JPH05135951A - 平面型トランス - Google Patents

平面型トランス

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JPH05135951A
JPH05135951A JP3300772A JP30077291A JPH05135951A JP H05135951 A JPH05135951 A JP H05135951A JP 3300772 A JP3300772 A JP 3300772A JP 30077291 A JP30077291 A JP 30077291A JP H05135951 A JPH05135951 A JP H05135951A
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magnetic
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insulating
conductor
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Yoshihiro Tanigawa
嘉浩 谷川
Masahiko Amano
正彦 天野
Keiichi Mizuguchi
慶一 水口
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Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】結合係数を大きくし伝送損失を低減した平面型
トランスを提供する。 【構成】絶縁体の基板4の上に磁性体ペーストによって
形成した第1の磁性体層1aを積層する。第1の磁性体
層1aの上には、コイルパターンを形成した第1の導電
体層2aとともに絶縁材料よりなる絶縁層3を積層す
る。絶縁層3の上にコイルパターンを形成した第2の導
電体層2bとともに磁性体ペーストよりなる第2の磁性
体層1bを積層する。第1の導電体層2aおよび第2の
導電体層2bは、それぞれ磁性体層1a,1bに近接し
ているから、磁性体層1a,1bの中での磁束密度が大
きくなる。また、コイルパターンの対向面間には磁性体
が存在しないから、磁束の大部分は両コイルパターンに
鎖交することになり、結合係数が大きくなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主としてTV放送周波
数等の高周波領域において、バラン、分配回路、分岐回
路等に用いられる平面型トランスに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、TV放送周波数等の高周波領
域において、伝送線路型トランス、バラン、分配トラン
ス、分岐トランスなど各種のトランスが用いられてい
る。伝送線路型トランスT1は、図11に示すように、
入力端子INから入力された信号を反転して出力端子O
UTから送出するものであって、図12(a)(b)に
示すように、ビーズ型、トロイダル型などと称する円筒
状のコア11に巻線12を挿通する形で巻装して構成さ
れている。
【0003】バランは、不平衡線路と平衡線路とを接続
する装置であって、たとえば、75Ωの同軸ケーブルと
300Ωの平衡型ケーブルとを接続するバランは、図1
3に示すように、巻比が1:1のトランスT21,T2
2を2個用いて入出力間のインピーダンス比が1:4に
なるように構成される。このようなトランスT21,T
22は、図14に示すように、一対の貫通孔13を有す
るめがね型と称するコア11に巻線12を巻装して構成
される。
【0004】分配回路は、図15に示すように、入力端
子INより入力された信号を分配トランスT3によって
等分に分配し、2つの出力端子OUT1,OUT2から
それぞれ均等に出力を送出するものである。分配トラン
スT3は、図16に示すように伝送線路トランスと同様
のビーズ型と称するコア11に巻線12を巻装して構成
される。
【0005】分岐回路は、たとえば図17に示すよう
に、巻線n1,n2および巻線n3,n4の巻比がそれ
ぞれ1:3になるように構成された分岐トランスT4を
用いて、入力端子INから入力された信号を出力端子O
UTおよび分岐出力端子BOUTより送出するように構
成される。分岐トランスT4は、図18に示すようにバ
ランと同様のめがね型と称するコア11に巻線12を巻
装して構成される。
【0006】上述した各トランスは、いずれも貫通孔を
形成したコア11に巻線12を挿通する形で巻装して構
成されているものであって、コア11が筒状でありかさ
ばるものであるから、全体形状が比較的大きなものにな
るという問題が生じる。また、コア11内に巻線12を
挿通するから巻線12を巻く作業を機械化するのが難し
いという問題があり、さらに、巻線12のコア11に対
する位置ずれが生じやすく特性にばらつきが多いという
問題がある。
【0007】このような問題を解決するために、図19
に示すように、コアとして機能する3枚の磁性体層1
a,1b,1cを積層し、中央の磁性体層1cの表裏両
面に積層した導電体層2a,2bにそれぞれコイルパタ
ーンを形成することが考えられている。両コイルパター
ンは磁気的に結合されるように配置されており、このコ
イルパターンが巻線として機能するのである。このよう
に形成された平面型トランスは、コイルパターンが磁性
体層1cに固定され、かつ磁性体層1a,1b,1cが
積層されるから、コイルパターンと磁性体層1a,1
b,1cとの位置ずれがなく、また、コイルパターンの
磁性体層1cに対する位置や寸法は印刷配線技術などに
よって精密に管理することが可能であるから、特性が安
定するという利点を有している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記構
成の平面型トランスでは、両コイルパターンの対向面間
に磁性体が存在するものであるから、各コイルパターン
の周囲に生じる磁束の一部は相互に鎖交せずに両コイル
パターンの対向面間で磁性体層1cの中を通ることにな
る。このような磁束が存在すると、結合係数が小さくな
り、伝送損失が大きくなるという問題が生じる。すなわ
ち、図19に示した構成の従来の平面型トランスでは、
伝送損失が大きく実用に向かないという問題がある。
【0009】本発明は上記問題点の解決を目的とするも
のであり、小型かつ製造が容易であって、特性が安定し
ているのはもちろんのこと、結合係数を大きくとること
ができて伝送損失の少ない平面型トランスを提供しよう
とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明では、上
記目的を達成するために、一平面上にコイルパターンを
形成した第1の導電体層と、他平面上にコイルパターン
を形成した第2の導電体層とを磁気的に結合するように
対向させて配置し、第1の導電体層および第2の導電体
層を磁性体層の間に配置した平面型トランスにおいて、
第1の導電体層および第2の導電体層のコイルパターン
の対向面間には磁性体を設けないようにしているのであ
る。
【0011】請求項2の発明では、第1の導電体層は基
板の上に積層した磁性体ペーストにより形成された第1
の磁性体層の上に絶縁材料よりなる絶縁層に埋設された
形で積層され、第2の導電体層は磁性体ペーストにより
形成された第2の磁性体層に埋設された形で絶縁層の上
に積層されている。請求項3の発明では、請求項2の発
明において、第1の導電体層および第2の導電体層のコ
イルパターンの対向面間を除く部位の少なくとも一部の
絶縁層は磁性体ペーストにより形成されているのであ
る。
【0012】請求項4の発明では、請求項2または請求
項3の発明において、第1の磁性体層と第2の磁性体層
との少なくとも一方に形成した貫通孔を通して、第1の
導電体層および第2の導電体層のコイルパターンの端末
を外部線路に接続可能とするように引き出すようにして
いる。請求項5の発明では、請求項2または請求項3の
発明において、磁性体ペーストをフェライトペーストと
している。
【0013】請求項6の発明では、第1の導電体層を表
面に被着した板状の第1の磁性体層と、第2の導電体層
を表面に被着した板状の第2の磁性体層とを、第1の導
電体層と第2の導電体層とが所定間隔で対向するように
配置しているのである。請求項7の発明では、請求項6
の発明において、第1の導電体層と第2の導電体層との
間に所定厚の絶縁材料よりなる絶縁層を介装している。
【0014】請求項8の発明では、第1の導電体層を表
面に被着した板状の第1の磁性体層と、第1の磁性体層
における第1の導電体層を形成した面に第1の導電体層
を埋設する形で積層した絶縁材料よりなる絶縁層と、絶
縁層の上に積層した第2の導電体層と、第2の導電体層
を絶縁層との間に挟む第2の磁性体層とを備えているの
である。
【0015】請求項9の発明では、請求項7または請求
項8の発明において、第1の導電体層および第2の導電
体層のコイルパターンの対向面間を除く部位の少なくと
も一部の絶縁層を磁性体により形成している。請求項1
0の発明では、請求項2または請求項7または請求項8
の発明において、絶縁層をポリイミドで形成しているの
である。
【0016】請求項11の発明では、請求項6ないし請
求項8の発明において、第1の磁性体層および第2の磁
性体層にそれぞれ形成した貫通孔を通して、第1の導電
体層および第2の導電体層のコイルパターンの端末を外
部線路に接続可能とするように引き出しているのであ
る。請求項12の発明では、請求項6ないし請求項8の
発明において、第1の磁性体層および第2の磁性体層
を、フェライトの板材により形成している。
【0017】請求項13の発明では、第1の導電体層お
よび第2の導電体層のコイルパターンの対向面間を空隙
としているのである。請求項14の発明では、請求項1
3の発明において、第1の導電体層を表面に形成した板
状の第1の磁性体層と、第2の導電体層を表面に形成し
た板状の第2の磁性体層とを、第1の導電体層および第
2の導電体層のコイルパターンの対向面間とは異なる部
位に設けたスペーサを介して対向させ、第1の磁性体層
と第2の磁性体層とを絶縁性を有する磁性体材料により
形成しているのである。
【0018】請求項15の発明では、請求項14の発明
において、スペーサを磁性体としているのである。請求
項16の発明では、請求項13の発明において、表裏の
一面に絶縁材料よりなる第1の絶縁層を介して第1の導
電体層を積層し他面に絶縁材料よりなる第1の基板を積
層した第1の磁性体層と、表裏の一面に絶縁材料よりな
る第2の絶縁層を介して第2の導電体層を積層し他面に
絶縁材料よりなる第2の基板を積層した第2の磁性体層
とを、第1の導電体層および第2の導電体層のコイルパ
ターンの対向面間とは異なる部位に設けたスペーサを介
して対向させているのである。
【0019】請求項17の発明では、請求項16の発明
において、スペーサを磁性体としているのである。
【0020】
【作用】請求項1の構成によれば、第1の導電体層と第
2の導電体層とを磁性体層の間に配置するとともに、第
1の導電体層と第2の導電体層とのコイルパターンの対
向面間には磁性体を設けないようにしているのであっ
て、平面型トランスとしては従来構成と同様に、コイル
パターンを印刷配線技術などによって精密に形成するこ
とができて、高周波帯域での特性のばらつきを少なくす
ることができるのはもちろんのこと、両コイルパターン
の対向面間を通る磁束が少なくなり、結合係数が大きく
なって伝送損失を低減できるのである。しかも、両コイ
ルパターンの対向面間には磁性体が存在しないから、磁
性体の内部でのコア損が少なく、このことによっても伝
送損失を低減できるのである。
【0021】請求項2の構成によれば、磁性体層が磁性
体ペーストによって形成されているから、製造が容易に
なるものである。請求項3の構成によれば、第1の導電
体層および第2の導電体層のコイルパターンの対向面間
を除く部位の少なくとも一部の絶縁層を磁性体ペースト
により形成しているので、第1の磁性体層と第2の磁性
体層との間に磁性体による磁路が形成されることになり
磁気効率が高くなって、伝送損失を一層低減できる。
【0022】請求項4の構成は、各コイルパターンの端
末と外部線路との接続に関する望ましい実施態様であ
る。請求項5の構成は、磁性体ペーストの望ましい実施
態様である。請求項6の構成によれば、導電体層が板状
の磁性体層に被着されているので、積層作業が容易にな
るものである。
【0023】請求項7の構成によれば、絶縁層としてシ
ート状の絶縁材料などを用いることができ、絶縁層の厚
み寸法の管理が容易になって、特性を一層安定化するこ
とができる。請求項8の構成によれば、一方の導電体層
を磁性体層に被着して絶縁層で覆うとともに、絶縁層に
他方の導電体層を積層し、かつ、導電体層を被着してい
ない磁性体層を上記他方の導電体層に積層するのであっ
て、両導電体層の位置関係を精密に管理する場合に有利
である。
【0024】請求項9の構成によれば、第1の導電体層
および第2の導電体層のコイルパターンの対向面間を除
く部位の少なくとも一部の絶縁層を磁性体により形成し
ているので、第1の磁性体層と第2の磁性体層との間に
磁性体による磁路が形成されることになり磁気効率が高
くなって、伝送損失を一層低減できる。請求項10の構
成は、絶縁層の形成材料の望ましい実施態様である。
【0025】請求項11の構成は、コイルパターンの端
末と外部線路との接続に関する望ましい実施態様であ
る。請求項12の構成は、磁性体層の望ましい実施態様
である。請求項13の構成によれば、両導電体層のコイ
ルパターンの対向面間を空隙としているので、両コイル
パターンの間の比誘電率がほぼ1になり、両コイルパタ
ーンの間が絶縁材料で満たされている場合に比較して浮
遊容量を低減でき、浮遊容量による高周波的な短絡状態
を防止できるのである。
【0026】請求項14の構成は、空隙を形成するため
の望ましい実施態様である。請求項15の構成によれ
ば、両導電体層のコイルパターンの対向面間を除く部位
に磁性体のスペーサを配設しているので、コイルパター
ンの周囲に形成される磁束を通す磁路の磁気抵抗が小さ
くなり、伝送損失を低減できるのである。また、このス
ペーサは、両導電体層の間に空隙を形成する支持材とし
て兼用されているから、少数の部品で磁気効率を高める
効果と、浮遊容量を低減できる効果とが得られるのであ
る。
【0027】請求項16の構成によれば、磁性体層の一
面に絶縁材料よりなる絶縁層を介して導電体層を積層し
ているので、磁性体層には絶縁性のない磁性体材料を用
いることができ、また、磁性体層の他面を絶縁材料より
なる基板で裏打ちしているので、機械的強度を基板によ
って確保できることになる。しかも、磁性体層を基板と
絶縁層とによって挟んでいるので、磁性体層として脆い
材料でも用いることが可能である。
【0028】請求項17の構成によれば、両導電体層の
コイルパターンの対向面間を除く部位に磁性体のスペー
サを配設しているので、コイルパターンの周囲に形成さ
れる磁束を通す磁路の磁気抵抗が小さくなり、伝送損失
を低減できるのである。また、このスペーサは、両導電
体層の間に空隙を形成する支持材として兼用されている
から、少数の部品で磁気効率を高める効果と、浮遊容量
を低減できる効果とが得られるのである。
【0029】
【実施例】(実施例1)図1に示すように、ガラス基板
である基板4の表面に磁性体ペーストを塗布することに
より第1の磁性体層1aが形成される。第1の磁性体層
1aの上には、コイルパターンを形成した第1の導電体
層2aが積層される。また、第1の磁性体層1aの上に
は、絶縁材料よりなる絶縁層3が積層され、絶縁層3の
中に第1の導電体層2aが埋設されることになる。絶縁
層3の上には、コイルパターンを形成した第2の導電体
層2bが積層される。さらに、絶縁層3の上には磁性体
ペーストを塗布することによって第2の磁性体層1bが
積層され、第2の磁性体層1bの中に第2の導電体層2
bが埋設されることになる。第1の導電体層2aおよび
第2の導電体層2bに形成するコイルパターンの形状と
してはリング状、渦巻き状、蛇行状など各種形状が考え
られるが、ここでは渦巻き状を採用しているものとす
る。この場合、第1の導電体層2aおよび第2の導電体
層2bに形成された各コイルパターンの一端は、第1の
磁性体層1aまたは第2の磁性体層1bと絶縁層3との
間から基板4の上に引き出され、コイルパーンの他端
は、渦巻きの中心部付近で第2の磁性体層1bおよび絶
縁層3に貫通孔(図示せず)を形成することによって、
スルーホールメッキ法やワイヤボンディング法を用いて
外部に引き出される。
【0030】磁性体ペーストとしては、たとえば、絶縁
性を有するフェライトペーストを採用することによっ
て、第1の磁性体層1aと第1の導電体層2a、第2の
磁性体層1bと第2の導電体層2bがそれぞれ直接に接
触していても、コイルパターン内での短絡が生じないよ
うにしてある。絶縁層3は、たとえば、ポリイミドなど
の高分子コーティング材料を塗布したり、SiO2 等を
蒸着したりすることによって形成される。
【0031】以上の構成によれば、第1の導電体層2a
は第1の磁性体層1aに近接し、また、第2の導電体層
2bは第2の磁性体層1bに近接しているから、図2に
示すように、第1の導電体層2aおよび第2の導電体層
2bの周囲に生じる磁束φの磁束密度は、第1の磁性体
層1aおよび第2の磁性体層1bの中では高くなる。ま
た、第1の導電体層2aのコイルパターンと第2の導電
体層2bのコイルパターンとの対向面間には磁性体が介
在しないから、上記磁束φの大部分は、第1の導電体層
2aのコイルパターンと第2の導電体層2bのコイルパ
ターンとの対向面間を通ることなく他方の磁性体層1
a,1bに到達する。その結果、両コイルパターンに鎖
交しない磁束φ1 はほとんど生じないのであり、結合係
数が大きくなるのであって、伝送損失を従来よりも低減
することができるのである。とくに、自己インダクタン
スが大きい場合には、上記磁束φのうちで両コイルパタ
ーンを通らない磁束φ1 が磁性体層1a,1bの複素透
磁率の損失項(コア損)によって伝送損失を増大させる
ことになるが、従来構成に比較すればこのような磁束φ
1 が少ないとともに、磁性体層1a,1bの中を通る長
さが半分以下になっているから、コア損の影響が少なく
なって伝送損失を低減できるのである。
【0032】このような構造の平面型トランスは、伝送
線路トランス、フロートバラン、インピーダンス変換バ
ラン、分岐トランス、分配トランス、パルストランス等
として用いることができる。 (実施例2)上記実施例では、第1の磁性体層1aと第
2の磁性体層1bとが絶縁材料よりなる絶縁層3を介し
て完全に分離されていたが、本実施例では、図3に示す
ように、絶縁層3の一部を磁性体によって形成している
ものである。すなわち、絶縁層3のうちで第1の導電体
層2aと第2の導電体層2bとのコイルパターンの対向
面間を除く部位を磁性体によって形成しているのであ
る。
【0033】絶縁層3をこのような形状に形成するに
は、実施例1と同様に絶縁材料によって絶縁層3を形成
した後に絶縁層3の所要箇所を除去したり、あらかじめ
所要箇所を除いて絶縁材料の絶縁層3を形成したりした
後に、磁性体ペーストを塗布して第2の磁性体層1bと
同時に絶縁層3の一部を磁性体とすればよい。このよう
に絶縁層3の一部を磁性体によって形成することによっ
て、第1の磁性体層1aと第2の磁性体層1bとが、絶
縁層3に入り込んだ磁性体を介して磁気的に結合される
ことになる。その結果、第1の導電体層2aおよび第2
の導電体層2bのコイルパターンの周囲に形成される磁
束に対して、閉磁路に近い磁路が形成されることにな
り、インダクタンスが増大するのである。他の構成は実
施例1と同様である。
【0034】(実施例3)上記各実施例では、第1の磁
性体層1aおよび第2の磁性体層1bをそれぞれ磁性体
ペーストによって形成していたが、本実施例では、図4
に示すように、各磁性体層1a,1bをそれぞれ絶縁性
を有する磁性体材料の板材によって形成し、また、絶縁
層3をシート状の絶縁材料によって形成する。
【0035】すなわち、板状である各磁性体層1a,1
bの一面にコイルパターンを形成した導電体層2a,2
bがそれぞれ被着されているのであって、両導電体層2
a,2bが絶縁層3を介して対向するようにして、両磁
性体層1a,1bを対向させているのである。各導電体
層2a,2bのコイルパターンは、実施例1と同様に印
刷やエッチングによって形成すればよい。各磁性体層1
a,1bとしては、フェライトの薄板やグリーンシート
が用いられる。各導電体層2a,2bのコイルパターン
の一端は、磁性体層1a,1bに貫通孔(図示せず)を
形成し、スルーホールメッキ法によって外部に引き出さ
れる。また、コイルパターンの他端は、磁性体層1a,
1bの側部に設けた端子に接続される。この構成では、
各磁性体層1a,1b、絶縁層3の厚み寸法を管理しや
すく、とくに安定した特性が得られるものである。他の
構成は実施例1と同様である。
【0036】(実施例4)本実施例では、図5に示すよ
うに、コイルパターンを形成した導電体層2a,2bを
被着した板状の磁性体層1a,1bを用いて形成される
ものであって、第1の磁性体層1aの上に第1の導電体
層2aを埋設する形で絶縁層3を形成した後に、第2の
磁性体層1bを絶縁層3の上に積層して形成される。絶
縁層3は、ポリイミドなどの高分子コーティング材を塗
布したり、SiO2 を蒸着したりすることによって形成
される。他の構成は実施例3と同様である。
【0037】(実施例5)本実施例では、図6に示すよ
うに、コイルパターンを有する第1の導電体層2aが一
面に被着された板状の第1の磁性体層1aに、第1の導
電体層2aを埋設する形で絶縁層3を積層し、この絶縁
層3の上に第2の導電体層2bを積層しているのであっ
て、第2の導電体層2bを絶縁層3との間に挟むよう
に、板状の第2の磁性体層1bが積層される。他の構成
は実施例1と同様である。
【0038】(実施例6)本実施例では、図7に示すよ
うに、実施例5の構成に対して、両導電体層2a,2b
のコイルパターンの対向面間を除く部位の絶縁層3を磁
性体ペーストよりなる磁性体部3aとして形成したもの
である。絶縁層3をこのような形状に形成するには、実
施例5と同様に絶縁材料によって絶縁層3を形成した後
に絶縁層3の所要箇所を除去したり、あらかじめ所要箇
所を除いて絶縁材料の絶縁層3を形成したりした後に、
絶縁材料を設けていない部位に磁性体部3aを形成すれ
ばよい。磁性体部3aを形成する方法としては、磁性体
材料をスパッタリングによって蒸着した後にエッチング
を施して所要形状の磁性体部3aを形成したり、所要形
状のマスキングを施した状態でスパッタリングによって
磁性体材料を被着すればよい。このように絶縁層3の一
部を磁性体によって形成することによって、第1の磁性
体層1aと第2の磁性体層1bとが、絶縁層3の磁性体
を介して磁気的に結合されることになる。その結果、第
1の導電体層2aおよび第2の導電体層2bのコイルパ
ターンの周囲に形成される磁束に対して、閉磁路に近い
磁路が形成されることになり、インダクタンスが増大す
るのである。他の構成は実施例5と同様である。
【0039】(実施例7)本実施例は、図8に示すよう
に、導電体層2a,2bを空隙を挟んで配置したもので
ある。各導電体層2a,2bは、それぞれ絶縁性を有す
る磁性体材料よりなる磁性体層1a,1bに積層されて
いる。各磁性体層1a,1bは厚み寸法が比較的大きく
十分な強度を有している。両磁性体層1a,1bの間
で、両導電体層2a,2bのコイルパターンの対向面間
を除く部位であって渦巻きの内側と外側とには、それぞ
れ磁性体により形成されたスペーサ5a,5bが配設さ
れる。ここにおいて、コイルパターンは図9のように渦
巻き状に形成され、渦巻きの中心部には上述した構成の
積層体の厚み方向に貫通する貫通孔6が形成されてい
る。渦巻きの内側に配置される第1のスペーサ5aは略
コ形に形成され、第1のスペーサ5aの開口部分を通し
て第1の導電体層2aおよび第2の導電体層2bの一端
部が貫通孔6に臨み、貫通孔6を通して外部線路に接続
可能となっている。渦巻きの外側に配置される第2のス
ペーサ5bは一部を切欠した矩形状に形成され、この切
欠部分を通して第1の導電体層2aおよび第2の導電体
層2bの他端部が、積層体の側部に引き出されて外部線
路に接続可能となる。
【0040】上述のように、第1の導電体層2aと第2
の導電体層2bとの対向面間を空隙とすることによっ
て、この部分の比誘電率をほぼ1にすることができ、第
1の導電体層2aと第2の導電体層2bとの間に存在す
る浮遊容量を、比誘電率が1よりも大きい絶縁材料で満
たされている場合よりも小さくすることができる。ま
た、スペーサ5a,5bを磁性体によって形成している
ので、両磁性体層1a,1bの間の磁気抵抗が小さくな
り、各導電体層2a,2bのコイルパターンの周囲に形
成される磁束が閉磁路に近い経路を通ることになる。そ
の結果、結合係数を大きくすることができ、伝送損失を
低減できるのである。ここに、磁性体層1a,1b、ス
ペーサ5a,5bには、たとえばフェライトを用いるこ
とができるが、絶縁性を有する磁性体材料であれば他の
磁性体材料を用いてもよい。また、コイルパターンにつ
いても渦巻き状に限定されるものではない。
【0041】(実施例8)本実施例は、図10に示すよ
うに、実施例7の構成に対して、各磁性体層1a,1b
と各導電体層2a,2bとの間にそれぞれ絶縁材料より
なる絶縁層3a,3bを介装し、また、各磁性体層1
a,1bは絶縁材料よりなる基板4a,4bによってそ
れぞれ裏打ちした点が相違している。このような構成を
採用することによって、磁性体層1a,1bを形成する
磁性体材料として絶縁性のない磁性体材料でも用いるこ
とができ、また、基板4a,4bによって強度を確保す
ることができる。したがって、磁性体層1a,1bとし
てパーマロイの薄板などを用いることができ、スペーサ
5a,5bにもパーマロイなどを用いることができる。
一方、絶縁層3a,3bや基板4a,4bにはガラスな
どを用いることができる。ここに、磁性体層1a,1
b、スペーサ5a,5bには、パーマロイ以外の磁性体
材料を用いることができるのはいうまでもない。他の構
成は実施例7と同様である。
【0042】
【発明の効果】請求項1の発明は、第1の導電体層と第
2の導電体層とを磁性体層の間に配置するとともに、第
1の導電体層と第2の導電体層とのコイルパターンの対
向面間には磁性体を設けないようにしているのであっ
て、平面型トランスとしては従来構成と同様に、コイル
パターンを印刷配線技術などによって精密に形成するこ
とができて、高周波帯域での特性のばらつきを少なくす
ることができるのはもちろんのこと、両コイルパターン
の対向面間を通る磁束が少なくなり、結合係数が大きく
なって伝送損失を低減できるという効果を奏する。しか
も、両コイルパターンの対向面間には磁性体が存在しな
いから、磁性体の内部でのコア損が少なく、このことに
よっても伝送損失を低減できるという利点がある。
【0043】請求項2の発明は、磁性体層が磁性体ペー
ストによって形成されているから、製造が容易になると
いう利点がある。請求項3および請求項9の発明は、第
1の導電体層および第2の導電体層のコイルパターンの
対向面間を除く部位の少なくとも一部の絶縁層を磁性体
ペーストにより形成しているので、第1の磁性体層と第
2の磁性体層との間に磁性体による磁路が形成され磁気
効率が高くなって、伝送損失を一層低減できるという効
果を奏するのである。
【0044】請求項6の発明は、導電体層が板状の磁性
体層に被着されているので、積層作業が容易になるとい
う利点がある。請求項7の発明は、絶縁層としてシート
状の絶縁材料などを用いることができ、絶縁層の厚み寸
法の管理が容易になって、特性を一層安定化することが
できるという効果がある。
【0045】請求項8の発明は、一方の導電体層を磁性
体層に被着して絶縁層で覆うとともに、絶縁層に他方の
導電体層を積層し、かつ、導電体層を被着していない磁
性体層を上記他方の導電体層に積層するのであって、両
導電体層の位置関係を精密に管理する場合に有利になる
という利点がある。請求項13の発明は、両導電体層の
コイルパターンの対向面間を空隙としているので、両コ
イルパターンの間の比誘電率がほぼ1になり、両コイル
パターンの間が絶縁材料で満たされている場合に比較し
て浮遊容量を低減でき、浮遊容量による高周波的な短絡
状態を防止できるという利点がある。
【0046】請求項15および請求項17の発明は、両
導電体層のコイルパターンの対向面間を除く部位に磁性
体のスペーサを配設しているので、コイルパターンの周
囲に形成される磁束を通す磁路の磁気抵抗が小さくな
り、伝送損失を低減できるのである。また、このスペー
サは、両導電体層の間に空隙を形成する支持材として兼
用されているから、少数の部品で磁気効率を高める効果
と、浮遊容量を低減できる効果とが得られるという利点
を有するのである。
【0047】請求項16の発明は、磁性体層の一面に絶
縁材料よりなる絶縁層を介して導電体層を積層している
ので、磁性体層には絶縁性のない磁性体材料を用いるこ
とができ、また、磁性体層の他面を絶縁材料よりなる基
板で裏打ちしているので、機械的強度を基板によって確
保できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1を示す断面図である。
【図2】実施例1の動作説明図である。
【図3】実施例2を示す断面図である。
【図4】実施例3を示す分解断面図である。
【図5】実施例4を示す分解断面図である。
【図6】実施例5を示す分解断面図である。
【図7】実施例6を示す断面図である。
【図8】実施例7を示す断面図である。
【図9】実施例7を示す平面図である。
【図10】実施例8を示す断面図である。
【図11】伝送線路トランスを示す回路図である。
【図12】(a)(b)はそれぞれ従来の伝送線路トラ
ンスを示す斜視図である。
【図13】バランを示す回路図である。
【図14】従来のバランを示す斜視図である。
【図15】分配回路を示す回路図である。
【図16】従来の分配トランスを示す斜視図である。
【図17】分岐回路を示す回路図である。
【図18】従来の分岐トランスを示す斜視図である。
【図19】従来の平面型トランスを示す分解斜視図であ
る。
【符号の説明】
1a 磁性体層 1b 磁性体層 2a 導電体層 2b 導電体層 3 絶縁層 3a 絶縁層 3b 絶縁層 4 基板 4a 基板 4b 基板 5a スペーサ 5b スペーサ 6 貫通孔

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一平面上にコイルパターンを形成した第
    1の導電体層と、他平面上にコイルパターンを形成した
    第2の導電体層とを磁気的に結合するように対向させて
    配置し、第1の導電体層および第2の導電体層を磁性体
    層の間に配置した平面型トランスにおいて、第1の導電
    体層および第2の導電体層のコイルパターンの対向面間
    には磁性体を設けないことを特徴とする平面型トラン
    ス。
  2. 【請求項2】 第1の導電体層は基板の上に積層した磁
    性体ペーストにより形成された第1の磁性体層の上に絶
    縁材料よりなる絶縁層に埋設された形で積層され、第2
    の導電体層は磁性体ペーストにより形成された第2の磁
    性体層に埋設された形で絶縁層の上に積層されたことを
    特徴とする請求項1記載の平面型トランス。
  3. 【請求項3】 第1の導電体層および第2の導電体層の
    コイルパターンの対向面間を除く部位の少なくとも一部
    の絶縁層は磁性体ペーストにより形成されたことを特徴
    とする請求項2記載の平面型トランス。
  4. 【請求項4】 第1の磁性体層と第2の磁性体層との少
    なくとも一方に形成した貫通孔を通して、第1の導電体
    層および第2の導電体層のコイルパターンの端末を外部
    線路に接続可能とするように引き出すことを特徴とする
    請求項2または請求項3記載の平面型トランス。
  5. 【請求項5】 上記磁性体ペーストはフェライトペース
    トであることを特徴とする請求項2または請求項3記載
    の平面型トランス。
  6. 【請求項6】 第1の導電体層を表面に被着した板状の
    第1の磁性体層と、第2の導電体層を表面に被着した板
    状の第2の磁性体層とを、第1の導電体層と第2の導電
    体層とが所定間隔で対向するように配置したことを特徴
    とする請求項1記載の平面型トランス。
  7. 【請求項7】 第1の導電体層と第2の導電体層との間
    に所定厚の絶縁材料よりなる絶縁層を介装したことを特
    徴とする請求項6記載の平面型トランス。
  8. 【請求項8】 第1の導電体層を表面に被着した板状の
    第1の磁性体層と、第1の磁性体層における第1の導電
    体層を形成した面に第1の導電体層を埋設する形で積層
    した絶縁材料よりなる絶縁層と、絶縁層の上に積層した
    第2の導電体層と、第2の導電体層を絶縁層との間に挟
    む第2の磁性体層とを備えたことを特徴とする請求項1
    記載の平面型トランス。
  9. 【請求項9】 第1の導電体層および第2の導電体層の
    コイルパターンの対向面間を除く部位の少なくとも一部
    の絶縁層は磁性体により形成されたことを特徴とする請
    求項7または請求項8記載の平面型トランス。
  10. 【請求項10】 絶縁層はポリイミドであることを特徴
    とする請求項2または請求項7または請求項8記載の平
    面型トランス。
  11. 【請求項11】 第1の磁性体層および第2の磁性体層
    にそれぞれ形成した貫通孔を通して、第1の導電体層お
    よび第2の導電体層のコイルパターンの端末を外部線路
    に接続可能とするように引き出すことを特徴とする請求
    項6ないし請求項8のいずれかに記載の平面型トラン
    ス。
  12. 【請求項12】 第1の磁性体層および第2の磁性体層
    は、フェライトの板材により形成されたことを特徴とす
    る請求項6ないし請求項8のいずれかに記載の平面型ト
    ランス。
  13. 【請求項13】 第1の導電体層および第2の導電体層
    のコイルパターンの対向面間は空隙であることを特徴と
    する請求項1記載の平面型トランス。
  14. 【請求項14】 第1の導電体層を表面に形成した板状
    の第1の磁性体層と、第2の導電体層を表面に形成した
    板状の第2の磁性体層とを、第1の導電体層および第2
    の導電体層のコイルパターンの対向面間とは異なる部位
    に設けたスペーサを介して対向させ、第1の磁性体層と
    第2の磁性体層とは絶縁性を有する磁性体材料により形
    成されていることを特徴とする請求項13記載の平面型
    トランス。
  15. 【請求項15】 スペーサが磁性体であることを特徴と
    する請求項14記載の平面型トランス。
  16. 【請求項16】 表裏の一面に絶縁材料よりなる第1の
    絶縁層を介して第1の導電体層を積層し他面に絶縁材料
    よりなる第1の基板を積層した第1の磁性体層と、表裏
    の一面に絶縁材料よりなる第2の絶縁層を介して第2の
    導電体層を積層し他面に絶縁材料よりなる第2の基板を
    積層した第2の磁性体層とを、第1の導電体層および第
    2の導電体層のコイルパターンの対向面間とは異なる部
    位に設けたスペーサを介して対向させたことを特徴とす
    る請求項13記載の平面型トランス。
  17. 【請求項17】 スペーサが磁性体であることを特徴と
    する請求項16記載の平面型トランス。
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