JPH0314742Y2 - - Google Patents

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JPH0314742Y2
JPH0314742Y2 JP19047484U JP19047484U JPH0314742Y2 JP H0314742 Y2 JPH0314742 Y2 JP H0314742Y2 JP 19047484 U JP19047484 U JP 19047484U JP 19047484 U JP19047484 U JP 19047484U JP H0314742 Y2 JPH0314742 Y2 JP H0314742Y2
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wire cores
flat cable
wire
cores
core
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JP19047484U
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JPS61104923U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】
[産業上の利用分野] 本考案は、多心フラツトケーブル特に、絶縁体
あるいはケーブルシースが、熱可塑性の材料から
構成されている線心を、紛数本並列配置し、熱融
着する装置の改良に係わるものである。 [従来の技術] 従来、絶縁線心を複数本並列配置し、隣接線心
間を融着し、多心フラツトケーブルを製造する場
合は、第4図に示すような高精度に平面成形11
されたヒーターチツプ1を用い、第3図に示すよ
うに並列配置された複数本の線心2の上下面よ
り、ヒーターチツプ1を加圧及び加熱することに
より、線心間を熱融着一体化していた。 [考案が解決しようとする問題点] しかし従来の方法で融着された多心フラツトケ
ーブル2は、第5図のようにフラツトケーブルの
両端部の融着部で空隙23を抱込み、線心間のピ
ツチが拡大すると共に、線心間の融着強度も低下
してしまうという欠点があつた。 すなわち、絶縁線心を並列化して融着する場
合、第6図に示す様に、ヒーターチツプ1で加圧
され、熱可塑性樹脂が溶融し始めると、加圧と溶
融による体積変化によつて線心を横に動かす力が
作用する。中央の線心は、隣同志がお互いに障害
となつて横に動かないが、両端に近い線心ほど横
への動きを阻止する力が弱いので外側に動きやす
くなる。 こういつた状況の中で、従来の様な平面のチツ
プで融着しようとした場合、フラツトケーブルの
中央も両端も同じ圧力で融着されることとなるた
め、中央は空隙を抱込まずに融着されても、両端
は、第5図に示すように空隙23を抱込んだ状態
で融着されてしまうものである。 [問題点を解決するための手段] 本考案の目的は、前記した従来技術の欠点を解
消し、線心融着部の空隙をなくし、線心間のピツ
チを均一化すると共に、線心間の融着強度の優れ
た多心フラツトケーブルの融着装置を提供するこ
とにある。 すなわち、本考案の要旨とするところは、熱可
塑性線心を複数本並列配置し、その上下の方向か
らヒーターチツプで加圧及び加熱して、線心間を
熱融着するものであり、該ヒーターチツプは並列
配置された線心群の側面に行くにしたがつて、上
下のヒーターチツプ間の間隔が広くなるように傾
斜が設けられて構成されていることを特徴とする
多心フラツトケーブルの融着装置にある。 [作用] 本考案は、ヒーターチツプ側面の間隔を広げる
ことにより、フラツトケーブルに加えられる圧力
は両端(外側)に行くにしたがつて弱くなり、こ
れに応じて線心を横へ動かそうとする力が弱くな
る。したがつて、外側の線心が外側に逃げること
がなく、線心の外側も中央も空隙を抱込むことが
皆無となり、線心間のピツチが均一化され、ま
た、線心間の融着強度が優れた多心フラツトケー
ブルを提供するものである。 [実施例] 次に第1図および第2図を参照して、本考案融
着装置の一実施例をさらに説明する。 第1図において、1はヒーターチツプを示すも
ので、中央11は平面に精密加工されており、両
側端に向かつて傾斜12が設けられている。 そしてこのヒーターチツプ1は、第3図に示す
ように並列配置された複数の線心群2の上下両面
から加熱加圧され、線心を熱融着するものであ
る。 この場合、ヒーターチツプ1は、側面12に傾
斜が設けられているため、両端の線心に加わる圧
力が減少し、そのため、外側に逃げる力が小さく
なり、空隙の抱込みがなくなるものである。 第7図は、本実施例により製造された多心フラ
ツトケーブルを示すもので、21は導体であり、
三本が並行に配列され、その外周に長方形状に絶
縁体22が押出被覆されたもので、複数本が並列
配置され線心間が熱融着されている。 ここで導体21は、中央の導体が信号線として
使用され、両側の二本がアース線として使用され
るもので簡易同軸ケーブルとして作用するもので
ある。 絶縁体22の断面寸法が幅1.27mm、高さ0.7mm
である線心を50本並列に配置し、全体の幅が63.5
mmとなるようなフラツトケーブルを製造する場合
におけるヒーターチツプ1の傾斜12について検
討した。傾斜の長さXと傾斜の高さYを変えて実
験を行つた結果は第1表の通りである。
【表】 第1表から明らかな通り、傾斜の高さYが小さ
過ぎると、従来例と同様に空隙が生じて、本考案
の効果が出にくい。傾斜の高さYが大きすぎる、
線心の表面の溶融が不十分となり、線心間にワレ
が生じる(線心間の融着不十分)。したがつて、
傾斜の長さXが5〜8mmに対しては傾斜の高さY
は0.005〜0.01mmが適当である。 この形式はケーブルは一括コネクターにより、
接続の際に端末の導体を露出することなく接続が
可能なものであり、接続作業性が優れているもの
である。 この一括コネクターを使用するためには、導体
間の寸法精度が要求されており、従来の様に線心
間に空隙を抱込むと、寸法精度が得られない。 これに対して、本考案の多心フラツトケーブル
は、線心間に空隙のだきこみがないため導体間の
寸法精度が正確にとれるものである。 導体21としては、軟銅線の単線、撚線あるい
はこれらの線に錫メツキ、銀メツキしたものが使
用され、絶縁体22としては、ポリエチレン、塩
化ビニル、弗素樹脂等、従来より使用されている
ものがそのまま使用される。 本実施例の場合、多心フラツトケーブルを構成
する線心として、熱可塑性樹脂を被覆した絶縁電
線についてのみ説明したが、熱可塑性樹脂のケー
ブルシースを施したケーブルを複数本並列配置し
た多心フラツトケーブル構造であつても良いもの
である。 また、ヒーターチツプは、並列配置された複数
の線心の上下から加圧する形式の装置についての
み説明したが、ロール方式であつても同様なもの
である。 さらにヒーターチツプは、平面加工した形状の
ものを説明したが、線心が丸形構造のものであれ
ば、ヒーターチツプの表面に線心形状に一致する
溝を設けたものでもよく、本考案が本実施例によ
り限定的に解釈されるものではない。 [考案の効果] 以上のようにして本考案融着装置によれば、ヒ
ーターチツプの両端に傾斜が設けられており、線
心に加わる圧力が不均一になつているため、線心
が外側に逃げることがなく融着されるため、空隙
の抱込みがなく、したがつて、線心間のピツチが
均等化され、また、線心間の融着強度が向上する
優れた多心フラツトケーブルの提供を可能とした
ものであり、その実用的価値は非常に大なるもの
がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案において用いられるヒーターチ
ツプの一実施例を示す斜視説明図、第2図はその
正面説明図、第3図は、フラツトケーブルを熱融
着する様子を示す説明図、第4図は従来のヒータ
ーチツプの一例を示す斜視説明図、第5図は従来
の融着装置により融着されたフラツトケーブルの
一例を示す横断面説明図、第6図はその融着時の
様子を示す横断面説明図、第7図は本考案融着装
置により融着されたフラツトケーブルの様子を示
す横断面説明図である。 1:ヒーターチツプ、2:フラツトケーブル、
11:ヒーターチツプの平面部、12:ヒーター
チツプの両側面傾斜部、21:導体、22:絶縁
体、23:空隙部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 熱可塑性線心を複数本並列配置し、その上下の
    方向からヒーターチツプで加圧及び加熱して、線
    心間を熱融着するものであり、該ヒーターチツプ
    は並列配置された線心群の側面に行くにしたがつ
    て、上下のヒーターチツプ間の間隔が広くなるよ
    うに傾斜が設けられて構成されていることを特と
    する多心フラツトケーブルの融着装置。
JP19047484U 1984-12-14 1984-12-14 Expired JPH0314742Y2 (ja)

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JP19047484U JPH0314742Y2 (ja) 1984-12-14 1984-12-14

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JP19047484U JPH0314742Y2 (ja) 1984-12-14 1984-12-14

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JPS61104923U JPS61104923U (ja) 1986-07-03
JPH0314742Y2 true JPH0314742Y2 (ja) 1991-04-02

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