JPH0513450U - 放香装置 - Google Patents

放香装置

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JPH0513450U
JPH0513450U JP6187291U JP6187291U JPH0513450U JP H0513450 U JPH0513450 U JP H0513450U JP 6187291 U JP6187291 U JP 6187291U JP 6187291 U JP6187291 U JP 6187291U JP H0513450 U JPH0513450 U JP H0513450U
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lid
solenoid
switch
emitting device
air
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JP6187291U
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English (en)
Inventor
徹夫 植木
正 佐山
隆 大塚
太 新木
Original Assignee
カルソニツク株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】「放香装置」においてソレノイドのオン時間を
短縮する。 【構成】ケーシング(30)内に、送風器(31,32) 、芳香剤
ケース(33)、この芳香剤ケースの蓋(34)、この蓋を開け
る方向に押圧する第1スプリング(40)、機構的に、非動
作時に蓋を閉位置に固定する一方スイッチ(38)が押され
るとそれを解除する固定手段(35,43,44)、蓋を閉める方
向に移動させるソレノイド(36)、及び、スイッチが押さ
れると送風器を設定時間だけオンさせる一方その設定時
間が経過するとソレノイドを短時間だけオンさせる制御
回路(37)を配置する。 【効果】消費電力が低減され、特に電池式の場合には電
池の長寿命化が図られる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、放香装置に係り、特に電池式の放香装置においてソレノイドのオン 時間を短縮して電池の長寿命化を図り得る電池式放香装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
いわゆる放香装置は空気中に芳香剤を発散させる装置であり、例えば車両用の 放香装置は車室内の異臭を解消するために使用される。このような放香装置のう ち普通の乾電池により駆動される電池式放香装置の一例を図5に示す。
【0003】 この電池式放香装置は空気吸込口10と空気吹出口11を持つケーシング12内に、 モータ13により回転するファン14と、内部に芳香剤を入れた芳香剤ケース15と、 この芳香剤ケース15の開口を塞ぐ蓋16と、ロッドを介して蓋16を開閉させるソレ ノイド17と、前記モータ13とソレノイド17の各動作を制御する制御回路18とをそ れぞれ配置して成る。尚、図中、照合番号19はスイッチであり、20a、bは 例えば1.5Vの乾電池である。
【0004】 この放香装置の回路系のブロック図及びスイッチを押した時のタイムチャート をそれぞれ図6及び図7に示す。尚、図6では前記制御回路をタイマ回路として 構成している。
【0005】 スイッチ19が押されると、接点信号がタイマ回路18に入力されタイマが起動す ると共にモータ13及びソレノイド17に通電してこれらをオンさせる。その結果、 ファン14は回転を始め、ソレノイド17の吸引力により芳香剤ケース15の蓋16が開 く。そのため、芳香剤ケース15内の芳香剤は、ファン14の回転により生起された 空気吸込口10から空気吹出口11に向かう空気の流れに乗って外部に発散される。 そして予めセットされた設定時間T(例えば3分)が経過すると、タイマ回路18 からモータ13及びソレノイド17への通電が停止するため、ファン14は回転を止め 芳香剤ケース15の蓋16は閉じる。
【0006】 尚、これ以外にも、例えば実開平1−75435号公報に、上述した放香装置 と同様の基本構成と動作を持つ放香装置が例示されている。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、このようなタイプの放香装置にあっては、モータ13の作動中ず っとソレノイド17はオンされているわけであるが、一般にソレノイド17の消費電 力はモータ13のそれの4倍位あるため、放香装置の動作に際しモータ13とソレノ イド17を同時にオンさせることは電力消費の観点からはあまり効率的とは言えな い。とくに電池式の放香装置の場合には電池寿命の低下を招いてしまう。例えば 1.5Vの乾電池を2本使用する3Vの車両用電池式放香装置を例にとると、そ の電池寿命は連続動作で約7時間位である。
【0008】 本考案は、このような従来技術の問題点に鑑みてなされたものであり、ソレノ イドのオン時間を短縮して省エネを図り得る放香装置を提供することを目的とす る。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するための本考案は、空気吸込口と空気吹出口を有するケーシ ング内に、前記空気吸込口から前記空気吹出口に向けて空気を流す送風器と、内 部に芳香剤を入れた芳香剤容器と、該芳香剤容器の開口を塞ぐ蓋体と、該蓋体を 開ける方向に押圧する弾性部材と、非動作時に前記蓋体を閉位置に固定する一方 スイッチが押されるとそれを解除する固定手段と、前記弾性部材のばね力に抗し て前記蓋体を閉める方向に移動させるソレノイドと、スイッチが押されると前記 送風器を予め設定された設定時間だけオンさせる一方その設定時間が経過すると 前記ソレノイドを所定の短時間だけオンさせる制御手段とを有することを特徴と するものである。
【0010】
【作用】
このように構成した本考案にあっては、スイッチが押されると、固定手段の固 定作用が機構的に解除されるため、蓋体は弾性部材により押圧されて開く。これ と同時に、制御手段は送風器に通電してこれを設定時間だけ作動させる。その結 果、空気吸込口から空気吹出口に向かう空気の流れが生起され、芳香剤容器内部 の芳香剤は容器から出て前記空気の流れに乗って空気吹出口から外部に散布され る。そして設定時間が経過すると、制御手段は、送風器への通電を停止すると同 時にソレノイドに短時間だけ通電して蓋体を閉める方向に移動させる。そして蓋 体が閉まると、固定手段は、機構的に再び蓋体を閉位置に固定すると共にスイッ チを元の位置に復帰させる。
【0011】 このように、ソレノイドは送風器の作動が停止した時に短時間だけオンされる にすぎないため、装置の動作に要する消費電力は大幅に低減される。
【0012】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を図面に基づいて詳細に説明する。 図1は本考案の一実施例に係る放香装置の概略構成図で、(A)及び(B)は それぞれ非動作時及び動作時における主要部の様子を示したものである。尚、本 実施例では、放香装置として電池式のものを例示してある。
【0013】 この電池式放香装置は、図示しない適当な空気吸込口と空気吹出口を有するケ ーシング30内に、送風器を構成するファン31及びモータ32と、内部に芳香剤を入 れた芳香剤ケース33と、この芳香剤ケース33の開口を塞ぐ蓋34と、この蓋34に連 結された主ロッド35と、電磁力により主ロッド35を介して蓋34を軸方向に移動さ せるソレノイド36と、制御手段としてモータ32及びソレノイド36への通電を制御 するタイマ内蔵の制御回路37と、この放香装置を動作させるスイッチ38と、2本 の1.5V乾電池39とをそれぞれ配置して成る。
【0014】 芳香剤ケース33の周囲には、弾性部材として第1スプリング40が設けられ、こ の第1スプリング40は、図1(A) に示すように、蓋34を開ける方向(白矢印C) にこれを押圧している。
【0015】 また、主ロッド35の側部には、図示するような鍵形の貫通溝41が形成され、こ の貫通溝41には、貫通溝41の円筒孔41a と嵌合する円筒部42を先端に持ちスイッ チ38の操作部38a と連結された支持ロッド43が嵌挿されている。スイッチ38の操 作部38a とケーシング30の外壁との間には、第2スプリング44が設けられ、図1 (B) に示すように、スイッチ38の操作部38a が押し込まれた時に操作部38a を元 の位置に戻す方向(白矢印D)に付勢するようになっている。
【0016】 固定手段は、以上の、貫通溝41を持つ主ロッド35、先端に円筒部42を持つ支持 ロッド43及び第2スプリング44により構成されている。この機械的な機構の動き について説明すると、まず、放香装置の非動作時、つまりスイッチ38が押されて ない時は、図1(A) に示すように、支持ロッド43の円筒部42が主ロッド35の貫通 溝41の円筒孔41a に嵌合しているため、主ロッド35の移動は規制され、第1スプ リング40のばね力にもかかわらず蓋34は閉めた位置に固定される。
【0017】 次に、スイッチ38が押されると、つまり操作部38a が押し込まれると、支持ロ ッド43が前進し円筒部42が円筒孔41a から外れ、支持ロッド43が主ロッド35の貫 通溝41のスリット孔41b に沿って相対移動自在となるため、主ロッド35の移動規 制は解除され、図1(B) に示すように、主ロッド35に固定された可動板45がソレ ノイド36に当接するまで第1スプリング40のばね力によって蓋34が開く。
【0018】 逆に、蓋34を閉める際には、ソレノイド36を一定の短時間だけオンしその電磁 力により主ロッド35を第1スプリング40のばね力に抗して押し出すことにより蓋 34を閉める。蓋34が閉まると主ロッド35の貫通孔41の円筒孔41a がちょうど支持 ロッド43の軸位置に来るため、第2スプリング44のばね力によってスイッチ38の 操作部38a が元の位置に復帰するのに伴って支持ロッド43の円筒部42が再び主ロ ッド35の円筒孔41a に嵌合し、蓋34は再度その閉位置に固定される。
【0019】 このように本考案では、蓋34の開閉は主に機械的な機構によって行われ、ソレ ノイド36は蓋34を閉める際に短時間だけオンすれば足りるようになっている。
【0020】 図2はこのように構成された放香装置の回路系のブロック図、図3はその回路 系のタイムチャートである。 図2に示すように、制御回路37は、スイッチ38の接点信号を入力してモータ32 を予め設定された設定時間Tだけ回転させるタイマ内蔵のタイマ回路46と、モー タ32停止時の逆起電力に基づくモータ32の負トリガE を検知して一定の短時間だ けソレノイド36をオンさせる負トリガ検知回路47とから成る。尚、モータ32の設 定時間Tは操作者の希望に応じて、例えばある一定の範囲内において自由に設定 できるようになっている。また、ソレノイド36をオンする時間は、前述のような 機構により蓋34を閉めて閉位置に固定すると共にスイッチ38の操作部38a を元の 位置に復帰させるのに必要十分な時間に予めセットしておく。
【0021】 図3のタイムチャートによれば、スイッチ38が押され接点信号パルスがタイマ 回路46に入力されると、タイマ回路46はモータ32に通電を始め設定時間T(例え ば3分)の間モータ32を回転させる。設定時間Tが経過するとタイマ回路46はモ ータ32への通電を止め、この時、モータ32に逆起電力が発生する。負トリガ検知 回路47はそれを負トリガE として検知し、例えば内蔵タイマにより一定の短時間 だけソレノイド36に通電する。このように、ソレノイド36のオン時間は、放香装 置の動作終了時における短時間だけである。
【0022】 図4は、このような放香装置の動作を示すフローチャートである。 まず、スイッチ38が押されると(S1)、機構的にスイッチ38の操作部38a が 押し込まれて主ロッド35と支持ロッド43との間の嵌合状態が外れるため、第1ス プリング40のばね力により蓋34が開く。他方、これと同時に、スイッチ38の接点 信号がタイマ回路46に入力され、タイマ回路46は、タイマを起動させる(S2) と共に、モータ32に通電してこれを回転させる。その結果ファン31が回転し、空 気吸込口から空気吹出口に向かう空気の流れが発生する。従って、芳香剤ケース 33内の芳香剤は、ファン31に生起された空気の流れに乗って放香装置の外部に散 布される(以上S3)。
【0023】 タイマ回路46は、設定時間T(例えば3分)が経過するまで(S4)モータ32 に通電し続け、放香装置はステップ3を繰り返す。
【0024】 設定時間Tが経過するとタイマ回路46はモータ32への通電を止める。この時、 負トリガ検知回路47は、モータ32停止時の負トリガE を検知すると(S5)、ソ レノイド36を一定の短時間だけオンさせる。ソレノイド36の励磁により、機構的 に芳香剤ケース33の蓋34が閉められると共にスイッチ38の操作部38a が元の位置 に戻る(以上S6)。
【0025】 以上、本実施例によれば、ソレノイド36を従来のように放香装置の動作中継続 してオンすることなく単に放香装置の動作停止時に短時間だけオンするようにし たので、ソレノイド36のオン時間が従来に比べ大幅に短縮され、放香装置の動作 に要する消費電力がかなり低減される。その結果、電池式放香装置にあっては電 池の長寿命化が図られることになる。
【0026】 尚、本実施例では、電池式の放香装置を例にとって本考案を説明したが、ソレ ノイドのオン時間の短縮による消費電力の低減という効果は、電池以外の電源、 例えば車載のバッテリーを利用するような場合にも省エネの観点からみて極めて 有効である。
【0027】 また、本実施例において示した蓋34の開閉及び固定機構や制御回路37の構成な どは一例にすぎず、実用新案登録請求の範囲内において任意に変更可能であるこ とは勿論である。
【0028】
【考案の効果】 以上述べたように本考案によれば、ソレノイドのオン時間が大幅に短縮される ため、装置の動作に要する消費電力が低減され、省エネが図られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係る放香装置の概略構成図
で、(A)及び(B)は主要部の非動作時及び動作時の
様子をそれぞれ示したものである。
【図2】図1の放香装置の回路系のブロック図である。
【図3】図2の回路系のタイムチャートである。
【図4】図1の放香装置の動作を示すフローチャートで
ある。
【図5】従来の電池式放香装置の一例を示す一部切欠外
観図である。
【図6】図5の放香装置の回路系のブロック図である。
【図7】図6の回路系のタイムチャートである。
【符号の説明】
30…ケーシング 31…ファン(送風
器) 32…モータ(送風器) 33…芳香剤ケース
(芳香剤容器) 34…蓋(蓋体) 35…主ロッド(固
定手段) 36…ソレノイド 37…制御回路(制
御手段) 38…スイッチ 39…電池 40…第1スプリング(弾性部材) 41…鍵形貫通溝 43…支持ロッド
(固定手段) 44…第2スプリング(固定手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 新木 太 東京都中野区南台5丁目24番15号 カルソ ニツク株式会社内

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】空気吸込口と空気吹出口を有するケーシン
    グ(30)内に、 前記空気吸込口から前記空気吹出口に向けて空気を流す
    送風器(31,32)と、 内部に芳香剤を入れた芳香剤容器(33)と、 該芳香剤容器(33)の開口を塞ぐ蓋体(34)と、 該蓋体(34)を開ける方向に押圧する弾性部材(40)と、 非動作時に前記蓋体(34)を閉位置に固定する一方スイッ
    チ(38)が押されるとそれを解除する固定手段(35,43,44)
    と、 前記弾性部材(40)のばね力に抗して前記蓋体(34)を閉め
    る方向に移動させるソレノイド(36)と、 前記スイッチ(38)が押されると前記送風器(31,32) を予
    め設定された設定時間だけオンさせる一方その設定時間
    が経過すると前記ソレノイド(36)を所定の短時間だけオ
    ンさせる制御手段(37)とを有することを特徴とする放香
    装置。
JP6187291U 1991-08-06 1991-08-06 放香装置 Pending JPH0513450U (ja)

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