JPH0512449U - 糸ガイド - Google Patents

糸ガイド

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JPH0512449U
JPH0512449U JP6057691U JP6057691U JPH0512449U JP H0512449 U JPH0512449 U JP H0512449U JP 6057691 U JP6057691 U JP 6057691U JP 6057691 U JP6057691 U JP 6057691U JP H0512449 U JPH0512449 U JP H0512449U
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JP
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yarn
guide
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protrusion
thread
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JP6057691U
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勝 吉川
邦治 岩本
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Abstract

(57)【要約】 【構成】脚部2に連続したガイド部3を曲折してその内
側をほぼ円形の糸道部5とするとともに、上記脚部2よ
りその軸方向に対して平行に備えた突起部4を上記ガイ
ド部3先端に形成した係入孔6に係入してなり、これら
突起部4と係入孔6との空隙を0.2〜1.0mmとし
て糸ガイドを構成した。 【効果】糸導入部7から糸道部3へ糸の導入を容易に行
うことができるとともに、導入された走行糸の抜け外れ
を防止でき、また突起部4および係入孔6の軸方向が脚
部2の軸方向とほぼ平行に構成されているため、射出成
形用の金型構造が簡単となり、成形性の向上、あるいは
コストの低減が可能となる。さらに、ガイド部3先端が
比較的太い形状であるから、欠けや割れが生じにくい

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、糸条を案内するための糸ガイドに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、例えば図6に示す糸ガイド20が使用されていた。しかし、このよ うな形状では、糸21が走行すると糸ガイド20から外れるという問題があった ため、糸をガイドに係入し易くかつ外れにくいものが求められていた。
【0003】 そこで、この要求に対し、実公昭57−57097号公報で示される様な、ド ッグテイルタイプと呼ばれる糸ガイドが考案された。このドッグテイルタイプの 糸ガイドは、図7に示すように、ガイド基部11に連続した突起部10が曲折し て円形の糸道部13を形成し、さらにこの突起部10の先端が、上記ガイド基部 11に設けられた孔部12に入り込む構造になっていた。そのため、突起部10 と孔部12との隙間を通って糸を糸道部13に係入する事ができ、走行時の糸外 れも少なくできるものであった。また、この糸ガイドは、アルミナなどのセラミ ックスからなり、射出成形法で形成したものであった。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
一般にセラミックスの射出成形をする場合は、複数の金型を組み合わせて型を 形成し、成形後は各金型を移動して成形体を脱型するようになっている。ところ が、上記図7に示す形状のスレッドガイドは、ガイド基部11の軸方向X、糸道 部13の方向Y、および突起部10先端と孔部12の方向Zが互いに異なってい るため、これらX、Y、Zの3方向に金型が移動するような構造としなければな らず、金型構造が極めて複雑であり、金型価格が高く、また生産性が悪いために 安価に製造することができないという問題点があった。
【0005】 また、上記糸ガイドでは、使用時に突起部10と孔部12の隙間から糸が外れ てしまうことを完全に防ぐことはできなかった。さらに、上記糸ガイドは、突起 部10の先端が細長い形状となるため、製造時や使用時などに欠けや割れが発生 しやすいという問題点もあった。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記に鑑みて、本考案は脚部に連続したガイド部を曲折してその内側にほぼ円 形の糸道部を形成するとともに、上記脚部よりその軸方向Xとほぼ平行に備えた 突起部を、上記ガイド部先端に上記軸方向Xとほぼ平行に形成した係入孔に係入 してなり、これら突起部と係入孔との間に0.2〜1.0mmの空隙を形成して 糸ガイドを構成したものである。
【0007】
【作用】
本考案の糸ガイドによれば、突起部および係入孔の方向と脚部の軸方向Xが一 致するため、この方向Xと糸道部の方向Yの2方向のみに金型を移動させればよ く、射出成形時の金型構造を簡単にできる。また、突起部と係入孔の空隙を0. 2〜1.0mmとしたことによって、糸を容易に挿入し、かつ糸外れを完全に防 止することができる。
【0008】
【実施例】
以下図によって本考案実施例を詳細に説明する。
【0009】 図1に正面図、図2に右側面図、図3に平面図、図4に図2中のA−A線断面 図、図5に図1中のB−B線断面図をそれぞれ示すように、本考案の糸ガイド1 は、脚部2よりガイド部3と突起部4が分離して延びる形状となっている。そし てガイド部3は、その断面が略台形状をなし、かつその内側にてほぼ円形の糸道 部5をなす様に曲折してある。
【0010】 一方、突起部4は、略円錐状をなし、上記脚部2の軸方向に対しほぼ平行とな るように形成されている。さらに、この突起部4は、ガイド部3の先端部に形成 された係入孔6に入り込んでいる。また、これら突起部4と係入孔6との間には 、全周にわたって0.2〜1.0mmの空隙を設けている。
【0011】 このように、突起部4が係入孔6に入り込む形状にしてあることと、突起部4 と係入孔6との間に0.2〜1.0mmの空隙を設けていることによって、糸導 入部7から糸道部5への糸の導入を容易に行うことができるとともに、導入され た糸8は糸道部5でガイドされ、左廻りおよび右廻りのいずれの場合でも、糸道 部5からの抜け外れが生じ難くなっている。
【0012】 また、本考案の糸ガイド1は、ガイド部3の先端が比較的太い形状であるため 、欠けや折れが生じにくい。また突起部4は細い形状であるが、係入孔6に入り 込んでおりしかも短いため折れにくい。
【0013】 なお、上記ガイド部3は断面が台形状のものに限らず、断面が三角形状や円形 状のものでもよい。また、突起部4の形状は、円錐状に限らず、角錐状や円柱、 角柱状としてもよい。ただし、これらのガイド部3、突起部4の表面の角部は曲 面状としておく必要がある。
【0014】 さらに、本考案の糸ガイド1は、アルミナ、シルコニア、炭化珪素、窒化珪素 などのセラミックスからなっており、射出成形によって形成することができる。 そして、射出成形時には、複数の金型を組み合わせて型を構成し、成形後は各金 型を移動させて脱型を行うが、上記したように突起部4および係入孔6と脚部2 の軸方向が平行であるため、この軸方向Xと糸道部5の方向Yの2方向のみに金 型を移動させて脱型すればよく、金型構造を簡単にできる。したがって、容易に 、かつ低コストで糸ガイドを製造することができる。
【0015】 また、このようにして成形した後、所定の条件で焼成し、得られた焼結体の少 なくとも糸道部5を研磨して表面粗さ(Ra)0.2μm以下の滑らかな面とし ておくことによって、良好に糸をガイドすることができる。
【0016】 ここで、上記した突起部4と係入孔6との空隙の大きさtについての実験を行 った。糸ガイド1はアルミナセラミックスにより形成し、上記空隙の大きさtを 種々変化させたものを試作した。これらの糸ガイドを用いて、ポリエステルから 成り、太さ75デニールの糸を導入し、走行させたときの状態を観察した。
【0017】 結果は表1に示すように、空隙を0.2mm未満にした場合は、糸導入部7か ら糸8を挿入する事ができず、一方空隙が1.0mmより大きいと、糸走行時に 糸外れを生じた。したがって、空隙の大きさtは0.2〜1.0mmとしたもの が優れていた。
【0018】
【表1】
【0019】
【考案の効果】
このように、本考案によれば、脚部に連続したガイド部を曲折してその内側を ほぼ円形の糸道部とするとともに、上記脚部よりその軸方向Xに対して平行に備 えた突起部を、上記ガイド部先端に上記軸方向Xとほぼ平行に形成した係入孔に 係入してなり、これら突起部と係入孔との空隙を0.2〜1.0mmとして糸ガ イドを構成したことによって、糸導入部から糸道部へ糸の導入を容易に行うこと ができるとともに、導入された走行糸の糸の抜け外れを防止できる。
【0020】 また、突起部および係入孔の軸方向が脚部の軸方向と平行に構成されているた め、射出成形用の金型構造が簡単となり、成形性の向上、あるいはコストの低減 が可能となる。さらに、ガイド部先端が比較的太い形状であるから、欠けや割れ が生じにくいなど、さまざまな特徴を持った糸ガイドを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案実施例に係る糸ガイドを示す正面図であ
る。
【図2】図1に示す糸ガイドの右側面図である。
【図3】図1に示す糸ガイドの平面図である。
【図4】図2中のA−A線断面図である。
【図5】図1中のB−B線断面図である。
【図6】従来の糸ガイドを示す斜視図である。
【図7】従来のドッグテイルタイプの糸ガイドを示す正
面図である。
【符号の説明】
1・・・糸ガイド 2・・・脚部 3・・・糸道部 4・・・突起部 5・・・ガイド部 6・・・係入孔 7・・・糸導入部 8・・・糸

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】脚部に連続したガイド部を曲折してその内
    側にほぼ円形の糸道部を形成するとともに、上記脚部よ
    りその軸方向Xとほぼ平行に備えた突起部を、上記ガイ
    ド部先端に上記軸方向Xとほぼ平行に形成した係入孔に
    係入してなり、これら突起部と係入孔との間に0.2〜
    1.0mmの空隙を形成したことを特徴とする糸ガイ
    ド。
JP6057691U 1991-07-31 1991-07-31 糸ガイド Expired - Fee Related JP2542961Y2 (ja)

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JP6057691U JP2542961Y2 (ja) 1991-07-31 1991-07-31 糸ガイド

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JP6057691U JP2542961Y2 (ja) 1991-07-31 1991-07-31 糸ガイド

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JPH0512449U true JPH0512449U (ja) 1993-02-19
JP2542961Y2 JP2542961Y2 (ja) 1997-07-30

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS50125536U (ja) * 1974-03-19 1975-10-15
JP2002087696A (ja) * 2000-09-18 2002-03-27 Nippon Sheet Glass Co Ltd 糸ガイド、これを用いた糸処理装置および糸処理方法

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JP4698804B2 (ja) * 2000-09-18 2011-06-08 オーシーヴィー インテレクチュアル キャピタル エルエルシー 糸ガイド、これを用いた糸処理装置および糸処理方法

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JP2542961Y2 (ja) 1997-07-30

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