JPH05124067A - 成形金型 - Google Patents
成形金型Info
- Publication number
- JPH05124067A JPH05124067A JP30252791A JP30252791A JPH05124067A JP H05124067 A JPH05124067 A JP H05124067A JP 30252791 A JP30252791 A JP 30252791A JP 30252791 A JP30252791 A JP 30252791A JP H05124067 A JPH05124067 A JP H05124067A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mold
- sprue
- sprue bush
- gate
- molding die
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 金型構造を簡略化することにより、金型コス
トの低減を図る。 【構成】 ピンポイントゲート７を有する成形金型にお
いて、固定側取り付け板４に弾性体１１を介し浮動自在
に配置したスプルーブッシュ５と、前記ピンポイントゲ
ート７から樹脂注入口に向け断面が大となるテーパ状に
形成したスプルー孔１５とを備え、型閉め時は前記スプ
ルーブッシュ５をノズル１３のタッチ圧で型閉め方向に
密接させ、また、型開き時は前記弾性体１１によりスプ
ルーブッシュ５を型開き方向に突き出してゲートカット
を行う。
トの低減を図る。 【構成】 ピンポイントゲート７を有する成形金型にお
いて、固定側取り付け板４に弾性体１１を介し浮動自在
に配置したスプルーブッシュ５と、前記ピンポイントゲ
ート７から樹脂注入口に向け断面が大となるテーパ状に
形成したスプルー孔１５とを備え、型閉め時は前記スプ
ルーブッシュ５をノズル１３のタッチ圧で型閉め方向に
密接させ、また、型開き時は前記弾性体１１によりスプ
ルーブッシュ５を型開き方向に突き出してゲートカット
を行う。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、プラスチックの成形加
工に用いられる成形金型に関する。
工に用いられる成形金型に関する。
【０００２】
【従来の技術】この種ピンポイントゲートを有する成形
金型においては、従来、図３（ａ）のように、可動側型
板１を有する可動側型部に対し、固定側型板２とランナ
ーストリッパプレート３および固定側取り付け板４を有
する固定側型部が対向配置され、型内にはスプルー孔１
５とランナー６，ピンポイントゲート７を介してキャビ
ティ８が形成されていた。なお、前記スプルー孔１５
は、固定側型板２からプレス側ノズル（図示せず）に向
け断面が小となるテーパ状に形成されていた。このよう
な型構成により、成形時に溶融樹脂は前記スプルー孔１
５から注入され、ランナー６，ピンポイントゲート７を
介してキャビティ８内に充填されていた。次に、部分的
な型開きに際し、図３（ｂ）のように、固定側型板２と
ランナーストリッパプレート３とを分離することで、ピ
ンポイントゲート７におけるゲートカットを行い、更
に、全ての型開きに際しては、図３（ｃ）のように、固
定側型板２に対し可動側型板１を分離することで、製品
９を取り出し、かつスプルー・ランナー１０を型内で取
り出すようにしていた。
金型においては、従来、図３（ａ）のように、可動側型
板１を有する可動側型部に対し、固定側型板２とランナ
ーストリッパプレート３および固定側取り付け板４を有
する固定側型部が対向配置され、型内にはスプルー孔１
５とランナー６，ピンポイントゲート７を介してキャビ
ティ８が形成されていた。なお、前記スプルー孔１５
は、固定側型板２からプレス側ノズル（図示せず）に向
け断面が小となるテーパ状に形成されていた。このよう
な型構成により、成形時に溶融樹脂は前記スプルー孔１
５から注入され、ランナー６，ピンポイントゲート７を
介してキャビティ８内に充填されていた。次に、部分的
な型開きに際し、図３（ｂ）のように、固定側型板２と
ランナーストリッパプレート３とを分離することで、ピ
ンポイントゲート７におけるゲートカットを行い、更
に、全ての型開きに際しては、図３（ｃ）のように、固
定側型板２に対し可動側型板１を分離することで、製品
９を取り出し、かつスプルー・ランナー１０を型内で取
り出すようにしていた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
技術によると、金型構造が、可動側型板１と固定側型板
２およびランナーストリッパプレート３の３枚プレート
構造であるため、部品点数が多く組立調整が困難である
ため、特に小ロット生産を考えた場合、金型コストが高
くなるという課題があった。
技術によると、金型構造が、可動側型板１と固定側型板
２およびランナーストリッパプレート３の３枚プレート
構造であるため、部品点数が多く組立調整が困難である
ため、特に小ロット生産を考えた場合、金型コストが高
くなるという課題があった。
【０００４】この発明は斯かる課題を解決するためにな
されたもので、その目的とするところは、金型構造を簡
略化することにより、金型コストの低減を図った成形金
型を提供することにある。
されたもので、その目的とするところは、金型構造を簡
略化することにより、金型コストの低減を図った成形金
型を提供することにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明は、ピンポイントゲートを有する成形金型に
おいて、固定側取り付け板に弾性体を介し浮動自在に配
置したスプルーブッシュと、前記ピンポイントゲートか
ら樹脂注入口に向け断面が大となるテーパ状に形成した
スプルー孔とを備え、型閉め時は前記スプルーブッシュ
をノズルタッチ圧で型閉め方向に密接させ、型開き時は
前記弾性体によりスプルーブッシュを型開き方向に突き
出してゲートカットを行うようにしたことを特徴とす
る。
に、本発明は、ピンポイントゲートを有する成形金型に
おいて、固定側取り付け板に弾性体を介し浮動自在に配
置したスプルーブッシュと、前記ピンポイントゲートか
ら樹脂注入口に向け断面が大となるテーパ状に形成した
スプルー孔とを備え、型閉め時は前記スプルーブッシュ
をノズルタッチ圧で型閉め方向に密接させ、型開き時は
前記弾性体によりスプルーブッシュを型開き方向に突き
出してゲートカットを行うようにしたことを特徴とす
る。
【０００６】
【作用】前記構成により、本発明によれば、型開きに際
し、プレス側ノズルを樹脂注入口から離すことで、固定
側取り付け板に配置したスプルーブッシュを弾性体の弾
発力で金型外に突き出し、この突き出し力により、ピン
ポイントゲートのカットを行うと共に、いわゆる逆テー
パ状に形成したスプルー孔からスプルー部を簡単に取り
出すことができる。すなわち、スプルー孔をピンポイン
トゲートからノズル側に向け断面が大となる逆テーパ状
に形成しているため、従来のランナーストリッパプレー
トが不要となり、部品点数が削減されて、金型構造の簡
略化が可能となる。
し、プレス側ノズルを樹脂注入口から離すことで、固定
側取り付け板に配置したスプルーブッシュを弾性体の弾
発力で金型外に突き出し、この突き出し力により、ピン
ポイントゲートのカットを行うと共に、いわゆる逆テー
パ状に形成したスプルー孔からスプルー部を簡単に取り
出すことができる。すなわち、スプルー孔をピンポイン
トゲートからノズル側に向け断面が大となる逆テーパ状
に形成しているため、従来のランナーストリッパプレー
トが不要となり、部品点数が削減されて、金型構造の簡
略化が可能となる。
【０００７】
【実施例】以下、図面に基づき本発明の好ましい実施例
を説明する。なお、全図を通じて同一または相当する部
材には同一の符号を付して説明する。図１には、本発明
に係る成形金型の要部構成が示されている。同図におい
て、この金型は、可動側型板１を有する可動側型部と、
固定側型板２および固定側取り付け板４を有する固定側
型部が対向配置されている。前記固定側型板２の内部に
は、キャビティ８およびピンポイントゲート７を介して
スプルー溝１５ａが形成されている。また、前記固定側
取り付け板４には、スプリング１１を介してスプルーブ
ッシュ５が配置され、このスプルーブッシュ５は、取付
けピン１２により僅かな隙間ｈだけ型開閉方向に浮動自
在に取り付けられている。
を説明する。なお、全図を通じて同一または相当する部
材には同一の符号を付して説明する。図１には、本発明
に係る成形金型の要部構成が示されている。同図におい
て、この金型は、可動側型板１を有する可動側型部と、
固定側型板２および固定側取り付け板４を有する固定側
型部が対向配置されている。前記固定側型板２の内部に
は、キャビティ８およびピンポイントゲート７を介して
スプルー溝１５ａが形成されている。また、前記固定側
取り付け板４には、スプリング１１を介してスプルーブ
ッシュ５が配置され、このスプルーブッシュ５は、取付
けピン１２により僅かな隙間ｈだけ型開閉方向に浮動自
在に取り付けられている。
【０００８】これら固定側取り付け板４およびスプルー
ブッシュ５には、固定側型板２に設けられたスプルー溝
１５ａに連接するスプルー溝１５ｂ，１５ｃが設けら
れ、これらのスプルー溝１５ａ，１５ｂ，１５ｃでスプ
ルー孔１５が形成されている。このスプルー孔１５は、
前記ピンポイントゲート７からプレス側ノズル１３に向
け断面が大となるテーパ状に形成されている。
ブッシュ５には、固定側型板２に設けられたスプルー溝
１５ａに連接するスプルー溝１５ｂ，１５ｃが設けら
れ、これらのスプルー溝１５ａ，１５ｂ，１５ｃでスプ
ルー孔１５が形成されている。このスプルー孔１５は、
前記ピンポイントゲート７からプレス側ノズル１３に向
け断面が大となるテーパ状に形成されている。
【０００９】以上により、スプルーブッシュ５は、スプ
ルー孔１５の樹脂注入口にプレス側ノズル１３が当接し
てこれを押し付けることで固定側取り付け板４に密接さ
れ、また、プレス側ノズル１３が樹脂注入口から離反す
れば、スプリング１１の付勢力で隙間ｈだけ型開き方向
に突き出される。
ルー孔１５の樹脂注入口にプレス側ノズル１３が当接し
てこれを押し付けることで固定側取り付け板４に密接さ
れ、また、プレス側ノズル１３が樹脂注入口から離反す
れば、スプリング１１の付勢力で隙間ｈだけ型開き方向
に突き出される。
【００１０】図２（ａ）〜（ｃ）は、成形時の動作状態
を示す図である。すなわち、図２（ａ）のように、型閉
め時、スプルーブッシュ５はノズル１３のタッチ圧で型
閉め方向に固定側取り付け板４に押し付けられ、これに
よりスプルー溝１５ａ，１５ｂ，１５ｃが一体的に連接
され、ノズル１３から射出された溶融樹脂は、スプルー
孔１５、ピンポイントゲート７を介してキャビティ８内
に充填される。
を示す図である。すなわち、図２（ａ）のように、型閉
め時、スプルーブッシュ５はノズル１３のタッチ圧で型
閉め方向に固定側取り付け板４に押し付けられ、これに
よりスプルー溝１５ａ，１５ｂ，１５ｃが一体的に連接
され、ノズル１３から射出された溶融樹脂は、スプルー
孔１５、ピンポイントゲート７を介してキャビティ８内
に充填される。
【００１１】次に、樹脂が固化したら、図２（ｂ）のよ
うに、可動側型板１と固定側型板２とが分離されると共
に、ノズル１３が後退し、スプルーブッシュ５はスプリ
ング１１のバネ力で型開き方向に突き出されると同時
に、その力でゲートの切断とスプルー部１０ａの離型が
行われる。更に、図２（ｃ）のように、製品９を手動で
型の外へ取り出すと共に、前記によりゲートの切断が行
われたスプルー部１０ａを型の外へ取り出す。
うに、可動側型板１と固定側型板２とが分離されると共
に、ノズル１３が後退し、スプルーブッシュ５はスプリ
ング１１のバネ力で型開き方向に突き出されると同時
に、その力でゲートの切断とスプルー部１０ａの離型が
行われる。更に、図２（ｃ）のように、製品９を手動で
型の外へ取り出すと共に、前記によりゲートの切断が行
われたスプルー部１０ａを型の外へ取り出す。
【００１２】
【発明の効果】この発明は以上説明した通り、ピンポイ
ントゲートを有する成形金型において、固定側取り付け
板に弾性体を介し浮動自在に配置したスプルーブッシュ
と、前記ピンポイントゲートから樹脂注入口に向け断面
が大となるテーパ状に形成したスプルー孔とを備え、型
閉め時は前記スプルーブッシュをノズルタッチ圧で型閉
め方向に密接させ、型開き時は前記弾性体によりスプル
ーブッシュを型開き方向に突き出してゲートカットを行
うようにしたことにより、金型構造を簡略化することが
でき、金型コストの低減を図ることができる。
ントゲートを有する成形金型において、固定側取り付け
板に弾性体を介し浮動自在に配置したスプルーブッシュ
と、前記ピンポイントゲートから樹脂注入口に向け断面
が大となるテーパ状に形成したスプルー孔とを備え、型
閉め時は前記スプルーブッシュをノズルタッチ圧で型閉
め方向に密接させ、型開き時は前記弾性体によりスプル
ーブッシュを型開き方向に突き出してゲートカットを行
うようにしたことにより、金型構造を簡略化することが
でき、金型コストの低減を図ることができる。
【図１】本発明に係る成形金型の要部構成を示す図であ
る。
る。
【図２】（ａ）〜（ｃ）は成形時の動作状態を示す図で
ある。
ある。
【図３】（ａ）〜（ｃ）は従来の成形金型による成形時
の動作状態を示す図である。
の動作状態を示す図である。
１ 可動側型板 ２ 固定側型板 ４ 固定側取り付け板 ５ スプルーブッシュ ７ ピンポイントゲート ８ キャビティ １１ スプリング １２ 取り付けピン １３ ノズル １５ａ，１５ｂ，１５ｃ スプルー溝 １５ スプルー孔
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成４年１０月２８日
【手続補正１】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図１】
【図２】
【図３】
Claims (1)
- 【請求項１】 ピンポイントゲートを有する成形金型に
おいて、固定側取り付け板に弾性体を介し浮動自在に配
置したスプルーブッシュと、前記ピンポイントゲートか
ら樹脂注入口に向け断面が大となるテーパ状に形成した
スプルー孔とを備え、型閉め時は前記スプルーブッシュ
をノズルタッチ圧で型閉め方向に密接させ、型開き時は
前記弾性体によりスプルーブッシュを型開き方向に突き
出してゲートカットを行うようにしたことを特徴とする
成形金型。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30252791A JP2999611B2 (ja) | 1991-10-22 | 1991-10-22 | 成形金型 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30252791A JP2999611B2 (ja) | 1991-10-22 | 1991-10-22 | 成形金型 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05124067A true JPH05124067A (ja) | 1993-05-21 |
| JP2999611B2 JP2999611B2 (ja) | 2000-01-17 |
Family
ID=17910040
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP30252791A Expired - Fee Related JP2999611B2 (ja) | 1991-10-22 | 1991-10-22 | 成形金型 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2999611B2 (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002273766A (ja) * | 2001-03-19 | 2002-09-25 | Murata Mfg Co Ltd | 射出成形機 |
| WO2013105335A1 (ja) * | 2012-01-11 | 2013-07-18 | 本田技研工業株式会社 | 射出成形装置及び射出成形方法 |
| CN112117137A (zh) * | 2020-10-29 | 2020-12-22 | 泗阳群鑫电子有限公司 | 一种用于陶瓷电容器芯片的引脚成型设备 |
-
1991
- 1991-10-22 JP JP30252791A patent/JP2999611B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002273766A (ja) * | 2001-03-19 | 2002-09-25 | Murata Mfg Co Ltd | 射出成形機 |
| JP4608793B2 (ja) * | 2001-03-19 | 2011-01-12 | 株式会社村田製作所 | 射出成形機 |
| WO2013105335A1 (ja) * | 2012-01-11 | 2013-07-18 | 本田技研工業株式会社 | 射出成形装置及び射出成形方法 |
| JP2013141777A (ja) * | 2012-01-11 | 2013-07-22 | Honda Motor Co Ltd | 射出成形装置及び射出成形方法 |
| CN112117137A (zh) * | 2020-10-29 | 2020-12-22 | 泗阳群鑫电子有限公司 | 一种用于陶瓷电容器芯片的引脚成型设备 |
| CN112117137B (zh) * | 2020-10-29 | 2021-11-16 | 泗阳群鑫电子有限公司 | 一种用于陶瓷电容器芯片的引脚成型设备 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2999611B2 (ja) | 2000-01-17 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |