JPH07118370B2 - 面発熱体の製造方法 - Google Patents

面発熱体の製造方法

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JPH07118370B2
JPH07118370B2 JP9895387A JP9895387A JPH07118370B2 JP H07118370 B2 JPH07118370 B2 JP H07118370B2 JP 9895387 A JP9895387 A JP 9895387A JP 9895387 A JP9895387 A JP 9895387A JP H07118370 B2 JPH07118370 B2 JP H07118370B2
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武史 林
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は暖房器具や乾燥機器及び保温機器等に使用する
面発熱体の製造方法に関するものである。
従来の技術 一般に暖房器具や乾燥機器及び保温機器等に使用する発
熱体には、マイカ等の絶縁材にニクロム線を巻付て上下
より絶縁材でサンドイッチしたスペース式のヒータ、又
はシーズ式のヒータ、更に最近では半導体ヒータ等を使
用されているが、これらのヒータ線に使用されているリ
ード線の接続は半田付け,スポット溶接,ねじ締結等で
行なわれている。更に面状のヒータ等でも半田付け,か
しめ等で接続されている。これらは発熱線が丸であった
りシーズ式のようにネジ端子で主に空気中での接続であ
る又、面状のヒータに於てもヒータの端子部は空気中で
半田付けするとか、かしめるとかして接続されている物
が多い。
発明が解決しようとする問題点 このような各種のヒータのなかに於て金属箔等とリード
線の接続にも半田付け、或はかしめ等の接続方法がとら
れているが、金属箔を使用した発熱体には一般的に絶縁
フィルムを上下に使用しているために接続が非常に困難
である。それは、リード線と金属箔を接続する為には、
この絶縁フィルムを除去するか、初めから、その部分に
絶縁フィルムを付けておかない等の作業をしておかなけ
ればならない。
このように金属箔を利用した発熱体のリード線の接続は
各種いろいろと工夫されているがいずれも一長一短で接
続が良ければ作業性が悪く、作業性を良くしようと考え
ると接続がうまく出来ない等の問題があり、実公昭62−
5019号公報にみられるようにリード線を接続した後に絶
縁材でカバーして固定している。これらも電極を一定の
長さに露出せしめた端子部とあるが、露出した端子部に
リード線なりコードを接続して絶縁材で固定している
が、面状発熱体の端子部としてはこのように端子部を全
部覆っていると筐体に固定するのも困難であり不安定で
ある。
さらに、発熱体の電極にリード線を接続した後に絶縁フ
ィルムで上下をラミネート接着をして発熱体とするが、
その後に他のリード線と接続する場合に、この絶縁フィ
ルムを除去しなければならない。又このような面状の発
熱体は通常放熱板(AL,Fe等)に貼合せているために接
続がより困難な作業となり、品質と生産性から考えると
大きな問題である。
本発明は上記問題点に鑑み、リード線と他のリード線と
の接続を容易にすることを目的とする。
問題点を解決するための手段 そして上記問題点を解決する本発明の技術的手段は発熱
体の電極にリード線を接続した後に加熱で収縮する絶縁
フィルムで上下をラミネート接着をして発熱体とする
が、この絶縁フィルムを切断した端面までリード線をも
って来ておいて熱処理をするものである。
作用 この技術的手段による作用は次のようになる。
即ちリード線をある長さに切断して絶縁フィルムでラミ
ネートしたのちにリード線の端面で絶縁フィルムを切断
し高温で熱処理をすることによって、絶縁フィルムが長
さ方向に大きく収縮して小さく、又は短かくなる。
そうすると絶縁フィルムの端面まできていたリード線は
収縮しないために、元のままの長さを保っているため
に、絶縁フィルムの外に出てくることになる。このとき
に絶縁フィルムの片面は他面よりも熱収縮を大きくさせ
る。
その結果リード線への接続が容易になり作業性もよくな
るものである。
実 施 例 以下本発明の一実施例を添付図面に基づいて説明をす
る。
第4図Aはこの発熱体の全体図で連続したテープ状の細
長い発熱体を適当な長さ、例えばイの長さに切断された
発熱体、第4図Bは第4図AのB−B′断面図で、長辺
の上下に金属箔(銅又は銅合金)2,3を電極として貼合
せその間に正の温度係数を有する抵抗体1がサンドイッ
チ状に成形されている。この電極は図のように抵抗体1
に対してすこし(約2.5mm)ずらした形として構成し、
電極の幅も広くして電流の流れを多くなるようにしてい
る。又第4図Cは第4図AのA−A′断面図で、電極2,
3の内々の寸法を切断して幅を狭くし上下の電極間距離
を大きくしている。この構造は長手方向に対して同期さ
せていて抵抗体1に対して十分なる絶縁距離を保つよう
な形状に成形されている。これは全て連続的に製造され
る形状になっており長さイは必要に応じて変えられるよ
うになっており電極2,3に電気を印加すると抵抗体1が
発熱する構造である。第5図はこのような構造の発熱体
にリード線6の形状は偏平にして電極2,3の長辺方向の
端面又は両端面に接続(半田付け,スポット溶接等)し
て、1本の発熱体とする。
第6図はこのような構造の発熱体の上下に接着剤付き絶
縁フィルム(ポリエステル,PP,PE等)4,5を貼合せて熱
ロールで溶着させて完成品とする。熱ロールの条件は上
ロールの温度は約160℃下ロールの温度は約190℃で圧力
4Kg/cm2、送り速度1m/minでラミネートされている。下
面の絶縁フィルム4には厚さ180μmの材料を使用し上
面の絶縁フィルム5には50μmと下面絶縁フィルムより
比較的薄い材料を使用した。これは第2図のように下面
の絶縁フィルム4は放熱板(Fe板,Al板等)7に貼って
固着させるために電気的な絶縁を十分取っておくために
厚くしている。又上面は空気中か又は断熱材などとの接
触であるために薄くした。
第1図A,Cは細長い発熱体にリード線6を接続した後に
上下に絶縁フィルムをラミネートした発熱体を加熱する
と絶縁フィルム4,5が第1図Bのように長さ方向に大き
く収縮して、リード線が露出するようになる。このリー
ド線の露出させる条件によっては第2図のように上面絶
縁フィルム5の方が大きく収縮して、下面の絶縁フィル
ム4によるリード線6と放熱板7との沿面距離が大きく
とることができる。又ラミネート条件が変わると第3図
のように上下の絶縁フィルムが熱処理によって同じ寸法
に収縮させることもでき、又逆に下面の絶縁フィルム4
の方が上面絶縁フィルム5より大きく収縮させることも
可能である。このようにして出来た発熱体は前記に記述
したように正の温度係数を有する抵抗体1を使用してい
るために熱処理をしなければならない。熱処理温度は約
180℃で1時間程度必要である。
実施例では前記に記述したラミネート条件におけるリー
ド線6の熱処理後の露出長さは約5mmとなった、この時
の下面絶縁フィルム4の端面とリード線6との距離は第
2図のa寸法として約5mmを得た、このことは上面絶縁
フィルム5は下面絶縁フィルム4よりも大きく収縮した
ことになる。このように出来た面状発熱体はリード線6
の接続部8と発熱部とでは上下の電極2,3の幅を変えて
接続部8では電極間距離を広くしているために十分な絶
縁距離の確保ができる構造とし任意の長さの発熱体の製
造ができる。即ち電気容量が自由にある範囲で設定がで
きる。又リード線6の形状は偏平にしており長辺の方向
の端面に接続されていて熱処理によって絶縁フィルム4,
5から露出させるために、リード線6を露出させるため
の治具,工具が不必要であり、人手もかからず生産性も
良く経済的に造ることができる。更にリード線6の露出
させる長さは絶縁フィルム4,5のラミネート条件によっ
て、ある長さの範囲で自由にコントロールすることが可
能である。熱処理することによって上面絶縁フィルム5
が下面絶縁フィルム4よりも大きく収縮させることとな
り、リード線6と放熱板7との沿面距離が大きくとれる
ために余分な絶縁材料を使用しなくてもよいので経済的
に製造でき安価な製品を需用家に提供することができ
る。
発明の効果 上記説明より明らかなように本発明によれば、以下のよ
うな効果が得られる。
1.リード線を熱処理によって絶縁フィルムから露出させ
るために、リード線を露出させるための治具,工具が不
必要であり、人手もかからず生産性も良く経済的に造る
ことができる。
2.リード線の露出させる長さは絶縁フィルムのラミネー
ト条件によって、ある長さの範囲で自由にコントロール
することが可能である。
3.熱処理で上面絶縁フィルムが下面絶縁フィルムよりも
大きく収縮させることによって、リード線と放熱板との
沿面距離が大きくするために余分な絶縁材料を使用しな
くてもよいので経済的に製造でき安価な製品を需用家に
提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図Aは本発明の一実施例である面発熱体の平面図、
第1図B,Cは同断面図、第2図は同面発熱体を放熱板に
取り付けた状態の断面図、第3図Aは本発明の他の実施
例である面発熱体の平面図、第3図B,Cは同断面図、第
4図Aは同面発熱体の製造途中の平面図、第4図B,Cは
本発明の面発熱体の断面図、第5図は同面発熱体の製造
途中の平面図、第6図は同面発熱体の製造途中において
絶縁フィルムをラミネートした状態の平面図である。 1……抵抗体、2,3……電極、4,5……絶縁フィルム、6
……リード線。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】抵抗体の側面に沿って内蔵され又は載置さ
    れた金属製電極と、この電極にリード線を接続し、前記
    抵抗体、金属製電極及びリード線を加熱により収縮する
    絶縁フィルムで覆った後加熱して、前記リード線を前記
    絶縁フィルムから露出させた面発熱体の製造方法。
  2. 【請求項2】絶縁フィルムの片面は他面よりも熱収縮を
    大きくした特許請求の範囲第1項記載の面発熱体の製造
    方法。
JP9895387A 1987-04-22 1987-04-22 面発熱体の製造方法 Expired - Fee Related JPH07118370B2 (ja)

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