退限を規制
する。
第12図はクサビや抜きテーパー付の後退限規
制機構13で、圧縮しろはクサビの挿入量を調整
することにより設定する方式である。クサビの挿
入量の調整はクサビの低面を受ける微調機構6の
調整部7の設定で行なわれ、この他にシリンダの
前進後退を調整する構造も考えられる。
各種各様説明してきたが、後退限規制機構と圧
縮しろ調整機構は次のように 1 微調機構自身が圧縮しろ調整と後退限規制機
能を有しそれを出し入れする方式 2 微調機構をダイバー支持板と型締シリンダ側
プレート間の任意位置に取付固定し、それに当
接させる後退限規制機構との組合せ方式 3 ハーフナツトを使用する方式 4 回転させる方式 5 クサビ等の挿入量を調整する方式 等に分類される。いずれもミクロン単位での圧縮
しろ調整と後退限規制が行なわれ、簡単に精度よ
く安定した品質の成形品が成形できる。
第13図は微調機構と前進限規制機構が固定側
ダイプレートと可動側ダイプレートの金型側プレ
ートの間にある場合の他の実施例を示す。第13
図上半分の断面図のように、型開き状態で、微調
機構6の調整部7により必要とする圧縮しろに相
当する寸法αを調整し、型寸開きシリンダ5を前
進させ、前進限規制機構25を固定側ダイプレー
ト1に当接させ、型締シリンダラム8により可動
側ダイプレートを前進させ、可動側ダイプレート
の金型側プレート2に取付けた微調機構6の調整
部7の端面を前進限規制機構25の端面に当接さ
せることにより、型締シリンダラム8による型締
めは最後まで行なわれずに、金型の合わせ面にδ
の圧縮しろを形成し、タイバー支持板4と型締シ
リンダ側プレート3の寸法を維持させる。そして
金型キヤビテイ9に樹脂を充填し、射出圧力がか
かり、タイバー11が△′だけ伸び、金型の圧縮
しろδはδ+△′となつた状態を示している。次
に第13図下半分の断面図は型寸開きシリンダ5
により前進限規制機構が引き抜かれ、型締シリン
ダ側プレート3に埋設された圧縮用油圧シリンダ
12により金型側プレート2が押され、金型合わ
せ面の圧縮しろδ+△′が可動側ダイプレートの
型締シリンダ側プレート3と金型側プレート2の
間に移行した状態を示している。またこのときの
微調機構6や前進限規制機構25は先の実施例で
説明したような微調機構と後退限規制機構の組合
せを使用することができるのは当然である。
以上本発明によれば、可動側ダイプレートを2
枚にし、その金型側のプレートと固定側ダイプレ
ートとに金型の型板を取付け、型締側プレートま
たは金型側プレートに圧縮用油圧シリンダを設
け、射出後金型側プレートまたは型締側プレート
を前記圧縮用油圧シリンダで押して圧縮操作を行
なうものであるから、これに圧縮しろ微調機構と
後退限または前進限規制機構を併用することによ
り、金型内キヤビテイの体積を大きくして圧縮し
ろをとることができ、固化していく過程で樹脂が
全く変化せず、歪が生じない製品を得ることがで
きるとともに、高速型締もつつがなく実施できる
利点を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図はトグルによる圧縮方法の「樹脂に付加
される圧力−樹脂比容−樹脂温度」の関係を示す
PVT曲線図で、Aは射出一次圧終了点、Bは保
圧完了点、Cは圧縮開始点、D,D′は圧縮完了
点、E,E′は型開き直前点、Fは型開き点、Gは
常温点、第2図は本発明の直圧方式によるPVT
曲線図、第3図は本発明の概念図、第4図および
第5図は本発明の一実施例を示す詳細説明図で、
第4図の上半分は型開き状態図、下半分は型閉め
状態図、第5図の上半分は、金型合わせ面に圧縮
しろを形成し樹脂充填した状態図、下半分は圧縮
した状態図、第6図は微調機構の各種形状を示す
図で、Aは微調機構そのものを出し入れする方式
のもの、BはAの片側端面がテーパーになつたも
の、第7図はハーフナツトを使用した時の図で、
Aはタイバー支持板と型締側プレート間の任意の
位置に取付けた状態図、Bは型締シリンダラムに
取付けた状態図、第8図は微調機構と後退限規制
機構の組合わせによる各種構造と位置、形状を示
す図で、Aは微調機構をタイバー支持板と型締側
プレート間の任意の位置に取付けた場合と微調機
構と後退限規制機構の形状と組合わせを示す図、
Bはタイバー上に取付けたもの、Cは型締シリン
ダラムに取付けたもの、Dは後退限規制機構の片
側端面がテーパーになつているもの、第9図はハ
ーフナツト使用時の場合の説明図、第10図は回
転方式の圧縮しろ調整機構と後退限規制機構を示
す詳細説明図、第11図は回転方式の各種の機構
を示す図で、Aは後退限規制機構の回転軸を微調
機構と別に設けたもの、Bは回転作動板により後
退限規制機構が働くもの、C,Dは貫通孔を有し
た機構のもの、第12図はテーパーやクサビの入
る量により圧縮しろを調整し後退限も規制する詳
細説明図、第13図は本発明の他の実施例を示す
詳細説明図である。 1……固定側ダイプレート、2,3……可動側
ダイプレートの金型側プレートおよび型締シリン
ダ側プレート、4……タイバー支持板、5……型
寸開きシリンダ、6……微調機構、7……圧縮し
ろ調整部、8……型締シリンダラム、9……キヤ
ビテイ、11……タイバー、12……圧縮用油圧
シリンダ、13,16,19,20……後退限規
制機構、17……突出部、18……凹溝、21…
…回転作動板、23……貫通孔、24……圧縮し
ろ調整軸、25……前進限規制機構。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 可動側ダイプレートを2枚構成にし、可動側
    ダイプレートの型締側プレートあるいは金型側プ
    レートに圧縮用油圧シリンダを設け、この圧縮用
    油圧シリンダにより金型側プレートあるいは型締
    側プレートを押して圧縮操作を行なうようにな
    し、さらにタイバー支持板と可動側ダイプレート
    の型締側プレート間に、金型に必要な圧縮しろを
    調節できる圧縮しろ微調機構と、金型のキヤビテ
    イ内への樹脂の射出充填時や圧縮操作時に可動側
    ダイプレートの後退限を規制し、タイバー支持板
    と可動側ダイプレートの型締側プレートとの間の
    寸法を変化なく一定に維持する後退限規制機構を
    設け、この後退限規制機構の解除により型開きを
    行なうようにしたことを特徴とする射出圧縮成形
    装置。 2 圧縮しろ微調機構はタイバー支持板と可動側
    ダイプレートの型締側プレートの間に挿脱され
    て、自身が圧縮しろ調整と後退限規制を行なうよ
    うにしたことを特徴とする特許請求の範囲第1項
    記載の射出圧縮成形装置。 3 圧縮しろ微調機構はタイバー支持板または可
    動側ダイプレートの型締側プレートに取付けら
    れ、後退限規制機構は圧縮しろ微調機構と可動側
    ダイプレートまたはタイバー支持板の間に挿脱さ
    れることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載
    の射出圧縮成形装置。 4 圧縮しろ微調機構はタイバー支持板または可
    動側ダイプレートの型締側プレートに取付けら
    れ、後退限規制機構は圧縮しろ微調機構と可動側
    ダイプレートまたはタイバー支持板の間に位置
    し、前記微調機構と後退限規制機構の相対回転に
    より後退限の規制および解除を行なうようにした
    ことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の射
    出圧縮成形装置。 5 圧縮しろ微調機構はタイバー支持板または可
    動側ダイプレートの型締側プレートに取付けら
    れ、タイバー支持板と可動側ダイプレートの型締
    側プレートの間に設けたハーフナツトを閉めた時
    に圧縮しろ微調機構をはさみ込むかあるいは端面
    に当接するようにしたことを特徴とする特許請求
    の範囲第1項記載の射出圧縮成形装置。 6 可動側ダイプレートを2枚構成にし、可動側
    ダイプレートの型締側プレートあるいは金型側プ
    レートに圧縮用油圧シリンダを設け、この圧縮用
    油圧シリンダにより金型側プレートあるいは型締
    側プレートを押して圧縮操作を行なうようにな
    し、さらに固定側ダイプレートと可動側ダイプレ
    ートの金型側プレート間に、金型に必要な圧縮し
    ろを調整できる圧縮しろ微調機構と、金型のキヤ
    ビテイ内への樹脂の射出充填時に可動側ダイプレ
    ートの前進限を規制し、固定側ダイプレートと可
    動側ダイプレートの金型側プレートとの間の寸法
    を変化なく一定に維持する前進限規制機構を設
    け、この前進限規制機構の解除により前記圧縮用
    油圧シリンダによる圧縮操作を行なうとともに、
    可動側ダイプレートの型締側プレートの後退によ
    り型開きを行なうようにしたことを特徴とする射
    出圧縮成形装置。 7 圧縮しろ微調機構は固定側ダイプレートと可
    動側ダイプレートの金型側プレートの間に挿脱さ
    れて、自身が圧縮しろ調整と後退限規制を行なう
    ようにしたことを特徴とする特許請求の範囲第6
    項記載の射出圧縮成形装置。 8 圧縮しろ微調機構は固定側ダイプレートまた
    は可動側ダイプレートの金型側プレートに取付け
    られ、前進限規制機構は圧縮しろ微調機構と可動
    側ダイプレートまたは固定側ダイプレートの間に
    挿脱されることを特徴とする特許請求の範囲第6
    項記載の射出圧縮成形装置。 9 圧縮しろ微調機構は固定側ダイプレートまた
    は可動側ダイプレートの金型側プレートに取付け
    られ、前進限規制機構は圧縮しろ微調機構と可動
    側ダイプレートまたは固定側ダイプレートの間に
    位置し、前記微調機構と前進限規制機構の相対回
    転により前進限の規制および解除を行なうように
    したことを特徴とする特許請求の範囲第6項記載
    の射出圧縮成形装置。 10 圧縮しろ微調機構は固定側ダイプレートま
    たは可動側ダイプレートの金型側プレートに取付
    けられ、固定側ダイプレートと可動側ダイプレー
    トの金型側プレートの間に設けたハーフナツトを
    閉めた時に、圧縮しろ微調機構をはさみ込むかあ
    るいは端面に当接するようにしたことを特徴とす
    る特許請求の範囲第6項記載の射出圧縮成形装
    置。
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