JPH0333766Y2 - - Google Patents

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JPH0333766Y2
JPH0333766Y2 JP1983022790U JP2279083U JPH0333766Y2 JP H0333766 Y2 JPH0333766 Y2 JP H0333766Y2 JP 1983022790 U JP1983022790 U JP 1983022790U JP 2279083 U JP2279083 U JP 2279083U JP H0333766 Y2 JPH0333766 Y2 JP H0333766Y2
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JP
Japan
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sheath
spacer wire
diameter
spacer
wire
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JP1983022790U
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JPS5984010U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は斜張橋の斜材等の緊張材に使用する
緊張材用シース組立材に関するものである。
〔従来技術〕
従来第1図に示すように地上に構築したタワー
TとデツキD間に緊張材Lとなる斜材を複数本架
設してデツキDを吊下した斜張橋が開発されてい
る。前記緊張材Lとしては合成樹脂等の保護シー
ス内に鋼線若しくは鋼より線を複数本挿通したも
のが採用されており、あらかじめシースを挿通し
て一体化された緊張材Lを現場に組んだ足場上に
持ち上げて、直接両端をタワーTとデツキDに
各々連結する工法によつて架設されていた。その
他無線鉄塔等における緊張材の架設には略同様の
工法が採用されていた。
このような従来の緊張材架設工法には、シース
内に鋼線等を挿通した重量の大きい緊張材を架設
することが極めて困難であつたり、また架設のた
めには巨大な足場が必要となり、時には現場に搬
入する作業が困難なため緊張材の組立工場を現場
に建設する必要があつたりする等の欠点があつ
た。
このような欠点を解消するため本出願人が開発
した緊張材架設工法(特開昭59−98974号公報)
は、両端部にインデツクス孔を有するアンカーヘ
ツドを取付けたシースを架け渡し、その後該アン
カーヘツドの相対応するインデツクス孔間に鋼線
等を挿通し、該シース内にて鋼線等を緊張するこ
とによつて緊張材を架設するものである。
この工法によれば、シースを架け渡した後に鋼
線を挿通するため、緊張材の架設が容易となり、
巨大な足場を組む必要がなく、現場にて工場建設
の必要がなくなり、鋼線の挿通も容易に行える等
の効果が得られ上記の欠点を解消することができ
た。
この考案は前記工法に使用される緊張材を現場
へ搬送するのに取扱いが容易となるように改良し
たものである。
〔考案の目的〕
この考案は緊張材となる内周面に螺旋状にスペ
ーサーワイヤを接着したシースをシース単体とス
ペーサーワイヤとに分割して搬送が容易であり、
かつ挿入管を用い組立が簡易な緊張材用シース組
立材を提供することを目的とする。
〔考案の構成〕
この考案にかかる緊張材用シース組立材は、シ
ース単体とシース単体より大径の螺旋間隔をあけ
ず螺旋状に捲回したスペーサーワイヤと、内径が
スペーサーワイヤの螺旋の径より僅かに大きい円
筒およびシース単体の内径より僅かに小さい外径
の円筒を円錐状の管体で接続一体として形成した
挿入管とからなる。
〔実施例〕
以下図に示す斜張橋の斜材架設用シース形成時
における一実施例に基づきこの考案を詳細に説明
する。
緊張材Lは、第5図において示すようにシース
1内に螺旋状にスペーサーワイヤ11をその内周
面に接して装着するものである。この考案はシー
ス1を複数本の一定の長さを有するシース単体
1pに分離し、またスペーサーワイヤ11を螺旋
間隔をあけずに螺旋状に捲回して搬送するように
して搬送を容易にすると共に、施工現場において
挿入管12を用いシース1内にスペーサーワイヤ
11を容易に装着できるようにしたものである。
シース1としては鋼線等の防錆のために耐候性
の良好な合成樹脂製の円筒状部材を使用するが、
その他ステンレス製鋼管等が採用可能であり、ス
ペーサーワイヤ11はコイル状に巻かれた亜鉛メ
ツキ鋼線等の部材であつて、該スペーサーワイヤ
11の径はシース1の内径よりも大きく設定さ
れ、また挿入管12は内径がスペーサーワイヤ1
1の螺旋の径より僅かに大きい円筒およびシース
単体1pの内径より僅かに小さい外径の円筒を円
錐状の管体で接続一体として形成したものであ
る。
以上のようにシース単体1pとスペーサーワイ
ヤ11と挿入管12から構成されたこの考案にお
いて、複数本のシース単体1p,1pの両端面を加
熱溶着して所定長さのシース1を構成し、このシ
ース1を例えば第1図のように地上に構築したタ
ワーTとデツキD間に架け渡し、次いでこのシー
ス1内周面にスペーサーワイヤを装着する。(第
2図〜第5図参照) シース1内周面へスペーサーワイヤ11を装着
するには、シース単体1pの一端には円錐形の挿
入管12を連結し、該挿入管12の他端にはスペ
ーサーワイヤ11を挿入して該スペーサーワイヤ
11の先端にリードワイヤ13を引掛けてスペー
サーワイヤ11をシース単体1p内に引く込む。
スペーサーワイヤ11は長手方向に伸長されて、
その径が小さくなりシース単体1p内周面に螺旋
状に接触して装着される。スペーサーワイヤ11
はシース単体1p両端において切断する。各両端
はシース単体1p内周面にU字状の定着ピン或い
は合成樹脂による溶接等によつて固定すればよ
い。なお、シース単体1pとしてステンレス鋼管
を使用する場合は溶接によつてシース単体同士を
連結するものである。
〔考案の効果〕
この考案は以上のような構成を有し、スペーサ
ーワイヤと、シース単体複数本を現場に搬入して
連結することができるので運搬が極めて容易にな
る。またシース単体内径よりも大きい外径を有す
るよう巻き上げられたスペーサーワイヤを挿入管
より引き込んで内周面に螺旋状に装着せしめるた
め、シース内へのスペーサーの固着作業が極めて
容易になる。
【図面の簡単な説明】
第1図は斜張橋の正面図、第2図、第3図、第
4図、および第5図は、この考案のシース内へス
ペーサーワイヤを装着する行程順で示した縦断面
図である。 T……タワー、D……デツキ、L……斜材、1
……シース、1p……シース単体、11……スペ
ーサーワイヤ、12……挿入管。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. シース単体と、シース単体より大径の螺旋間隔
    をあけず螺旋状に捲回したスペーサーワイヤと、
    内径がスペーサーワイヤの螺旋の径より僅かに大
    きい円筒およびシース単体の内径より僅かに小さ
    い外径の円筒を円錐状の管体で接続一体として形
    成した挿入管とからなる緊張材用シース組立材。
JP2279083U 1983-02-18 1983-02-18 緊張材用シース組立材 Granted JPS5984010U (ja)

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JP2279083U JPS5984010U (ja) 1983-02-18 1983-02-18 緊張材用シース組立材

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JP2279083U JPS5984010U (ja) 1983-02-18 1983-02-18 緊張材用シース組立材

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Publication Number Publication Date
JPS5984010U JPS5984010U (ja) 1984-06-06
JPH0333766Y2 true JPH0333766Y2 (ja) 1991-07-17

Family

ID=30153883

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JP2279083U Granted JPS5984010U (ja) 1983-02-18 1983-02-18 緊張材用シース組立材

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5405889B2 (ja) * 2009-04-30 2014-02-05 三井住友建設株式会社 緊張材の張設方法
JP7324607B2 (ja) 2019-04-15 2023-08-10 マツダ株式会社 ステアリング装置

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5537613U (ja) * 1978-09-01 1980-03-11
JPS5720443A (en) * 1980-07-10 1982-02-02 Mitsubishi Electric Corp Container for small thin piece

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