JPH05132129A - ピツキング装置 - Google Patents
ピツキング装置Info
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- JPH05132129A JPH05132129A JP32393291A JP32393291A JPH05132129A JP H05132129 A JPH05132129 A JP H05132129A JP 32393291 A JP32393291 A JP 32393291A JP 32393291 A JP32393291 A JP 32393291A JP H05132129 A JPH05132129 A JP H05132129A
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- Warehouses Or Storage Devices (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ピッキング作業に要する労働度を軽減させる
と共に、作業の能率化を図る。 【構成】 作業者6が搭乗することのできる乗車台車4
を設けるようにし、この乗車台車4上にピッキングによ
って集められた物品A〜Eは、物品移送台車9へ移載す
るようにした。そしてこの物品移送台車9により、物品
A〜Eを出庫コンベア19等の所定場所へ搬送するよう
にした。
と共に、作業の能率化を図る。 【構成】 作業者6が搭乗することのできる乗車台車4
を設けるようにし、この乗車台車4上にピッキングによ
って集められた物品A〜Eは、物品移送台車9へ移載す
るようにした。そしてこの物品移送台車9により、物品
A〜Eを出庫コンベア19等の所定場所へ搬送するよう
にした。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、複数種の物品を所定
の組み合わせとなるように集める作業(ピッキング作
業)において用いるピッキング装置に関する。
の組み合わせとなるように集める作業(ピッキング作
業)において用いるピッキング装置に関する。
【0002】
【従来技術の背景】従来この種ピッキング作業は、以下
の如く行っていた。即ち、物品の取り出しを容易とする
棚装置につき物品の品種に応じた台数分準備して、これ
を予め倉庫等において所定配置で設置しておく。そし
て、台車(荷車状のもの)に対して空のパレットやケー
ス等を積載するか又はしないで、この台車を作業者が押
し歩きながら上記各棚装置の相互間を経由して必要物品
を必要個数づつ集め回り、最後に所定位置において台車
上からパレットやケース等ごと又は集めた物品自体を降
ろすか、或いは台車ごと次工程へ向けて送り出すように
するのである。そしてその後は、台車上へ空のパレット
やケース等を積載するか又はしないで上記と同じ作業を
繰り返すものである。
の如く行っていた。即ち、物品の取り出しを容易とする
棚装置につき物品の品種に応じた台数分準備して、これ
を予め倉庫等において所定配置で設置しておく。そし
て、台車(荷車状のもの)に対して空のパレットやケー
ス等を積載するか又はしないで、この台車を作業者が押
し歩きながら上記各棚装置の相互間を経由して必要物品
を必要個数づつ集め回り、最後に所定位置において台車
上からパレットやケース等ごと又は集めた物品自体を降
ろすか、或いは台車ごと次工程へ向けて送り出すように
するのである。そしてその後は、台車上へ空のパレット
やケース等を積載するか又はしないで上記と同じ作業を
繰り返すものである。
【0003】
【従来技術の欠点】前記従来のピッキング作業には、以
下の如き欠点があった。即ち、作業者は、終始歩き回っ
ているのであるから疲労し易く、作業能率的にも好まし
いものではないという欠点である。
下の如き欠点があった。即ち、作業者は、終始歩き回っ
ているのであるから疲労し易く、作業能率的にも好まし
いものではないという欠点である。
【0004】
【前記欠点を解決するための手段】この発明は前記欠点
を解決するために以下の如き手段を採用した。即ち、複
数種の物品が配列される載置ステーションの前面域で往
復走行自在に設けられた乗車台車と、この乗車台車と並
走及び分離走行自在に設けられた物品移送台車とを有し
ているものである。
を解決するために以下の如き手段を採用した。即ち、複
数種の物品が配列される載置ステーションの前面域で往
復走行自在に設けられた乗車台車と、この乗車台車と並
走及び分離走行自在に設けられた物品移送台車とを有し
ているものである。
【0005】
【発明の作用】この発明は以下の如き作用をなすもので
ある。作業者は、乗車台車に乗ったままピッキング作業
が行えるものであり、歩行しなくてもよいから、作業自
体、軽作業となる。また、1回のピッキング作業が終わ
ったならば、集めた物品を物品移送台車へ移載すること
によって、その後直ちに乗車台車サイドで次のピッキン
グ作業へと移ることができるものであるから、非常に能
率的となる。
ある。作業者は、乗車台車に乗ったままピッキング作業
が行えるものであり、歩行しなくてもよいから、作業自
体、軽作業となる。また、1回のピッキング作業が終わ
ったならば、集めた物品を物品移送台車へ移載すること
によって、その後直ちに乗車台車サイドで次のピッキン
グ作業へと移ることができるものであるから、非常に能
率的となる。
【0006】
【実施例】以下にこの発明を図面に示す実施例に基づい
て説明する。なお、この明細書において、前とは図1下
側を、後とは同図上側を言い、左右とは図1のそれぞれ
左側及び右側を言う。載置ステーション1は、複数種の
物品A,B,C,D,Eをピッキング作業に都合よく配
列するためのものであって、その形状や構造の如何を問
うものではない。例えば図1の如く、各物品A〜Eにお
いて、それぞれがパレット8上で複数個積層されたり梱
包されたりした状態のままで全体が大型を呈する場合で
は、載置ステーション1を左右方向に長い台座状のもの
とするのがよい。また、各物品A〜Eがそれぞれにばら
けた状態となって1個ごとの小型を呈する場合では、各
物品A〜Eごとに従来用いられていた如き棚装置(図示
略)を利用するものとし、この必要台数を総じて載置ス
テーション1と見做すようにすればよい。なお、この載
置ステーション1に対する物品A〜Eの搬入方式も、そ
の物品A〜Eが有する性質により適宜選択することがで
きるものであり、図示した如きベルトコンベア2とロー
ラコンベア3との組み合わせに成るような機械装置的搬
入方式や、パレット8に積載されたり箱詰めされたりし
た状態でフォークリフトや人手等によって搬入するよう
な人的搬入方式等であってもよい。
て説明する。なお、この明細書において、前とは図1下
側を、後とは同図上側を言い、左右とは図1のそれぞれ
左側及び右側を言う。載置ステーション1は、複数種の
物品A,B,C,D,Eをピッキング作業に都合よく配
列するためのものであって、その形状や構造の如何を問
うものではない。例えば図1の如く、各物品A〜Eにお
いて、それぞれがパレット8上で複数個積層されたり梱
包されたりした状態のままで全体が大型を呈する場合で
は、載置ステーション1を左右方向に長い台座状のもの
とするのがよい。また、各物品A〜Eがそれぞれにばら
けた状態となって1個ごとの小型を呈する場合では、各
物品A〜Eごとに従来用いられていた如き棚装置(図示
略)を利用するものとし、この必要台数を総じて載置ス
テーション1と見做すようにすればよい。なお、この載
置ステーション1に対する物品A〜Eの搬入方式も、そ
の物品A〜Eが有する性質により適宜選択することがで
きるものであり、図示した如きベルトコンベア2とロー
ラコンベア3との組み合わせに成るような機械装置的搬
入方式や、パレット8に積載されたり箱詰めされたりし
た状態でフォークリフトや人手等によって搬入するよう
な人的搬入方式等であってもよい。
【0007】上記載置ステーション1の前面域には、そ
の左右方向に沿って往復走行自在となる乗車台車4が設
けられている。この乗車台車4は、文字通りその一方側
部で作業者6が搭乗できる構造となったものであり、こ
の他方側部には、ピッキング作業により集めた物品A〜
Eを預けおくための物品受載台5が設けられている。本
実施例では、図2に示す如く、この物品受載台5が乗車
台車4の走行方向と直交した搬送方向を有するローラコ
ンベアであるものとした。これはピッキング作業により
集めた物品A〜Eをパレット7上へ載置する態様とした
ための措置である。しかし、このような態様を採るので
なければ、物品受載台5を上面がフラットな台とするこ
とも可能である。乗車台車4を走行させるための構造に
は従来公知のあらゆる構造が適用できるものであって、
軌道用レール部材10についても、無人搬送車(図示
略)が備える如き自走用誘導構造を採る場合においては
不要となる。
の左右方向に沿って往復走行自在となる乗車台車4が設
けられている。この乗車台車4は、文字通りその一方側
部で作業者6が搭乗できる構造となったものであり、こ
の他方側部には、ピッキング作業により集めた物品A〜
Eを預けおくための物品受載台5が設けられている。本
実施例では、図2に示す如く、この物品受載台5が乗車
台車4の走行方向と直交した搬送方向を有するローラコ
ンベアであるものとした。これはピッキング作業により
集めた物品A〜Eをパレット7上へ載置する態様とした
ための措置である。しかし、このような態様を採るので
なければ、物品受載台5を上面がフラットな台とするこ
とも可能である。乗車台車4を走行させるための構造に
は従来公知のあらゆる構造が適用できるものであって、
軌道用レール部材10についても、無人搬送車(図示
略)が備える如き自走用誘導構造を採る場合においては
不要となる。
【0008】上記乗車台車4の更に前面域には、その走
行方向と平行して往復走行自在となる物品移送台車9が
設けられている。この物品移送台車9は、前記乗車台車
4でのピッキング作業により集められた物品A〜Eを受
け取り、これを次工程へ向けて送り渡すためのものであ
る。本実施例では、前記乗車台車4の物品受載台5と同
様に、物品移送台車9の上面もローラコンベア11によ
って形成されたものとした。
行方向と平行して往復走行自在となる物品移送台車9が
設けられている。この物品移送台車9は、前記乗車台車
4でのピッキング作業により集められた物品A〜Eを受
け取り、これを次工程へ向けて送り渡すためのものであ
る。本実施例では、前記乗車台車4の物品受載台5と同
様に、物品移送台車9の上面もローラコンベア11によ
って形成されたものとした。
【0009】ところで、物品移送台車9は、前記乗車台
車4よりも速い速度で迅速に走行させる必要がある。そ
こで本実施例では、物品移送台車9用の走行用構造とし
て、以下の如きものを採用した。即ち、図3の如く、物
品移送台車9は、その床下部に回転自在な傾斜円盤12
を具備したものであり、この傾斜円盤12は、物品移送
台車9における軌道用レール部材13,13内に架設さ
れた駆動回転軸20と点接触状に当接されている。そし
てこの傾斜円盤12は、図2の如く、物品移送台車9の
走行方向に対して直交する方向(矢符X参照)へ摺動自
在となっている。そのため、この傾斜円盤12と駆動回
転軸20との各回転中心が垂線上で合致した状態では、
傾斜円盤12はただ空回りするだけであり物品移送台車
9に推進力は発生しないが、傾斜円盤12の位置付けが
矢符X方向のいずれかに偏ると、当該傾斜円盤12の回
転力に対して駆動回転軸20の軸線方向に沿った分力が
生じ、これが物品移送台車9の推進力となる。なお、こ
のときの物品移送台車9の走行方向は、駆動回転軸20
の回転方向を時計回りとするか反時計回りとするかの選
択,傾斜円盤12を矢符Xに沿ったいずれの方向へ偏ら
せるかの選択,或いは傾斜円盤12の傾斜方向を、図3
の方向とするか又はその反対側とするかの選択等々、種
々様々の方法によって制御することができる。ところ
で、図2に示す如く、前記傾斜円盤12の吊持枠17
は、スプリング15によって常に前記乗車台車4側へ引
き寄せられる如く付勢されている。そして、この吊持枠
17には乗車台車4へ向けて突出するアーム18が設け
られ、その突端部には垂線に沿って回転自在な摺動コロ
16が保持されている。また、この摺動コロ16に対応
するように、前記乗車台車4には前後動自在な板カム1
4(図1参照)が突設されている。この板カム14は、
前記摺動コロ16が左右いずれからでも乗り上げること
ができるように、その左右の両端部寄り又は左右の各半
分づつが傾斜面となされている。従っていま、先行する
乗車台車4を物品移送台車9が同一方向へ向けて追走す
るとき、この物品移送台車9は乗車台車4に追いつくま
では単独で分離走行する。しかし、乗車台車4を追越す
瞬間にこれと隣接すると、前記板カム14に対して摺動
コロ16が乗り上げるから、前記傾斜円盤12とその下
方の駆動回転軸20とが互いの回転中心を垂線上で合致
させること(図2の状態)となり、物品移送台車9の推
進力は打ち消されて停止しようとする。ところが、この
ような物品移送台車9の動きとは無関係に乗車台車4は
走行し続けるので、前記摺動コロ16に対して板カム1
4が外れ、物品移送台車9は再び乗車台車4に対する追
走を始める。このような動作が繰り返されることによ
り、乗車台車4と物品移送台車9とは、乗車台車4の走
行速度に合わせて互いに並走する結果となる。
車4よりも速い速度で迅速に走行させる必要がある。そ
こで本実施例では、物品移送台車9用の走行用構造とし
て、以下の如きものを採用した。即ち、図3の如く、物
品移送台車9は、その床下部に回転自在な傾斜円盤12
を具備したものであり、この傾斜円盤12は、物品移送
台車9における軌道用レール部材13,13内に架設さ
れた駆動回転軸20と点接触状に当接されている。そし
てこの傾斜円盤12は、図2の如く、物品移送台車9の
走行方向に対して直交する方向(矢符X参照)へ摺動自
在となっている。そのため、この傾斜円盤12と駆動回
転軸20との各回転中心が垂線上で合致した状態では、
傾斜円盤12はただ空回りするだけであり物品移送台車
9に推進力は発生しないが、傾斜円盤12の位置付けが
矢符X方向のいずれかに偏ると、当該傾斜円盤12の回
転力に対して駆動回転軸20の軸線方向に沿った分力が
生じ、これが物品移送台車9の推進力となる。なお、こ
のときの物品移送台車9の走行方向は、駆動回転軸20
の回転方向を時計回りとするか反時計回りとするかの選
択,傾斜円盤12を矢符Xに沿ったいずれの方向へ偏ら
せるかの選択,或いは傾斜円盤12の傾斜方向を、図3
の方向とするか又はその反対側とするかの選択等々、種
々様々の方法によって制御することができる。ところ
で、図2に示す如く、前記傾斜円盤12の吊持枠17
は、スプリング15によって常に前記乗車台車4側へ引
き寄せられる如く付勢されている。そして、この吊持枠
17には乗車台車4へ向けて突出するアーム18が設け
られ、その突端部には垂線に沿って回転自在な摺動コロ
16が保持されている。また、この摺動コロ16に対応
するように、前記乗車台車4には前後動自在な板カム1
4(図1参照)が突設されている。この板カム14は、
前記摺動コロ16が左右いずれからでも乗り上げること
ができるように、その左右の両端部寄り又は左右の各半
分づつが傾斜面となされている。従っていま、先行する
乗車台車4を物品移送台車9が同一方向へ向けて追走す
るとき、この物品移送台車9は乗車台車4に追いつくま
では単独で分離走行する。しかし、乗車台車4を追越す
瞬間にこれと隣接すると、前記板カム14に対して摺動
コロ16が乗り上げるから、前記傾斜円盤12とその下
方の駆動回転軸20とが互いの回転中心を垂線上で合致
させること(図2の状態)となり、物品移送台車9の推
進力は打ち消されて停止しようとする。ところが、この
ような物品移送台車9の動きとは無関係に乗車台車4は
走行し続けるので、前記摺動コロ16に対して板カム1
4が外れ、物品移送台車9は再び乗車台車4に対する追
走を始める。このような動作が繰り返されることによ
り、乗車台車4と物品移送台車9とは、乗車台車4の走
行速度に合わせて互いに並走する結果となる。
【0010】図1の如く、前記物品移送台車9の走行領
域における右端部には、物品A〜Eを積載したパレット
7を次工程へ向けて搬出する出庫用コンベア19と、適
宜の空パレット供給装置21とが設けられている。
域における右端部には、物品A〜Eを積載したパレット
7を次工程へ向けて搬出する出庫用コンベア19と、適
宜の空パレット供給装置21とが設けられている。
【0011】
【実施例の作用】次に、実施例装置の作用を説明する。
いま、作業者6の乗った乗車台車4が載置ステーション
1の左端部から右方へ向けて走行を開始したとする。作
業者6は、乗車台車4の走行に応じてピッキング作業を
開始し、集めた物品(A〜E)を手元の物品受載台5に
載置されたパレット7上へ並べてゆく。そしてこの作業
の合間に、追走してきた物品移送台車9が乗車台車4と
並走状態に入ったとする。ピッキング作業の最終とされ
る物品(例えば物品E)の配列位置まで乗車台車4が走
行した後で、物品A〜Eを積載したパレット7は物品移
送台車9のローラコンベア11へと移載される。ここで
作業者6は、例えば前記板カム14を乗車台車4内へ収
納させる如き操作を行って、乗車台車4から物品移送台
車9を分離走行させ、この物品移送台車9を出庫コンベ
ア19へと向かわせる。またその後直ちに乗車台車4の
走行方向を逆転させ、ピッキング作業の最初の物品(例
えば物品A)の配列位置へと戻り走行を開始させる。こ
の間、前記物品移送台車9は、出庫コンベア19に対し
てパレット7の送り出しを行い、次にその走行方向を逆
転させて(例えば駆動回転軸20の回転方向を逆転させ
る等する)空パレット供給装置21から空のパレット7
を受け取り、更にそのまま左方向へ走行して乗車台車4
と並走すべく追いかける。このような物品移送台車9の
走行,停止,走行方向逆転等の制御は、目視による手動
制御でもよいし、各種検出器(図示略)を使った自動制
御でもよい。なお、物品移送台車9が空パレット供給装
置21から空のパレット7を受け取った後、戻り走行を
して、乗車台車4に追いついた時点が、乗車台車4にお
けるピッキング作業の開始時点(物品Aの配列位置等)
と合致しているのが、ピッキング作業の能率を高めるう
えでは最も好ましい態様であると言える。しかし、乗車
台車4においてピッキング作業を開始する時点で未だ物
品移送台車9が到達していない場合であっても、ピッキ
ング作業により集めた幾つかの物品(A〜)を取り敢え
ず乗車台車4上の空きスペースへ仮置きしておき、物品
移送台車9が追いついて空パレット7を受け取った後、
時間的ゆとりを見計らって、これらの物品(A〜)をパ
レット7上へ移し変えるようにすれば、何ら問題は生じ
ない。
いま、作業者6の乗った乗車台車4が載置ステーション
1の左端部から右方へ向けて走行を開始したとする。作
業者6は、乗車台車4の走行に応じてピッキング作業を
開始し、集めた物品(A〜E)を手元の物品受載台5に
載置されたパレット7上へ並べてゆく。そしてこの作業
の合間に、追走してきた物品移送台車9が乗車台車4と
並走状態に入ったとする。ピッキング作業の最終とされ
る物品(例えば物品E)の配列位置まで乗車台車4が走
行した後で、物品A〜Eを積載したパレット7は物品移
送台車9のローラコンベア11へと移載される。ここで
作業者6は、例えば前記板カム14を乗車台車4内へ収
納させる如き操作を行って、乗車台車4から物品移送台
車9を分離走行させ、この物品移送台車9を出庫コンベ
ア19へと向かわせる。またその後直ちに乗車台車4の
走行方向を逆転させ、ピッキング作業の最初の物品(例
えば物品A)の配列位置へと戻り走行を開始させる。こ
の間、前記物品移送台車9は、出庫コンベア19に対し
てパレット7の送り出しを行い、次にその走行方向を逆
転させて(例えば駆動回転軸20の回転方向を逆転させ
る等する)空パレット供給装置21から空のパレット7
を受け取り、更にそのまま左方向へ走行して乗車台車4
と並走すべく追いかける。このような物品移送台車9の
走行,停止,走行方向逆転等の制御は、目視による手動
制御でもよいし、各種検出器(図示略)を使った自動制
御でもよい。なお、物品移送台車9が空パレット供給装
置21から空のパレット7を受け取った後、戻り走行を
して、乗車台車4に追いついた時点が、乗車台車4にお
けるピッキング作業の開始時点(物品Aの配列位置等)
と合致しているのが、ピッキング作業の能率を高めるう
えでは最も好ましい態様であると言える。しかし、乗車
台車4においてピッキング作業を開始する時点で未だ物
品移送台車9が到達していない場合であっても、ピッキ
ング作業により集めた幾つかの物品(A〜)を取り敢え
ず乗車台車4上の空きスペースへ仮置きしておき、物品
移送台車9が追いついて空パレット7を受け取った後、
時間的ゆとりを見計らって、これらの物品(A〜)をパ
レット7上へ移し変えるようにすれば、何ら問題は生じ
ない。
【0012】この発明において、図4及び図5に示す如
き構成を採ることは可能である。即ち、図5の如く乗車
台車4の物品受載台5を昇降自在なものとする。また、
図4の如く載置ステーション1の下方部に、乗車台車4
と並走及び分離走行自在な空パレット供給台車22を設
けるようにするのである。この空パレット供給台車22
についても、前記物品移送台車9と同様な走行構造(図
2及び図3参照)を具備したものとするとよい。この実
施例装置であれば、乗車台車4がピッキング作業の開始
時点(物品Aの配列位置等)へ戻り走行したのと同時
に、確実性を持って空パレット7の受け渡しが行えるも
のとなる。なお、物品移送台車9や空パレット供給台車
22における走行構造は、前記した如きもの(図2及び
図3参照)に限定されるものでないことは勿論である。
また、例えば物品移送台車9の上面部に、昇降動及び前
後摺動自在なスライドフォーク(図示略)を設けてお
き、乗車台車4や出庫コンベア19等に対するパレット
7の受渡しに供するようにすることも可能である。
き構成を採ることは可能である。即ち、図5の如く乗車
台車4の物品受載台5を昇降自在なものとする。また、
図4の如く載置ステーション1の下方部に、乗車台車4
と並走及び分離走行自在な空パレット供給台車22を設
けるようにするのである。この空パレット供給台車22
についても、前記物品移送台車9と同様な走行構造(図
2及び図3参照)を具備したものとするとよい。この実
施例装置であれば、乗車台車4がピッキング作業の開始
時点(物品Aの配列位置等)へ戻り走行したのと同時
に、確実性を持って空パレット7の受け渡しが行えるも
のとなる。なお、物品移送台車9や空パレット供給台車
22における走行構造は、前記した如きもの(図2及び
図3参照)に限定されるものでないことは勿論である。
また、例えば物品移送台車9の上面部に、昇降動及び前
後摺動自在なスライドフォーク(図示略)を設けてお
き、乗車台車4や出庫コンベア19等に対するパレット
7の受渡しに供するようにすることも可能である。
【0013】
【発明の効果】この発明は、前記の如き構成によって、
以下の如き効果を奏するものである。ピッキング作業が
歩行を伴わずに行えて容易化されると共に、ピッキング
作業の1回ごとの合間を時間的に有効活用できるから全
体としての能率化が図れるようになった。
以下の如き効果を奏するものである。ピッキング作業が
歩行を伴わずに行えて容易化されると共に、ピッキング
作業の1回ごとの合間を時間的に有効活用できるから全
体としての能率化が図れるようになった。
【図1】この発明に係るピッキング装置の全体配置を示
す平面図である。
す平面図である。
【図2】図1中のF−G−H−I線拡大断面図である。
【図3】図1中のJ−J線拡大断面図である。
【図4】この発明のピッキング装置における別態様の全
体配置を示す一部切欠平面図である。
体配置を示す一部切欠平面図である。
【図5】図4中のK−K線の如き切断線上に載置ステー
ションと乗車台車と物品移送台車と空パレット供給台車
とが現れるように示した拡大断面図である。
ションと乗車台車と物品移送台車と空パレット供給台車
とが現れるように示した拡大断面図である。
1 載置ステーション 4 乗車台車 9 物品移送台車
Claims (1)
- 【請求項1】 複数種の物品が配列される載置ステーシ
ョンの前面域で往復走行自在に設けられた乗車台車と、
この乗車台車と並走及び分離走行自在に設けられた物品
移送台車とを有しているピッキング装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32393291A JPH05132129A (ja) | 1991-11-11 | 1991-11-11 | ピツキング装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32393291A JPH05132129A (ja) | 1991-11-11 | 1991-11-11 | ピツキング装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05132129A true JPH05132129A (ja) | 1993-05-28 |
Family
ID=18160241
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP32393291A Pending JPH05132129A (ja) | 1991-11-11 | 1991-11-11 | ピツキング装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05132129A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6007889A (en) * | 1998-06-22 | 1999-12-28 | Target Technology, Llc | Metal alloys for the reflective or the semi-reflective layer of an optical storage medium |
JP2020152555A (ja) * | 2019-03-22 | 2020-09-24 | 住友重機械搬送システム株式会社 | 自動倉庫システム |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5245984A (en) * | 1975-10-08 | 1977-04-12 | Toshiba Corp | Moving body sensing system |
-
1991
- 1991-11-11 JP JP32393291A patent/JPH05132129A/ja active Pending
Patent Citations (1)
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