JPH0513669U - 半自動アーク溶接機 - Google Patents

半自動アーク溶接機

Info

Publication number
JPH0513669U
JPH0513669U JP6279291U JP6279291U JPH0513669U JP H0513669 U JPH0513669 U JP H0513669U JP 6279291 U JP6279291 U JP 6279291U JP 6279291 U JP6279291 U JP 6279291U JP H0513669 U JPH0513669 U JP H0513669U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wire
tip
inching
torch
wire feeding
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP6279291U
Other languages
English (en)
Inventor
稔 山本
Original Assignee
日立精工株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 日立精工株式会社 filed Critical 日立精工株式会社
Priority to JP6279291U priority Critical patent/JPH0513669U/ja
Publication of JPH0513669U publication Critical patent/JPH0513669U/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Arc Welding Control (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 半自動アーク溶接機において、インチング時
にワイヤがトーチ先端から出すぎないように自動的にワ
イヤ送給を停止させ、作業性の向上と作業者の負担軽減
を図る。 【構成】 インチングスイッチ6からのワイヤ送給開始
指令に応じてワイヤ送給装置3を作動させるインチング
操作回路15と、溶接トーチ2のチップ10とワイヤ送
給装置3に設けたワイヤ通電部12とに接続され、ワイ
ヤ8とチップ10の接触によるチップ・ワイヤ通電部間
の電気的な導通を検知してインチング操作回路15へワ
イヤ送給停止指令を出すワイヤ接触検知回路19を設
け、ワイヤ8がトーチ先端まで到達した時にワイヤ送給
を自動停止させる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は半自動アーク溶接機に係り、特にワイヤ送給装置に装着したワイヤを 最初に溶接トーチへ送り込むインチング作業の簡易化を図ったものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、半自動アーク溶接機において、ワイヤ送給装置に装着したワイヤを最初 に溶接トーチへ送り込むインチング作業は、溶接作業者が遠隔制御器のインチン グスイッチをオンにしてワイヤ送給を開始させ、溶接トーチのチップからワイヤ が送り出されたことを目視により確認してインチングスイッチをオフにするか、 またはトーチスイッチをオンにしてワイヤ送給を開始させ、溶接トーチのチップ からワイヤが送り出されたことを目視により確認してトーチスイッチをオフにす ることで行なっていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上記従来技術の問題点は、ワイヤ送給開始後、ワイヤがトーチ先端から送り出 されるまで作業者が付きっ切りで監視しなければならないこと、ワイヤがトーチ 先端から送り出されたことを目視により確認してからワイヤ送給を停止させるた め、ワイヤ送給速度を速くした場合には、ワイヤがチップから出すぎることがあ り、出すぎた余分なワイヤをペンチで切断する作業が必要なことである。
【0004】 また、トーチスイッチをオンにしてワイヤ送給を行なう場合、無負荷電圧が発 生するアーク溶接機では、出すぎたワイヤが誤って母材に接触すると、不意にア ークが発生する危険性もあった。
【0005】 本考案の目的は、インチングスイッチをオンにしただけでワイヤがトーチ先端 まで送られ、適当なワイヤ突出し長さになった時点で自動的にワイヤ送給が停止 するようにして、上記従来技術の問題点を解決した半自動アーク溶接機を提供す ることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本考案は、溶接トーチとワイヤ送給装置と溶接電源 とを具備する半自動アーク溶接機において、溶接電源内に、インチングスイッチ からのワイヤ送給開始指令に応じてワイヤ送給装置を作動させるインチング操作 回路と、溶接トーチのチップとワイヤ送給装置に設けたワイヤ通電部とに接続さ れ、ワイヤとチップの接触によるチップ・ワイヤ通電部間の電気的な導通を検知 してインチング操作回路のワイヤ送給停止指令を出すワイヤ接触検知回路とを設 け、溶接トーチに送り込まれたワイヤがトーチ先端に到達した時点で自動的にワ イヤ送給を停止させるようにしたことを特徴とする。
【0007】
【作用】
インチングスイッチからのワイヤ送給開始指令を受けてインチング操作回路が ワイヤ送給装置を作動させている間、ワイヤ送給装置に設けたワイヤ通電部と溶 接トーチのチップとの間に十数V程度の電圧を印加しておき、溶接トーチに送り 込まれたワイヤがチップに接触すると、チップ・ワイヤ通電部門の電圧が0V近 くまで下がることで、ワイヤ接触検知回路は、ワイヤがトーチ先端に到達したこ とを検知してインチング操作回路のワイヤ送給停止指令を出し、ワイヤ送給を自 動停止させることができる。
【0008】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を図1により説明する。
【0009】 本実施例は図2に示す半自動アーク溶接機を対象としたものである。図1およ び図2において、1は溶接作業者の手もとにある遠隔制御器、2は溶接トーチ、 3はワイヤ送給装置、4は制御装置を内蔵した溶接電源、5は母材である。図1 に示すように、遠隔制御器1のインチングスイッチ6は溶接電源4のインチング 操作回路15に接続され、ワイヤ送給装置3のワイヤ送給モータ7は溶接電源4 のモータ駆動回路17に接続されている。16はインチング操作回路15の出力 リレー(1Y)、18はモータ駆動回路17のモータ印加電圧を制御するサイリ スタである。9はワイヤ8を溶接トーチ2へ送り込む送給ローラ、10は溶接ト ーチ2の先端のチップ、12はワイヤ送給装置3に設けたワイヤ通電部、13は ワイヤ送給用のライナであり、チップ10はトーチケーブル11により、また、 ワイヤ通電部12は制御ケーブル14により、それぞれ溶接電源4のワイヤ接触 検知回路19に接続されている。
【0010】 本実施例のワイヤ接触検知回路19は次のような構成となっている。20はコ ンパレータ、21は出力リレー(2Y)であり、コンバレータ20の+(プラス )入力端子はインチング操作回路出力リレー16の常開接点1Ya2を介してトー チケーブル11に、また、抵抗22を介して制御電源の正電位線31にそれぞれ 接続されている。コンパレータ20の−(マイナス)入力端子には正電位線31 と基準電位線32の間の電圧(+15V)を抵抗23、24で分圧した基準電位 が与えられる。コンパレータ20の出力端子は抵抗25、26、27を介して正 電位線31と基準電位線32に接続され、出力レベルに応じてトランジスタ28 のベース電位を制御する。トランジスタ28のコレクタは出力リレー21に接続 されている。ワイヤ送給開始前の状態では、リレー接点1Ya2がオフで、コンパ レータ20の+入力端子に+15Vの電圧が印加されるため、コンパレータ20 の出力はハイレベルとなっており、トランジスタ28をオンにして出力リレー2 1を動作させる。したがって、インチング操作回路15に接続された出力リレー 21の常開接点2Yaはオンになっている。
【0011】 次に、インチング時の動作を説明する。ワイヤ8をワイヤ送給装置3に装着し 、ワイヤ先端を送給ローラ9まで送り込んだ状態でインチングスイッチ6を短時 間だけオンにすると、リレー接点2Yaがオンになっているため、インチング操 作回路15の出力リレー16が動作し、常開接点1Ya1により自己保持する。出 力リレー16が動作すると、図示しないサイリスの点弧回路からの点弧信号によ りモータ駆動回路17のサイリスタ18が導通し、ワイヤ送給モータ7をインチ ング時の設定速度で回転させる。このため、モータ7に連結された送給ローラ9 が回転し、ワイヤ通電部12、ライナ13を通して溶接トーチ2へのワイヤ送給 を開始する。このとき、インチング操作回路出力リレー16の常開接点1Ya2が 閉じるため、チップ10を制御電源の基準電位線32に接続されたワイヤ通電部 12との間に+15Vの電圧が印加される。
【0012】 ワイヤがさらに送られてチップ10まで到達すると、ワイヤ先端がチップ10 に接触することによってチップ10とワイヤ通電部12の間がワイヤを介して電 気的に導通し、チップ・ワイヤ通電部間の電圧が0V近くまで下がる。したがっ て、リレー接点1Ya2を介してチップ10に接続されたワイヤ接触検知回路19 のa点の電位(コンパレータ20の+側入力電圧)も同様に低下し、コンパレー タ20の出力はハイレベルからロウレベルに反転する。その結果、トランジスタ 28がオフとなり、出力リレー21が復帰して接点2Yaを開くため、インチン グ操作回路出力リレー16も自己保持を解除され、ワイヤ送給モータ7を停止さ せる。このとき、モータ7の惰性回転を利用し、あるいは出力リレー21に並列 接続したコンデンサ29と抵抗30により出力リレー21の復帰を遅らせること で、適当なワイヤ突出し長さになった時点でワイヤ送給を停止させることができ る。
【0013】 図3は本実施例におけるインチングスイッチ6のオンオフ状態とワイヤ接触検 知信号(図1のa点の電位)およびワイヤ送給速度の関係をシーケンス図で示し たものである。
【0014】 図1の実施例において、インチング時以外はリレー接点1Ya2が開き、ワイヤ 接触検知回路19をチップ10から切り離す。ワイヤとチップの接触を検知する ため、金属製ライナを用いる場合には、ライナ13の両端をチップ10とワイヤ 通電部12から電気的に絶縁する必要がある。また、商品名テフロン等の絶縁物 製のライナを用いてもよい。なお、遠隔制御器を使用しないアーク溶接機では、 溶接電源の前面パネルにインチングスイッチ6を設ければよい。
【0015】
【考案の効果】
本考案によれば、インチングスイッチをオンにしただけでワイヤが溶接トーチ に送り込まれ、トーチ先端に到達した時点で自動的にワイヤ送給が停止するため 、ワイヤが余分に出すぎることがなく、出すぎたワイヤをペンチで切断する作業 が不要となり、作業性が向上する。
【0016】 また、トーチ先端からワイヤが送り出されるまで、作業者が付きっ切りで監視 している必要がなく、トーチを床に置いたままでも適当なワイヤ突出し長さでワ イヤ送給を自動停止させることができるため、その間、作業者は別の作業に従事 でき、作業者の負担軽減が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す装置の構成図である。
【図2】本考案の対象となる半自動アーク溶接機の全体
図である。
【図3】図1の実施例のシーケンス図である。
【符号の説明】
2…溶接トーチ、3…ワイヤ送給装置、4…溶接電源、
6…インチングスイッチ、7…ワイヤ送給モータ、8…
ワイヤ、9…送給ローラ、10…チップ、11…トーチ
ケーブル、12…ワイヤ通電部、15…インチング操作
回路、16…インチング操作回路出力リレー、17…モ
ータ駆動回路、19…ワイヤ接触検知回路、20…コン
パレータ、21…ワイヤ接触検知回路出力リレー。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 溶接トーチとワイヤ送給装置と溶接電源
    とを具備する半自動アーク溶接機において、溶接電源内
    に、インチングスイッチからのワイヤ送給開始指令に応
    じてワイヤ送給装置を作動させるインチング操作回路
    と、溶接トーチのチップとワイヤ送給装置に設けたワイ
    ヤ通電部とに接続され、ワイヤとチップの接触によるチ
    ップ・ワイヤ通電部間の電気的な導通を検知してインチ
    ング操作回路へワイヤ送給停止指令を出すワイヤ接触検
    知回路とを設け、溶接トーチに送り込まれたワイヤがト
    ーチ先端に到達した時点で自動的にワイヤ送給を停止さ
    せるようにしたことを特徴とする半自動アーク溶接機。
JP6279291U 1991-08-08 1991-08-08 半自動アーク溶接機 Withdrawn JPH0513669U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6279291U JPH0513669U (ja) 1991-08-08 1991-08-08 半自動アーク溶接機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6279291U JPH0513669U (ja) 1991-08-08 1991-08-08 半自動アーク溶接機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0513669U true JPH0513669U (ja) 1993-02-23

Family

ID=13210559

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6279291U Withdrawn JPH0513669U (ja) 1991-08-08 1991-08-08 半自動アーク溶接機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0513669U (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006136925A (ja) * 2004-11-12 2006-06-01 Kobe Steel Ltd アーク溶接ロボットの制御方法
JP2014213326A (ja) * 2013-04-22 2014-11-17 株式会社ダイヘン 溶接機の遠隔制御ユニット及びこれを用いた溶接装置
JP2017024043A (ja) * 2015-07-22 2017-02-02 株式会社ダイヘン 溶接システムおよび溶接トーチ

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006136925A (ja) * 2004-11-12 2006-06-01 Kobe Steel Ltd アーク溶接ロボットの制御方法
JP4646605B2 (ja) * 2004-11-12 2011-03-09 株式会社神戸製鋼所 アーク溶接ロボットの制御方法
JP2014213326A (ja) * 2013-04-22 2014-11-17 株式会社ダイヘン 溶接機の遠隔制御ユニット及びこれを用いた溶接装置
JP2017024043A (ja) * 2015-07-22 2017-02-02 株式会社ダイヘン 溶接システムおよび溶接トーチ

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3662147A (en) Welding gun trigger control circuit
JPH0513669U (ja) 半自動アーク溶接機
JPS61147972A (ja) 消耗電極式溶接用電源
JP2660529B2 (ja) ワイヤ放電加工装置
JP2000202629A (ja) 半自動溶接法及びそれに用いる半自動溶接機
JP2555605B2 (ja) プラズマア−ク切断装置
JP2600706B2 (ja) 溶接用ワイヤ溶着防止検出方法
JPS60231573A (ja) 溶接機のア−クスタ−ト装置
JPH04401Y2 (ja)
JPH0120954B2 (ja)
JPS6127152B2 (ja)
JPH05245638A (ja) 溶接ロボットの制御方法
JPS63183775A (ja) 非消耗電極溶接装置
US2442017A (en) Welding control system
JPH0363459B2 (ja)
JPS6210752B2 (ja)
JPH05200555A (ja) 非消耗電極アーク溶接方法および装置
JP2556248Y2 (ja) 抵抗溶接機におけるスパッタ防止装置
JPH0539831Y2 (ja)
JP3039217B2 (ja) 消耗電極アーク溶接機
JPS6114080A (ja) 消耗電極式ア−ク溶接装置
JPH08299B2 (ja) 消耗電極式ア−ク溶接装置
JP2000079472A (ja) 自動溶接機
KR940004451Y1 (ko) 전기용접기의 디지탈제어 시스템
JPH0530852Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19951102