JPH05132117A - ウエツトコートされた回路基板の運搬装置 - Google Patents

ウエツトコートされた回路基板の運搬装置

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JPH05132117A
JPH05132117A JP3035385A JP3538591A JPH05132117A JP H05132117 A JPH05132117 A JP H05132117A JP 3035385 A JP3035385 A JP 3035385A JP 3538591 A JP3538591 A JP 3538591A JP H05132117 A JPH05132117 A JP H05132117A
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substrate
station
branches
drying
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JP3035385A
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Peter Martin
マルテイン ペーター
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Ciba Geigy AG
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Publication date
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    • B65GTRANSPORT OR STORAGE DEVICES, e.g. CONVEYORS FOR LOADING OR TIPPING, SHOP CONVEYOR SYSTEMS OR PNEUMATIC TUBE CONVEYORS
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    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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  • Non-Metallic Protective Coatings For Printed Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ホルダーが基板の塗装されていない部分のみ
に接触するという利点を備え、かつ、それらホルダーの
構造や製造工学、取扱いが容易となる運搬装置を提供す
る。 【構成】 運搬装置は少なくとも2本の平行棒を持った
ホルダーを備え、それぞれの棒には2列の枝が熊手形に
配列されている。1本の棒にある1列目の枝は同じ棒上
にある2列目の枝と鋭角を形成している。断面図で見た
場合、1本の棒上の2列の枝は互いに対してV字形をな
すように配列されている。片方の棒上の枝の先端は別の
棒の枝の先端の方向に向いており、少なくとも2本の棒
の間の部分では、列をなした枝の間の間隙は2本の平行
棒の間の縦の中間面に向かって増大し、支持される基板
の厚さよりも大きくなっている。つけ外しが簡単にでき
るようにするため、ホルダーの基部は開かれている。ま
た、運搬される基板の下端をホルダーの内部で支えるた
め、この運搬装置にはホルダーと連動して動かすことの
できるケーブル、リンクチェーン、循環ベルト等の支持
装置が設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、請求項1の前提要素に
基づき、傷つきやすい表面を持つ基板もしくは板状の加
工部材(ワークピース)、特にプラスチック材料、例え
ば紫外線硬化性プラスチック素材やラッカー等の素材を
用いて、ウェットコートされた回路基板の運搬装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】基板表面に対する慎重な取扱を可能にす
ることを目的とした基板もしくは板状加工部材の保持運
搬装置として、各種の装置が知られている。特にウェッ
トコートされた回路基板を塗装ステーションから乾燥ス
テーションに輸送する場合、このような装置が必要にな
る。このような回路基板は保護ラッカーで塗装されてい
る。まず保護ラッカーを乾かした後これを日光に曝し、
次いで露光しない場所に安置して定着させるのである。
【0003】このような基板は塗装が完了した後、空気
に当てて乾燥させなければならない。特に両面について
同時に塗装処理した回路基板の場合に生じる問題とし
て、最初の表面を処理した後第二の表面を塗装する際
に、最初に塗装した表面がまだ硬化していないため、損
傷を蒙りやすいということがある。
【0004】フランス特許公開第 2,439,734号において
は、プリント回路を備えた回路基板の運搬装置が開示さ
れている。この装置はチェーン駆動のエンドレスコンベ
ヤを用いており、コンベヤ部分の最上部にある基板は、
上部に開けられたスロットに突き出され、基板表面はほ
ぼ垂直の向きに保持される。この場合、基板の縦の1辺
だけが支持されることになる。この種のコンベヤ装置は
塗装したばかりの基板に用いるには適さない。その理由
は塗装液の一部が表面を流れ落ち、塗装流れが生じる恐
れがあるためである。
【0005】米国特許第 4,757,862号は、個々の処理ス
テーションを連続的に配置した基板塗装システムについ
て説明したものである。回路基板はコンベヤベルトもし
くは運搬ローラーによって、また乾燥ステーションでは
基板運搬装置によって輸送される。基板を受けとめるた
め、基板運搬装置は二叉構造をなしている。この場合、
回路基板の縦の辺が基板運搬装置のフォークアームの縦
溝に挿入されることになる。このようにすれば、回路基
板の塗装はかなりの程度まで損傷なく行うことができる
が、回路基板を基板運搬装置の縦溝に挿入するために
は、比較的高い精度が必要となる。さらに、各種サイズ
(幅)の基板に基板運搬装置を適応されるために相当量
の作業が要求される。回路基板の両面を塗装するために
は2つの塗装ステーションと最低2カ所の乾燥ステーシ
ョンが必要である。このシステムは比較的複雑なもの
で、特に、大きなスペースを要する。
【0006】米国特許第 4,926,789号では、冒頭に言及
したような種類の装置が開示されている。この装置には
支持部分として、1つずつ独立に結合したホルダーグリ
ップもしくはクリップが備わっており、推進装置間の移
動及び処理ステーション間の移動の度ごとに、これらの
支持部分は支持される基板とともに運搬または移動させ
ることができる。これによって、基板の塗装していない
端の部分を損傷を受けないような方法で支持することが
でき、処理の全過程を通してホルダーを基板につけたま
まにしておくことが可能であるが、運搬装置の連続した
作動を確保するためには機械設備や制御技術に関する大
きな出費が必要となる。基板両面の塗装には2つの塗装
ステーションを連続的に配置する必要があり、この2つ
のステーション間に乾燥ステーションを配置し、乾燥ス
テーションにおいて最初に塗装した面が充分に安定し、
第二の塗装ステーションへの運搬が可能になるようにし
なければならない。さらに、基板のホルダーが常に適当
な時に結合されたり、外れたりできるよう注意しなけれ
ばならない。また、運搬装置全体を通過した後、適当な
時にホルダーが最初の位置に戻り、次の基板を受け取れ
るようにしなければならない。この公知のシステムは、
構造の面で比較的複雑である上、比較的大きなスペース
を占める。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このような事情に鑑み
て、本発明は、冒頭に言及したような種類の運搬装置で
あって、ホルダーが基板の塗装されていない部分のみに
接触するという利点を備え、かつ、それらホルダーの構
造や製造技術上、取扱いが容易である装置を提示するこ
とを課題とする。
【0008】この装置においては、ホルダーは運搬装置
全体を単純化し、必要なスペースをより少なくすること
が可能なものでなければならない。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
には、請求項1の第二節に従った運搬装置を構成するこ
とである。詳述すれば、運搬装置には少なくとも2本の
平行棒を持ったホルダーが備え付けられており、それぞ
れの棒には2列の尖った枝が熊手形に配列されている。
1本の棒にある1列目の枝は同じ棒上にある2列目の枝
と鋭角を形成している。断面図で見た場合、1本の棒上
の2列の枝は互いに対してV字形をなすように配列され
ている。片方の棒上の枝の先端は別の棒の枝の先端の方
向に向いており、少なくとも2本の棒の間の領域部分で
は、列をなした枝の間の間隙は2本の平行棒の間の縦の
中間面に向かって増大し、支持される基板の厚さよりも
大きくなっている。つけ外しが簡単にできるようにする
ため、ホルダーの基部は開かれている。また、運搬され
る基板の下端をホルダーの内部で支えるため、この運搬
装置にはホルダーと連動して動かすことのできる支持装
置が備わっている。この支持装置はケーブル、リンクチ
ェーン、循環ベルト等の形状であることが望ましく、い
ずれの形状の場合にも、ホルダー基部の開いた部分に配
置される。
【0010】本発明に従った運搬装置全体は、塗装台
(プアリングテーブル)を組み込んだ1つのラインに配
置され、通風、乾燥、冷却セクションが塗装台上に配置
されている。
【0011】さらに他の請求項の構成は、前記運搬装置
の好ましい変形例に関するものである。
【0012】
【作用】互いに向き合うようにV字型に配列された2列
の枝31及び32を備えた2本の棒30が、棒の間にある縦の
中間面Lに対して鏡対称に配置されているために、ホル
ダーに挿入された基板2はホルダーの向きに関係なく、
常に一定の支持状態におかれるようになる。
【0013】また基板2は簡単なやり方でホルダー3に
水平な状態で挿入、取り外しでき、回路基板の下端部2b
は互いにV字形に配置された2つのリンクコンベヤによ
って支えられる。2つのリンクコンベヤは互いに鈍角を
なして傾斜しているが、この角度によって、リンクコン
ベヤに触れるのは事実上基板2の下端部2bの塗装されて
いない部分のみとなる。このため、塗料の付着によるリ
ンクコンベヤ12の汚れが避けられる。
【0014】支持装置はホルダーの開いた底部端に案内
され、底部端の開口部をふさいで、乾燥ステーション6
までのホルダー3の水平輸送ならびに垂直輸送から水平
輸送への転換の際に、運搬されてきた基板を支持でき
る。
【0015】
【実施例】本発明とその重要な細部を、その実施例を参
照しつつ以下に詳細に説明する。
【0016】基板2もしくは板状の加工部材、特にプラ
スチック素材またはラッカーで塗装された乾燥前の回路
基板など傷つきやすい表面を持った基板等の運搬装置1
が、図6〜図9に示されている。
【0017】図1〜図5に見られる通り、この運搬装置
1は特にホルダー3を基本要素として備え、基板2を扱
う際にはその端の部分を支えるようになっており、ホル
ダーと同時に循環する支持装置が基板2の底辺を支え、
特に水平輸送の際には、基板2はホルダー3の内部で垂
直に保たれる。ホルダー3は、無限循環チェーン4など
の循環推進装置に固定され、この推進装置が、乾燥前処
理ステーション5、乾燥ステーション6、冷却ステーシ
ョン等の各種処理ステーション間のホルダー3及び基板
2の運搬を行う。さらに、運搬装置1には横断コンベヤ
15が組み込まれており、このコンベヤによって、挿入ス
テーション16及び取り外しステーション17において回路
基板2を運搬装置1に挿入し、また装置から取り外すこ
とができる。
【0018】基板2の取り扱い時、特に塗装作業終了時
に基板2の傷つきやすい表面に損傷を与えないため、ホ
ルダー3の構造は多くの点で基本的重要性を持つ。基板
2がホルダー3に挿入されて運搬される際に、塗装表面
にホルダー3が触れてはならないという条件がある一
方、基板2をホルダー3に挿入し、またこれを取り外す
際に問題があってはならない。
【0019】このため、図1〜図5に示した通り、それ
ぞれのホルダー3は2本の平行な棒30を備え、それぞれ
の棒には2列の枝31及び32が熊手形に配列されている。
図2に見られる通り、1本の棒30に配置された1列の枝
31は、別の列の枝32に対して鋭角を形成する。断面図で
みると2列の枝31及び32は、互いに対して「V」字形を
なすように配置されている。これも図2の示すとおり、
1本の棒30にある枝の各先端は他の棒30に配置された枝
の各先端の方を向いている。1本の棒30に配置された2
列の枝31及び32の間の間隙は、図1、図2及び図5にお
いて一点鎖線Lで示されている縦の中間面に向かって増
大するようになっている。
【0020】基板2は図1、図2、及び図5においては
点線で示されている。さらに図1及び図5では、基板2
の塗装されていない端部2aが棒と平行に延びている状態
が示されている。図1及び図5では、ホルダー3による
支持が可能な非常に小型の基板2は点線で、非常に大型
の基板2は一点波線で示されている。図2においては、
2本の棒の中間領域の大部分について、縦の中間面に向
かって増大する列状の枝31及び32の間隙が、支持される
基板2の厚さよりも大きくなっていることが明瞭に示さ
れている。その結果、基板2がかしいだ場合でもその表
面は枝に引っかかることはない。
【0021】棒30のすぐ上、もしくはこれに隣接した領
域においては、互いに対してV字形に配列されたそれぞ
れの枝の列31及び32の間隙は基板の厚さよりも小さくな
り、図2に示した通り、基板2と枝との接触点として表
される転移点においては前記の幅は基板の厚さと同じで
あり、そこからホルダー3の縦の水平面Lに近づくに従
って、この幅は基板の厚さよりも大きくなる。しかし、
図2に示した支持可能な最大基板2の場合は基板2の縦
の端が2列の枝31及び32のすべてに同時に接触している
が、これは重要ではない。より小さな基板はホルダー3
の下の方の枝のみに接触することになる。
【0022】枝の列31及び32は互いに平行に配置された
棒30に対して直角を保っている。いずれの場合にも、2
列の枝は棒30のほぼ同じ地点から鋭角を描いて延び、棒
30の長さに対して直角をなしながら同一平面上に配置さ
れている。また、これらの枝は特に図3及び図4に見ら
れるように、縦の中間面Lに対しても直角をなしてい
る。互いに向き合うようにV字型に配列された2列の枝
31及び32を備えた2本の棒30は、棒の間にある縦の中間
面Lに対して鏡対称に配置され、ホルダーに挿入された
基板2はホルダーの向きに関係なく、常に一定の支持状
態におかれるようになっている。
【0023】図2においては、1本の棒にある枝31,32
によって形成される鋭角の二等分線Wは他の棒30の枝が
形成する鋭角の二等分線と一致するようになっている。
この実施例においては枝はまっすぐである。2本の二等
分線Wは同一直線上にあり、棒30に配置された枝によっ
て形成される鋭角の二等分線Wは必ず棒と共通の平面に
ある。この平面は縦の中間面Lと交差し、縦の中間面L
はこの面に対して直角をなす。
【0024】互いに隣接した列状に配置された枝31及び
32の間の間隙は枝の横の広がりよりも大きく、枝の直径
もしくは幅の5〜10倍、通常は7〜8倍である。図に示
されている実施例においては、枝はまっすぐであるが、
曲がった枝を用いることも可能である。この場合、枝の
湾曲部分が図2の平面図に示した面に当たるようにする
のが望ましい。
【0025】ホルダー3の枝の先端の間には、枝が同一
平面上で互いに向かい合って延びているが、その間隙34
は(図1もしくは5を参照)は支持される基板もしくは
回路基板2の幅の最小値よりも小さいものとする。この
間隙の大きさは、平行した2本の棒30の間隙のおよそ6
分の1から4分の1、通常は5分の1であることが望ま
しい。
【0026】ただし、2本の棒30の相互のスペーシング
ならびに前記の間隙34は調節可能である(図では示され
ていない)。これにより、図1及び図5で示した以上に
寸法の差が大きい基板2にも対応することができる。
【0027】図1〜図5によれば、棒30の底部端には対
をなす部品33があり、これによりホルダー3は循環推進
装置、この図の場合には無限循環推進チェーン4に固定
される。
【0028】図1及び図5に示したホルダー3の実施例
は、底部端において推進チェーン4の方向に開いてお
る。このような方法で構成された場合、基板2は簡単な
やり方でホルダー3に水平な状態で挿入、取り外しでき
るようになる。この挿入、取り外しについては以下にそ
の詳細を述べる。図1〜図4に見られる通り、前記底部
端の反対側にあるホルダー3前部も開口されることがで
きる。また、図5に見るようにホルダー3の剛性を良く
するため、接合部品35を用いて溶接ネジ止め等の手段で
棒30を前面に固定することも可能である。
【0029】垂直状態のホルダー3を水平方向に運搬し
た後、ホルダー3を水平状態にして垂直方向への移動に
移行する際に、ホルダー3に挿入された回路基板2がホ
ルダー3底部端の推進チェーンに向いた開口部から滑り
落ちるのを防ぐため、運搬装置1には支持装置12が備わ
っている。この支持装置はホルダー3が固定されている
推進装置(この図では推進チェーン4)と同時に循環す
る。支持装置の幅はホルダー3の2本の棒の間の間隙よ
り狭く、ホルダー3の水平輸送時及び水平輸送から垂直
輸送への切替の間は、常にホルダー3底部端の開口部に
支持装置がくるようになっている。支持装置12は無限循
環チェーン、ベルト、ケーブル等の形で構成される。
【0030】図1〜図5に示された実施例においては、
支持装置12には2つのリンクコンベヤがあり、これらの
コンベヤは互いにV字形をなすように鈍角に傾き、案内
装置120 を通じて推進装置に接続されている。リンクコ
ンベヤ12の個々のリンクの深さtは、棒30にV字形に配
列された枝31及び32の先端の最大間隙に合致し、これに
対応しているのが望ましい。リンクコンベヤには送り穴
121 があり、空気がほどんと妨げられずにリンクコンベ
ヤの中を移動できるようになっている。垂直輸送から水
平輸送に移行する際、もしくはその逆の以降の際、なら
びにホルダーの水平輸送の際には、リンクコンベヤ12
は、回路基板が水平状態から垂直状態に移行する際のス
トッパとして機能する。回路基板の下端部2bは互いにV
字形に配置された2つのリンクコンベヤによって支えら
れる。2つのリンクコンベヤは互いに鈍角をなして傾斜
しているが、この角度によって、リンクコンベヤに触れ
るのは事実上基板2の下端部2bの塗装されていない部分
のみとなる。このため、塗料の付着によるリンクコンベ
ヤ12の汚れが避けられる。
【0031】無限循環するリンクコンベヤ12は、ホルダ
ー3の前方移動と完全に同期するように制御される。2
つの推進装置の駆動上部43の転回点42において、リンク
コンベヤ12と無限循環チェーン4の連結によって結合さ
れているのが望ましい。このような結合は、共通の回転
ローラを用いる等の手段によって行うことができる。互
いにV字形をなすように傾斜したリンクコンベヤ12の代
わりに、無限循環する数本のケーブルもしくはチェーン
を持った支持装置を用いてもよい。この場合、前記のチ
ェーンもしくはケーブルは水平にずらして取り付けら
れ、断面図でみた場合、2つのリンクコンベヤの場合と
同様にV字形の配列をなしている。
【0032】図6〜図9は、回路基板の運搬装置1を示
したものである。運搬装置1には、図1〜図4に示した
実施例に従い、無限循環チェーン4の上に取り付けられ
たホルダー3がある。やはり無限循環する支持装置は12
として示されている。無限循環チェーン4及び無限循環
支持装置12は共通の回転ローラ(図では42として示され
ている)によって結合され、案内される。その結果、通
常段階的に行われる両者の前方移動はまったく同時的な
ものとなる。
【0033】既に述べた通り、また図6及び図7におい
て示されている通り、推進装置は、複数のホルダー3を
等間隙で配置し、一定の方向に力を伝搬するが逆方向へ
の力の伝搬は不可能もしくは困難であるような牽引手段
を備えて無限循環を生ぜしめるものとして規定されてい
るが、この推進装置は図示した実施例の場合には既に言
及されているチェーン4である。特に図6においては、
ホルダー3の棒30がチェーン4の長さならびに移動方向
に対して約90度の角度で外側に突出し、棒30の先端が
チェーン4及び支持装置12と離れた方向を向いているの
が明瞭に見てとれる。このため、ホルダー3とホルダー
に取り付けられた棒30は、転回点において通常の互いに
平行な位置から、互いに角度をなす位置に問題なく移行
することができる。
【0034】本発明に従った運搬装置1は、回路基板の
ための数多くの処理ステーションを持っており、処理ス
テーションはハウジング内の非常に狭いスペースにまと
められている。フィード用のローラコンベヤ8はV字形
をしているのが望ましく、その下流にセンタリングステ
ーション18が配置されている。センタリングステーショ
ンは、やはり理想的にはV字形のローラコンベヤ180
と、ローラコンベヤの両側に配置されたセンタリングレ
ーキ181 を備えており、センタリングレーキは、油圧等
を用いることにより進行方向Vに対して垂直な方向に水
平な位置をとることが可能である。この態様において
は、たまたま曲がった基板2が持ち込まれても正確に位
置を調整し、センタリングを行うことが可能である。セ
ンタリングステーション18の下流には、塗装ステーショ
ン20が配置されている。塗装ステーションには従来通り
の構造を持つ塗装台9があって、推進チェーン4下部44
の上に配置されている。塗装台9の上には塗料14を流し
込むための流し込みヘッド10があって、理想的にはこの
ヘッドはカーテン状が望ましい。流し込みカーテン14の
幅を規定するための調節可能な(図には示されていな
い)幅設定装置140 により、回路基板2上に塗料を塗ら
れていない端の部分2aが残される。塗装台9の下には余
分な塗料の回収装置11がある。塗装ステーションの上流
及び下流には仕切り板19を配置するのが望ましい。
【0035】塗装ステーションからさらに進行方向Vに
進んだ下流には、挿入用ローラコンベヤ23がある。挿入
用ローラコンベヤ23には、多くの駆動可能な対になった
ローラがあり、これらは互いに傾きあった1対の棒30に
配置された枝31及び32のなす角度に応じた角度のV字形
をなしているのが望ましい。対になったローラとローラ
コンベヤ23全体の幅との間の間隙は、ホルダー3の枝31
及び32がローラの対に妨げられずに通過できる程度とす
る。この挿入用ローラコンベヤ23によって、塗装された
基板2がホルダー3に挿入される。
【0036】ホルダー3は、無限循環推進チェーン4に
よってまず垂直方向に運搬されて乾燥前処理ステーショ
ン5に至り、そこから水平に乾燥ステーション6に運ば
れ、最後に冷却ステーション7まで再び垂直に運搬され
る。乾燥前処理、通風、乾燥、冷却、乾燥後処理の工程
全体は事実上塗装ステーション20において行われる。こ
の区域においては、区域内に設置されたハウジング100
は、ホルダー3の外側の端にある空気供給チャネル13を
通じて熱気もしくは冷気が乾燥区域に流れ込み、ホルダ
ー3底部端付近、無限循環支持装置の内側にある排気チ
ャネル130 を通じて排気されるという給排気装置を備え
ている。この方法においては、乾燥及び冷却用の空気は
ホルダー3の間を事実上基板2に対して平行に通過する
ことになる。支持装置12のリンクコンベヤによる気流障
害は、それぞれのリンクに開けられた送り穴によりかな
りの程度まで防ぐことができる。支持装置として、互い
に間隙をあけて配置された無限循環ケーブルもしくは無
限循環チェーンを用いる場合、気流が遮られる恐れはま
ったくない。
【0037】ホルダー3の垂直上向き運動の最初の3分
の1がなされた時点で、支持装置はホルダーの開いた底
部端に案内され、底部端の開口部をふさいで、乾燥ステ
ーション6までのホルダー3の水平輸送ならびに垂直輸
送から水平輸送への転換の際に、運搬されてきた基板を
支持する。無限循環支持装置の下方転回はホルダーの垂
直輸送のおよそ3分の1のレベルにおいて行われ、その
結果、チェーンの方向を向いているホルダー3の底部端
が再びチェーンからはずれて、下流の冷却ステーション
と上流のフィード用ローラコンベヤ8に接続している取
り外し用ローラコンベヤ22を離れる際にはホルダーの開
口部が開く。取り外し用ローラコンベヤの構造は、挿入
用ローラコンベヤの構造と類似しており、回路基板を簡
単に、損傷を受けない方法でホルダー3から取り外せる
ようにするものである。空になったホルダー3はフィー
ド用ローラコンベヤ8、センタリングステーション、塗
装台9の下を挿入用ローラコンベヤ23のところまで水平
に延びている無限循環チェーン4の駆動下部44に運ばれ
る。
【0038】フィード用ローラコンベヤ8は、挿入ステ
ーション及び取り外しステーション16及び17にそれぞれ
接続している。対になったローラ(V字形に配置されて
いるのが望ましい)の間に横断コンベヤ15が配置され、
油圧などを用いて、フィード用ローラコンベヤ8の輸送
面の上もしくは下に横断コンベヤ面を上下させることが
できる。これらの横断コンベヤ15は、対をなしたローラ
の間を無限循環するベルトもしくはケーブルによって構
成されるのが望ましい。図9は無限循環リフティングベ
ルト15が上昇位置(実線)と下降位置(一点鎖線)を図
示したものである。V字形のローラ対があるフィード用
ローラコンベヤ8の輸送面も図中に示されている。横断
コンベヤが上昇位置にある場合、基板2を挿入ステーシ
ョン16経由で運搬装置に挿入し、あるいは基板を運搬装
置1から取り外しステーション17に降ろすことができ
る。これらの横断コンベヤ15を使用することにより、運
搬装置1を他のシステムと簡単に連動させることができ
る。ただし、別に移動装置を使用しなければならない場
合もある。規格型のローラコンベヤは基板の運搬に関し
て普通に用いられているものであるから、このような些
細な操作は無視できる場合がほとんどである。
【0039】本発明に従った運搬装置の動作を、装置を
通過する回路基板の動きと合わせて、以下に詳細に詳細
に説明する。
【0040】挿入ステーション16において、回路基板
は、上昇位置にある横断コンベヤ15(理想的にはリフテ
ィングベルト)によって、他のシステムの運搬装置(図
示されていない)から本システムに取り込まれる。回路
基板はリフティングベルト15によって段階的に運搬装置
のハウジング100 の内部に運ばれ、リフティングベルト
15の下降によってフィード用ローラコンベヤ8に降ろさ
れる。そこから、回路基板は進行方向Vに運搬されてセ
ンタリングステーション18に至り、正確な位置調整とセ
ンタリングが行われる。センタリングの後、回路基板2
は塗装ステーション20の塗装台9に移送され、通常加速
された状態で幅設定用塗装カーテン14を通過する。そこ
で基板表面が塗料(通常の場合感光製塗料)によって塗
装され、塗装カーテン14の幅設定140 の機能により基板
の端に塗装されていない部分が残される。もちろん、既
知の種類の静電スプレー工程などを用いて塗料をスプレ
ーすることも可能である。
【0041】塗装ステーション20を出た基板は片面だけ
が塗装されている。この基板はさらに、V字形の挿入ロ
ーラコンベヤ23に運ばれる。挿入ローラコンベヤ23上の
基板2はホルダー3に運ばれる。この動作のため、ホル
ダー3は推進装置4により段階的に移動され、棒30の上
側の枝31が挿入ローラコンベヤ23のローラの上に、下側
の枝32はそのやや下に来る。できれば、下側の場32とロ
ーラ対との傾斜角度(鈍角)が一致しているのが望まし
い。チェーンの方に向いた底部端のホルダー開口部を通
って回路基板2がホルダー3に挿入された次の段階で、
基板はホルダー3によって持ち上げられ、次のホルダー
3が挿入位置に進んでくる。乾燥前処理及び通風ステー
ション5までの垂直輸送の間、回路基板2の外側の塗装
されていない部分がホルダー3の下側の枝に支えられ
て、基板は水平状態で輸送される。ホルダー3の垂直運
動のおよそ3分の1の時点で、ホルダー基底の開口部が
無限循環支持装置12によって閉じられる。ホルダー3が
段階的な垂直輸送から段階的な水平輸送に転換される際
に、ホルダーは垂直な状態になり、回路基板2はやや下
にすべって支持装置12によって支えられる。
【0042】この方法においては、片側の面だけが塗装
された回路基板2は乾燥ステーション6に至るまでの間
垂直な状態で輸送される。乾燥ステーション出口にある
上方の転回点42において、ホルダー3は再び垂直にな
り、下方向に輸送される。それまでホルダーの上側にあ
った枝31は下側になり、下側にあった枝32が上側にな
る。同時に、片面が塗装され、乾燥された回路基板2も
方向を変えて、塗装されていない端部2aが枝31に支えら
れるようになる。このような方法で支えられた状態で、
基板2は乾燥後処理及び冷却ステーション7に運ばれ
る。ホルダー3の垂直輸送のおよそ3分の1のあたり、
ならびに乾燥後処理・冷却ステーション7出口のあたり
で、無限循環支持装置が方向を変え、チェーンの方に向
いているホルダー3の底部開口が再び開く。回路基板2
を支えているホルダー3は、段階的に取り外しローラコ
ンベヤ22に移動する。この間に、ホルダー3は段階を追
って回路基板2が取り外しV字形に傾いているローラコ
ンベヤ23のローラ上に安置されるような位置に進む。し
かし、この時点で上側にきたホルダーの枝32は輸送面よ
り上にある。そこで取り外しローラコンベヤ22が動き始
め、回路基板2は塗装面を下にした状態でフィード用ロ
ーラコンベヤ8の方向に進んでいき、チェーンの方に向
いているホルダー3の底部開口を通ってホルダーから外
れる。センサー装置21(光学的な探知機が望ましい)を
フィード用ローラコンベヤのすぐ前に配置し、この探知
機が回路基板表面の状態(塗装・未塗装)を探知できる
ようにするのが望ましい。探知機が制御信号を発生させ
てそれを制御システム(図示されていない)に伝えるよ
うにできれば理想的である。
【0043】制御システムは回路基板2の現在塗装され
ていない面を塗装するために運搬装置1に再び取り込む
必要があるかどうか、または回路基板2を運搬装置1か
ら降ろすべきかどうかを判定する。後者の場合、回路基
板2はリフティングベルト15によってフィード用ローラ
コンベヤ8から持ち上げられ、取り外しステーション17
に運ばれ、そこでその他の運搬装置(図示されていな
い)に移送される。
【0044】
【発明の効果】以上の説明によって、本発明によれば、
回路基板2に損傷を与えないような方法で処理を行うこ
とのできる塗装ステーション20を組み込んだ運搬装置1
が作られることになる。
【0045】回路基板2は運搬装置1全体を通って段階
的に進んでいく。塗装後の回路基板の塗装面の処理は、
可能な限り配慮を払って行われ、各種運搬手段はできる
だけ回路基板2の塗装されていない端2aだけに触れるよ
うになっている。このため、運搬手段はすべてV字形構
造をなしているのが望ましい。このような構造のため、
ホルダー3は、最初の塗装作業の後回路基板を受け取
り、通風、乾燥、冷却の過程を通してこれを支えて運搬
し、方向を変えさせることが容易にできる。基板をホル
ダーから取り外すにあたってもまったく問題はなく、塗
装表面にはいっさい危険がない。
【0046】また、必要があれば、塗装ステーションに
再び基板を戻すことができる。回路基板2を垂直に支え
た状態でのホルダー3の水平輸送の間、回路基板2の下
端部2bは、回路基板が挿入もしくは除去されるまでの間
チェーンの方向に向いているホルダーの底部開口を外れ
た無限循環支持装置12によって支えられる。ホルダー3
の特殊構造の効果により、回路基板2はホルダーの中で
動かず、ホルダーに触れるのはその端だけになる。実
際、丸い断面を持った枝の場合には接触するのは1点だ
けである。作業ステーションを変えるときにも複雑な噛
み合わせ装置やクリップもしくはこれに類する基板運搬
装置を使う必要がない。ホルダー3はチェーン4の上を
循環するため、自動的に方向転換が行われ、その結果、
両面を塗装する場合にも2つの塗装ステーションとその
間の乾燥装置を設ける必要はない。両面塗装は装置に組
み込まれた同一の塗装ステーション21で行うことができ
るし、塗装を助ける乾燥装置5,6,7 も1つだけ足りる。
【0047】ゆえに、ホルダー3の構造の優位性だけで
なく、無限循環支持装置12によって、運搬装置1は1つ
のラインをなす循環塗装システムを構成し、スペースの
節約と機械設備への投資を考えた生産性とを提供するも
のである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のホルダーならびにその支持装置を示す
一部断面図である。
【図2】図1で示したホルダーならびにその支持装置を
上から見た要部構成図である。
【図3】図1の矢印 IIIにしたがって見たホルダーの側
面図である。
【図4】図1で示した線IV-IV に沿って見たホルダーの
縦断面図である。
【図5】一端で結合された棒を持つホルダーとその支持
装置の一実施例を示す図である。
【図6】図1で示したようなホルダーを備えた基板運搬
装置の縦断面図である。
【図7】図6の線分VII-VII に沿って運搬装置を上から
見た図である。
【図8】図6の線分VIII-VIII に沿った運搬装置ならび
にそれに組み込まれている塗装ステーション及び支持装
置の一部断面図である。
【図9】図6の線分IX-IX に沿った運搬装置ならびに基
板の受け外しのために用いられる横断コンベヤを示した
一部断面図である。
【符合の説明】
1…運搬装置 2…基板 3…ホルダー 4…推進装置 5…乾燥前処理ステーション 6…乾燥ステーション 7…冷却ステーション 12…支持装置 20…塗装ステーション 30…棒 31,32 …枝 34…間隙

Claims (30)

    【整理番号】 C154 【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 傷つきやすい表面を有する基板(2) もし
    くは板状の加工部材、特に紫外線硬化性プラスチック素
    材等のプラスチック材料やラッカー等でウエットコート
    された回路基板用の運搬装置(1) であって、 この装置は、基板(2) 取り扱いの際に基板(2) の端部(2
    a)を支えるためのホルダー(3) と、処理ステーション間
    で基板を運搬するための推進装置(4) を備えており、前
    記ホルダー(3) が少なくとも2本の平行棒(30)を含み、
    それぞれの棒には2列の枝(31,32) が熊手状に配置さ
    れ、棒(30)の第1列の枝(31)は同じ棒(30)の第2列の枝
    (32)に対して鋭角をなしており、断面図で見た場合に互
    いにV字形を構成するように配置され、一方の棒(30)に
    ある各枝の先端は他方の棒(30)の各枝の先端の方に向け
    られ、少なくともこれらの棒(30)間に位置する領域部分
    では、2本の平行棒(30)の間にある縦の中間面に向かっ
    て増大する枝列(31及び32)間の間隙の幅が、支持され
    る基板(2) の厚さよりも大きくなっており、ホルダー
    (3) は基板(2) を出し入れする開口を形成するために開
    いた底部端を有し、さらに前記運搬装置は、ホルダー
    (3) の底部端領域に配置されかつホルダー(3) と同期し
    て移動可能となる基板(2) 用支持装置(12)を有している
    ことを特徴とする装置。
  2. 【請求項2】 棒(30)に直接またはこれに隣接する部分
    では互いにV字形をなしたそれぞれの枝列(31,32) の間
    隙の幅が基板の厚さより小さく、転移点においては前記
    幅は基板の厚さと同じであり、そこからホルダー(3) の
    縦の中間面(L) に近づくに従って、前記幅が基板の厚さ
    よりも大きくなることを特徴とする請求項1の装置。
  3. 【請求項3】 枝列(31,32) は互いに平行にかつ棒(30)
    に対して直角に配置され、前記棒(30)上のほぼ同じ地点
    から鋭角をなして延びる各々2列の枝が、棒(30)の長さ
    方向に対して直角に配置される平面上にあることを特徴
    とする請求項1または請求項2の装置。
  4. 【請求項4】 V字形に配置され、互いに向き合った枝
    列(31,32) を備えた2本の棒(30)は棒の間に延びる縦の
    中間面(L) に対して鏡対称に配置されていることを特徴
    とする請求項1ないし請求項3のいずれか1つの装置。
  5. 【請求項5】 一方の棒(30)にあるまっすぐな枝(31,3
    2) によって形成される鋭角の二等分線(W) が、他方の
    棒(30)の枝(31,32) が形成する鋭角の二等分線と一致す
    るようになっている請求項1ないし請求項4のいずれか
    1つの装置。
  6. 【請求項6】 それぞれの棒(30)の枝によって形成され
    る鋭角の二等分線(W) は棒と共通の平面にあって、この
    平面に対して縦の中間面(L) が直角に配置されているこ
    とを特徴とする請求項5の装置。
  7. 【請求項7】 互いに隣接して一列に配置された枝列(3
    1,32) 間の間隙は枝の横の広がりよりも大きく、枝の直
    径もしくは幅の5〜10倍、特に7〜8倍であることを
    特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれか1つの装
    置。
  8. 【請求項8】 ホルダー(3) の枝(31,32) の先端の間に
    は、枝が同一平面上で互いに向かい合い、その間隙(34)
    は支持される基板もしくは回路基板(2) の幅の最小値よ
    りも小さく、しかもこの間隙の大きさは、平行した2本
    の棒(30)間の距離のおよそ6分の1から4分の1、特に
    5分の1であることを特徴とする請求項1ないし請求項
    7のいずれか1つの装置。
  9. 【請求項9】 間隙(34)は調整可能であることを特徴と
    する請求項8の装置。
  10. 【請求項10】 支持装置(12)は無限循環するケーブ
    ル、チェーンもしくはベルトを備えている請求項1ない
    し請求項9のいずれか1つの装置。
  11. 【請求項11】 支持装置(12)はホルダー(3) の2本の
    棒(30)間の間隙よりもその幅が小さいことを特徴とする
    請求項10の装置。
  12. 【請求項12】 支持装置(12)は互いにV字形をなすよ
    う鈍角に傾いた2つのリンクコンベヤを備えていること
    を特徴とする請求項10または請求項11の装置。
  13. 【請求項13】 2つのリンクコンベヤ(12)のそれぞれ
    のリンクには送り穴が設けられていることを特徴とする
    請求項12の装置。
  14. 【請求項14】 個々のリンクコンベヤ(12)の深さ(t)
    は1本の棒(30)にV字形に配列された1対の枝(31,32)
    の先端の最大間隙に対応していることを特徴とする請求
    項12または請求項13の装置。
  15. 【請求項15】 ホルダー(3) の2本の棒(30)は、それ
    ぞれの先端で溶接、ネジ止め、その他の方法で固定され
    る接合部品(35)を用いて接合されていることを特徴とす
    る請求項1ないし請求項14のいずれか1つの装置。
  16. 【請求項16】 ホルダー(3) の2本の棒(30)は、ホル
    ダー(3) 及び基板(2) の運搬用の推進装置(4) との連結
    のため、棒の底部端領域に固定具または接合部品(33)を
    備えていることを特徴とする請求項1ないし請求項15の
    いずれか1つの装置。
  17. 【請求項17】 複数のホルダー(3) のための推進装置
    (4) として、等間隔に配置された無限循環する牽引部
    材、好ましくはチェーン、ベルト等を設けており、牽引
    部材の長さと移動方向に対してホルダー(3) の棒(30)は
    約90度の角度で外側に突出し、棒(30)の先端が牽引部
    材もしくはチェーンと離れた方向を向いていることを特
    徴とする請求項1ないし請求項16のいずれか1つの装
    置。
  18. 【請求項18】 共に無限循環する推進装置(4) および
    ホルダー(3) 用支持装置(12)は、それぞれ上方の転回点
    (42)において結合されていることを特徴とする請求項17
    の装置。
  19. 【請求項19】 共に無限循環する推進装置(4) および
    支持装置(12)は、それぞれ上方の転回点(42)に配置され
    ている共通の回転ローラで案内されていることを特徴と
    する請求項17の装置。
  20. 【請求項20】 基板(2) が装置を通過する順路にはフ
    ィード用ローラコンベヤ(8) 、センタリングステーショ
    ン(18)、塗装ステーション(20)、挿入ローラコンベヤ(2
    3)、乾燥ステーション(5,6,7 )、取り外しローラコン
    ベヤ(22)が含まれ、これらはすべて共通のハウジング(1
    00) の中に組み込まれている請求項1ないし請求項19の
    いずれか1つの装置。
  21. 【請求項21】 乾燥前処理・通風ステーション(5) 、
    乾燥ステーション(6) 、冷却・乾燥後処理ステーション
    (7) を備えた乾燥領域が、塗装ステーション(20)及びフ
    ィード用ローラコンベヤ(8) の上部に配置されているこ
    とを特徴とする請求項20の装置。
  22. 【請求項22】 個々のステーション内部に設置されて
    いる運搬手段及びローラコンベヤはすべて事実上V字形
    をなしていることを特徴とする請求項20または請求項21
    の装置。
  23. 【請求項23】 乾燥領域(6) の下に配置されている運
    搬手段は鈍角をなして傾斜し、互いにV字型をなしてい
    るローララインまたはコンベヤベルトを備え、この鈍角
    はホルダー(3) の一対の棒(30)にある向かい合った枝の
    列(31、32) のなす角度に事実上対応していることを特徴
    とする請求項22の装置。
  24. 【請求項24】 乾燥前処理・通風ステーション(5) は
    推進装置の循環輸送路(V) に沿って垂直上方に延びてお
    り、乾燥ステーション(6)は推進装置(4) の駆動上部(4
    3)における輸送路に沿って延び、乾燥後処理・冷却ステ
    ーション(7)は推進装置(4) の輸送路の垂直下方延長部
    分に沿って延びていることを特徴とする請求項20ないし
    請求項23の装置。
  25. 【請求項25】 支持装置(12)は、乾燥前処理・通風ス
    テーション(5) の下3分の1のあたりでホルダー(3) の
    底部端の方に向きを変え、乾燥後処理・冷却ステーショ
    ン(7) の下3分の1のあたりでホルダー(3) の底部端か
    ら遠ざかり、ステーション(5) ではチェーンの方にある
    ホルダー(3) の開いた底部端を閉じ、ステーション(7)
    では底部端を再び開くようにすることを特徴とする請求
    項20ないし請求項24のいずれか1つの装置。
  26. 【請求項26】 フィード用ローラコンベヤ(8) は対を
    なすローラの間に配置された横断コンベヤ(15)を備えて
    おり、横断コンベヤを基板のローラ面より上に上げた
    り、もしくはローラ面より下に下げたりすることを可能
    にし、他のシステムの移送ステーションが横断コンベヤ
    に交差する地点において、挿入ステーション及びその反
    対側の取り外しステーション(それぞれ16,17 )を形成
    することを特徴とする請求項20ないし請求項25のいずれ
    か1つの装置。
  27. 【請求項27】 横断コンベヤは無限循環するリフティ
    ングベルトで構成され、油圧などを用いることによって
    リフティングベルトの上下動が可能になり、この運動方
    向が運搬装置(1) における基板の輸送方向(V) に対して
    実質的に垂直であることを特徴とする請求項26の装置。
  28. 【請求項28】 基板の輸送方向(V) に見て、フィード
    用ローラコンベヤ(8) の上流に光学的検知器等のセンサ
    ー装置(21)が備えられており、基板の予め定めた塗装状
    態(片面塗装、両面塗装)が検知されると、このセンサ
    ー装置が横断コンベヤ(15)を作動させることを特徴とす
    る請求項20ないし請求項27のいずれか1つの装置。
  29. 【請求項29】 推進装置(4) の下方走行路(44)による
    ホルダー(3) の輸送中には、その走行路は塗装ステーシ
    ョン(20)における基板の輸送方向(V) と平行に移動可能
    であり、かつホルダー(3) は外側の前端部が下方に吊下
    がるとともに空の状態であることを特徴とする請求項1
    ないし請求項28のいずれか1つの装置。
  30. 【請求項30】 塗装ステーション(20)はカーテン式の
    流し込み装置(10,11) を備えており、塗装用カーテンの
    幅(14)は幅設定装置(140) により調整可能であることを
    特徴とする請求項20ないし請求項29のいずれか1つの装
    置。
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