JPH08299B2 - 消耗電極式ア−ク溶接装置 - Google Patents

消耗電極式ア−ク溶接装置

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JPH08299B2
JPH08299B2 JP61040195A JP4019586A JPH08299B2 JP H08299 B2 JPH08299 B2 JP H08299B2 JP 61040195 A JP61040195 A JP 61040195A JP 4019586 A JP4019586 A JP 4019586A JP H08299 B2 JPH08299 B2 JP H08299B2
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JP
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consumable electrode
welding
wire
circuit
wire feeding
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正紀 水野
孝治 水野
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Toyota Motor Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、溶接開始指令を出してからアーク発生ま
での時間を短縮することによってタクトタイムの向上を
計るとともに、アークスタート時の安定化ができる消耗
電極式アーク溶接装置に関するものである。
[従来の技術] 第3図は従来の消耗電極式アーク溶接装置の構成を示
すブロック図である。(1)は直流溶接電源、(2)は
ワイヤ送給回路、(3)シーケンス制御回路で、溶接開
始あるいは停止時に直流溶接電源(1)およびワイヤ送
給回路(2)へのそれぞれの出力開始あるいは停止の指
令、およびそれぞれの出力値の切替え等を行なう。
(4)はワイヤ送給回路(2)出力によって駆動するワ
イヤ送給モータ、(5)はワイヤ送給モータ(4)に連
動して駆動する一対のローラ、(6)は消耗電極(以下
ワイヤという)、(7)は直流溶接電極(1)よりの正
極出力が給電されている溶接トーチ、(8)は直流溶接
電源(1)の負極出力と接続されている被溶接物であ
る。
上記のような構成のアーク溶接装置において、先ずシ
ーケンス制御回路(3)よりワイヤ送給回路(2)およ
び直流溶接電源(1)へ開始指令が出されると、ワイヤ
送給モータ(4)はワイヤ送給回路(2)の出力に従っ
て回転し始め、同時に直流溶接電源(1)の出力によっ
て溶接トーチ(7)を介してワイヤ(6)と被溶接物
(8)との間に直流電圧が印加される。ワイヤ送給モー
タ(4)の駆動によって回転する一対のローラ(5)に
狭まれたワイヤ(6)が送給されて被溶接物(8)に到
達すると、直流溶接電源(1)より出力電流がワイヤ
(6)と被溶接物(8)間を流れ、このワイヤ(6)の
先端が溶融されて被溶接物(8)との間にアークが発生
して溶接が行なわれる。この場合、ワイヤ(6)と被溶
接物(8)とが短絡してからアーク発生までをスムーズ
に行なわせるためには、ワイヤ(6)の先端を十分に加
熱溶融させて安定なアークを発生させる必要がある。こ
のことから、ワイヤ(6)が被溶接物(8)に短絡する
までのワイヤ送り速度をアーク発生後のワイヤ送り速度
よりも低速に設定しておき、徐々に加速してゆくことに
よってワイヤ(6)の先端を十分に加熱溶融させること
ができ、アークスタート時のアーク安定化を行うことが
できる。
第4図は上記動作のタイミングを示す線図であり、
(a)図はワイヤ送給速度設定値、(b)図は直流溶接
電源出力を示している。すなわち、溶接開始時点(t0
においてワイヤ(6)の送給と直流溶接電源(1)によ
る印加とが同時に開始され、ワイヤ(6)と被溶接物
(8)との短絡時(t1)までは低速の送給速度(S0)で
行なわれ、短絡時(t1)以降に増速して一定速度(S1
となるように、シーケンス制御回路(3)の指令で動作
する。
[発明が解決しようとする問題点] 上記のような従来の消耗電極式アーク溶接装置では最
初のワイヤ送給速度が遅いために、溶接開始時点からア
ーク発生までの時間が長く、例えばアークスポット溶接
のようにアーク発生時間が短かくて、溶接開始と停止の
ひん度の多い場合はムダ時間として占める率が高くなる
ので、タクトタイムが低下してしまうという問題があっ
た。
この発明は上記のように問題点を解消するためになさ
れたもので、ムダ時間を短縮してタクトタイムを向上さ
せるとともに、アークスタート時のアークの安定性が良
好な消耗電極式アーク溶接装置を得ることを目的とす
る。
[問題点を解決するための手段] この発明に係る消耗電極式アーク溶接装置は、溶接開
始時にはワイヤを高速で被溶接物の方向へ送給し、この
被溶接物と短絡すると直ちに僅かに逆方向に送給する。
次いでワイヤを再び被溶接物の方向へ低速で送給すると
ともに、直流溶接電源をこれらのワイヤと被溶接物間に
印加し、以後は通常のアーク溶接を行うようにしたもの
である。
〔作用〕
この発明におけるワイヤの送給動作は、溶接開始時に
高速で被溶接物に対して接近し、ワイヤ先端がこの被溶
接物に接触すると同時に僅かに逆方向に移動して停止
し、この近接位置より低速で再び被溶接物に接近してゆ
くので、この間にワイヤの先端を十分に加熱溶融させて
安定アークが発生するとともに、ワイヤ送給開始よりア
ーク発生までの時間が短縮する。
〔発明の実施例〕
第1図は発明の一実施例による消耗電極式アーク溶接
装置の構成を示すブロック図であり、(1)、(4)〜
(8)は従来例を示した第3図における同符号の部分と
同一または相当部分である。(11)は正転および逆転出
力の機能を備えたワイヤ送給回路、(12)はシーケンス
制御回路であり、溶接開始あるいは停止時に直流溶接電
源(1)およびワイヤ送給回路(2)へ、それぞれの出
力開始あるいは停止指令さらにそれぞれの出力値の切替
指令を行い、かつワイヤ送給モータ(4)の回転方向の
指令をも行う。(13)は短絡検出回路であり、直流溶接
電源(1)の出力端において検出を行い、短絡の有無の
信号をシーケンス制御回路(12)に入力するようになっ
ており、またこのシーケンス制御回路(12)には直流溶
接電源(1)から出力電流が流れると、直ちにこの信号
が入力されるようになっている。
上記のように構成の溶接装置において、先ず溶接開始
時にはシーケンス制御回路(12)よりワイヤ送給回路
(11)へ正転の高速送給指令が出され、ワイヤ送給モー
タ(4)はワイヤ送給回路(11)の出力に従って回転し
始める。この時には、まだ直流電源(1)に対する開始
指令が出されていない。一対のローラ(5)に狭まれた
ワイヤ(6)は被溶接物(8)の方向へ高速で送給さ
れ、ワイヤ(6)が被溶接物(8)に到達すると短絡検
出回路(13)がワイヤ(6)と被溶接物(8)との短絡
の検出を行ない、シーケンス制御回路(12)へこの短絡
検出の信号を出力する。この信号を受けたシーケンス制
御回路(12)は、直ちにワイヤ送給回路(11)へ逆転指
令を出し、ワイヤ送給モータ(4)は直ちに逆転を始め
てワイヤ(6)は被溶接物(8)から徐々に離れてゆ
き、ワイヤ(6)と被溶接物(8)との距離が1mm程度
になると、シーケンス制御回路(12)は再び正転指令を
ワイヤ送給回路(11)へ出す。すなわち、ワイヤ送給モ
ータ(4)の逆転時間と逆転速度は上記のようにワイヤ
(6)が1mm程度戻るように、あらかじめシーケンス制
御回路(12)内で設定されている。この約1mmという値
は、この発明の主旨からすると小さい値であればあるほ
どよいが、ローラ(5)とワイヤ(6)との間のすべり
等を考慮して定めた目安値の一例である。
このようにして、再びワイヤ送給回路(11)へ正転指
令が出されると、ワイヤ(6)は被溶接物(8)へ向っ
て低速送給指令に切り換えられた速度で送給される。同
時に、直流溶接電源(1)へシーケンス制御回路(12)
より開始指令が出され、直流溶接電源(1)からの出力
によって溶接トーチ(7)を介し、ワイヤ(6)と被溶
接物(8)との無負荷電圧が印加される。
次いで、ワイヤ(6)が被溶接物(8)に再び到達す
ると、直流溶接電源(1)より出力電流がワイヤ(6)
と被溶接物(8)間を流れる。この電流によってワイヤ
(6)の先端が溶融され、被溶接物(8)との間にアー
クが発生して溶接が行なわれる。また、上記のアーク発
生以降はシーケンス制御回路(12)はワイヤ送給回路
(11)および直流溶接電源(1)へ、あらかじめ設定し
た溶接電流および溶接電圧に適応したワイヤ送給速度お
よび出力電圧に指令を切り換えるようになっている。
第2図は上記動作のタイミングを示す線図であり、
(a)図はワイヤ送給速度設定値、(b)図は直流溶接
電源出力を示す。(t0)は溶接開始時点、(t1)はワイ
ヤ(6)が被溶接物(8)に短絡し、同時に逆方向に移
動する時点をそれぞれ示している。また、(t2)はワイ
ヤ(6)が再び被溶接物(8)の方向へ送給され始める
時点であるとともに、直流溶接電源(1)の出力(V0
の開始点、(t3)はワイヤ(6)が再び被溶接物に
(8)短絡した時点をそれぞれ示している。
(Sh)は上記の時点(t0)から(t1)までの間のワイ
ヤ送給速度、(Sr)はワイヤ(6)の逆方向送給時の送
給速度、(S0)は時点(t2)から(t3)まで間のワイヤ
送給速度を記してSh≫S0となるように設定され、また
(S1)は溶接時のワイヤ送給速度を示してS0≪S1となる
ように設定されている。
[発明の効果] この発明は以上説明したように、溶接開始時に先ずワ
イヤを高速で送給して被溶接物と短絡させ、この短絡を
検出したらワイヤを僅かに逆方向に戻し、次いで再び被
溶接物の方向へ送給し始めるとともに、直流溶接電源の
出力による溶接電圧の印加が開始されるように構成した
ので、溶接開始指令が出てからアーク発生までの時間の
短縮と、アークスタート時のアークの安定化ができると
いう効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例による消耗電極式アーク溶
接装置の構成を示すブロック図、第2図はこの発明の動
作タイミングを示す線図、第3図は従来の消耗電極式ア
ーク溶接装置の構成の一例を示すブロック図、第4図は
第3図における動作タイミングを示す線図である。 図において、(1)は直流溶接電源、(4)はワイヤ送
給モータ、(5)はローラ、(6)はワイヤ、(7)は
溶接トーチ、(8)は被溶接物、(11)はワイヤ送給回
路、(12)は制御回路、(13)は短絡検出回路。 なお、図中同一符号は同一または相当部分を示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】消耗電極を被溶接物に対して接近させつつ
    消耗電極と被溶接物との間に直流電圧を印加してアーク
    を発生させることにより溶接を行う消耗電極式アーク溶
    接装置において、 溶接トーチと、この溶接トーチへ消耗電極を送給する一
    対のローラと、この一対のローラを駆動するワイヤ送給
    モータと、このワイヤ送給モータに対して正逆転の指令
    を伝達するワイヤ給送回路と、上記消耗電極と被溶接物
    との間に直流電圧を印加する直流溶接電源と、この直流
    溶接電源の出力端において上記消耗電極と被溶接物との
    短絡状態を検出する短絡検出回路と、上記ワイヤ送給回
    路および上記直流溶接電源のそれぞれに出力開始あるい
    は停止の指令を出すシーケンス制御回路とを備え、 溶接開始時に上記消耗電極が上記被溶接物の方向へ高速
    で送給され、これらの消耗電極と被溶接物とが短絡する
    と上記ワイヤ送給モータが僅かな所定時間だけ逆転した
    後に再び上記消耗電極が上記被溶接物の方向へ低速で送
    給されるとともに、これらの消耗電極と被溶接物との間
    に直流電圧が印加されて短絡を生じると以後は通常の溶
    接を行うようにしたことを特徴とする消耗電極式アーク
    溶接装置。
JP61040195A 1986-02-27 1986-02-27 消耗電極式ア−ク溶接装置 Expired - Lifetime JPH08299B2 (ja)

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