JPH05134330A - 画像測光方法 - Google Patents

画像測光方法

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JPH05134330A
JPH05134330A JP3297275A JP29727591A JPH05134330A JP H05134330 A JPH05134330 A JP H05134330A JP 3297275 A JP3297275 A JP 3297275A JP 29727591 A JP29727591 A JP 29727591A JP H05134330 A JPH05134330 A JP H05134330A
Authority
JP
Japan
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light
image
negative film
filter
spectral
Prior art date
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Pending
Application number
JP3297275A
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English (en)
Inventor
Kenji Suzuki
賢治 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
Priority to JP3297275A priority Critical patent/JPH05134330A/ja
Publication of JPH05134330A publication Critical patent/JPH05134330A/ja
Priority to US08/286,789 priority patent/US5463445A/en
Pending legal-status Critical Current

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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B27/00Photographic printing apparatus
    • G03B27/72Controlling or varying light intensity, spectral composition, or exposure time in photographic printing apparatus
    • G03B27/73Controlling exposure by variation of spectral composition, e.g. multicolor printers
    • G03B27/735Controlling exposure by variation of spectral composition, e.g. multicolor printers in dependence upon automatic analysis of the original

Abstract

(57)【要約】 【目的】 光の利用効率が高く、小型かつ低コストの測
光機構によって測光することができる画像測光方法を得
る。 【構成】 各々異なる波長を中心とする所定帯域の光の
みを透過または反射させる複数の干渉フィルタ部24A
乃至24Mが所定方向に沿って配列されて構成された分
光フィルタ10を用い、分光フィルタ10の前記干渉フ
ィルタ部の配列方向がネガフィルム34の搬送方向と一
致するように配置する。光源から射出されネガフィルム
34の画像34Aを通過した光を分光フィルタ10に入
射させ、ネガフィルム34を搬送しながら、前記画像3
4Aを構成する各画素を通過しかつ分光フィルタ10を
透過した光を測光器50によって各々測光する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はフィルムに記録された画
像を測光する画像測光方法に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】一般
に、カラー原画から感光材料へカラー画像を焼付けると
きの露光量は、色素フィルタや蒸着フィルタで構成され
た色分解フィルタを備えた測光装置を用いて赤(R)、
緑(G)、青(B)光の積算透過(または反射)濃度を
測定し、R、G、B光各々について決定している。露光
量を正確に決定するには、感光材料の感光に実際に寄与
する光量を測光する必要があり、このためには測光装置
の分光感度分布を感光材料の分光感度分布に一致させる
必要がある。この感光材料の分光感度分布は、感光度が
最大になる波長に関して非対称になっている。しかしな
がら、色素フィルタや蒸着フィルタでは、透過率分布が
非対称となるように作成するには多くのフィルタを組み
合わせる必要があり、このため量産するのが困難であ
り、また精度よく製造するのが困難である。
【0003】そこで、フォトレジスト露光装置において
は、原画からの光をスペクトル光に分解し、分解光に重
みを付けて加算する処理を行うことにより測光装置の分
光感度分布を感光材料の分光感度分布に一致させる技術
が知られている。一例として特開平1−142719号
公報には、プリズム(または回折格子)とレンズと2次
元アレイセンサとを用いたカラー焼き付け方法と装置が
開示されている。このカラー焼き付け方法では、原画を
複数の小領域に分割し、原画の所定の小領域を通過した
光をレンズによって平行光とした後にこの平行光をプリ
ズムに入射してスペクトル分解し、波長に応じた角度で
屈折されてプリズムから射出されるスペクトル光の強度
を2次元アレイセンサによって測定する。この測定を原
画の各小領域に対して行っている。
【0004】しかしながら、上記カラー焼き付け方法で
は、高価なプリズム(または回折格子)を用いているた
めコストが高く、またプリズムを用いる場合にはプリズ
ムに入射する光を平行光とする必要があるので光の利用
効率が低下する。さらに、上記では光の屈折または回折
を利用しているため、測光機構が大型化する等の欠点が
ある。
【0005】本発明は上記事実を考慮して成されたもの
で、光の利用効率が高く、小型かつ低コストの測光機構
によって測光することができる画像測光方法を得ること
が目的である。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明に係る画像測光方法は、フィルムに記録された
画像に光を照射し、各々異なる波長を中心とする所定帯
域の光のみを透過または反射させる複数色の干渉フィル
タ部が所定方向に沿って配列されて構成された分光フィ
ルタへ前記画像を通過した光を入射させ、前記分光フィ
ルタとフィルムとを前記所定方向に沿って相対移動させ
ながら、前記画像を構成する各画素を通過しかつ分光フ
ィルタを透過または反射した光を各々測光する。
【0007】
【作用】本発明では、各々異なる波長を中心とする所定
帯域の光のみを透過または反射させる複数色の干渉フィ
ルタ部が所定方向に沿って配列されて構成された分光フ
ィルタを用いており、フィルムに記録された画像を通過
した光を前記分光フィルタへ入射させ、分光フィルタと
フィルムとを所定方向に沿って相対移動させる。これに
より、画像を構成する各画素を通過した光が分光フィル
タに設けられた複数の干渉フィルタ部に順次対応し、分
光される。このため分光フィルタを透過または反射した
光を各々測光した結果に基づいて画像の分光特性を各画
素毎に得ることができ、この分光特性を用いることによ
って印画紙の分光感度分布に一致した分光感度分布の測
光器で測光したに等しい測光値を求めることができ、前
記画像の適正な露光条件を得ることができる。
【0008】このように本発明では、各々異なる波長を
中心とする所定帯域の光のみを透過または反射させる複
数の干渉フィルタ部が配列された分光フィルタを用いて
分光しているので、高価なプリズム、回折格子等を用い
て分光する必要がなく測光機構を低コストとすることが
できる。また、干渉を利用し画像を通過した光を複数色
の干渉フィルタ部に順次対応させ、各干渉フィルタ部を
透過させることによって分光しているので、屈折または
回折を利用し波長に応じて射出角度、すなわち光路の異
なるスペクトル光を測光する場合と比較して、分光した
光が通過する光路が長くなったり測光位置が大きく変化
することがなく、測光機構を小型化することができる。
また、分光フィルタに入射する光をプリズムのように平
行光とする必要がないので光の利用効率が向上する。
【0009】
【実施例】以下図面を参照して本発明の実施例を詳細に
説明する。図1には本発明を適用可能なプリンタ30が
示されている。
【0010】プリンタ30はハロゲンランプ及びハロゲ
ンランプから放射された光を上方へ反射するリフレクタ
を備えた露光用光源としてのランプハウス38が配置さ
れている。ランプハウス38の上方には、C(シア
ン)、M(マゼンダ)、Y(イエロー)の各CCフィル
タを備えた調光フィルタ部40、光拡散ボックス42が
順に配置されている。
【0011】光拡散ボックス42の上方には、プリンタ
30にセットされた現像処理済ネガフィルム34が通過
する露光ステージ32が配設されている。露光ステージ
32には図示しない矩形の孔が設けられており、ランプ
ハウス38から射出された光は前記孔を通過するように
なっている。この孔の大きさは、プリンタ30にセット
されるネガフィルム34に記録された画像34A(図2
(A)参照)に対応する大きさとされている。
【0012】また、露光ステージ32の上方にはレンズ
44、ブラックシャッタ46及びカラーペーパ48が順
に配置されており、ランプハウス38から射出されて調
光フィルタ部40、光拡散ボックス42を通過した光線
が、レンズ44によってカラーペーパ48上に結像する
ように構成されている。
【0013】また露光ステージ32の隣には、露光ステ
ージ32を挟んで搬送部36と測光ステージ60とが配
設されている。搬送部36はネガフィルム34を挟持す
る一対の搬送ローラを備えており、搬送ローラを回転さ
せることによりネガフィルム34を図1矢印A方向へ搬
送する。搬送部36は制御回路52に接続されており、
ネガフィルム34に記録された複数の画像が前記測光ス
テージ60及び前記露光ステージ32に順次位置決めさ
れるように作動が制御される。
【0014】図2(B)に示すように、測光ステージ6
0にも矩形の孔60Aが設けられており、測光ステージ
60の下方に配置されたランプハウス62から射出され
た光が通過する。ここで本実施例では、図2(A)に示
すようにネガフィルム34に記録された画像34Aを2
0×14の画素に分割し、後述するように各画素毎に分
光特性を測定する。図2(B)に示すように、測光ステ
ージ60に設けられた孔60Aは、ネガフィルム34の
搬送方向に沿った寸法が13個の画素を並べたときの長
さに等しい長さとされ、搬送方向に直交する方向に沿っ
た寸法が14個の画素を並べたときの長さに等しい長さ
とされている。
【0015】また図1及び図3に示すように、測光ステ
ージ60の上方にはレンズ64を挟んで分光フィルタ1
0が配置されている。図4(A)に示すように、分光フ
ィルタ10は透明なガラス基板12の中央部にフィルタ
部14が金属蒸着されて構成されている。図4(B)に
示すようにフィルタ部14は、ガラス基板12の表面に
設けられたAg(銀)薄膜16と、Ag薄膜16の上に
フッ化マグネシウムMgF2 によって形成されフィルタ
部14の一端から他端に亘って厚みが階段状に変化する
ように形成された低屈折率膜18と、低屈折率膜18の
上に設けられたAg薄膜20と、で構成されている。さ
らにガラス基板12及びフィルタ部14はSiO2 膜2
2によってコーティングされている。
【0016】階段状に厚みが変化する低屈折率膜18に
おける厚みが一定の部分、及びこの部分に対応するAg
薄膜16、20は1つの干渉フィルタ部を構成してい
る。従ってフィルタ部14は13個の干渉フィルタ部2
4A乃至24Mから成り、各干渉フィルタ部24A乃至
24Mは図5に示すような分光感度特性を有しており、
低屈折率膜18の厚みに応じた可視光域から近赤外域ま
での間の各々異なる特定波長λ1 、λ2 、・・・λ13
の光を中心とする特定帯域の光を透過させる。なお、図
4(A)では干渉フィルタ部の境界(実際には目視不
能)を想像線で図示している。
【0017】図3に示すように、分光フィルタ10はネ
ガフィルム34の搬送方向に沿ってフィルタ部14の干
渉フィルタ部24A乃至24Mが配列されるように、ネ
ガフィルム34の上方に配置されている。なお、ネガフ
ィルム34の画像34Aが測光ステージ60の孔60A
と対応した場合、孔60A内に前記画像34Aを構成す
る画素のうち13×14の画素が配置されるが、このと
きネガフィルム34の搬送方向に直交する方向に沿った
画素列を構成する14個の画素の各々を通過した光が分
光フィルタ10の同一の干渉フィルタ部を透過し、かつ
13個の各画素列の画素を通過した光が各々異なる干渉
フィルタ部を透過するように、レンズ64の光学性能及
び配置が定められている。
【0018】また、分光フィルタ10の上方には多数の
受光素子が2次元に配列されて構成された測光器50が
配置されている。図1に示すように、測光器50はデー
タ等を入力するためのキーボード54と共に制御回路5
2に接続されている。制御回路52には、予め測定され
た基準ネガフィルム10の測光値が記憶されている。制
御回路52は測光器50から入力された測光値と、前記
基準ネガフィルムの測光値と、に基づいて露光条件を決
定し、カラーペーパ48への露光条件が決定した露光条
件となるように調光フィルタ部40の各フィルタの移動
を制御して露光処理を行う。
【0019】次に図6及び図7のフローチャートを参照
して本実施例の作用を説明する。最初に、図6のフロー
チャートを参照して測光・露光条件決定処理について説
明する。なお図6のフローチャートは、プリンタ30に
ネガフィルム34がセットされると実行される。
【0020】ステップ100では、搬送部36によって
図1矢印A方向へネガフィルム34を搬送する。ステッ
プ102では、ネガフィルム34に記録された画像34
Aが測光の初期位置に到達したか否か判定する。この測
光の初期位置は図8(A)及び(B)に示すように、測
光を行う画像34Aのエッジ部が、測光ステージ60A
の孔60Aのエッジに一致する位置とされている。ステ
ップ102の判定が否定された場合にはステップ100
へ戻り、画像が前記測光の初期位置に到達するまでネガ
フィルム34の搬送を継続する。
【0021】ステップ102の判定が肯定されるとネガ
フィルム34の搬送を停止しステップ106へ移行す
る。ステップ106ではネガフィルム34を1画素列分
搬送する。これにより、図8(C)及び(D)に示すよ
うに、画像34Aを構成する画素のうち搬送方向上流側
の1画素列(14個の画素)が孔60Aの開口内に配置
される。従って、ランプハウス62から射出され前記画
素列を構成する14個の画素の各々を通過した光が、分
光フィルタ10の同一の干渉フィルタ部24Aを透過
し、測光器50に入射される。前記干渉フィルタ部24
Aは波長λ1 を中心とする所定帯域の光のみを透過させ
るので、測光器には前記14個の画素の各々を通過した
前記波長λ1 を中心とする所定帯域の光が入射されるこ
とになる。ステップ108では測光器50に入射された
光の強度を画素毎に測定する。
【0022】ステップ110では測定した光強度を画素
及び波長と対応させて記憶する。ステップ112では全
画素の分光特性の測定が終了したか否か判定する。ステ
ップ112の判定が否定された場合にはステップ106
へ戻り、再度ネガフィルム34を1画素列分搬送する。
これによりネガフィルム34搬送方向の先頭から2番目
の画素列も孔60Aの開口内に配置され、この2番目の
画素列の各画素を通過した光は前記干渉フィルタ部24
Aを透過して測光器50に入射される。また搬送方向先
頭の画素列を通過した光は、前回と異なる干渉フィルタ
部24Bを透過して測光器50に入射されることにな
り、ステップ108、110で測光器50に入射された
光の強度が測定、記憶される。
【0023】このように、ネガフィルム34を図1矢印
A方向へ搬送することにより、各画素を通過した光は順
次各干渉フィルタ部24A乃至24Mを透過する。そし
て前記光が各干渉フィルタ部24A乃至24Mを透過し
たときの光の強度、すなわち波長λ1 、λ2 、・・・、
λ13の各々の光に対して各々測光され、例として次の表
1に示すように全ての画素(表1では1〜n)の各所定
帯域に対する分光感度F101 、F102、・・・、Fn13
が記憶される。
【0024】
【表1】
【0025】上記のように画像34Aを構成する全ての
画素に対して分光感度が測定されるとステップ112の
判定が肯定され、ステップ114へ移行する。
【0026】ステップ114では、ステップ110で記
憶した各画素の分光感度に基づいて、各画素毎の測光値
と測光器50の分光感度分布とカラーペーパ48の分光
感度分布とに基づいて複写感材(カラーペーパ)の分光
感度分布と同一または類似の測光器で測光したに等しい
測光値を各画素毎に求め、この測光値に基づいて画像3
4Aの画面濃度をR、G、B毎に演算する。この複写感
材の分光感度分布と測光器の分光感度分布を一致させる
処理については種々の方法があり、ここでは詳述しない
が、一例として本出願人が既に出願した露光制御装置
(特願平2−25498号参照)に記載されている方法
を適用することができる。また、各画素毎の測光値から
の画面濃度の導出は、例えば各画素のR、G、B毎の濃
度値を平均した値を画面濃度として採用することができ
る。
【0027】次のステップ116では露光条件を決定す
る。本実施例において露光条件は、以下の(1)式で表
される露光コントロール値Ejを演算することによって
決定される。
【0028】 logEj=CSj・CCj・(Dj−DNj) +α1・KD+α2・KA+α3・KCj+Cj …(1) 但し、 j :R、G、Bによって1〜3のいずれかの値をと
る CSj:カラースロープコントロール値(オーバとアン
ダーで異なる値をとる) CCj:カラーコレクション値 Dj :焼付けるネガフィルムの画像の濃度(例えば、
全画面平均濃度) DNj:基準ネガフィルムの標準露光カラーネガ画像の
平均画像濃度 α1 :濃度キー値 KD :濃度キーのステップ幅 α2 :濃度補正量 KA :濃度キーのステップ幅 α3 :カラーキー値 KCj:カラーキーのステップ幅 Cj :プリンタ、フィルム、カラーペーパの特性に依
存する定数 である。本ステップでは、制御回路52のメモリに予め
記憶された基準ネガフィルムの濃度値に基づいて上記
(1)式の各パラメータを演算し、ステップ114で演
算したR、G、B毎の画面濃度を上記Djに代入するこ
とによって露光条件を決定する。
【0029】ステップ118では決定した露光条件を制
御回路52のメモリに記憶する。次のステップ120で
は、ネガフィルム32に記録された全ての画像に対する
測光及び露光条件決定処理が終了したか否か判定する。
ステップ138の判定が否定された場合にはステップ1
00へ戻る。従って、ネガフィルム34に記録された画
像34Aが測光ステージ60に対応しステップ102の
判定が肯定されると、前記画像34Aを構成する全ての
画素の波長λ1 、λ2 、・・・、λ13の光に対する分光
感度が測定され、測定結果に基づいて前記画像34Aの
露光条件が決定され、記憶される。
【0030】次に図7のフローチャートを参照して露光
処理について説明する。なお、図7のフローチャートに
示す処理は、図6のフローチャートに示す処理と並列に
実行される。
【0031】ステップ130では搬送部36によって図
1矢印A方向へネガフィルム34を搬送する。ステップ
132ではネガフィルム34に記録された画像34Aが
露光ステージ32に設けられた孔に対応する露光位置に
到達したか否か判定する。ステップ132の判定が否定
された場合にはステップ130へ戻り、画像が前記露光
位置に到達するまでネガフィルム34の搬送を継続す
る。ネガフィルム60に記録された画像34Aが露光ス
テージ32の露光位置に到達するとステップ132の判
定が肯定され、ステップ134へ移行する。ステップ1
34では前記画像34Aを露光位置に位置決めし、ステ
ップ118で記憶した前記画像34Aの露光条件を読み
込む。
【0032】ステップ134では、カラーペーパ48へ
の露光条件が前記で読み込んだ露光条件となるように調
光フィルタ部40を制御し、位置決めした画像34Aを
カラーペーパ48へ露光する。ステップ138ではネガ
フィルム32に記録された全ての画像に対する露光処理
が終了したか否か判定する。ステップ138の判定が否
定された場合にはステップ130へ戻る。
【0033】従って、ネガフィルム34に記録された画
像が露光ステージ32に対応しステップ132の判定が
肯定される毎に、該画像が露光位置に位置決めされ、ス
テップ116で決定された露光条件で露光処理が行われ
る。ステップ138の判定が肯定されると処理を終了す
る。
【0034】このように、本実施例では分光フィルタ1
0を用いて分光しているので、高価なプリズム、回折格
子等を用いて分光する必要がなく、プリンタ30を低コ
ストで構成することができる。また、画像を通過した光
を分光フィルタ10の干渉フィルタ部24A乃至24M
に順次対応させ、各干渉フィルタ部24A乃至24Mを
透過させることによって分光しているので、屈折または
回折を利用しで分光する場合と比較して、測光位置が大
きく変化することがないので測光器50を固定配置する
ことができ、分光した光が通過する光路を短くできるの
でプリンタ30を小型化することができる。さらに、分
光フィルタ10に入射する光をプリズムのように平行光
とする必要がないので光の利用効率が向上する。
【0035】なお、本実施例では画像を20×14の画
素に分割していたが、本発明はこの分割数に限定される
ものではない。また画像の大きさによって分割数を変更
するようにしてもよい。
【0036】また、本実施例において分光フィルタ10
の干渉フィルタ部24A乃至24Mは特定波長を中心と
する所定帯域を透過させるものであったが、前記所定帯
域を反射するものであってもよい。
【0037】また、本実施例ではネガフィルム34を搬
送することによってネガフィルム34と分光フィルタと
を相対移動させるようにしていたが、ネガフィルム34
の搬送を停止した状態で分光フィルタ10を移動させて
相対移動させるようにしてもよい。
【0038】さらに、本実施例では画像の測光と露光を
異なる位置で行うようにしていたが、同一位置で測光及
び露光を行うようにしてもよい。例えば所定位置に画像
を位置決めし、前記のように分光フィルタ10を移動さ
せて測光した後に分光フィルタ10を退避させ、露光条
件を決定して露光処理を行うようにしてもよい。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように本発明では、各々異
なる波長を中心とする所定帯域の光を透過または反射さ
せる複数の干渉フィルタ部が所定方向に沿って配列され
て構成された分光フィルタへ画像を通過した光を入射さ
せ、分光フィルタと前記画像が記録されたフィルムとを
所定方向に沿って相対移動させながら、前記画像を構成
する各画素を通過しかつ分光フィルタを透過または反射
した光を各々測光するようにしたので、光の利用効率が
高く、小型かつ低コストの測光機構によって測光するこ
とができる、という優れた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例に係るプリンタの概略構成図である。
【図2】(A)は画素の概念を説明するためのネガフィ
ルムの平面図、(B)は測光ステージの平面図である。
【図3】分光フィルタの配置を示す斜視図である。
【図4】(A)は分光フィルタの平面図、(B)は断面
図である。
【図5】分光フィルタの分光感度分布を示す線図であ
る。
【図6】本実施例の作用として測光・露光条件決定処理
を説明するフローチャートである。
【図7】本実施例の作用として露光処理を説明するフロ
ーチャートである。
【図8】(A)は測光の初期位置におけるネガフィルム
と測光ステージとの配置を示す斜視図、(B)はその断
面図、(C)は測光の初期位置からネガフィルムを1画
素列分搬送したときの配置を示す斜視図、(D)はその
断面図である。
【符号の説明】
10 分光フィルタ 18 低屈折率膜 30 プリンタ 36 搬送部 50 測光器 52 制御回路 64 レンズ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フィルムに記録された画像に光を照射
    し、各々異なる波長を中心とする所定帯域の光のみを透
    過または反射させる複数色の干渉フィルタ部が所定方向
    に沿って配列されて構成された分光フィルタへ前記画像
    を通過した光を入射させ、前記分光フィルタとフィルム
    とを前記所定方向に沿って相対移動させながら、前記画
    像を構成する各画素を通過しかつ分光フィルタを透過ま
    たは反射した光を各々測光する画像測光方法。
JP3297275A 1991-11-13 1991-11-13 画像測光方法 Pending JPH05134330A (ja)

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