JPH05129636A - ダイアフラムを有する素子およびその製造方法 - Google Patents

ダイアフラムを有する素子およびその製造方法

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JPH05129636A
JPH05129636A JP31309791A JP31309791A JPH05129636A JP H05129636 A JPH05129636 A JP H05129636A JP 31309791 A JP31309791 A JP 31309791A JP 31309791 A JP31309791 A JP 31309791A JP H05129636 A JPH05129636 A JP H05129636A
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 基板1をエッチングして形成したピット部6
のダイアフラム7と、このダイアフラムとなるおもて面
絶縁膜4と基板1との間に設ける犠牲層2とを備える構
造であり、基板1上に犠牲膜2を形成し、おもて面絶縁
膜4と裏面マスク用膜5とを形成し、フォトエッチング
によりピット部6に対応する開口を裏面マスク用膜5に
形成し、この裏面マスク用膜5をエッチングマスクとし
て基板1をエッチングしてピット部6を形成する。 【効果】 基板とおもて面絶縁膜との間に犠牲層を介在
させることにより、ダイアフラム上に基板のエッチング
残りが全く生じなくなる。この結果、ダイアフラムを有
する素子である赤外線センサや圧力センサや加速度セン
サの測定精度が向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、赤外線センサ、圧力セ
ンサ、加速度センサなどのダイアフラムを有する素子の
構造、およびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来例におけるダイアフラムを有する素
子の製造方法を、図5を用いて説明する。図5(a)
は、ダイアフラムを有する素子の構造を示す平面図であ
り、図5(b)は、図5(a)の断面図である。
【0003】基板1としてシリコンウェーハの(10
0)面配向基板を用い、この基板1のおもて面に、おも
て面絶縁膜4として、窒化シリコン膜や酸化シリコン膜
などをプラズマCVD(化学気相成長)法によって形成
する。
【0004】また、基板1の裏面には、裏面マスク用膜
5として、窒化シリコン膜や酸化シリコン膜などを、お
もて面絶縁膜4と同様な方法により形成する。その後、
裏面マスク用膜5には、フォトエッチング技術を用い
て、後工程で形成するピット部6の形状に対応するよう
に開口を形成する。
【0005】その後、基板1をヒドラジン、水酸化カリ
ウム水溶液などのアルカリ溶液を用いて、裏面からおも
て面絶縁膜4までエッチングし、ピット部6を形成す
る。ピット部6のおもて面絶縁膜4のみが残っている領
域、すなわちダイアフラム7を形成する。このとき、基
板1は、シリコンの(100)面と(111)面との間
にエッチング速度の違いがあるために、図5(b)に示
すように、約54.7°の角度を保って異方性エッチン
グされる。
【0006】また、おもて面絶縁膜4上には、図示しな
いが、例えば赤外線センサの場合には熱電対など、圧力
センサや加速度センサなどの場合にはピエゾ抵抗素子な
どの薄膜機能素子や電極などを所定の形状に形成する。
【0007】この熱電対や薄膜機能素子や電極などを形
成する工程は、特に規定しないが、おもて面絶縁膜4を
形成した後であればいつでも構わない。ただし、通常の
フォトリソグラフィー技術とエッチング技術とを用いて
前述の熱電対や薄膜機能素子や電極などを形成するので
あれば、ダイアフラム7を形成する前の方が容易であ
る。
【0008】上記のようにして、赤外線センサ、圧力セ
ンサ、加速度センサなどのダイアフラムを有する素子を
得る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図5を
用いて説明したような方法によると、図5(b)に示す
ように、シリコンの基板1のエッチング残りである、ピ
ラミッド状の形状を有する残り部8が、おもて面絶縁膜
4上や基板1とおもて面絶縁膜4との境界領域に多数残
存してしまう。
【0010】この残り部8が発生する現象は、シリコン
の(100)面の異方性エッチングのときに良く生じ
る。この残り部8は、シリコンウェーハ内の結晶欠陥や
不純物などの存在に起因して発生するため、シリコンの
異方性エッチングのとき、全く残り部8を生じさせない
ようにするのは困難である。
【0011】ダイアフラムを有する素子にこの残り部8
が存在すると、たとえばサーモパイル型の赤外線センサ
の場合には、ダイアフラム7の熱容量が増え、このため
に、赤外線センサの感度が低下してしまう。また、残り
部8が基板1とつながってしまうような場合には、ダイ
アフラム7から基板1へ熱が逃げてしまい、赤外センサ
の感度が低下する。さらには、圧力センサや加速度セン
サの場合には、残存する残り部8は、ダイアフラム7の
反りなどの原因となり、このダイアフラム7にゆがみを
生じさせ、圧力センサや加速度センサの測定精度を低下
させるという問題がある。
【0012】そこで、本発明の目的は、上記課題を解決
して、ダイアフラムに残り部を生じさせずに、赤外線セ
ンサ、圧力センサ、加速度センサなどの測定精度を向上
させるようなダイアフラムを有する素子の構造と、その
製造方法とを提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明では以下に記載するダイアフラムを有する素
子の構造とその製造方法とを用いる。
【0014】すなわち本発明のダイアフラムを有する素
子の構造は、基板をエッチングして形成したピット部の
ダイアフラムと、このダイアフラムとなるおもて面絶縁
膜と基板との間に設ける犠牲層とを備えることを特徴と
する。
【0015】本発明のダイアフラムを有する素子の構造
は、基板と、この基板をエッチングして形成したピット
部のダイアフラムとを備え、ダイアフラムは段差を有す
ることを特徴とする。
【0016】本発明のダイアフラムを有する素子の製造
方法は、基板上に犠牲層を形成し、おもて面絶縁膜と裏
面マスク用膜とを形成する工程と、フォトエッチング技
術によりピット部に対応する開口を裏面マスク用膜に形
成する工程と、裏面マスク用膜をエッチングマスクとし
て基板をエッチングしてピット部を形成する工程とを有
することを特徴とする。
【0017】本発明のダイアフラムを有する素子の製造
方法は、基板のおもて面に犠牲層を形成し、フォトエッ
チング技術によりピット部に対応する形状にこの犠牲層
をパターニングする工程と、基板のおもて面におもて面
絶縁膜と裏面マスク用膜とを形成する工程と、フォトエ
ッチング技術によりピット部に対応する開口を裏面マス
ク用膜に形成する工程と、裏面マスク用膜をエッチング
マスクとして基板をエッチングしてピット部を形成する
工程とを有することを特徴とする。
【0018】
【実施例】本発明の実施例を、図1、図2、図3、およ
び図4を用いて説明する。図1は本発明によるダイアフ
ラムを有する素子の構造を示す図面であり、図1(a)
は平面図であり、図1(b)は断面図である。図3は、
図1に示す構造のダイアフラムを有する素子の製造方法
を工程順に示す断面図である。また、図2は本発明によ
るダイアフラムを有する素子における、他の実施例を示
す図面であり、図2(a)は平面図であり、図2(b)
は断面図である。図4は、図2に示す構造のダイアフラ
ムを有する素子の製造方法を工程順に示す断面図であ
る。
【0019】はじめに図1および図3を用いて、本発明
におけるダイアフラムを有する素子の第1の実施例を説
明する。
【0020】まず図1を用いて、本発明におけるダイア
フラムを有する素子の構造を説明する。図1(a)は、
本発明によるダイアフラムを有する素子の構造を示す平
面図であり、図1(b)は、図1(a)の断面図であ
る。
【0021】基板1上に犠牲層2を設け、この犠牲層2
上におもて面絶縁膜4を形成する。基板1の裏側には裏
面マスク用膜5を設け、この裏面マスク用膜5の開口パ
ターンに合わせて、基板1および犠牲層2をエッチング
して形成したピット部6を設ける。このピット部6にお
いては、おもて面絶縁膜4のみが残り、ダイアフラム7
となる。
【0022】この図1に示す構造のダイアフラムを有す
る素子を、各種センサーなどに応用する場合には、たと
えば、赤外線センサの場合には、熱電対やサーミスタな
どの薄膜機能素子を、図示しないが、おもて面絶縁膜4
の上の所定の領域に配置すれば良い。また、同じように
図示しないが、図1に示すダイアフラムを有する素子を
圧力センサや加速度センサなどに応用する場合には、圧
電素子やピエゾ抵抗素子などの薄膜機能素子を、おもて
面絶縁膜4上に配置すれば良い。
【0023】この図1に示す構造のダイアフラムを有す
る素子の製造方法を、図3を用いて説明する。図3
(a)〜(c)は、図1に示す構造のダイアフラムを有
する素子の製造方法を工程順に示す断面図である。
【0024】まず図3(a)に示すように、両面を鏡面
研磨した(100)面配向したシリコンウェーハからな
る基板1のおもて面に、犠牲層2として、化学量論比よ
り若干酸素量の少ない酸化シリコン膜を、電子ビーム法
やプラズマCVD法などにより膜厚200nm程度形成
する。この犠牲層2は、後に述べるシリコン基板1の裏
面エッチングのエッチング液に溶解するように、酸化の
度合いを制御する。
【0025】この犠牲層2として、化学量論比より酸素
量の少ない酸化シリコン膜以外に、やはり同様に化学量
論比より酸素量の少ない酸化アルミニウム膜や、化学量
論比より窒素量の少ない窒化シリコン膜などを用いるこ
とができる。
【0026】その後、この犠牲層2の上に、おもて面絶
縁膜4として、窒化シリコン膜をプラズマCVD法によ
り、膜厚1000nmから4000nm程度形成する。
【0027】次に図3(b)に示すように、基板1の裏
面に、裏面マスク用膜5として、窒化シリコン膜などを
プラズマCVD法により、膜厚100nmから4000
nm程度形成する。この裏面マスク用膜5は、おもて面
絶縁膜4の形成と同時に形成しても良い。
【0028】その後、この裏面マスク用膜5を、後に形
成するピット部の形状に合わせて、通常のフォトエッチ
ング技術を用いてパターニングする。
【0029】すなわち、裏面マスク用膜5上に感光性樹
脂(図示せず)を回転塗布法により形成し、所定のフォ
トマスクを用いて露光し、現像処理を行い、感光性樹脂
をパターニングする。その後、このパターニングした感
光性樹脂をエッチングマスクとして、裏面マスク用膜5
をエッチングする。この結果、ピット部の形状に対応し
た開口を裏面マスク用膜5に形成する。このとき、裏面
マスク用膜5のエッチャントとしては、フッ酸、あるい
はフッ酸と硝酸との混合水溶液などを用いると良い。
【0030】図3(a)、あるいは図3(b)を用いて
説明した工程終了後、すなわち、おもて面絶縁膜4形成
後、あるいは裏面マスク用膜5に開口を形成後に、図示
しないが、おもて面絶縁膜4上に、各種センサの薄膜機
能部品などを形成する。
【0031】たとえば、赤外線センサであれば熱電対や
サーミスタなどを形成し、圧力センサや加速度センサな
どであれば圧電素子やピエゾ抵抗素子などの薄膜機能部
品を形成する。
【0032】この熱電対やサーミスタや圧電素子やピエ
ゾ抵抗素子などは、通常の薄膜形成技術と、フォトエッ
チング技術とを用いて形成する。
【0033】その後、図3(c)に示すように、裏面マ
スク用膜5の開口パターンに合わせて、裏面マスク用膜
5開口内の基板1を裏面からエッチングする。基板1の
エッチング溶液としては、ヒドラジン水溶液や水酸化カ
リウム水溶液などの強アルカリ溶液を、80℃程度に加
熱したものを使用するとよい。このようなエッチング溶
液を用いると、シリコンの(100)面は、約54.7
°の角度を保ちながら異方性エッチングできる。
【0034】このように基板1の裏面からエッチングを
進め、基板1と犠牲層2とを同時にエッチングして、ピ
ット部6を形成する。
【0035】このとき、犠牲層2として、化学量論比よ
り酸素量が少ない酸化シリコンや酸化アルミニウムなど
や、化学量論比より窒素量がかなり少ない窒化シリコン
などを用いると、犠牲層2も強アルカリ溶液であるエッ
チャントに溶解する。このため、基板1に、図5に示す
ようなエッチング残りである残り部8が生じても、犠牲
層2とともに、これらの残り部8は除去できる。
【0036】ここで、犠牲層2は、若干オーバーエッチ
ングされてもよいし、犠牲層2が若干残っていても構わ
ない。いずれにしても、犠牲層2のエッチングの進行が
ある程度に達すれば、ピット部6では基板1がまったく
なくなり、良好なダイアフラム7が形成できる。
【0037】このようにして作成した、本発明によるダ
イアフラムを有する素子ならば、ダイアフラム7の基板
1側の面に、基板1のエッチング残りである残り部が全
く生じない。このために、赤外線センサや圧力センサや
加速度センサなどの各種センサの測定精度を上げること
が可能となる。
【0038】つぎに、本発明における第2の実施例を、
図2および図4を用いて説明する。図2は、本発明の第
2の実施例におけるダイアフラムを有する素子の構造を
示す図面であり、図4は、本発明の第2の実施例におけ
るダイアフラムを有する素子の製造方法を工程順に示す
断面図である。
【0039】まず、図2を用いて、本発明によるダイア
フラムを有する素子の構造を説明する。図2(a)は、
本発明によるダイアフラムを有する素子の構造を示す平
面図であり、図2(b)は、図2(a)の断面図であ
る。
【0040】基板1として、シリコンウェーハからなる
(100)面配向基板1を用いる。図示しないが、この
基板1に犠牲層を形成し、この犠牲層をピット部の形状
にあわせてパターニングし、この犠牲層上におもて面絶
縁膜4を設ける。
【0041】基板1の裏面には、裏面マスク用膜5を形
成し、この裏面マスク用膜5をパターニングしたのち
に、基板1の裏面から基板1および犠牲層をエッチング
して、ピット部6を形成する。ピット部6では、おもて
面絶縁膜4のみが残り、ダイアフラム7となる。すなわ
ち、本発明の第2の実施例におけるダイアフラムを有す
る素子の構造は、ダイアフラム7にパターニングした犠
牲層に対応する段差を備える。
【0042】つぎに、この図2に示すダイアフラムを有
する素子の製造方法を、図4を用いて説明する。図4
(a)〜(d)は、図2に示すダイアフラムを有する素
子の製造方法を工程順に示す断面図である。
【0043】まず、図4(a)に示すように、基板1の
おもて面に犠牲層3として、アルミニウムや亜鉛などの
アルカリ溶液に可溶な金属や、非晶質シリコン膜を真空
蒸着法により、約200nm程度の膜厚で形成する。そ
の後、後工程で形成するピット部の形状にあわせて、フ
ォトエッチング技術を用いて犠牲層3をパターニングす
る。
【0044】続いて、図4(b)に示すように、基板1
のおもて面におもて面絶縁膜4として、窒化シリコン膜
をプラズマCVD法により、1000nmから4000
nm程度の膜厚で形成する。
【0045】つぎに、図4(c)に示すように、基板1
の裏面に裏面マスク用膜5として、窒化シリコン膜をプ
ラズマCVD法により、膜厚100nmから4000n
m程度形成する。この裏面マスク用膜5は、おもて面絶
縁膜4の形成と同時に形成しても良い。
【0046】その後、この裏面マスク用膜5を、後工程
で形成するピット部の形状に合わせて、通常のフォトエ
ッチング技術を用いてパターニングし、ピット部に対応
する開口を裏面マスク用膜5に形成する。このとき、裏
面マスク用膜5のエッチャントとしては、フッ酸、ある
いはフッ酸と硝酸との混合水溶液を用いると良い。
【0047】図4(b)、あるいは図4(c)を用いて
説明した工程終了後、すなわち、おもて面絶縁膜4形成
後、あるいは裏面マスク用膜5に開口を形成後に、図示
しないが、おもて面絶縁膜4上に、各種センサの薄膜機
能部品などを形成する。たとえば、赤外線センサならば
熱電対やサーミスタなど、圧力センサや加速度センサな
どであれば圧電素子やピエゾ抵抗素子などの薄膜機能部
品を、通常の薄膜形成技術とフォトエッチング技術とを
用いて形成する。
【0048】その後、図4(d)に示すように、裏面マ
スク用膜5のパターンに合わせて、基板1を裏面からエ
ッチングする。基板1のエッチング溶液としては、ヒド
ラジン水溶液や水酸化カリウム水溶液などの強アルカリ
溶液を、80℃程度の温度に加熱したものを使用すると
よい。
【0049】このようなエッチング溶液を用いると、基
板1のシリコンの(100)面は、約54.7°の角度
を保ちながら異方性エッチングできる。
【0050】このように基板1の裏面からエッチングを
進め、基板1と犠牲層3とを同時にエッチングし、ピッ
ト部6を形成する。このとき、ピット部6では、基板1
および犠牲層3は、ともにエッチング液に溶解して、お
もて面絶縁膜4のみが残り、ダイアフラム7を形成す
る。すなわち図5に示す、基板1のエッチング残りであ
る残り部8は、犠牲層3とともに除去できる。
【0051】すなわち、本発明の第2の実施例における
ダイアフラムを有する素子においては、おもて面絶縁膜
4からなるダイアフラム7に、エッチング除去した犠牲
層3に対応する段差を備える。
【0052】このように、犠牲層3として基板1のエッ
チング溶液であるアルカリ溶液に可溶な物質を用いれ
ば、ピット部6では基板1がまったくなくなり、良好な
ダイアフラム7が形成できる。
【0053】
【発明の効果】上記の説明のように、本発明によるダイ
アフラムを有する素子の構造、およびその製造方法を用
いれば、ダイアフラム領域での基板のエッチング残りで
ある残り部を全く生じさせずに、ダイアフラムを有する
素子を作成することが可能となる。したがって、このダ
イアフラムを有する素子を用いれば、測定精度が高精度
の赤外線センサ、圧力センサあるいは加速度センサなど
の各種センサを得ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例におけるダイアフラムを
有する素子の構造を示す図面である。
【図2】本発明の第2の実施例におけるダイアフラムを
有する素子の構造を示す図面である。
【図3】本発明の第1の実施例におけるダイアフラムを
有する素子の製造方法を工程順に示す断面図である。
【図4】本発明の第2の実施例におけるダイアフラムを
有する素子の製造方法を工程順に示す断面図である。
【図5】従来のダイアフラムを有する素子の構造を示す
図面である。
【符号の説明】
1 基板 2 犠牲層 3 犠牲層 4 おもて面絶縁膜 5 裏面マスク用膜 6 ピット部 7 ダイアフラム

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板をエッチングして形成したピット部
    のダイアフラムと、該ダイアフラムとなるおもて面絶縁
    膜と該基板との間に設ける犠牲層とを備えることを特徴
    とするダイアフラムを有する素子。
  2. 【請求項2】 基板と、該基板をエッチングして形成し
    たピット部のダイアフラムとを備え、前記ダイアフラム
    は段差を有することを特徴とするダイアフラムを有する
    素子。
  3. 【請求項3】 基板上に犠牲層を形成し、おもて面絶縁
    膜と裏面マスク用膜とを形成する工程と、フォトエッチ
    ング技術によりピット部に対応する開口を該裏面マスク
    用膜に形成する工程と、前記裏面マスク用膜をエッチン
    グマスクとして前記基板をエッチングしてピット部を形
    成する工程とを有することを特徴とするダイアフラムを
    有する素子の製造方法。
  4. 【請求項4】 基板のおもて面に犠牲層を形成し、フォ
    トエッチング技術によってピット部に対応する形状に該
    犠牲層をパターニングする工程と、該基板のおもて面に
    おもて面絶縁膜と前記基板の裏面に裏面マスク用膜とを
    形成する工程と、フォトエッチング技術により前記ピッ
    ト部に対応する開口を該裏面マスク用膜に形成する工程
    と、前記裏面マスク用膜をエッチングマスクとして前記
    基板をエッチングして前記ピット部を形成する工程とを
    有することを特徴とするダイアフラムを有する素子の製
    造方法。
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