JPH05136986A - フアクシミリ装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 装着した記録用紙と送信元の原稿サイズが異
なったとき、受信側の使用者が指定したサイズの枠と、
その中に納まる画像とを印字する。 【構成】 インターフェース回路２を通して信号受信回
路４より受け取ったＤＣＳ信号をＤＣＳ検出手段１１に
よって検出し、原稿サイズ情報デコード手段１２によっ
てＤＣＳ信号より原稿サイズを取り出し、制御手段５に
よって表示部１０に選択要求を表示し、ユーザーが操作
部９によってＡ４サイズを選択すると、インターフェー
ス回路２を通して信号受信回路４より受信して画像デー
タ記録手段１３へ記録されている画像データの原稿のサ
イズがＡ４であればそのまま、Ｂ４であれば画像データ
縮小手段１４で縮小し、さらにＡ４枠作成手段１５によ
って作成したＡ４サイズの枠と画像データとが受信デー
タ印字手段８によって記録用紙に印字されるように構成
する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は画像信号の通信を行うフ
ァクシミリ装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来より、ファクシミリ装置は画像デー
タを信号へ変換し、電話回線を通じて相手側へ送るため
に使用されている。このような装置では受信側の記録紙
がＢ４サイズであった場合、受信原稿はすべてＢ４サイ
ズの情報として扱われ記録される。したがって、送信原
稿がＡ４であったときは、受信側でＢ４の記録紙で記録
すると、周辺の部分に大きな余白が生じていた。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来の構成では、受信側の記録紙がＢ４サイズで
あり送信側の原稿がＡ４であった場合に記録された画像
は余白の多いＢ４サイズとなり、またそれをＡ４サイズ
にしてファイルしようとしても、記録紙の不要な余白を
切り落とすのに寸法決定の手がかりがなく、手間がかか
った。

【０００４】本発明は上記従来技術の問題点を解決する
ためになされたもので、上記のような場合はユーザーの
選択によりＡ４サイズの枠を付けることができ、また必
要に応じてＢ４サイズの原稿もＡ４へ縮小して印字させ
ることのできるファクシミリ装置を提供するのを目的と
する。

【０００５】

【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明のファクシミリ装置は、ベル信号の入力に応答
し電話回線を自動的に閉結する電話回線とのインターフ
ェース手段と、前記インターフェース手段を通して前記
電話回線から入力される信号を受信する信号受信手段
と、前記インターフェース手段を通して、前記電話回線
に信号を送信する信号送信手段と、前記信号受信手段よ
り受信された信号からＤＣＳ信号を検出するＤＣＳ検出
手段と、前記検出手段より検出された信号から原稿サイ
ズ情報をデコードする原稿サイズ情報デコード手段と、
前記信号受信手段から入力された画像データを記録する
画像データ記録手段と、前記記録手段へ記録された画像
データを縮小する画像データ縮小手段と、前記画像デー
タ記録手段または前記画像データ縮小手段からのデータ
へ第１のサイズの枠を作成付加する縮小枠作成手段と、
前記画像データ記録手段または前記縮小枠作成手段から
入力された信号により画像を印字する受信データ印字手
段と、前記原稿サイズ情報デコード手段からの信号に応
答して前記画像データ記録手段に送信側より送られてき
た画像データを出力させ、第１のサイズの画像データを
そのままのサイズで、または第１のサイズより大なる第
２のサイズの画像データを前記画像データ縮小手段によ
り第１のサイズに縮小したデータに前記縮小枠作成手段
により第１のサイズの枠を加えて前記受信データ印字手
段で第２のサイズの記録用紙に印字するように制御する
制御手段とから構成されている。

【０００６】

【作用】この構成によって、受信原稿が第１のサイズで
あるＡ４または第１のサイスより大きい第２のサイズの
Ｂ４サイズであり、受信側の記録紙が第２のサイズのＢ
４サイズであった場合に、受信側の選択により第１のサ
イズのＡ４サイズの情報として記録し、かつＡ４サイズ
の枠を付け印字することを可能にする。

【０００７】

【実施例】以下本発明の一実施例について、図面を参照
しながら説明する。本発明の一実施例のファクシミリ装
置の構成を示すブロック図である図１において、１は電
話回線、２はインターフェース回路、３は信号送出回
路、４は信号受信回路、５は制御手段であり、マイクロ
コンピュータにより構成されている。６はダイヤル信号
発生回路、７は送信データ読み取り手段、８は受信画像
データを印字する受信データ印字手段、９は操作部、１
０はＬＣＤディスプレイ等を用いた表示部である。制御
手段５にはＤＣＳ検出手段１１、原稿サイズ情報デコー
ド手段１２、画像データ記録手段１３、画像データ縮小
手段１４、Ａ４枠作成手段１５が含まれている。

【０００８】以上のような構成要素よりなるファクシミ
リ装置において、以下図２のフローチャートに沿ってそ
の構成要素相互の関連と動作を説明する。まず、発呼側
のダイヤル信号発生回路６よりインターフェース回路２
を通してダイヤル信号を送出し、被呼側はこれにより入
力されるベル（着信）信号に応答して（ステップ１）電
話回線１との接続を行う（ステップ２）。ここで、自動
送信機能にて送信を行う場合は、発呼側の制御手段５よ
り、非音声端末であることを表わすためのＣＮＧ信号を
発生し、信号送出回路３よりインターフェース回路２、
電話回線１を通して被呼側へＣＮＧ信号の送出が行われ
る。手動送信機能の場合はＣＮＧ信号の送出は行われ
ず、被呼側からの、ＣＣＩＴＴ標準の受信機能を有する
ことを示すためのＤＩＳ信号の送出を待つ。

【０００９】ＣＮＧ信号に対応した場合、または被呼側
の制御手段５によりＤＩＳ信号の送出命令を発生すると
（ステップ３）、被呼側の信号送出回路３よりインター
フェース回路２を通して、発呼側へＤＩＳ信号の送出が
行われる（ステップ４）。ここで、発呼側は、標準機能
の中から設定される機能を示すためのＤＣＳ信号の送出
を行う。ＤＣＳ信号は、発呼側の制御手段５の信号送出
命令により発生し、信号送出回路３よりインターフェー
ス回路２を通して被呼側へ送出する。

【００１０】受信機（被呼）側は、インターフェース回
路２を通して信号受信回路４よりＤＣＳ信号を受け取り
ＤＣＳ検出手段１１によって検出されると（ステップ
５）原稿サイズ情報デコード手段１２によってＤＣＳ信
号より原稿サイズを取り出し（ステップ６）制御手段５
によって表示部１０に表示する（ステップ７）。そして
信号送出回路３よりインターフェース回路２を通して、
メッセージ送出を開始してよいことを示すためのＣＦＲ
信号を送信機（発呼）側へ送出する（ステップ８）。

【００１１】送信機側はインターフェース回路２を通し
て信号受信回路４にてＣＦＲ信号を受信すると、制御手
段５により送信データ読み取り手段７により、送信する
画像データの読み取りが行われ、信号送出回路３よりイ
ンターフェース回路２を通して、画像データを受信機側
へ送出する。

【００１２】受信機側は、インターフェース回路２を通
して信号受信回路４より画像データを受信すると、制御
手段５により画像データ記録手段１３へ記録命令を発生
し、記録が開始される（ステップ９）。送信機側は、送
信データ読み取り手段７にてデータの終了を検出する
と、信号送出回路３によりインターフェース回路２を通
して、メッセージのページ終了と、他に送信ドキュメン
トのないことを示すＥＯＰ信号を受信機側へ送出する。
受信機側は、インターフェース回路２を通して信号受信
回路４よりＥＯＰ信号を受信すると（ステップ１０）、
信号送出回路３よりインターフェース回路２を通して、
メッセージが完全に受信されたことを示すためのＭＣＦ
信号の送出を送信機側へ行う（ステップ１１）。

【００１３】送信機側は、インターフェース回路２を通
して信号受信回路４よりＭＣＦ信号を受信すると、信号
送出回路３よりインターフェース回路２を通して、切断
命令を示すＤＣＮ信号を受信機側へ送出しファクシミリ
装置と電話回線の切り離し処理を行う。受信側はＤＣＮ
信号を受信すると（ステップ１２）電話回線を開放する
（ステップ１３）。

【００１４】その後受信側は制御手段５により表示部１
０へ印刷サイズ選択要求命令を発し、印刷サイズ選択要
求が表示される（ステップ１４）。そこでユーザーが操
作部９によってＡ４サイズを選択したとき（ステップ１
５）、送られてきた原稿のサイズがＡ４であれば（ステ
ップ１６）制御手段５により画像データ記録手段１３へ
画像データ送出命令を発生し、さらにＡ４枠作成手段１
５によって枠を作成し（ステップ１８）、受信データ印
字手段８によって画像データとＡ４サイズの枠が印字さ
れる（ステップ１９）。

【００１５】また、ステップ１５においてＡ４サイズを
選択し、ステップ１６において送られてきた原稿がＢ４
であった場合は制御手段５により画像データ記録手段１
３へ画像データ送出命令を発生し、画像データ縮小手段
１４へ画像データが送られ、画像を縮小し（ステップ１
７）、さらにＡ４枠作成手段１５によって枠を作成し
（ステップ１８）、受信データ印字手段８によって画像
データとＡ４サイズの枠が印字される（ステップ１
９）。

【００１６】また、ステップ１５においてユーザーが操
作部９によってＢ４サイズを選択したときは、制御手段
５により画像データ記録手段１３へ画像データ送出命令
を発生し、受信データ印字手段８によって画像データを
印字する（ステップ１９）。

【００１７】なお、上記ステップ１４において、必要に
よって、印刷サイズ選択要求とともに音響・音声などの
警告手段（図示せず）によって使用者に印刷サイズの選
択を要求するようにしてもよい。

【００１８】また、上記の警告が発せられても、使用者
がその付近にいないときは、一定時間経過後に、原稿の
ままのサイズで印刷するように制御してもよい。

【００１９】さらに、上記では受信の都度、印刷サイズ
を選択するように説明したが、あらかじめＡ４サイズの
原稿はそのままのサイズで、Ｂ４サイズの原稿はＡ４に
縮小して、いずれもＡ４の枠を付加して印刷するように
設定しても差し支えない。

【００２０】

【発明の効果】以上説明したように本発明のファクシミ
リ装置は、その制御部に、このファクシミリ装置で受信
された信号から、ＤＣＳ信号を検出するＤＣＳ検出手段
と、前記ＤＣＳ検出手段により検出された信号から原稿
サイズ情報をデコードする原稿サイズ情報デコード手段
と、入力された画像データを記録する画像データ記録手
段と、前記画像データ記録手段へ記録された画像データ
を縮小する画像データ縮小手段と、前記画像データ記録
手段または前記画像データ縮小手段からのデータへＡ４
サイズの枠を作成する枠作成手段とを有することによ
り、たとえば受信原稿がＡ４またはＢ４サイズであり受
信側の記録紙がＢ４サイズであった場合に、受信側の選
択でＡ４サイズの情報として記録し、かつＡ４サイズの
枠を付け印字することでＡ４サイズに切断してファイル
するのを容易にすることができ、その実用的効果は大な
るものがある。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例のファクシミリ装置の構成を
示すブロック図

【図２】同じくファクシミリ装置の動作を示すフローチ
ャート

【符号の説明】

１ 電話回線 ２ インタフェース回路 ３ 信号送出回路（手段） ４ 信号受信回路（手段） ５ 制御手段 ６ ダイヤル信号発生回路 ７ 送信データ読み取り手段 ８ 受信データ印字手段 ９ 操作部 １０ 表示部 １１ ＤＣＳ検出手段 １２ 原稿サイズ情報デコード手段 １３ 画像データ記録手段 １４ 画像データ縮小手段 １５ Ａ４枠作成手段（縮小枠作成手段）

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 ベル信号の入力に応答し電話回線を自動
   的に閉結する電話回線とのインターフェース手段と、 前記インターフェース手段を通して前記電話回線から入
   力される信号を受信する信号受信手段と、 前記インターフェース手段を通して、前記電話回線に信
   号を送信する信号送信手段と、 前記信号受信手段より受信された信号からＤＣＳ信号を
   検出するＤＣＳ検出手段と、 前記検出手段より検出された信号から原稿サイズ情報を
   デコードする原稿サイズ情報デコード手段と、 前記信号受信手段から入力された画像データを記録する
   画像データ記録手段と、 前記記録手段へ記録された画像データを縮小する画像デ
   ータ縮小手段と、 前記画像データ記録手段または前記画像データ縮小手段
   からのデータへ第１のサイズの枠を作成付加する縮小枠
   作成手段と、 前記画像データ記録手段または前記縮小枠作成手段から
   入力された信号により画像を印字する受信データ印字手
   段と、 前記原稿サイズ情報デコード手段からの信号に応答して
   前記画像データ記録手段に送信側より送られてきた画像
   データを出力させ、第１のサイズの画像データをそのま
   まのサイズで、または第１のサイズより大なる第２のサ
   イズの画像データを前記画像データ縮小手段により第１
   のサイズに縮小したデータに前記縮小枠作成手段により
   第１のサイズの枠を加えて前記受信データ印字手段で第
   ２のサイズの記録用紙に印字するように制御する制御手
   段とを備えてなるファクシミリ装置。