JPH05134703A - 待機冗長システム - Google Patents

待機冗長システム

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JPH05134703A
JPH05134703A JP3294195A JP29419591A JPH05134703A JP H05134703 A JPH05134703 A JP H05134703A JP 3294195 A JP3294195 A JP 3294195A JP 29419591 A JP29419591 A JP 29419591A JP H05134703 A JPH05134703 A JP H05134703A
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standby
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Kiichi Kusunoki
起一 楠
Kunio Nakaaze
邦雄 中畔
Hiroshi Kajinuma
寛 梶沼
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Nissan Motor Co Ltd
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Nissan Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 動作系と待機系との切り換え時に処理の中断
がなく、かつ電力消費を低減することの出来る待機冗長
システムを提供する。 【構成】 全く等価に機能する複数のモジュールを用
い、処理プロセスを一定期間毎のジョブに区分し、一つ
のジョブ区分を実行する毎に主体として動作するモジュ
ールを切り換え、他は休止状態とする。そしてモジュー
ルの切り換え時にはモジュール状態の同期をとってジョ
ブ区分の並列実行を行ない、移行先を診断して正常を確
認した上で切り換えを実行する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、制御系等の安全装置
として用いられる待機冗長システムに関する。
【0002】
【従来の技術】待機冗長システムは、制御系等における
故障時の安全装置として用いられるものである。従来の
待機冗長システムとしては、例えば、図3に示すような
コールド・スタンバイ・システムがある。図3におい
て、13は動作系モジュールであり、メモリ14とCP
U15から構成されている。また、16は予備系モジュ
ールであり、メモリ17とCPU18から構成され、動
作系モジュール13と同一の構成になっている。通常動
作時においては、切り換え装置12は動作系モジュール
13側に閉じられているので、入出力端11を介して動
作系モジュール13と外部機器との間で信号の送受が行
なわれる。外部で動作系モジュール13の故障が発見さ
れると、切り換え装置12が手動で予備系モジュール1
6側に切り換えられ、それまで休止していた予備系モジ
ュール16が起動し、故障の発生した動作系モジュール
13に替わって処理を実行する。また、上記のコールド
・スタンバイ・システムの予備系モジュール16を事前
に立ち上げて待機させ、診断機能による処理プロセスの
自動モジュール切り換えを実現したものがホット・スタ
ンバイ・システムである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の待機冗長システムにおいては、コールド・ス
タンバイ・システムでは予備系モジュールが完全に休止
して待機しているため、故障発生によるモジュール切り
換え時に処理の中断が生じるという問題があり、またホ
ット・スタンバイ・システムにおいても動作系から待機
系への処理プロセス移行時に、作動状況の完全に円滑な
転送・同期調整を行なうことはできないという問題があ
った。さらにこのホット・スタンバイ・システムにおい
ては、常時複数のモジュールが起動しているため、電力
消費が過大になるという問題もあった。
【0004】本発明は、上記のごとき従来技術の問題を
解決するためになされたものであり、動作系と待機系と
の切り換え時に処理の中断がなく、かつ電力消費を低減
することの出来る待機冗長システムを提供することを目
的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明においては、特許請求の範囲に記載するよう
に構成している。すなわち、本発明においては、所望の
プロセスを処理する同一構成の二つのモジュールと、処
理プロセスを一定期間毎のジョブに区分し、一つのジョ
ブ区分を一方のモジュールに処理実行させ、その間他方
のモジュールを休止状態とする手段と、一つのジョブ区
分の実行が終了すると他方のモジュールを起動させ、動
作状況の同期をとった上で次のジョブを両方のモジュー
ルで並行に実行して他方のモジュールが正常か異常かを
診断し、正常動作を確認した後に以降のジョブ区分処理
を他方のモジュールに移行する手段と、上記の処理実行
を複数のモジュールで交互に切り換えて行なわせる手段
と、を備えている。なお、上記のモジュールは、例えば
後記図1の3と4に相当し、また、上記の各手段は、例
えば後記図1の3と4の制御内容(図2のフロー)およ
び切り換え装置6、スイッチ8、9等に相当する。
【0006】
【作用】上記のように、本発明においては、処理プロセ
スを一定期間毎のジョブに区分し、一つのジョブ区分を
一方のモジュールに処理実行させ、その間他方のモジュ
ールを休止状態とし、一つのジョブ区分の実行が終了す
ると他方のモジュールを起動させ、動作状況の同期をと
った上で次のジョブを両方のモジュールで並行に実行し
て他方のモジュールが正常か異常かを診断し、正常動作
を確認した後に以降のジョブ区分処理を他方のモジュー
ルに移行する、というプロセスを複数のモジュールで交
互に実行するように構成したものである。したがって、
モジュール間切り換え時の処理の中断もなく、かつ電力
消費を低減することが出来る。
【0007】
【実施例】図1は、この発明の一実施例を示すブロック
図である。図1において、1はこの待機冗長システムへ
の外部入力信号であり、2の分岐を経て同じ情報が全く
等価構成のモジュールA3とモジュールB4に伝達され
る。また、5は同期調整・相互診断用にモジュールAB
間を連結するバス、6はモジュールのジョブ区分実行状
況に応じて外部へ出力するモジュールを選択する切り換
え装置、7はこの待機冗長システムの出力、8、9はそ
れぞれモジュールABをジョブ区分実行状況に応じて起
動・休止させるスイッチである。
【0008】次に作用を説明する。図2は図1にシステ
ムの作用を示すフローチャートである。図2のフローに
おいて、まず、フロー番号F1「出力をAに設定」で、
切り換え装置6がモジュールAの出力を選択する。次
に、フロー番号F2「Bは休止、Aはジョブ区分nを実
行」で、スイッチ9が開いてモジュールBは休止状態と
なり、モジュールAでジョブ区分nの処理が実行され
る。すなわち、入力信号1が分岐2を経てモジュールA
で処理され、切り換え装置6を通って外部への出力7と
なる。次に、上記のモジュールAでのジョブ区分nの処
理が終了すると、フロー番号F3の「Bを起動、BをA
の状態に同期」で、スイッチ9が閉じてモジュールBが
起動され、バス5を通じてモジュールAのジョブ区分n
の実行が終了した状態にモジュールBを同期させる。次
に、フロー番号F4「A、B共ジョブ区分n+1を実
行」で、ジョブ区分n+1がモジュールA、Bの双方で
並列に実行されるが、切り換え装置6はモジュールAに
設定されているため、外部に出力される信号7はモジュ
ールAの出力である。次に、モジュールA、Bでのジョ
ブ区分n+1の実行が終了すると、フロー番号F5「B
は正常か?」で、モジュールAがジョブ区分n+1の終
了状態についてバス5を通してモジュールBを診断す
る。モジュールBに故障が発見された場合には処理の移
行は行なわれず、フロー番号F12「n=n+2」で、
nをこれまで既に実行した2ジョブ区分だけ進めた後、
フロー番号F1に戻って上記モジュールAを主体とした
処理プロセスを繰り返す。フロー番号F5で、モジュー
ルAによってモジュールBが正常と判定されると、以後
の処理プロセスはモジュールBを主体としたものに移行
される。すなわち、フロー番号F6「n=n+2」で、
nをこれまで既に実行した2ジョブ区分だけ進めた後、
フロー番号F7「出力をBに設定」で、切り換え装置6
がモジュールBの出力を選択する。次に、フロー番号F
8「Aは休止、Bはジョブ区分nを実行」で、スイッチ
8が開いてモジュールAは休止状態となり、モジュール
Bでジョブ区分nが実行される。すなわち、入力信号1
が分岐2を経てモジュールBで処理され、切り換え装置
6を通って外部への出力7となる。モジュールBでのジ
ョブ区分nの実行が終了すると、フロー番号F9の「A
を起動、AをBの状態に同期」で、スイッチ8が閉じて
モジュールAが起動され、バス5を通じてモジュールB
のジョブ区分nの実行が終了した状態にモジュールAを
同期させる。次に、フロー番号F10「A、B共ジョブ
区分n+1を実行」で、ジョブ区分n+1がモジュール
A、Bの双方で並列に実行されるが、切り換え装置6は
モジュールBに設定されているため、外部に出力される
信号7はモジュールBの出力である。次に、モジュール
A、Bでのジョブn+1が終了すると、フロー番号F1
1「Aは正常か?」で、モジュールBがジョブ区分n+
1の終了状態についてバス5を通してモジュールAを診
断する。モジュールAに故障が発見された場合は処理の
移行は行なわれず、フロー番号F6「n=n+2」に戻
って、nをこれまで既に実行した2ジョブ区分だけ進め
た後、フロー番号F7以降の上記モジュールBを主体と
した処理プロセスを繰り返す。フロー番号F11で、モ
ジュールBによってモジュールAが正常と判定される
と、以後の処理プロセスは再びモジュールAを主体とし
たものに移行される。
【0009】上記のようにして、モジュールAとモジュ
ールBとでジョブ区分ごとに交互に処理が実行される。
【0010】なお、図1の実施例においては、使用する
モジュールが二つの場合を例示したが、本発明は二つに
限られるものではなく、複数のモジュールを前記のよう
な手順に従って切り換えるように構成すればよい。
【0011】
【発明の効果】以上説明したように、この発明において
は、動作系・待機系といった従来の待機冗長システムに
みられたモジュールの位置づけではなく、全く等価に機
能する複数のモジュールを用い、ジョブ区分毎に主体と
して動作するモジュールを切り換え、他は休止状態とす
る。そしてモジュールの切り換え時にはモジュール状態
の同期をとってジョブ区分の並列実行を行ない、移行先
を診断して正常を確認した上で切り換えを実行するよう
に構成しているので、モジュール間の切り換え時に処理
の中断もなく、かつ電力消費を低減することが出来る、
という優れた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のブロック図。
【図2】図1における処理内容を示すフローチャート。
【図3】従来の待機冗長システムの一例のブロック図。
【符号の説明】
1…入力信号 2…分岐 3…モジュールA 4…モジュールB 5…バス 6…切り換え装置 7…出力信号 8、9…スイッチ 11…入出力端 12…切り換え装置 13…動作系モジュール 14…メモリ 15…CPU 16…予備系モジュール 17…メモリ 18…CPU

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】システムを動作系と待機系から構成し、動
    作系が動作している期間のあいだ待機系は待機している
    待機冗長システムにおいて、 所望のプロセスを処理する同一構成の複数のモジュール
    と、 処理プロセスを一定期間毎のジョブに区分し、一つのジ
    ョブ区分を一方のモジュールに処理実行させ、その間他
    方のモジュールを休止状態とする手段と、 一つのジョブ区分の実行が終了すると他方のモジュール
    を起動させ、動作状況の同期をとった上で次のジョブを
    両方のモジュールで並行に実行して他方のモジュールが
    正常か異常かを診断し、正常動作を確認した後に以降の
    ジョブ区分処理を他方のモジュールに移行する手段と、 上記の処理実行を複数のモジュールで交互に切り換えて
    行なわせる手段と、 を備えたことを特徴とする待機冗長システム。
JP3294195A 1991-11-11 1991-11-11 待機冗長システム Expired - Lifetime JP2730356B2 (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007251493A (ja) * 2006-03-15 2007-09-27 Nec Commun Syst Ltd エコーキャンセラ装置及び切替制御方法
JP2010505167A (ja) * 2006-09-29 2010-02-18 シーメンス アクチエンゲゼルシヤフト 工作機械を操作するための操作装置
JP2014163822A (ja) * 2013-02-26 2014-09-08 Nec Corp レーダー装置および追尾処理の制御方法

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US8996139B2 (en) 2006-09-29 2015-03-31 Siemens Aktiengesellschaft Method for synchronizing two control devices, and redundantly designed automation system
JP2014163822A (ja) * 2013-02-26 2014-09-08 Nec Corp レーダー装置および追尾処理の制御方法

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