JPH0513503A - リードの接合方法 - Google Patents
リードの接合方法Info
- Publication number
- JPH0513503A JPH0513503A JP3192601A JP19260191A JPH0513503A JP H0513503 A JPH0513503 A JP H0513503A JP 3192601 A JP3192601 A JP 3192601A JP 19260191 A JP19260191 A JP 19260191A JP H0513503 A JPH0513503 A JP H0513503A
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- JP
- Japan
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- laser beam
- bonding
- lead
- leads
- mask
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 光学機構が簡単でボンディング時間のかから
ない、レーザ光線による半導体装置のリード接合方法を
提供することを目的とする。 【構成】 リード7の接合位置のレイアウトに対応した
レーザ光線用マスク54を用意し、該レーザ光線用マスク
54を透過したレーザ光線60を所定のボンディング位置に
照射することにより、複数のリードを同時にボンディン
グするようにした。
ない、レーザ光線による半導体装置のリード接合方法を
提供することを目的とする。 【構成】 リード7の接合位置のレイアウトに対応した
レーザ光線用マスク54を用意し、該レーザ光線用マスク
54を透過したレーザ光線60を所定のボンディング位置に
照射することにより、複数のリードを同時にボンディン
グするようにした。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、レーザ光線による半
導体装置のリード接合方法(ボンディング方法)に関する
ものである。
導体装置のリード接合方法(ボンディング方法)に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】近年、集積回路素子(以下、「IC」と
呼ぶ)の電極接合技術として、従来より広く使用されて
いるワイヤボンディング法に代わって、テープキャリア
を用いたTAB(Tape Autemated Bonding)法が採用さ
れている。
呼ぶ)の電極接合技術として、従来より広く使用されて
いるワイヤボンディング法に代わって、テープキャリア
を用いたTAB(Tape Autemated Bonding)法が採用さ
れている。
【0003】図3(a),(b)はこの種TAB法に使用され
るテープキャリアを示す斜視図である。図において、1
はフィルム状のキャリアテープであり、全体が可撓性を
有するポリイミド樹脂等の絶縁材料により構成されてい
る。このキャリアテープ1の両側縁には位置決め及び送
り用のパーフォレーション孔2が設けられており、幅方
向中央部には半導体素子3が臨むセンタデバイス孔4が
設けられている。また、このセンタデバイス孔4の周囲
には各々が互いに架橋部5を介して連接する複数のアウ
ターリード孔6が設けられており、このアウターリード
孔6とセンタデバイス孔4との間には、例えば銅等の導
電性金属材料からなるリード7を保持するリードサポー
ト部9が設けられている。また、リード7は、その先端
がデバイス孔4に臨んで半導体素子3のバンプ8に接合
(インナーリードボンディング)されるインナーリード部
7aと、樹脂封止後切断され基板等と接合(アウターリー
ドボンディング)されるアウターリード部7bと、テスト
パッド部7cとにより構成されている。
るテープキャリアを示す斜視図である。図において、1
はフィルム状のキャリアテープであり、全体が可撓性を
有するポリイミド樹脂等の絶縁材料により構成されてい
る。このキャリアテープ1の両側縁には位置決め及び送
り用のパーフォレーション孔2が設けられており、幅方
向中央部には半導体素子3が臨むセンタデバイス孔4が
設けられている。また、このセンタデバイス孔4の周囲
には各々が互いに架橋部5を介して連接する複数のアウ
ターリード孔6が設けられており、このアウターリード
孔6とセンタデバイス孔4との間には、例えば銅等の導
電性金属材料からなるリード7を保持するリードサポー
ト部9が設けられている。また、リード7は、その先端
がデバイス孔4に臨んで半導体素子3のバンプ8に接合
(インナーリードボンディング)されるインナーリード部
7aと、樹脂封止後切断され基板等と接合(アウターリー
ドボンディング)されるアウターリード部7bと、テスト
パッド部7cとにより構成されている。
【0004】次に、従来のボンディング工程を図につい
て説明する。図4,図6はレーザ光線を使用してインナ
ーリードボンディングあるいはアウターリードボンディ
ングを行なうところを示した拡大斜視図である。図にお
いて、細く絞ったレーザ光線10をその方向を変化させる
ユニット11(ここでは反射ミラー11)により向きを変え、
インナーリード部7aあるいはアウターリード部7bに順
に照射して、インナーリード7aと半導体素子3のバン
プ8とをインナーリードボンディング、あるいはアウタ
ーリード部7bと回路基板20の電極22とをアウターリー
ドボンディングする。ここで、レーザ光線10はパルス状
に出力され、その出力のタイミングと同期させてレーザ
光線の方向を変化させるユニット11,例えば反射ミラー
11の角度をA→B→Cと変化させることにより、レーザ
光線の方向が12A,12B,12Cと変化して、対応するボンデ
ィング位置のみに照射され、リードの接合が行なわれ
る。なお、図5は半導体素子を樹脂封止して回路基板上
に載せ、アウターリードボンディングを行おうとしてい
る状態を示したもので、20は回路基板、21は回路基板20
上に形成された電極、30は半導体素子3を樹脂封止した
半導体パッケージである。
て説明する。図4,図6はレーザ光線を使用してインナ
ーリードボンディングあるいはアウターリードボンディ
ングを行なうところを示した拡大斜視図である。図にお
いて、細く絞ったレーザ光線10をその方向を変化させる
ユニット11(ここでは反射ミラー11)により向きを変え、
インナーリード部7aあるいはアウターリード部7bに順
に照射して、インナーリード7aと半導体素子3のバン
プ8とをインナーリードボンディング、あるいはアウタ
ーリード部7bと回路基板20の電極22とをアウターリー
ドボンディングする。ここで、レーザ光線10はパルス状
に出力され、その出力のタイミングと同期させてレーザ
光線の方向を変化させるユニット11,例えば反射ミラー
11の角度をA→B→Cと変化させることにより、レーザ
光線の方向が12A,12B,12Cと変化して、対応するボンデ
ィング位置のみに照射され、リードの接合が行なわれ
る。なお、図5は半導体素子を樹脂封止して回路基板上
に載せ、アウターリードボンディングを行おうとしてい
る状態を示したもので、20は回路基板、21は回路基板20
上に形成された電極、30は半導体素子3を樹脂封止した
半導体パッケージである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来のレーザ光線によ
るボンディング方法は、スポット状に絞ったレーザ光線
を各リードの接合部に照射して1本ずつボンディングを
行なっていたので、ボンディング作業に時間がかかり、
レーザ光線の光学機構系等が複雑となる問題点があっ
た。
るボンディング方法は、スポット状に絞ったレーザ光線
を各リードの接合部に照射して1本ずつボンディングを
行なっていたので、ボンディング作業に時間がかかり、
レーザ光線の光学機構系等が複雑となる問題点があっ
た。
【0006】この発明は、上記のような問題点を解消す
るためになされたもので、光学機構が簡単でボンディン
グ時間のかからないリードの接合方法を提供することを
目的とする。
るためになされたもので、光学機構が簡単でボンディン
グ時間のかからないリードの接合方法を提供することを
目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明に係るリードの
接合方法は、ボンディング位置のレイアウトに対応した
レーザ光線用マスクを用意し、このレーザ光線用マスク
を透過したレーザ光線を所定のリード接合位置に照射す
ることにより複数のリードを同時にボンディングするこ
とを特徴とするものである。
接合方法は、ボンディング位置のレイアウトに対応した
レーザ光線用マスクを用意し、このレーザ光線用マスク
を透過したレーザ光線を所定のリード接合位置に照射す
ることにより複数のリードを同時にボンディングするこ
とを特徴とするものである。
【0008】
【作用】この発明のリードの接合方法によれば、レーザ
光線用マスクを透過したレーザ光線により複数のリード
を同時にボンディングすることができるので、短時間か
つ正確にボンディング作業を行なうことができ、複雑な
レーザ光学系も必要でなくなる。
光線用マスクを透過したレーザ光線により複数のリード
を同時にボンディングすることができるので、短時間か
つ正確にボンディング作業を行なうことができ、複雑な
レーザ光学系も必要でなくなる。
【0009】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図について説明
する。図1、図2は本実施例のレーザ光線によるインナ
ーリードボンディング方法及びアウターリードボンディ
ング方法を示す拡大斜視図である。図において、50はレ
ーザ光源から発せられるレーザ光線、51はこのレーザ光
線50を拡大するレンズ、52は拡大されたレーザ光線、53
は拡大されたレーザ光線52が照射される範囲、54はボン
ディング位置のレイアウトに対応するようにレーザ光線
透過部分が設けられたレーザ光線用マスク、60(60A,60
B,60C)はレーザ光線用マスク54を透過したレーザ光線で
ある。なお、3は半導体素子、7はリード、7aはイン
ナーリード部、7bはアウターリード部、8はバンプ、2
0は回路基板、21は電極、30は半導体素子を樹脂封止し
た半導体パッケージを示す。
する。図1、図2は本実施例のレーザ光線によるインナ
ーリードボンディング方法及びアウターリードボンディ
ング方法を示す拡大斜視図である。図において、50はレ
ーザ光源から発せられるレーザ光線、51はこのレーザ光
線50を拡大するレンズ、52は拡大されたレーザ光線、53
は拡大されたレーザ光線52が照射される範囲、54はボン
ディング位置のレイアウトに対応するようにレーザ光線
透過部分が設けられたレーザ光線用マスク、60(60A,60
B,60C)はレーザ光線用マスク54を透過したレーザ光線で
ある。なお、3は半導体素子、7はリード、7aはイン
ナーリード部、7bはアウターリード部、8はバンプ、2
0は回路基板、21は電極、30は半導体素子を樹脂封止し
た半導体パッケージを示す。
【0010】本実施例のボンディング方法について説明
する。まず、インナーリードボンディングの場合(図1)
はリードのインナーリード部7aと半導体素子上のバン
プ8を、アウターリードボンディングの場合(図2)はア
ウターリード部7bと回路基板の電極21とをそれぞれ位
置合せする。その後、リードのボンディング領域のみレ
ーザ光線が透過するレーザ光線用マスク54を用意して、
このレーザ光線用マスク54のレーザ光線透過位置とボン
ディング位置とを正確に位置決めする。そして、レーザ
光源から発せられたレーザ光線50をレンズ51により拡大
して、レーザ光線用マスク54上に照射することにより、
リードのボンディング位置に対応した領域のみに向かう
レーザ光線(レーザ光線60A,60B,60C)が透過選択され、
そのレーザ光線60A,60B,60Cがそれぞれ所定のボンディ
ング位置に照射されボンディングが行なわれる。
する。まず、インナーリードボンディングの場合(図1)
はリードのインナーリード部7aと半導体素子上のバン
プ8を、アウターリードボンディングの場合(図2)はア
ウターリード部7bと回路基板の電極21とをそれぞれ位
置合せする。その後、リードのボンディング領域のみレ
ーザ光線が透過するレーザ光線用マスク54を用意して、
このレーザ光線用マスク54のレーザ光線透過位置とボン
ディング位置とを正確に位置決めする。そして、レーザ
光源から発せられたレーザ光線50をレンズ51により拡大
して、レーザ光線用マスク54上に照射することにより、
リードのボンディング位置に対応した領域のみに向かう
レーザ光線(レーザ光線60A,60B,60C)が透過選択され、
そのレーザ光線60A,60B,60Cがそれぞれ所定のボンディ
ング位置に照射されボンディングが行なわれる。
【0011】
【発明の効果】以上のように、この発明によればレーザ
光線用マスクを透過したレーザ光線により複数のリード
を同時にボンディングすることができるので、短時間か
つ正確にボンディング作業を行なうことができ、また複
雑なレーザ光学系も必要でなくなり、簡易かつ歩留り良
いボンディング作業が行なえる。
光線用マスクを透過したレーザ光線により複数のリード
を同時にボンディングすることができるので、短時間か
つ正確にボンディング作業を行なうことができ、また複
雑なレーザ光学系も必要でなくなり、簡易かつ歩留り良
いボンディング作業が行なえる。
【図1】この発明の一実施例に係るボンディング方法を
示した斜視図である。
示した斜視図である。
【図2】この発明の他の実施例によるボンディング方法
を示した斜視図である。
を示した斜視図である。
【図3】TABに使用されるテープキャリアを示す斜視
図である。
図である。
【図4】従来のボンディング方法を示した斜視図であ
る。
る。
【図5】樹脂封止半導体装置のアウターリードボンディ
ングを示す側面図である。
ングを示す側面図である。
【図6】従来のボンディング方法を示した斜視図であ
る。
る。
3 半導体素子 7 リード 7a インナーリード部 7b アウターリード部 8 電極 20 回路基板 21 電極 50 レーザ光線 51 レンズ 54 レーザ光線用マスク 60 レーザ光線
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【請求項1】 リードの接合位置のレイアウトに対応し
たレーザ光線用マスクを用意し、このレーザ光線用マス
クを透過したレーザ光線を所定のリード接合位置に照射
して、複数のリードを同時にボンディングすることを特
徴とするリードの接合方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3192601A JPH0513503A (ja) | 1991-07-05 | 1991-07-05 | リードの接合方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3192601A JPH0513503A (ja) | 1991-07-05 | 1991-07-05 | リードの接合方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0513503A true JPH0513503A (ja) | 1993-01-22 |
Family
ID=16293981
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3192601A Pending JPH0513503A (ja) | 1991-07-05 | 1991-07-05 | リードの接合方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0513503A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2003028932A1 (fr) * | 2001-09-28 | 2003-04-10 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Dispositif de traitement, procede de traitement, materiel de production utilisant le dispositif et le procede |
JP2005347610A (ja) * | 2004-06-04 | 2005-12-15 | Ricoh Microelectronics Co Ltd | 電子部品実装方法 |
JP2006303353A (ja) * | 2005-04-25 | 2006-11-02 | Ricoh Microelectronics Co Ltd | 電子部品実装方法 |
JP2006302945A (ja) * | 2005-04-15 | 2006-11-02 | Canon Inc | 記録素子ユニット及びボンディング方法 |
JP2006303356A (ja) * | 2005-04-25 | 2006-11-02 | Ricoh Microelectronics Co Ltd | 電子部品実装方法 |
CN104759723A (zh) * | 2015-04-01 | 2015-07-08 | 华中科技大学 | 一种激光焊接装置与方法 |
-
1991
- 1991-07-05 JP JP3192601A patent/JPH0513503A/ja active Pending
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2003028932A1 (fr) * | 2001-09-28 | 2003-04-10 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Dispositif de traitement, procede de traitement, materiel de production utilisant le dispositif et le procede |
US6998572B2 (en) | 2001-09-28 | 2006-02-14 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Light energy processing device and method |
JP2005347610A (ja) * | 2004-06-04 | 2005-12-15 | Ricoh Microelectronics Co Ltd | 電子部品実装方法 |
JP2006302945A (ja) * | 2005-04-15 | 2006-11-02 | Canon Inc | 記録素子ユニット及びボンディング方法 |
JP4632429B2 (ja) * | 2005-04-15 | 2011-02-16 | キヤノン株式会社 | ボンディング方法 |
JP2006303353A (ja) * | 2005-04-25 | 2006-11-02 | Ricoh Microelectronics Co Ltd | 電子部品実装方法 |
JP2006303356A (ja) * | 2005-04-25 | 2006-11-02 | Ricoh Microelectronics Co Ltd | 電子部品実装方法 |
CN104759723A (zh) * | 2015-04-01 | 2015-07-08 | 华中科技大学 | 一种激光焊接装置与方法 |
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