JP2955720B2 - 露光制御方法および写真カラー複写装置 - Google Patents

露光制御方法および写真カラー複写装置

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JP2955720B2 JP2260319A JP26031990A JP2955720B2 JP 2955720 B2 JP2955720 B2 JP 2955720B2 JP 2260319 A JP2260319 A JP 2260319A JP 26031990 A JP26031990 A JP 26031990A JP 2955720 B2 JP2955720 B2 JP 2955720B2
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    • G03B27/00Photographic printing apparatus
    • G03B27/72Controlling or varying light intensity, spectral composition, or exposure time in photographic printing apparatus
    • G03B27/73Controlling exposure by variation of spectral composition, e.g. multicolor printers
    • G03B27/735Controlling exposure by variation of spectral composition, e.g. multicolor printers in dependence upon automatic analysis of the original

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は写真カラー複写装置における露光の制御のた
めの方法に関する。
(従来の技術) 写真カラー複写装置における複写光の最適な露光時間
および露光量を決定するために、3つの基本色における
複写原板の色透過率または色濃度が決定される。本方法
において必要なことは、使用される複写材料のスペクト
ル感度をできるだけ正確に測定装置のスペクトル感度に
適合させることである。この必要条件は、測定装置全体
および複写材料のスペクトル感度の偏差が生じた時に、
複写原板の色濃度における増加が、複写光の量に対応す
る変化をもたらさず、従って色変造を生ずるという経験
から生じたものである。これについてはR.W.G.Huntによ
る出版物“色の複写”第284頁で検討されている。
写真カラー複写装置は米国特許第4,589,766号で知ら
れており、特殊な光学測定用フィルタを使ってこの必要
条件を満たす試みが行なわれている。この方法の利点
は、異なる複写材料、例えばつや消しのあるいはつや出
しした表面の材料を使用した場合に明白である。複写材
料を変える毎に、複写材料の変更されたスペクトル感度
に適合される新しい測定用フィルタが使用されねばなら
ず、これはかなりの費用の増加となり、かつ余分な組立
て時間を必要とする。その上、特別に必要とされる精度
の見地から、これらの測定用フィルタの作成は非常に困
難であり、かつ費用がかかる。もう1つの出費は複写材
料のスペクトル感度に適合する種々の測定用フィルタの
ロジック管理によって生ずる。さらに、ほとんどの場合
この特定組の測定用フィルタの選択はある特定業者が製
造する指定の複写材料に限定されている。
(発明が解決しようとする課題) 本発明はこれらの欠点を除去し、正確な露光設定を定
めるとともに光学測定用フィルタを変更することなく使
用される複写材料に適合する色抽出値を決定するという
課題を解決することを目的としている。
(課題を解決するための手段および作用) 上記目的を達成するため本発明は特許請求の範囲に記
載した構成を有している。
本発明の露光制御方法および写真カラー複写装置によ
れば、測定用フィルタを変えることなく、異なる複写材
料の変動スペクトル感度に対して複写原板の評価を最適
に行うことができる。
基本色の測定光成分は、少なくとも2つの密接に隣接
したスペクトルレンジ内における波長選択式検出器によ
って決定され、重み係数を適当に選択すると、測定値は
挿入されたフィルタを変更することなく、あたかも異な
るフィルタ特性を持つフィルタを通過したかのように評
価されるので、使用された複写材料のスペクトル感度に
適合される。
(実施例) 本発明による写真カラー複写装置は、好ましくはスト
リップ形状の複写原板Nが連続して通過する2つのステ
ーションにより本質的に形成されている。移送方向は矢
印Fで表示されている。第1ステーションで複写原板N
は走査され、第2ステーションで複写原板Nは感光複写
材料P上に複写される。
後に説明する相違点を除いて、第1ステーションの測
定装置では、写真カラー複写装置は、この種の従来装
置、例えば米国特許第4,092,067号、第4,101,216号およ
び第4,279,505号で知られている装置に類似した方法で
構成されている。従って第1図には、この種のカラー複
写装置を理解する上で必要な本質的な構成要素のみが示
されている。
第1図を参照すると、カラー複写装置は複写光源1、
1組のサーボ制御形カラーフィルタ2または類似物、画
像光学装置3、測定用光源および光電検出器を含む測定
用装置4、および露光制御のためのコンピュータ5a′お
よび制御装置5aとを有する。
このような基本的設計の写真カラー複写装置は、例え
ば本出願人の、周知のかつ広く使用される高能力プリン
ターモデル3139,3140,3141または3142である。この高能
力プリンターでは、複写原板Nは、例えば1つまたはそ
れ以上の原板につきおよそ100の走査領域(点)Aの解
像力をもつ区分で測定される。各走査領域Aは3つの基
本色:赤R、緑Gおよび青Bおよび複写材料Pのスペク
トル感度にほゞ対応する3つ組の測定値、いわゆる基本
色に対する3つの色抽出値に分解される。これらのほぼ
300の色抽出値は、複写光の必要量を決定し、続いて感
光複写材料Pの露光を制御するために、種々の基準によ
って既知の方法で求められる。
第2図は、その全体を4で表示した測定装置を示して
いる。複写原板Nは測定用光源6のビーム通路に位置づ
けされている。測定用光源6に直ぐ続いてプレフィルタ
7があり、それは必要に応じて測定光にスペクトル成分
を適合させる。測定光は第1集光レンズ8を通って複写
原板Nに至る。複写原板Nの下には走査装置そのものが
位置づけされている。走査装置は、開口部13を有する、
かつ2個の平行なスリットダイヤフラム9および14の間
で矢印Cの方向に回転するように配置された走査ディス
ク11から形成されている。モータ12は走査ディスク11を
駆動するために具備されている。スリットダイヤフラム
9,14の各々は円弧の形をしたスリット10を有する。スリ
ット10の位置は通常は互いに一致する。しかしながら、
有効なスリット長さが複写原板Nの現存の型式(例えば
135または110フィルム)に適合され得るような方法で、
それらの相互位置は変更され得る。スリット10の幅およ
びその湾曲は、開口部13の直径および走査ディスク11の
回転軸の距離と相互関係がある。例示的実施例では、走
査ディスク11は、有効スリット長さに沿ってディスクが
矢印Cの方向に回転している間、簡単に測定光を通過さ
せる4つの開口部13を有する。この方法で、複写原板は
個々の、点形状の走査領域Aに分割される。第3図は複
写原板の結果的に生じた代表的走査パターンを示してお
り、同図では、走査領域Aは互いに隣接した線上に位置
づけされている。各々の線は移送方向Fにほぼ垂直に伸
びている。移送方向Fから離れたわずかに湾曲した線の
形状は、複写原板Nの移送方向Fと走査ディスクの開口
部13の回転方向Cの重ね合わせの結果である。走査装置
を通過した後、測定光は第2集光レンズ15を通過して部
分透過性のブルーミラー16に至るが、ミラーはビーム通
路に関しておよそ45゜に傾斜させて設置するのが好まし
い。ブルーミラー16は測定光の青色成分を偏向させ、光
の残りの成分にとっては単に透過性ガラス板に過ぎな
い。次に測定光の残余部分は部分透過性レッドミラー17
に達するが、それは光の赤色成分を偏光させ、残りの緑
色成分のみを通過させる。ブルーおよびレッドミラーは
できればダイクロイックミラーであることが望ましい。
この方法で、測定光は3つの基本色の青、赤、緑に分解
される。
各基本色(青B、赤Rおよび緑G)に対するビーム通
路20,21,22には、波長選択式検出器18が設けられてい
る。この検出器は本実施例では、各基本色と関係づけさ
れかつビーム通路に対し本質的に垂直に位置づけされた
フィルター181および光電検出装置183として含まれてい
る。フィルタ181は、散乱ディスク186によって先行され
た透過干渉フィルタ、好ましくは誘電体の帯域フィルタ
である。第4および6図に示されるように、開口絞り18
7は測定ビームの幅を限定するために設けることができ
る。
光電検出装置183は第4図から6図に示されている。
第4および5図に示されるように、検出装置183は、十
文字の形に配置された、例えば5個の個別の検出器から
成っている。特に、中央検出器184は4個の周辺検出器
に取囲まれているが、それらは第4図に示されるよう
に、フィルタ181に向かって光入射面を傾斜させるのが
望ましい。光電検出器のこのような配置によって、周辺
検出器185は中央検出器184が形成するものとは異なる角
度のビーム通路またはフィルター法線を形成する。この
方法で周辺検出器185は、関係する各基本色(青B、緑
Gまたは赤R)に対して中央検出器184によって包含さ
れるものに関してわずかに偏向したスペクトルレンジを
包含する、何故ならば干渉フィルタ181のスペクトル透
過は、測定光が検出される角度に基本的に依存するから
である。特に、干渉フィルタの中央透過プロセスはビー
ムおよびフィルタ法線間の角度を増大させることによっ
て、より短い波長の方向に変位される。しかしながら、
これらのスペクトル領域は通常、オーバーラップする。
検出器の配置は、できれば輝度極大値(第11図のkおよ
びm)が干渉フィルタ181の半幅値(第11図のb)にほ
ゞ対応する間隔で分離される形になることが望ましい。
間隔はおよそ5〜35nmになるが、できればおよそ20nmが
望ましい。
第6図は検出装置183のもう1つの変形例を示してい
る。この例では、中央検出器184は円形になっている。
周辺検出器は中央検出器184を取囲む1個の環状光電検
出器189から形成されている。
当業者にとって明白であるように、検出器の配置は第
4図から6図に示される例に限定されるものではない。
例えば、少なくとも2個の隣接する別個の検出器だけを
備えることも可能で、検出器の各々がフィルタ181から
入ってくる測定光円錐の異なる角度範囲を包含する。検
出装置183は、フィルタ181から入ってくる測定光円錐の
2つ以上の同心角度範囲が検出できるように設計するこ
ともできる。例えば、数個の環状検出器を中央検出器の
周りに同心的に集めてもよい。
第7および8図は波長選択式検出器18のさらに2つの
実施例を示している。光ファイバ19が基本色の各々のビ
ーム通路に位置づけされており、図示されている例には
少なくとも2個の光ファイバがある。光ファイバ19の出
口には、波長選択式検出器18が位置づけされている。波
長選択式検出器は、各光ファイバに対するフィルタ18
1、好ましくは透過フィルタおよび各フィルタに対する
個別の検出器188とを備える第7図の実施例で形成され
る。隣接するフィルター181の透過範囲はできれば重な
り合うことが望ましい。直接隣接したフィルタの透過極
大値(第11図のkおよびm)はフィルタ181の透過範囲
の半幅値(第11図のb)にほぼ対応する。かつ総計およ
そ5〜35nm、できればおよそ20nmになる間隔で分離され
ている。第8図の例では、各基本色に対する2個または
それ以上の光ファイバ19が、単一の目盛づけフィルタ18
1好ましくは透過フィルタで方向決めされる。目盛づけ
フィルタはその長さ全体にわたって変更可能なスペクト
ル透過目盛を有する。各基本色(青B、緑Gまたは赤
R)の長波長範囲における一定の透過範囲から始めて、
その範囲はフィルタの長さ全体にわたって短い方の波長
へと変位される。目盛づけフィルタは干渉フィルタであ
ることが望ましい。フィルタ181と光ファイバ19の間に
は、印刷カード182が位置づけされている。カード182は
その長さ全体にわたって少なくとも2つの差込み式開口
部190を有する。光ファイバ19はこれらの開口部190のい
ずれにも挿入され得る。光ファイバ19のために使用され
るべき開口部190のいずれかを選択するために、規定さ
れたスペクトル透過範囲をもつ一定の領域に目盛づけフ
ィルタで分離される。光ファイバ19に対する差込み位置
は、隣接する領域の透過範囲が目盛づけフィルタ181で
重なり合うように選択されることが望ましい。光電検出
器188は目盛づけフィルタの後に配置され、その各々は
組合せの光ファイバ19と正確に相対して位置づけされて
いる。直接隣接した領域の透過極大値(第11図のkおよ
びm)は間隔毎に分離されており、その間隔は目盛づけ
フィルタ181の半幅値(第11図のb)にほぼ対応する。
通常この間隔はおよそ5〜35nmとなるが、できればおよ
そ20nmが望ましい。目盛づけフィルタのうしろには、個
々のフィルタが光ファイバ19の1つに正確に相対して、
各基本色のビーム通路20,21または22に位置づけされて
いる。
できれば、目盛づけフィルタ181、カード182および個
々の検出器188が1つのユニットを形成することが望ま
しい。それらは共通の保持機構によって結合され得る
が、共に接着させてコンパクトなブロックにしてもよ
い。
第7および8図に示される実施例では、光ファイバ19
は、分離されたフィルタおよび目盛づけフィルタの個々
の領域を測定光に露出する形で示されている。これは、
例えば光ファイバ19を使用せずに、ビームスプリッター
ミラー16または17から入射する測定ビームをビームスプ
リッターまたはその類似物を介して数個の部分ビームに
分解することによっても可能である。フィルタ181は透
過フィルタとして説明されているが、反射フィルタまた
はその他の波長選択光学要素でも使用され得る。本発明
による写真カラー複写装置もまた、基本色の各々のビー
ム通路において、必ずしも同じ型式の波長選択検出器18
を使用するように限定されない。また、青B、緑Gまた
は赤Rにおける測定光のビーム通路20,21または22にお
ける検出装置183は必ずしも全く同じである必要はな
い。使用される複写材料Pの必要条件およびスペクトル
感度によって、特に検出器の数およびその結果として、
基本色の各々の範囲内に包含される隣接のスペクトル領
域に関して、異なる検出装置183による種々の波長選択
検出装置18が、各基本色の測定光のビーム通路に設ける
ことができる。
光源6の測定光はプレフィルタ7および第1集光レン
ズ8を通過して複写原板Nへ至る。矢印F方向への複写
原板Nの移送運動、矢印Cによる走査ディスク11の回転
および後続の電気測定機構を組合せることによって、複
写原板Nは線状に走査されて、“点状”領域Aに分解さ
れる。各走査区分Aから入射してくる測定光は第2集光
レンズ15を通過して、部分透過性のブルーミラー16へ至
る。測定光の青色成分は青色のための波長選択検出装置
18の方向へ偏向される。残りの測定光は妨害されずにブ
ルーミラーを通過し、最終的にはレッドミラーによって
基本色レッドおよびグリーンに分光される。赤色および
緑色成分はさらに波長選択検出装置18へ移行される。波
長選択検出装置18では、基本色青B、緑Gまたは赤Rに
おける測定光は少なくとも2つの密接に隣接したスペク
トル領域で検出される。この方法で得られた測定値は、
次に制御装置5およびコンピュータ5aへ移行され、そこ
でそれらの値が組合されて卓越色抽出値となる。色抽出
値全体(各基本色に対しおよそ100ないし1000の走査点
A、合計でおよそ300ないし3000値を有する)が個別の
基準によって既知の方法で後続して評価され、複写光の
量、次に調整される感光性複写材料Pの露光量を決定す
る。
第9図は種々の複写材料Pのスペクトル感度を示して
いる。基本色の青B、緑Gおよび赤Rに対するこれらの
スペクトル感度は相対的に広い波長範囲にわたって散乱
されることがグラフによって分かる。例えば基本色の赤
Rの輝度極大値に関して、散乱範囲は20nmおよびそれ以
上にわたって広がっている。
第10図では、基本色の青B、緑Gおよび赤Rに対する
従来の透過フィルタにおける透過変動値を図表にまとめ
てある。フィルタ透過変動値と複写材料Pのスペクトル
感度との比較は、上記フィルタが、使用される複写材料
に最適な形で適合されることは非常にまれであることを
明確に示している。
本発明に従って、各基本色内において、例えば第11図
に示される赤Rの基本色内では、少なくとも2つの密接
に隣接したスペクトルレンジs,tが検出される。スペク
トルレンジs,tは通常重なり合っている。直接隣接する
レンジの極大値k,mは、スペクトルレンジs,tのおよそ半
幅値bに対応する間隔で分離されている。この間隔はお
よそ5−35nmになるが、できればおよそ20nmが望まし
い。この方法(各基本色に対する各走査レンジから)で
得られた測定値Miはコンピュータ5aによって組合わされ
て色抽出値Vjとなる。これらの抽出値は、一次方程式Vj
=K1j・M1+K2j・M2+…+Knj・Mnによる相補加重値に
よって得られる。
重み係数Kijは0Kij1およびKij+K2j+…+Knj
=1という値であり、ここで、iはスペクトルレンジを
表し、jは関係する基本色の青、緑、赤を示す。
基本色の赤を例にとると、第11図に示すように組合せ
方程式は簡素化されて、VR=K1R・M1+(1−K2R)・M2
となる。
重み係数を変えることによって、各基本色の測定光成
分は、あたかも異なるフィルター特性をもつフィルタを
通過したかのように評価され得る。従って、各基本色内
の少なくとも2つの密接に隣接したスペクトルレンジの
検出は、複写材料Pに関して複写原板Nを評価すること
を可能にする。このようにして、重み係数の適当な選択
によって、測定値は挿入されたフィルタを置換する必要
なく、使用された複写材料Pのスペクトル感度に最適に
適合され得る。
第12および13図では、本発明に従った露光制御プロセ
スを、測定値が、使用された複写材料の分光感度に適合
されない従来式方法と比較してある。この比較のため
に、5つの異なる種類の複写原板N(フィルムの型式)
および複写材料Pによる一連の実験が実行された。各複
写原板は、露光過度、標準露光および露光不足を確立し
得るグレーフィールドの一連のダイヤフラムにより形成
された。複写原板Nの複写材料Pへの露光において、露
光過度、標準露光および露光不足による複写原板は順次
修正された。この修正は初めに、複写材料のスペクトル
感度に測定値を適合せずに従来式方法で実行され、次に
本発明に従って実行された。その結果は評価され、その
色濃度偏差がいわゆるカラーサークルに入力され得る。
図表の内側円の半径rは、各々の場合において0.05濃度
単位になり、外側の場合は0.2濃度単位となる。色濃度
偏差は従来の方法では、第12図にみられるように0.2ま
たはそれ以上の濃度単位となる。本発明の方法によって
得ることのできる偏差は第13図に示され、すべてが0.05
濃度単位の半径をもつ内側円内に位置づけされている
が、これは4分の1またはそれ以下までもの偏差の低下
に相当する。
本発明はその精神または本質的特徴から逸脱すること
のない他の特殊な形態に具体化することができることは
当業者によって認められる。ここに開示した実施例は、
従って例証されるべき全ての点を考慮されているが限定
的なものではない。本発明の範囲は上述した説明よりも
むしろ添付した特許請求の範囲によって指示され、それ
と同等なものの意味および範囲内に入るあらゆる変更が
その範囲内に含まれることを意図する。
(発明の効果) 本発明の露光制御方法および写真カラー複写装置によ
れば、種々の複写材料の使用を可能とし、種々のスペク
トル感度を簡単かつ最適な方法で考慮することができ
る。
本発明は、複写原板のあらゆる走査領域に対して、少
なくとも2つの密接に隣接したスペクトルレンジ内で、
3つの基本職の各々を測定装置によって検出し、重み係
数を選択することにより、基本色に対して異なった単一
フィルタの特性を変えることができ、その結果、挿入さ
れたフィルタを変更することなく色抽出値が使用された
複写材料のスペクトル感度に最適に適合することができ
る。本発明の解決法はコストの点で有利であり、実施が
簡単で使用する複写材料も一定の融通性を有する。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明による実施例の写真カラー複写装置の構
成概略図、 第2図は第1図に参照符号4で示された測定装置の構成
図、 第3図は複写原板の走査パターン図、 第4図は本測定装置の波長選択式検出装置の一例を示す
略正面図、 第5図は第4図の検出装置の平面図、 第6図は第2図で示した測定装置による波長選択式検出
装置を示す構成図、 第7図は波長選択式検出装置の他の実施例を示す構成
図、 第8図は第7図と同様のさらに他の実施例を示す構成
図、 第9図〜第13図は本発明に係る例示的プロセスを示すグ
ラフである。 1……複写光源、2……カラーフィルタ 3……画像光学装置、4……測定用装置 5……制御装置、5a……コンピュータ 6……光源、9,14……スリットダイヤフラム 10……スリット、N……複写原板 11……走査ディスク、17……レッドミラー 18……波長選択式検出器、19……光ファイバ 20,21,22……ビーム通路 181……干渉フィルタ、183……検出装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G03B 27/73

Claims (27)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複写原板上の複数個の走査領域を測定装置
    によって光電式に走査し、 複写原板のあらゆる走査領域に対して、少なくとも2つ
    の密接に隣接したスペクトルレンジ内で、3つの基本色
    の各々を、測定装置によって検出し、複写原板の色透過
    性または色濃度に対応する最適な色抽出値(Vj)を得る
    ために、式: Vj=K1j・M1+K2j・M2+・・・+Knj・Mn (ただし、Miは個々の測定値を表し、nは測定値の数、
    またKijは一定の重み係数で、0≦Kij+K2j+・・・+K
    nj=1の値となり、jは基本色の青、赤、緑を表す。) に従って、前記測定装置により測定された個々の値
    (M1,M2・・)を組み合わせ、 一定の基準に従って、前記式により得られた色抽出値か
    ら複写光の必要量を決定する、 各段階を有していることを特徴とする写真カラー複写装
    置における露光制御装置。
  2. 【請求項2】隣接するスペクトルレンジのスペクトル特
    性が重なり合っていることを特徴とする請求項1記載の
    方法。
  3. 【請求項3】直接隣接するスペクトルレンジのスペクト
    ル特性の極大値が、スペクトルレンジの半幅値にほぼ対
    応する間隔で分離されていることを特徴とする請求項2
    記載の方法。
  4. 【請求項4】極大値の間隔がおよそ5〜35nmとなること
    を特徴とする請求項3記載の方法。
  5. 【請求項5】個々の測定値が相補加重によって組合わさ
    れて卓越色抽出値となることを特徴とする請求項1記載
    の方法。
  6. 【請求項6】密接に隣接したスペクトルレンジ内の基本
    色の各々が別々の検出器によって検出されることを特徴
    とする請求項1記載の方法。
  7. 【請求項7】密接に隣接したスペクトルレンジは、フィ
    ルタによって決められることを特徴とする請求項1記載
    の方法。
  8. 【請求項8】誘電体の帯域干渉フィルタがフィルタとし
    て使用されることを特徴とする請求項7記載の方法。
  9. 【請求項9】検出器は、検出器が誘電体の帯域フィルタ
    を通過する測定光の種々の角度範囲を検出し、その結果
    各基本色に対する異なるスペクトルレンジを検出するよ
    うに前記帯域フィルタの後側に位置決めされていること
    を特徴とする請求項8記載の方法。
  10. 【請求項10】基本色に対する測定光が各色に対して少
    なくとも2つの成分に分割され、各測定光成分がフィル
    タに与えられ、該フィルタが隣接したスペクトルレンジ
    内で基本色を決定していることを特徴とする請求項6記
    載の方法。
  11. 【請求項11】3つの基本色に対する測定光が、各色に
    対して少なくとも2つの成分に分割され、かつ測定光の
    各成分が、目盛づけフィルタの異なるスペクトルレンジ
    に付与されることを特徴とする請求項6記載の方法。
  12. 【請求項12】測定光の成分が光ファイバを経てフィル
    タに導かれていることを特徴とする請求項10または請求
    項11記載の方法。
  13. 【請求項13】投与手段、 領域によって複写原板を光電式に走査する測定手段であ
    って、3つの基本色の各々のビーム通路に配置され、少
    なくとも2つの密接に隣接するスペクトルレンジ内の基
    本色の各々を検出する波長検出装置をさらに有するも
    の、 該検出された色を測定値に変換する手段、 該測定値を組合せて、複写材料のスペクトル感度の変化
    に適合される特定の色抽出値を得る手段、および 複写材料に与える複写光の量を決定するため色抽出値を
    処理し、決定された複写光の量に従って前記測定手段お
    よび投射手段を調整する露光制御手段、 を含んでいる、感光複写材料上に複写原板を複写する写
    真カラー複写装置。
  14. 【請求項14】波長選択式検出装置が、フィルタおよび
    このフィルタと相互関係にある検出器の配置を含むこと
    を特徴とする請求項13記載の複写装置。
  15. 【請求項15】別々の光電式検出器が各フィルタに割当
    てられ、異なるスペクトル特性を有する少なくとも2つ
    のフィルタが各基本色に対して設けられていることを特
    徴とする請求項14記載の複写装置。
  16. 【請求項16】フィルタが透過フィルタであり、透過変
    動量が各基本色の隣接するフィルタ内で重なり合うこと
    を特徴とする請求項15記載の複写装置。
  17. 【請求項17】直接隣接するフィルタの透過極大値が、
    透過変動量の約半幅値に対応する間隔で分離されている
    ことを特徴とする請求項16記載の複写装置。
  18. 【請求項18】透過極大値の間隔がおよそ5〜35nmとな
    ることを特徴とする請求項17記載の複写装置。
  19. 【請求項19】各検出器が各基本色に対する異なるスペ
    クトルレンジを検出するように、各基本色について少な
    くとも2つの別々の光電式検出器が、1つのフィルタに
    対して設けられていることを特徴とする請求項14記載の
    複写装置。
  20. 【請求項20】光電式検出器は、スペクトルレンジが重
    なり合うように配置されていることを特徴とする請求項
    19記載の複写装置。
  21. 【請求項21】光電式検出器は、直接隣接するスペクト
    ルレンジの輝度極大値が、スペクトルレンジの半幅値に
    ほぼ対応する間隔で分離されるように配置されているこ
    とを特徴とする請求項19記載の複写装置。
  22. 【請求項22】輝度極大値の間隔がおよそ5〜35nmとな
    ることを特徴とする請求項21記載の複写装置。
  23. 【請求項23】各フィルタが誘電体の帯域干渉フィルタ
    であり、光電式検出器は、それらが前記フィルタを通過
    する測定光の種々の角度範囲を検出するように配置され
    ていることを特徴とする請求項19記載の複写装置。
  24. 【請求項24】光電式検出器が同心的範囲に位置づけさ
    れていることを特徴とする請求項23記載の複写装置。
  25. 【請求項25】フィルタが、その長さにわたって変動可
    能な透過特性を有する目盛づけフィルタであり、 各基本色の測定光を少なくとも2つの部分光に分離し、
    その部分光が異なる位置でフィルタに衝突し、続いて異
    なる光電式検出器に衝突するための手段が設けられてい
    ることを特徴とする請求項19記載の複写装置。
  26. 【請求項26】各色について少なくとも2つの光ファイ
    バーがビーム通路に設けられ、前記光ファイバーの出口
    端が目盛づけフィルタの前方に位置される印刷カードの
    別々の差込形オリフィスに挿入されていることを特徴と
    する請求項25記載の複写装置。
  27. 【請求項27】目盛づけフィルタ、印刷されたカードお
    よび光電式検出器が1つのコンパクトなユニットに組合
    わされていることを特徴とする請求項26記載の複写装
    置。
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