JPH05123A - 電気掃除機 - Google Patents

電気掃除機

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JPH05123A
JPH05123A JP20023691A JP20023691A JPH05123A JP H05123 A JPH05123 A JP H05123A JP 20023691 A JP20023691 A JP 20023691A JP 20023691 A JP20023691 A JP 20023691A JP H05123 A JPH05123 A JP H05123A
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五郎 笹井
雅之 ▲高▼木
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】本発明は、電動送風機を内蔵する掃除機本体
に、上面が開口する集塵室を形成してなる電気掃除機に
関し、その目的とするところは、紙袋フィルターの集塵
性能を向上させるにある。 【構成】本発明は、紙袋フィルター22の口板23に設
けた塵埃流入口23aを、集塵室9の開口部28に設け
た支持体21を利用して、集塵室の上面開口部の中心よ
り電動送風側から離れる方向にずらして配設したことを
特徴とするものである。 【効果】本発明によれば、電動送風機の吸込口に面した
紙袋フィルターと塵埃流入口との間の空間が広くなるの
で、長期間吸塵することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電動送風機を内蔵する
掃除機本体に上面が開口する集塵室を形成してなる電気
掃除機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、使い捨ての紙袋を集塵室に設けた
掃除機としては実開昭50−116253号公報に示されるもの
があり、特に掃除機の上面に開口部を設け、この面に使
い捨ての紙袋の取付板を設けている。上面から使い捨て
の紙袋の出し入れをする方式は、紙袋の開口部が上面を
向いており、ゴミもれが無いなど取扱性にすぐれてい
る。この場合、紙袋の取付板の塵埃流入口の位置は、上
面開口の中央部に位置していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例の掃除機においては、塵埃を吸塵するにつれて、次
第に紙袋フィルターの中に塵埃が貯ってゆくが、塵埃流
入口の位置が上面開口部の中央部に位置しているため、
塵埃は、気流の流れに沿って電動送風機側に貯ってゆく
が、その際に、電動送風機側に貯った綿塵などの圧縮性
の塵埃は、後から入って来た塵埃が圧縮(通気抵抗が増
す為に自分自身に圧縮する向きの力が発生する)される
際に塵埃流入口より電動送風機側にその作用が主として
働き電動送風機の反対側は、不十分となってしまい集塵
量が少なくなるという不具合を有していた。
【0004】本発明の目的は、上記の不具合をなくして
集塵容積一杯に綿塵を貯めることができる電気掃除機を
提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は、電動送
風機を内蔵する掃除機本体に上面が開口する集塵室を形
成し、該集塵室の上面開口部に蓋体を開閉自在に設け、
該蓋体にホースを接続する吸込口を設けるとともに、前
記集塵室の開口部に紙袋フィルターの口板を保持する支
持体を設置してなる電気掃除機において、前記紙袋フィ
ルターの口板に設けた塵埃流入口を前記支持体を利用し
て、前記集塵室の上面開口部の中心より前記電動送風機
側から離れる方向にずらして配設することによって、達
成できる。
【0006】
【作用】上面開口部に設けた、紙袋フィルターの口板に
設けた、塵埃流入口を、電動送風機から離れる方向にず
らして配設したことにより、電動送風機の吸込口に面し
た紙袋フィルターと、塵埃流入口間の空間が広くなり、
綿塵などの圧縮性塵埃が貯っていっても、次から次へと
綿塵が圧縮されてゆくので常に塵埃流入口の回りの空間
は、広っており、長期間吸塵することができる。
【0007】
【実施例】以下本発明の実施例について図を用いて説明
する。電気掃除機の本体ケース1は、図1,図2に示す
ように上ケース2と下ケース3を抱き合わせて構成して
いる。
【0008】本体ケース1の前側内部は集塵ケース収納
部9になっている。後側内部には電動送風機4(図1
2)が備えられている。
【0009】下ケース3の前寄り底面には小さな車輪5
が、後部両側には大きい車輪6が設けられている。
【0010】上ケース2の上面中央には持ち運び用ハン
ドル7が、上面後側にはコードリール用の操作ペダル8
が設けられている。
【0011】集塵ケース収納部9には着脱自在なる集塵
ケース10が取り付けられている。集塵ケース収納部9
を塞ぐ外蓋11が上ケース2に開閉自在に取り付けられ
ている。外蓋11と持ち運び用のハンドル7は支軸12
に回転自在に支持されている。
【0012】さて、集塵ケース10は、図4,図6に示
すように、保持用かご13に、不織布であるフィルター
14をかぶせた構成になっている。
【0013】図5,図6を参考にして集塵ケース10の
製法について説明する。まず、フィルター14について
述べる。
【0014】綿飴状になっている2〜5デニールのポリ
エステル類系繊維をシート状にし、これをローラの間に
通して軽く圧縮する。この後、ニードルパンチ用のロー
ラ間に通すことにより、図5の(イ)に示すような不織
布であるフィルター14の素ができる。上側面に起毛が
形成され、下面はほぼ平らになっている。フィルター1
4の厚さは1.5mm 、起毛の高さは約0.5mm である。
【0015】次に集塵ケース10について述べる。
【0016】図6の(ハ)に示すようなフィルター14
の素材を裁断し、その後起毛面を内側にして図6の
(ロ)に示すような箱状に形成し、上端の接合部15を
それぞれ熱溶着する。この箱状のフィルター14の成型
機の金型内に挿入し、保形用かご14を成形するととも
に同時にフィルター14とかご14を一体に形成する。
【0017】保形用かご14は多数の支骨16をもって
いる。この支骨16の大部分がフィルター14の内側に
なるように形成するので、支骨16とフィルター14は
よく結合される。すなわち、支骨16の素材である熱可
塑性樹脂が液状になって金型内に入ったときに、フィル
ター14の起毛内部に流れ込み、そして硬化して支骨1
6が出来上がる。支骨16はフィルター14の起毛の内
部に深く入り、図5の(ハ)に示すように、起毛が支骨
16の中にもぐり込んで結合しているので支骨16とフ
ィルター14の結合は非常に丈夫である。
【0018】なお、熱可塑性樹脂の湯が金型内に流れる
とき、フィルター14の外側に逃げるものがある。外側
にも支骨16が形成される場合があるので、フィルター
14の内側から突出する支骨16の高さは必ずしも同じ
にならないが平均的な突き出し高さは約4mmである。
【0019】集塵ケース10の開口部にはフランジ部1
7が形成されている。フランジ部17には図4に示すよ
うな環状の気密用パッキング10が取り付けられてい
る。
【0020】気密用パッキング18の角部には図10,
図11に示すように上部がラッパ状のインジケータ用パ
ッキング19が一体に形成されている。このパッキング
19の下側筒部は上記フランジ部17に形成されている
穴20に嵌まる。この穴20は、集塵ケース10の外側
に位置している。
【0021】フィルター支え板21は集塵ケース10の
開口部に回転自在に取り付けられている。このフィルタ
ー支え板21は開口部のほぼ半分を塞ぐ大きさをもって
いる。
【0022】集塵ケース10は着脱自在に取り付けられ
る使い捨ての袋状紙フィルター22は取り付け板23が
貼付けられている。取り付け板23は厚い硬紙で形成さ
れ、吸い込み開口23aが形成されている。袋状紙フィ
ルター22は図3に示すように取り付け板23をフィル
ター支え板21と集塵ケース10の開口部縁部にかけ渡
すことにより集塵ケース10内にセットされる。この状
態では、吸い込み開口23aの位置は、図12のように
開口部の中央よりも前側すなわち、電動送風機とは離れ
る方向に位置している。
【0023】外蓋11の内部には予備の紙フィルター2
2を納めるフィルター収納室24が形成されている。収
納室24の蓋25は支軸26をもって外蓋11に取り付
けられている。中蓋27は外蓋11の内側にねじ止めさ
れている。
【0024】外蓋11の前側に設けられているホース接
続口28の奥側には連通管29が接続されている。連通
管29の吐出口は外蓋11を閉じたときに前記紙フィル
ター22の取り付け板23に形成されている吸い込み開
口に挿入されるようになっている。
【0025】連通管29の吐出口を取り囲むようにして
中蓋27の下面に取り付けられている吸い込み用のシー
ルパッキング30は、外蓋11を閉じたときに紙フィル
ター22の取り付け板23に密着し、取り付け板23に
形成されている吸い込み開口を取り囲むような状態に置
かれる。
【0026】中蓋27の上面には連通管29が一体に形
成されているとともにインジケータの装置も設けられて
いる。すなわち、図4に示すように、表示管31を支持
する支持台32が中蓋27に一体に形成されている。可
撓性のパイプ33は一端が表示管31に、他端が中蓋2
7に接続されている。パイプ33の表示管31側は角
形,中蓋27側は円形になっている。中蓋27側の接続
は図11によく示している。
【0027】中蓋27の上面にインジケータの装置がま
とまって設けられているので、インジケータ装置の組立
が容易である。中蓋27を外蓋11に取り付けると、表
示管31は外蓋11に形成した下窓34に臨む。
【0028】図11に示すように、外蓋11を閉した時
には、パイプ33の接続されている中蓋27のところの
連通穴34は前記集塵ケース10に設けられているイン
ジケータ用パッキング19に接合する。こうして、表示
管31は集塵ケース収納部9に連通される。そしてイン
ジケータ用パッキング19の上側はラッパ状になってい
るので、中蓋27の下面に気密がよく取れるように接す
る。このため表示管31は集塵ケース収納部9の負圧を
よく表わす。
【0029】下ケース3の前側にはクランプ35が設け
られている。このクランプ35は支持軸36に回転自在
に支持されている。クランプ35の係合爪37は外蓋1
1の前側に形成した係合凹部38に係合する。これによ
り外蓋11は開かないのである。クランプ35に設けた
ばね39に抗してクランプ35を操作し、係合爪37を
係合凹部38から外すと、外蓋11は支軸12のところ
に設けられているばね(図示せず)の力により開かれる
のである。
【0030】本体ケース1の集塵ケース収納部9の奥側
には仕切板40が設けられている。この仕切板40は、
図4,図7に示すような構成になっている。仕切板40
は通気穴41が形成されるとともにカム台42が回転自
在に取り付けられている。カム台42の取り付けられて
いる伝達ギヤー43は仕切板40の裏面側に置かれてい
る。仕切板40はこれらの表面側が集塵ケース収納部9
側になるようにして取り付けられている。
【0031】仕切板40の裏面側には表面側に向けて大
きく凹んだ除塵子収納部44が形成されている。除塵子
収納部44には通気穴41は設けられていない。除塵子
収納部44に取り付けられる除塵子45は自由端がカム
台42側にあたる除塵子収納部44の側壁に形成した窓
46からカム台42側に突き出している。除塵子45の
固定部側は除塵子収納部44に形成した支持部に支持さ
れている。この支持部は図7および図8に示すように、
係止片47および係止ボス48とから構成されている。
係止片47および係止ボス48は仕切板40と一体に形
成されている。係止片47の先端に係止爪49が形成さ
れている。係止片47と係止ボス48の間にスリットが
形成されている。除塵子45は固定部がわん曲に形成さ
れている。このわん曲部をスリットに嵌め込むことによ
り、除塵子45は取り付けられる。係止片47はプラス
チックで多少たわみ易く形成される。係止爪49の外側
はスリット寄りの方が斜面にしている。このため、わん
曲部をスリットに押し込む際、係止片47はスリットが
開くように逃げるので容易にわん曲部はスリットに挿入
される。入ってしまうと、係止爪49によりわん曲部は
スリットより抜け出ないのである。なお、係止ボス48
の外端側も係止片49と同様、斜面にすると、わん曲部
のスリットへの挿入がより楽に行なわれるのである。
【0032】除塵子45はわん曲部のすぐ脇の端部が図
示不明ではあるが除塵子収納部44に設けられている係
合スリットに差し込まれている。
【0033】除塵子45は、わん曲部が係止ボス48と
係止片47にて挾持されているので、長手方向の固定が
とられる。手前側への抜け止めは前述したように係止片
49にて行なわれる。さらにわん曲部のすぐ脇の端部が
前述したように係合スリットに差し込まれているので、
先の長手方向固定と一緒になって除塵子45の固定部側
は仕切壁に確実に固定される。またねじを用いないで除
塵子45を取り付けるので組立性がよい。
【0034】除塵子45はばね性に富む鋼材で形成され
ている。除塵子45の自由端側は窓46の高さの範囲で
振子する。窓46の両側は除塵子45が振子する際の案
内部になっているので、除塵子45の自由端は横ぶれな
く振子するのである。
【0035】仕切壁40は表面側と裏面側に抜く二つの
金型によりプラスチックで形成するので、窓46および
係止片のところは型抜きのできる構造になっている。す
なわち、係止片47のつけ根のところはスリット側にあ
たるところが少なくとも係止片49が見合う大きさだけ
開口になっている。また窓49の底50のところは、少
なくとも窓46の板厚分だけ除塵子収納部44の角部が
裏面側に抜けている。
【0036】コードリール51は、図7に示すように、
電源コード52が巻装されている。コードリール51は
ばね(図示せず)が設けられているので、電源コード5
2の巻き取りはばねの力で自動的に行なわれる。
【0037】このコードリール51にはギヤー53が形
成されている。このギヤー53は前記伝達ギヤー43と
かみ合う。コードリール51を回わすと伝達ギヤー43
を介してカム台42が回わされ、カム台42の回転によ
り除塵子45が振子されるのである。このカム台42に
関して説明する。
【0038】図8に示すように伝達ギヤー43の軸ボス
54は四角の係合穴55が形成されている。カム台42
の中央裏面には一対の係合片56が一体に形成されてい
る。係合片56の先端には頭部にテーパー部をもつ係合
爪57が形成されている。係合片56を係合穴55に挿
入すると係合爪57が伝達ギヤー43の裏面に突き出て
るとともに係合爪57が係合穴55の開口縁部に係合す
る。こうした仕切板40に取り付けられた伝達ギヤー4
3とカム台42は結合される。
【0039】係合片56が四角の係合穴55に入ること
により、伝達ギヤー43とカム台42は回り止めが行な
われる。また係合片56を係合穴55に差し込む際に、
係合爪57の頭部がテーパーになっているので、係合片
56は内方にたわみ、容易に上記に差し込みは行なわれ
るのである。
【0040】カム台42の表面にはカム58を回転自在
に支持する支軸59が一体に形成されている。支軸59
はカム台42の回転中心からずれた位置に設けられてい
る。支軸59の先端には抜け止めのかさ60が形成され
ている。支軸59の脇にカム58の回転角度を規制する
カムストッパー61が設けられている。
【0041】支軸59にはカム58に一方向の力を附与
するカムばね62が取り付けられる。カム58には支軸
59に嵌め込む支軸穴63が形成されている。支軸穴6
3はかさ60を通せる形状になっている。カムばね62
およびカム58を支軸59に取り付けると、カムばね6
2の一端に形成されているフック64はカム58の肩に
係合するとともに他はカムストッパー61に形成されて
いる溝65に係合する。こうして取り付けられたカム5
8はカムばね62により、一方に力が附与されているの
である。
【0042】さて、このカム58と除塵子45との関係
であるが、図9の(イ)に示すように集塵ケース10を
集塵ケース収納部9に納めない時には、除塵子45の自
由端がカム58に係合しない。
【0043】集塵ケース10を集塵ケース収納部9に納
めると、集塵ケース10の外側である背面に形成されて
いる加振突起66が除塵子45を上から押し下げる。こ
れを図9の(ロ)に示している。
【0044】除塵子45が少し押し下げられると、除塵
子45にカム58が係合するようになる。すなわち、図
9の(イ)に示すときには、除塵子45の先端がカム台
42およびカム58の先端よりも外方に位置している。
しかし、図9の(ロ)に示すものにおいては、除塵子4
5の先端がカム58の先端よりも内側に位置するので、
図9の(ハ),(ロ)に示すようにカム台42が回転す
るとカム58が除塵子45に係合することになる。
【0045】(ハ)に示す方向にカム台42が回転する
と、除塵子45はカム58により引き下げられる。さら
にカム台42が回転するとカム58の先端から除塵子4
5が外れ除塵子45はそれ自体のもつばね力で急激に元
の状態に戻る。これにより、加振突起66は除塵子45
にてたたかれる。この時に発生する振動が集塵ケース1
0が振わせる。集塵ケース10の内部に収納されている
紙フィルター20も同時に振動する。紙フィルター20
および集塵ケース10の除塵が一緒に行なわれるのであ
る。加振突起66は集塵ケース10の保形用かご13と
一体に形成されているので、集塵ケース10は加振突起
66から離れているところもよく振動するので上記除塵
は局部にかたよらず、全体にわたりよく行なわれるので
ある。
【0046】カム台42が(ニ)の方向に回転したとき
には、除塵子45にカム58が触してもカム58が回わ
って逃げてしまうので、除塵子45は引き下げられな
い。このため除塵子45が加振突起66をたたくことは
生じない。
【0047】上記は主として構造の面から本発明の実施
例を説明したものであるが、次に動作の面から本発明の
実施例について説明する。
【0048】電動送風機4の運転にともない塵埃を含む
空気がホース接続口28,連通管29を通り、紙フィル
ター22内に流入する。粗塵および細塵は紙フィルター
22内に捕集され、空気は紙フィルター22の通気目を
通り、集塵ケース10のフィルター14に向う。紙フィ
ルター22は吹き抜けた細塵はフィルター14で捕えら
れる。フィルター14を通過した空気は仕切壁40の通
気穴41を通り、さらに電動送風機4内を通過して本体
ケース1の外部に放出される。
【0049】紙フィルター22の内面およびフィルター
14の内面に附着した塵埃はコードリール51を回すこ
とにより前述したように除塵が行なわれる。紙フィルタ
ー22内の塵埃が一杯になったら、外蓋11を開き、紙
フィルター22ごとごみ捨てる。そして新しい紙フィル
ター22を集塵ケース10内に取り付けることにより、
再び掃除をすることができる。
【0050】集塵ケース10内に溜る塵埃の量は、紙フ
ィルター22に溜るごみの量に比べ極めて少ないが、こ
こに溜る塵埃は細かい塵埃ばかりであるのでフィルター
14は目詰りは起きやすい。しかし、フィルター14の
塵埃附着部は起毛が形成されているので起毛がないもの
に比べ目詰りが起きずらいのである。すなわち、図5の
(ロ)に示すように細かい塵埃粒子67は起毛の先端で
受け止められたり、あるいは起毛の間に入る状態で附着
し、塵埃粒子同志の密着が割合少なくなるのである。起
毛のつけ根に塵埃粒子が附着してしまうことも割合少な
いのである。起毛のない平らな面をもつフィルターのも
のにおいては、塵埃粒子がたがいに密着しつつフィルタ
ーの通気面に密着してしまうのでフィルターの目詰りが
生じ、直きに吸込性能が悪くなるのである。しかし、本
発明のものにおいては上記のように起毛の作用により、
目詰りが起きずらく、吸込性能の向上が得られるのであ
る。
【0051】
【発明の効果】ゆえに、本発明によれば、集塵性能の良
好で経済的な掃除機を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】電気掃除機本体の斜視図。
【図2】集塵ケース収納部側を破断した電気掃除機本体
の側面図。
【図3】外蓋を開き、集塵ケースを外して、並べて置い
た状態の斜視図。
【図4】集塵ケース、中蓋および仕切壁を分解した状態
の斜視図。
【図5】集塵ケースの要部拡大図。
【図6】集塵ケースの製造行程を示す概略図。
【図7】集塵ケース,仕切壁およびコードリールを並べ
た分解斜視図。
【図8】除塵子およびカム台の関連部品を分解した斜視
図。
【図9】カムの動作を示す図。
【図10】気密パッキングをインジケータ用パッキング
のところにスポットをあてた拡大斜視図。
【図11】インジケータ用パッキングと中蓋とのシール
状態を示す拡大断面図。
【図12】集塵ケース,電動送風機およびコードリール
との関係を吸い込み状態の点からまとめた概略図。
【符号の説明】
1…掃除機本体、4…電動送風機、9…集塵室、11…
蓋体、21…支持体、22…紙袋フィルター、23…口
板、23a…塵埃流入口、28…吸込口。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】電動送風機を内蔵する掃除機本体に上面が
    開口する集塵室を形成し、該集塵室の上面開口部に蓋体
    を開閉自在に設け、該蓋体にホースを接続する吸込口を
    設けるとともに、前記集塵室の開口部に紙袋フィルター
    の口板を保持する支持体を設置してなる電気掃除機にお
    いて、前記紙袋フィルターの口板に設けた塵埃流入口を
    前記支持体を利用して、前記集塵室の上面開口部の中心
    より前記電動送風機側から離れる方向にずらして配設し
    たことを特徴とする電気掃除機。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11490773B2 (en) * 2018-10-30 2022-11-08 Shop Vac Corporation Filter system for a vacuum cleaner

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58143653U (ja) * 1982-03-19 1983-09-28 東芝テック株式会社 電気掃除機

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US11490773B2 (en) * 2018-10-30 2022-11-08 Shop Vac Corporation Filter system for a vacuum cleaner

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