JPH0513639Y2 - - Google Patents

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JPH0513639Y2
JPH0513639Y2 JP1987175403U JP17540387U JPH0513639Y2 JP H0513639 Y2 JPH0513639 Y2 JP H0513639Y2 JP 1987175403 U JP1987175403 U JP 1987175403U JP 17540387 U JP17540387 U JP 17540387U JP H0513639 Y2 JPH0513639 Y2 JP H0513639Y2
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JP
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seat
frame
folding
folded
guide hole
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JP1987175403U
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Description

【考案の詳細な説明】 a 産業上の利用分野 本考案は、座部及び背当を使用しないとき、こ
れらを前方へ転倒させて折り畳むことができると
ともに、座部及び背当を使用するとき、これらを
立ち上がらさせて展開できる、前方転倒式折畳み
座席に関するものである。
b 従来技術とその問題点 大型バスの運転手席横のガイド席には、従来よ
り前方転倒式折畳み座席が広く採用され、座席の
後方を人が通行するときは座席を折畳んで通路を
確保しているが、従来公知の折畳み座席の構造
は、床面上に1本の可動支柱が枢着され、該可動
支柱は垂直から後方に向けて約30度まで倒せる形
で揺動自在に支持され、可動支柱の上端は座枠の
底面の前端寄りに枢着され、また座枠は可動支柱
に対し一定の角度範囲だけ揺動自在に支持され、
座席を使うとき、座枠を水平まで後に倒すと座枠
の姿勢が安定するように設計されているが、座席
の姿勢を安定させる構造原理としては、着座者の
体重を利用する方式を採つており、取扱いを簡便
にする必要上から、定常時において座席姿勢を固
定するためのロツク機構等は付設されていなかつ
た。
従つて衝突事故が発生すると、大きな前方加速
力によつて着座者もろとも座席が前へ倒れてしま
う大きな不安全性が残つており、この種の座席に
安全ベルトを装着しようとすれば、安全ベルトの
アンカーを床面その他車体側の構造部分に設置す
るほかはなく、この方法で安全ベルトを装着する
と実用性が極めて低いものとなる欠点を免れなか
つた。
c 本考案の目的 本考案は、上述した欠点を解消するためになさ
れたものであり、折り畳み操作が簡便で、且つ強
大な衝突荷重に耐えることができるとともに、安
全ベルトを座席に直接取り付けることができる、
前方転倒式折畳み座席を提供することを目的とし
ている。
d 本考案の構成 上記の目的を達成するために、本考案は、以下
の構成からなる。すなわち、この前方転倒式折畳
み座席は、ベースフレームに支柱を立設し、その
支柱の上部に付設された座枠に座部及び背当を取
付ける。そして、この座席は、座枠の底面後方部
の付近に設けられた上部連結部とベースフレーム
に設けられた下部連結部とをそれぞれ回動自在に
連結し、座部及び背当を展開する場合、または折
り畳む場合に、その下部連結部を回動中心として
回動する、回動アームを備える。更に、この座席
は、座枠の底面前方部の付近に付設された連結部
材と、この連結部材に後方より前方へ延びるよう
に設けられ、かつ、その前方から座枠に接近する
ように屈曲する屈曲部を有した、ガイド穴とを備
えているとともに、支柱の上部に設けられ、座部
及び背当を展開する場合、または折り畳む場合
に、ガイド穴に嵌つて摺動する軸部とを備える。
そして、座部及び背当を使用するとき、その軸部
は、ガイド穴の屈曲部に嵌合する。
e−1 第一実施例 第1図は本考案の第一実施例の右側面図、第2
図は第1図の座席を折畳んだ状態を示した右側面
図、第3図は第1図の座席の正面図であり、1は
例えばパイプ等の骨材を結合して成る座枠、2,
2は、後方より前方へ延びるように設けられ、か
つ、その前方からその座枠1に接近するように屈
曲する屈曲部を有した形状からなる、ガイド穴3
を設けて成る連結部材としての連結板で、該連結
板は、互に平行で且つ垂直向きの姿勢を保つて、
座枠1の底面の前端寄りの部分に付設されてい
る。4a,4bは座枠1の底面の後端寄りの部分
に付設された、上部連結部としての左右一対の上
部軸受で、該上部軸受は、互に同心的即ち両者の
軸受穴が横水平方向の一つの軸芯線上に並ぶよう
に配置されている。
5は座枠1の下方で且つ前方へ偏つた位置に配
設された平板形のベースフレームで、該ベースフ
レームの中央には、上端に横水平方向の貫通穴を
有する支柱6が立設されている。支柱6は取付床
面に対して固定されるものであり、また本実施例
ではベースフレーム5と一体に成形されている
が、設計上の都合により別個に造つてベースフレ
ーム5に結合させてもよい。7a,7bはベース
フレーム5の後端寄りの部分に立設された、下部
連結部としての左右一対の下部軸受で、該下部軸
受は、互に同心的即ち両者の軸受穴が横水平方向
の一つの軸芯線上に並ぶように配置されている。
座枠1の後端寄りの連結部としての上部軸受4
a,4bと、ベースフレーム5の後端寄りの連結
部としての下部軸受7a,7bとは、2本の回動
アーム8,8を介してそれぞれ相互に連結され且
つ、各連結点はいづれもピン9,9…によつて回
動自在の機能が構成されており、従つて回動アー
ム8,8は、その下部軸受7a,7bを回動中心
として回動する。
10は支柱6の貫通穴に嵌入装着された1本の
支軸であり、軸部としての該支軸は、座枠1の前
端寄りの連結部としての連結板2,2のガイド穴
3,3に嵌つて摺動し、以上述べた構成要素全部
によつて、本実施例における支持脚が構成され
る。11は座枠1の上面に付設された座部、12
は下端が一対のブラケツト13a,13bを介し
て座枠1の後部に枢着された折畳み式の背当で、
該背当の回動角度は115度前後に制限されており、
第1図は背当12を後方へ起こしたときの極限位
置即ち座席を定常姿勢にしたときの状態を示す。
また、連結板2,2の支軸10が嵌る部分は、
既述した形状からなるガイド穴3,3にしてある
ことから、座枠1に対する支軸10の連結点の相
対位置はガイド穴が許す一定の範囲において変位
可能である。なお本実施例における連結板2,2
のガイド穴の形状は、水平部が上向き円弧形に設
計されているが、これは座席を前方へ折畳むとき
に座部11の前端部の運動軌跡が前方へ極力出張
らないようにするべく工夫されたものであり、座
席の前方空間に余裕がある場合は水平部の形状を
直線形に設計しても何ら差し支えない。
安全ベルトの装着については図示しなかつた
が、安全ベルトのアンカーは前記のブラケツト1
3a,13bにそれぞれ装着される。
続いて、本実施例の作用について説明する。こ
の前方転倒式折畳み座席は、座部11及び背当1
2を使用しないとき、これらを前方へ転倒させて
折り畳むことができるとともに、座部11及び背
当12を使用するとき、これらを立ち上がらさせ
て展開できる。第1図は定常時即ち座席を使用す
るために座席を展開したときの状態を示してお
り、支軸10が連結板2,2のガイド穴3の屈曲
部にそれぞれ嵌入し且つ、座枠1、座部11の自
重および上方からの着座荷重が加えられることに
より、座枠1、支柱6および回動アーム8,8を
主要素とした堅牢なトラスが構成されるので、座
席の定常姿勢を安定に保つことができる。
安全ベルト使用状態において衝突事故が発生し
たときは、座席および人体に強大な前方加速力が
作用するが、このとき座席に加えられる荷重の形
態は、座枠1前端側に下方圧縮荷重、座枠1後端
側に上方引張り荷重がそれぞれ仂らくことになる
ので、前記のトラスは安定に保持され、換言すれ
ば強大な衝突荷重に耐えうる支持脚が構成された
ことになる。
座席を折畳むときは、先づ背当12を前へ倒し
て座部11に密着させ、次に座枠1の前端を手で
持上げて支軸10をガイド穴3の屈曲部から脱出
させた上、座枠1の後端を前方に押せば、座枠1
は支軸10に沿つて旋回運動しながら支軸10の
前方空間に転落し、座席全体が第2図に示した折
畳み姿勢に切換わる。これに伴つて支柱6より後
方の床上空間が全面的な空きスペースに早変りす
るので、所定の通路が一時的に確保されることと
なる。
座席の折畳み状態においては、座枠1の前端が
支柱6の前縁部に当接され、また連結板2,2と
支軸10との関係は、支軸10がガイド穴3の後
端に近い下側縁部に当接しせり合う状態となり、
座席全体の姿勢が安定を保つ。
座席の姿勢を定常状態に戻すときは、以上述べ
た操作と全く逆の操作を行えばよい。
e−2 第二実施例 第4図は本考案の第二実施例の要部のみ示した
正面図で、第一実施例の類似例を図示したもので
あり、60a,60bは前記の支柱6を一対の二
本足形式に変更し且つ、前記の連結板2を支柱6
0aと支柱60bとの間に挟むように配置を移動
したものである。このように支柱の本数は単数で
も複数でも本考案は構成されうるものである。
その他の構成は第一実施例と同一であり、取扱
い操作と作用も第一実施例と同一であるから、以
下の説明は省略する。
なお、以上の図示した実施例では、ガイド穴3
の屈曲部は、ほぼ90°の角度で座枠1に接近する
ように屈曲しているが、90°以上の鈍角であるい
は90°以下の鋭角で座枠1に接近するように屈曲
するものであつても良い。
f 本考案の効果 本考案の前方転倒式折畳み座席によれば、座部
を使用する場合、その座部を簡単で、且つ、確実
に固定できるために強大な衝突荷重に耐えること
ができるとともに、安全ベルトを直接座席本体に
取り付けることができるために実用性が極めて高
くなる。また、座部を使用しない場合、この座席
を、簡便に折り畳むことができるために操作性が
極めて高くなる。
特に、座部を固定するために、支柱の上部に設
けられた軸部が、連結部材に設けられたガイド穴
の屈曲部に嵌合するという簡単且つ確実な構成を
採用したため、特別のロツク機構が不要であり、
極めて経済性の高い前方転倒式折畳み座席を提供
することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第一実施例の右側面図、第2
図は第1図の座席を折畳んだ状態を示した右側面
図、第3図は第1図の座席の正面図、第4図は本
考案の第二実施例の要部のみを示した正面図であ
る。 1……座枠、2……連結板(連結部材)、3…
…ガイド穴、4a,4b……上部軸受(上部連結
部)、5……ベースフレーム、6……支柱、7a,
7b……下部軸受(下部連結部)、8……回動ア
ーム、10……支軸(軸部)、11……座部、1
2……背当、13a,13b……ブラケツト、6
0a,60b……支柱。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 座部11及び背当12を使用しないとき、これ
    らを前方へ転倒させて折り畳むことができるとと
    もに、座部11及び背当12を使用するとき、こ
    れらを立ち上がらさせて展開できる前方転倒式折
    畳み座席において、 ベースフレーム5に立設された支柱6と、 この支柱6の上部に付設され、座部11及び背
    当12を取付けるための座枠1と、 この座枠1の底面後方部の付近に設けられた上
    部連結部4a,4bと前記ベースフレーム5に設
    けられた下部連結部7a,7bとをそれぞれ回動
    自在に連結し、前記座部11及び背当12を展開
    する場合、または折り畳む場合に、その下部連結
    部7a,7bを回動中心として回動する、回動ア
    ーム8と、 前記座枠1の底面前方部の付近に付設された連
    結部材2と、 この連結部材2に後方より前方へ延びるように
    設けられ、かつ、その前方から前記座枠1に接近
    するように屈曲する屈曲部を有した、ガイド穴3
    と、 前記支柱6の上部に設けられ、前記座部11及
    び背当12を展開する場合、または折り畳む場合
    に、前記ガイド穴3に嵌つて摺動する軸部10と
    を備え、 前記座部11及び背当12を使用するとき、前
    記軸部10は、前記ガイド穴3の屈曲部に嵌合す
    ることを特徴とする前方転倒式折畳み座席。
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JPH0181129U JPH0181129U (ja) 1989-05-31
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