JPS63293027A

JPS63293027A - 射出圧縮成形用金型

Info

Publication number: JPS63293027A
Application number: JP12887287A
Authority: JP
Inventors: Nobuo Morikita; 信夫森北
Original assignee: Sumitomo Heavy Industries Ltd
Current assignee: Sumitomo Heavy Industries Ltd
Priority date: 1987-05-26
Filing date: 1987-05-26
Publication date: 1988-11-30

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は、キャビティ内に樹脂を充填完了後キャビティ
を形成する金型の一部（圧縮入子）を前進させて樹脂を
圧縮する射出圧縮成形用の金型に関するものである。

（従来の技術とその問題点）一般に射出圧縮成形法による成形品は、圧縮されない単
なる射出成形法による成形品に比較して金型の面精度の
転写という点で優れている。

しかし、従来の射出圧縮成形法では、第３図囚に示す如
く可動側圧縮入子のみを前進させるケースがほとんどで
あり、第３図（Ｂ）に示す如くその入子前進方向側のエ
ツジ近辺で成形品の面ダレが生じ易い、この面ダレは圧
縮力を低目にすれば少くできるがなくすことはできない
から、成形品の形状精度は低いという不都合があった。

（発明の目的）本発明は、前記従来の問題点を解決するためになされた
もので、成形品の形状精度の向上を図ることを目的とす
る。

（問題点を解決するための手段）本発明の射出圧縮成形用金型は、固定プラテンに装着さ
れた型板と可動プラテンに装着された型板に夫々圧縮入
子を型締方向に沿って同芯に移動可能に嵌入してキャビ
ティを形成すると共に、可動側圧縮入子を型締方向に移
動させる圧縮装置と、固定側取付板内に中間部支点を中
心として揺動可能に設けられた揺動レバーと、該レバー
の一端部に前記圧縮装置と連動して型締方向に押圧する
駆動ピンを当接させると共に、前記レバーの他端部に固
定側圧縮入子を、支持させたことを特徴とするものであ
る。

（実　施　例）以下、本発明の一実施例を第１図及び第２図にて説明す
る。

図中１は固定側型板で、固定側取付板２を介して固定プ
ラテン３に装着されている。

４は固定側圧縮入子で、前記固定側型板１に型締方向に
沿って移動可能に嵌入され、かつ、前記固定側取付板２
の内側に配置された固定側入子受板５と連結されている
。

６は揺動レバーで、前記固定側取付板２の内側に配置さ
れ、かつ、該レバー６の中間支点Ｏを中心として揺動可
能に中間支点０及び一端部７ａが前記固定側取付板２の
固定プラテン３側内面に当接支持されている。この揺動
レバー６の一端部７ａの反固定プラテン３側には押圧突
起８が設けられ、該押圧突起８には前記固定側入子受板
５が当接している。

９は固定側入子駆動ピンで、前記固定側型板１に型締方
向に沿って移動可能に嵌入され、かつ、前記レバー６の
他端部７ｂに当接係合している。

１０は可動側型板で、可動側取付板１１を介して可動プ
ラテン１２に装着されている。

１３は可動側圧縮入子で、前記可動側型板１０に、前記
固定側圧縮入子と間怠に型締方向に沿って移動可能に嵌
入され、かつ、前記可動側取付板１１の内側に配置され
て後退限位置にある可動側入子受板１４と連結されてい
る。

１５は可動側入子駆動ピンで、前記可動側型板１０に、
前記固定側入子駆動ピン９と同一断面形状を有し、間怠
に型締方向に沿って移動可能に嵌入され、かつ、前記可
動側入子受板１４と連結されている。

そして、この可動側入子駆動ビン１５は、前記固定側入
子駆動ピン９とパーティング面（ｐ。

Ｌ、）にて当接しており、固定側型板１における入子駆
動ピン９用のピン孔１６に嵌入可能となっている。

１７はキャビティで、前記固定側型板１と固定側圧縮入
子４と可動側型板１０と可動側圧縮入子１３とから形成
されている。

１８はスプルー、１９はランナー、２０はゲートで、可
塑化装置２１（ノズルのみ図示）から射出された溶融樹
脂をキャビティ１７に誘導する流路を形成する。

２２はスプールロックピンで、前記可動側型板１０にラ
ンナー１９に臨ませて型締方向に沿い移動可能に嵌入さ
れ、かつ、可動側入子受板１４と連結されている。

２３は圧縮装置（実施例では油圧シリンダ）で、可動プ
ラテン１２に内蔵されており、前記可動側入子受板１４
を型締方向に移動可能となっている。

（作　用）第１図に示す固定側型板１と可動側型板１０の型締め状
態で可塑化装置２１から溶融樹脂を射出してスプルー１
８、ランナー１９及びゲート２０を経てキャビティ１７
に充填し冷却固化させる工程において、ゲート２０の自
然冷却に〜よる樹脂の固化でシールされた後、或いはゲート２０が
機械的な遮断でシールされた後、キャビティ１７内の樹
脂の固化前、圧縮装置２３により可動側入子受板１４を
型締方向に前進させると、可動側圧縮入子１３と可動側
入子駆動ピン１５は可動側入子受板１４と同じ量だけ型
締方向に移動される。固定側入子受板ピン９は可動側入
子駆動ピン１５に押動させられて、揺動レバー６は支点
Ｏを中心として第１図の上側部分では時計回り方向に回
転させられ、揺動レバー６の一端部７ａに設けた押圧突
起８により固定側入子受板５を押動し、該受板５に装着
された固定側圧縮入子４は反型線方向に移動する。

従って、成形品は第２図に示す如くその固化前に可動側
と固定側から圧縮されることになる。

ところで、前記した揺動レバー６の支点０から入子駆動
ピン当接点までの長さをＩＩ、入子受板当接点までの長
さを１２、可動側圧縮入子１３の移動量をＬｌ、固定側
圧縮入子４の移動量を１ｔとすれば、次式％式％が成立するから、ｅ　ｚ／　ｉ　＋によって可動側圧縮
入子Ｉ３の移動量１．に対して固定側圧縮入子４の移動
量ｔ２を調整することができる（実施例はｌ、／ｌ、＝
１でｔｚ−Ｌｌとした場合）、従って、成形品の形状に
対して容易に対応し得る。

成形品の射出圧縮成形後、可動プラテン１２を後退させ
て型開きを行うと、成形品は可動側キャビテイ面に付着
して移動される。この時、固定側圧縮入子４はこの成形
品に付着して可動側に反型線方向にさらに移動し、該圧
縮入子４の後部が固定側型板１に当接して停止すると同
時に圧縮入子４と成形品は離れる０次に型開き後、圧縮
装置２３によって可動側圧縮入子１３をさらに型締方向
に移動させると、成形品は可動側型板１０内から突出さ
れ排出される。

可動側圧縮入子１３を圧縮成形前の元の位置まで後退さ
せて型締めを行い溶融樹脂を射出すれば、そのキャビテ
ィ１０内樹脂圧で固定側圧縮入子４が後退してレバー６
と当接し、これを圧縮時と反対の方向に回転させるから
、前記第１図に示す型締め状態が得られる。従って、前
記の射出圧縮成形作業を繰返すことができる。

（発明の効果）一以上の通り本発明は、成形品を可動側からばかりでな
く固定側からも圧縮するから、面ダレの傾向は可動側及
び固定側のいずれも略同じくなり、夫々のダレ量も従来
の可動側からのみの圧縮方法に比べて半分以下となると
共に、圧縮力も前記従来の金型に比べて少くて済み、そ
の分残留応力も低減させ得るから、成形品の形状精度を
確実に向上させることができる。また、固定側圧縮入子
を反型線方向に移動させるために入子駆動ピン及び揺動
レバーよりなる連動機構を設けたから、可動側の１個の
圧縮装置だけで足りると共に、揺動レバーの支点間長さ
比によって成形品の形状に容易に対応できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す断面図、第２図は成形
品の圧縮成形原理図、第３図囚は従来例での成形品の圧
縮成形原理図、同図０３）は同従来例での面ダレ状況を
示す概要図である。１・・・固定側型板、２・・・固定側取付板、４・・・
固定側圧縮入子、５・・・固定側入子受板、６・・・揺
動レバー、７ａ、７ｂ・・・端部、８・・・押圧突起、
９・・・固定側入子駆動ピン、１０・・・可動側型板、
１１・・・可動側取付板、１３・・・可動側圧縮入子、
１４・・・可動側入子受板、１５・・・可動側入子駆動
ピン、１６・・・ピン孔、１７・・・キャビティ、２３
・・・圧縮装置。第１ｒｊＪ

Claims

【特許請求の範囲】

固定プラテンに装着された型板と可動プラテンに装着さ
れた型板に夫々圧縮入子を型締方向に沿って同芯に移動
可能に嵌入してキャビティを形成すると共に、可動側圧
縮入子を型締方向に移動させる圧縮装置と、固定側取付
板内に中間部支点を中心として揺動可能に設けられた揺
動レバーと、該レバーの一端部に前記圧縮装置と連動し
て型締方向に押圧する駆動ピンを当接させると共に、前
記レバーの他端部に固定側圧縮入子を支持させたことを
特徴とする射出圧縮成形用金型。