JPS6217934Y2 - - Google Patents

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JPS6217934Y2
JPS6217934Y2 JP11910081U JP11910081U JPS6217934Y2 JP S6217934 Y2 JPS6217934 Y2 JP S6217934Y2 JP 11910081 U JP11910081 U JP 11910081U JP 11910081 U JP11910081 U JP 11910081U JP S6217934 Y2 JPS6217934 Y2 JP S6217934Y2
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JP
Japan
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coating
heating roll
flat cable
outer circumferential
electric wire
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JP11910081U
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JPS5841517U (ja
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  • Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案はフラツトケーブルの製造装置に関す
るものである。
一般に電子機器などにおいて電気的に接続を行
うためにフラツトケーブルが使用されている。こ
のフラツトケーブルは第1図に示すように導体1
b上に熱可塑性プラスチツク被覆1aが施された
電線1を複数本並列に並べて、その側部を接着あ
るいは溶着によつて一体的に固着したもの、ある
いは押出し製法によつて複数の導線1bを並列に
並べた上に絶縁被覆を施したものがある。電子機
器にこれらフラツトケーブルを使用する場合、そ
の一端に圧着式のコネクタを取りつけ、電気的接
続機器に使用される。
また、フラツトケーブルの電気的接続を行う場
合、第1図に示すように各電線1の間を相互い連
結する連結部1cが長さ方向に間隔的に形成され
ると共にさらに各電線1の間に分離部1dが同様
形成されてこの部分においてケーブルがばらけて
いることが望ましい。なぜならば第1図A−A線
で示される前記分離部1dを横方向に切断するだ
けで電線1を口出しすることが容易となり作業性
が良くなる。このようなフラツトケーブル(すだ
れ電線ともいう)を製造する方法の一例として、
加熱ロール法が知られている。
第2図は、この加熱ロール法による従来装置の
一例を示すもので、複数の電線1を並列させて矢
印イの方向に走行させ、補助ロール2,3等を経
て一対の回転加熱ロール4,5の間に送り込ん
で、一方の加熱ロール4に周方向に間欠的に形成
された外周面6と切欠部7とによつて、電線1を
間欠的に加熱し、連結部1cおよび分離部1dを
形成するようにしたものであり、外周面6には各
電線1を整列し、かつ位置決めを行うために複数
の周溝8が形成されている。
しかしながらこのような構造の回転加熱ロール
4を使用すると、電線1の熱可塑性プラスチツク
被覆(以下被覆と略す)1aが加熱されて溶融せ
しめられた際に、外周面6の角部6aと切欠部7
との間に段差があるため、角部6aと接触する部
分において連結部1cの前後が凹んで第3図に示
すように屈曲部1eが生じ、フラツトケーブルに
くせがつき易いという問題があつた。
一方、第4図は、プレス法を応用した他の従来
装置の例を示すもので、走行せしめられる並列状
態の電線1を両側から加熱板9,9で間欠的に圧
接して連結部1cを形成するようにしたものであ
るが、この場合であると、加熱板9を電線1とと
もに走行させることができないから、電線1が停
止せしめられて曲がり易くなり、また間欠的に加
熱板9を上下させる制御装置が必要であるなどの
問題点がある。
この考案は前記背景に基づいてなされたもの
で、加熱ロールの表面に薄い耐熱性被覆、例えば
耐熱プラスチツク材をコーテイングすることによ
り、熱伝達特性の差を利用して電線被覆を確実に
連結させるとともに、加熱ロールの外周面に段差
をなくして、フラツトケーブルに曲りぐせをつけ
ることの少ない装置を提供することを目的とする
ものである。
以下、この考案を一実施例に基づいて説明す
る。
この考案の一実施例では第2図に示した加熱ロ
ール4を改良したもので、第5図および第6図に
示すように、加熱ロール4の外周面6が円筒状に
形成され、この外周面6に複数の周溝10,10
…が電線1の外周形状に対応させて設けられると
共に、外周面6の周方向の一部に、耐熱性被覆た
とえばポリフロロエチレンなどの耐熱プラスチツ
クを焼きつけておおい2個所のコーテイング部1
1を設けたものである。このコーテイング部11
は周溝10の上にも設けられると共に、その厚さ
は電線1の外径寸法、走行速度、被覆1aの材質
などによつて適宜に設定される。
しかして、このようにコーテイングが施された
加熱ロール4と他の加熱ロール5との間に、第2
図と同様に電線1を送り込むと、コーテイング部
11とコーテイング部11が施されていない外周
面6とでは熱伝導率に大きな差があるため、加熱
ロール4を内部ヒータなどで加熱し、一定速度で
回転させながら電線1を通過させると、外周面6
に直接接触した部分に供給される熱量がコーテイ
ング部11と比較して著しく多いため、外周面6
に直接接触せしめられた部分の被覆1aが溶融し
て、連結部1cが形成される。また、コーテイン
グ部11と接触した部分に供給される熱量は少な
いから溶融現象が起らず、分離部1dが形成され
たまま残されることになる。
一実施例では第5図に示すように加熱ロール6
の2個所にコーテイング部11が設けられている
ため、加熱ロール1回転につき、2個所の連結部
1cが形成され、かつ、各電線1は周溝10に導
かれて並列させた方向へのずれが生じない。な
お、コーテイング部11は1個所または3個所以
上でもよい。
このように、本考案のフラツトケーブルの製造
装置においては、 (a) 露出状態となつている回転加熱ロールの外周
面と、この外周面を覆つているコーテイング部
との両方に、複数の電線をそれぞれ整列させる
周溝を設けているから、露出状態の外周面によ
つて電線の被覆を溶融接着させて連結部とする
ときに、走行電線が整列状態に導かれて横振れ
を起こすことがなく、溶融接着程度のばらつき
を生じることが少なく、安定したフラツトケー
ブルの製造を行なうことができる。
(b) 回転加熱ロールの外周面における周方向の一
部にコーテイング部を設けているものであり、
回転加熱ロールとコーテイング部との材質は、
例えば鋼材とプラスチツクとのように選定する
自由性が有り、熱伝達率の大きな差によつてコ
ーテイング部を薄くすることが容易になし得
て、回転加熱ロールの表面の段差を少なくし、
良質のフラツトケーブルを製造することができ
る。
(c) コーテイング部は、回転加熱ロールに周溝を
形成した後に、その設ける位置、数、長さを任
意に設定することが可能であり、ケーブル仕様
変化に対応できる。
等の優れた効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図はフラツトケーブルの説明図、第2図は
加熱ロール法を応用した従来装置の例の説明図、
第3図は第2図の装置によつて製造されたフラツ
トケーブルの説明図、第4図はプレス法を応用し
た他の従来装置の例の説明図、第5図はこの考案
の一実施例を示す要部の斜視図、第6図は第5図
の−線に沿う矢視断面図である。 1……電線、1a……熱可塑性プラスチツク被
覆(被覆)、1c……連結部、1d……分離部、
4……加熱ロール、6……外周面、10……周
溝、11……コーテイング部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 熱可塑性プラスチツク被覆が施された複数の電
    線1を並列に並べて長さ方向に走行させながら、
    一対の回転加熱ロール4,5にて、これ等を加熱
    加圧した、前記熱可塑性プラスチツク被覆を溶融
    し、長さ方向に間隔をおいて電線相互を接着させ
    るようにしたフラツトケーブルの製造装置におい
    て、少なくとも一方の回転加熱ロールの外周面6
    上に、複数の電線をそれぞれ整列させる周溝10
    を設けるとともに、この周溝を含む前記外周面上
    における周方向の一部に低熱伝導材料からなるコ
    ーテイング部11を設けて成るフラツトケーブル
    の製造装置。
JP11910081U 1981-08-11 1981-08-11 フラツトケ−ブルの製造装置 Granted JPS5841517U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11910081U JPS5841517U (ja) 1981-08-11 1981-08-11 フラツトケ−ブルの製造装置

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11910081U JPS5841517U (ja) 1981-08-11 1981-08-11 フラツトケ−ブルの製造装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5841517U JPS5841517U (ja) 1983-03-18
JPS6217934Y2 true JPS6217934Y2 (ja) 1987-05-08

Family

ID=29913182

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11910081U Granted JPS5841517U (ja) 1981-08-11 1981-08-11 フラツトケ−ブルの製造装置

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Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62246205A (ja) * 1986-04-18 1987-10-27 住友電装株式会社 ワイヤハーネスの成形方法とその成形方法のための成形装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5841517U (ja) 1983-03-18

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