JPH05124929A - 化粧料 - Google Patents

化粧料

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JPH05124929A
JPH05124929A JP31187991A JP31187991A JPH05124929A JP H05124929 A JPH05124929 A JP H05124929A JP 31187991 A JP31187991 A JP 31187991A JP 31187991 A JP31187991 A JP 31187991A JP H05124929 A JPH05124929 A JP H05124929A
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peptide
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polymer
component
group
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JP31187991A
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Masao Shaku
政雄 釈
Sayuri Ookura
さゆり 大倉
Kimihiko Sugaya
公彦 菅谷
Takehisa Matsuda
武久 松田
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Pola Chemical Industries Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 美肌効果および養毛効果に優れた化粧料を提
供する。 【構成】 本発明の化粧料では、天然又は合成の高分子
物質からなるポリマー基体にアルギニン−グリシン−ア
スパラギン酸からなるペプチドフラグメントを構成要素
として少なくとも1つ以上含むペプチド(好ましくは分
子量が3,000以下)を共有結合したペプチド結合ポ
リマーを好適には化粧料全体に対して0.0001〜1
0重量%含有する。 【効果】 シミ、肌あれ等の皮膚状態を改善し、また毛
髪の成長を促進することができるとともに、安全性、安
定性上の弊害もない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は化粧料に関し、詳しくは
皮膚に対してはメラニン生成抑制効果、賦活効果、更に
は保水効果などに優れ、一方、頭髪に対しては養毛効果
に優れた化粧料を提供せんとするものである。
【0002】
【従来の技術】フィブロネクチン(以下、FNと略記)
は、人及び動物の血漿、線維芽細胞膜上、表皮の基底膜
などに分布する多機能糖蛋白質であり、細胞又は組織間
の結合状態の保持例えば皮膚組織のコラーゲン線維間の
空間の液状物質(ムコ多糖類等)の保持や伸展、分化、
増殖例えば線維芽細胞の増殖などに関与する重要な役割
を果たすことが知られている
【0003】また、FN自体の全アミノ酸配列も解明さ
れており、FNは最大2327のアミノ酸からなる分子
量約25万のポリペプチドがC末端付近で−S−S−結
合により2量体を形成している。一方、分子内アミノ酸
配列は繰り返し構造を有し、細胞、コラーゲン、ヘパリ
ンならびにフィブリンなどに対する結合活性領域を有し
ている。
【0004】かかるFNの特性を活用して、これを化粧
料に応用する試みも見受けられる(特開昭59−760
07号、特開昭63−201110号、特開平1−62
05号)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、FNは上記
の如き有用な特性を有するものの、現実には抗原性やウ
ィルス感染等の安全性上の問題や処方系中における変色
などの安定性の問題のため、その利用は大幅に制限され
ていた。更には、供給面でも血液などから採取するため
に高価であり、且つ採取量にも限界があった。
【0006】本発明はかかる実情に鑑みてなされたもの
であって、FNと同様の機能活性を有し、更には保水性
又は吸水性に優れ、且つ安全性、安定性の良好な化粧料
を提供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記課題を
解決するため鋭意研究を重ねた結果、一定の配列を有す
るペプチドフラグメントを含むペプチドを天然又は合成
の高分子物質からなる各種ポリマー基体に共有結合した
ペプチド結合ポリマーが優れたFN様活性を有している
ことを見いだし、これに基づいて本発明を完成した。
【0008】すなわち、本発明は、天然又は合成の高分
子物質からなるポリマー基体にアルギニン−グリシン−
アスパラギン酸からなるペプチドフラグメントを構成要
素として少なくとも1つ以上含むペプチドを共有結合し
たペプチド結合ポリマーを含有することを特徴とする化
粧料であり、好ましい態様としては、上記ペプチドの分
子量が3,000以下であり、またペプチド結合ポリマ
ーの含有量が化粧料全体に対して0.0001〜10重
量%である化粧料に関するものである。
【0009】以下、本発明を詳細に説明する。本発明に
適用されるペプチド結合ポリマーは、ポリマー基体に対
してアルギニン(以下Argと記載)−グリシン(以下
Glyと記載)−アスパラギン酸(以下Aspと記載)
からなるペプチドフラグメントを活性領域として少なく
とも1つ以上含むペプチドを共有結合させて得られるも
のである。
【0010】ここで、Arg−Gly−Aspからなる
ペプチドフラグメントを含むペプチドは、例えば下記一
般式(I)、好ましくは更にセリン(以下Serと記
載)の結合した一般式(II)の如き組成を有し、皮膚組
織細胞に対する接着活性及び増殖活性を有している。 H−(X1 )−Arg−Gly−Asp−(X2 )−OH (I) H−(Y1 )−Arg−Gly−Asp−Ser−(Y2 )−OH (II) (X1 ,X2 ,Y1 ,Y2 :0または1〜30個のアミ
ノ酸残基のペプチド鎖を示し、アミノ酸の種類及び結合
の順序は特に限定されない)
【0011】また、ペプチドは親水性のアミノ酸である
プロリン(以下Proと記載)を含んだ一般式 (III)の
如き組成を有するものが特に好ましい。 H−(Z1 )−Arg−Gly−Asp−Ser−(Z2 )−OH (III) (Z1 ,Z2 :Proを1個以上含む1〜30個のアミ
ノ酸残基のペプチド鎖を示し、アミノ酸の種類及び結合
の順序は特に限定されない)
【0012】尚、本発明に係わるペプチドに用いられる
アミノ酸は、L体が好ましい。また構成アミノ酸である
Proは、ペプチドに親水性の性質を与えるので、ポリ
マー基体に結合反応させる際DMF(ジメチルホルムア
ミド)等の有機溶媒を反応溶媒として用いることが出来
ることから、従来の水溶液中の反応と比較して反応効率
の向上が図れる。
【0013】本発明に係わるペプチドの分子量は、通常
3,000以下である。3,000を越える場合、抗原
になる可能性があり、10,000以上では完全抗原と
して作用することから本発明に使用するペプチドの分子
量を3,000以下とした。
【0014】ペプチドの合成方法としては特に限定しな
いが、液相法、固相法および固相法を応用した自動合成
装置による合成方法などが挙げられる。これらの合成方
法の詳細については、生化学実験講座・タンパク質の化
学IV P207〜P495(日本生化学会編・東京化学
同人発行)、続生化学実験講座・タンパク質の化学
(下)P641〜P694(日本生化学会編・東京化学
同人発行)等に記載されている。又、遺伝子工学的な手
法を用いて作成してもよい。
【0015】次に、上記ペプチドと結合せらるる天然又
は合成の高分子物質からなるポリマー基体としては、従
来用いられているセルロース、デキストラン、キチン等
の多糖類、またはスチレン、メチルメタアクリレート、
エチルメタアクリレート、2−ヒドロキシエチルメタア
クリレート、アクリルアミド、ビニルアルコール等のラ
ジカル重合可能なモノマーの1種以上によりポリマー化
された合成高分子、その他化学修飾された各種高分子、
例えばナイロン、ポリエステル、ポリカーボネート、ウ
レタン樹脂、フッ素樹脂、シリコーン樹脂等などが挙げ
られる。
【0016】前記ペプチドとポリマー基体とを結合し本
発明に係るペプチド結合ポリマーを得る方法としては特
に限定されないが、例えばポリマー基体表面の水酸基、
アミノ基、カルボン酸基等とペプチドとを縮合剤を利用
して結合させる合成法、あるいはポリマー基体表面に反
応性官能基がない場合にはペプチドと反応する活性エス
テル基などの反応性官能基を導入して結合させる合成法
等が挙げられる。
【0017】具体的な合成法としては例えば、臭化シア
ン、酸アジド、水溶性カルボジイミド等を利用したペプ
チド結合合成法、ポリマー基体に導入した芳香族アミノ
基と亜硝酸ナトリウムとを反応させて得たジアゾニウム
化合物を利用するジアゾ合成法;ハロゲン化アセチル誘
導体、トリアジニル誘導体を利用するアルキル化法;グ
ルタルアルデヒド等のアルデヒド基とポリマー基体のア
ミノ基との反応を利用するシッフ塩基形成合成法;カル
ボシル基、アミノ基、アルデヒド基及びイソニトリル基
を共存させて縮合を行うUgl反応合成法;トレシルエ
ステルを利用するトレシルクロリド合成法;スベリン酸
ジ−N−ヒドロキシスクシンイミドエステル、酒石酸ジ
−N−ヒドロキシスクシンイミドエステル等の活性エス
テル基を用いる合成法;ジメチルスベロイミデート二塩
基酸、メチル−4−メルカプトブチルイミデート塩酸
塩、メチル−4−アジドベンゾイミデート塩酸塩等のイ
ミドエステル基を用いる合成法;p−フェニレンビスマ
レイミド等のマレイミド基を用いる合成法;ポリマー基
体の水酸基をN,N′−カルボニルジイミダゾールで活
性化する合成法が挙げられる。上記合成法は、水溶液中
やDMFやピリジンのような極性有機溶媒中で行うこと
ができる。好ましい溶媒は極性有機溶媒である。反応性
官能基をポリマー基体に縮合剤を利用して導入する方法
としては、反応性官能基をポリマー基体に直接導入する
方法、ポリマー基体にポリエチレングリコールやポリプ
ロピレングリコール等をグラフトさせその末端に反応性
官能基を導入する方法が挙げられる。
【0018】ここで、本発明に係るペプチド及びペプチ
ド結合ポリマーの製造例を示す。
【0019】製造例1.ペプチド メリーフィールド(Merrifield)方式によるペプチド自動
合成装置を用いて合成を行なった。尚、α−アミノ基の
保護には第三ブトキシカルボニル(Boc)基を用い、
セファデックスゲル、CM−セルロースイオン交換クロ
マトグラフィー及び分配クロマトグラフィーによって精
製を行ない、高速液体クロマトグラフィー(HPLC)
上で単一のピークを示すペプチドを得た。得られたペプ
チドの代表例を表1に示す。
【0020】
【表1】
【0021】製造例2.ペプチド結合合成高分子 活性エステル基を有するビニルモノマー(サクシニイミ
ドアクリレート)とラジカル重合可能な各種モノマー
(スチレン、メチルメタアクリレート、2−ヒドロキシ
エチルアクリレート)とをラジカル重合開始剤(アゾビ
スイソブチロニトリル等)の存在下、ベンゼン溶液中で
60℃で重合反応を行った。得られた各種ポリマーとペ
プチド−1とをDMF溶媒中で反応させ各種のペプチド
結合合成高分子を得た。
【0022】製造例3.ペプチド結合キチン キチンの表面水酸基をN,N′−カルボニルジイミダゾ
ールで活性化し、DMF溶媒中で上記のペプチド−3と
反応させペプチド結合キチンを得た。
【0023】製造例4.ペプチド結合デキストラン デキストランにDMF溶媒中でジイソシアン酸ヘキサメ
チレンを反応させた後、側鎖のイソシアネート基を加水
分解してアミノ化した。次いでスベリン酸ジ−N−ヒド
ロキシスクシンイミジル(DSS)でアミノ基を活性化
し、緩衝液中にて上記のペプチド−2と反応させペプチ
ド結合デキストランを得た。
【0024】上述の如くして得られた本発明に係るペプ
チド結合ポリマーは、化粧料全体に対して通常0.00
01〜10重量%好ましくは0.01〜3重量%含有さ
れる。
【0025】また、本発明の化粧料は、化粧水、乳液、
クリーム、口紅、ファンデーションなどの形態で皮膚化
粧料として用いることができ、一方、ヘアートニック、
ヘアークリーム、ヘアーローションなどの形態で毛髪化
粧料として用いることもできる。尚、これらの化粧料は
常法に従い製造することができる。
【0026】更に、本発明の化粧料にはペプチド結合ポ
リマーに加えて、必要に応じて界面活性剤、粉体又は顔
料、酸化防止剤、紫外線吸収剤、保湿剤、ビタミン類、
防腐剤、香料などを配合できる。
【0027】ここで、本発明に係るペプチド結合ポリマ
ーが如何に優れた細胞接着性及び細胞増殖性を示すかの
評価をするため培養系を用いた比較実験を行なった。
【0028】(比較実験)前記製造例2及び3で得られ
た本発明に係るペプチド結合ポリマーであるペプチド結
合ポリスチレン及びペプチド結合キチンと比較物質とし
てヒト血液由来フィブロネクチン、ポリスチレンならび
にキチンとを用い動物細胞培養を行なった。すなわち、
上記各試料物質を可溶性溶媒中に0.5mg/mlとな
るよう調製した後、シャーレに1mlを添加してコート
を行なった。次いで、5×104 個の表皮細胞を接種
し、MEM培養液を用いて培養を開始した。細胞接着性
については培養開始1時間後、また細胞増殖性について
は72時間後に、それぞれ位相差顕微鏡及び走査型電子
顕微鏡で観察して評価した。その結果を表2に示す。
【0029】
【表2】
【0030】表2の結果に示される如く、本発明に係る
ペプチド結合ポリマーは、フィブロネクチンと同様の良
好な細胞接着活性及び細胞増殖活性を有していることが
実証された。
【0031】
【実施例】以下に、本発明の化粧料の実施例を示す。
尚、配合割合は重量%である。
【0032】実施例1.化粧水 ペプチド結合スチレンポリマー 0.5 グリセリン 1.5 エタノール 6 プロピレングリコール 1.5 クエン酸 0.01 クエン酸ナトリウム 0.1 香 料 0.05 精製水 90.34
【0033】実施例2.クリーム ペプチド結合キチン 0.5 グリセリン 3 スクワラン 5 2−エチルヘキサン酸トリグリセライド 1 ワセリン 0.5 1,3−ブタンジオール 4 ポリグリセリンポリオキシブチレンステアリルエーテル 2.5 香 料 0.2 精製水 84.7
【0034】実施例3 ヘアトニック ペプチド結合ポリメチルメタクリレ−ト 0.5 エタノール 50 グリセリン 1 l−メントール 0.1 ビタミンE 0.1 色 素 0.02 精製水 48.28
【0035】実施例4.乳液 ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油 1.5 ヤシ油脂肪酸モノグリセライド 1.0 オレイン酸トリグリセリン 8.0 グリセリン 2.5 ペプチド結合カルボキシビニルポリマー 1.5 香 料 0.2 精製水 85.3
【0036】実施例5.ヘアークリーム スクワラン 30.0 ワセリン 3.0 ミツロウ 4.0 ステアリン酸 4.0 オリーブ油 2.0 ソルビタンモノステアレート 2.5 ポリオキシエチレンソルビタンモノステアレート 2.5 ブチルパラベン 0.1 ペプチド結合デキストラン 0.1 1,3−ブタンジオール 2.5 ポリエチレングリコール200 1.5 トリエタノールアミン 1.0 メチルパラベン 0.1 精製水 46.5 香 料 0.2
【0037】(比較実験)本発明により得られた化粧料
と従来の化粧料とをメラニン生成抑制効果、美肌効果及
び養毛効果により比較した。
【0038】<メラニン生成抑制効果> サンプル (ア)本発明の実施例1の化粧水 (イ)本発明の実施例1の化粧水からペプチド結合スチ
レンポリマーを除去(水を増量)した従来の化粧水。
【0039】実験方法 邦人女性30人(年齢20〜42才)を被験者として、
人工光源(UV−Bランプ)による色素沈着に対する抑
制効果を測定した。すなわち、前腕内側部の皮膚を対象
とし、予め右側前腕内側で各人の最小紅斑量(MED)
を求めた後、各人の1.5MEDに相当するUV−Bを
左側前腕内側の2ヶ所(1ヶ所当り2×2cm)に照射
した。その後、1ヶ所にはサンプル(ア)の化粧水を、
他の1ヶ所にはサンプル(イ)の化粧水をそれぞれ1日
2回当り適量塗布した。色素沈着が生じる照射7日後及
び15日後に、照射部位2ヶ所の色素沈着の程度を相対
比較した。その結果を表3に示す。
【0040】
【表3】
【0041】表3の結果に示されるように、本発明品の
化粧水であるサンプル(ア)は、従来品の化粧水である
サンプル(イ)に比し、優れたメラニン生成抑制効果が
あることが明らかとなった。
【0042】<美肌効果> サンプル (カ)本発明の実施例2のクリーム (キ)本発明の実施例2のクリームからペプチド結合キ
チンを除去(水を増量)した従来のクリーム
【0043】実験方法 邦人女性40人(年齢:20〜38才)を無作為にA
群、B群(各20人)に分け、A群にはサンプル(カ)
のクリームを、またB群にはサンプル(キ)のクリーム
をそれぞれ1ヶ月間使用してもらった。1ヶ月後の肌の
しっとり感(保水効果)や肌のはりの改善(賦活効果)
などの美肌効果について群間比較を行なった。その結果
を表4に示す。
【0044】
【表4】
【0045】表4の結果から明らかなように、本発明品
のクリームであるサンプル(カ)は、従来品のクリーム
であるサンプル(キ)に比べ、優れた美肌効果を有して
いることが実証された。
【0046】<養毛効果> サンプル (サ)本発明の実施例3のヘアトニック (シ)本発明の実施例3のヘアトニックからペプチド結
合ポリメチルメタクリレートを除去(水を増量)した従
来のヘアトニック
【0047】実験方法 ICRマウス(雄5週令)10匹の背部をバリカンで除
毛(3×4cm2 )した後、更にバリカン除毛部位に除
毛クリーム(商品名:コーワ除毛クリームジェリー)を
塗布し、10分後除毛クリームを温湯で洗浄した。その
後、ICRマウスをX群、Y群の2群(各5匹)に分
け、X群にはサンプル(サ)のヘアトニックを、Y群に
はサンプル(シ)のヘアトニックを、それぞれ20μl
づつ毎日塗布した。除毛開始後14日目に新生毛20本
づつをサンプリングして体毛長の平均値の群間比較を行
なった。その結果を表5に示す。
【0048】
【表5】
【0049】表5の結果から、本発明品のヘアトニック
であるサンプル(サ)は、従来品のヘアトニックである
サンプル(シ)に比べ、優れた養毛効果を有することが
明らかとなった。
【0050】
【発明の効果】本発明によれば、メラニン生成抑制によ
る色白効果、組織細胞の賦活や保水による美肌効果、更
には毛髪に対する養毛効果が格段に優れていることは勿
論のこと、皮膚に対する弊害もなく安全に使用すること
ができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松田 武久 大阪府箕面市粟生外院1ー16 箕面東コー ポラスA−501

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 天然又は合成の高分子物質からなるポリ
    マー基体にアルギニン−グリシン−アスパラギン酸から
    なるペプチドフラグメントを構成要素として少なくとも
    1つ以上含むペプチドを共有結合したペプチド結合ポリ
    マーを含有することを特徴とする化粧料。
  2. 【請求項2】 ペプチドの分子量が3,000以下であ
    る請求項1に記載の化粧料。
  3. 【請求項3】 ペプチド結合ポリマーの含有量が化粧料
    全体に対して0.0001〜10重量%である請求項1
    または2のいずれかに記載の化粧料。
JP31187991A 1991-10-30 1991-10-30 化粧料 Pending JPH05124929A (ja)

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