JPH0513850Y2 - - Google Patents

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JPH0513850Y2
JPH0513850Y2 JP1985099026U JP9902685U JPH0513850Y2 JP H0513850 Y2 JPH0513850 Y2 JP H0513850Y2 JP 1985099026 U JP1985099026 U JP 1985099026U JP 9902685 U JP9902685 U JP 9902685U JP H0513850 Y2 JPH0513850 Y2 JP H0513850Y2
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steel rod
sheath
prestressed concrete
support strip
flexible support
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JP1985099026U
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Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野〕 この考案はプレストレストコンクリート部材に
使用される圧縮鋼棒の座屈防止構造の改良に関す
るものである。
〔従来技術〕
従来、プレストレストコンクリート部材に挿入
された圧縮鋼棒を圧縮したとき、その圧縮鋼棒が
座屈するのを防止するための座屈防止構造として
は、実公昭58−53877号公報および実公昭58−
53878号公報により公表されているように、PC鋼
棒を挿入するシースに、楕円形断面の多数の変形
部を形成すると共に、隣り合う変形部の楕円形の
長径方向をシース中心線の周りに変化させた構造
のものが知られている。
しかしながら、前述のような変形部を有するシ
ースを製造することは実際上非常に困難であり、
かつ加工精度が極めて悪く、そのため座屈防止の
目的を十分に果たすことができず、さらに円形断
面のシースに比べて製造コストが高くなり、しか
も圧縮PC鋼棒とシースとの接触面積が大きいの
でそれらの摩擦抵抗が大きくなり、そのため圧縮
PC鋼棒を押込んで圧縮するときの応力損失が大
きいとう問題がある。
〔考案の目的、構成〕
この考案は、前述の問題を有利に解決し、かつ
シースと圧縮PC鋼棒との間に注入されるセメン
トミルクの流れも良好であるプレストレストコン
クリート部材用圧縮鋼棒の座屈防止構造を提供す
ることを目的とするものである。
〔実施例〕
次にこの考案を図示の例によつて詳細に説明す
る。
第1図ないし第3図はこの考案の第1実施例を
示すものであつて、多数の金属製例えば鋼製の中
空球体5が両端に膨出頭部6を有する金属製連結
線材7を介して連結され、グラウト材横断通過性
を有する可撓性支承条体2が構成され、その可撓
性支承条体2はプレストレストコンクリート用圧
縮鋼棒1の周囲の螺旋状に巻付けられ、かつその
可撓性支承条体2を巻付けた圧縮鋼棒1は、プレ
ストレストコンクリート部材3に埋設された円形
断面の金属製シース4内に嵌挿され、さらに圧縮
鋼棒1と可撓性支承条体2とは金属性中空球体5
の部分で点接触している。
前記中空球体5は、圧縮鋼棒1とシースとの間
で圧縮力を受けても押潰されないように、高強度
の金属材料により厚肉に製作する必要がある。
前述のようにしてシース4内にセツトされた圧
縮鋼棒1の単部をその圧縮鋼棒1の中央側に向か
つて押込んで、その圧縮鋼棒1を圧縮する場合、
その圧縮鋼棒1が横方向に変形しようとしても、
そり変形が螺旋状の可撓性支承条体2により拘束
されるので、圧縮鋼棒1の座屈が防止され、また
シース4内で圧縮鋼棒1が蛇行変形することはな
いので、圧縮力と圧縮鋼棒短縮量との関係は直線
形(正比例関係)になる。
第4図および第5図はこの考案の第2実施例を
示すものであつて、金属線コイル例えば鋼線コイ
ルからなる可撓性支承条体2がプレストレストコ
ンクリート用圧縮鋼棒1の周囲に螺旋状に巻付け
られ、かつその可撓性支承条体2を巻付けた圧縮
鋼棒1は、プレストレストコンクリート部材3に
埋設された円形断面の金属製シース4内に嵌挿さ
れ、さらに圧縮鋼棒1と可撓性支承条体2とは点
接触している。
前記金属線コイルは、圧縮鋼棒1とシースとの
間で圧縮力を受けても押潰されないように、高強
度の太い金属線により製作する必要がある。
〔考案の効果〕
この考案によれば、プレストレストコンクリー
ト用圧縮鋼棒1の周囲にグラウト材横断通過性を
有する可撓性支承条体2が螺旋条に巻付けられ、
その可撓性支承条体を巻付けた圧縮鋼棒がプレス
トレストコンクリート部材3に埋設された円形断
面のシース4内に嵌挿されるので、従来の安価な
円形断面のシース4と市販の安価な玉付き鎖ある
いは金属線コイル等からなる可撓性支承条体2と
を使用して、圧縮鋼棒1をシース4の中心位置に
保持することができ、そのため容易にかつ経済的
に圧縮鋼棒の座屈防止構造を構成することがで
き、さらに圧縮鋼棒1はシース4内の周囲の何れ
の方向にも座屈変形しないので、座屈荷重が高く
なり、しかも圧縮鋼棒1と可撓性支承条体2との
接触面積が小さいので摩擦抵抗が小さく、そのた
め圧縮鋼棒1を押込圧縮する際の応力損失が小さ
く、また可撓性支承条体2はグラウト横断通過性
を有するので、セメントミルク等のグラウト材を
可撓性支承条体2の全長にわたつて横断通過させ
て、圧縮鋼棒1の全周に均一にグラウトを施すこ
とができる等の効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図はこの考案の第1実施例を
示すものであつて、第1図はプレストレストコン
クリート部材用圧縮鋼棒の座屈防止構造の一部を
示す一部縦断側面図、第2図は第1図のA−A線
断面図、第3図は可撓性支承条体の一部を示す縦
断側面図である。第4図はこの考案の第2実施例
に係るプレストレストコンクリート部材用圧縮鋼
棒の座屈防止構造の一部を示す一部縦断側面図、
第5図は第4図のB−B線断面図である。 図において、1はプレストレストコンクリート
用圧縮鋼棒、2は可撓性支承条体、3はプレスト
レストコンクリート部材、4はシース、5は金属
製中空球体、6は膨出頭部、7は金属性連結線材
である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. プレストレストコンクリート用圧縮鋼棒1の周
    囲にグラウト材横断通過性を有する可撓性支承条
    体2が螺旋状に巻付けられ、その可撓性支承条体
    を巻付けた圧縮鋼棒がプレストレストコンクリー
    ト部材3に埋設された円形断面のシース4内に嵌
    挿されていることを特徴とするプレストレストコ
    ンクリート部材用圧縮鋼棒の座屈防止構造。
JP1985099026U 1985-07-01 1985-07-01 Expired - Lifetime JPH0513850Y2 (ja)

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JPS627523U JPS627523U (ja) 1987-01-17
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5537613U (ja) * 1978-09-01 1980-03-11

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS528258Y2 (ja) * 1974-11-08 1977-02-22

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5537613U (ja) * 1978-09-01 1980-03-11

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JPS627523U (ja) 1987-01-17

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