JPH05135633A - テープ電線の製造方法 - Google Patents

テープ電線の製造方法

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JPH05135633A
JPH05135633A JP32712791A JP32712791A JPH05135633A JP H05135633 A JPH05135633 A JP H05135633A JP 32712791 A JP32712791 A JP 32712791A JP 32712791 A JP32712791 A JP 32712791A JP H05135633 A JPH05135633 A JP H05135633A
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JP
Japan
Prior art keywords
electric wire
tapes
tape
heating rollers
heating roller
Prior art date
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Pending
Application number
JP32712791A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuki Sakamoto
一旗 坂本
Yukinobu Yanagawa
幸伸 柳川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Furukawa Electric Co Ltd
Original Assignee
Furukawa Electric Co Ltd
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Publication date
Application filed by Furukawa Electric Co Ltd filed Critical Furukawa Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高品質のテープ電線を歩留りよく製造する方
法を提供する。 【構成】 少なくとも1枚の絶縁テープに窓部を形成し
た2枚の絶縁テープ4を互いに対向する方向より、対を
なす加熱ローラー1へと供給し、同時に前記2枚の絶縁
テープ4間に複数本の導線6を互いに所定間隔離隔して
挿入し、前記対をなす加熱ローラー1間にて前記絶縁テ
ープ4同士を接着させて被覆するテープ電線の製造方法
において、加熱ローラー1の面上に絶縁テープ4の幅に
相当する間隔をもって周方向に連続する2本の溝2を設
けた加熱ローラーを用いて、この加熱ローラーの溝2内
に絶縁テープ4同士の接着時に絶縁テープ4の側縁部か
ら滲出する接着剤を流入させて、前記接着剤が加熱ロー
ラー圧着面上に固着して後続の絶縁テープの熱収縮を妨
害して窓ズレ等のトラブルを惹起するのを防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高品質のテープ電線を
歩留りよく製造する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】テープ電線は、プリント基板等の接続に
用いる絶縁電線で、その構造は図4に示したように複数
本の導線6を互いに平行に所定間隔離隔して配置し、こ
の導線6を、先後端部を残して2枚の絶縁テープ4によ
り絶縁被覆したものである。而して、かかるテープ電線
は従来図5に示した如き方法により製造していた。即
ち、窓あけ用プレス7で窓部8をあけた2枚の絶縁テー
プ4を、互いに対向する方向より両方の絶縁テープ4の
窓部8が合致するよう対をなす加熱ローラー1に供給
し、同時に両方の絶縁テープ4の間に複数本の導線6を
互いに所定間隔離隔して挿入し、この導線6を挟んだ2
枚の絶縁テープ4を加熱ローラー1にて加熱接着して、
窓部8に導線6が露出した連続したテープ電線9を製造
する。この連続したテープ電線は、窓部に補強板を接着
したのち、サイドカッターによりテープ電線の長手方向
側縁部を除去し、次いで横断カッターによりテープ電線
を窓部8の中央部分で切断して、図4に例示したような
先後端に導線6が露出したテープ電線9となして用いら
れる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のテープ電線の製造方法では、導線を挟んだ2
枚の絶縁テープを加熱ローラーにより接着する際に、2
枚の絶縁テープの間から接着剤が滲出し、この滲出した
接着剤が加熱ローラー上に固着し、これが後続の絶縁テ
ープの側縁部に付着して前記絶縁テープの熱収縮を妨害
し、その結果絶縁テープの窓部が変形したり、2枚の絶
縁テープが窓部で位置ずれを起こすというような問題が
生じた。又前述の加熱ローラー面上に滲出した接着剤
は、加熱ローラー間で押圧されて加熱ローラーに強固に
付着し、これを操業中に無理に除去しようとすると加熱
ローラー表面にキズを付ける恐れがあった。このような
ことから、絶縁テープから滲出した接着剤が加熱ローラ
ー表面に滲出し固着しても、その影響が絶縁テープの窓
部にまで及ばないように、用いる絶縁テープの幅を広目
にする改善策が提案されたが、この方法では、絶縁テー
プの窓部の変形やズレを完全には防止できず、又得られ
るテープ電線の側縁部の除去量が増加しコストアップを
招くというような問題があった。
【0004】
【課題を解決する為の手段】本発明はこのような状況に
鑑み鋭意研究を行った結果なされたもので、その目的と
するところは、高品質のテープ電線を歩留りよく製造す
る方法を提供することにある。即ち、本発明は、少なく
とも1枚の絶縁テープに窓部を形成した2枚の絶縁テー
プを、互いに対向する方向より、対をなす加熱ローラー
へと供給し、同時に前記2枚の絶縁テープ間に複数本の
導線を互いに所定間隔離隔して挿入し、前記対をなす加
熱ローラー間にて前記絶縁テープ同士を接着させて被覆
するテープ電線の製造方法において、加熱ローラーの面
上に絶縁テープの幅に相当する間隔をもって周方向に連
続する2本の溝を設けた加熱ローラーを用いることを特
徴とするものである。
【0005】本発明方法にて用いる加熱ローラーは、図
1に例示したように加熱ローラー1面上に周方向に連続
する断面角型の2本の溝2を、その間隔を絶縁テープ4
の幅と一致させて設けたものである。而して、この加熱
ローラー1によれば、2枚の絶縁テープ4で複数の導体
6を挟んで加熱接着する際に滲出する接着剤は前記溝2
内に入り込み、この溝2内に入り込んだ接着剤は、ヘラ
等を溝2内に押当てることにより容易に除去でき、従っ
てこの溝2内に滲出した接着剤が絶縁テープ相互を圧着
する加熱ローラー1面上に固着して後続の絶縁テープ4
に付着するようなことがなく、又滲出した接着剤を除去
する際に加熱ローラー1の面にキズを付けることもな
い。図2は加熱ローラーの溝部の他の態様例を示す断面
図で、半円状の溝2内面にテフロン層3をコーティング
したもので、この溝2では、接着剤の除去が極めて容易
になされる。本発明方法において、加熱ローラー1の溝
2の外側部分の径を、加熱ローラー1の溝間部分の径よ
りやや大きくしておくと、図3に示したように2枚の絶
縁テープ4を導体6を挟んで加熱接着する際に加熱ロー
ラー1の溝2の外側部分5が相互に接触する為加熱ロー
ラー1の軸が平行に保たれ、依って絶縁テープ4同士は
幅方向に均一に接着して、得られるテープ電線には絶縁
テープの接着不良が生じなくなる。本発明方法は、導線
が窓部に両面露出したテープ電線の製造のみならず、導
線が片面のみ露出したテープ電線の製造に応用しても有
効である。
【0006】
【作用】本発明方法では、加熱ローラーに、2本の溝を
周方向に、絶縁テープの幅に相当する間隔をあけて設
け、この溝内に絶縁テープの加熱圧着時に絶縁テープの
側縁部から滲出する接着剤を流入させるので、接着剤が
加熱ローラー圧着面上に固着して後続の絶縁テープの熱
収縮を妨害して窓ズレ等のトラブルを惹起するようなこ
とがなくなる。又前記溝内に流入した接着剤はヘラ等を
押当てることにより容易に除去することができるので、
加熱ローラーの圧着面にキズを付けたりすることがな
い。
【0007】
【実施例】以下に本発明を実施例により具体的に説明す
る。 実施例1 図5に示したテープ電線の製造方法によりテープ電線を
製造するにあたり、加熱ローラーとして、図1に示した
周方向に連続する断面角型の2本の溝を絶縁テープ幅に
相当する間隔をあけて設けた外周がシリコンゴム製の加
熱ローラーを用いて、絶縁テープの両側に窓をあけたテ
ープ電線を製造した。尚、絶縁テープには 150mm幅
で、 120mm幅の窓を 200mm間隔にあけたものを用い
た。 実施例2 実施例1において、図2に示した内面にテフロンをコー
ティングした断面半円状の溝を設けた加熱ローラーを用
いた他は、実施例1と同じ方法によりテープ電線を製造
した。
【0008】実施例3 実施例1及び2において、加熱ローラーの溝の外側部分
の径を、加熱ローラーの溝間部分の径よりやや大きくし
て、絶縁テープの加熱接着時に加熱ローラーの溝の外側
部分が相互に接触するようにした加熱ローラーを用いた
他は、実施例1及び2とそれぞれ同じ方法によりテープ
電線を製造した。 比較例1 実施例1において、溝を設けない表面フラットな加熱ロ
ーラーを用いた他は、実施例1と同じ方法によりテープ
電線を製造した。絶縁テープには 150mm幅と160mm
幅の2種類の絶縁テープを用いた。このようにして製造
した各々のテープ電線について、窓ズレ不良率,接着不
良率を1000箇所の窓部について調査した。結果は側縁部
除去率を併記して表1に示した。
【0009】
【表1】
【0010】表1より明らかなように、本発明方法品
(No1〜4)は、窓ズレ不良率,側縁部除去率,接着不
良率が、いずれも低い値であった。特に、加熱ローラー
の溝形状がテフロンをコーティングした半円状のもの(
No2,4)を使用した場合では窓ズレ不良の改善に、又加熱
ローラーの径を溝の内外で変えて加熱ローラーの軸が平
行に保持されるようにしたもの( No3,4)を使用した場合
では接着不良の改善にそれぞれ大きな効果が認められ
た。これに対し、比較例品( No5,6)は加熱ローラーに溝
の無いフラットなものを使用した為に、絶縁テープ幅が
狭い場合( No5)では窓ズレ不良率や接着不良率が増加し
て歩留りが低下し、又絶縁テープ幅が広目のものを用い
た場合( No6)では前記不良率は減少したものの、側縁部
除去に伴う絶縁テープロス率が増加してコストアップを
招いた。
【0011】
【効果】以上述べたように、本発明方法によれば、高品
質のテープ電線を歩留りよく製造することができて、工
業上顕著な効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明方法にて用いる加熱ローラーの態様例を
示す正面図である。
【図2】本発明方法にて用いる加熱ローラーの溝部の態
様例を示す断面図である。
【図3】本発明方法にて用いる加熱ローラーの他の態様
例を示す正面図である。
【図4】テープ電線の斜視図である。
【図5】従来のテープ電線の製造方法の説明図である。
【符号の説明】
1 加熱ローラー 2 溝 3 テフロン層 4 絶縁テープ 5 加熱ローラーの溝の外側部分 6 導線 7 窓あけ用プレス 8 窓部 9 テープ電線

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも1枚の絶縁テープに窓部を形
    成した2枚の絶縁テープを、互いに対向する方向より、
    対をなす加熱ローラーへと供給し、同時に前記2枚の絶
    縁テープ間に複数本の導線を互いに所定間隔離隔して挿
    入し、前記対をなす加熱ローラー間にて前記絶縁テープ
    同士を接着させて被覆するテープ電線の製造方法におい
    て、加熱ローラーの面上に絶縁テープの幅に相当する間
    隔をもって周方向に連続する2本の溝を設けた加熱ロー
    ラーを用いることを特徴とするテープ電線の製造方法。
JP32712791A 1991-11-14 1991-11-14 テープ電線の製造方法 Pending JPH05135633A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32712791A JPH05135633A (ja) 1991-11-14 1991-11-14 テープ電線の製造方法

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JP32712791A JPH05135633A (ja) 1991-11-14 1991-11-14 テープ電線の製造方法

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JPH05135633A true JPH05135633A (ja) 1993-06-01

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ID=18195614

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JP32712791A Pending JPH05135633A (ja) 1991-11-14 1991-11-14 テープ電線の製造方法

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JP (1) JPH05135633A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100759300B1 (ko) * 2006-08-31 2007-09-17 인기텍 주식회사 전선 휨 방지 장치 및 방법

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KR100759300B1 (ko) * 2006-08-31 2007-09-17 인기텍 주식회사 전선 휨 방지 장치 및 방법

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