JPH0512373B2 - - Google Patents

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JPH0512373B2
JPH0512373B2 JP60269489A JP26948985A JPH0512373B2 JP H0512373 B2 JPH0512373 B2 JP H0512373B2 JP 60269489 A JP60269489 A JP 60269489A JP 26948985 A JP26948985 A JP 26948985A JP H0512373 B2 JPH0512373 B2 JP H0512373B2
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JP
Japan
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weight
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coating
composition
coating composition
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JP60269489A
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JPS62131032A (ja
Inventor
Masanari Ookawa
Nobuo Takezawa
Juichi Urasaki
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dainichiseika Color and Chemicals Mfg Co Ltd
Original Assignee
Dainichiseika Color and Chemicals Mfg Co Ltd
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Publication date
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  • Processes Of Treating Macromolecular Substances (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)
  • Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野) 本発明は、高い隠ぺい力を有する紫外線硬化性
被覆組成物の硬化方法に関するものであり、更に
詳しくは、高隠ぺい性熱性硬化樹脂塗料組成物と
光硬化性樹脂組成物とから成る被覆組成物の効果
的な紫外線硬化方法に関するものである。 (従来の技術) 従来、光、特に紫外線により硬化する印刷イン
キや被覆組成物は多数公知であり、その有用性も
すでに周知である。しかしながら、未だ未解決の
多数の問題が残されており、そのうち一つは着色
の問題である。 (発明が解決しようとする問題点) すなわち、顔料を高濃度に配合した着色紫外線
硬化性被覆組成物は、その物に配合された大部分
の顔料が紫外線吸収性ないしは紫外線不透過性で
あるため、基材に塗工して紫外線を照射すると、
基材に接している内部まで充分に硬化せず、その
ため塗膜の密着不良、硬度低下、剥離等の現象が
生ずる欠陥があつた。 かかる理由により従来の着色紫外線硬化性被覆
組成物の硬化においては、紫外線の不透過部分の
硬化対策として、熱硬化性触媒(パーオキサイド
類等)を加えるなどして、塗料系全体を硬化させ
るなどの方法があるが、作業性、安定性、塗膜物
など不満足な点が多い。 本発明者等は前記せる問題点を解決すべく鋭意
研究を行なつた結果、高隠ぺい性の熱硬化性樹脂
組成物と光硬化性組成物を特定の割合で混合した
被覆組成物を特定の硬化方法、すなわち、第一段
階で赤外線照射による一次硬化を行ない、第二段
階で紫外線照射による硬化を行なうことによつ
て、特に各種金属基材との接着性にすぐれまた塗
膜の硬度、耐溶剤性、可撓性、にすぐれた高隠ぺ
い性の着色被覆物が得られることを知見して本発
明を完成した。 (問題点を解決するための手段) すなわち、本発明は、アミノ−オイルフリーア
ルキド系高着色塗料(A)と、多官能性オリゴマーを
光硬化性樹脂成分の70重量%以上含有し且つ光重
合開始剤を含有する光硬化性樹脂組成物(B)とを、
固形分重量比でA:Bが95:5〜50:50になるよ
うに配合して得た被覆組成物を基材に塗工した
後、まず赤外線照射を行い、次いで紫外線照射を
行うことを特徴とする紫外線硬化性被覆組成物の
硬化方法である。 本発明を詳細に説明すると、 本発明で用いる高隠ぺい性熱硬化性樹脂塗料組
成物(A)とは、アミノ−アルキツド樹脂着色塗料、
マレイン化ロジン変性アルキツド樹脂塗料、フエ
ノール樹脂変性アルキツド樹脂塗料、等の塗料で
あり、好ましくは、オイルフリーアルキドにブチ
ルエーテル化メラミン、ブチルエーテル化ベンゾ
グアナミンなどを配合した、アミノ−オイルフリ
ーアルキド系の高着色塗料が望ましい。これらの
塗料には有機顔料、無機顔料が配合されていて高
い隠べい力をもつ塗料組成物であり、塗膜の被塗
物界面部(最下層)には、紫外線硬化するに充分
な量の紫外線が到達せず、紫外線硬化性樹脂の硬
化が起こらないか、または不完全な状態になる程
度の紫外線しや断性を有する隠ぺい性熱硬化性樹
脂塗料を意味する。 また前記の高隠ぺい性熱硬化性樹脂塗料に配合
せしめる光硬化性樹脂組成物(B)とは、すでに公知
の材料であり、光硬化性樹脂光重合開始剤を主成
分とするものよりなり、他に顔料、充填剤、添加
剤、溶剤類等を必要に応じて用いたものよりな
る。 その光硬化性樹脂の代表例としては、その分子
構造中にラジカル重合な可能な不飽和二重結合を
有する比較的低分子量のポリエステル樹脂、ポリ
エーテル樹脂、アクリル樹脂、エポキシ樹脂、ウ
レタン樹脂、アルキツド樹脂、多価アルコール等
の多官能化合物のアクリレート、メタクリレート
等のオリゴマーまたはプレポリマー、及び反応性
としてエチメアクリレート、エチルヘキシルアク
リレート、スチレン、メチルスチレン、N−ビニ
ルピタリドンなどの単官能モノマー並びに多官能
性マノマー、例えば、トリメチロールプロパント
リアクリレート、ヘキサンジオールジアクリレー
ト、ジエチレングリコールジアクリレート、ジペ
ンタエリスリトールヘキサアクリレート、ネオペ
ンチルグリコールジアクリレートなどを含有する
ものであつて、これらの成分は単独又は混合物と
して使用される。本発明に於ては、上記のような
多官能性のオリゴマーを光硬化性樹脂成分の70%
(重量)以上占めるように使用することが望まし
い。光重合剤開始剤としては紫外線のエネルギー
によりフリーラジカルを発生する化合物であつ
て、ベンゾイン、ベンゾフエノン、アセトフエノ
ンまたはそれらのエステルなどの誘導体、チオキ
サンソン誘導体などがあり、これらの1種または
2種以上の組合せにより使用できる。 但し、過酸化ベンゾイルなどの有機過酸化物、
アゾビス−イソブチルニトリルなどが熱によりラ
ジカルを発生し易いものは好ましくない。 また前記の光硬化性樹脂組成物には、塗膜の隠
ぺい性が不足する場合には必要に応じて顔料を0
〜60重量部用いることができる。 本発明における高隠ぺい性熱硬化性樹脂塗料組
成物(A)と光硬化性樹脂組成物(B)の配合比率は95:
5〜50:50であり、B成分が5以下では光硬化性
樹脂による塗膜物性の改良効果が少なく、表面硬
度、耐溶剤性に劣る。またB成分が50以上の場合
は、塗膜接着界面付近の硬化不充分となり密着性
低下、可撓性不良など塗膜物性低下を示すように
なり、また紫外線硬化時に内部塗膜強度が弱いた
め表面収縮によるちぢみ現象が出るので好ましく
ない。 本発明においては紫外線照射を行なう前に赤外
線照射を実施するが、赤外線としては2〜20μの
波長を含む遠赤外線を発生するものが好ましい。
赤外線の照射量は、塗装塗膜が半硬化状態となり
塗膜が指触でタツクフリーになる程度で充分であ
る。 遠赤外線の出力にもよるが、30秒〜3分間程度
の照射時間で充分である。 また、紫外線照射は高圧水銀灯、出力80〜
160w/cmのもの、またはメタルハライドランプ、
出力120〜160w/cm程度の高出力のものを用いる
実施例により、本発明を具体的に説明する。 参考例 1 高隠ぺい性熱硬化性樹脂塗料組成物(A)の調整 オイルフリーアルキシド樹脂(キシロール60重
量%溶液) 125重量部 ブチルエーテル化ベンゾグアナミン樹脂(キシ
ロール60重量%溶液) 33重量部 エポキシ樹脂(商品名;エポン1001MIBK30重
量%溶液:シエル社製品) 30重量部 ルチル型二酸化チタン 70重量部 弁 柄 20重量部 ポリエチレンワツクス 3重量部 シリコン 0.1重量部 P−トルエンスルホン酸 0.2重量部 上記各成分を3本ロールミルで3回混練して、
高隠ぺい性熱硬化性樹脂塗料組成物(A)を得た。 参考例 2 光硬化性樹脂組成物(B)の調整 エポキシアクリレート 30重量部 ポリエステルアクリレート 50重量部 トリメチロールプロパンアクリレート 20重量部 炭酸カルシウム 20重量部 ルチル型二酸化チタン 20重量部 ポリエチレンワツクス 3重量部 シリコン 0.1重量部 ベンゾフエノン 2重量部 2,2′−ジメトキシ2−フエニルアセトフエノ
ン 2重量部 イソプロピルチオキサンソン 0.2重量部 上記各成分を3本ロールミルで混練し、着色ペ
ーストとし、この着色ペースト100重量部に溶剤
(トルエン30部、酢酸ブチル20部、エチルセロソ
ルブ20部、イソプロピルアルコール30部)100重
量部を加えて、光光硬化性重量部組成物(B)を得
た。 実施例 1 参考例1で得た高隠ぺい性熱硬化性樹脂塗料組
成物(A) 100重量部 ウレタンアクリレートプレポリマー(参考例2
の混合溶剤50重量%溶液) 40重量部 ジエトキシアセトフエノン 0.5重量部 2−ヒドロキシ−2−メチル−1−フエノニル
プロパン1オン 0.5重量部 上記各成分を均一に溶解混合する。次いで該混
合物100重量部にラツカーシンナーを50重量部加
えて、粘度12秒(イワタカツプ、20℃)のの被覆
組成物を得た。 上記の被覆組成物をボンデライト鋼板にエアー
スプレーで乾燥皮膜が15〜20μとなるように塗装
し、60℃の熱風で1分間乾燥し、次いで遠赤外線
ヒーター(2Kw/30cm×30cm、距離20cm)で60
秒間加熱した。更に高圧水銀灯(160w/cm高さ
15cm)を用い、コンベア速度3m/minで2回通
過させて硬化塗膜を得た。 得られた塗膜の物性を第1表に示す。 実施例 2 参考例1で得た塗料組成物(A) 100重量部 参考例2で得た光硬化性樹脂組成物(B) 80重量部 上記各成分を均一に混合し、この混合物にラツ
カーシンナー50重量部を加えて粘度11.5秒(イワ
タカツプ 20℃)の被覆組成物を得た。この被覆
組成物をボンデライト鋼板に実施例1と同様に塗
膜を形成した。 得られた塗膜の物性を第1表に示す。 比較例 1 比較のため、参考例1で調製した塗料組成物(A)
100重量部をラツカーシンナー50重量部で稀釈し
て、これをボンデライト鋼板に実施例1と同様に
して塗膜を形成した。 得られた塗膜の物性を第1表に示す。 比較例 2 参考例2で調製した光硬化性塗料組成物(B)をボ
ンデライト鋼板に実施例1と同様にして塗膜を形
成した。 得られた塗膜の物性を第1表に示す。
【表】
【表】 (作用効果) 本発明の硬化方法では、被塗物界面即ち、塗膜
の下面に紫外線が達つしないため、この部分の光
硬化性樹脂組成物は、不完全反応であり、この部
分の物性は熱硬化性樹脂の物性に依存する。そし
て塗膜の表面部分は光硬化性樹脂の硬化によつて
高密度架橋塗膜が形成される。そのため第1表の
結果からも明らかなように本発明に係る方法によ
ると、硬度、密着性、可撓性および耐溶剤性良好
な高隠ぺい性の着色塗膜をボンデライト鋼板等の
基材に設けることができる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 アミノ−オイルフリーアルキド系高着色塗料
    (A)と、多官能性オリゴマーを光硬化性樹脂成分の
    70重量%以上含有し且つ光重合開始剤を含有する
    光硬化性樹脂組成物(B)とを、固形分重量比でA:
    Bが95:5〜50:50になるように配合して得た被
    覆組成物を基材に塗工した後、まず赤外線照射を
    行い、次いで紫外線照射を行うことを特徴とする
    紫外線硬化性被覆組成物の硬化方法。
JP26948985A 1985-12-02 1985-12-02 紫外線硬化性被覆組成物の硬化方法 Granted JPS62131032A (ja)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5217112B2 (ja) * 2005-05-24 2013-06-19 Jsr株式会社 硬化性組成物、硬化膜、反射防止膜積層体及び硬化膜の製造方法

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JPS54112945A (en) * 1978-02-23 1979-09-04 Iwasaki Electric Co Ltd Curing method of ultraviolet curable ink and coating materials
JPS57119959A (en) * 1981-01-16 1982-07-26 Sumitomo Chem Co Ltd Curable coat composition

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