JPS62219321A - 磁気記録媒体 - Google Patents

磁気記録媒体

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JPS62219321A
JPS62219321A JP61063174A JP6317486A JPS62219321A JP S62219321 A JPS62219321 A JP S62219321A JP 61063174 A JP61063174 A JP 61063174A JP 6317486 A JP6317486 A JP 6317486A JP S62219321 A JPS62219321 A JP S62219321A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は磁気記録媒体に関し、さらに詳しくは電磁変
換特性が良好で、高密度記録に適した磁気記録媒体に関
する。
〔従来の技術〕
一般に、磁気記録媒体は、磁性層中の針状方向に磁気異
方性を有する針軟磁性粉末を磁性層の長手方向に配向さ
せ、長手方向の磁化成分を利用するなどして磁気特性を
向上させることが行われているが、このような磁性層の
長手方向の磁化成分を利用したものでは、磁気記録密度
が高くなるはど磁気記録媒体内の反磁界が増加して残留
磁化の減衰と回転を生じ、記録信号の検出が困難となる
ため、記録密度の向上に限界がある。
このため、近年、記録密度が高くなるほど反磁界の影響
が小さくなる垂直磁気記録方式が、高密度記録に適する
ものとして注目され、たとえば、Co−Cr合金からな
る垂直磁気記録用強磁性金属薄膜層を形成・してその垂
直方向の磁化成分を利用したり、あるいは六方晶フェラ
イト粉末、γ−Fe203粉末、CrO2粉末、Coエ
ピタキシャルγ−Fe203粉末、金属粉末などの磁性
粉末を使用し、磁化容易軸を磁性層面に対し垂直方向に
配向してその垂直方向の磁化成分を利用することが試み
られている。この中、六方晶フェライト粉末などの磁性
粉末を用いて調製した磁性塗料を基体上に塗布、乾燥し
て形成される塗布型磁気記録媒体は耐久性に優れている
ため、実用性が高く、一般に採用されているが、垂直磁
気記録用強磁性金属薄膜層を形成した金属薄膜層型磁気
記録媒体に比べて飽和磁束密度が低く、再生出力が低い
という問題がある。
そこで、このような問題を解決し、六方晶フェライト粉
末などの磁性粉末を使用した塗布型磁気記録媒体の再生
出力を高くするため、基板と磁性層との間に低保磁力の
下層の磁性層を形成することが提案されている。(特開
昭56−98718号) 〔発明が解決しようとする問題点〕 ところが、六方晶フェライト粉末などの磁性粉末を使用
した塗布型磁気記録媒体において、基板と磁性層との間
に低保磁力の下層の磁性層を形成したものでは、重ね書
き特性であるオーバーライド特性が悪いという難点があ
り、この発明者らは、かかるオーバーライド特性につい
て検討した結果、垂直磁気記録用の上層の磁性層の層厚
を0.7μm以下にすると、オーバーライド特性が5d
B以上向上することを見いだしたが、同時にこの上層の
磁性層の層厚を0.7μm以下にすると、磁性層の表面
粗さが悪(なり、記録密度特性が低くなることが明らか
になった。
〔問題を解決するための手段〕
この発明は、かかる現状に鑑み種々検討を行った結果な
されたもので、垂直磁気記録用の層厚が0.7μm以下
の上層の磁性層と基体との間に、飽和磁束密度が200
〜1500ガウスの下層の磁性層を形成することによっ
て、この下層の磁性層中の磁性粉末と垂直磁気記録用の
上層の磁性層中の磁性粉末との上層の磁性層形成時の磁
気的相互作用を良好に抑制し、もって垂直磁気記録用の
上層の磁性層の面荒れを効果的に防止して、層厚が0.
7μm以下の上層の磁性層の表面粗さを中心線平均粗度
で0.01μm以下とし、電磁変換特性を充分に向上さ
せて、高密度記録が良好に行えるようにしたものである
この発明において、下層の磁性層は、飽和磁束密度を2
00〜1500ガウスの範囲内にするのが好ましく、下
層の磁性層の飽和磁束密度が200ガウスより小さくて
は充分な出力が得られず、1500ガウスより大きくす
ると、この下層の磁性層中の磁性粉末と、その上の垂直
磁気記録用の磁性層中の磁性粉末との上層の磁性層形成
時の磁気的相互作用が強すぎて、垂直磁気記録用の層厚
が0.7μm以下の上層の磁性層が面荒れを起こし、表
面平滑性が劣化する。このように、下層の磁性層の飽和
磁束密度は200〜1500ガウスの範囲内にするのが
好ましく、この範囲内であれば、垂直磁気記録用の上層
の磁性層の層厚を0.7μm以下としても上層の磁性層
の表面平滑性が劣化せず、中心線平均粗度で0.01μ
m以下の磁性層が形成される。この下層の磁性層の飽和
磁束密度はさらに300〜1100ガウスの範囲内とす
るのがより好ましく、500〜1000ガウスの範囲内
にするのがさらに好ましい。
また、下層の磁性層の層厚は、0.5μmより薄くする
と良好な耐久性が得られず、10μmより厚くするとコ
ストが高くなるため、0.5〜10μmの範囲内にする
のが好ましく、0.5〜5μmの範囲内とし、さらに0
.5〜2μmの範囲内にするのがより好ましい。
このような下層の磁性層に使用される磁性粉末としては
、保磁力が200エルステツドより大きいものを使用す
ると、再生出力の向上効果が小さくなるため、保磁力が
200エルステツド以下のものが好ましく使用され、保
磁力が200エルステツド以下のr−Fe203 、F
e304粉末、CO含有r−Fe203粉末、Co含有
Fe3O4粉末、Cr 02粉末、Fe粉末、Co粉末
、Fe−Ni合金粉末など、従来一般に使用される磁性
粉末がいずれも好適に使用される。これらの磁性粉末の
下層の磁性層における体積充填率は、2容量%より少な
いと下層の磁性層の飽和磁束密度が小さくなるため再生
出力の向上効果が小さくなり、20容量%より多くする
と下層の磁性層の飽和磁束密度が過大になり上層の磁性
層の表面粗度が大きくなるため、2〜20容量%の範囲
内にすることが好ましく、3〜15容量%の範囲内とし
、さらに5〜13容量%の範囲内にするのがより好まし
い。
また、この下層の磁性層は、磁性層中の空孔(潤滑剤の
入り得る体積)が体積占有率で6容量%より少ないと圧
力吸収効果が小さくなって耐久性が劣化し、12容量%
より多いと潤滑剤が下層の磁性層に吸収され、上層の磁
性層表面に存在する潤滑剤が過少になって耐久性が劣化
するため、6〜12容量%の範囲内の空孔を有するもの
であることが好ましい。さらに、このような空孔を有す
る磁性層中に磁性粉末とともに、磁気記録媒体の耐久性
をより向上させるため、非磁性粉末や潤滑剤などを併用
してもよく、非磁性粉末としては、カーボンブランク、
金属粉末、全尿酸化物粉末、合成樹脂粉末などが使用さ
れ得る。このような非磁性粉末の磁性層中における体積
充填率は、13容量%より少ないと耐久性が劣化し、3
0容量%より多くすると上層の磁性層の表面粗さが大き
くなるため、13〜30容量%の範囲内にすることが好
ましい。また潤滑剤としては、オレイルオレート、ミリ
スチン酸、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸アミド、ス
テアリルアルコールなどの脂肪族潤滑剤、パーフルオロ
アルキルポリエーテルなどのフッ素系潤滑剤、シリコー
ンオイルなどのシリコーン系潤滑剤、流動パラフィン、
スクアランなどの炭化水素系潤滑剤などの磁気記録媒体
に一般に使用される潤滑剤がいずれも好適なものとして
使用され、磁性層中における体積充填率は、4〜7容量
%の範囲内にすることが好ましい。
このような下層の磁性層上に重層して形成される上層の
磁性層は、層厚が0.7μmより厚くては重ね書き特性
であるオーバーライド特性が悪くなり、また磁性塗料の
塗布によって0.1μmより薄くするのは困難なため、
0.1〜0.7μmの範囲内にするのが好ましく、0.
7μm以下であれば充分に良好なオーバーライド特性が
得られる。しかしオーバーライド特性をより良好にする
ため、0.1〜0.7 μmの範囲内とし、さらに0.
2〜0.6μmの範囲内とするのが好ましく、0.3〜
0.5μmの範囲内とするのがより好ましい。
また、この上層の磁性層の表面粗さは、高密度記録が良
好に行えるようにするため、中心線平均粗度で0.01
μm以下にすることが好ましく、このような磁性層の表
面粗さは、前記したように下層の磁性層の飽和磁束密度
を200〜1500ガウスの範囲内にすることによって
達成される。このように磁性層の表面粗さは中心線平均
粗度で0.01μm以下にすれば、高密度記録が良好に
行えるが、高密度記録をさらに良好に行うためには、磁
性層の表面粗さを中心線平均粗度でさらに小さくし、0
.008 μm以下、さらには0.005 p m以下
とするのがより好ましい。
このような上層の磁性層に使用する磁性粉末としては、
r−Fe2o3 、Fe304粉末、C。
含有r−Fe203粉末、Co含有Fe3O4粉末、C
rO2粉末、Fe粉末、Co粉末、Fe−Ni合金粉末
、六方晶系フェライト粉末など、従来一般に使用される
磁性粉末がいずれも好適に使用されるが、上層の磁性層
の表面粗度を最も平滑にできる六万品系フェライト粉末
が特に好ましく使用される。このような六方晶系フェラ
イト粉末としては、バリウムフェライト粉末、ストロン
チウムフェライト粉末、鉛フェライト粉末、カルシウム
フェライト粉末、およびこれらフェライト粉末のFe元
素の一部を他の金属元素で置換したものなどが好適なも
のとして使用される。これらの上層の磁性層に使用され
る磁性粉末の保磁力は、200工ルステツド未満では記
録密度特性が悪くなり、1500エルステツドより高く
なると磁気ヘッドによる記録が困難になるため200〜
1500エルステツドの範囲内のものが好ましく使用さ
れる。また飽和磁化量は45emu/g未満では再生出
力が小さくなり、140emu/gより大きくなると磁
性層の表面粗度を0.1μm以下にすることが困難にな
るため45〜140emu/gの範囲内のものが好まし
く使用される。また、これらの磁性粉末の上層の磁性層
における体積充填率は、20容量%より少ないと再生出
力が小さくなり、40容量%より多くすると耐久性が小
さくなるため、20〜40容量%の範囲内にすることが
好ましく、23〜35容量%の範囲内とし、さらに25
〜33容量%の範囲内にするのがより好ましい。
また、この上層の磁性層は20〜35容量%の範囲内の
空孔を有するものであることが好ましい。さらに、この
ような空孔を有する磁性層中に磁性粉末とともに、磁気
記録媒体の耐久性をより向上させるため、非磁性粉末や
潤滑剤などを併用してもよく、非磁性粉末としては、こ
れらの磁性粉末より硬いAl2O3粉末、Cr2O3粉
末、α−Fe203粉末などが使用される。このような
非磁性粉末の磁性層中における体積充填率は、2容量%
より少ないと耐久性が小さくなり、20容量%より多く
すると磁気ヘッドの摩耗が大きくなるため、2〜20容
量%の範囲内にすることが好ましい。また潤滑剤として
は、下層の磁性層で使用したのと同じ脂肪族潤滑剤、フ
ッ素系潤滑剤、シリコーン系潤滑剤、炭化水素系潤滑剤
などの磁気記録媒体に一般に使用される潤滑剤がいずれ
も好適なものとして使用され、磁性層中における体積充
填率は6〜20容量%の範囲内にすることが好ましい。
さらに、静電気雑音を充分に小さくするため、この上層
の磁性層は表面の電気抵抗を1×1010Ω/1nch
2以下にするのが好ましく、I X 109Ω/1nc
h2以下にするのがより好ましい。
上下両磁性層の形成は、常法に準じて行えばよく、たと
えば、まずポリエステルフィルムなどの基体上に、保磁
力が200エルステツド以下の磁性粉末、結合剤樹脂、
有機溶剤およびその他の添加剤を含む磁性塗料を通常の
手段により塗布、乾燥して飽和磁束密度が200〜15
00ガウスの下層の磁性層を形成し、次いでこの下層の
磁性層上に、六方晶系フェライト粉末などの垂直磁気記
録に適した磁性粉末、結合剤樹脂、有機溶剤およびその
他の添加剤を含む磁性塗料を通常の手段により塗布、乾
燥して、層厚が0.7μm以下で、表面粗さが中心線表
面粗度で0.01μm以下の上層の磁性層を重層形成す
ればよい。
なお、上層の磁性層を形成する場合、六方晶系フェライ
ト粉末を使用すると、この種の磁性粉末の形状が板状で
、砒化容易方向が板面に対して垂直方向にあるため、塗
布時に機械的剪断力を作用させるだけで、充分に磁性粉
末をその板面が磁性層面と平行となるように配向させる
ことができ、磁化容易方向を磁性層に対して垂直方向に
配向することができるため、磁場の印加による磁場配向
は必ずしも必要ではないが、磁性層面に対して垂直方向
に磁場を印加して磁場配向を行うと、上層の磁性層に使
用した磁性粉末の磁化容易方向がより良好に垂直方向に
配向され、磁性層の表面平滑性も良好となるため、この
ような磁場配向を行うのが好ましい。
上下両磁性層で用いる結合剤樹脂としては、塩化ビニル
−酢酸ビニル系共重合体、ポリビニルブチラール樹脂、
繊維素系樹脂、ポリウレタン系樹脂、イソシアネート化
合物、放射線硬化型樹脂など従来汎用されている結合剤
樹脂が広く用いられる。
また、有機溶剤としてはトルエン、メチルエチルケトン
、メチルイソブチルケトン、シクロヘキサノン、テトラ
ヒドロフラン、酢酸エチルなど従来から汎用されている
有機溶剤が単独または二種以上混合して使用される。
〔実施例〕
次に、この発明の実施例について説明する。
実施例1 〈下層用磁性塗料の調製〉 粒状rFe2O3磁性粉末   100重量部(平均粒
子径0.15μm、保磁力 20エルステツド、比重約5) エスレソクA(積木化学工業社製24〃塩化ビニル−酢
酸ビニル−ビニ ルアルコール共重合体、比重約 パンデックスT5250 (大日本  24〃インキ化
学工業社製、ポリウレ タンエラストマー、比重約1.2) コロネートしく日本ポリウレタン  12〃工業社製、
三官能性低分子量イ ソシアネート化合物、比重約1.2) スターリングNS(キャボ・ノド社  43〃盟、カー
ボンブラック、比重約 1.8 ) オレイルオレート(比重約0.8>18〃シクロへキサ
ノン         100//トルエン     
       10011の組成からなる組成物をボー
ルミル中で15050時間混H,j、 L、て磁性塗料
を調製した。
〈上層用磁性塗料の調製〉 六角板状のCo、Ti変成バリウ 100重量部ムフェ
ライト磁性粉末(平均粒 子径0.07μm、保磁力420エ ルステツド、飽和磁化量55 emu/g) エスレックA(積木化学工業社製  8 ・・塩化ビニ
ル−酢酸ビニル−ビニ ルアルコール共重合体、比重約 1.2) タケラックE−551(成田薬品  8 〃工業社製、
ポリウレタン、比重 約1.2) コロネートL(日本ポリウレタン  4 〃工業社製、
三官能性低分子量イ ソシアネート化合物、比重約1.2) AO3−28(住人化学社製、    5 〃Al2O
3、平均粒径0.4μm) オレイルオレート(比重約0.8)   10〃シクロ
ヘキサノン         100〃トルエン   
         100〃の組成からなる組成物をボ
ールミル中で72時間混合分散して磁性塗料を調製した
〈磁気テープの製造〉 厚さ約12μmのポリエステルベースフィルム上に前記
の下層用磁性塗料を塗布、乾燥し、50°Cでカレンダ
処理した後、さらに60°Cで16時間キユアリングを
行い、2.0μm厚で飽和磁束密度が1100ガウスの
下層の磁性層を形成した。
次いでこの磁性層上にさらに前記の上層用磁性塗料を塗
布、乾燥し、乾燥時には3000エルステツドの磁場を
ポリエステルベースフィルムの垂直方向に印加した。次
いで、50℃でカレンダ処理を行って厚さ0.6μmの
上層の磁性層を形成した後、所定の巾に裁断して上下2
層の磁性層を重層した磁気テープをつくった。この磁気
テープの表面電気抵抗は2X107Ω/1nch2であ
った。
実施例2 実施例1の下層の磁性層の磁性塗料組成において、粒伏
γ−Fe203粉末の使用量を100重量部から18市
量部に、エスレノクAの使用量を24重量部から30重
量部に、バンデソクスT5250の使用量を24重量部
から18重量部に、スターリングNSの使用量を43重
量部から72重量部にそれぞれ変更した以外は、実施例
1と同様にして、厚さが2.5μmで飽和磁束密度が2
00ガウスの下層の磁性層を形成し、さらにこの上に実
施例1と同様にして、厚さが0.5μmの上層の磁性層
を形成し、磁気テープをつくった。
実施例3 実施例1の下層の磁性層の磁性塗料組成において、粒状
γ−Fe203粉末の使用量を100重量部から136
重量部に、エスレソクAの使用量を24重量部から27
重量部に、バンデソクスT5250の使用量を24重量
部から21重量部に、スターリングNSの使用量を43
重量部から30重量部にそれぞれ変更した以外は、実施
例1と同様にして、厚さが3.0μmで飽和磁束密度が
1500ガウスの下層の磁性層を形成し、さらにこの上
に実施例1と同様にして、厚さが0.7μmの上層の磁
性層を形成し、磁気テープをつくった。
実施例4 実施例1の下層の磁性層の磁性塗料組成において、粒伏
γ−Fe203粉末の使用量を100重量部から27重
量部に、エスレソクAの使用量を24重量部から30重
量部に、バンデックスT5250の使用量を24重量部
から18重量部に、スターリングNSの使用量を43重
量部から69重量部にそれぞれ変更した以外は、実施例
1と同様にして、厚さが1.5μmで飽和磁束密度が3
00ガウスの下層の磁性層を形成し、さらにこの上に実
施例1と同様にして、厚さが0.5μmの上層の磁性層
を形成し、磁気テープをつくった。
実施例5 実施例1の下層の磁性層の磁性塗料組成において、粒状
γ−Fe203粉末の使用量を100重量部から45重
量部に、スターリングNSの使用量を43重量部から6
2重量部にそれぞれ変更した以外は、実施例1と同様に
して、厚さが1μmで、飽和磁束密度が500ガウスの
下層の磁性層を形成し、さらにこの上に実施例1と同様
にして、厚さが0.6μmの上層の磁性層を形成し、磁
気テープをつくった。
実施例6 実施例1の下層の磁性層の磁性塗料組成において、粒状
γ−Fe203粉末の使用量を100重量部から63i
1ifi部に、エスレックAの使用量を24ffi量部
から30重量部に、バンデックスT5250の使用量を
24重量部から18重量部に、コロネートLの使用量を
12重量部から14重量部に、スターリングNSの使用
量を43重量部から56重量部にそれぞれ変更した以外
は、実施例1と同様にして厚さが2.0μmで飽和磁束
密度が700ガウスの下層の磁性層を形成し、さらにこ
の上に実施例1と同様にして、厚さが0.4μmの上層
の磁性層を形成し、磁気テープをつくった。
実施例7 実施例1において、上層の磁性層の乾燥時に配向磁場を
印加しなかった以外は、実施例1と同様にして磁気テー
プをつ(った。
比較例1 実施例1の下層の磁性層の磁性塗料組成において、粒状
γ−Fe203粉末の使用量を100重量部から250
重量部に、エスレックAの使用量を24重量部から20
iiKf部に、パンデックスT5250の使用量を24
重量部から20重量部に、コロネートLの使用量を12
重量部から10重量部に、スターリングNSの使用量を
43重量部から4重量部にそれぞれ変更した以外は、実
施例1と同様にして、厚さが2μmで、飽和磁束密度が
1800ガウスの下層の磁性層を形成し、さらにこの上
に実施例1と同様にして、層厚が0.6μmの上層の磁
性層を形成し、磁気テープをつくった。
比較例2 実施例1の下層の磁性層の磁性塗料組成において、粒状
γ−Fe203粉末を省いた以外は実施例1と同様にし
て、厚さが2μmで飽和磁束密度がOガウスの下塗り層
を形成し、さらにこの上に実施例1と同様にして層厚が
0.6μmの上層の磁性層を形成し、磁気テープをつく
った。
比較例3 実施例1において下層の磁性層を省き、代わりに厚さが
0.5μmで飽和磁束密度が6000ガウスのパーマロ
イ蒸着層を形成した以外は、実施例1と同様にして磁気
テープをつくった。
各実施例および比較例で得られた磁気テープについて、
磁性層の表面粗さをタリサーフで測定して、中心線平均
粗度で表した。また、記録波長λが2.0μmおよび0
.5μmにおける出力を測定した。
下記第1表はその結果である。
〔発明の効果〕
上記第1表から明らかなように、この発明で得られた磁
気テープ(実施例1〜7)は、いずれも従来の磁気テー
プ(比較例1〜3)に比し、記録波長λが0.5μmの
出力が特に良好で、このことから下層の磁性層の飽和磁
束密度を200〜1500ガウスの範囲内にして得られ
るこの発明の磁気記録媒体は、記録密度を高くした場合
(記録波長λが0.5μm)の出力が飛躍的に向上し、
高密度記録に適していることがわかる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、基体上に、飽和磁束密度が200〜1500ガウス
    の下層の磁性層を形成し、さらにその上に磁気異方性の
    方向が磁性層面に対して垂直方向にある層厚が0.7μ
    m以下で、表面粗さが中心線平均粗度で0.01μm以
    下の上層の磁性層を重層形成したことを特徴とする磁気
    記録媒体 2、下層の磁性層の層厚が0.5〜10μmの範囲内で
    ある特許請求の範囲第1項記載の磁気記録媒体 3、下層の磁性層中に含まれる磁性粉末の体積充填率が
    2〜20容量%である特許請求の範囲第1項および第2
    項記載の磁気記録媒体 4、下層の磁性層中に含まれる非磁性粉末の体積充填率
    が13〜30容量%である特許請求の範囲第1項ないし
    第3項記載の磁気記録媒体 5、上層の磁性層に用いる磁性粉末が六方晶フェライト
    粉末である特許請求の範囲第1項ないし第4項記載の磁
    気記録媒体 6、上層の磁性層中に含まれる磁性粉末の体積充填率が
    20〜40容量%である特許請求の範囲第1項ないし第
    5項記載の磁気記録媒体 7、上層の磁性層中に含まれる非磁性粉末の体積充填率
    が2〜20容量%である特許請求の範囲第1項ないし第
    6項記載の磁気記録媒体
JP61063174A 1986-03-20 1986-03-20 磁気記録媒体 Expired - Fee Related JPH07114015B2 (ja)

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