JPH05131861A - 歩行型作業機の操縦部構造 - Google Patents

歩行型作業機の操縦部構造

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JPH05131861A
JPH05131861A JP30019591A JP30019591A JPH05131861A JP H05131861 A JPH05131861 A JP H05131861A JP 30019591 A JP30019591 A JP 30019591A JP 30019591 A JP30019591 A JP 30019591A JP H05131861 A JPH05131861 A JP H05131861A
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lever
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auxiliary
traveling
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Satoshi Fujimoto
敏 藤本
Sadao Yamanaka
貞雄 山中
Koji Nomura
孝司 野村
Sentaro Shiotani
千太郎 塩谷
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 後進時に不測のハンドル上昇が起きても、作
業機が操縦者に接近走行してくるおそれを回避できるよ
うにする。 【構成】 前に倒すとクラッチ入り、後に倒すとクラッ
チ切りとなる操作レバー8を操縦ハンドル5に取付けて
ある歩行型耕耘機において、操作レバー8の揺動軸心P
とは別の支点軸心Xで揺動自在な補助レバー9を、これ
の下側への揺動で操作レバー8が後に揺動操作されるよ
うに、操作レバー8に接当連動させるとともに、両レバ
ー9,8の接当箇所Aと揺動軸心Pとの間隔Lが、補助
レバー9の下方揺動操作量が大きくなるに従って小とな
るように、両軸心P,Xを設定。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ロータリ耕耘装置を備
えた歩行型耕耘機等の歩行型作業機の操縦部構造に係
り、詳しくは、後進時でのトルク反力による不測のハン
ドル上昇に対処する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】歩行型作業機では、駆動走行輪の前後い
ずれかに作業装置が付設され、操縦者が操作する操縦ハ
ンドルは作業機よりも相対的に後方に延出される構成を
採るのが一般的であり、作業走行では操縦者はハンドル
後端部を握って後から歩いてついて行く状態が殆どとな
る。そして、作業機の走行及び停止を司る走行クラッチ
レバーは、操作し易いように起立姿勢でもって操縦ハン
ドルに取付けられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、条合わせや
スイッチバックターン等での一時的な後進時でも前進時
と同じ状態のまま後進走行するようになるが、後進時に
は走行輪のトルク反力によって機体後部が、すなわち操
縦ハンドルが上に持ち上がろうとする挙動を示すため、
操縦者はハンドルを下向きに押さえつけながら後ずさり
歩行するようになる。この後進時のときに、走行地面が
粘土質であるといった場合には所期した以上の駆動反力
がハンドルに作用し、押さえきれなくなって不測のハン
ドル上昇が発生するおそれがある。ハンドルが持ち上が
ってしまうと、走行クラッチレバーの操作が不能にな
り、作業機が操縦者に向かって接近する好ましくない状
態の起きる可能性があるため、改善の余地があった。本
発明は、操縦部の構造を工夫することにより、不測のハ
ンドル上昇が起きても上記した好ましくない状態が生じ
ないようにすることを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的の達成のために
本発明は、起立姿勢のクラッチレバーを、その下部に設
けた左右向きの揺動軸心周りで揺動自在に操縦ハンドル
に取付け、該クラッチレバーの前側への揺動によって走
行クラッチが入りとなり、後側への揺動によって走行ク
ラッチが切りとなるように、走行クラッチとクラッチレ
バーとを連係してある歩行型作業機の操縦部構造におい
て、揺動軸心とは別の左右向きの支点軸心周りで揺動自
在な補助レバーを、これの下側への揺動移動に伴ってク
ラッチレバーが後方側に揺動操作されるように、クラッ
チレバーに接当連動する状態に配置して操縦ハンドルに
装備するとともに、補助レバーとクラッチレバーとの接
当箇所と揺動軸心との間隔が、補助レバーの下側への揺
動操作量が大きくなるに従って小となるように、両軸心
の相対位置を設定してあることを特徴とするものであ
る。また、補助レバーを左右の操縦ハンドルに跨がる幅
広状に形成し、この補助レバーにおける支点軸心に対す
る先端部分を、操縦ハンドルの下側に位置させてあると
さらに好都合である。
【0005】
【作用】請求項1記載の構成では、下側への揺動移動に
伴ってクラッチレバーが後方側に揺動操作されるように
クラッチレバーに接当連動する補助レバーを操縦ハンド
ルに設けたので、この補助レバーを下げ操作すれば走行
クラッチを切り操作できることになる。従って、不測の
ハンドル上昇が生じてハンドルを押さえきれなくなった
場合には、補助レバーを持ちさえすれば、相対的に補助
レバーが下方に移動操作され、それによって走行クラッ
チが切れて作業機の後進を停止できるから、作業機が操
縦者に向かって接近する好ましくない状態を有効に回避
して通常の操縦姿勢に戻すことができるようになる。そ
して、補助レバーとクラッチレバーとの接当箇所と揺動
軸心との間隔が、補助レバーの下側への揺動操作量が大
きくなるに従って小となるように、両軸心の相対位置を
設定してあるので、所謂てこの原理により、補助レバー
の操作開始時における該補助レバーの揺動に要する操作
力を比較的軽いものにできるとともに、走行クラッチが
切りになる補助レバーの操作終了時においては少ない補
助レバーの揺動量でクラッチレバーを大きく揺動操作で
きるので、補助レバーの揺動移動を確実に作動開始させ
ることができ、かつ、補助レバーが動き出したら迅速に
走行クラッチの切り操作が行えるようになる。請求項2
の構成では、補助レバーが左右幅の広いものになり、か
つ、その先端部分がハンドルよりも下側にあるので、不
測のハンドル上昇という慌て易い状況において補助レバ
ーを掴み損ねる不都合が起こり難いようになる。
【0006】
【発明の効果】従って、請求項1記載の歩行型作業機で
は、後進時に不測のハンドル上昇が生じても補助レバー
を掴むだけの簡単操作により、自動的に走行クラッチを
切り操作して機体進行を止められるので、安全性を向上
させることができた。請求項2記載の歩行型作業機で
は、上記効果をより確実に発揮できる利点がある。尚、
図6に示すように、主クラッチレバー8と補助レバー9
との揺動支点を同軸心Pに設定する手段が考えられる
が、これでは主クラッチレバー8と補助レバー9との接
点が一定であり、本発明によるものの方が、補助レバー
の作動性に優れ、不測の事態における走行クラッチ切り
作動の確実性が高くなる点で有利である。
【0007】
【実施例】以下に、本発明の実施例を図面に基づいて説
明する。図2に歩行型作業機の一例である歩行型耕耘機
が示され、1はエンジン、2は駆動走行輪、3はロータ
リ耕耘装置、4はミッションケース、5は操縦ハンドル
である。図5に示すように、操縦ハンドル5は左右一対
のハンドルバー(ハンドル部材に相当)6,6を平面視
ハの字状に配置して構成され、左側のハンドルバー6に
おける握り部7の前位置には主クラッチレバー8と屈曲
パイプで成る補助レバー9とが取付けられている。図
1、図2、及び図4に示すように、起立姿勢の主クラッ
チレバー8は、その下端部の左右向きの揺動軸心P周り
で揺動自在にハンドルバー6に固着されたブラケット1
0に枢支され、主クラッチレバー8の前側への揺動によ
って主クラッチ(走行クラッチに相当)11が入りとな
り、後側への揺動によって主クラッチ11が切りとなる
ようにワイヤケーブル12によって連動連結してある。
吊下げ姿勢の補助レバー9は、耕耘機の作業走行姿勢に
おいてブラケット10に設けられた支点軸心X周りで揺
動自在であり、この支点軸心Xは、揺動軸心Pの前方と
なる近接した位置に設定されている。補助レバー9に
は、支点軸心Xよりも上側に延設されたアーム部9aを
形成し、このアーム部9aと主クラッチレバー8とが接
当連動する状態に、主クラッチレバー8と補助レバー9
とを相対配置してある。補助レバー9はそのアーム部9
aとハンドルバー6とに架設された引っ張りバネ13に
よって反時計周り方向に付勢され、通常は図1(イ)に
示すように上側に揺動してブラケット10を折曲げ形成
したストップ部10aに接当した待機姿勢にある。ま
た、補助レバー9は、左右のハンドルバー6,6に跨が
る幅広状の半ループ状に形成され、図1(イ)に示す待
機姿勢においては支点軸心Xに対する先端部分となる横
レバー部9bが、ハンドルバー6の下側に位置してい
る。尚、14は主クラッチレバー8の操作経路Wを形成
したカバー部材である。
【0008】作用を説明すれば、耕耘作業中では主クラ
ッチレバー8はクラッチ入り位置に操作され、このとき
補助レバー9は待機姿勢にある。主クラッチレバー8を
切り位置に操作すれば主クラッチ11が切れて走行輪2
と耕耘装置3が共に停止し、さらに後方にレバー操作し
て制動位置に操作するとブレーキが作用する。そして、
ミッションケース4に内装の図示しない変速装置を操作
しての後進時に、走行輪2のトルク反力によって操縦ハ
ンドル5の押さえが効かず、不測のハンドル上昇が生じ
た場合には、ハンドルバー6の上側にある主クラッチレ
バー8の操作が不能になるが、そのときにハンドルバー
6下側にある補助レバー9を掴めば、引っ張りバネ13
に抗して補助レバー9が相対的に下方揺動することにな
り、アーム部9aが主クラッチレバー8を前方から接当
押圧操作して強制的に主クラッチ11を切り操作するの
である。つまり、咄嗟に補助レバー9を掴みさえすれ
ば、ハンドル上昇して操縦不能の耕耘機が操縦者に接近
してくる不都合を自動的に回避できるのである。また、
揺動軸心Pと支点軸心Xとの位置関係により、補助レバ
ー9と主クラッチレバー8との接当箇所Aと揺動軸心P
との間隔Lが、補助レバー9の下側への揺動操作量が大
きくなるに従って小となるように変化するため、待機姿
勢にある補助レバー9の動き出しの操作が軽く行えるの
である。尚、主クラッチレバー8がクラッチ切り位置と
なる補助レバー9の操作終了姿勢に近づくに連れて、補
助レバー9の操作力が多く必要になるが、動き出した後
の慣性による勢いによって途中でレバー操作が止まるこ
となく操作終了姿勢まで操作されるのである。ところ
で、主クラッチレバー8を揺動軸心Pの下方に延長する
とともに、補助レバー9の支点軸心Xを揺動軸心Pの後
方下方に設け、支点軸心Xから下向きに延びるアーム部
9aで主クラッチレバー9の延長部を押すことによる接
当連動構造として、補助レバーの動き出し操作力の軽減
を図ったものでも良い。また、補助レバー9を幅広な板
状部材から構成しても良い。
【0009】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】主クラッチレバー部の操作構造を示す一部切欠
き側面図
【図2】歩行型耕耘機の側面図
【図3】主クラッチレバー部の操作構造を示す一部切欠
き平面図
【図4】主クラッチレバー部の横断面図
【図5】操縦ハンドルの平面図
【図6】主クラッチレバー部の比較例構造を示す一部切
欠き側面図
【符号の説明】 5 操縦ハンドル 6 ハンドル部材 8 クラッチレバー 9 補助レバー 9b 先端部分 11 走行クラッチ A 接当箇所 P 揺動軸心 X 支点軸心
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 塩谷 千太郎 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社クボ タ堺製造所内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 起立姿勢のクラッチレバー(8)を、そ
    の下部に設けた左右向きの揺動軸心(P)周りで揺動自
    在に操縦ハンドル(5)に取付け、該クラッチレバー
    (8)の前側への揺動によって走行クラッチ(11)が
    入りとなり、後側への揺動によって前記走行クラッチ
    (11)が切りとなるように、前記走行クラッチ(1
    1)と前記クラッチレバー(8)とを連係してある歩行
    型作業機の操縦部構造であって、前記揺動軸心(P)と
    は別の左右向きの支点軸心(X)周りで揺動自在な補助
    レバー(9)を、これの下側への揺動移動に伴って前記
    クラッチレバー(8)が後方側に揺動操作されるよう
    に、前記クラッチレバー(8)に接当連動する状態に配
    置して前記操縦ハンドルに装備するとともに、前記補助
    レバー(9)と前記クラッチレバー(8)との接当箇所
    (A)と前記揺動軸心(P)との間隔が、前記補助レバ
    ー(9)の下側への揺動操作量が大きくなるに従って小
    となるように、前記両軸心(P),(X)の相対位置を
    設定してある歩行型作業機の操縦部構造。
  2. 【請求項2】 前記補助レバー(9)を左右のハンドル
    部材(6),(6)に跨がる幅広状に形成し、この補助
    レバー(9)における前記支点軸心(X)に対する先端
    部分(9b)を、前記操縦ハンドル(5)の下側に位置
    させてある請求項1記載の歩行型作業機の操縦部構造。
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62197437U (ja) * 1986-06-06 1987-12-15
JPS6399928U (ja) * 1986-12-17 1988-06-29

Patent Citations (2)

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