JPH05128488A - 磁気記録媒体 - Google Patents

磁気記録媒体

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JPH05128488A
JPH05128488A JP31017291A JP31017291A JPH05128488A JP H05128488 A JPH05128488 A JP H05128488A JP 31017291 A JP31017291 A JP 31017291A JP 31017291 A JP31017291 A JP 31017291A JP H05128488 A JPH05128488 A JP H05128488A
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JP
Japan
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layer
magnetic
recording medium
polyethylene terephthalate
polyethylene naphthalate
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JP31017291A
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English (en)
Inventor
Seiichi Ikuyama
清一 生山
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 磁性層の酸化による特性劣化が防止されると
ともに、テープ切れが生じ難い磁気記録媒体を提供す
る。 【構成】 非磁性支持体上に磁性塗料の塗膜、或いは真
空薄膜形成技術により成膜される金属磁性薄膜からなる
磁性層3が形成されてなる磁気記録媒体において、上記
非磁性支持体をポリエチレンテレフタレート(PET)
層1とポリエチレンナフタレート(PEN)層2との積
層構造とし、これらPET層1とPEN層2の膜厚の比
率が20:1〜1:1となるように設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、非磁性支持体としてポ
リエステルフィルムが用いられた磁気記録媒体に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、例えばビデオテープレコーダ(V
TR)等においては、高画質化等を図るために、より一
層の高記録密度化が要請されている。この高記録密度化
に伴い、従来より磁性中に鉄又は鉄を主体とする金属磁
性粉末を含有した所謂メタルテープや、金属或いはCo
−Ni等の合金からなる磁性材料をメッキや真空薄膜形
成技術(真空蒸着法,スパッタリング法.イオンプレー
ティング法等)により直接非磁性支持体上に被着して金
属磁性薄膜を形成した、所謂蒸着テープが使用されてい
る。
【0003】これらメタルテープや蒸着テープにおい
て、上記非磁性支持体としてはポリエチレンテレフタレ
ートフィルム(PET)が一般に使用されているが、最
近、ポリエチレンナフタレートフィルム(PEN)の採
用も検討されている。ポリエチレンナフタレート樹脂
は、分子鎖中にベンゼン環よりも剛直なナフタレン環を
有しているために、ポリエチレンテレフタレート樹脂に
比べて優れた機械的特性を有している。このため、ポリ
エチレンナフタレートフィルムは、剛性が高い分その肉
厚を薄くすることができ、磁気テープの長尺化に有利で
ある。従って、このポリエチレンナフタレートフィルム
を非磁性支持体として用いることにより、長時間化に好
適な磁気記録媒体を得ることが可能となる。
【0004】また、上記ポリエチレンナフタレートフィ
ルムは、低酸素透過性,低水蒸気透過性を有している。
従って、このポリエチレンナフタレートフィルム上に磁
性層を形成した場合には、この磁性層への酸素や水蒸気
の侵入が抑えられ、磁性層の酸化による飽和磁化等の磁
気特性の経時的劣化が防止されて、良好な耐蝕性を得る
ことができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述のよう
にポリエチレンナフタレートフィルムを非磁性支持体材
料として用いた場合、ヤング率は向上するものの、テー
プ端面にキズ等が存在していると、従来のポリエチレン
テレフタレートフィルムよりもテープ切れが生じ易いと
いう欠点がある。
【0006】そこで、本発明はこのような実情に鑑みて
提案されたものであって、磁性層の酸化による特性劣化
を防止しつつ、十分な実用性を得ることが可能な磁気記
録媒体を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、上述の目
的を達成せんものと鋭意研究の結果、非磁性支持体材料
としてポリエチレンテレフタレートとポリエチレンナフ
タレートとを組み合わせて用いることにより、これら両
者の特性をいかして良好な耐蝕性を有し、且つテープ切
れが起こりにくい磁気記録媒体を得ることができること
を見出し、本発明を完成するに至ったものである。
【0008】即ち、本発明は非磁性支持体上に金属磁性
粉末と結合剤とを主体とする磁性層が形成されてなる磁
気記録媒体において、前記非磁性支持体がポリエチレン
テレフタレート層とポリエチレンナフタレート層から構
成され、上記ポリエチレンテレフタレート層の膜厚と上
記ポリエチレンナフタレート層の膜厚の比率が20:1
〜1:1とされてなることを特徴とするものである。
【0009】また、本発明は上記非磁性支持体を磁性層
が真空薄膜形成技術により形成されてなる磁気記録媒体
においても同様に用いたことを特徴とするものである。
【0010】本発明は、磁性材料として磁性層中に金属
磁性粉末を含んだ塗布型の磁気記録媒体に適用されても
良く、真空薄膜形成技術により磁性層とされる金属磁性
薄膜が形成されてなる蒸着型の磁気記録媒体に適用され
ても良い。上記塗布型の磁気記録媒体において、使用さ
れる金属磁性粉末としては、従来より公知のものがいず
れも使用可能であって、例示するならば、Fe,Co,
Ni,Fe−Co,Fe−Ni,Fe−Co−Ni,C
o−Ni,Fe−Co−B,Fe−Co−Cr−B,M
n−Bi,Mn−Al,Fe−Co−V等であり、更
に、これらの種々の特性を改善する目的でAl,Si,
Ti,Cr,Mn,Cu,Zn,Mg,P等の元素が添
加されたものであっても良い。
【0011】このような金属磁性粉末の比表面積は、高
密度記録、短波長記録等を考慮して40m2 /g以上で
あることが好ましい。
【0012】また、結合剤としては、通常磁気記録媒体
の結合剤として使用されるのものであればよく、例えば
塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、塩化ビニル−酢酸ビ
ニル−ビニルアルコール共重合体、塩化ビニル−酢酸ビ
ニル−マレイン酸共重合体、塩化ビニル−酢酸ビニル−
アクリル酸共重合体、塩化ビニル−酢酸ビニル−マレイ
ン酸−アクリル酸共重合体、塩化ビニル−塩化ビニリデ
ン共重合体、塩化ビニル−アクリロニトリル共重合体、
エチレン−酢酸ビニル共重合体、ニトロセルロース樹脂
等のセルロース誘導体、アクリル樹脂、ポリビニルアセ
タール樹脂、ポリビニルブチラール樹脂、エポキシ樹
脂、フェノキシ樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリカーボネ
ートポリウレタン樹脂等がいずれも使用可能である。
【0013】これら金属磁性粉末や結合剤は、所定の有
機溶剤に溶解されて磁性塗料とされる。そして、この磁
性塗料を非磁性支持体の表面に塗布することで、その塗
膜が磁性層として形成される。また、上記磁性塗料に
は、必要に応じて分散剤,潤滑剤,帯電防止剤,防錆剤
等が加えられてもよい。これらの分散剤,潤滑剤,帯電
防止剤,防錆剤及び前記非磁性支持体としては、従来公
知の材料がいずれも使用可能であり、何ら限定されるも
のではない。
【0014】一方、蒸着型の磁気記録媒体において、磁
性層は真空薄膜形成技術により成膜されるが、この真空
薄膜形成技術としては、真空蒸着法,スパッタリング
法.イオンプレーティング法等が挙げられる。本発明で
は、これら磁性層を塗布形成、或いは被着形成ならしめ
るための非磁性支持体の構成材料として、ポリエチレン
テレフタレート層とポリエチレンナフタレート層を組み
合わせて使用する。
【0015】ここで、上記ポリエチレンテレフタレート
層とは、層中の70%以上の成分がポリエチレンテレフ
タレートで占められているものとし、ポリエチレンナフ
タレート層とは、層中の70%以上の成分がポリエチレ
ン−2,3−ナフタレートで占められているものとす
る。
【0016】上記ポリエチレンテレフタレート層は、引
裂伝播抵抗値が高く、テープ切れを起こし難い性質を有
する。また、上記ポリエチレンナフタレート層は、酸素
透過性,水蒸気透過性が低く、このポリエチレンナフタ
レート層上に磁性層を形成すれば、上記磁性層への酸素
や水蒸気の侵入が抑えられる。従って、これらポリエチ
レンテレフタレート層とポリエチレンナフタレート層を
積層させて非磁性支持体として使用することにより、こ
れら両者の特性をいかして磁性層の酸化を防止するとと
もに、テープ切れを起こりにくくすることができる。
【0017】これらポリエチレンテレフタレート層とポ
リエチレンナフタレート層を積層形成するに際し、その
積層パターンは特に限定されない。即ち、図1及び図2
に示すように、上記ポリエチレンテレフタレート層1及
びポリエチレンナフタレート層2がともに1層づつ積層
された2層構造であってもよく、図3及び図4に示すよ
うに、各層1,2が交互に配されるように3層以上積層
された多層構造であってもよい。何れの場合において
も、その積層順は問わず、どちらの層が磁性層3側(又
はバックコート層4側)に配されても良い。
【0018】但しこの時、上記ポリエチレンテレフタレ
ート層の膜厚と上記ポリエチレンナフタレート層の膜厚
の比率が20:1〜1:1となるように形成する。各層
の膜厚の比率が上記範囲から外れると、両者の特性を良
好に発揮させることができず、十分な効果が得られなく
なる。このような非磁性支持体を形成する方法として
は、特に限定されないが、例えば共押し出し法等を採用
すれば容易に作製することができる。
【0019】
【作用】ポリエチレンテレフタレート層は高引裂伝播抵
抗を有し、またポリエチレンナフタレート層は低酸素透
過性,低水蒸気透過性を有する。従って、これらポリエ
チレンテレフタレート層とポリエチレンナフタレート層
を各層の膜厚比が所定の範囲内となるように積層形成
し、これを磁気記録媒体における非磁性支持体材料とし
て使用すれば、上記ポリエチレンナフタレート層により
磁性層への酸素や水蒸気の侵入が抑えられるので、磁性
層の酸化が防止されるとともに、上記ポリエチレンテレ
フタレート層によりテープ切れが起こりにくくなる。
【0020】
【実施例】以下、本発明を具体的な実施例により説明す
るが、本発明がこの実施例に限定されるものでないこと
は言うまでもない。実験例1 本実験では、ポリエチレンテレフタレート層とポリエチ
レンナフタレート層からなるポリエステルフィルム(膜
厚7.3μm)を非磁性支持体として使用し、上記ポリ
エチレンテレフタレート層の膜厚とポリエチレンナフタ
レート層の膜厚の比率を下記の表1に示すように変化さ
せて、得られたメタルテープ(実施例1〜3)の耐蝕性
及び再生出力特性を検討した。
【0021】
【表1】
【0022】先ず、下記の基本組成に従って磁性塗料を
調製した。 磁性塗料の組成 メタル磁性粉末(比表面積55m2 /g) 100重量部 塩化ビニル系共重合体 12重量部 (商品名、エスレックA,積水化学社製) ポリウレタン樹脂 8重量部 (商品名、N−3109,日本ポリウレタン工業社製) アルミナ 8重量部 (商品名、AKP−50,住友化学社製) ブチルステアレート 2重量部 メチルエチルケトン 180重量部 トルエン 60重量部
【0023】上記組成を有する材料を容器に入れ、2時
間プレミックスを行った後、サンドグラインダーミルに
て122.5時間分散混合し、これに硬化剤(商品名、
コロネートL,日本ポリウレタン工業社製)4重量部を
添加して磁性塗料を調製した。続いて、この磁性塗料を
上記ポリエステルフィルムの一方の表面に膜厚が2.5
μmとなるように塗布した後、乾燥し、カレンダー処理
を行い、硬化させて磁性層を形成した。
【0024】そして、予めボールミルにて48時間分散
混合したバックコート材料を上記ポリエステルフィルム
の他方の面に0.5μmの厚さに塗布してバックコート
層を形成し、8mm巾にスリットして磁気テープを得
た。なお、上記バックコート材料の組成は、下記に示す
通りである。 バックコート材料の組成 カーボン 100重量部 ポリウレタン樹脂 50重量部 メチルエチルケトン 300重量部 トルエン 150重量部
【0025】以上のようにして得られた各磁気テープに
ついて、飽和磁化Φr の劣化率ΔΦr 、再生出力特性及
び引裂伝播抵抗値をそれぞれ調べた。その結果を表2に
示す。なお、比較としてベースフィルムを構成するポリ
エチレンテレフタレート層の膜厚とポリエチレンナフタ
レート層の膜厚の比率が本発明の適用範囲を外れる場合
(比較例1〜2とする。なお、上記各層の膜厚の比率
は、上記表1中に示した。)についても同様にして調
べ、この結果を表2中に併せて記した。
【0026】表2中、再生出力特性は周波数7MHzに
おける再生出力の劣化量を表す。
【0027】
【表2】
【0028】表2より、本発明を適用した磁気テープで
は、何れの場合にも飽和磁化Φr と再生出力特性の劣化
量が少なく抑えられるとともに、引裂伝播抵抗値がポリ
エチレンテレフタレートのみから構成されるベースフィ
ルムとほぼ同程度まで改善されていることが明らかとな
った。従って、ポリエチレンテレフタレートとポリエチ
レンナフタレートとからなるポリエチレンフィルムを使
用することにより、磁性層の酸化による特性劣化を防止
できるとともに、テープ切れに対する強度を改善できる
ことが判った。
【0029】実験例2 本実験では、ポリエチレンテレフタレート層とポリエチ
レンナフタレート層からなるポリエステルフィルム(膜
厚9.9μm)を非磁性支持体として使用し、上記ポリ
エチレンテレフタレート層とポリエチレンナフタレート
層の膜厚の比率を下記の表3に示すように変化させて、
得られた蒸着テープ(実施例4〜5)の耐蝕性及び再生
出力特性を検討した。
【0030】
【表3】
【0031】先ず、Co80Ni20合金をターゲットとし
て用いて蒸着を行い、上記ポリエステルフィルムの一方
の表面上に膜厚が2000μmとなるように磁性層を形
成した。その後、上記ポリエステルフィルムの他方の面
に上記実験例1の場合と同様にして膜厚が0.5μmと
なるようにバックコート層を形成した。
【0032】更に、上記磁性層の表面にパーフロロポリ
エーテルを40Å厚さに塗布してトップコート層を形成
した後、8mm巾にスリットして磁気テープを得た。
【0033】以上のようにして得られた各磁気テープに
ついて、飽和磁化Φr の劣化率ΔΦr 、再生出力特性及
び引裂伝播抵抗値をそれぞれ調べた。その結果を表4に
示す。なお、比較としてベースフィルムを構成するポリ
エチレンテレフタレート層の膜厚とポリエチレンナフタ
レート層の膜厚の比率が本発明の適用範囲を外れる場合
(比較例3〜4とする。なお、上記各層の膜厚の比率
は、上記表2中に示した。)についても同様にして調
べ、この結果を表4中に併せて記した。
【0034】表4中、再生出力特性は周波数7MHzに
おける再生出力の劣化量を表す。
【0035】
【表4】
【0036】表4より、本発明を適用した磁気テープで
は、何れの場合にも飽和磁化Φr と再生出力特性の劣化
量が少なく抑えられるとともに、引裂伝播抵抗値がポリ
エチレンテレフタレートのみから構成されるベースフィ
ルムとほぼ同程度まで改善されていることが明らかとな
った。従って、ポリエチレンテレフタレートとポリエチ
レンナフタレートとからなるポリエチレンフィルムを使
用することにより、磁性層の酸化による特性劣化を防止
できるとともに、テープ切れに対する強度を改善できる
ことが判った。
【0037】
【発明の効果】上述のように、本発明では、ポリエチレ
ンテレフタレートとポリエチレンナフタレートとから構
成されるポリエチレンフィルムを非磁性支持体材料とし
て用いているので、磁性層の酸化を防止することができ
るとともに、テープ切れを抑えることができる。従っ
て、磁気特性や電磁変換特性の経時安定性に優れ、十分
な実用性を確保するとが可能な磁気記録媒体を提供する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した磁気記録媒体の構成例を示す
要部拡大断面図である。
【図2】本発明を適用した磁気記録媒体の構成の他の例
を示す要部拡大断面図である。
【図3】本発明を適用した磁気記録媒体の構成のさらに
他の例を示す要部拡大断面図である。
【図4】本発明を適用した磁気記録媒体の構成のさらに
他の例を示す要部拡大断面図である。
【符号の説明】
1・・・ポリエチレンテレフタレート層 2・・・ポリエチレンナフタレート層 3・・・磁性層 4・・・バックコート層
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年8月13日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0004
【補正方法】変更
【補正内容】
【0004】また、上記ポリエチレンナフタレートフィ
ルムは、低酸素透過性,低水蒸気透過性を有している。
従って、このポリエチレンナフタレートフィルム上に磁
性層を形成した場合には、この磁性層への酸素や水蒸気
の侵入が抑えられ、磁性層の酸化による残留磁化等の磁
気特性の経時的劣化が防止されて、良好な耐蝕性を得る
ことができる。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0023
【補正方法】変更
【補正内容】
【0023】上記組成を有する材料を容器に入れ、2時
間プレミックスを行った後、サンドグラインダーミルに
5時間分散混合し、これに硬化剤(商品名、コロネー
トL,日本ポリウレタン工業社製)4重量部を添加して
磁性塗料を調製した。続いて、この磁性塗料を上記ポリ
エステルフィルムの一方の表面に膜厚が2.5μmとな
るように塗布した後、乾燥し、カレンダー処理を行い、
硬化させて磁性層を形成した。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0025
【補正方法】変更
【補正内容】
【0025】以上のようにして得られた各磁気テープに
ついて、残留磁化Φ の劣化率ΔΦ、再生出力特性及
び引裂伝播抵抗値をそれぞれ調べた。その結果を表2に
示す。なお、比較としてベースフィルムを構成するポリ
エチレンテレフタレート層の膜厚とポリエチレンナフタ
レート層の膜厚の比率が本発明の適用範囲を外れる場合
(比較例1〜2とする。なお、上記各層の膜厚の比率
は、上記表1中に示した。)についても同様にして調
べ、この結果を表2中に併せて記した。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0027
【補正方法】変更
【補正内容】
【0027】
【表2】
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0031
【補正方法】変更
【補正内容】
【0031】先ず、Co80Ni20合金をターゲット
として用いて蒸着を行い、上記ポリエステルフィルムの
一方の表面上に膜厚が200nmとなるように磁性層を
形成した。その後、上記ポリエステルフィルムの他方の
面に上記実験例1の場合と同様にして膜厚が0.5μm
となるようにバックコート層を形成した。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0033
【補正方法】変更
【補正内容】
【0033】以上のようにして得られた各磁気テープに
ついて、残留磁化Φ の劣化率ΔΦ、再生出力特性及
び引裂伝播抵抗値をそれぞれ調べた。その結果を表4に
示す。なお、比較としてベースフィルムを構成するポリ
エチレンテレフタレート層の膜厚とポリエチレンナフタ
レート層の膜厚の比率が本発明の適用範囲を外れる場合
(比較例3〜4とする。なお、上記各層の膜厚の比率
は、上記表2中に示した。)についても同様にして調
べ、この結果を表4中に併せて記した。表4中、再生出
力特性は周波数7MHzにおける再生出力の劣化量を表
す。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0035
【補正方法】変更
【補正内容】
【0035】
【表4】

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 非磁性支持体上に金属磁性粉末と結合剤
    とを主体とする磁性層が形成されてなる磁気記録媒体に
    おいて、 前記非磁性支持体がポリエチレンテレフタレート層とポ
    リエチレンナフタレート層から構成され、上記ポリエチ
    レンテレフタレート層の膜厚と上記ポリエチレンナフタ
    レート層の膜厚の比率が20:1〜1:1とされてなる
    ことを特徴とする磁気記録媒体。
  2. 【請求項2】 非磁性支持体上に真空薄膜形成技術によ
    り金属磁性薄膜が形成されてなる磁気記録媒体におい
    て、 前記非磁性支持体がポリエチレンテレフタレート層とポ
    リエチレンナフタレート層から構成され、上記ポリエチ
    レンテレフタレート層の膜厚と上記ポリエチレンナフタ
    レート層の膜厚の比率が20:1〜1:1とされてなる
    ことを特徴とする磁気記録媒体。
JP31017291A 1991-10-30 1991-10-30 磁気記録媒体 Withdrawn JPH05128488A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1008442A1 (de) * 1998-12-08 2000-06-14 Alusuisse Technology & Management AG Sterilisierbarer Folienverbund für Verpackungszwecke
EP1008443A1 (de) * 1998-12-08 2000-06-14 Alusuisse Technology & Management AG Sterilisierbarer Folienverbund für Verpackungszwecke

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