JPH05133796A - 複数波長検知電荷結合素子装置 - Google Patents
複数波長検知電荷結合素子装置Info
- Publication number
- JPH05133796A JPH05133796A JP3300398A JP30039891A JPH05133796A JP H05133796 A JPH05133796 A JP H05133796A JP 3300398 A JP3300398 A JP 3300398A JP 30039891 A JP30039891 A JP 30039891A JP H05133796 A JPH05133796 A JP H05133796A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ccd
- wavelength
- wavelengths
- electric charge
- coupling element
- Prior art date
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 従来の装置に比べて小型で解像度の高い装置
を実現する。 【構成】 一方のCCD1が特定波長の光線を検知して
他の特定波長の光線を透過し、他方のCCD2が上記一
方のCCD1を透過した光線を入射して検知することに
よって、従来のプリズム方式の装置に比べて装置の大き
さを飛躍的に縮小し、また、従来のモザイクフィルタ方
式の装置に比べて解像度を大幅に向上した装置を実現す
る。
を実現する。 【構成】 一方のCCD1が特定波長の光線を検知して
他の特定波長の光線を透過し、他方のCCD2が上記一
方のCCD1を透過した光線を入射して検知することに
よって、従来のプリズム方式の装置に比べて装置の大き
さを飛躍的に縮小し、また、従来のモザイクフィルタ方
式の装置に比べて解像度を大幅に向上した装置を実現す
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一般家庭用カラービデ
オカメラの検知装置や赤外線誘導を行う飛しょう体の検
知装置に適用される複数波長検知電荷結合素子(以下複
数波長検知CCDという;Charge Coupled Device )装
置に関する。
オカメラの検知装置や赤外線誘導を行う飛しょう体の検
知装置に適用される複数波長検知電荷結合素子(以下複
数波長検知CCDという;Charge Coupled Device )装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の飛しょう体の検知装置において
は、プリズムもしくはモザイクフィルタを用いた方式の
ものがあった。
は、プリズムもしくはモザイクフィルタを用いた方式の
ものがあった。
【0003】プリズムを用いる方式の場合は、図3
(a)に示すようにプリズム9により屈折率の違う波長
Aの赤外線5と波長Bの赤外線6に分けられ、それぞれ
赤外線CCD(以下IRCCDという;Infra Red CC
D)10とIRCCD11により検出されていた。
(a)に示すようにプリズム9により屈折率の違う波長
Aの赤外線5と波長Bの赤外線6に分けられ、それぞれ
赤外線CCD(以下IRCCDという;Infra Red CC
D)10とIRCCD11により検出されていた。
【0004】モザイクフィルタを用いる方式の場合に
は、図3(b)に示すように波長Aの赤外線のみ透過す
るフィルタ12と波長Bの赤外線のみ透過するフィルタ
13をモザイク状に検知素子14の前に並べてIRCC
D15を形成していた。
は、図3(b)に示すように波長Aの赤外線のみ透過す
るフィルタ12と波長Bの赤外線のみ透過するフィルタ
13をモザイク状に検知素子14の前に並べてIRCC
D15を形成していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の飛しょう体の検
知装置においては、下記の課題があった。 (1)プリズムを用いる方式の場合には、装置が全体と
して大きくなり、実装上困難が生じる。 (2)モザイクフィルタを用いる方式の場合には、1つ
のIRCCDで2波長の検知を行うため、各波長あたり
の素子数は、全素子数の半分となり、解像度が低下す
る。
知装置においては、下記の課題があった。 (1)プリズムを用いる方式の場合には、装置が全体と
して大きくなり、実装上困難が生じる。 (2)モザイクフィルタを用いる方式の場合には、1つ
のIRCCDで2波長の検知を行うため、各波長あたり
の素子数は、全素子数の半分となり、解像度が低下す
る。
【0006】本発明は上記の課題を解決しようとするも
のである。
のである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の複数波長検知C
CD装置は、特定波長の光線を検知して他の特定波長の
光線を透過する一方のCCD、および同一方のCCDと
積層され一方のCCDを透過した光線を検知する他方の
CCDを備えたことを特徴としている。
CD装置は、特定波長の光線を検知して他の特定波長の
光線を透過する一方のCCD、および同一方のCCDと
積層され一方のCCDを透過した光線を検知する他方の
CCDを備えたことを特徴としている。
【0008】
【作用】上記において、外部から光線が入射すると、一
方のCCDが特定波長の光線を検知し、他の特定波長の
光線を透過する。この一方のCCDを透過した他の特定
波長の光線は、他方のCCDに入射し検知される。
方のCCDが特定波長の光線を検知し、他の特定波長の
光線を透過する。この一方のCCDを透過した他の特定
波長の光線は、他方のCCDに入射し検知される。
【0009】上記一方と他方のCCDの間のスペースは
極端に狭くすることができるため、従来のプリズム方式
の装置に比べて装置の大きさを飛躍的に縮小することが
でき、また、外部からの光線の受光面を全てこれらの波
長の光線の検知に活用することができるため、従来のモ
ザイクフィルタ方式の装置に比べて解像度が倍増する。
極端に狭くすることができるため、従来のプリズム方式
の装置に比べて装置の大きさを飛躍的に縮小することが
でき、また、外部からの光線の受光面を全てこれらの波
長の光線の検知に活用することができるため、従来のモ
ザイクフィルタ方式の装置に比べて解像度が倍増する。
【0010】上記により、従来の装置に比べて小型で解
像度が高い装置を実現する。
像度が高い装置を実現する。
【0011】
【実施例】本発明の第1実施例を図1(a),(b)に
示す。図1(a),(b)に示す本実施例は、外部より
赤外線を受光して波長が3〜5μm帯の赤外線5を検知
し波長が8〜10μm帯の赤外線6を透過する検知素子
部3を有するIRCCD1、および同IRCCD1と積
層されIRCCD1が透過した波長が8〜10μm帯の
赤外線6を受光する検知素子部4を有するIRCCD2
を備えている。
示す。図1(a),(b)に示す本実施例は、外部より
赤外線を受光して波長が3〜5μm帯の赤外線5を検知
し波長が8〜10μm帯の赤外線6を透過する検知素子
部3を有するIRCCD1、および同IRCCD1と積
層されIRCCD1が透過した波長が8〜10μm帯の
赤外線6を受光する検知素子部4を有するIRCCD2
を備えている。
【0012】上記において、IRCCD1及び2の検知
素子部3及び4はそれぞれプラチニウム・シリコン(P
tSi)及びマーキュリ・カドミウム・テルライド(H
gCdTe)よりなり、PtSiは波長が3〜5μm帯
の赤外線5を検知して8〜10μm帯の赤外線6を透過
し、HgCdTeは波長が8〜10μm帯の赤外線6を
検知する。
素子部3及び4はそれぞれプラチニウム・シリコン(P
tSi)及びマーキュリ・カドミウム・テルライド(H
gCdTe)よりなり、PtSiは波長が3〜5μm帯
の赤外線5を検知して8〜10μm帯の赤外線6を透過
し、HgCdTeは波長が8〜10μm帯の赤外線6を
検知する。
【0013】そのため、外部からの赤外線のうち波長が
3〜5μm帯の赤外線5はIRCCD1により検知さ
れ、波長が8〜10μm帯の赤外線6はIRCCD1を
透過し、IRCCD2によって検知される。
3〜5μm帯の赤外線5はIRCCD1により検知さ
れ、波長が8〜10μm帯の赤外線6はIRCCD1を
透過し、IRCCD2によって検知される。
【0014】本実施例においては、IRCCD1,2の
間のスペースは極端に狭くすることができるため、従来
のプリズム方式の装置に比べて装置の大きさを飛躍的に
小さくすることができ、また、2つの波長の赤外線5,
6を検知するそれぞれのIRCCD1,2は2層に形成
され、赤外線の受光面を全て2つの波長の赤外線5,6
の検知に活用することができるため、従来のモザイクフ
ィルタ方式に比べて解像度が倍増する。
間のスペースは極端に狭くすることができるため、従来
のプリズム方式の装置に比べて装置の大きさを飛躍的に
小さくすることができ、また、2つの波長の赤外線5,
6を検知するそれぞれのIRCCD1,2は2層に形成
され、赤外線の受光面を全て2つの波長の赤外線5,6
の検知に活用することができるため、従来のモザイクフ
ィルタ方式に比べて解像度が倍増する。
【0015】上記により、従来の装置に比べて小型で解
像度の高い装置を実現した。
像度の高い装置を実現した。
【0016】本発明の第2実施例を図2(a),(b)
に示す。図2(a),(b)に示す本実施例は、第1実
施例におけるIRCCD1,2の間に波長が5μm以上
の赤外線を透過するストロンチウム・チタネイト(Sr
TiO3 )よりなるフィルタ7を設け、IRCCD2の
IRCCD1に対向する側に全波長の赤外線を反射する
アルミニウム(AL)よりなる反射板8を設けたもので
ある。
に示す。図2(a),(b)に示す本実施例は、第1実
施例におけるIRCCD1,2の間に波長が5μm以上
の赤外線を透過するストロンチウム・チタネイト(Sr
TiO3 )よりなるフィルタ7を設け、IRCCD2の
IRCCD1に対向する側に全波長の赤外線を反射する
アルミニウム(AL)よりなる反射板8を設けたもので
ある。
【0017】上記においては、IRCCD1を透過した
波長が3〜5μm帯の1部の赤外線5を反射し、IRC
CD1の量子化効率を高め、また、IRCCD2を透過
した波長が8〜10μm帯の1部の赤外線6を反射板8
が反射し、IRCCD2の量子化効率を高めている。従
って、より高解像度の装置とすることができる。
波長が3〜5μm帯の1部の赤外線5を反射し、IRC
CD1の量子化効率を高め、また、IRCCD2を透過
した波長が8〜10μm帯の1部の赤外線6を反射板8
が反射し、IRCCD2の量子化効率を高めている。従
って、より高解像度の装置とすることができる。
【0018】尚、上記の実施例では2波長検知のCCD
について説明したが、同様に透過光及び検知光の波長の
異なる3種のCCDを積層すると3波長検知が可能とな
り、4種であれば4波長検知が可能となるというように
複数波長検知が可能となるのである。
について説明したが、同様に透過光及び検知光の波長の
異なる3種のCCDを積層すると3波長検知が可能とな
り、4種であれば4波長検知が可能となるというように
複数波長検知が可能となるのである。
【0019】また、上記のものはIRCCDを例にとっ
て説明したが、通常のテレビ用のカラーカメラに用いら
れるCCDも黄、赤、青の3色を検知する3波長検知C
CD装置であるから、上記の例と同様にすることにより
小型化、高解像度化が可能となることはいうまでもな
い。
て説明したが、通常のテレビ用のカラーカメラに用いら
れるCCDも黄、赤、青の3色を検知する3波長検知C
CD装置であるから、上記の例と同様にすることにより
小型化、高解像度化が可能となることはいうまでもな
い。
【0020】
【発明の効果】本発明の複数波長検知CCD装置は、一
方のCCDが特定波長の光線を検知して他の特定波長の
光線を透過し、他方のCCDが上記一方のCCDを透過
した光線を入射して検知することによって、従来のプリ
ズム方式の装置に比べて装置の大きさを飛躍的に縮小
し、また、従来のモザイクフィルタ方式の装置に比べて
解像度を大幅に向上した装置を実現する。
方のCCDが特定波長の光線を検知して他の特定波長の
光線を透過し、他方のCCDが上記一方のCCDを透過
した光線を入射して検知することによって、従来のプリ
ズム方式の装置に比べて装置の大きさを飛躍的に縮小
し、また、従来のモザイクフィルタ方式の装置に比べて
解像度を大幅に向上した装置を実現する。
【図1】本発明の第1実施例に係る装置の説明図で、
(a)は全体の斜視図、(b)は一部分の断面図であ
る。
(a)は全体の斜視図、(b)は一部分の断面図であ
る。
【図2】本発明の第2実施例に係る装置の説明図で、
(a)は全体の斜視図、(b)は1部分の断面図であ
る。
(a)は全体の斜視図、(b)は1部分の断面図であ
る。
【図3】従来の装置の説明図で、(a)はプリズム方式
の場合、(b)はモザイクフィルタ方式の場合である。
の場合、(b)はモザイクフィルタ方式の場合である。
1,2 IRCCD 3,4 検知素子部 5,6 赤外線 7 フィルタ 8 反射板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 5/33 8838−5C
Claims (1)
- 【請求項1】 特定波長の光線を検知して他の特定波長
の光線を透過する一方の電荷結合素子、および同一方の
電荷結合素子と積層され一方の電荷結合素子を透過した
光線を検知する他方の電荷結合素子を備えたことを特徴
とする複数波長検知電荷結合素子装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3300398A JPH05133796A (ja) | 1991-11-15 | 1991-11-15 | 複数波長検知電荷結合素子装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3300398A JPH05133796A (ja) | 1991-11-15 | 1991-11-15 | 複数波長検知電荷結合素子装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05133796A true JPH05133796A (ja) | 1993-05-28 |
Family
ID=17884312
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3300398A Pending JPH05133796A (ja) | 1991-11-15 | 1991-11-15 | 複数波長検知電荷結合素子装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05133796A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2000062344A1 (fr) * | 1999-04-13 | 2000-10-19 | Hamamatsu Photonics K.K. | Dispositif à semiconducteur |
JP2007501934A (ja) * | 2003-08-12 | 2007-02-01 | ライカ ミクロジュステムス ツェーエムエス ゲーエムベーハー | 光ビームの光子検出装置 |
JP2009521680A (ja) * | 2005-12-21 | 2009-06-04 | シーレイト リミテッド ライアビリティー カンパニー | 多段式波形検出器 |
-
1991
- 1991-11-15 JP JP3300398A patent/JPH05133796A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2000062344A1 (fr) * | 1999-04-13 | 2000-10-19 | Hamamatsu Photonics K.K. | Dispositif à semiconducteur |
US6872992B2 (en) | 1999-04-13 | 2005-03-29 | Hamamatsu Photonics K.K. | Semiconductor device for detecting wide wavelength ranges |
JP4786035B2 (ja) * | 1999-04-13 | 2011-10-05 | 浜松ホトニクス株式会社 | 半導体装置 |
JP2007501934A (ja) * | 2003-08-12 | 2007-02-01 | ライカ ミクロジュステムス ツェーエムエス ゲーエムベーハー | 光ビームの光子検出装置 |
JP2009521680A (ja) * | 2005-12-21 | 2009-06-04 | シーレイト リミテッド ライアビリティー カンパニー | 多段式波形検出器 |
EP1963798A4 (en) * | 2005-12-21 | 2016-06-22 | Searete Llc | MULTIPLE MODE WAVEFORM DETECTOR |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 19991026 |