JPH0513732A - 複合型半導体集積回路装置 - Google Patents
複合型半導体集積回路装置Info
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- JPH0513732A JPH0513732A JP22197891A JP22197891A JPH0513732A JP H0513732 A JPH0513732 A JP H0513732A JP 22197891 A JP22197891 A JP 22197891A JP 22197891 A JP22197891 A JP 22197891A JP H0513732 A JPH0513732 A JP H0513732A
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Abstract
リなどの機能ブロックとを同一の半導体チップに備えた
複合型半導体集積回路を記載する。機能ブロックはn層
の下層金属配線を使用して構成する。チップ表面のうち
機能ブロックと重複する部分には第(n+1)層の金属
膜を信号配線としては設けず、第(n+2)層以上の金
属配線を設ける。 【効果】機能ブロックと重複する上記チップ表面部分に
設けられる金属配線のステップカバレッジが改善され、
クロストークを少なくできる。
Description
C)に関し、特にCADシステムを利用して自動配線し
所望の機能を実現する半導体ICに関する。
やRAMなどのメモリおよび、ALU,PLAやCPU
などの機能ブロックを内蔵したマスタスライス方式の半
導体IC(以下単に複合型半導体ICという)がある。
アレーでは単一の半導体チップに集積されるゲート数の
増大に伴い、3層金属配線から4層金属配線が採用され
る趨勢にある。例えば、アイ・エス・シー・シー・ダイ
ジェスト・オブ・テクニカル・ペーパーズ誌(ISCC
DIGEST OF TECHNICAL PAPE
RS),1989年,2月,第178頁−第179頁に
記載の、タカハシ等(Takahasi,T.,et
al.)の論文、“ア・1.4M−トランジスタ・CM
OS・ゲート・アレー・ウイズ・4ns RAM(A
1.4M−Transistor CMOS Gate
Array with 4ns RAM”には、3層
金属配線により、14.5×14.5mm2 のチップ
に、130k個の論理ゲートと、8個の128w×36
b RAMとを集積したゲートアレーの例が記載されて
いる。また、日経マイクロデバイス,1989年,6月
号の第86−第101頁には4層の金属配線を使用した
ゲートアレーが紹介されている。
蔵される機能ブロックは、汎用ICを範としてマニュア
ル設計されそのICの専用領域に配置される。従って素
子密度は高く、マスタスライス部に比較するとより少な
い配線層数で実現できる。しかし、素子密度が高いとい
うことは、最上層の金属配線が設けられた段階で機能ブ
ロック部分の半導体チップ表面の凹凸が比較的大きくな
ることを意味する。
上げるには、マスタスライス部に必要な金属配線を半導
体チップ表面上に広範囲にすなわち機能ブロック部分の
チップ表面にも設けるのが好ましい。その場合には、機
能ブロック部分を覆う層間絶縁膜を形成し、その上に金
属配線を設けることになる。しかし、前述したとおり、
機能ブロック部分のチップ表面では凹凸が大きいので、
金属配線の平坦部での厚さに対する段差部での最小厚さ
の比であるステップカバレッジが低く、信頼性が低くな
る。また、機能ブロック部に層間絶縁膜を介して重ねて
形成される金属配線には当然、マスタスライス部の回路
に接続される信号線が含まれるが、その信号線と機能ブ
ロック部の信号線との間にクロストークが生じ、機能ブ
ロックが誤動作し易くなる。
うことなく集積度を高めることができる複合型半導体I
Cを提供することにある。
Cは、機能ブロックとマスタスライス式の論理回路ブロ
ックを同一半導体チップに有している。機能ブロックの
金属配線層は第1層から第n層(ただしn≧1なる整
数)まで、論理回路ブロックの配線層は第1層から少な
くとも第(n+2)層までの配線層に形成されている。
機能ブロック部のチップ表面には2つの層間絶縁膜を介
して少なくとも第(n+2)層の配線が設けられてい
る。この少なくとも第(n+2)層の配線は論理回路ブ
ロックの回路に接続されている。
介して重なる配線との間には2層の層間絶縁膜が形成さ
れる。その2層の層間絶縁膜の表面では凹凸が少ないの
で、その上に形成される金属配線用の層のステップカバ
レッジが改善される。また、機能ブロック部の回路とそ
の表面に層間絶縁膜を介して重なる信号線との間の寄生
容量が小さくなるので、上述のクロストークを防止でき
る。さらに、機能ブロック部と重複する部分にも金属配
線を形成するのでそれだけ集積度を高めるのに適してい
る。
層間絶縁膜を介して形成した導電膜すなわち第(n+
1)層の導電膜をシールド電極膜として設けてもよい。
このシールド電極膜はクロストークを一層確実に防止す
る。
あるゲートアレー方式の複合型半導体ICは、一辺が1
5mmのほぼ正方形状の半導体チップ101に、ゲート
アレーで構成された論理回路ブロック103−1および
103−2と、SRAM104−1および104−2と
を形成したものである。半導体チップ101の周辺部に
は入出力バッファ102−1,102−2,102−3
および102−4が配置されている。
出力バッファ102−2,102−3および102−4
に隣接して配置されている。これら入出力バッファ10
2−1乃至102−4,SRAM104−1および10
4−2,および論理回路ブロック103−1および10
3−2は、金属配線で接続されている。
所定拡散工程により所望の不純物拡散領域を形成したマ
スタウェーハをあらかじめ用意しておき、それら不純物
拡散領域を所要の機能に応じて配線層で相互に接続する
こと、すなわち、配線工程でこのICチップをカスタム
化することにより実現される。この配線工程における配
線パターンの設計にはCAD技術が駆使される。
−2は、後述のとうり、各々が入力端子および出力端子
を有する論理設計の基本単位としてて使用される論理機
能の単位である機能セルにより構成される。所望の回路
機能はそれら機能セルを相互接続するか否かを示す接続
情報で記述される。それら機能セルは接続情報に基づき
CADにより自動配置され、各機能セル入力端子および
出力端子が自動配線される。入出力バッファ102−1
乃至102−4は入力電流に対する保護回路などCAD
による自動配線に不適な部分を有するので、CADによ
る自動配線の対象範囲から通常は除外される。しかし、
CADによる自動配線の適用範囲を明確にするために論
理回路ブロック103−1乃至103−2と入出力バッ
ファ102−1乃至102−4との境界に仮想外部端子
を定義して、両者間の接続を形成する。
れぞれ1024w×8bのMOS型SRAMであり、マ
ニュアル設計されている。これらSRAM104−1お
よび104−2の各々の入力端子および出力端子は、各
SRAMの周辺にそれぞれ定義され、CADで自動配線
される。
−1および103−2は第1層乃至第4層のアルミニウ
ム配線層を配線層として備える。一方、SRAM104
−1および104−2の各々の入力および出力端子は第
1層乃至第2層アルミニウム配線層に形成される。
複して後述の2つの層間絶縁膜が形成されそれら絶縁膜
の上に前述の第4層アルミニウム配線と同じ第4層のア
ルミニウム膜からなる配線105が設けられている。配
線105は論理回路ブロック103−1と論理回路ブロ
ック103−2との間、論理回路ブロック103−1と
入出力バッファ102−2,102−3または102−
4との間および論理回路ブロック103−2と入出力バ
ッファ102−3との間をそれぞれ接続している。
4−2を覆って形成した配線のみを示してあるが、これ
らのSRAM上のチップ表面を迂回して第3層乃至第4
層アルミニウム配線で上記構成素子間の接続を形成する
こともできる。すなわち、CADによる自動配線を行な
う場合に、SRAMを配置する領域を第1層乃至第3層
アルミニウム配線の禁止領域とし、第4層アルミニウム
配線により主軸配線および副軸配線を行えばよいのであ
る。ここで主軸配線というのは、CAD上仮に定められ
たある方向の配線をいい、副軸配線は主軸配線と直交す
る方向の配線をいう。でき上った半導体チップのある配
線に着目すると、通常は主軸配線の方が副軸配線より長
いことになるが、必ずしも長さについての制限はない。
2と論理回路ブロック103−1および103−2との
接続について説明する。
03−2の接続関係を示すFIG.2を参照すると、X
軸方向に走る実線で示した第1層アルミニウム配線10
7と、Y軸方向に走る破線で示した第2層アルミニウム
配線109とにより両者は接続されている。丸印はSR
AM104−1および論理回路ブロック103−2の端
子を示し、黒丸は第1層アルミニウム配線107と第2
層アルミニウム配線109とを接続するスルーホールを
示す。SRAM104−1のチップセレクト端子CS,
ライトイネーブル端子WE,複数の入出力端子I/Oは
いずれも第1層アルミニウム配線107によりX軸方向
に引き出され、論理回路ブロック103−2の端子に直
接に接続されるか、あるいはスルーホール108を介し
て一たんY軸方向の第2層アルミニウム配線109に接
続され、他の第1層アルミニウム配線107と立体交差
したのちに再び他の第1層アルミニウム配線107に接
続される。SRAM104−1のアドレスバッファAB
の端子は第2層アルミニウム配線109により一たんY
軸方向に引き出されたのち第1層アルミニウム配線10
7にスルーホール108で接続されてX軸方向に延び、
再び他の第2層アルミニウム配線109に接続され、最
後に論理回路ブロック103−2のアドレス端子に接続
される。要するに、SRAM104−1と論理回路ブロ
ック103−2とは、第1層アルミニウム配線107と
第2層アルミニウム配線109とによりゲートアレー方
式で結線されるのである。同様にして、SRAM104
−2と論理回路ブロック103−1または103−2と
が接続されている。
−2の機能セルである3入力NANDゲートを示す図3
を参照すると、この3入力NANDゲートは、所定の不
純物拡散により予め形成された基本セルに第1層アルミ
ニウム配線を付加することにより実現される。基本セル
はゲートアレーの基本構成要素であり、ここでは3つの
トランジスタ対で構成されている。
ィールド酸化膜などの素子分離領域で囲まれた素子形成
領域110は、P型シリコン基板表面部に形成された図
示しないNウェルに設けられている。素子形成領域11
0のNウェル表面には厚さ11nm(設計値。以下同
様)のゲート酸化膜が設けられ、その上を横切って第1
層ポリシリコン膜からなる3本のゲート電極112が設
けられている。これらのゲート電極112の両端にはコ
ンタクト用パッド112pが設けられている。ゲート電
極112およびフィールド酸化膜をマスクとしてボロン
などのP型不純物がNウェルの表面部に注入されてP+
型不純物拡散層P1 ないしP4 が形成される。同様に、
素子形成領域111のP型シリコン基板表面には厚さ1
1nmのゲート酸化膜が設けられその上を横切って第1
層ポリシリコン膜からなるゲート電極113が3本設け
られている。ゲート電極113およびフィールド酸化膜
をマスクとしてリンなどのN型不純物がP型シリコン基
板の表面部に注入されてN+ 型不純物拡散層N1 ないし
N4 が形成される。ゲート電極112および113の厚
さおよび幅はそれぞれ0.4μmおよび0.6μmであ
り、1×1021/cm3 の濃度のリンでドーピングされ
ている。
レー状に配置されているが、その表面を覆って層間絶縁
膜が形成される。このような半導体チップが多数配置さ
れているのがマスタウェーハであるが、3入力NADゲ
ートは、マスタウェーハに配線を施こして形成される。
する。
2 およびMP3 のソース領域すなわち図3の平面図にお
いて右端および右から3つ目のP+ 型不純物拡散層P1
およびP3 を電源(VDD)への電源配線116にそれぞ
れ接続する。同様に、3つのpMOSトランジスタのド
レイン領域(図3の左端および左から3つ目のP+ 型不
純物拡散層N4 およびN2 )を出力線118に接続す
る。出力線118は、素子形成領域111の右端部に設
けられているN+ 型不純物拡散層N1 に接続される。素
子形成領域111の左端部に設けられているN+ 型不純
物拡散層N4 は電源(VSS)への電源配線117に接続
される。3つのpMOSトランジスタのゲート電極11
2はそれぞれスルーホールC1 を介して入力線114に
コンタクト用パッド112pで接続される。また、pM
OSトランジスタのゲート電極112とnMOSトラン
ジスタのゲート電極113とはスルーホールC1 を介し
て配線115で接続される。配線114,115,11
6,117および118は全て厚さ0.6μmの第1層
アルミニウム配線である。
−2は、以上説明した基本セルおよび機能セルを組合わ
せて実現される。両者の組合せのための配線は通常CA
Dシステムにより設計され、第1層アルミニウム配線な
いしは第4層アルミニウム配線により構成される。これ
ら第1層ないし第4層アルミニウム配線の厚さ、幅およ
びピッチは、それぞれ0.6μm,1.0μm,2.0
μm、0.8μm,1.2μm,2.4μm、0.8μ
m,1.6μm,3.0μm、1.1μm,2.0μ
m,3.6μmである。又、全ての層間絶縁膜の厚さは
約1.0μmであるが、詳しくいうと、SiO2 膜/S
OG膜/SiO2 膜の3層膜である(SOG膜すなわち
スピン・オン・グラス(Spin−On−Glass)
膜は主として凹部を埋めるためのもので、平坦部には殆
んど存在していない)。2つのSiO2 膜はいずれも厚
さ0.5μmでプラズマCVD法で形成される。
ミニウム配線を使用して構成されている。
わちメモリセルアレーよりも素子密度の低い周辺回路部
は第1層アルミニウム配線層に配線手段を備える。
4を参照すると、このメモリセルアレーは1024w×
8bの容量を有し、1024本のワード線Wi と8組の
ディジット線対DS ,NDS (DSの論理否定)(s=
1,2,3,…,8)を有している。
S との交差位置にメモリセルMi,Sが配置されている。
メモリセルは抵抗負荷型のフリップフロップ回路であ
り、駆動トランジスタT2と負荷抵抗R1 とからなるイ
ンバータと駆動トランジスタT3 と負荷抵抗R2 とから
なるインバータとのそれぞれの入力端と出力端とを交差
接続し、駆動トランジスタT2 のドレインとディジット
線DS とを伝達トランジスタT1 を介して接続し、駆動
トランジスタT3 のドレインとディジット線NDS とを
伝達トランジスタT4 を介して接続する。
部における素子形成領域およびトランジスタの形状と配
置をそれぞれ示す。図6で斜線を施した部分はP型シリ
コン基板の表面部に選択的に形成されたN+ 型不純物拡
散層であり、クロスハッチングを施した部分はダイレク
トコンタクトを示す。
119で区画された素子形成領域120A(図5)に第
1ポリシリコン膜122をマスクとするイオン注入によ
り形成される。N+ 型不純物拡散層は、メモリセルM
i,S 等を構成するnMOSトランジスタT1 ,T2 ,T
3 ,T4 のソース領域(s1,s2,s3,s4)およ
びドレイン領域(d1,d2,d3,d4)、そして接
地配線GNDとして使用される。第1ポリシリコン膜1
22は、nMOSトランジスタT1 ,T2 ,T3 ,T4
のゲート電極g1,g2,g3,g4を構成し、またワ
ード線Wi ,Wi-i の一部(ワード電極)をなしてい
る。ワード線は第1多結晶シリコン膜と第2アルミニウ
ム膜とで構成される。
断面図)を併せ参照しつつ、製造工程に沿ってこの実施
例を説明する。なお、図7において、ダイレクトコンタ
クトにはクロスハッチングを、第2多結晶シリコン膜の
ドーピング部分には平行斜線をそれぞれ図示の便宜上施
してある。
酸化してフィールド酸化膜119を形成することにより
素子形成領域120A(図5)を区画する。次に、素子
形成領域の表面に厚さ11nmの酸化シリコン膜をゲー
ト酸化膜120として形成する。次に、ダイレクトコン
タクトを形成する予定領域(図6,図7にクロスハッチ
ングで表示)とその近傍のゲート酸化膜120を除去す
る。次に、リンで1×1021/cm3 の濃度にドーピン
グした厚さ0.4μmの第1ポリシリコン膜122を形
成したのち所定形状にエッチングしてゲート長が0.6
μmのゲート電極g1,g2,…,およびワード電極
(伝達トランジスタT1 ,T4 をワード線方向に連結す
る電極で、図5の122(Wi ),122(Wi-i ))
を形成する。次に、ポリシリコン膜122およびフィー
ルド酸化膜119をマスクとして上記素子形成領域にイ
オン注入を行ないN+ 型不純物拡散層を形成する。次
に、厚さ1.0μmの第1層間絶縁膜123を形成す
る。
との間のダイレクトコンタクトの上の第1層間絶縁膜1
23にスルーホールを設けたのち、厚さ0.2μmの第
2ポリシリコン膜124(ノンドープ)を形成し、ゲー
ト電極g2およびg3の主要部と重なる部分を枝状に有
しこれらの枝部を連結する幹部を有する形状にそのポリ
シリコン膜124をパターニングする。次に、図示して
ない窒化シリコン膜をマスクにして、前述したゲート電
極g2およびg3とそれぞれ接触している部分と幹部と
その近傍をリンで2×1020/cm3 程度の濃度にドー
ピングする。このようにして、負荷抵抗R1 ,R2 およ
び電源(VDD)配線が形成される。次に、第2層間絶縁
膜125を形成し、ドレイン領域d1およびd4に達す
るスルーホールを設け、厚さ0.6μmの第1層アルミ
ニウム膜126を形成し、エッチングを行ないディジッ
ト線DS ,NDS ,NDS+1 ,DS+1 ,…を形成する。
次に、第3層間絶縁膜127を形成し、厚さ0.8μm
の第2層アルミニウム膜128を形成し、エッチングを
行ないワード電極配線128(Wi ),…を形成する。
ワード電極配線128(Wi )、…はワード電極122
(Wi )の一辺に平行であり、8ビット構成のメモリセ
ルアレーの両端でワード電極122(Wi )とフィール
ド酸化膜119の上方で接続されている。
いし第3層間絶縁膜127は厚さ約1.0μmの3層膜
であるが、ワード電極配線128(Wi ),…を形成し
た段階で半導体チップ表面の凹凸は図6に一点鎖線の円
Aで示したところで最大となり1.0μm程度である。
この凹凸は第1ポリシリコン膜122と第2ポリシリコ
ン膜123の厚さに基くものである。従って、その上に
第4層間絶縁膜129を設けてその上に第3層アルミニ
ウム配線を設けるとそのステップカバレッジは50%程
度になり、信頼性に欠ける。
層アルミニウム配線は設けず、第5層間絶縁膜130を
設け、その上に第4層アルミニウム配線を設ける。第2
層アルミニウム膜128上に第4層間絶縁膜129,第
5層間絶縁膜130を設けると、前述の円A(図6)に
おける凹凸は0.6μm程度に緩和される結果第4層ア
ルミニウム配線128(図1の105)のステップカバ
レッジは90%程度に改善される。また、SRAM上に
第3層アルミニウム配線および第4層アルミニウム配線
を設ける場合に比べて寄生容量およびクロストークは小
さくなる。
mm×15mmのチップに、350k個のゲート(占有
面積99mm2 )、2個の1024w×8b SRAM
を集積することができた。
3層アルミニウム配線は一切設けなかったが、第4層間
絶縁膜129上に第3層アルミニウム膜をSRAMの上
全面またはメッシュ状に設けてシールド電極としてもよ
い。シールド電極は電気的にフローティングでもよい
し、接地電源に接続してもよい。それによってクロスト
ークはほぼ完全になくすことができる。シールド電極自
体はステップカバレッジにそれほど影響されない。ま
た、シールド電極は第5層間絶縁膜130の表面の凹凸
を悪化させることはなく、むしろ凹凸を減少させる。
例を説明する。
1および103−2,およびSRAM104に加えてR
OM232が同一の半導体チップに一体的に形成されて
いる。ROM232は、第1層アルミニウム配線を最上
層配線として有している。メモリセルは第1層ポリシリ
コン膜からなるゲート電極を有するnMOSトランジス
タであり、ワード線は複数のnMOSトランジスタのゲ
ート電極を平行に配列して構成されている。ディジット
線は第1層アルミニウム配線である。周辺回路もまた第
1層ポリシリコン膜と第1層アルミニム配線により構成
されている。従って、ROM232に重なる位置に破線
で示した第3層アルミニウム配線233と第4層アルミ
ニウム配線105とを設けて、論理回路ブロック103
−1および103−2の間およびこれら論理回路ブロッ
ク103−1および103−2と入出力バッファ102
−1および102−2との間を接続することができる。
第3層アルミニウム配線233と第4層アルミニウム配
線105とはスルーホール234を介して接続される。
ROM232と重ねて形成した配線は第3層アルミニウ
ム配線であるので、SRAM104と重なる配線(第4
層アルミニウム配線のみにより形成される)よりも配線
密度を高くできる。
103−2をCMOSゲートアレーで構成し、機能ブロ
ックとしてMOS型SRAMおよびMOS型ROMを含
む実施例について本発明を説明したが、論理回路ブロッ
ク103−1および103−2はBi−CMOSゲート
アレーでもよいし、スタンダードセル方式など一般にマ
スタスライス方式で構成してもよい。又、機能ブロック
は、SRAM,ROM,PROM,DRAMなどのメモ
リだけでなくALU、PLAやCPUなどで構成しても
差支えない。
えているが、この配線層の材料はアルミニウムに限ら
ず、アルミニウムとシリコンや銅などとの合金、その他
の金属を用いてもよい。このような金属配線の層数(n
+2)は任意であり、機能ブロックを論理回路ブロック
よりも少なくとも2層少ない下層配線を使用して構成
し、機能ブロック上には第(n+1)層の金属配線を信
号線として設けなければよいのである。
体集積回路装置は、第1層−第n層までの金属配線に配
線手段を有する機能ブロックと、第1層−第(n+2)
層までの金属配線に配線手段を有する論理回路ブロック
とを有し、機能ブロック上を少なくとも第(n+2)層
の信号配線としての金属配線が、2つの層間絶縁膜を介
して設けられているので、クロストークが防止され、機
能ブロック上に金属配線を設けないものに比べて集積度
を高めることができる。
平面図である。
ックの接続関係を概略的に示す平面図である。
するゲートアレーの機能セルの一例を概略的に示す平面
図である。
ーの一部の回路図である。
形成領域を概略的に示す平面図。
ンジスタの配置を概略的に示す平面図である。
を概略的に示す平面図である。
平面図である。
入出力バッファ 103−1,103−2 論理回路ブロック 104−1,104−2 機能ブロック 105 第4層アルミニウム配線 106 端子 107 第1層アルミニウム配線 108 スルーホール 109 第2層アルミニウム配線 110,111 素子形成領域 112,113 ゲート電極 114 入力線 115 配線 116 電源配線 117 電源配線 118 出力線 119 フィールド酸化膜 120 ゲート絶縁膜 120A 素子形成領域 121 N+ 型不純物拡散層 122 第1ポリシリコン膜 123 第1層間絶縁膜 124 第2ポリシリコン膜 125 第2層間絶縁膜 126 第1層アルミニウム膜 127 第3層間絶縁膜 128 第2層アルミニウム膜 129 第4層間絶縁膜 130 第5層間絶縁膜 131 第4層アルミニウム膜
Claims (4)
- 【請求項1】 第1層から第n層までの配線層に各々が
配線手段を有する少なくとも1つの機能ブロックと、 前記第1層から少なくとも第(n+2)層までの前記配
線層に配線手段を有するマスタスライス方式の少なくと
も1つの論理回路ブロックと、 前記機能ブロックと少なくとも一部が重複する位置で少
なくとも前記第(n+2)層に形成した配線層とを有す
る複合型半導体集積回路装置。 - 【請求項2】 前記機能ブロックはメモリであり、前記
論理回路ブロックはゲートアレーで構成されている請求
項1記載の複合型半導体集積回路装置。 - 【請求項3】 前記第1層から第n層までの前記配線層
に各々が配線手段を有する少なくとも1つの機能ブロッ
クと、 前記第1層から少なくとも第(n+2)層までの前記配
線層に配線手段を有するマスタスライス方式の少なくと
も1つの論理回路ブロックと、 前記機能ブロックに層間絶縁膜を介して少なくとも部分
的に重複して設けられた第(n+1)層の金属膜からな
るシールド電極層と、 前記シールド電極層に他の層間絶縁膜を介して重ねて形
成された第(n+2)層の配線層とを有する複合型半導
体集積回路装置。 - 【請求項4】 前記機能ブロックはメモリであり、前記
論理回路ブロックはゲートアレーで構成されている請求
項3記載の複合型半導体集積回路装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3221978A JP2855905B2 (ja) | 1990-09-13 | 1991-09-03 | 半導体集積回路装置 |
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